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更新日:2022年3月18日

知事会見(令和3年(2021年)8月12日(木曜日)16時00分~16時48分 会場:県庁)

項目

阿部知事、長野県市長会 牛越会長、長野県町村会 羽田会長、長野県医師会 竹重会長、長野県商工会議所連合会 北村会長、長野県労働組合総連合会 根橋会長、長野県議会 宮本議長、長野県教育委員会 原山教育長からの説明

  1. 新型コロナウイルス感染症への対応について

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取材者からの質問

  1. 新型コロナウイルス感染症への対応について

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本文

阿部知事、長野市長会 牛越会長、長野県町村会 羽田会長、長野県医師会 竹重会長、長野県商工会議所連合会 北村会長、長野県労働組合総連合会 根橋会長、長野県議会 宮本議長、長野県教育委員会 原山教育長からの説明

 1 新型コロナウイルス感染症への対応について

長野県知事 阿部守一
 それでは、今回の宣言、発出する皆さまを代表して趣旨の説明をしたいと思います。まず初めに、今ご紹介した皆さまをはじめ、今回の宣言に賛同いただいている各団体の皆さまに心から感謝を申し上げます。資料(会見資料1-1)をお配りしているかと思いますが、「県民で力を合わせ『デルタ株』感染拡大の危機を乗り越えるために」という紙が付いているかと思います。この会見の場でも何度も繰り返し申し上げきているところですけれども、今、全国においても、そして長野県においても、新型コロナウイルス陽性者が急増しています。特に首都圏等では医療体制が逼迫(ひっぱく)して、首都圏を中心として、災害時と同じような状況になってきつつあると言われています。長野県においては、県民の皆さまが、そして今回この宣言にご賛同いただいている皆さまはじめ、多くの団体、事業者の皆さまのご協力を頂く中で、これまで第1波から第4波まで、救える命が救えなくなるといったような状況を回避してくることができました。すべてのご協力いただいた皆さまに改めて心から感謝を申し上げます。本当にありがとうございます。ただ、今、デルタ株が猛威を振るっている状況です。県内においても、最近の検査によると8割方デルタ株に置き換わってきているという状況があります。長野県においても急速に新規陽性者が増えたということにも現れていますけれども、非常に感染力が強く、急速に感染が拡大する恐れがあります。そういう意味で、今回のデルタ株、第5波に向き合っていく上では、一人でも多くの皆さまのご協力が不可欠だと考えています。今回、この紙の下の方に、「発出者」ということで団体名を記載していますけれども、こうした皆さまと思いを共有し、このたび、共同で宣言を出すこととしました。新型コロナ対策は、行政であったり、団体レベルの取り組みだけでは十分ではありません。お一人お一人の県民の皆さまが、新型コロナウイルスについて、正しい情報の下で適切な行動を懸命に選択いただくということが大変重要だと考えています。そういう意味で、今回の宣言を契機として、われわれ行政はもとより、各団体の皆さまからも、それぞれの関係者の皆さまにこうしたメッセージをしっかり伝えていただくと同時に、今回宣言に参加をしていない団体や企業、あるいは個人の方からも賛同を募って、一緒になってこのデルタ株の第5波を乗り越える、そしてデルタ株と闘っていきたいと考えています。
 「新型コロナ『デルタ株』と闘う県民共同宣言」(会見資料1-2)です。本来であれば賛同いただいている皆さまにここに集まっていただいて、一緒に読み上げるというような形をするべきところですが、今回オンラインということですので、私の方で代表して読み上げたいと思います。
(共同宣言読み上げ)
 この宣言を、先ほどご覧いただいた団体の皆さまと共に宣言を行います。そして、多くの賛同者を募る中で、このデルタ株と闘いを進めていきたいと考えています。
 まず、この宣言発出団体の皆さまと協力して、このお盆期間中に行う取り組みです。「新型コロナ『デルタ株』と闘う県民共同宣言 発出者からの呼び掛け」(会見資料1-3)ということで、賛同者、この宣言、行っていただいている皆さまには、ぜひ一緒にこうしたメッセージを一人でも多くの方に伝わるように行動いただきたいと思っています。お盆期間中の緊急対応ということで、大きく4点、感染リスクを下げるための重要事項について記載しています。「人とできるだけ会わないようにする」、「帰省や県外への訪問は控える」、「感染防止対策をより厳格に行う」、「体調がすぐれない時はすぐ医療機関に相談する」。まずはこのお盆期間中、お一人お一人の県民の皆さまがこうしたことを踏まえて、ご自分の命と健康、そして大切なご家族、周囲の方の命と健康を守るために行動いただくことができるように取り組んでいきます。この宣言をされる団体以外の皆さまにも、ご協力、ご賛同いただきたいと思っています。
 「『新型コロナ「デルタ株」と闘う県民共同宣言』にご賛同いただける皆さまへのお願い」(会見資料1-4)と書いてあります。今申し上げたように、今回、宣言を発出、一緒に行っていただく団体以外の皆さまにも賛同を呼び掛けていきたいと思っています。そして、ご賛同いただける団体におかれては、われわれと一緒になって、先ほど申し上げたようなことを、それぞれの組織内、あるいはSNSとかホームページから発信をしていただくと同時に、一緒に協力していただくということで、ご賛同いただく企業や団体を県の公式ホームページ、あるいは今後、新聞広告、行っていきますけれども、そうしたところで、一緒に取り組んでいただいている団体や企業ということでご紹介していきたいと思っています。ぜひ、こうした取り組みに多くの皆さまにご賛同いただくようお願いしたいと思います。
 本日、過去最多の1日当たりの新規陽性者数の発表をさせていただくという形となります。デルタ株の脅威に、われわれ協力し合いながら立ち向かっていかなければいけない局面です。年末年始であったり、あるいは昨年のお盆明けの時期も、どうしても人の移動が激しくなる時期ですので、新型コロナウイルス感染症の陽性者の方が増加しました。そして、今の状況は、先ほどから申し上げているように、感染力が強いデルタ株が存在している、ほとんど県内のウイルスもデルタ株に置き換わりつつあるという状況の中で、そしてまた医療警報発出中で、このお盆休みの直前の段階で1日当たりの新規陽性者数が過去最高、そして療養者の数も非常に多くなっています。医療警報を発出中という状況で迎えるお盆期間になりますので、県民の皆さまにはこうした状況をご理解いただき、感染対策にこれまで以上に万全を期していただきますことを心からお願い申し上げたいと思います。私からの趣旨説明は以上です。

長野県市長会 会長 牛越徹 氏
 本日は共同宣言、誠にありがとうございます。県や市町村のこれまでの懸命な取り組みにもかかわらず、県下この1~2週間、本当に感染が爆発的に広がっています。私どもも先日来、当圏域では少しずつ出始めていました。しかし、大町市内では、例えば6月以来、2カ月間感染がゼロでしたが、感染が本当にそこまで迫ってきています。そうしたことから、いつどこでも、どのようにも感染は起こります。他人事ではありません。どうか一人一人が今できる感染対策に真剣に取り組み、そして共に行動しましょう。そのように私からもお願い申し上げます。

長野県町村会 会長 羽田健一郎 氏
 きょうは阿部知事、長野県がこういった共同宣言の機会をつくっていただきまして、誠にありがとうございます。私は、実は前の4連休のときに、大変人が多く来ていたなと、これがちょうどお盆の前ぐらいに結果が出てくるのではないかと大変心配をしていました。そのような中で、実際に全国的に、また長野県も感染者がこのように多くなってきたわけでして、先ほど知事から大変細かく説明がありましたけれども、県民の皆さん、住民の皆さんに、しっかり私どもも先頭に立ってお願いしながら、感染防止を進めていきたいと思っていますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。

長野県医師会 会長 竹重王仁 氏
 医療関係者の一人として発言したいと思います。きょうは2点申し上げたいと思います。1点目はコロナワクチンの接種です。県、市町村と医療関係者が連携して、前例のないスピードで接種が行われてきました。4月から7月のワクチン接種は150万回になりました。現在、供給の滞りが多少ありますが、11月末までには希望者全員に接種が完了するよう、医療関係者、さらに頑張っていきます。ワクチン接種による集団免疫を得る以外に、現在のところはっきりした有効な手だてがありません。65歳以上の高齢者の接種の状況を見ますと、ワクチンの有効性は明らかです。重大な副反応もとても少なく、しっかり対応できますので、安心して受けていただきたいということをインフォメーションしていきたいと思います。また、正しくない情報、一例を挙げますと、ワクチンを打つと妊娠できなくなるというようなこともSNSでささやかれていますが、踊らされないようにしっかり努めていきます。不安、疑問がありましたら、身近なかかりつけ医にご相談いただきたいと思います。コロナ感染症の対策の基本はかからないこと、また他人にうつさないことです。大切な人を守るために、ぜひ接種をお願いしたいと思っています。2番目はマスクの着用です。現在流行しているデルタ株は、感染力が従来の1.5倍といわれています。マスク着用の徹底をお願いしたいと思います。マスクは顔との隙間がないように着用し、また鼻もしっかり覆っていただきたいと思います。マスクの種類については不織布マスクが有効で、布マスク、ウレタンマスクの有効性は落ちます。できる限り不織布マスクを着けていただきたいと思います。ワクチンを2度打った方でマスクをしない方もいますが、感染するリスクはゼロとはいえませんので、接種後のマスク着用も徹底して、「3密」を避け、手洗いもしっかり行っていただきたいと思います。コロナ感染症は必ず収束できます。デマ情報に惑わされずに適切に対応していきたいと思っています。阿部知事に協力してまいります。よろしくお願いします。

長野県商工会議所連合会 会長 北村正博 氏
 われわれはウィズコロナを前提とした中で、経済を守り、そしてまた企業を守り、社員を守り、地域社会を守ることに全力で取り組まなければなりません。そのために、徹底した感染防止対策とルール、マナー、エチケットの遵守を、社員に、そしてその家族に、友達、また知人に呼び掛けて、早期の感染収束に力を尽くします。どうぞよろしくお願いします。頑張りましょう。

日本労働組合総連合会長野県連合会 会長 根橋美津人 氏
 日々、感染防止に向けたそれぞれのお取り組みに感謝と敬意を申し上げたいと思っています。私たちがコロナと闘い続けて1年半。今なお第5波として予断を許さない状況は言うまでもありません。このコロナ禍、「世界は誰かの仕事でできている」、この言葉の意味を改めてかみしめています。私たちの命と健康、そして暮らしは、医療や介護など最前線の皆さんの使命感に、そして地道な公務、公共交通、インフラ、運輸、製造、サービスなど、すべての働く皆さんの対応に支えられています。お互いを思いやる感染対策の一つ一つが安心社会をつくる一つの姿となります。次なる時代の安心は、与えられるものでも一方的に迫ってくるものでもなく、私たち自らが主体的につくり出していくものであると考えています。今、企業や組織、そして仲間、家族との語らいの場で遭遇する場面、場面にふさわしい、うつさない、うつらない対策と行動を一連のものとして、しぶとく社会に定着させていくことが重要です。しぶといデルタ株制圧の道は、雇用、経済、暮らしの安心、安定へと続いています。私たち連合長野はこの宣言の趣旨に賛同し、すべての働く仲間と共に社会的役割を強く意識しながら責任を果たしていく、その決意を申し述べ、私からのメッセージに代えさえていただきます。思いやりの心を大切に共に乗り越えましょう。

長野県議会 議長 宮本衡司 氏
 まずもって、知事におかれましては、このような共同宣言を計画いただきまして感謝を申し上げるところです。新型コロナウイルス感染症は、申し上げるまでもなく、県民生活や県内経済に甚大な影響を及ぼしています。県議会としましても、昨年3月に新型コロナウイルス感染症対策連絡本部会議を設置し、県民の皆さまや事業者の皆さまから寄せられた切実なご意見、ご要望や、さまざまな提言を県側に伝えるなど、緊密に連携を図ってきたところです。また、本会議場はじめ施設内の感染症対策を行い、一刻を争うコロナ対策予算の早期議決に協力し、PCR検査、ワクチン確保、医療体制の強化、経済対策等について、国に意見書を提出してきました。本部会議の中では、新型コロナウイルス感染症が急拡大している状況下、県民への分かりやすいメッセージを発信していくことが重要とも申し上げたところです。県議会といたしましても、県民共同宣言に賛同し、今後とも関係の皆さまと共に協力をしてまいる所存です。

教育長 原山隆一
 第4波の際、「高校生の皆さんへ」という形で教育長メッセージを出して、その中で、高校生が自ら考えて行動することの重要性を訴えたところです。今回の第5波は非常に感染力の強いデルタ株でありまして、若い世代の行動が鍵を握っていると考えています。お盆期間中の緊急対応を呼び掛けるとともに、夏休み明けの新学期開始後、直ちに学校で感染対策について学び合う取り組みが進められるよう、そして感染対策が徹底できるよう、県教育委員会として準備を進めてまいりたいと考えています。市町村教育委員会、各PTA連合会とも連携して、第5波を何としてでも抑え込めるよう全力で対応してまいります。

長野県知事 阿部守一
 それぞれの皆さまから大変力強いメッセージをいただきまして、ありがとうございます。これまでも、それぞれの団体の皆さまと連携、協力をさせていただきながら、この新型コロナ対策を進めてくることができましたこと、改めて御礼を申し上げます。今、まさにこれまで経験したことのない大きな波が、このデルタ株によってもたらされつつありますので、引き続きしっかりと連携、協力し合いながら、共に取り組んでいきたいと思いますので、どうかよろしくお願いします。

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取材者からの質問

 1 新型コロナウイルス感染症への対応について

信濃毎日新聞 立松敏也 氏
 県医師会の竹重会長にまず伺いたいのですけれども。きょうの県からの発表も含めました新型コロナの新規感染者の発表数が84人ということで、過去最多になると。これについての受け止め、率直にどう思われますでしょうか。

長野県医師会 会長 竹重王仁 氏
 非常に84名という数にはびっくりしています。このようなデルタ株、感染力が強い部分の中で、やはり県医師会としては、一にも二にもワクチンを進めていかなければいけないなという強い気持ちでいます。

信濃毎日新聞 立松敏也 氏
 現在の感染者数、非常に増加しているのですけれども、ワクチンの接種の効果もあると思うのですが、第3波、第4波に比べると入院者数は少ないというところもある。一方で、感染者の急増ぶりというのが際立っている部分もある。この両方のプラスの面と非常に憂慮される面があると思いますけれども、この辺り、今後の推移というところではどんなところ注目していますか。あるいは対策としてはどうしたらいいと考えますか。

長野県医師会 会長 竹重王仁 氏
 急速に増えた要因、あるいは入院の要因の中に、やはり65歳以下の方の感染が増えてきたというところがポイントではないかと思っています。長野県の場合には、幸い65歳以上の方のワクチンがかなり進みまして、入院が少なくなってきたという状況にありますので、今は65歳以下の方、先ほども申し上げましたけれども、ワクチンが少し滞っていますけれども、ぜひワクチンを受けて、コロナに立ち向かっていただきたいと思います。それから、阿部知事が常に申し上げていますように、やはり人流を避けるという部分で、この夏休み、あるいはお盆休みの観光地への訪問であるとか、帰省であるとかということは、ぜひ避けていただきたいなと考えています。

信濃毎日新聞 立松敏也 氏
 続いて、北村会長に伺いたいのですけれども。今もちょうど言及がありました、観光を含めた人の流れということなのですけれども。今、観光産業は書き入れ時というところもありますけれども、今回感染が急拡大している状況下で、観光業についてはどのように対応していくのがよろしいとお考えでしょうか。

長野県商工会議所連合会 会長 北村正博 氏
 今おっしゃる通り、われわれも大変心配した夏、観光客がだいぶ増えていると思っています。そしてまた、ホテルもだいぶいっときよりも客数が増えて、そしてそういった中で大変心配するのは、何でこんなに来てしまうんだろうと。それぞれがもっと強い意思を持って、今年はやめようとか、そういったものを私どももそうですし、国全体を挙げてそれぞれが呼び掛け合って、そして地方なり、また都市移動をしないようにしていかなければいけないと思っています。ただ、我慢に我慢、そして昨年の夏と今年の夏、それぞれの体制というか、気持ち、それがだいぶ変わってきて、コロナ、去年は大変怖く感じたと思います。それが多少気の緩みがあって、多くは出ているけれども、感染はしているけれども、少しいいのではないかという気の緩み、これをわれわれは考えていかなければいけないのではないかと思っています。そのようなことで、観光業者の皆さんには大変申し訳ございませんが、できる限りお客さんを控えていただくような、そんなこともやっていただければありがたいなと。これには経営の問題もありますから、それに対する助成といったものも手厚くしていただければありがたいと思っています。

信濃毎日新聞 立松敏也 氏
 観光業に関して言いますと、今、特に休業の要請だとか、そういったことを公的にやられているわけではないと思うのですけれども。会長から観光事業、あるいは観光団体に対して何かお願いしたいこと、あるいは県とか国に対してお願いしたいことというのはその点ではありますか。

長野県商工会議所連合会 会長 北村正博 氏
 国、県にお願いしたいのは、やはり地域から、自分のエリア内から離れないように、あまり遠くの方に出ないようにといいますか、そういったことをぜひ強く呼び掛けていただければありがたいと思っています。昨年の5月の連休については、例えば高速道路のインターのところで県外ナンバーをカウントしたり、いろいろなこともやられたと思います。そういった面で多少抑制をかけていただくような、そのようなことも必要ではないかなと思っています。

信濃毎日新聞 立松敏也 氏
 最後に知事に伺いたいのですけれども。まず、竹重会長に伺ったのと同じく、きょうの発表数が長野市と松本市も含めて84人で最高になった、このことへの受け止め、率直にいかがでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 7月上旬から「感染対策強化期間」を設けて、夏休み、あるいはお盆の時期にかけて陽性者が増加する危険性があるということで呼び掛けてきています。先ほど申し上げたように、やはりこの時期はどうしても増えてしまう時期になってしまったというのが率直な感想です。私の立場は感想を申し上げているだけでは済みませんので、昨日もいろいろご質問いただきましたけれども、今、北村会長からもお話があったように、お一人お一人の県民の皆さまが行動に十分気を付けていただくということが、何より感染拡大を防ぐ上では重要ですので、そういう意味で、今回多くの団体の皆さまとこういう形で宣言し、一緒になって、私から例えばメディアを通じて呼び掛けるだけではなくて、本当にきめ細かな、各団体、あるいはこれからご賛同いただける団体や企業の皆さまと一緒になって正しい知識を伝えていく。そして、県民の皆さまの行動変容を促していく。こうしたことがまさに今、必要になってきていると考えています。今、全国で新規陽性者数の増加が続いている状況ですので、ご自分の命、そして健康、さらには新型コロナ感染拡大が続くと社会経済活動も、また大きくストップしていくということにならざるを得ませんので、暮らしや産業を守る上でも、県民の皆さまお一人お一人のご協力を頂きたいと思っています。

信濃毎日新聞 立松敏也 氏
 お盆の過ごし方というところで、北村会長、竹重会長からも、旅行についてもあまり遠くに行かない方がいいのではないかという考えが示されましたけれども、知事は旅行に対してはどのようにお考えでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 まずは、県外への訪問は控えてもらうように呼び掛けています。これはこの間ずっと呼び掛けていますし、とりわけ今は帰省の時期ですので、どうしても帰省して陽性になられる方、あるいは逆に長野県から他の県に帰省されて、また戻ってきて陽性になられるというような方もいますので、そういう意味で、都道府県境をまたいだ往来というのは、いろいろなご事情はあると思いますけれども、ぜひ控えてもらいたいと思っています。観光ですけれども、同じ人の移動ですが、少し分けて考えなければいけない部分があると思っています。どうしても家族は確実に濃厚接触者になりますので、帰省してきた方が陽性になると、実家の方はほとんど濃厚接触者になります。そして、そこから感染が広がっているという事例も県内でも多数あります。一方で、旅行者の場合は、濃厚接触者になる確率というのは家族ほどは高くない状況です。それに加えて、今、宿泊施設の皆さま、観光施設の皆さまはかなり感染対策を行っていますので、そういう意味では、帰省等とは違って、そこからどんどん感染が広がってしまっているというような事例は少なくとも県内ではありません。そういう意味では、事業者の皆さまの努力のおかげだと思っています。ただ、今、首都圏、大都市圏を中心に新型コロナウイルス、非常にまん延している状況ですし、各都道府県でも都道府県をまたいだ移動、いろいろな言い方がありますけれども、自粛であったり、控えてくださいだったり、原則中止してくださいと、いろいろな言い方がありますけれども、そうしたメッセージが例外なくどこの都道府県からも出されていると思いますので、ぜひ、そうしたメッセージを踏まえた上での行動を行っていただきたいと思っています。

信濃毎日新聞 立松敏也 氏
 先ほど竹重会長にも伺ったことなのですけれど、今、デルタ株の影響で感染のスピードが速いけれども、入院する方の割合は少ないというところで、第3波よりも、陽性者数の状況に比べると病床の使用率というのは若干低くなっていると。ただ、これからお盆が本格化するというタイミングなので、どうなるか読めないというか、これが分岐点になるというところかなと思うのですけれども。この時期に、本当にお盆に入りかけたところで共同宣言をやった狙いというのは、知事として何か強調したい部分はありますか。

長野県知事 阿部守一
 これはまさに皆さまと思いが一致したということが第一です。加えて、デルタ株の新規陽性者数の拡大に今のところ歯止めがかかっていない。全国の状況を見ても、どんどん拡大し続けているということで、先ほどお話しいただいたように、今の状況で長野県内の入院体制等は、多くの医療関係者の皆さまの努力で、基本的には円滑に運営されている状況が維持されています。ただ、デルタ株の感染力は非常に強いので、陽性者数がこれからもどんどん増え続けるというような形になりますと、どうしてもその中から一定程度の中等症、重症の方が出てくる可能性があると思っています。今、入院されている方に占める65歳以上の方の割合は約1割ということで、これまでの第4波までに比べると非常に少なくなっています。これはまさに竹重会長がおっしゃったように、ワクチン接種の効果が出ていると思っています。ただその一方で、デルタ株の影響で、感染力が強い、急激に感染が広がっていますので、若い世代の陽性者が非常に増えています。しかも、ご高齢でない、かつ基礎疾患がない方も酸素吸入等が必要な中等症になられる方も大変多くなっています。昨日現在の入院者数の中で、60代、70代の方を除いた基礎疾患がない中等症の方が28名いらっしゃいますので、そういう意味では、若いから、あるいは働き盛りだからということで決して安心はできない状況だと思っています。そういう意味で、第4波まで、あるいは昨年と同じ新型コロナウイルスと言っていますけれども、デルタ株に置き換わり、だいぶ局面が変わってきていますので、改めてきめ細かなメッセージを県民全体に伝えていくことが必要だと思っています。そのために多くの団体、企業の皆さまと連携してこういう宣言を行い、そしてできるだけ個別に、それぞれの県民の皆さまに今の状況が正確に伝わるようにしていきたい、そういう思いで今回宣言を出しています。

毎日新聞 去石信一 氏
 町を歩いて、ほとんどの人がマスクをしていると。それは徹底されていると思うのですが、していない人というのは、大概高校生か、あるいは中学生だと思います。教育長に伺いたいのですが、もう一回学校を引き締め直すということが必要なのではないかと感じています。いかがでしょうか。

教育長 原山隆一
 おっしゃる通り、私も実際に歩いている中で、高校生とおぼしき若い人たちがマスクをせずに会話している姿を見ることもあります。そういう意味で、夏休み明け後、みんなが学校に集まってきた中で集団感染が起こるという事態は避けなくてはいけないと思っています。そういう点で、夏休み明けにすぐにみんながそれについてよく学び合う、今までちゃんとやれてきたかどうかということを確認し合いながら、再度徹底するという取り組みを進めていきたいと思っています。

毎日新聞 去石信一 氏
 もう一つ、違う観点ですが、知事にお願いします。ワクチン接種は、私もきのう長野市が募集したのでやったのですが、1時間半やって結局つながらなかったです。それで諦めてしまいましたが。11月末までに打つといっても、まだ3カ月半もある。これは結構長いです。その長い間、どうやって我慢するかということをもっと県民にきちんと訴えなければいけないということと、ワクチン接種の有効性はもう明らかなので、行政として、あるいは職域接種をやる団体として、ワクチンを県内に持ってくるという働き掛け、国への働き掛けをもっと強力にやるべきではないかと思っています。いかがでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 まず、全体のスケジュールとしては、先ほど竹重会長におっしゃっていただいたように、11月までには希望される方すべてにワクチンを確実に打てるように、市町村、それから医療関係者の皆さまのご協力も頂きながら取り組んでいきます。今、お話あったように、国からの供給が、一時はリクエストベースでどんどん出しますという話であったのが、医師会はじめ関係者の皆さまのご努力で接種体制が整ったものに見合うだけの供給ができなくなってしまったということで、少し供給が一時先細り感がありましたけれども、今、河野大臣から一定程度先の見通しも出していただく形になっていますので、今後は計画的に市町村接種は進んでいくことになると思います。県もその中で、これは市町村の皆さまの大変なご尽力で、きょうも牛越会長、羽田会長にご出席いただいていますけれども、市町村長の皆さまのリーダーシップの下で、非常に速いスピードで進めていただいていますけれども、今後、県もできるだけ調整をしっかり行っていきたいと思います。というのは、本県、小さな町や村がありますので、そういうところはかなり速いスピードで接種が進んでいますが、大きな市になるとなかなかそういう状況になっていないということもありますので、できるだけ多くの皆さまが公平感を持ちながら接種を受けられるように調整していきたいと思っています。
 それから、国に対して求めるということについては、知事会のたびごとに要請しています。ただ、国も海外から持ってこなければいけない、国産のアストラゼネカもありますけれども、海外からの輸入に依存せざるを得ない状況になっていますから、そういう意味では、われわれはできるだけ早く供給してもらいたいということは常に申し上げてきていますけれども、物理的になかなかそういう状況にはなっていないというのが現実だと思います。そういう意味で、今お話があったように、ワクチン接種、待たれている方に対してのメッセージとか、あるいはワクチン接種をどうしようかと思われている方へのメッセージというのは、私も大変重要だと思いますので、それはこれから市町村の皆さまとか医療関係の皆さまとも一緒に、しっかり呼び掛けのメッセージを出していけるようにしていきたいと思っています。

信濃毎日新聞 渡辺知弘 氏
 2点伺えればと思うのですが。今回、若年層の感染者が多いということで、このグラフ(会見資料1-3)を見ると一目瞭然ですが、第5波になって、具体的に、例えば若年層の方でこういう感染の形というか、事例というか、もちろん具体的ではなくていいのですが、シチュエーションとして多いということを示していただけると、私も20代なのですが、対策の取りがいがあるかなということと、あと、今回共同宣言ということで出されましたが、もちろんこの団体は県を代表する団体ということで皆さんおられるかと思うのですけれども、むしろ20代という若者にどう情報を伝えていくという、ここからのやり方が重要になるかなと思うのですが、そこはどう考えておられるのか。これがスタートでこれからということかもしれませんが、そこのところで2点、知事に伺えればと思います。

長野県知事 阿部守一
 まず、こういうところで感染したと思われる事例というのは以前もお出ししていますけれども、今、第5波になって、第4波までとだいぶ変わってきていますので、整理してお示ししたいと思っています。私が毎日症例の報告を受けていて感じている範囲で申し上げれば、一つは、帰省されたり、県外に往来された方からご家族に広がる中で、若い人たち、当然子どもさんとかそういう方がいらっしゃるというケースがあります。それから、学校の部活動みたいなところで、どうしても接触機会が多くなるようなスポーツもありますし、更衣室等で距離がなかなか取れないような環境もあると思いますけれども、そうした場面で感染したのではないかという若い世代、学生もいます。そういう意味では、今申し上げたようなことも含めて、分かりやすく整理して発表していくように努力していきたいと思います。
 それから、今回の宣言、先ほど申し上げたように、これからいろいろな企業や団体の皆さまにも賛同いただくようにしていますので、県から、例えば大学をはじめとする学校とか、そういうところも含めて呼び掛けをして、賛同してもらうようにしていきたいと思いますし、そうしたところから、きょうは説明を省略しましたけれども、今回いろいろな、デルタ株はこういうものだということだとか、こういう場面に注意してくださいとか、あるいはワクチンについての有効性とか副反応とか、こういうデータをできるだけ多くの皆さまと共有して、やはり主体的に行動していただけるようにしていきたいと思っています。
 ありがとうございました。

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