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更新日:2022年2月14日

知事会見(令和3年(2021年)7月2日(金曜日)14時33分~15時36分 会場:県庁)

項目

阿部知事からの説明

  1. 県議会6月定例会の閉会について
  2. 新型コロナウイルス感染症への対応について
  3. 「信州の山小屋応援プロジェクト寄付金」について
  4. しあわせ信州移動知事室(上伊那地域)の実施について
  5. 信州地域デザインセンターについて
  6. 通学路の緊急合同点検の実施について

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取材者からの質問

  1. しあわせ信州移動知事室(上伊那地域)の実施について
  2. 新型コロナウイルス感染症への対応について

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本文

阿部知事からの説明

 1 県議会6月定例会の閉会について

長野県知事 阿部守一
 それでは本日の会見を始めます。大きく六つの項目について説明していきたいと思います。まず、県議会6月定例会が本日閉会という形になりました。提案をしました条例案、予算案並びに事件案、ご議決いただきましたこと、大変ありがたく思っています。頂いたご意見等を踏まえて県政をしっかり進めていきたいと思います。予算についてはこちら(会見資料1/スライド3ページ)に書いてありますように、6月17日に可決した第4号、第5号予算を合わせまして、一般会計で270億円余の予算です。主な内容は新型コロナウイルス感染症対応がほとんどです。医療・検査体制の強化、県民の皆さまの暮らし、産業の支援という部分に力点を置いて編成しています。早期議決をいただいた分についてはすでに執行準備を進めているわけですが、本日ご議決いただいた部分も含めてできるだけ早期に執行できるように全力で取り組んでいきたいと考えています。引き続き、県民の皆さまの命と健康、暮らしと産業を守るべく、全庁を挙げて取り組んでいきます。また、ゼロカーボンに向けては、太陽光、蓄電池の普及をしっかり進めて、脱炭素社会実現に向けてできる限り早め早めの対策、対応を講じていきたいと考えています。条例については松本空港条例の一部改正条例ということで、地域住民の皆さまのご理解もいただく中で、空港の運用時間の延長ということができる形になりました。関係の皆さまのご協力に改めて感謝申し上げるとともに、松本空港が長野県の空の玄関として大きな役割をこれからも果たせるように県としてしっかり取り組んでいきたいと考えています。
 続きまして副知事の選任です。本日付けで小岩副知事が退任という形になります。7年近い長い間、担当部長、企画振興部長、さらには副知事ということで、長野県のために大変なご尽力をいただいたこと、私としては心から感謝したいと思いますし、また総務省に復帰後も長野県のよき応援団として活躍をしてもらいたいと考えています。後任には3月まで総務部長を担っていた関昇一郎を任命する予定ですけれども、今、こうしたコロナ対応という非常時ですので、引き続き県庁全体の結束をしっかり保ちながら、両副知事と連携しながら、県政をしっかり進めていきたいと考えています。

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2 新型コロナウイルス感染症への対応について

長野県知事 阿部守一
 新型コロナの関係ですけれども、7月の4連休、そこから夏休みに入っていくわけですけれども、それに向けてのお願いを県民の皆さまにしたいと思っています。状況認識ですけれども、県内の新規陽性者数は非常に落ち着いている状況です。本日の新規陽性者数の発表はゼロということで、久しぶりに(新規)陽性者がいないという状況になっています。多くの県民の皆さまのご協力のたまものだと思っていますし、この間、飲食店はじめ、多くの事業者の皆さまにもコロナ対策にご協力いただいてきていますことを改めて感謝申し上げます。ただ一方で、新型コロナウイルス対策、引き続き気を抜くことなく、県民の皆さまのご協力を頂きながら取り組んでいく必要があると考えています。その背景の一つが、いわゆるデルタ株の感染例が全国的に増えてきているということがあります。感染力がアルファ株に比べてさらに強いと言われています。本県1例ですが、これは県外で感染されたと思われる事例1例のみで、その後デルタ株は確認されていない状況ですが、首都圏等を中心にデルタ株の確認例が増加してきていますので、十分注意をしていかなければいけないと考えています。これ(会見資料1/スライド8ページ)は昨年のグラフですけれども、昨年の7月から9月にかけて、いわゆる第2波であったわけです。第3波、第4波に比べると、波の高さとしては決してそんなに大きなものではありませんでしたが、やはりどうしても人の動きが活発になるこの季節は陽性者が増加しがちです。そういう意味で、4連休の後、それからお盆休みの後、少し陽性者数が増加したという状況にあります。これ(会見資料1/スライド9ページ)は今年のいわゆる第4波の図ですけれども、本県の第4波は全国の新規陽性者数に比べると、多くの皆さまのご協力の中で、ピークの陽性者数を相当低く抑えることができた状況です。今年の夏も多くの皆さまのご協力を頂きながら、人の動きが活発になる時期ですけれども、何とか感染の山、新規陽性者の数をできるだけ低く抑えていきたいと考えています。そういう考え方の下で、まずは7月22日から8月1日、4連休が始まる22日からの11日間を「感染対策強化期間」ということにし、県民の皆さまと一緒に第5波が発生しないようにご協力を頂き、一緒に取り組んでいきたいと考えています。今回、7月22日から8月1日まで「感染対策強化期間」としますが、もう1回、8月13日から22日、お盆の時期にも別途メッセージを出すことを検討しています。4連休から夏休みの入り口、それからお盆の時期に、県民の皆さまには特に感染防止に注意をしていただきたいと考えています。そういう意味で、まずは7月22日から8月1日の期間、感染対策に多くの皆さまのご協力とご理解をいただきたいと思っています。メディアの皆さまのお手元にはお願いの紙(会見資料2)を配っていると思いますが、こちら(会見資料1/スライド12ページ)で説明したいと思いますが。今回、4連休、夏休みに向けてのお願いですけれども、先ほど申し上げたように、全国的にはデルタ株の感染例が増加してきているという状況があります。本県の新規陽性者数は落ち着いている状況ですが、全国的には新規陽性者が微増、特に東京をはじめとする首都圏では、下げ止まりからやや増加傾向にあるという状況にあります。長野県としては、デルタ株が長野県に入ってくることをできるだけ防いでいきたいと考えています。そして大きなピークが来ないように何とか防いでいきたいと考えています。そういう意味で、「ウイルスを県内に持ち込まないために」ということで、一つは、感染拡大地域等への訪問はこの期間、22日から8月1日まではできるだけ控えていただきたいと考えています。「感染拡大地域等」というのは、直近1週間の新規陽性者が(人口)10万人当たり15人を上回っているところ、それから緊急事態措置、まん延防止等重点措置が講じられている都道府県ということで、ここはこれまでと同じ考え方です。また、感染拡大地域等以外の都道府県を訪問される際も、できるだけこの期間は避けるなど、慎重な検討をお願いしたいと思います。どうしても県外に行かれる方もいらっしゃると思いますので、そうした場合には感染リスクの高い行動は控えていただきたいと考えています。それから2点目が、県内で広げないということが必要ですので、まずは基本的な感染防止対策を改めて徹底をお願いしたいと思います。昨日の専門家懇談会でも、目、鼻、口からウイルスが侵入するということを改めてしっかり県民の皆さまに知っていただいて、目、鼻、口を守ってもらうようにという意見も頂いています。そうした基本的な知識でしっかり感染対策をいただけるように呼び掛けていきたいと思っています。また、体調が変だなと異変を感じた場合、発熱、せき、喉の違和感、鼻水、だるさ、味覚・嗅覚障害、こうした場合には外出は控えていただき、速やかに医療機関に相談していただきたいと思っています。そしてこの期間、夏休みに入るわけですので、同居のご家族以外で行う飲酒を伴う5人以上の会食については感染対策を徹底していただきたい。感染対策の徹底ができないような場合には控えていただきたいと思っています。何とかこの期間、新規陽性者数を抑えていきたいと考えていますので、ご協力を頂ければと思っています。次に、「安心で元気な長野県を取り戻すために」(会見資料1/スライド14ページ)と書きましたけれども、今、ワクチン接種が市町村、医療関係者の皆さまの努力で、ペースが上がる中で高齢者を中心に進んでいます。ワクチン接種も県としても市町村と連携して円滑に進めていきたいと考えています。県民の皆さまには効果と副反応、十分ご理解いただいた上で、接種の検討をいただきたいと思います。また、接種をされた方も含めて、引き続き感染対策を徹底いただきたいと考えています。7月中には希望されるご高齢の方、ほぼ接種ができるのではないかと考えていますけれども、まだ県民の皆さまの多くが、接種を希望される方が終了するまでには少し時間がかかりますので、そうした状況をご理解いただいた上で、引き続き、感染対策を徹底いただきたいと思っています。そして4番目ですけれども、「『思いやり』と『支え合い』で新型コロナを乗り越えましょう」(会見資料1/スライド15ページ)と書きましたが、昨年からずっと呼び掛けていますけれども、どうしても差別や誹謗(ひぼう)中傷、コロナの陽性になってしまったとか、あるいは県外との往来をした人に対しての差別的な言動、誹謗(ひぼう)中傷とか行われやすい環境ですけれども、ここで繰り返し申し上げているように、そうしたことは逆に新型コロナウイルスを拡散させることにもつながりかねません。誹謗(ひぼう)中傷を恐れて診療をためらうとか、そういうことが決してあってはいけないわけですので、差別や誹謗(ひぼう)中傷は絶対行わないようにお願いしたいと思います。むしろご自分を守る、あるいは身近な人たちを守るという行動をしっかり取っていただきたいと思います。そういう意味で、差別や誹謗(ひぼう)中傷をなくして、お互いの思いやり、お互いの支え合いでコロナ禍を乗り越えていきたいと思っています。どうしても県外へ行かれる方もいらっしゃると思いますし、ワクチン接種を受けられない方もいらっしゃいますので、そうしたことはぜひご理解いただきたいと思います。「新たな日常のすゝめ」はこれまでもお願いしている通りですが、先ほど申し上げたように、目、鼻、口、ここをしっかり守っていただきたいと思っています。この4連休、夏休み、県民の皆さまのご協力の中で、新規陽性者数を急増させることなく乗り越えていきたいと考えていますので、ぜひご協力をお願いしたいと思います。
 もう一つ、帰省についてのお願いです。帰省については、昨年からずっとなかなか移動しづらい、なかなか実家に戻りづらいという環境がある中で、多くの皆さまが帰省を楽しみにされていらっしゃると思います。ただ先ほどから申し上げているように、7月以降、昨年はいわゆる第2波が拡大しました。そういう意味で、これから申し上げるような点に十分ご留意をいただきたいと思っています。まず、帰省については慎重に検討いただきたいと考えています。ご家族とよく相談していただき、また各都道府県でも外出自粛であったり、都道府県をまたいでの移動の自粛が呼び掛けられていますので、そうしたことを踏まえて、慎重に検討いただきたいと考えています。また、帰省される場合は帰省前2週間は感染リスクが高い行動を控えていただきたい。感染して帰省されるという形にならないように、大切なご家族を守る行動を取っていただきたいと考えています。また、できるだけ時期の分散、連休やお盆という時期を避けるということもご検討いただきたいと考えています。それから、先ほども県民の皆さまには体調の異変を感じた場合はすぐ医療機関に相談していただきたいと申し上げましたけれども、帰省についても、帰省前10日間から発熱、せき等、異変がある場合については帰省は控えていただきたいと思います。もちろんこういう場合は医療機関に行っていただくのが望ましいと思っていますし、帰省については控えていただくのが適切だと考えています。それから、感染拡大地域等から帰省される場合については「帰省前3日以内にPCR検査を受けることを推奨」(会見資料1/スライド20ページ)と書きました。今、特に大都市部ではいろいろ検査を受けられる場がありますので、そうしたところで検査を受けられてから帰省されることをお勧めします。それから、こちらに戻ってきた後ですけれども、少なくとも1週間は感染リスクが高い行動、大人数で会食するといったようなことは控えていただきたいと考えています。いろいろご負担を掛けることを申し上げて恐縮ですが、ご自分、それからご家族、ご友人、そうした方の命と健康を守るという観点で、帰省の際にはこうした点についてご検討いただき、ご配慮いただきたいと考えています。
 以上が夏休み、夏に向けての呼び掛けです。最初の呼び掛けは「感染対策強化期間」、7月22日から8月1日までの間の呼び掛けです。帰省については、この夏、帰省をされる方については、これは期間限定ではありませんので、ぜひこうした点についてご留意いただきたいと考えているところです。
 それから「この夏に信州を旅する皆様へのお願い」(会見資料4)もお配りしているかと思いますけれども、引き続き、県内にお越しになる皆さまには感染防止の基本を呼び掛けると同時に、「旅マエ」、「旅ナカ」、そして「旅アト」、こうしたところでの感染対策を観光関係の皆さまと一緒に呼び掛けていきます。

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3 「信州の山小屋応援プロジェクト寄付金」について

長野県知事 阿部守一
 次は山小屋の支援についてです。長野県の山小屋は長野県の山岳文化、あるいは山岳観光、山岳の安全、山岳の環境、いろいろなものを担っていただき、また守っていただいている存在です。ただ、そういう中でコロナの影響を受けて、非常に厳しい経営環境に置かれている山小屋が多くなっています。宿泊定員を抑制されているなど、いろいろな対応をしていただいているわけですので、県としては今回の補正予算で山小屋に対する支援金の支給を行っていきます。それに加えて、本日から信州の山小屋を応援するクラウドファンディング型ふるさと納税による寄付募集を開始します。長野県の山岳は長野県の財産というだけではなく、日本、あるいは世界の財産ですので、多くの皆さまに公益的な機能を担っている山小屋を応援していただきたいと思っています。9月30日まで寄付募集を行っていきます。登山道の維持管理、山岳の環境保全、あるいはコロナ感染防止対策、こうした取り組みに生かしていきたいと考えています。ぜひ全国の皆さまの温かなご支援をお願いしたいと考えています。

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4 しあわせ信州移動知事室(上伊那地域)の実施について

長野県知事 阿部守一
 それから、しあわせ信州移動知事室ですが、7月6日から7日にかけて、2日間の日程で上伊那地域で実施します。上伊那で行うのは令和元年の夏以来ということになります。新型コロナウイルス感染症対策について市町村長の皆さまと意見交換をしていきたいと思いますし、また、上伊那地域は時短要請等も行いましたので、飲食店の皆さまとも意見交換を行いたいと考えています。また、戦略会議においては上伊那地域は官民を挙げて人材の育成、確保に一生懸命取り組まれている地域ですので、産業人材の育成、確保についても意見交換を行っていきたいと考えています。また、子育て世代の方、あるいは移住された方とも意見交換をさせていただき、今後の「信州回帰」の動きを確実にしていく取り組み、あるいは子ども・子育て支援対策にも生かしていきたいと考えています。

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5 信州地域デザインセンターについて

長野県知事 阿部守一
 大きな5点目ですけれども、UDC信州(信州地域デザインセンター)の活動についてです。皆さまのところには「2020年度活動報告書」という冊子をお配りしているかと思います。UDC信州、官民一体で新しいまちづくりを進めていくための支援組織として、一昨年の8月に設立しました。前も述べたかもしれませんが、私も横浜市の副市長をしていたときにはUDCY、アーバンデザインセンター横浜の立ち上げに参画したわけですけれども、このUDCは全国各地にできつつあります。ただ、本県のUDCは県が中心となって設立した広域型のUDCということで、この広域型としては全国初のUDCです。そういう中で、なかなか市町村単独で取り組むことには限界がある、難しい、そうした取り組みにも貢献をしているところです。まず、UDC信州の取り組みの具体例ということで、6月にプレスリリース(会見資料9)したところですけれども、上田市、千曲市の広域シェアサイクルの社会実験をスタートしています。しなの鉄道沿線地域の活性化という観点から取り組んでいるわけですけれども、新しいモビリティの在り方ということで、UDC信州はこの社会実験の全体企画、あるいは民間企業とのマッチング、さらには高校と連携した探究活動の支援、こうしたことを進めているところです。この他にも大町市の中心市街地の再生であったり、あるいは諏訪湖周辺地域の魅力向上といった取り組みも行ってきています。後ほどこの報告書をご覧いただければと思います。引き続き、公、民、学、連携の下で、魅力あるまちづくりを進めていきたいと考えています。市町村の皆さまのみならず、企業の皆さまも含めて、UDC信州を積極的にご活用、ご利用いただきたいと考えています。県としても引き続きUDCの活動をしっかり応援していきたいと考えています。

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6 通学路の緊急合同点検の実施について

長野県知事 阿部守一
 次ですが、通学路の緊急合同点検等についてです。今回、千葉県の八街市で、下校中の子どもたちの列にトラックが突っ込んでしまうという大変痛ましい事故が起きてしまいました。お亡くなりになられた子どもさんのご冥福を心からお祈りするとともに、被害を受けた、負傷された子どもたちにお見舞いを申し上げたいと思います。平成24年に京都府の亀岡市で交通事故がありました。登校中の児童が死傷するという事故がありましたが、これを受けて、県としては通学路の安全点検、学校、教育委員会、警察、道路管理者、合同で行ってきました。そうした取り組みの結果、例えば建設部が取り組んでいる道路環境整備の中で、地域から出てきた要望を踏まえて、歩道整備、あるいは交差点のたまり場整備等、546カ所の整備を進めてきて、現在93.2パーセント完了のところまできています。また、関係機関との合同点検、その後も継続して実施してきている状況です。そうした中で、今回の事故を受けて、県の交通安全運動推進本部として改めて通学路の緊急合同点検を行っていきたいと考えています。市町村、市町村教育委員会、保護者、警察、道路管理者、関係の皆さまにご協力いただきながら、子どもたちの安全を守る取り組みを進めていきたいと考えています。それぞれの役割があり、またハード面での対策、あるいは、例えば通学路の在り方を見直すみたいなソフト面での対策、いろいろありますので、いま一度全県的にしっかり対応を行っていきたいと考えています。また併せて、県下一斉緊急街頭啓発も行っていきたいと考えています。今回の事故はドライバーがお酒を飲んでいたと聞いています。飲酒運転の防止、撲滅に向けて、県下一斉緊急街頭啓発を7月9日に行っていきたいと思っています。当然ことですけれども、交通安全は一人一人の心掛けが重要ですので、県民の皆さまには引き続きのご協力を頂きたいと思いますし、お酒を飲んでの運転ということは絶対あってはならないことですので、ドライバーの皆さまには改めてしっかり対策、お酒を飲んだら絶対車を運転しないということをお願いしていきたいと思います。私からは以上です。

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取材者からの質問

 1 しあわせ信州移動知事室(上伊那地域)の実施について

長野日報 前田智威 氏
 上伊那の移動知事室ですけれども、上伊那の住民の皆さんと交流して、今回はどんな成果を期待されますか。

長野県知事 阿部守一
 先ほども少し申し上げましたけれども、県全体でも、地域としても新型コロナ対策が当面の最重要課題だと考えていますので、まずは市町村長の皆さまとしっかり意見交換していきたいと思います。その中で今後の対策を一緒に考えていきたいと思いますし、加えて飲食店の皆さまには時短要請等を行っていますが、飲食店の皆さまの率直なお考えを伺いたいと思っています。加えて、例えば伊那市は非常にさまざまなDX(デジタルトランスフォーメーション/ITの浸透が人々の暮らしをあらゆる面でより良い方向に変化させること)の取り組みを進めていますので、先進的な取り組みについてもお話を伺っていきたいと思っています。また先ほど申し上げたように、子育て世代、あるいは移住者の方とも意見交換しますので、今後の長野県の施策にヒントを頂きたいと考えています。

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2 新型コロナウイルス感染症への対応について

長野日報 前田智威 氏
 ワクチンの供給のことなのですけれども、不足する見通しと言われていますけれども、今、知事がつかんでいらっしゃる今後の見通しとか県の対応ですとかをお聞かせください。

長野県知事 阿部守一
 ワクチン接種については、先ほど申し上げたように、市町村と多くの医療関係者の皆さまのご努力で、本県内における接種のペースが非常に上がってきています。そういう意味では、ご高齢の方のワクチンはすでに確保されていますので、7月中にはご高齢の希望される方の接種は終えることができるのではないかと思っています。ただ、ご質問にありましたように、職域接種であったり、あるいは今後、モデルナとファイザーが並列する形の中で、国から中長期的な供給見通しが明確に示されていないということで、市町村はじめ現場の皆さまがやや困惑されているという現状があります。県としては、引き続き各市町村としっかり意思疎通をしながら取り組んでいきたいと思いますし、国にもワクチンの計画的、安定的な供給を要請していますけれども、国にもしっかり対応を求める中で、希望される方ができるだけ早く接種いただけるように取り組んでいきたいと考えています。

信濃毎日新聞 立松敏也 氏
 東京オリンピックに向けて、ホストタウンになっているところが県内にもあるのですけれども、外国から見えているからという方だけの話ではないのですけれども、新型コロナに感染している可能性はあるわけで、もしそういう方が出た場合の県の対応としてはどうしたいかということを、基本的にどう考えているか教えてください。

長野県知事 阿部守一
 きょう東京オリンピック・パラリンピック推進本部事務局から、ホストタウン等を受け入れる保健所に対するオンライン説明会というのが今、開かれている状況です。どういう形で説明がされるかは、今現在、開かれている状況ですので、私はまだ承知していませんけれども、また報告を受けたいと思っています。オリンピックによって感染が拡大するというようなことにならないように、最大限取り組んでいく必要があると思いますし、ホストタウン、各市町村、あるいは県としてサポートしていくからにはしっかりとした対応を行っていくと。これはお越しになられる皆さまのためにも、そうした受け入れる地域の住民の皆さまのためにも必要なことだと思いますので、万全を期していきたいと考えています。

信濃毎日新聞 立松敏也 氏
 もう1点は、オリンピックに関連して選手とか講師とかそういう方ではなくて、オリンピックファミリーと呼ばれる方だったり、メディアの方も海外から見えると。その方たちの行動の管理というのがどうなるかというのがいまいちはっきりしないところも残っていると思っていて、ともすれば長野県にも取材で来られたりとか、あるいは関係者の方が余暇を楽しむというのか分かりませんけれども、見えたりするということもなくはないのかなというところがあると思います。こういうことに関しては、知事としてはどのように考えているのか。歓迎するのか、あるいはやめてほしいのか、もし行われるとすればどのように対応してほしいのか、何か思うところがありましたら教えてください。

長野県知事 阿部守一
 先ほど県民の皆さまへの呼び掛けだったり、帰省についてのお願いを説明しましたけれども、オリンピック・パラリンピック、非常に大きなイベントでありますけれども、私としてはダブルスタンダードはやめてほしいと、ダブルスタンダードにならないようにするということが非常に重要ではないかと思っています。例えば何となくオリンピック関係者だけ別扱いみたいな話になってしまうと、今、長野県の場合は県民の皆さまにも大変なご協力を頂きながら、何とか爆発的な感染につながらないように取り組んできました。そうした取り組みをこれからも続けていく上では、やはり基本的には同じようなお願い、要請をして対応していただくということが基本だと思っています。加えて、水際対策というのは国が責任を持って取り組んでいただくということが不可欠ですので、そこの対応についてはしっかり厳格な対応を政府には講じてもらいたいと思っています。

信濃毎日新聞 立松敏也 氏
 先ほど私が挙げた中でメディアの方に関して言うと、同業者とすると、オリンピックを迎えている日本がどういう状況なのかを取材して、世界にちゃんと発信してもらいたいなという思いも個人的になくはないのですけれども。そういうところに関しては知事はどのように捉えていらっしゃいますか。

長野県知事 阿部守一
 先ほど申し上げたように、例えばまん延防止等重点措置地域では都道府県境をまたいだ移動は自粛してほしいということ、これは政府の基本的対処方針にも書かれているわけですから、それはすべての人たちに同じように関係者からは求めてもらいたいと思っています。また、「新たな旅のすゝめ」の中にも書いていますけれども、県境をまたいで移動する際は、基本的な感染対策をしっかり行っていただくと同時に、やはりご自分の健康観察、しっかり行っていただいて、少し体調が悪いというときは控えてもらうということも必要です。そういうことで、国、東京都、組織委員会、そうしたところからしっかり関係方面には伝えていただくことが重要だと思います。

長野朝日放送(abn) 川見能人 氏
 先ほども出ましたが、ワクチンの供給量が今月以降少し鈍化するというか、ペースが少し下がってくるということについて、これ自体については知事はどのようにご評価されていらっしゃいますでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 先ほど申し上げたように、今、県内、あるいは全国で接種スピードは上がってきています。そういう意味では、現場の市町村、あるいは医療機関の皆さまからすると、このペースを維持したいと思われていると思いますし、私も思っています。ただ、現実問題、配送が追い付いていかないという状況がありますので、そういう意味では、今後の見通しをまずは国がしっかり示してもらうということが重要だと思いますし、その見通しの中で最善の方策を市町村と一緒に考えていくということが重要だと思っています。

長野朝日放送(abn) 川見能人 氏
 こちらは知事に聞く話ではないのかもしれませんが、その関連で言うと、そもそも今回鈍化しているのは配送の問題だというご認識でいらっしゃるということですか。

長野県知事 阿部守一
 まだ国内に入ってきていない分も含めて、一応国は総量は確保していると言っていますし、私もそう思っています。ただ、われわれが一番困るのは、いつどれだけの量がどこに配送されるかというスケジュールがなかなか中長期的に明確に示されていない。これは国も頑張ってファイザー等と交渉していると理解していますけれども、やはり見通しが立てづらいというところは一番大きな課題だと思います。

長野朝日放送(abn) 川見能人 氏
 そうすると、思いとしては早く来てほしいと、誰しもそう思っていると思うのですけれども、ただ一方で、いろいろな事情があって遅れてしまうということ自体について、それそのものは致し方ないのかなと、そういう受け止めでよろしいのでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 現実的に無理なものを実行しろと言っても国もなかなか無理だと思います。県も単に国に何とかしてくれと言うだけではなくて、所与の条件の中で最善を尽くしていくということが重要だと思います。もちろん国には中長期的にしっかり安定的、計画的な供給計画を示せということは言い続けていきますけれども、それを言っているだけでは解決しませんので、やはり市町村と一緒にどうすれば限られた供給量の中で最善の対応ができるかということは考えていく必要があると思っています。今まで高齢者分のワクチンというのは一応もう供給されています。この7月というのはどういう局面かというと、今どこの市町村も7月中の希望高齢者を接種しようということで頑張って取り組んでいますので、半分の接種というのは高齢者。7月中旬以降はそれ以外の方も入ってきますので、高齢者分のワクチンというのは来ている分から使うという形になります。そうすると、残りの半分のところがしっかり供給されれば、7月は一定程度対応できると思います。8月以降は高齢者はほぼ終わっている形になりますので、そこから以降は、まさにこれから供給される量に応じて対応していかなければいけないという形になりますので、少し状況認識とかフェーズの認識をしっかり持ちながら取り組んでいくということが重要だと思っています。

長野朝日放送(abn) 川見能人 氏
 市町村と連携しながら最善の対応をというお話でしたけれども、国に要望するという以外で、県としてこの問題に関して取れる対応として、今お考えのことが何かあれば教えていただけますか。

長野県知事 阿部守一
 一つは、県も集団接種の会場を設けています。市町村は今まで基本的にファイザーで、県の集団接種はモデルナを使う形になっています。今、職域接種の関係でモデルナの供給量がやや不透明なところはありますけれども、ファイザーとモデルナの二本立てでやっています。そういう意味では、これからどういうウエート配分になってくるかということも見極めながら、場合によったら県の集団接種で受ける人たちをもう少し考えるとか、逆にもう少し市町村で受け入れていただくとか、自治体の接種会場はこれからファイザーも配分するということも河野大臣がおっしゃっていますので、そうした変動要素が幾つかある中で、最善の方法を市町村と一緒に取っていきたいと考えています。

長野朝日放送(abn) 川見能人 氏
 新規の感染者が本日ゼロでした。改めて所感を教えていただいてもよろしいですか。

長野県知事 阿部守一
 3月の上旬以来ということで、いわゆるこの間の第4波と称してきていますけれども、本当に多くの新規陽性者数が出てしまいました。その間、お亡くなりになられる方もいらっしゃいましたので、改めてご冥福をお祈りしたいと思います。ただ、先ほどご覧いただいたように、長野県の新規陽性者数のピークは全国に比べるとだいぶ抑えることができたと思っています。これは多くの皆さまがご協力いただいたおかげだと思っていますので、ずっと申し上げてきているのは、ピークの山を下げて、あるいは遅らせるということが重要ですので、今後もこうした形になるように、多くの皆さまのご協力を頂きながら、しっかり取り組んでいきたいと思っています。

長野朝日放送(abn) 川見能人 氏
 先ほど出された夏休み向けのメッセージの話ですけれども。時期的に言うと、例えばまだ二十日ぐらい先だったり、1カ月半ぐらい先だったりするのかなと思いますが、この時期に出された理由を教えていただいてもよろしいですか。

長野県知事 阿部守一
 通常であれば夏休みの計画というのは今ごろは多くの方が立てている、あるいは立て始める時期ですので、そういう意味で早めにメッセージを出すこととしました。先ほど申し上げたように、こういう形で県もカレンダーをにらみながら対策、対応を考えていますので、先ほど山の話をしましたけれども、できるだけこういう時期に新規陽性者数が集中しないように、もちろん感染が全体として抑えられることが重要ですが、それに加えて、できるだけ一時期に陽性者数が一気に増えるという形になると、医療機関の対応もなかなか困難になってきますので、そういう意味で早めにメッセージを出して、できるだけ県民の皆さまにもご自分の行動を今から考えていただきたいということで、きょうこういう形でメッセージを出しました。

信濃毎日新聞 井口賢太 氏
 ワクチンの関係で一つだけ。国の方は供給量に対して実際の接種率から見て、どうもワクチンを供給したけれども残存していたり、偏在しているというような観点で有効接種を呼び掛けているというか、そういう観点を持っているようなのですけれども。あと、県内の現場からも、そういった偏在等があるなら、県の方にどこにどれだけ残っていて融通できるのかどうか、調整役をお願いしたいという要望があったりもします。その辺に関して知事はどのようにお考えでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 先ほど申し上げたように、高齢者接種分は基本的にもう配分されている、7月末までに高齢者接種を終えていく上では、基本的にワクチンの供給サイドのボトルネックはないだろうと思っています。今後の対応ですけれども、要するに今、例えば供給量と使用量と比べて、使用量がまだ少ないのではないかという見方ですけれども、そこはやはり現場とか市町村の皆さまの感覚としては、これは2回接種しなければいけません。1回目接種したら、必ず2回目接種、海外だと1回接種しているだけみたいな方も多いみたいですが、日本の場合はしっかり2回目も接種しましょうということで、どこの市町村も取り組まれていますので、やはり1回目接種した方の2回目分というのは、基本的にただ遊ばせているというわけではなくて、しっかり確保しているというのが私どもの考え方です。ただ、高齢者接種以降については、先ほど申し上げているように、まだ今後、中期的な見通しが必ずしも明確ではない部分がありますし、場合によっては県も市町村と一緒に供給側の調整をしていかなければいけないような場面も出てくる可能性はあると思っています。そういう意味で、市町村の皆さまとは定期的に意思疎通していますけれども、そうした必要が生じてくれば、これは県が勝手にやるわけにはいきませんので、市町村の皆さまの考えを十分受け止めた上で一緒になって対応を考えていきたいと考えています。

信濃毎日新聞 井口賢太 氏
 供給側とおっしゃったのは、具体的にどういうことを指していますか。今、供給側のことも考えていかなければならないことが…

長野県知事 阿部守一
 供給側というのは、基本的には国が配分量を決めてきます。国の考え方にもよるので、私は基本的には人口に比例して、着実に配分してもらうということが一番計画が立てやすいと思いますので望ましいと思いますけれども。今、基本枠の他に調整枠があったりして、例えば、今お話があったように数値的に進んでいるところになるべく早く供給しましょうというような形になっている部分があるので、そうするとどうしても逆に全体の計画が立てづらいところがあります。今後、国がどういう方針で供給を行うかにもよると思いますけれども、場合によっては県内全体の状況を見て調整をしなければいけない場面、これは供給側の調整をしなければいけない場面もあり得なくはないと思っていますので、そういう意味で、市町村と一緒に考えていきたいと思います。

信濃毎日新聞 井口賢太 氏
 供給の希望する側という意味ですよね。

長野県知事 阿部守一
 希望と、それから例えば場合によっては広域単位で融通していただくというようなことも含めて、場合によっては考えていく必要も出てくる可能性はあると思います。VRS(ワクチン接種記録システム)で国はデータを把握していますけれども、例えば市町村からすると、周辺地域の人たちを接種すると、自分のところの接種者数にはカウントされないけれども、自分のところに供給されたワクチンは減っているという形にもなります。そういう意味では、国においては、VRSの需要と供給の数字だけ見るのではなくて、地域の実態を踏まえた方向付けをしてもらいたいと思っていますし、例えば、今みたいな市町村境をまたいで接種されているというケースももちろんありますので、そうしたことを考えると、場合によっては県としても市町村と一緒に方針を考えるという必要もあるのではないかと思っています。

信濃毎日新聞 熊谷直彦 氏
 ワクチンの供給に関して1点だけお聞きしたいと思います。先ほど人口に比例して配分した方がいいというような話がありましたが、他の知事からは感染拡大している地域に優先的に配分すべきだというような意見もありますが、それについてはどう感じていらっしゃいますでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 何を優先するかなのだと思います。それは状況をどう認識して、何を優先するかによって変わってくるのだと思いますけれども。ワクチン接種については、最初は供給が少ないのではないかという話があって、今は逆に全国の接種ペースが上がっていますので、大体どこでも供給されればしっかり打てる環境になってきていると思います。先ほどから申し上げているように、今の一番大きな問題だと私が感じているのは見通しが立たないことです。これは、打ち手の確保を市町村はやらなければいけない、あるいは会場の確保をしなければいけない、あるいは接種される方に連絡しなければいけないというときに、ある程度先まで供給が見通せれば、そこは今しっかり市町村はやっていただいている状況ですけれども、そこが変動するというようなことになると、少し先のところまでしか計画が立てられないという形になってしまいます。そういう意味で、接種ペースに応じて配分するという考え方も、例えば供給が潤沢で接種側が追い付かないようなときは、そういうやり方というのはもちろんなくはないと思っていますけれども、現状は全国的には接種ペースが非常に上がっていますので、接種可能能力を最大限生かす上では、中長期的に安定的に、計画的に配分するのが最も望ましいのではないかと私は感じています。これは地域の実情に応じていろいろ見方があると思いますけれども、私としてはそういう考え方でいますので、国においても安定的、計画的な供給をしてもらいたいということを要請しているところです。

信濃毎日新聞 野口健太郎 氏
 今の質問について関連してお伺いしたいのですけれども。自治体の中には、11月末に終えるというスケジュールを組んだ場合に、7月末ぐらいまでは国からそういった配分のスケジュールなどが出ないと非常に厳しいというような意見も出てきているようです。取材をするとそういう声が聞こえてきます。知事自身、今一番の課題とおっしゃって、まさにスケジュール、見通しのことをおっしゃっていたのですけれども、知事としては、早いに越したことはないと思うのですが、11月末に終えるまで、どの辺までに明確なものを示してほしいと考えていらっしゃいますでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 これはもう早ければ早いに越したことはないと思います。というのは、いつどれぐらいの量が来るかということが分からないと、医療従事者の確保も非常に不安定になってしまいかねません。そういう意味では、先ほど申し上げたように、国もそこは最大限頑張っている状況だと思っていますけれども、やはり現場としては、短期的な見通ししか示されないということだと、なかなか安定的な対応がしづらいという状況になっていますので、そこは引き続き国には強く求めていきたいと思います。

信濃毎日新聞 野口健太郎 氏
 信州の夏の期間の旅行についてなのですけれども。先ほど信州を旅する皆さんへのお願いでもあったのですけれども、この夏の旅行への考え方、もしくは一般的な宿泊もそうなのですが、登山も含めて、登山に関しては特殊な呼び掛けもなさったかなと思うのですけれども、どう考えていらっしゃいますか。

長野県知事 阿部守一
 「信州の安心なお店」をはじめとして、宿泊施設の感染対策、相当力を入れて行っていただいている状況になっています。そういう意味で、私も毎日のように新規陽性者の報告を受けてきていますけれども、旅行に来て感染が拡大しているというようなケースは基本的にここしばらくはないという状況になっています。そういう意味で、観光関係者、宿泊関係者の皆さまのご努力のおかげだと思っています。先ほど申し上げたように、夏はどうしても人の移動が盛んになる時期です。そういう意味では、県民の皆さまへの対策徹底、それから帰省される方へのお願いということと併せて、旅行をされる皆さまへのお願いということもセットで、これは観光関係者の皆さまを通じて呼び掛けていきたいと思っています。引き続き多くの皆さまが安全・安心の中で観光していただけるように、県としても取り組んでいきたいと思っています。

信濃毎日新聞 野口健太郎 氏
 確認なのですけれども、感染防止策の徹底を呼び掛けた上で、信州に来ていただきたいというのを呼び掛けていくと、そういう理解でよろしいですか。

長野県知事 阿部守一
 アクセルとブレーキの話を前もしたかと思いますけれども、今の時点では県民の「家族宿泊割」を行っているという状況です。そういう意味で、県外からのお客さまを積極的に呼び込んでいるというフェーズではないというのが現状です。観光関係者の皆さまにすると、もっと積極的に呼び込んでもらいたいという声もあると思いますけれども、先ほどから申し上げているような現状です。特にこの4連休、夏休みのスタートの段階では、感染が急拡大しないように取り組んでいきたいと思っていますので、そういう意味で県としては、今の段階では観光誘客についてアクセルをどんどん踏んでいくというような状況にはまだなっていないと。今は少し控えめで、県民の皆さまへの支え合いの中で県内の観光を勧めているという現状です。
 ありがとうございました。

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