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更新日:2021年12月21日

知事会見(令和3年(2021年)5月27日(木曜日)19時00分~20時03分 会場:県庁)

項目

阿部知事、長野県医師会 関会長、長野県歯科医師会 伊藤会長、長野県薬剤師会 日野会長、長野県看護協会 松本会長からの説明

  1. 新型コロナワクチン接種に係る人材募集について

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取材者からの質問

  1. 新型コロナワクチン接種に係る人材募集について

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本文

阿部知事、長野県医師会 関会長、長野県歯科医師会 伊藤会長、長野県薬剤師会 日野会長、長野県看護協会 松本会長からの説明

 1 新型コロナワクチン接種に係る人材募集について

長野県知事 阿部守一
 それでは私から本日の会見の趣旨、内容についてお話ししたいと思います。まず初めに本日大変お忙しい中、長野県医師会の関会長、歯科医師会の伊藤会長、薬剤師会の日野会長、看護協会の松本会長にはお集まりをいただき、また県と市町村でこれから進めていきます新型コロナワクチン接種に関連して、大変なご協力、ご支援をいただきますことを、この席で恐縮ですけれども、心から感謝を申し上げます。本当にありがとうございます。
 新型コロナウイルスのワクチン接種ですが、5月に入って高齢の方のワクチン接種が本格的に始まっています。先ほども市長会、町村会の皆さまとも改めて意見交換しましたけれども、どうしても人の動きが大きくなる8月の夏休み、あるいはお盆、この時期を一つの区切りとするために、7月末までには希望される高齢者の方に対するワクチン接種を終了できるように取り組んでいきたいと考えています。しかしながら、行政がいくら頑張っても医療関係の皆さま、ワクチンを実際に打っていただく方、あるいは問診をしていただく方、あるいはワクチンを充塡(じゅうてん)していただく方、こうした医療従事者の皆さまのご協力なしには、こうしたスケジュール通りの取り組みというのはなかなか進め難いところがあります。そうした中で、きょうお集まりの各会長の皆さまに県からお声掛けさせていただいたところ、人材募集について連携して一緒に取り組もうという形になりました。今、市町村中心に行っているわけですけれども、県としては市町村の取り組みに対する人材の支援、また場合によっては県としても大規模接種会場を設置しての接種、こうしたことを行っていこうと考えていますけれども、きょうお集まりいただいている4団体の皆さまのご協力があれば、県としてはこれからのワクチン接種を円滑に、そして速やかに進めることが可能になると考えています。具体的な募集内容についてはお手元に資料(会見資料1)をお配りしているかと思いますけれども、すでに関係団体の皆さま、それぞれお取り組みをいただいているところですけれども、こういう形で公募するのはあしたからということにして、6月中旬以降、ご高齢の方のみならず一般のワクチン接種が終わるまでご協力いただける方を募集していきたいと考えています。もとよりこういう形での募集ですので、短期間従事するという方も含めて多様なご協力の形態があり得ると思いますので、私としては一人でも多くの皆さまにご協力、ご支援いただきたいと思っています。資料の上では当面7月末までに従事できる方、「延べ約500人日」と書いています。これは今の市町村の要望を踏まえると、最低でもこの程度の人数が必要ではないかということで示しているものですので、県としては一人でも多くの皆さま、一人でも多くの医療従事者の皆さまにご協力を頂き、できるだけ前倒しで接種が進むように取り組んでいきたいと思っています。多くの皆さまにワクチン接種支援チームに応募をいただければありがたいと思っています。県としても第4波、なかなか収束の方向性が確実になっていないという状況ですけれども、今、感染拡大防止、暮らしと産業の支援、そしてワクチン接種の推進、大きな3本の柱で新型コロナウイルス対策を進めていきたいと考えています。県民の皆さまには引き続きのご協力とご支援を賜りますようお願いしたいと思います。また、4団体の皆さまには大変ご負担をお掛けしますけれども、格別のご協力を頂きますよう心からお願いします。どうぞよろしくお願いします。私からの説明については以上です。

長野県医師会会長 関隆教 氏
 先ほど知事さんと4師会の皆さまと意見交換をさせていただきました。そのときのお話ですが、総論的な話になりますが、現在はゴールデンウイークを約3週間過ぎています。しかしながら、思ったほどの新規感染者の陽性率は減ってきていない。特に大都会においては、病床の逼迫(ひっぱく)度、重症病床、そういったものが100パーセントに近いような状況、あるいは100パーセントになったというところもあり、大変な状況です。きょうのお昼のテレビを見ていましたら、あした緊急事態宣言のさらなる延長を決めると、このような話が出てきています。このような緊急事態宣言3度目、その延長、まん延防止等重点措置、いろいろ含めましても、なかなか思ったほど国民は動けないといいますか、コロナ疲れというのでしょうか、コロナに非常に疲れ切ったような状況でして、これ以上のことをやって、動くな動くなと言ってもこれは無理な状況であろうと。従って、この局面を打開するにはどうしても今はワクチンの接種をするより他はないと国民の皆さんも思っているわけですね。国民、県民ももちろんそうですが、ワクチン接種に対しては非常に皆さん関心をお持ちです。ですからこのワクチン接種を一日も早く国民、県民の皆さんに行き渡らせることにより、新型コロナウイルス感染症という100年に1度と言われるような大きな感染症、これは災害医療と言ってもいいと思いますが、この災害医療に対して劇的に大きな収束の方向に向かわせる。これにはもうワクチンしかないと。国民、県民、私ども医療従事者も、知事さんをはじめとした行政の皆さんもすべてそう思っていらっしゃると思います。そういうことで、これからの一番の課題はワクチン接種ということに当然なるわけですね。その際、ワクチン接種の場合は、個別接種とか集団接種というか、それが大きくなりますと大規模接種になるわけです。これについて私どもきのう県の医師会の会議でいろいろ検討しました。個別接種はそれぞれの医療機関が中心にやっていますが、毎日のようにやっていますので、今すでに非常に疲労困憊(こんぱい)していると。でも、今ここでこんなことを言って投げ出すわけにはいかない。この100年に1度と言われるような災害医療に対して、私どもは徹底的に立ち向かっていかなければいけない。ここで引いて負けるわけにはいかない。そういう意識というか、そういう意欲に燃えています。絶対ここで引くわけにはいかないと、こういう気持ちでわれわれ医療従事者全体の皆さんがそう思っています。今、非常にモチベーションが高い、こういう状況ですので、何としてもこの局面を切り抜けていきたいと思います。個別接種についてはそれぞれの医療機関が毎日のようにやっていまして、かなり体力的にも皆疲れてきています。個別接種は皆さんにお任せするにして、今度は集団接種ですね、これについても検討してみました。そして集団接種については今、接種会場がいろいろある。規模、場所もいろいろあります。市町村の都合によりましても集団接種を取ると、そういうところがいろいろあります。その際、まず会場の規模、数は今のところどうかと。今のところ特に問題はないというようなことになりました。それから会場の中の医療従事者、動いてくれる人の状況、検討を加えてみました。まず事務方の動きはどうかということを見ました。そうしましたら、事務方の動きは特に無駄な動きはないし、詰まるようなことはないと。そこで検温もしてくれるし、予診票のチェックもしてくれる。そこはちゃんと見てくれているとか、まず問題はないだろうと。その次の場面に行きます。そうしますと医師、看護師のいる場面になります。その次は問診のところに入ります。そこにはドクターと看護師さんが待機してくれています。そこでドクターが検温の具合、特に現在は高齢者を扱っていますので、高齢者の方は基礎疾患を大体お持ちです。その基礎疾患の場合でここに耐え得るか、そういうことのチェックをそこでしてもらいまして、その後にアレルギー反応ですね。これについての既往はどうかということをチェックをします。このようなチェックをして、その次には実際の接種会場へと行きますので、大体問診の場合にはドクター1人、看護師さん1人、ここで大体1分ぐらいあればいいと思います。きのう他の大手の新聞を見ていましたら、一番ネックになっているのは問診だと。問診に時間がかかり過ぎると出ていましたが、長野県の場合には特段そういうようなことは聞いていません。その次には接種の段階に入ります。接種は実際にワクチンを打つわけですね。そのときに私たちは利き手は避けます。右肩にやるか、左肩にやるか、どちらにしますかと、利き腕を避けるようにしています。注射の後は腫れたり、痛みが出て、動きが非常に悪くて肩が動かないのですね。そういうことがありますので利き手は避けて利き手でない方に接種するようにしています。接種は0.3ccですから本当に少ないので、インフルエンザは0.5ccぐらいありますから、インフルエンザより注射自身は痛くないですね。そして接種をして次の部屋へ移動してもらいます。まず接種の際にはいわゆる薬液ですね、薬液の注入、充塡(じゅうてん)作業ですね。0.3ccですからファイザーのものは1バイアル、1瓶で6人分取れます。それを正確に0.3ccずつ詰めて置いておくということになります。この充塡(じゅうてん)作業にかなり時間が取られ、人手が必要になるだろうということになりました。私どもがやっていますのは、集団接種の場合には、私は中野の保健センターでやっていますが、その所を見ましても看護師さんが充塡(じゅうてん)してくれています。どうしても時間がかかるものですから、30分から1時間ぐらい早めに来て充塡(じゅうてん)作業をしてくれています。ですから、こういうところに一つ応援をいただければもっとスムーズに進むのだろうなと思っています。きのうも会議でお会いしました薬剤師会長の日野先生にお願いしているところです。何とかお願いしますと。こういうようなことで看護師さんが詰めてくれていますが、別の方面から薬剤師の先生方にもお手伝いいただければもう少し充塡(じゅうてん)作業も早く進むのではないかなと考えています。それから接種をする人です。注射を打つ方ですからドクターがやります。看護師さんもやります。中野の会場の場合はドクターがやります。場合によっては看護師さんもやりますが、こういうところにはできたらもう少し人手が欲しいと、こういうようなことで歯科医師会の先生方にお願いできればなと考えています。その際の注射の打ち手としては、さらにいろいろ最近言われていますのは臨床検査技師ですね。それから救急救命士もどうだという話がありますが、臨床検査技師の方は針を指して血管から採血する、血を抜くということはやりますが、薬剤を注入するということはやったことがないのです。ですから気分的なものかもしれませんけれども、そこら辺の教育といいますか、教えることも必要になるかと思います。そしてまた救急救命士の場合には現職の消防署の勤務の方が非常に多いので、そういう人がごそっと抜ける場合には、それこそ救急医療に非常に大きな穴が空いてしまいますので、これは避けなければいけないと。そこら辺をどうやって潜在救急救命士といいますか、そのような人も引っ張ってくるかということになろうかと思いますが、こういうことでも人手を必要とするということは考えられます。そして注射が終わりますと、基礎疾患のある方、ない方、アレルギーの既往がない方、ある方によって時間が少し変わりますけれど、大体15分から30分(待機)ということになっています。そして今、行政の皆さんにお願いしたいことは、全部一連の接種が終わりましても必ず接種を受ける方にきょうは行かれないということが出てきます。これは貴重な薬品ですので、ただ捨てるということはしたくないので、これは欠員をすぐ補充する必要があります。補充するのはそのときはいいのですが、また3週間後にも接種をする必要がある。そこら辺のことを3週間後にできるように、臨時の飛び込みであってもしていただけるような配慮をしていただければありがたいかなと考えています。このように集団接種の場合にはどうしても人手が要ります。なんぼでも人手は多い方がいい。こういうことがありますので、看護師さんをはじめ、こういう注射の打ち手になるような人も大事だと思いますので、なるべく一人でも多く現場に駆け付けていただいて、100年に1度と言われるような大きな災害医療に対して立ち向かっていきたいと思っています。知事さんはじめ行政の皆さんと共にわれわれ医療人として、オール信州ということで一つまとまって、これから一生懸命、必死で対応していきますので、よろしくお願いします。以上です。

長野県歯科医師会会長 伊藤正明 氏
 歯科医師はこれまで歯科医療行為における筋肉内注射は認められていましたけれども、今回のコロナウイルスのワクチン接種においても、4月下旬に厚生労働省で法的な整備が検討されて、特設会場での接種が認められました。長野県歯科医師会は県下に20の郡市会がありまして、約1120名の歯科医師がいらっしゃいます。すでに約100名以上の歯科医師は日常の歯科治療において筋肉内注射の経験を有しています。また、6月、7月においては、長野県及び長野県医師会の先生方のご協力を得て、実技研修も行っていく予定です。ワクチン接種の担い手となる歯科医師をできるだけ多くつくることにより、協力体制を構築していきたいと思っています。また先日、県からも協力要請があり、新型コロナウイルスの感染が本当に長期化している中、当会においても県民の皆さまにできるだけ早く新型コロナウイルスワクチンの接種をしていただくために、会を挙げて全力で協力していきたいと思っていますので、よろしくお願いします。

長野県薬剤師会会長 日野寛明 氏
 県内には14の地域薬剤師会というものがありまして、それぞれの地域の実情に応じまして、市町村の接種体制構築に最大限協力するよう県薬剤師会としてもお願いをしてきました。具体的にはそれぞれの市町村の状況に応じまして、接種会場におけるワクチンの希釈、調製並びに薬液のシリンジへの充塡(じゅうてん)作業、先ほど関会長さんから作業が大変だという話がありましたけれども、そういったこと。それから医師との連携の下、予診前のお薬を飲んでいる確認などを行うほか、地域住民への情報提供とか、ワクチンに関する相談対応等の支援を行っているところです。当会の会員ですけれども、病院並びに薬局に勤務する薬剤師も多くいるということですが、このようなワクチンの希釈、調製、それから薬液のシリンジへの充塡(じゅうてん)作業に当たっては、あらかじめ実務研修という形で行いまして、手技とか動作を確認した上で支援を行ってきました。こういった県からの要請の中で、引き続きそういったことを行っていきたいと思っています。長野県薬剤師会としても今後も県内のワクチン接種がスピーディーに、そして安全に、確実に進むよう積極的に協力していきたいと思います。

長野県看護協会会長 松本あつ子 氏
 長野県看護協会としても、今までも新型コロナウイルス感染症に対していろいろな形で尽力させていただいています。病院をはじめ、いろいろな所で活躍している看護師がいます。特に今回ワクチン接種ということに関して、いろいろな潜在看護師がいますので、そういう方の募集を(行う)ナースセンターというものがあります。これは看護師のための無料職業紹介所ですが、そこを通して潜在看護師の方に声を掛けて、そしてワクチン接種のために活動してくださる方を募集しながら、今もすでに接種の会場で働いていただいている方がいます。また、訪問看護師の方にも声を掛けさせていただいて、訪問看護師の方にも接種のご協力を頂くような活動をしています。先ほど知事からご説明もありましたように、しっかりと住民の皆さんが接種ができるということを重要に考えますと、迅速に少しでも多くの看護職員を採用して、そしてその人に活躍いただきながら、接種がスムーズに行くように、こちらとしても尽力したいと考えているところです。ブランクのある看護職員に関しましては、しっかり研修だとかそういったものを通して、安心して接種に臨めるように当然いたしますし、接種を受けられる方も安心して接種を受けていただけるような対応を看護師としてさせていただくということで、これからいろいろな形で県、あるいは市町村と協力しながらやっていきたいと思いますので、ぜひナースセンターに応募していただくように皆さまのからも広報していただけるようにお願いしたいと思います。

長野県知事 阿部守一
 会長の皆さま、大変ありがとうございます。私ども行政も改めて身の引き締まる思いです。各団体の皆さまのお力をいただきながら、ワクチン接種が速やかに、そして円滑に進められるように全力で取り組みたいと思います。どうか医師、それから歯科医師、薬剤師、さらには看護職の皆さま、一人でも多くの皆さまに長野県ワクチン接種支援チームに応募いただきたいと思います。そして多くの医療従事者の皆さまの力で何とかこの局面を乗り越えて、打開していきたいと考えています。各団体の皆さまにはこれまでも大変ご尽力、ご支援いただいていますけれども、引き続きのご協力、ご支援を賜りますようお願い申し上げて、私からの言葉とします。本当にありがとうございます。

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取材者からの質問

 1 新型コロナワクチン接種に係る人材募集について

市民タイムス 田子元気 氏
 必要人員についてお尋ねします。7月末までに延べ約500人、その後に「日」と書いてありますけれども、これは1日当たり延べ人数で500人が必要ということでよろしいのでしょうか。

危機管理部次長兼参事(ワクチン接種担当) 前沢直隆
 7月末までに終わらせるために、市町村の皆さまからこれだけの人員が必要だということで言われているものですが、「延べ」ということですので、1人の方が1日働くとそれが1人日ですので、その総体として500を超える医療従事者の方が必要であるということです。

市民タイムス 田子元気 氏
 1日当たりということでよろしいですか。

長野県知事 阿部守一
 500人の方がいらっしゃればお一人1日ということで、先ほど申し上げたように、今、市町村の状況を賜る中での、高齢者接種を7月中に終えるために最低ここまでは必要という人員ですので、これがアッパーということではなくて、冒頭申し上げたように一人でも多くの皆さまにご協力いただきたいと思っています。

市民タイムス 田子元気 氏
 先ほど知事の説明にありましたように、市町村の要望を受けて最低でもこの人数ということで伺いましたが、実際に市町村でどの程度不足しているのか、人口規模が多い所だとか、少ない市町村とかによってその辺のむらというか、変化というのはあるのでしょうか。

危機管理部次長兼参事(ワクチン接種担当) 前沢直隆
 人口規模というよりも医療人材の方が多い所、少ない所というのもありますので、そういったことを総合的に、いろいろな影響があって、それぞれの集計でこのような数字になっているとご理解いただければと思っています。

長野県知事 阿部守一
 各会長さんからもお話があったように、今でもそれぞれの市町村の取り組み等にはご協力いただいています。今、事務局から説明したように、どうしても市町村単位で調整すると、やはり狭いエリアでの調整にならざるを得ないというところがありますので、医療関係の4団体、県全体を束ねるお立場の団体ですし、長野県も市町村と連携して県全体を調整できる立場ですので、そういう意味で今回重要なことは、県全体を視野に入れて関係の皆さまと一緒になって募集して、そして必要なところに応援をしていくというところが重要なポイントだと考えています。

日本放送協会(NHK) 田中顕一 氏
 細かいところで恐縮ですけれども、募集する対象の方というのは最低でも500人ということですけれども、いわゆる潜在医師とか、潜在看護師とかそういうことなのか。それぞれ皆さん組織に所属していらっしゃる方だと思うのですけれども、やりたいと言ってみんなが勝手に応募するような形になるのか、イメージをもう少し教えていただけないでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 それぞれの職種によっても少し違いがあろうかと思います。まず、潜在看護師、今、就労されていない方もぜひ積極的に対応いただきたいと思っています。それから就労されている方は、例えば組織的に対応されて、市町村に協力されているという方、かなり大勢いらっしゃると思っています。市町村がすでに確保している医療従事者をこちらに持ってくるというのでは全く意味がありません。ただ、そういう中でも勤務されているお医者さん、あるいは医療従事者の中でも、休日も協力していいよというような方も中にはいらっしゃいますので、そういう意味で幅広い方にお声掛けをして、協力を頂きたいと考えています。

中日新聞 城石愛麻 氏
 募集人員の延べ約500人という中で、それぞれ医師、歯科医師、薬剤師、看護職というのはどのような内訳になっているか、目安というか、めどはありますか。

危機管理部次長兼参事(ワクチン接種担当) 前沢直隆
 この数字はあくまでも目安になっていまして、イメージはお医者さまが1名で看護師さんが2名というペアで動くということが多いと聞いていますけれども、先ほど知事からも説明しましたように、接種、事後の指導、薬液の充塡(じゅうてん)といったように細かく分けて、市町村にもう一度細かい聞き取りをしているところですので、その総体がこういった人数なのですが、もう少しきめ細かく募集し、そしてチームができるように工夫していきたいと考えているところです。

中日新聞 城石愛麻 氏
 医師、歯科医師、薬剤師、看護師、潜在的にはそれぞれどのぐらいいるのかというのは、大体でもいいのですけれど分かるのでしょうか。

危機管理部次長兼参事(ワクチン接種担当) 前沢直隆
 具体的な数字というのはあれなのですが、お医者さまはすでに勤務をされていたり、開業されていたりという方が多いかなと思っています。歯科医師の皆さんも基本的には勤務されている方で、例えば休日で半日だけならお手伝いできるという方を集めたいと思っています。薬剤師さんと看護師さんはやはり女性の方で、例えば子育てのために一度離職されているという方、また子育てが終わられて、いろいろなところへ登録されている方もおいでになりますので、数は具体的にあれですが、そういった方を私どもとしてはターゲットとして募集をかけていきたいと思っているところです。

中日新聞 城石愛麻 氏
 先ほど看護師さんについてはナースセンターでお声掛けをしていきたいということだったのですけれども、医師、歯科医師、薬剤師の皆さんについては、そういった声掛けの機関というか、そういった場所はあるのでしょうか。

危機管理部次長兼参事(ワクチン接種担当) 前沢直隆
 まとまった職業紹介所みたいなものはないので、その部分はある程度、会などから名簿をいただいて、県でも取りまとめをして、最後はマッチングの方まできちんとやっていきたいと思っています。

信濃毎日新聞 井口賢太 氏
 県の看護協会さんにお聞きしたいのですけれども、潜在看護師の方はしばらく現場を離れていて、注射を担ったりするときに手技の確認だとかですね、必要になってくると思うのですが。先ほどご挨拶の中にも研修という言葉が出ましたけれども、もう少し具体的にどういう形で、いつ頃そういう研修をされるのかということを教えていただければと思うのですが。

長野県看護協会会長 松本あつ子 氏
 やはりブランクがありますと、注射だとかそういうようなものについても、今のワクチンの充塡(じゅうてん)も担っているところもありますので、そういうことも含めて、実はもうすでにいろいろなホームページ、長野県看護協会のホームページとかで手技だとかそういったものは見ることができます。ただ対面ではありませんので、6月から対面で皆さんを集めて研修をさせていただく。4地区に分けて研修を計画していますことと、それから集団接種会場だとか、そういったところにもきめ細かく訪問して、研修だとか、そういうような指導、あるいはその後のフォローをさせていただくような計画をしています。

信濃毎日新聞 井口賢太 氏
 4地区というのは東北中南という意味ですか。

長野県看護協会会長 松本あつ子 氏
 東信、南信、中信、北信ということです。

信濃毎日新聞 井口賢太 氏
 指導やフォローは看護協会としてされるという…

長野県看護協会会長 松本あつ子 氏
 看護職員に関しましては、そのような計画で研修をさせていただこうと計画をしています。

信濃毎日新聞 井口賢太 氏
 そういった潜在的な看護師さんだったり、薬剤師さんだったりですけれども、会場で従事するに当たっては、その人たちに対してのワクチン接種というのは優先的にされるのか、それともされないのか、その辺はどのように考えていますでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 今、医療従事者の皆さまへのワクチン接種を進めているところですが、まだ100パーセント希望される方が打ち終わっている状況ではありませんので、そういう意味で県としても打ち手となられる方、あるいはワクチン接種に従事される方でまだ打ち終わっていない方がいらっしゃる場合には、市町村とも調整した上で、できるだけ早めに打っていただけるようにしていきたいと考えています。

信濃毎日新聞 井口賢太 氏
 潜在的な看護師さんは今医療に携わっていないので、お年が高齢でなければ一般枠かと思うのですが、そういう方を一般枠ではなくて、より優先的に接種するという理解でいいのでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 先ほども関会長がおっしゃったように、国もできるだけワクチンを無駄にしないようにということで言っています。ワクチン接種はやはり必要な人にできるだけ早めに接種していただくということが重要だと思っていますし、特に今回ワクチン接種に携わっていただく、潜在的な方も含めて、まさに医療行為を行っていただく形になりますので、そういう意味では医療従事者と同等の扱いで、しっかりワクチン接種をいただけるようにしていきたいと思っています。

信濃毎日新聞 井口賢太 氏
 こうした県や医療関係団体さんが一体となって人材確保を目指すという取り組みは全国的に見ると珍しいのか、どこもいろいろな形で工夫されているのかというところ、先行事例等があるのか等なのですけれども、その辺はどうでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 きょうこういう形で4団体の皆さまと一緒に会見していますけれども、あまりこうした取り組みを行っている都道府県はないのではないかと思っています。私としては各団体の皆さまがそろってこういう形で協力を表明いただけるということは、大変ありがたいと同時に心強く思っています。

毎日新聞 去石信一 氏
 募集に当たっての、きょういらっしゃっている4団体の関わり方を教えてほしいのですが。例えば会員の方に個別にアプローチして、協力してくれませんかとお願いするのか、あるいはどこそこ支部には例えば10人出してほしいとか、どういった形で協力するのか教えてほしいのですが。

長野県医師会会長 関隆教 氏
 私どもは医師会ですので、医師会として全部の地区の医師会、長野県は21の医師会があります。そこに話をいたします。医師会の中には病院団体というものがありますし、大学病院のような大きな病院もみんな医師会に加入していますので、ほとんどそこの医師会を通じて行うと全部の医療機関に行くと思います。そこを通じてお声掛けをして、手伝ってもらえないだろうかと。土曜の午後とか日曜日とか、あるいは病院勤務の若手の先生方は研修日というのがありますから、そういうのもこの際使ってもらえないかと、このような話をして、とにかく参加人数が多くないと駄目ですので、一人でも多く参加をお願いしたいと、このようにして声掛けをしています。

長野県歯科医師会会長 伊藤正明 氏
 長野県歯科医師会も今、20郡市会がありまして、先ほど言ったように1120名ほど会員がいます。すでに20郡市へアンケートということで、参加できる先生方を募っている段階です。これにおいても歯科医師でもやはり開業されている先生が多いので、参加できる日にち、例えば祝日、土曜日、日曜日とか、まずはその希望を取っています。また細かく、自分の近くの郡市会ならいいけれども、他の郡市会はちょっとという先生とか、全県どこでも行くよという先生と、希望を取らせていただいて、6月上旬にはまとまる予定です。なお、各病院に歯科口腔外科、特殊診療科などあります。これは信州大学系の医療機関が多いものですから、信州大学で取りまとめがすでに終わっていますので、そこの先生方も診療時間を調節して参加できるように整えています。よろしくお願いします。

長野県薬剤師会会長 日野寛明 氏
 長野県薬剤師会は会員が2200人いますので、そういった形で情報を流しながら、地域には14地域薬剤師会がありますので、そこで取りまとめをもらいながら対応していくということです。先ほども言いましたが、それぞれの地域の事情に応じて、ワクチンの希釈、調製だとか、そういった対応、研修も実績がありますので、そういった中からより多くの方に参加してもらうような形で呼び掛けていくと考えています。以上です。

長野県看護協会会長 松本あつ子 氏
 看護師に関しましては、今働いている方が病院とか、そういうような所で接種に携わっている方はそれぞれの病院から派遣されたりだとかして携わっています。その他、先ほどもご質問をいただいたように、潜在看護師と言われている人は辞めてしまって全く働いていないとか、もう高齢であるとかというようなことで、実は統計が取れないのですが、恐らく長野県に1万から2万人程の潜在看護師がいるだろうと考えています。ナースセンターというお話をしましたが、ナースセンターに登録されている看護師が約2000名います。その中で今までも宿泊(療養)施設へ勤めていただくだとか、そのようなことで協力いただいたので、その他で今しっかりと従事していただける方を募集して、声を掛けているところですが、まだそれでは恐らく足らないだろうと考えていますので、潜在看護職として地域の中で何も携わっていない方に関してしっかり声を掛けていただくような、知事からの声掛けもあって大変喜んでいるところです。ですので、そういう方にしっかり応募していただけるような機会になればと考えています。以上です。

毎日新聞 去石信一 氏
 関連で、会に入っていないお医者さんとか看護師さん、少なからずいると思うのですが、恐らくそれは県庁の仕事になるかもしれませんけれど、そういう方にはどのようにアプローチするのでしょうか。

危機管理部次長兼参事(ワクチン接種担当) 前沢直隆
 ホームページにメールアドレスを個別に設けまして、先ほど会からもありましたけれども、そこから働いていただける曜日や時間帯みたいなものを詳しく申し込んでいただいて、フォームを決めて、私どもで取りまとめをしたいと考えています。

毎日新聞 去石信一 氏
 くどいようですけれど、そのホームページに気付かないお医者さんとか看護師さんがいたらもったいないですね。

長野県知事 阿部守一
 そういう方がいらっしゃるので、こういう形で呼び掛けて公募をするということです。ご指摘のようにホームページだけでそれを見る方は少ないと思いますが、きょうこういう形で会見し、広く医療従事者の皆さまに呼び掛けさせていただくということで、ぜひ、すべての関係の皆さまに私どもの思いを届けたいと思っています。メディアの皆さまにもご協力を頂ければと思います。

日本経済新聞 畠山周平 氏
 報酬に関してお伺いいたします。応募段階ではどちらの市町村に行くか分からないということだと思いますが、ということは報酬も応募段階では分からないということでよろしいでしょうか。

危機管理部次長兼参事(ワクチン接種担当) 前沢直隆
 それぞれ市町村ごとに報酬みたいなものが定まっていますので、そこは丁寧に、マッチングの中でご案内しながら条件を示してやっていきたいと考えているところです。

日本経済新聞 畠山周平 氏
 市町村ごとに違うとは思うのですけれども、目安額みたいなものはありますか。何かないと応募がしづらいかなという気もするのですけれども。

長野県知事 阿部守一
 もちろんそうした観点も必要かと思いますが、先ほど関会長も医療従事者の皆さまがワクチン接種にかける思いということをお話しいただきましたし、各会長からも非常に積極的なご発言をいただいています。県としては多くの皆さまにご協力いただくわけですので、しっかりと市町村の状況をお伝えしてマッチングをしたいと思いますけれども、それ以上に県民の皆さまの命と健康を守ると、こういう思いをお持ちの方がほとんどだと思いますので、そういう皆さまと一緒にこの接種を進めていきたいと思っています。

信濃毎日新聞 野口健太郎 氏
 1点、知事にお伺いします。先ほど別の質問の答えの中で、どうしてこういう形式でワクチン接種の医療従事者を募らなくてはいけないのかということについて、広域的な対応の必要性という文脈の中でおっしゃっていたと思うのですが、あれは違う質問の中だったので改めてなのですけれども、なぜ県がこういう形で全国的にも珍しいという手法を取ろうとしたのか、その部分についてお伺いいたします。

長野県知事 阿部守一
 全国そうですけれども、高齢者の接種からは市町村が中心に頑張っていただいています。市長会、町村会とも先ほどもお話ししましたけれども、最大限いろいろな工夫や努力をいただいていますけれども、なかなか医療従事者の確保が難しいとおっしゃっている市町村もまだかなりあります。そういう中で、全国と比べて長野県の大きな特色は、やはり市町村の数が非常に多いです、77市町村。市町村によって置かれている状況、先ほどお話があった医療従事者がどれぐらいいるかとか、そういう状況がかなり違っています。ですから、県と市町村がワクチン接種で連携していこうというのも、できるだけ接種の時期に大きな差がつかないように、大きな方向感、あるいはスケジュール感を共有しながら取り組んでいこうということで、まず市長会、町村会の皆さまとお話をしてきています。そういう中で今回、医療関係団体の皆さまのご協力を頂く中で、個別の市町村の調整ですと、どうしても狭いエリアでの調整という形にならざるを得ません。県内の医療従事者の皆さまには、他の地域、先ほど伊藤会長からもお話があったように、当該地域だけではなくて広く応援してもいいよという思いを持たれている方も大勢いらっしゃいます。また、今は直接的には従事はしていないけれども資格を持っていらっしゃる方もいらっしゃいます。そうした方にしっかり呼び掛けることが長野県の持っているポテンシャルを最大限に発揮できることだと思っています。そういう意味で今回、われわれ行政だけではなくて、それぞれの関係団体の皆さまにも同席していただいて、一緒になって呼び掛けさせていただく。このことで、本当にご協力いただける人、一人でも多く応募いただけるようにしていきたいと思っています。

読売新聞 佐々木想 氏
 県にお伺いしたいのですが、今回、最低でも500人日が必要という数字について、市町村数のベースで、それぞれ人材が不足している切迫度には差があるとは思うのですけれども、どれぐらいの市町村が派遣が必要、あるいはできれば派遣してほしいと回答しているのか、数字的なものを教えていただけますか。

危機管理部次長兼参事(ワクチン接種担当) 前沢直隆
 当初500という数字をはじき出した段階では九つという市町村数でした。ただ、市町村の方も今、非常に努力されている最中で、そこからやはり確保できたというところもありますし、日々移ろっています。ですので、そこを細かく聞き取って、オーダーメードで支援をしていきたいと考えているところです。

読売新聞 佐々木想 氏
 もう1点。今のところ集団接種に関しては、各市町村と地元のそれぞれの団体さんの支部とかで接種に関する協定を結んだりとか、取り組みをされていると思うのですが、今回のこの県の人材の派遣の仕組みというのは、それと今後並立する形でやっていくのか、それともこちらの県の取り組みに一本化されるのか、どのような形になるのでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 先ほども市長会、町村会の皆さまとワクチン接種について話し合いをしましたけれども、高齢者接種以降の接種はあくまでも市町村の皆さまが行う接種がベースです。ここが基本になります。県の応援の仕方は、市町村が取り組んでいこうとする中で、どうしても人材が不足している、医療従事者の方にもう少し応援してもらいたいけれども地域ではなかなか確保できないという場合に、県として4団体にご協力いただいて、また応募いただく今回の接種支援チームの皆さんに行っていただくというやり方。それから、今回募集をして、多くの皆さまにご協力いただくことができれば、県としてもいわゆる大規模接種会場、ファイザーではなくてモデルナを利用しての会場を設置して、市町村が行う接種を補完する形で接種していくという形を考えています。そういう意味で、あくまでもベースは市町村が行っていただいていること、すでに市町村もいろいろ計画を立てられていますので、そこがベースにあるということでご理解いただければと思います。
 ありがとうございました。

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電話番号:026-235-7054

ファックス:026-235-7026

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