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更新日:2022年8月23日

知事会見(令和4年(2022年)1月7日(金曜日)15時30分~15時58分 会場:県庁)

項目

阿部知事からの説明

  1. 補正予算案について
  2. ワクチン接種に関する分析結果について

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取材者からの質問

  1. 新型コロナウイルス感染症への対応について

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本文

阿部知事からの説明

 1 補正予算案について

長野県知事 阿部守一
 それでは、私から冒頭2点お話ししたいと思います。まず、1点目は1月14日の臨時県議会に提案する補正予算案について、午前中の部局長会議で決定しましたのでお伝えしたいと思います。資料(会見資料1)をお配りしていると思いますけれども、今回の補正予算の柱は大きく六つです。一つは、「新型コロナウイルス感染症から県民の暮らしを守る」、「産業の下支えとコロナ禍からの復興」、3点目が「災害に強い県づくり」、そして「脱炭素社会の構築」、さらには「子ども・子育て支援」、「学びの県づくり」、以上六つを柱として直面する課題に取り組むための経費を計上しました。当初予算編成も並行して進めているところですけれども、「15か月予算」という形で令和4年度の当初予算と一体的に編成して、切れ目なく施策を推進していきたいと考えています。補正予算の規模については885億5932万5000円です。昨年2月補正予算の早期議決分が731億円でしたので、それを大きく上回る規模です。まず、新型コロナウイルス感染症から県民の暮らしを守るということで24億円余りを計上しています。主な内容については、ワクチン接種を促進するためのワクチンの個別接種に協力する診療所、あるいは病院に対する接種回数に応じた協力金の支給、そして「信州の安心なお店」の認証店に対する検温器等の無償配布、さらには県立学校、認定こども園等の保健衛生用品の購入を支援して、コロナ対策をしっかり進めていってもらいたいと考えています。また、生活困窮者自立支援金の申請期間の延長、または再支給ということも行っていきます。産業の下支えとコロナ禍からの復興ということで、353億円余を計上しています。まず、飲食事業者等への支援ということで、プレミアム付き食事券の追加発行、「オールNAGANOモール」に登録されたECサイトにおける県産品の送料無料キャンペーン、こうしたことを実施していきます。また、コロナ禍で大変影響を受けているバス、タクシー、地域鉄道事業者、こうした交通関係の皆さまに対する運行継続のための助成を行っていきます。また公共交通、あるいは松本空港の利用を促進するための車両への広告掲出等を実施します。さらに、観光事業者に対する支援ということで、近隣県等からのご旅行をいただく方への割引、あるいは長野県版のGo To トラベル事業の実施に関連する経費、さらにはスキーリフト券の割引販売期間を春スキーシーズンまで延長します。また、体験型修学旅行等誘致促進事業ということで、SDGs(エスディージーズ/国連が定めた持続可能な開発目標)に結び付けて学びを深める体験型の修学旅行についても支援をしていきたいと考えています。単なる一過性の取り組みではなく、継続的に修学旅行のお客さまを呼び込んでくることができるように取り組んでいきたいと考えています。産業のコロナ禍からの復興を図るための取り組みということで、アフターコロナを見据えて、地域内でのバリューチェーン(価値連鎖)構築に向けて、県内の中核企業と中小企業等が連携した製品開発に対する補助、また県産品のグローバル展開に向けた販路開拓への支援を行っていきます。また、善光寺の御開帳、諏訪大社の御柱祭を控えていますので、県として信州観光を復興させようということで、「(信州)復興元年プロモーション事業」ということで各種のプロモーションを行っていきたいと考えています。また、農林業の生産基盤の強化に必要な施設整備や機械の導入等を支援していきます。以上が新型コロナの関連ですけれども、今回の補正を合わせて今年度の新型コロナ感染症対策予算はトータルで約2673億円という形になります。続きまして、災害に強い県づくりです。国の5か年加速化対策を最大限活用して、道路・橋梁(きょうりょう)等の老朽化対策、あるいは流域治水対策など、防災・減災対策を積極的に進めていきます。併せて通学路の安全対策、農林業の生産基盤強化などに取り組むため、403億円余の補助公共事業を補正します。また、信号機の改良や横断歩道の補修など通学路の緊急安全対策、また、アルピコ交通上高地線の橋梁(きょうりょう)復旧に対する支援も松本市と協力して行っていきます。こうした関連経費で約470億円計上します。さらには脱炭素社会の構築ということで、長野県ゼロカーボン戦略に基づいて県庁の議会棟などへ太陽光発電設備を設置していきます。また、他の施設においても導入に向けた調査、設計を行っていきます。さらには自然循環型農業の定着促進ということで化学農薬を削減した有機農業などを広めていきます。こうした経費として1億1400万円余を計上しています。五つ目が子ども・子育て支援です。安心こども基金については、10億円余りを積み増しをします。家事、育児等の不安や負担の軽減を図る包括的な支援体制を構築します。また、特定不妊治療費に対する助成について予算の上積みを行っていくほか、児童養護施設等の職員の処遇改善を図る収入引き上げに対する支援などに取り組む経費として、合わせて12億8500万円余を計上します。最後、学びの県づくりです。学習環境の改善が急務ですので、34校の校舎の修繕、そして117校のトイレ改修など、県立学校の学習環境の向上を図っていきます。また、特別支援学校についても保護者の方からも整備、改善の要望が寄せられていますので、特別支援学校の教室の増設、あるいは断熱改修、さらにはスクールバスの更新や増車に取り組んでいきます。また、県立学校のICT環境整備として、タブレット端末、あるいは電子黒板の整備も進めていきます。こうしたことを合わせて学びの県づくり関連で24億1200万円余を計上します。1月に臨時県議会を招集するのは平成22年度以来11年ぶりになります。昨年末に成立した国の補正予算を最大限活用するとともに、県としての独自の施策もしっかりと進めていきます。こうしたことを通じて、今コロナ陽性者が再び増加基調にありますけれども、コロナ禍の中における県民の皆さまの暮らしと産業をしっかり守っていきたいと考えていますし、また、中長期的な観点からの防災・減災対策の推進、あるいは子ども・子育て支援、あるいは学校の環境整備、脱炭素社会の構築、こうした重要課題にもしっかりと予算付けをして取り組んでいきたいと考えています。県議会で十分ご審議いただいた上で、一日も早く予算成立をさせて執行していけるようにしていきたいと考えています。

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2 ワクチン接種に関する分析結果について

長野県知事 阿部守一
 2点目ですが、ワクチン効果の分析についてです。これもお手元に資料(会見資料3)をお配りしているかと思いますが、2021年7月から9月、いわゆる第5波の間に県内保健所に発生届が提出された陽性者についてのワクチン接種状況の分析等を行いましたのでお知らせしたいと思います。4ページ目、「重症化リスクのない陽性者の重症度経過」というところからお話ししたいと思います。接種された方と接種されていない方を比較した場合ですけれども、未接種者の陽性者については届出時に無症状・軽症の方であっても中等症にいかれる方が2回接種して陽性になった、いわゆるブレークスルー感染の方に比べると割合が高くなっています。7パーセントと3.3パーセントで約倍という状況になっています。次の5ページですが、濃厚接触者が陽性となった割合です。ブレークスルー感染の方が右側、未接種者が左側になっていますけれども、ブレークスルー感染の方についてはワクチン接種が未接種の方に比べて、陽性者1人当たりの濃厚接触者のうち陽性となった方の平均人数が少ないということで、要は、他の方に移す可能性がワクチン接種をされている方の方が少ないデータになっています。以上のことから、ワクチン接種によって重症化が抑制されるということは一般的にもいわれていますが、本県の第5波のデータからもそうしたことがいえると考えていますし、また、周囲の方への感染がワクチン接種をすることで抑えられているという可能性がこのデータから示唆されると考えています。3ページのところは陽性者のワクチン接種状況を書いていますけれども、ご高齢の方のブレークスルー感染の割合が比較的多いという状況になっています。これはワクチンの接種時期もありますし、抗体価はご高齢の方の方が早く下がってきがちだということの表れではないかと思っています。また、直近のデータとしては、12月の届け出陽性者数が78名いますけれども、そのうちブレークスルー感染者が35.9パーセントになっていまして、ブレークスルー感染者の割合が高まってきているのではないかと考えています。そういう意味で、2回目接種から時間が経過することに伴って発症予防効果が低下してきているのではないかと考えています。そういう観点で、改めて県民の皆さまの中で、まだワクチン接種されていない方についてはぜひ接種の検討をお願いしたいと思いますし、また、追加接種がこれから順次本格化していくわけですけれども、ぜひ追加接種を検討いただき、またその場合にはファイザーとモデルナの両方がありますけれども、そのとき接種できるワクチンでできるだけ速やかに接種をいただくようご検討いただければありがたいと思っています。私からは以上です。

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取材者からの質問

 1 新型コロナウイルス感染症への対応について

日本放送協会(NHK) 牧野慎太郎 氏
 まだ県内的にはだいぶ先の話になるかと思うのですけれども、全国的に見ると、沖縄をはじめとしてまん延防止等重点措置を県から要請されるところも出ているような状況になっているかと思います。特にオミクロン株は感染力が強いといわれていますけれども、県としてどういった段階になったらまん延防止等重点措置だったりとか、そういった要請をされていかれるのお考えなのか、今の時点で考えていらっしゃるところがあればお伺いしたいです。

長野県知事 阿部守一
 常にあらゆる選択肢を排除せずに、最適な対応をしていきたいと思っています。そういう意味では、まん延防止等重点措置についても私としては少し頭の体操をしておかなければいけないと思っています。まん延防止等重点措置を要請するという際には、県としては、一つは医療の逼迫(ひっぱく)状況の見通し、新規陽性者の数ももちろん重要ですけれども、やはり医療負荷、救える命が救えなくなる事態は絶対避けなければいけないと思いますので、そこはしっかり見極めながら時機を失することなく要請が必要な段階になれば要請していきたいと思っています。

日本放送協会(NHK) 牧野慎太郎 氏
 それはちなみに、具体的に病床使用率が例えば50パーセントを超えたりとかというところで、数字的な基準として考えていらっしゃるところというのはあったりしますか。

長野県知事 阿部守一
 今回感染警戒レベルが全県レベル4、レベル5で医療警報、医療非常事態宣言ということで対応させる形にしていますので、感染警戒レベルの状況と、今回特にオミクロン株が本県でも確認され全国でも増えてきていますので、やはり感染拡大のスピードもしっかり見極めながら、早め早めの対策、対応が必要ではないかと思いますので、その時点での状況だけでなくて、トレンドというか拡大のスピード、勢いといったこともしっかり踏まえて対応していきたいと考えています。

日本放送協会(NHK) 牧野慎太郎 氏
 この3連休の間に県内でも成人式が開かれるところが幾つか自治体さんとしてあるかと思いますけれども、それこそ首都圏だったりとか往来も増えるタイミングになるかと思いますが、知事から改めてその辺りの注意喚起があればお願いします。

長野県知事 阿部守一
 まず、県から警報を出していますので、それを踏まえた対応をぜひお願いしたいと思います。例えば成人式の開催等も各市町村それぞれご判断いただいているところですけれども、どちらかというと、いわゆる式典そのものではなくて、その後の友人同士が集まって会食したりするようなところで感染対策をしっかり行っていただきたいと考えています。そして、きょうから不安がある方の無料検査も始めていますので、自分でリスクの高い行動をしてしまったということで不安をお持ちの方は、薬局等で無料検査が行えるようになっていますので、そうしたものもご利用いただくと同時に、少しでも体調が悪いという方は速やかに医療機関に相談して受診をいただければと思っています。

信濃毎日新聞 熊谷直彦 氏
 新型コロナの感染が急拡大している中で、県内観光は最盛期に入っていると思います。旅行割引の信州割の実施について感染拡大の兼ね合いを現段階でどう考えているのか教えてください。

長野県知事 阿部守一
 県としては宿泊等割り引きをしていますけれども、感染警戒レベルが全県で4、あるいは5になったときには新規の予約の停止であったり、利用の停止であったり行っていきたいと思っています。今、全国的に増えている中で長野県だけ例外的な動きをしていく、感染者の動きが他の県と違う形になるのはなかなか難しいところもありますけれども、できるだけ県民の皆さまのご努力、ご協力いただく中で感染抑制を図っていきたいと思っていますが、今申し上げように、今全県の感染警戒レベルがさらに上がっていくということになれば新規予約の停止等を含めてこの割引についても制限をかけていきたいと考えています。

信濃毎日新聞 熊谷直彦 氏
 旅行の割引については岐阜県が隣県を対象にしたキャンペーンを延期するという発表をされていますけれども、長野県についてはどういうお考えでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 県としては今、全県の感染警戒レベルが3の段階になっていますので、これが(レベル)4になった段階で停止する方向で検討していきたいと思っています。

信濃毎日新聞 熊谷直彦 氏
 確認ですが、それは全県で(レベル)4以上になった場合ですか。

長野県知事 阿部守一
 (レベル)4以上になった場合です。

信濃毎日新聞 熊谷直彦 氏
 同様に信州プレミアム食事券の利用制限も今解除されている状況だと思いますけれども、これについてはいかがでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 信州プレミアム食事券についても、今レベル3という状況ですので感染防止対策をしっかり講じていただいた上で会食していただきたいということは呼び掛けていきたいと思っています。こちらについても全県レベル4という形になればプレミアム食事券の販売については停止するように考えているところです。

信濃毎日新聞 熊谷直彦 氏
 販売も停止するということは利用の方はどうなるのでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 利用については飲食、会食については信州プレミアム食事券とは別途一般的な呼び掛けをします。今後仮に陽性者数がどんどん増えていくような場合には今よりもより強い呼び掛けなり要請をしていく可能性もありますが、そうしたものに合わせてご利用いただきたいと思っています。

時事通信社 齋藤開 氏
 本日コロナワクチンの効果のデータをご公表されましたけれど、分析しようと思った狙いであったり、これを今後どのように生かしていきたいかなど、お考えがありましたら教えていただきたいです。

長野県知事 阿部守一
 これまでも第5波まではその都度振り返りを行いましたし、また、新型コロナウイルスの陽性者の状況についても分析してその結果をお伝えしてきたところです。今回第5波は非常に大きな波でしたし、また並行してワクチン接種が進んだ段階でもありますので、ワクチン接種の効果について振り返りをしました。先ほど申し上げたように、今回の結果から幾つか読み取れることがあると思っています。まず、第5波は非常に陽性者が多かったですけれども、陽性者のかなりの割合の方はワクチン未接種者でした。ブレークスルー感染の方の数は非常に少なかった。これはまだワクチン接種が進んでいる段階であったので、明確にワクチン未接種者と接種済者がどうかというところまで断定的に言えないところもありますけれども、やはり一定程度ワクチンの接種で感染が防げているということと、それから一方で、ブレークスルー感染もあり得るということがいえると思っています。また、ご高齢の方ほどブレークスルー感染者の割合が多かったということがありますので、今追加接種を進めているところですけれども、やはり高齢者の方についてはできるだけ早く追加接種を進めていくということが重要だと思っていますので、この結果も踏まえて、そうした取り組みを市町村と一緒に進めていきたいと考えています。また、やはりワクチン接種をされた方は重症化する割合が低いということがいえますし、またワクチン接種をされた方からその他の方に感染させる確率は未接種者に比べると低いということがこのデータから読み取れますので、こうしたデータもお示ししながら、多くの皆さまにワクチン接種をご検討いただくようにしていきたいと思っています。

時事通信社 齋藤開 氏
 今のご発言の中で、高齢者の方に早く接種をしてもらうことが重要だというお話がありましたけれど、さらに接種時期を前倒しするといったお考えとかありますでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 国から示された前倒しの期間がありますので、一般の方は8カ月ですけれども、一般のご高齢の方が7カ月、あるいは高齢者施設等の方は6カ月という形になっていますので、その時期が来ればできるだけ早い段階で接種をいただけるように市町村と一緒に取り組んでいきたいと思っています。
 ありがとうございました。

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