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更新日:2021年10月20日

知事会見(令和3年(2021年)4月16日(金曜日)16時11分~17時05分 会場:県庁)

項目

阿部知事・金子諏訪広域連合長(諏訪市長)・今井茅野市長からの説明

  1. 新型コロナウイルス感染症への対応について

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取材者からの質問

  1. 新型コロナウイルス感染症への対応について

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本文

阿部知事・金子諏訪広域連合長(諏訪市長)・今井茅野市長からの説明

 1 新型コロナウイルス感染症への対応について

長野県知事 阿部守一
 金子市長、今井市長には大変お忙しい中、会見にご同席いただきまして誠にありがとうございます。また、これまでもご協力いただき、一緒になってコロナ対応に取り組みましたけれども、これからなお一層連携して対応していきたいと思いますので、よろしくお願いします。私から本日は諏訪圏域全体の感染警戒レベルを5に引き上げ、「特別警報2」を発出するということをお伝えしたいと思います。諏訪圏域の感染状況ですけれども、一昨日の段階で感染警戒レベルを4としましたが、直近1週間の陽性者数が1週間前と比べて約7倍に急拡大しているという状況です。4月8日の段階で直近1週間の陽性者数が人口10万人当たり4.16人でしたが、昨日の段階で29.66人ということで、県内の各圏域の中でも非常に急速に感染が拡大している状況です。特に諏訪圏域においては、変異株がこれまでに12例確認されています。10圏域の中で最も多い変異株陽性者が確認されています。また濃厚接触者も多数いらっしゃるという状況です。変異株については強い危惧を持っています。感染力が強い、重症化のスピードが速い、基礎疾患がない40~50代の方も重症化するケースがある、子どもたちの感染割合が高いといったような指摘が専門家の皆さまからもなされており、これまで以上に脅威となるウイルスだと考えています。そういう状況認識の中で、今回諏訪圏域について感染警戒レベルを5に上げて、「特別警報2」を発出します。4月29日まで「特別警報2」の期間としますが、今申し上げたように、他の圏域と比べて非常に陽性者の数が急速に増大しているということ、加えて最大限警戒しなければいけない変異株が多数確認されているということもありますので、地域の皆さまには最大限の感染対策をお願いしたいと考えています。県の対策強化ですけれども、住民の方、来訪者の皆さまにお願いしたいと思っています。これは圏域の市町村の皆さまにもご協力いただきながら訴えていきたいと思いますけれども。ご高齢の方、基礎疾患がある方には、大変恐縮ですけれども、不要不急の外出は控えていただきたいと考えています。また先ほど申し上げたように、変異株が多数確認されていますので、人との接触機会は極力減らしていただきたいと考えています。また会食はこれまでも繰り返し注意を呼び掛けていますけれども、自宅で行われるものも含めて、大人数、長時間の会食は控えていただきたいと考えています。また、感染拡大予防ガイドラインを遵守していない酒類の提供を行う飲食店については利用を控えていただきたいと思います。全国的に非常に感染拡大が続いている状況です。特にまん延防止等重点措置が講じられているような地域を中心にして、県として呼び掛けている感染拡大地域に対する訪問は控えていただきたいと考えています。また急拡大をしている状況です。ぜひ風邪症状等がある方は外出を控えて、もしかしたら自分も新型コロナウイルスに感染しているのではないかとお考えいただき、風邪症状等がある場合については外出を控えていただき、かかりつけ医の先生等に速やかにご相談いただきたいと考えています。事業所の皆さまにも感染防止策の徹底、在宅勤務、テレワーク等の推進をお願いしたいと思っています。特にこれまでの県内の感染事例を見ますと、いわゆるバックヤード、休憩の場、社員同士が食事をする場で感染が広がったと考えられる事例がたくさんありますので、休憩時間帯のようなどうしても気が緩む時間帯について、あるいはそうした場所については注意をいただきたいと思います。それから医療機関や福祉施設、学校、保育所、こうした施設に対して改めて感染防止策の徹底をお願いしていきたいと考えています。こうした施設ではこれまでも最大限の対応を取っていただいていますけれども、今申し上げたような状況ですので、改めて対策の徹底をお願いしたいと考えています。また大人数が集まるイベントの実施については慎重にご検討いただきたいと考えています。実施方法の見直し等も行える方は積極的に行っていただきたいと思います。また、市町村の皆さまと連携して、経済的な影響も出てくると思われますので、事業者支援はこれまでのレベル5圏域同様、県から財政的な支援を行って取り組んでいきたいと考えています。積極的な検査については極力広範な検査を行っていきたいと考えています。それから県の公共施設については感染対策の徹底、休止等の措置を行っていきます。市町村にも同じような検討を依頼していきたいと考えています。極力感染拡大を防止したいと考えていますので、検査についてさまざま取り組んでいきたいと考えています(会見資料1/スライド8ページ)。まず一つ目は、「陽性者が確認された場合、濃厚接触者に限定せず接触者を幅広く検査」と。国は濃厚接触者の検査ということにしているわけですけれども、県としては必要な方であれば濃厚接触者に限らず、広く検査を行っていきたいと考えています。「全ての陽性者に対する変異株のスクリーニング検査」を行っていきます。これまで検体が使える方、使えない方がいらっしゃるということをお話ししましたけれども、検体が変異株のスクリーニング検査に使えない方がいらっしゃる場合も改めて検体を採取し、すべての方に変異株のスクリーニング検査を行っていきたいと考えています。実施場所については検討中ですけれども、「飲食店従事者のうち希望者に対する検査」を行っていきます。それから医療施設、福祉施設に対しては、幅広く検査を行っていただくよう呼び掛けていきたいと考えています。医療機関は自分のところで検査できる施設が多いわけですが、福祉施設はご自分のところで検査がなかなか難しい施設がほとんどだと思いますので、県としての検査費補助を充実、拡充します。これまでの補助率をさらに引き上げて、9割補助まで持っていきますので、福祉施設の皆さまには従事者の皆さまに対する積極的な検査を行っていただきたいと考えています。また、福祉施設の自主的な検査だけではなくて、県としてはこれまでも行ってきましたけれども、陽性者等が出れば施設の従事者、あるいは入所者に全面的に行政検査を行っていきます。それから飲食店に対する巡回も行っていきます。ガイドラインの遵守を呼び掛ける一方で、「信州の安全なお店」に対する登録の促進を図っていきたいと考えています。今申し上げたように、諏訪圏域について本日の段階でレベル5に引き上げます。全県の状況ですけれども、長野と諏訪が感染警戒レベル5、佐久、上田、上伊那、北信が(レベル)4、残りの地域が(レベル)3という状況になります。諏訪圏域の皆さまには陽性者が急増しているということ、それから変異株が多数確認されているということに十分ご留意いただき、くれぐれも感染防止対策をしっかり行っていただきますようにお願いしたいと思います。それから当該圏域は会食に伴う感染も確認されています。今、医療警報を発出中ですので、大人数、長時間の会食は控えていただくよう全県民の皆さまにお願いしているところですけれども、特に諏訪圏域の皆さまには今申し上げたような状況ですので、自宅で行われる会食も含めて、大人数、長時間の会食は行わないようにしていただきたいと思います。加えて先ほど申し上げたように、人との接触機会は極力減らしていただき、特にご高齢の方、基礎疾患がある方については不要不急の外出は控えていただきたいと思います。接触機会を減らすためには、企画している大人数の会合等があれば延期するとか、もっと少人数にするとか、リモートにするとか、工夫をいただきたいと思いますし、また買い物等もまとめてするといったような形で、ぜひ人と接触する機会を減らしていただきたいと考えています。こうした取り組みを県としてしっかり行っていきますが、きょうご出席いただいている金子市長、今井市長はじめ、圏域内の市町村長の皆さま、あるいは市町村の皆さまとも連携をして取り組んでいきたいと考えていますので、よろしくお願いします。私からは以上です。

諏訪広域連合長(諏訪市長) 金子ゆかり 氏 
 本日は阿部知事はじめ皆さまには、日ごろからご支援いただいていまして感謝申し上げます。諏訪広域連合としまして、○○(音声不明瞭)時点にこの管内の陽性者は2名いました。これが○○(音声不明瞭)の時点で5人、そして本日の発表を加えますと急速に70名前後の陽性者ということになります。4月14日に警戒レベル4が発せられました。その2日後の本日、レベル5に上がるという状態を私たち6市町村長も危機感を共有しています。こうした状況は一日も早くウイルスを抑え込み、拡大を阻止していく、この取り組みが一番大事だと認識していますので、今井敦茅野市長と共に6市町村協力して取り組んでまいる所存です。この諏訪管内も通勤、通学、通院、買い物等、生活圏、経済圏を共有しています。そういう意味では我が事として捉えていただきたいと、圏域の住民の皆さまには申し上げたいと思います。それからこれだけ感染が拡大したということは、それぞれの家族やお知り合い、友人、知人等に陽性者が恐らく出ていると推測ができます。この人たちに対する人権にしっかりと配慮して、感染された皆さまは一日も早く回復されることに専念していただきたいと思いますし、われわれは感染を広げない、そのためには自分が感染しない、そしてもしかしたら潜伏しているかもしれないことを想定して人に感染させない基本的な行動をしっかり取っていきたいと思います。ぜひ格段のご協力を頂きたいと思います。また事業者の皆さまにもしっかりとした感染予防の対策を取っていただくようお願いしたいと思います。ということで本日緊張感を持ってこの会見に臨んでいます。どうぞ今後とも県の皆さまにはご支援、ご指導のほどよろしくお願いします。そして圏域の皆さま、一緒に乗り切りましょう。よろしくお願いします。

茅野市長 今井敦 氏
 阿部知事、今回茅野市で大変多くの陽性が確認された方が出ているわけですけれども、早期から対応に動いていただきまして誠にありがとうございます。午前中には諏訪保健(福祉事務)所長さん、また保健・疾病(対策)課長さんも本庁から来ていただいて、ご相談させていただいています。大変ありがたく思っています。今回茅野市が大変多く陽性者数を出しているわけですけれども、金子広域連合長・諏訪市長さんはじめ、諏訪圏域周辺の5市町村の首長さん方にも我が事として皆さまに捉えていただいてご協力いただいています。大変ありがたく思っています。どうぞよろしくお願いします。さて茅野市では今、陽性者が急激に拡大しているということで、その対策に奔走しているところです。正直申し上げまして、今回は、先ほどの知事の説明の中にもありましたけれども、非常に感染力が強く、その発症するスピードも速いということで、対応もスピード感が求められているのだろうと認識しているところでして、市役所庁内、また市が行っています公共施設、あるいは学校、保育園、特に学校、保育園には気を配って対応していまして、県ともご相談しながら、そうした形で対応を進めています。ありがとうございます。今回そうした状況の中でレベルが5に上がり、「特別警報2」を発出ということです。多くの市民の皆さまにより気を引き締めていただくためにも、これはやっていかなければいけないことだと認識をしているところですし、また市としましては、全面的に県のご指導をいただく中で共に連携をして、また周辺の市町村さんとも連携をする中で、何とか早期にこうした状況を沈静化に向かわせたい、そんなふうに思っているところです。先ほど知事から県の主な対策強化等のご説明もいただきましたけれども、大変ありがたいと思っているところですので、今後ともご指導いただければと思いますし、また周辺の市町村の皆さまともご協力をお願いする次第です。大変ご心配いただいています。茅野市民も本当に不安の中にいると思いますけれども、何とかこの難局を乗り切るべく頑張っていきたいと思っていますので、皆さまのご理解、ご協力を賜りますようお願いします。

長野県知事 阿部守一
 今井市長もありがとうございました。先ほど金子広域連合長からもお話があったように、感染された方、陽性となった方に対する差別や誹謗(ひぼう)中傷ということが絶対行われないように私からも改めてお願いしたいと思います。

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取材者からの質問

 1 新型コロナウイルス感染症への対応について

長野日報 前田智威 氏
 知事に幾つかお願いします。今回の諏訪の急増は変異株が原因と考えていいのでしょうか。

長野県知事 阿部守一 
 先ほど申し上げたように、県は変異株の検査をこれから全県でやっていこうと思っていますけれども、諏訪圏域内の感染状況を見ると、会食関係、それから県外との往来での関係、さらには感染経路が不明の方の関係、さまざまあります。そうしたそれぞれの会食関係者の中にも変異株の方がいらっしゃいますし、また感染経路不明者の中にも変異株の方がいらっしゃいますし、さらには県外と往来されたことにより感染されたのではないかと考えられる方にも変異株の方がいらっしゃるというような状況ですので、非常にさまざまなところで変異株が確認されています。先ほど申し上げたように、変異株については感染力が非常に強いと言われていますので、今後この変異株について相当注意しながら取り組んでいかなければいけないと考えています。

長野日報 前田智威 氏
 次に今、茅野市にクラスター対策チームが入っているようですけれども、どういう状況認識で、今後どんな対応をしていくのかというのを教えてください。

長野県知事 阿部守一
 クラスターが発生すれば、できるだけ早く具体的な指導、助言を行うためにクラスター対策チームを送っています。一つは諏訪圏域、いろいろな場面で感染疑いのケースで変異株が確認されているということで、変異株に対する警戒が必要だと考えています。また、大人数での会食ということも感染拡大の大きな要因になっていると考えていますので、会食、あるいは大人数での会合、こうしたことについては控えていただくようにお願いしたいと思っています。これは県民の皆さまにお願いをするだけではなくて、先ほどご覧いただいたように、県も保健所を中心に積極的に調査を行っていきますし、検査もこれまで以上に幅広く行っていきます。そのことによってできるだけ早く陽性の方を確定していきたいと考えています。何とかこれ以上感染が拡大していかないように地域の皆さまと一緒になって取り組んでいきたいと考えています。

長野日報 前田智威 氏
 つまりクラスター対策チームは、現地では検査を幅広く行っていく上での支援をしていくということですか。

長野県知事 阿部守一
 クラスター対策チームは実際に感染事例が起きたようなケースや場所について、今後の対策等のアドバイスを行っています。それとは別に幅広い検査を行っていきます。

長野日報 前田智威 氏
 市町村と連携して事業者の支援をしていくということですけれども、具体的にはどんなことをされていくのでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 これまでもレベル5圏域に対しては、県から市町村に対して、経済的な取り組みを行うに際しての交付金の交付を行っていますので、今回も諏訪圏域に対しては県としては同様の支援を行います。具体的な活用方法、活用内容については各市町村でお考えいただくという形になっていますので、また今後市町村の皆さまのお考えを踏まえて相談したいと思っています。

長野日報 前田智威 氏
 市町村を通じて事業者を支援していくという形になるということですね。

長野県知事 阿部守一
 県としては市町村に対して支援をさせていただきます。

長野日報 前田智威 氏
 飲食店従事者の希望者の検査というのは実施場所を検討中ということですが、諏訪圏域全域ということではなくて、どこか特定の場所、今回は茅野市が感染が多いですけれども、そういうところを狙って集中的にやるということですか。

長野県知事 阿部守一
 飲食店従業員の方に対する検査は諏訪圏域全体ということではなくて、必要な地点で行っていきたいと考えています。

長野日報 前田智威 氏
 そこは茅野市とまだ限定はできないということですか。

長野県知事 阿部守一
 茅野市での陽性者の確認が圏域内では一番多い状況ですので、茅野市で行うことが基本だと思いますけれども、状況をしっかり踏まえて確定したいと思います。

信濃毎日新聞 熊谷直彦 氏
 現時点での検査対応数が県内全域で一日当たりどのくらいあるのかを教えていただきたいのと、一時期検査を希望しても検査ができないといった状況も過去にあったと思います。今現在そうした事態は解消できているのかどうか。その2点を教えてください。

長野県知事 阿部守一
 日によって検査件数にだいぶ幅があります。1日数百件のときもあれば、千数百件とか、これまでも2000件、3000件という日もありますので、行政検査と、一般の方が医療機関にかかられて検査を受ける場合と両方ありますけれども、例えば陽性者が増えるときは濃厚接触者とか接触者の数がかなり増えます。そういう場合には先ほど申し上げたように、例えば福祉施設全体の検査とか、そういうことになると1回の検査でも50名、100名という単位で行いますので、日によってかなりばらつきがあります。診療検査医療機関も医療機関の皆さまのご協力でかなり増やしてきましたので、必要な検査、有症状の方に対する検査は行えるような体制になっていると考えています。ただ、例えば土日とか祝日とか、そういうところは医療機関自体がお休みになっている場合がありますので、そういうときは週明けの検査になってしまう場合もあります。県としては引き続きそうした検査の充実も図っていきたいと考えています。

信濃毎日新聞 熊谷直彦 氏
 そういった検査を増やす、充実していくというのと同時に、宿泊療養者も含めた療養の受け入れ自体も増やす可能性があると聞き及んでいるのですが。どのくらいまで療養者受け入れ可能病床数を増やしたいのか、時期的なめども含めて教えていただければありがたいと思います。

長野県知事 阿部守一
 県としては今、434床を新型コロナウイルスのための病床を各医療機関にお願いしていますけれども、この病床数はできるだけ増やしていきたいと考えています。ただ、これまでも医療機関にだいぶ頑張って対応してきていただいているわけですので、さらに飛躍的に伸ばしていくということはなかなか現実的に難しい部分があると思います。そうした場合に、今、目標としているのは、療養者数が1000人程度でも対応できるような体制をつくっていきたいと思っています。これは宿泊療養であったり、あるいは自宅療養も含めてですけれども。そういう意味では、全体の体制を見直しているところです。その中に病床の確保もありますし、場合によっては434床プラス何床ということにさらに加えて、どうしても入院が必要なコロナ患者の方が出たときには、例えば通常の診療を少し縮小した上で引き受けていただくことも含めて医療機関と調整していきたいと考えています。そういう意味で目標としていきたいのは、本当に緊急時、陽性者数が急増した場合に1000名程度の療養者まで対応できるような体制を、医療機関と宿泊施設と自宅療養でつくっていきたいと考えています。

市民タイムス 田子元気 氏
 レベルの引き上げについて伺いたいことがあります。諏訪6市町村の中では感染者がだいぶ茅野に偏っていると思います。茅野単独でのレベル5への引き上げという選択肢もあったと思いますが、先ほど金子市長のお話で生活圏が6市町村で同じということですので、そういった考えで諏訪圏域全体でレベルを上げられるという判断を下されたのでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 これまで圏域ごとではなくて市町村ごとにレベル5に上げているケースもあります。今回諏訪圏域全体をレベル5に上げたわけですけれども、直近1週間で陽性者が確認されているところが4市町村、その前の週まで入れると5市町村という状況です。加えて陽性者の発生確認が見られていない市町村においても、濃厚接触者であったり、接触者の方がそうした市町村にもいらっしゃるという状況です。それから金子市長がおっしゃったように、諏訪圏域は一体的な発展をしてきた地域ですし、また通勤、通学等で市町村間の往来が他の圏域に比べると密接な関係がある地域です。そうした観点で圏域の市町村の皆さまのご意見を伺った上で、専門家懇談会、有識者懇談会のご意見も聴取して、圏域全体をレベル5という形にしました。

市民タイムス 田子元気 氏
 先ほどの説明で、会食を伴う感染が確認されるという説明がありました。飲食店への時短要請を、感染が急拡大しているという現状を踏まえますと、(レベルが)上がった段階でするという選択肢もあったと思いますが、その点について今後追加でされる考えがあるのか、どのようにされていくのかというお考えをお聞かせください。

長野県知事 阿部守一
 先ほど申し上げたように会食関係での陽性者が多数確認されていますので、そのことについても県としては検討を行って、必要があれば実施したいと思っています。

読売新聞 佐々木想 氏
 諏訪圏域で変異株が多数確認されている件についてなのですけれども、他県の事例で申し訳ないですが、大阪の場合、変異株がまん延した結果、重症者用の病床がかなり逼迫(ひっぱく)した状況になっていますけれども、病床の増やし方で重症者の分を手厚く増やしたいとか、そういった考えが知事はあるでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 そこは県としても十分検討しなければいけない課題だと思っています。現在は、先ほどから申し上げている434床中、重症者用病床は49床という状況です。一方で本県の現状は重症者の数が1名という状況で、必ずしも重症者の割合は多くはありません。そういう意味で今後、変異株の影響で重症者の割合が増えていくのかどうかということはしっかりと見極めながら病床の在り方を考えていくことが必要と考えています。

中日新聞 城石愛麻 氏
 先ほどのお答えの中で、変異株と諏訪圏域の中での広がりの関係なのですけれども、知事としては諏訪圏域での広がりが変異株によるものかどうかというところは分からないけれども、少なくともこの圏域で変異株が今拡大している状況だと見ているということでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 科学的に分析しているわけではないので断定することは避けましたけれども、変異株による影響で感染が拡大していることは十分考えられると思っています。そういう意味で、非常に警戒をしなければいけない状況だと考えていますので、ぜひ住民の皆さまにもそうした状況をご理解いただき、今、陽性者が急増中ですので、しっかりとした感染対策を講じていただきたいと考えています。

信濃毎日新聞 野口健太郎 氏
 今の発言の中で変異株で広がっている可能性もあるというようなご発言があったのですけれども、今までの県の考え方としますと、なるべく狭い地域で、短期間で、というような、大方針で言えばそういった部分でやってきたと思います。今回の県の対策でもそういった部分は一部では見受けられるのですが、一方で広く対応していかなければいけない部分もあるかと思います。そういった面で県のこれまでの対策の在り方とは変わってくるのでしょうか。その辺をお伺いします。

長野県知事 阿部守一
 レベル感を変えていかなければいけないと思っています。ご指摘の通り、これまでは、早く、狭く、強く、短くということで申し上げてきました。しかしながら、県内においても変異株の確認例が増えてきているという状況です。早晩、変異株のウエートが本県でもどんどん増えていく可能性があります。そうすると今までと同じような対策だけでは必ずしも十分対応しきれないのではないかと考えています。そういう意味で、今回諏訪圏域全体をレベル5ということで、市町村単位ではなく、より広範な単位で引き上げました。これは地域の一体性があるということに加えて、早く危機意識を共有して取り組んでいくことが必要だと考えたためです。また今回の呼び掛けは長野市、あるいは長野圏域における呼び掛けよりもやや強い内容になっています。人との接触機会を極力減らしていただきたいといったことであったり、あるいは呼び掛けの中にはこれまでも包含されていますけれども、自宅等で行われるような会食も含めて、大人数、長時間のものは自粛していただきたいといったようなこと。それから変異株ウイルスの拡大を何とか防ぎたいと考えていますので、かかりつけ医に速やかに相談いただきたいといったようなことについて、今回「特別警報2」の中で改めて明記しています。住民の皆さまと一緒になって感染拡大を防いでいきたいと考えています。

信濃毎日新聞 野口健太郎 氏
 期間が「4月29日までの間」となっています。この後には大型連休も控えています。まずは県の考え方として、短い期間で収束させるという思いがあるというのは重々承知の上でその先のことをお伺いするのですけれども、県として大型連休を見据えてどういうふうに動いていくか考えていらっしゃいますか。

長野県知事 阿部守一
 大型連休中の県民の皆さまの活動の仕方というのは、年度末、年度初めと同様、普通の時期であれば人の移動が多くなる時期です。そういう意味で、来週早々に改めて大型連休を迎えるに当たってのメッセージを県民の皆さまには出したいと考えています。

信濃毎日新聞 野口健太郎 氏
 先ほど1000人の療養者に対応できるようにしたいとおっしゃっていて、これまで県内のピークは495人で、知事も以前はそういった数字も念頭に、これを超える部分でというお話もあったかと思うのですが。その1000人の根拠はどう考えていらっしゃるかをお伺いしてもよろしいですか。

長野県知事 阿部守一
 本県の第3波のピーク時の療養者数のおおむね2倍程度というところを目標にして、これは危機管理対応ですので、できるだけ安全側になるように対応していきたいと思います。ただ先ほど申し上げたように、病床の数をこれから飛躍的に伸ばしていくというのはなかなか難しい側面もあると思いますので、通常は他の医療に回しているけれども、どうしても対応いただかなければいけないような場合に緊急で活用させていただくような病床も含めて確保できるように、医療機関の皆さまにはお願いしていきたいと、調整していきたいと考えています。

日本放送協会(NHK) 西澤文香 氏
 念のために確認したいのですけれども、「全ての陽性者に対する変異株のスクリーニング検査」というところなのですが、これは原則として全県の陽性者にという考えでよろしいでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 基本的に全県で対応していきたいと思っています。

日本放送協会(NHK) 西澤文香 氏
 飲食店の休業などは必要があれば考えるということなのですが、長野市では一気に時短だったり休業要請ということをされたと思うのですが、茅野市で飲食店の感染者が多く出ている中ですので、せめて時短だけでもするというような考えはあるのでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 今回、広い圏域でレベル5に上げました。一昨日の段階でレベル4に上げて、すぐレベル5にしていますが、先ほどから申し上げているように、これは急拡大を防ぐために早めにレベル5に上げました。その他の具体的な対策については今、並行して検討していますので、追加的な対策を行う場合にはまた速やかにお伝えしたいと思っています。

日本放送協会(NHK) 西澤文香 氏
 検討が必要で、専門家の方の意見も伺われると思うのですけれども、どのぐらいまでに答えを出す必要があると思われますか。

長野県知事 阿部守一
 これは必要があればできるだけ早く対策を講じていきたいと思っています。

信濃毎日新聞 立松敏也 氏 
 変異株の実数として、例えば諏訪圏域で12人というのは分かるのですけれども、変異株の検査を何件やったうちの12件とか、あるいは全県だと何パーセントがスクリーニングの中で変異株陽性になっているか、そこら辺はどうなのでしょうか。あるいは週ごとにどんな変化をしているのか、今データはお持ちでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 変異株の検査状況ですけれども、直近の週によって少しばらつきがあります。例えば4月5日の月曜日から11日の日曜日までの直近1週間で申し上げますと、届け出患者数が267人、検査実施数が125人ということで、実施率は46.8パーセント、5割弱という状況で、そのうち陽性率が20パーセント弱というデータになっています。先ほど申し上げたように、陽性になった方で検体が残っていない、スクリーニング検査に使えないような方も含めて改めて検体を取って対応していきたいと考えています。

信濃毎日新聞 立松敏也 氏
 病床の確保の関係なのですけれども、現在確保している病院と宿泊療養施設と、あと自宅療養を1割とか2割とか見込めば1000ぐらいには届くと認識していたのですけれども、1000には足りない可能性があると今捉えていらっしゃるのでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 そこは今検討中です。先ほどもご質問があったように、例えば変異株が出てきたときに重症化リスクをどれぐらい見込めばいいかとか、あるいは今、変異株の方は原則入院という形になっていますけれども、変異株の方が増えてきたときにどういう対応をするかとか、そういうことも含めて全体として考えていく必要があると考えています。

信濃毎日新聞 立松敏也 氏
 入院のウエートを高めるとか、重症者向けのウエートを高めるということも必要性があるかもしれないということでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 また逆もあり得ると思っています。例えば無症状の方であれば変異株のウイルスの方でも宿泊療養にするとか、そこは限りがある資源をどう最適化するかという観点で考えていきたいと思います。

信濃毎日新聞 立松敏也 氏
 いずれにしても感染が増えるにしてもスピードが速くなる可能性があるので、より確保しなければいけないという、変異株の対応ということで今急いでいるということですか。

長野県知事 阿部守一
 変異株に限らずですけれども、特に変異株は非常に脅威だと考えていますので、しっかり対応していきたいと考えています。

信濃毎日新聞 立松敏也 氏
 あと病院への病床の確保のお願いなのですけれども、これは奈良県だったかと思いますけれども、民間も含めて全部の病院にお願いするという形だったそうですが、長野県ではどのような形でお願いしていますか。

長野県知事 阿部守一
 いわゆる第3波のときに今の434床まで拡大しましたが、そのときに私の名前で手紙を書いて各医療機関にお願いしました。また今後も医療関係者にしっかりお願いしていきたいと思っていますが、必要な場合には個別に訪問させていただくなどして協力を依頼していきたいと考えています。

信濃毎日新聞 立松敏也 氏
 依頼する範囲としては、今、病院という病院にはすべて文書でお願いしているという状況ですか。

長野県知事 阿部守一
 今はまだそこまでやっていません。今は逆に、むしろ個別にお願いしているところです。

信濃毎日新聞 立松敏也 氏
 保健所長さんとかが中心になってですか。

長野県知事 阿部守一
 保健所長もそうですし、健康福祉部からお願いさせていただいています。

信濃毎日新聞 立松敏也 氏
 きょうが昨年初めて全国に緊急事態宣言が発令されてちょうど1年という日なのですが、その頃を振り返り、それから今の状況も改めて見つめたときにどのようなことをお感じになっているか。1年たったけれども厳しいなというところなのか、もし言葉があればお聞かせください。

長野県知事 阿部守一
 この1年間、医療従事者はじめ、このコロナに向き合っていただいた皆さまには心から感謝したいと思います。また、飲食店はじめ多くの事業者の皆さま、そして広く一般の県民の皆さまにも大変なご協力を頂く中でこの1年間対応してきました。当初から申し上げているように、救える命が救えなくなってしまうというような状況はぎりぎり回避してくることができましたが、これは多くの皆さまが力を合わせていただいたおかげだと思っています。これからも県民が一致団結して取り組んでいきたいと思います。他方で1年前はいろいろな対策が手探りでした。また検査体制、医療体制も今振り返ると非常に脆弱(ぜいじゃく)なところからスタートしたわけですけれども、これも医療関係者、あるいは市町村長の皆さまはじめ、多くの皆さまのご協力の中で相当充実してくることができた状況です。ただ、ウイルス側も新たに変異株ということで感染力が高い形で変わってきつつありますので、そういう意味ではこれまでの対策だけではなくて、今の状況をしっかり直視して、県としては新たな取り組みもこれから引き続き考えていかなければいけないと考えています。

信濃毎日新聞 立松敏也 氏
 私も当事者ではあるのですけれども、1年振り返るともぐらたたきのような感じもあると思ったりするのですけれども、知事はその辺りはいかがでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 今まで第1波、第2波、第3波ということで、県民の皆さまに大変な思いをしていただきながら乗り越えてきたわけですけれども、また今第4波、しかも変異株が現れて、場合によっては感染が急拡大の恐れもあるという中で非常に危機感を持って取り組んでいます。その時点その時点で対策、対応を講じながら取り組んできましたけれども、まだしばらくこの緊張感を持ちながらの対策はしっかり続けていく必要があると考えています。

信濃毎日新聞 立松敏也 氏
 去年の緊急事態宣言のときに幅広い業種に休業要請を出されて、住民の方からのいろいろな意見があってのことかとは思うのですけれども、パチンコ店の営業を続けているところの名前を公表したということがございました。今となってはですけれども、パチンコ屋さんはそんなに感染リスクが高くないという認識が共通になっていると思うのですけれども、当時のことを振り返ってどう思いますか。

長野県知事 阿部守一
 先ほど申し上げたように、だいぶ医療・検査体制も充実してきました。1年前に講じた措置が、今も同じ状況で同じ措置を講じるかと言われれば講じないという形になると思います。ただ逆に別の形でウイルスも変化してきていますので、そういう意味では、その状況に応じた対策を講じていく必要があると思います。先ほどから変異株の話も申し上げていますけれども、まだ確定的にこうだという性格が分からない部分もありますので、そういう意味で常に未知のウイルスとの闘いが続いていると感じています。
 金子市長、今井市長、長時間ありがとうございました。ぜひ連携して対応していきたいと思いますのでよろしくお願いします。
 ありがとうございました。

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