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更新日:2021年10月20日

知事会見(令和3年(2021年)4月19日(月曜日)16時22分~17時12分 会場:県庁)

項目

阿部知事からの説明

  1. 新型コロナウイルス感染症への対応について

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取材者からの質問

  1. 新型コロナウイルス感染症への対応について

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本文

阿部知事からの説明

 1 新型コロナウイルス感染症への対応について

長野県知事 阿部守一
 本日の会見、新型コロナ対策で大きく2点お話ししたいと思います。まず諏訪圏域における対策の強化、今レベル5、「特別警報2」で対応していますけれども、対策を追加したいと考えています。もう1点は大型連休、ゴールデンウイークを控える時期ですので、改めて「感染対策強化期間」を設定し、私から県民の皆さまへお願いをしたいと考えています。
 諏訪圏域の状況ですが、本日も多くの陽性者を公表しているところですけれども、人口10万人当たりの直近1週間の陽性者数が高水準になっています。茅野市は人口10万人当たり直近1週間の陽性者数が100名を超えているという状況です。また原村、諏訪市も非常に多い水準です。岡谷、下諏訪、富士見町も同じ圏域、人の交流もあるということで感染警戒レベルについては同様に5と上げていますけれども、県内でも陽性者の発生状況に差があるというのが現状です。そういう中で酒類の提供を行う飲食店等に対して営業時間の短縮、休業の要請をします。今のレベル5という期間は4月29日までという形にしていますので、今回も要請期間は4月21日、あさってから4月29日までの9日間という形でお願いします。また、今後の感染状況によっては延長をする可能性もあるということでご理解いただければと思っています。対象エリアについては、諏訪圏内でも陽性者の状況が違いますので、1週間当たりの陽性者数が多い諏訪市、茅野市、原村の3市村を対象にしたいと考えています。飲食店関係の皆さまには大変なご負担をお掛けする形になりますけれども、今、何とか諏訪圏域の感染拡大を防いでいかなければいけない、拡大を抑止しなければいけないという局面ですので、こうした状況にご理解いただき、ご協力を頂きたいと考えています。今回の時短要請に併せて、営業時間の短縮等を行っていただいた事業者の皆さまには協力金を支給します。これまで本県では一律1日当たり4万円という対応をしてきていましたが、先般事業者の皆さまとの意見交換の中でも規模別にしていくことが必要ではないかというご意見も頂いています。また、営業の実態をできるだけ反映させていくという上からも、規模別で協力金を支給させていただくことが適切だと考えていますので、今後は売り上げ等に応じて2万5000円から7万5000円という形での協力金の支給にしたいと考えています。ただ今回こういう形でのアナウンスをしていませんので、経過措置という形で、今回は下限については1日当たり2万5000円ではなくて4万円という形で対応します。それからガイドライン遵守の働き掛けは市町村とも連携して強化していきます。また、市町村に交付金を交付し、事業者支援を行っていただきたいと考えています。また飲食店の従業員の皆さまを対象としたPCR検査についても、茅野市、諏訪市、原村の飲食店の従業員の方を対象に行っていきます。今回、時短要請に併せて、飲食を主として業としている店舗におけるカラオケ設備の利用については控えていただくよう呼び掛けを行っていきたいと考えています。また事業所、店舗を利用する際にはマスクの着用をお願いしたいと考えています。こうした点についても市町村とも連携して事業者の皆さま、住民の皆さまにお伝えしていきたいと考えています。施設の使用停止、いわゆる営業時間の短縮、休業要請を行う施設ですけれども、接待を伴う飲食店等の中でガイドラインを遵守していない施設については休業を要請します。ガイドラインを遵守されている施設については8時までの営業時間の短縮要請ということでお願いしますので、ご協力いただければと思っています。一般の居酒屋、食堂、レストラン等については8時までの時短要請、宅配やテークアウトを除く対応ですので、ご理解いただきたいと思います。
 もう1点ですが、「感染対策強化期間」についてです。コロナ対策を1年間ずっと行ってきているわけですけれども、新型コロナウイルスは人から人へ感染するということで、どうしても人の動きが活発になる時期に感染が拡大してしまう傾向があります。本県の場合も、いわゆる第1波は昨年の年度末、年度初めを挟んでですし、また第2波はお盆明け、第3波は年末年始、3月、4月という年度末、年度初めで第4波の波が来、そしてまた第4波が今収まらない、まだ拡大している傾向の中で大型連休、ゴールデンウイークを迎えるという状況になっています。医療警報も出しているように、医療も非常に逼迫(ひっぱく)しつつある状況ですので、この連休に向けて多くの皆さまには新型コロナの感染対策をいま一度徹底をお願いしたいと考えています。医療提供体制についても、実質病床利用率が36パーセントというところまで増加してきています。医療関係者の皆さまの声としても、本当に1年にわたってコロナ対応をしているということで、医療現場は大変疲弊していると伺っています。こうした状況も県民の皆さまにはご理解いただきたいと思いますし、また変異株もだいぶ県内でも広がってきている状況になっています。変異株は従来以上に感染力が強いウイルスですので、そうしたことも踏まえた対応をお願いしたいと考えています。大型連休中は人の動きが活発化しますので、きょうから連休が終わる節目の5月9日日曜日までを「感染対策強化期間」とし、県民の皆さまには最大限の感染対策を行っていただきたいと考えています。また県としてもこの期間中に医療体制のさらなる強化、そして市町村とも連携してワクチン接種体制の構築、さらには事業者の皆さまへのガイドラインの遵守をはじめとするコロナ対応をよりしっかりしていただけるような助言といったことを行っていきたいと考えています。そういう中で今、医療警報が発出中ですのでその中でもいろいろ呼び掛けていますが、今回「感染対策強化期間」に当たりましては特に大きく4点に絞ってお願いをしたいと思います。どうしても広域的な人の往来が盛んになる時期です。県民の皆さまには県外への訪問、あるいは帰省等で長野県に戻っていらっしゃるという予定の方もいると思いますけれども、その必要性についてご家族などとも相談いただき、慎重に検討いただきたいと考えています。特に感染拡大地域についてはこの期間中は往来をできるだけ控えていただきたいと考えています。2点目ですけれども、人との接触機会をできるだけ減らしていただきたいと考えています。大人数の会合や会食は一気に感染が拡大してしまう恐れがあります。どうしても通常と違って人の混雑が起きる場所等もできる場合がありますので、ぜひ人混み等も避けていただくなどして人と接触する機会をできるだけ減らしていただきたいと考えています。それから基本的な感染防止策を適切に行っていただきたいと考えています。マスクの着用、手洗い、手指消毒の徹底、「3密」回避であったり、こうしたことは1年にわたってお願いを繰り返してきているわけですけれども、長期間にわたっていますので、私も最近気になるのですけれども、どうしても人と人との距離が全体的に近づき始めているのではないかと思っています。マスクを着用していてもしっかり距離は取っていただくということが必要ですし、またマスクも適切に着用していただく、鼻と口をしっかり覆っていただくような着用を心掛けていただきたいと考えています。私もできるだけまめに手指消毒や手洗いを行っていますけれども、自分のことを振り返りますと昨年より手を洗う回数が減っているのではないかと思って反省しています。変異株の出現ということもありますので、もう一回こういう基本的な対策について県民の皆さまには適切な対策をどう講ずるかということを考えていただき、感染が広がらないようご協力を頂きたいと考えています。4点目ですが、どうしてもイベントとか催し物がこの期間行われます。感染防止対策は徹底していただきたいと考えています。またそうした対策が難しいといったような場合には、ぜひ延期や中止も含めてご検討をお願いしたいと思います。どうしてもこの期間でないと帰省できない、どうしても実家の親御さんと話をしなければいけない、直接会わなければいけないといったようなケースもあると思いますので、こうしたことを呼び掛けてはいますけれども、そうした行動を取っている人に対する誹謗(ひぼう)中傷や差別ということが行われないように改めてお願いしたいと思います。特に注意すべき場面、きょうは二つだけお示ししています(会見資料1/スライド11ページ)けれども、「大人数での会食・会合」ということで、先ほど申し上げたようにクラスターが発生してしまうと一気に陽性者の数が増えてしまいます。そしてまた会食、会合に参加された方がご家庭の中で感染を広げてしまうといったようなケースもかなり見られていますので、こうしたことについては十分注意をいただきたいと思います。また先ほど申し上げた「帰省」です。これも昨年からずっと呼び掛けを行っていますけれども、普通に旅行をする場合と違って家族間ですので、実家の中ではマスクなしで食事したりということが通常行われる形になります。そうするとどうしても感染が広まってしまうことにつながりかねません。そういう意味で帰省についても十分注意をしていただきたいと思います。特に帰省の場合は、帰ってきてご家族や友人と気が緩む、非常に関係が深い人たちと接する機会が多いということがリスクとして潜んでいると考えています。もう一つ、やはり慎重に考えていらっしゃる方も大勢いると思いますけれども、自費で検査をされて実家に戻ってきたけれども、それでもご家族に感染させてしまったというような事例も大変残念ですがあります。これは検査をしても検査をしたときには陽性とは出ないだけで、絶対感染していないという保証が必ずしもあるわけではありません。また検査した後に感染するということもあり得ますので、検査で陰性だから大丈夫だということで過信をしないようにしていただきたいと思います。特に帰省される際には、ご実家にはご高齢の方、おじいちゃん、おばあちゃんがいらっしゃる場合もあると思いますので、そうしたことをしっかり踏まえた上で、今帰る必要があるのかどうか、いま一度検討いただきたいと思います。
 先ほども申し上げましたが、県民の皆さまにお願いするだけではなくて、県としてもこの間、医療提供体制のさらなる強化、そして「信州の安心なお店」への登録の呼び掛けをはじめとする事業者の皆さまに対する感染対策の徹底、そして大型連休後にはいよいよご高齢の方に対するワクチン接種も本格化してきますので、市町村の皆さまと連携してのワクチン接種体制の構築、こうしたことを着実に進めていきます。そうした中で観光振興対策ということで、大型連休を前にして全国的に陽性者が増え、まん延防止等重点措置もかなり多くの地域で取られるようになっています。県境をまたいだ移動は控えてくださいということを多くの都道府県で呼び掛ける状況になっていますので、観光県としては非常に観光産業に対しての危機意識を持っています。そういう意味で、新たに「信州の宿 県民応援前売クーポン(仮称)」を発行していきたいと考えています。これは感染拡大の時期であっても、そのときにご旅行するのではなくて、あらかじめ前売りでご購入いただき、一定の割引を受けていただく中で、感染が落ち着いているときにご旅行いただこうという仕組みを構築していきます。連休明けに発行、販売を行っていきたいと準備しているところです。県民の皆さまにはご旅行する際には、身近なところでご家族で県内でのご旅行ということでこれまでもお願いしていますけれども、こうした取り組みも行っていきますので、長野県の観光地を引き続き応援いただきたいと思っています。
 それからもう1点、きょうお配り(プレスリリース)している資料の中に自主検査の費用の助成制度の拡充という資料があるかと思います。かねてお伝えしていましたように、感染警戒レベル4以上が発出されている地域における高齢者施設、障がい者施設等において検査を行っていただいた場合に県としての支援を充実します。補助対象の回数は制限なしで行っていきます。また補助率についてもこれまで3分の2以内ということにしていましたけれども、できるだけ幅広く検査を行っていただきたいということで10分の9、9割の補助をしたいと考えています。定期的な検査をお勧めしたいということで複数回検査をしていただいた場合には、こうした補助率を引き上げるという対応を行っていきます。この措置についてはすでに感染が拡大している地域には適用させていかなければいけないということで、4月1日までさかのぼって適用を行っていきます。福祉施設、高齢者関係、障がい者関係、あるいは生活保護関係、そしてご自分で検査機器を保有していない医療機関、こうしたところでは県の費用助成制度を十分ご活用いただき、陽性になる方をできるだけ早めに検査で確認をいただけるように取り組んでいただきたいと思います。また逆に感染拡大期においては定期的な検査を行っていただき、施設の安全、安心を高めていっていただきたいと考えています。私からは以上です。

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取材者からの質問

 1 新型コロナウイルス感染症への対応について

長野日報 前田智威 氏
 諏訪圏域の対策強化について幾つか伺います。まず時短要請についてですけれども、これまでの県の発表ですとお店をきっかけにした集団的な発生というのは1軒のお店でしか起きていないと思うのですけれども、それでもあえて時短要請が必要な理由というのを教えてください。

長野県知事 阿部守一
 飲食店に関連して、先ほども会食の話も呼び掛けの中に入れていますけれども、やはり飲食を通じて感染が広がる可能性というのはこれまでも非常に高くなっています。そういう中で諏訪圏域は変異株の発生が非常に多く確認されている圏域でもありますので、徹底的に抑え込んでいきたいと考えています。そういう観点で今回、茅野市、諏訪市、原村は人口10万人当たりの新規陽性者数が突出して高い圏域ですので、3市村に限定して営業時間の短縮等の要請をする形にしました。

長野日報 前田智威 氏
 原村なのですけれども、確かに人口10万人当たりにすると約52人というすごい数字に見えますけど、実数で言えば数人ですよね。だから本当に原村まで必要なのかというのを次に教えてください。

長野県知事 阿部守一
 原村は確かに実数としては少ない状況ではありますけれども、茅野市とも隣接している村でもありますし、これまでの県のさまざまな接触者の調査等でもこの地域を一体として捉えていくということが重要だと考えています。そういう意味で、確かに絶対数は少ないですけれども、村としては率が高いということ、それから茅野市にも隣接していて人の交流も考えなければいけないということで併せて時短要請の対象とすることにしました。

長野日報 前田智威 氏
 健康福祉部からの(プレス)リリースで飲食店勤務の従業員を対象にしたPCR検査は茅野市と原村ということで出ているのですけれども、諏訪市は別に改めて案内があるということなのですか。

長野県知事 阿部守一
 まず茅野市、原村の従業員の方を先行して行いますが、諏訪市についても準備が整い次第、またお知らせして呼び掛けていきたいと思っています。

長野日報 前田智威 氏
 諏訪市はいつ頃になりそうですか。

長野県知事 阿部守一
 それはまた後ほどお答えします。

長野日報 前田智威 氏
 あと変異株についてなのですけれども、諏訪圏域での変異株の影響というのは具体的にどのくらいあるのかというのを分かっている範囲で教えていただければと思います。

長野県知事 阿部守一
 今手元に資料がないですけれども、私がレベル引き上げの時に言った時は、飲食店関係の方の検査が必ずしも幅広く行われていなかったわけですが、その後飲食関係の方の検査を行いますと変異株のスクリーニング検査で陽性になられている方が出ているという状況です。そういう意味で、絶対数も諏訪圏域は多くなっていますので、非常に注意をいただくことが必要だと考えています。

長野日報 前田智威 氏
 では諏訪のPCRの検査のことだけ後でお願いします。

感染症対策課長 大日方隆
 諏訪市とは話し合いをしていて、具体的な日については今調整をしているところです。また決まりましたら今回と同じようにプレスリリースをしたいと考えています。

長野日報 前田智威 氏
 例えば来週からとか再来週からとか、そのぐらいのめどは立っていますか。

感染症対策課長 大日方隆
 準備の期間も含めていつぐらいにできるかということで今調整をしている最中です。

長野日報 前田智威 氏
 そうは言っても再来週ということはない、そんなに向こうには行かないということですよね。

感染症対策課長 大日方隆
 できるだけ早めにやりたいと思います。

長野県知事 阿部守一
 どうしても場所の確保とか、物理的に調整しなければいけない部分があるので、地元の市とよく調整してできるだけ早く進めたいと思います。

中日新聞 城石愛麻 氏
 諏訪圏域への時短要請の関係なのですが、対象となるのは中心街とかではなくて、この3市村の全域ということでよろしいですか。

長野県知事 阿部守一
 全域です。先ほどから申し上げているように、変異株対応ということで徹底的に抑え込んでいかなければいけないと考えていますし、また地元の皆さまとも調整をした上でエリア設定をしていますけれども、県としては今回はそれぞれの市、村の中心地域ということではなくて幅広く対象にして時短要請することにしました。

中日新聞 城石愛麻 氏
 3市村のそれぞれの店舗数というのは何店舗になりますか。

新型コロナウイルス感染症対策室長 湯沢秀保
 今、店舗数については産業労働部と数字を見極めていますが、2市1村で最大850店舗程度になろうかと思っています。諏訪市が480ぐらい、茅野市が320ぐらい、原村が50、合計で850、そんな見積もりを今しているところです。

中日新聞 城石愛麻 氏
 規模別の協力金ということなのですが、これは売り上げというのは店舗ごとの売り上げですか、それとも事業者別とか、その基準というのがあれば教えてください。

産業政策課長 合津俊雄
 現段階では店舗ごとということで推定していまして、売上金額によって幅が持たれるのですけれども、今回は資料にもあります通り、暫定的な措置として4万円を下限としています。2万5000円が下限になる、次回からということになるのですけれども、これは売り上げベースで8万3000円、次の上限ですけれども7万5000円が協力金の上限です。これは売り上げベースで25万円という規模を予定しています。

中日新聞 城石愛麻 氏
 売り上げは基準となるのは店舗別で、協力金は事業者ごとに支払われるということですか。

産業政策課長 合津俊雄
 そうです。計算上は店舗ごとで今考えています。

信濃毎日新聞 立松敏也 氏
 先週の金曜日に諏訪のレベルを引き上げて、きょうの時短要請の発表ということになりました。実施は水曜からなので、レベル上げからは5日後ということになるのですけれども、時間がかかったというのは飲食店が変異株の感染拡大の場になっているという判断に時間がかかった、見極めに何日か要したということなのか、それとも単純に内閣官房、国との調整にいくらか時間を要したということなのか、それはどういった事情でしょうか。

長野県知事 阿部守一
 地元市町村とも調整をしたり、先ほどもご質問いただきましたけれども、時短要請のエリアをどうするかといったようなことを県としては検討してきました。もう一つ、事業者の皆さまにお伝えするというプロセスがあります。どうしても土曜日、日曜日に発表しますと、なかなか事業者の皆さまに伝わらないということで、土日を挟んでいますので、きょう発表してあしたからというわけにはいかないので、21日からという形にしています。そういう意味で事業者への周知、あるいは地元の市町村との調整、それからもちろん財源の一部は国からの財源になりますので、そういう意味で国との調整と、この間そうした対応を行ってきたところです。

信濃毎日新聞 立松敏也 氏
 きょうの発表になったという一番大きな理由としてはどういった理由になりますか。

長野県知事 阿部守一
 複合しています。それぞれ全部並行して行っていますので、県としてもできるだけ早くという考え方で取り組んできましたけれども、結果的にきょうこういう形での発表としています。

信濃毎日新聞 立松敏也 氏
 ということは、エリアをある程度決めて時短要請をするということ自体はレベル引き上げの時点からその方針ではあったということでいいですね。

長野県知事 阿部守一
 もちろん飲食店における陽性者の状況であるとか、また毎日の陽性者の状況を踏まえて判断しています。そういう意味で、レベル引き上げ後の陽性者の発生状況も考慮に入れた上で時短要請をしていますので、その時に決めていたということでは必ずしもありません。ただその後も陽性者が相次いでいますし、しかも変異株の陽性者がこの圏域では多いということもありますので、徹底的に感染拡大を防ぐという意味では、本当に事業者の皆さまには申し訳ないですけれども時短要請を行う必要があると判断しました。

信濃毎日新聞 立松敏也 氏
 ということは、スクリーニング検査で飲食店関係の陽性者が増えているということが後から分かってきた面があるというのは、それは先週金曜以降にさらに分かってきた部分もあると、それが判断材料にはなっているということですね。

長野県知事 阿部守一
 その後も変異株のスクリーニングで陽性になられた方が諏訪圏域で大勢いらっしゃいますので、そういうことも勘案した上で今回のお願いをすることにしました。

信濃毎日新聞 立松敏也 氏
 変異株対応で言いますと、首都圏とか中京圏とか、関西では5月には変異株にウイルスが置き換わるという予測もあります。長野県は中京とか首都圏とは地続きなので、先ほど「封じ込める」という言葉もありましたけれども、なかなか難しい面もあると思うのですけれども。どういう対応策、全体的な戦略としてはどういったことを目指していくのでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 これまで申し上げているように、基本的に陽性になられた方全体にスクリーニング検査を行っていきたいと思っています。それはその方からさらに広がるということをできるだけ抑えていくということが一つあります。それから変異株とはいえ、対策として取るべきことは基本的には同様ですので、先ほども「感染対策強化期間」での呼び掛けをしましたけれども、県外、特に感染拡大地域との往来については、この大型連休に向けては極力控えていただきたいと思っています。大都市圏の側もまん延防止等重点措置、また報道等では緊急事態宣言の要請の検討といったような報道もなされてきている状況ですので、特にそういう地域との往来については慎重に対応いただくことが必要だと思っています。また最近の本県の感染状況を見ても、子どもとか、学生とか、10代、あるいは10歳未満の方たちも年代満遍なく新規陽性者の確認がされているという状況ですので、そういう意味でこれまでどちらかというとご高齢の方等への呼び掛けを中心に行ってきていますけれども、もちろんご高齢の方、基礎疾患がある方は特に注意いただきたいですけれども、すべての年代の方に宛てて今回のメッセージは出しています。

信濃毎日新聞 立松敏也 氏
 変異株への対応はどういうところを目標とするかというところで、あくまで長野県としては封じ込めていくということなのか、あるいは拡大自体は、あるいは置き換わりつつあるということ自体は止められないと考えて時間稼ぎをしながら体制を整えるという考え方に立つのか、もう少し長いスパンで言うとどうですか。

長野県知事 阿部守一
 基本は後者です。感染力が強いウイルスが広がるのを完全に抑え込むのはなかなか難しいだろうと思います。何度も申し上げているように、救える命が救えなくならないようにというのが目標ですので、感染急拡大につながらないようにということで、大人数の会合、会食は控えていただくといったようなことをお願いしています。その反面、県としては医療体制は引き続き強化すべく取り組んでいきたいと思っています。そういう意味でコロナウイルスで陽性になられる方、そして入院が必要となるような方が急増しないような取り組みを行いたいと思っていますので、そういう観点で、もちろんご自分の健康、大切な方の健康を守るということと併せて、社会全体でそういう対応を取っているということをご理解いただき、協力いただきたいと思っています。

信濃毎日新聞 立松敏也 氏
 その上での病床の確保状況、先週も質問したところなので先週の今週という感じなのですけれども、どのぐらいの上積み、あるいは宿泊療養施設についても何か上積みを目指している部分はあるのでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 これは先週もご質問いただいたので、県は1000人程度の療養者数に対応できる体制を構築すべく検討しています。その中に病床数の確保も入っていますし、また入院と宿泊療養と自宅療養をどれぐらいの割合で見込むかということにもよりますけれども、必要があれば宿泊療養施設のさらなる拡大ということも視野に入れて考えていきたいと思っています。

信濃毎日新聞 立松敏也 氏
 第1波の前と言ったらいいのかもしれませんけれども、休校の要請というのが全国的になされて県も対応したということがありました。子どもが非常に変異株にかかりやすいということで、その対応というのは今どれぐらい現実的に考えていらっしゃるでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 これについても前回の(専門家)懇談会では、場合によっては学校を休業するというようなことも、今の状況はまだそこまで至っている状況ではありませんけれども、今後は必要になってくるケースもあるのではないかといったような意見も出ていました。そういう意味で、教育委員会にはこれまでの感染警戒レベルに対応しての学校の対策というのをいま一度見直すように私からはお願いしています。また、子どもたちへの対応ということについても懇談会の場で議論いただきたいと考えています。

信濃毎日新聞 立松敏也 氏
 これは変異株の性質を踏まえてということなのですか。

長野県知事 阿部守一
 先ほど申し上げたように本県の最近の感染状況を見ると、いわゆる若い人たち、子どもたちも陽性になっています。必ずしもそうした若い世代、子どもたちが重症化していくということではありませんけれども、ただそこから家庭への感染というリスクもあると思いますので、そうした状況も踏まえて必要な対策を講じていくことが重要だと思いますので、これは専門家のご意見を伺って対応していきたいと思っています。

信濃毎日新聞 立松敏也 氏
 今、若い方、10代以下の方の感染が多いという言及がありましたけれども、これは変異株の影響だと捉えていらっしゃるのか、その可能性があると考えているということですか。

長野県知事 阿部守一
 そういう指摘もあるという状況ですので、県としてはいろいろな状況を常に想定しながら対策を講じていきたいと思います。

信濃毎日新聞 立松敏也 氏
 スクリーニング検査によってそこは判明していくだろうと見ているということですか。

長野県知事 阿部守一
 スクリーニング検査である程度どういう変異株陽性者の傾向があるかというのはまた見えてくると思いますので、特にそうした分析はしっかり国に行ってもらいたいと思っています。

信濃毎日新聞 熊谷直彦 氏
 諏訪市の対策の強化の話なのですが、カラオケ設備の利用を控えるよう協力をお願いするとあります。これはカラオケで広がったと見られる事例が諏訪地域であったためなのでしょうか。そこのところを教えてください。

長野県知事 阿部守一
 必ずしもそうした事例があったからということではありません。ただ本県においてもこれまでこうしたケース、カラオケで感染が拡大したのではないかと思われる事例もあります。また、先ほど来申し上げているように、諏訪圏域は変異株がかなり確認されていますので、何とか発生を抑え込みたいということで、これまで県の呼び掛けとしてはこういう言い方はしてきていませんけれども、今回特に追加をすることに、ある意味時短要請と併せてお願いすることとしました。

信濃毎日新聞 熊谷直彦 氏
 時短要請と併せてということは、あくまで時短要請をお願いする事業者が対象ということでよろしいのですか。

長野県知事 阿部守一
 時短要請を行う事業者だけではなくて、飲食を主として業としている店舗におけるカラオケ設備の利用を控えていただきたいということですから、例えば酒類の提供を行っていないお店とか、あるいはもともと8時まで営業していないお店とか、そういう皆さまにもお願いしていきたいと考えています。

信濃毎日新聞 熊谷直彦 氏
 そうするとカラオケボックスなどでも飲食サービスを提供しているところもありますが、それは飲食が主ではないから要請の対象ではないという判断でよろしいのでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 これは全国的に基本的にそういう考え方で行っていますので、本県も同じように対応していきます。

信濃毎日新聞 熊谷直彦 氏
 東京都が再度の緊急事態宣言の要請を検討する機会を今週中にも持つようなのですが、ここへ来て新型コロナの感染拡大が首都圏でかなり増えている状況です。きょうゴールデンウイークの対策、呼び掛け、メッセージを出されましたが首都圏の状況を、今の段階でどう見ていらっしゃいますでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 都道府県別の陽性者の状況も毎日見ているわけですけれども、人口10万人当たりの新規陽性者数で見ると、例えば千葉県とか神奈川県とか、かつての水準ほどには至っていない状況ですが、ただ前の週と比べて、全国そうですけれども、首都圏も関西圏も増加し続けているという状況です。そういう意味で非常に警戒することが必要だと思っています。長野県も大都市圏との往来が比較的盛んな県ですので、このゴールデンウイークに向けてのメッセージとしては、先ほどもお伝えしたように特に往来の部分については十分注意いただきたいと考えています。

信濃毎日新聞 熊谷直彦 氏
 感染拡大が続く中で迫っている東京オリ・パラの開催について、国会や他県の知事から中止の可能性を言及する声も上がっていますが、改めてですけれども阿部知事としては東京オリ・パラの開催についてはどんな感触を持っていらっしゃいますでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 多くの皆さまがオリンピック・パラリンピックがどうなっていくのだろうと関心を持って見ている状況ではないかと思います。非常に間近に迫っている状況ですので、どういう考え方で開催するのか、あるいは開催しないとしたらどういうケースなのかということを、やはり国民に分かりやすく伝えていくということが必要ではないかと考えます。

日本放送協会(NHK) 西澤文香 氏
 いろいろな選択肢を排除せずにと知事は毎回おっしゃっている中恐縮なのですけれども、茅野市で人口10万人当たりの人数がかなり増えている状況で、例えばこの茅野市、諏訪市、原村だけとか、諏訪地域のみで(まん延防止等)重点措置を国に要請するとかというお考えは今の段階であるのでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 まん延防止等重点措置の適用も、必要であれば全く排除せずに考えなければいけないと思っています。今、全県の新規陽性者数であったり、あるいは療養者数もかなり高い水準になってきていますので、さまざまな対策を講じなければいけないと思っています。ただまん延防止等重点措置になると、今までのケースだと1カ月であったり、あるいは3週間程度であったり、長期間にわたって時短要請を含むいろいろな強力な措置を講じるという形になってきます。長野県もこれまでそれぞれの地域で感染が急拡大して、そのたびにいろいろな対策を講じて抑制してきましたけれども、本県の場合は10日から2週間程度の対策でかなり感染拡大を抑え込めてきていると思っています。例えば今、長野圏域もひと頃に比べると拡大基調ではなくて横ばいからやや減少という方向になっていますので、そういう意味で措置の強さと本県の置かれた状況を鑑みたときに、あまり過度に強い措置を取り過ぎても副作用が大きいと思っていますので、そういうことを勘案しながら慎重に対応を考えたいと思っています。

日本放送協会(NHK) 西澤文香 氏
 現段階で急いでそれを要請しなければいけない状況ではないと考えていらっしゃるということでよろしいですか。

長野県知事 阿部守一
 現時点ではそうです。今、県が最大の関心を持って注意しているのが諏訪圏域ですけれども、きょうの段階で先ほど発表したように29日まで3市村に時短要請をしますので、その状況も見極めた上で対応していきたいと考えます。
 ありがとうございました。

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