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更新日:2025年1月17日

令和6年(2024年)12月20日部局長会議

時間:午前09時30分~午前10時03分

場所:県庁特別会議室

出席者:

阿部知事、関副知事、鈴木警察本部長、武田教育長、吉沢公営企業管理者、前沢危機管理監兼危機管理部長、中村企画振興部長、渡辺総務部長、直江県民文化部長、笹渕健康福祉部長、諏訪環境部長、田中産業労働部長、加藤観光スポーツ部長、小林農政部長、須藤林務部長、新田建設部長、尾島会計管理者兼会計局長、早川監査委員事務局長、西沢人事委員会事務局長、風間労働委員会事務局長、原佐久地域振興局長、柳沢上田地域振興局長、竹花諏訪地域振興局長、布山上伊那地域振興局長、岩下南信州地域振興局長、渡邉木曽地域振興局長、宮島松本地域振興局長、斎藤北アルプス地域振興局長、坪井長野地域振興局長、小池北信地域振興局長、村井行政経営推進担当参事

 

(関副知事)

 おはようございます。それでは、ただいまから部局長会議を始めます。
 冒頭、知事から何かありましたら、お願いします。

 

(阿部知事)

 おはようございます。先日、台湾に田中部長と加藤部長と一緒に行ってきました。チャーター便の誘致、観光誘客、そして、台湾工業技術研究院の訪問、台湾からの来県客がインバウンドの中で一番多いので、引き続き台湾との交流をしっかり進めていきたいと思いますし、農産物の輸出先としてもトップの輸出額ですし、長野県の農産物に対しても非常に好感度を持って受け止めていただいています。
 また、県内企業もかなり進出していますので、産業・経済面での連携強化ということも非常に重要だと思ったので、産業労働部、観光スポーツ部のみならず、ほかの部局も国際戦略をどうするかというのは一緒に検討したいと思いますけれども、台湾との友好交流のあり方についても、またそれぞれの立場で考えていっていただければと思いますので、よろしくお願いします。以上です。

 

(関副知事)

 それでは、報告事項に入ります。
 報告資料1について、行政経営参事から説明をお願いします。

 

(村井参事(行政経営推進担当))

 それでは、私からかえるプロジェクトの現在の取組状況について御報告します。
 かえプロの目的や目指す方向性につきましては、1ページ目に記載のとおりでありまして、昨年度来の検討の中では、県組織の最も解決すべき課題は、職員数が限られる中、新たな課題対応に追われて、余裕のない状態であるということが共通認識となったところです。
 そして、こうした状態から脱するには、資料にあります4つの方向性に基づく取組が必要であるということで、検討メンバーが一致をしまして、これらの方向性に基づく様々な提案がかえプロからなされたところです。
 次のスライドになりますけれども、今年はこの提案を実行する年ということで、徐々に成果が出始めています。
 左上ですけれども、仕事の減量化、効率化の点では、やや地味ではあるのですが、会計事務を見直しまして、職員の負担軽減につながる改善がなされておりまして、また、ペーパーレス化も着実に進んでいる状況です。
 その右で風通しのよい働きやすい職場づくりの点や、右下の組織ミッションの浸透につきましては、マネジメント層全体に向けた研修を行っています。
 また、オフィス改革につきましては、報道もなされましたけれども、総務部の一部と産業労働部で実施をしたところです。これについては、職員アンケートも実施をしていますので、後ほど御紹介をします。
 このほか、人事制度については、幅広い庁内意見を聴取しまして、職員意見を反映した制度化の検討が進んでおりまして、4部局を対象にジョブファミリー加入希望者を募集したという状況です。
 また、職員みんなで成果を感じやすいことに一斉に取り組みましょうということで行っている重点アクションにつきましては、記載のとおりの状況でありまして、この点については今後とも毎月課長さんを対象とした状況調査をしながら、併せて浸透を図っていきます。
 11月27日にはかえプロの進捗状況を職員と共有しまして、課題を議論する進捗会議を開いています。
 その中では、さきに申し上げました県組織において、解決を図るべき集団皿回しとも呼ばれるような状況からどう脱するかという4つの視点ごとに、職員と議論をしたところです。
 そして、進捗管理の第2部におきましては、かえプロは全体的には進展が見られるものの、最も重要な課題となっている職員が業務に追われて、周囲を支援する余裕がないという、この状況の改善という点では、職員がいろいろと努力はしているのですが、負担軽減を実感するまでには至っていないのではないか、ここをみんなで議論しようではないかということで、知事・副知事にも加わっていただきまして、人口減少社会にあって職員数が限られる中、この問題をどう改善していくかということで、ブレストを行いました。
 その結果、生成AIの徹底活用ですとか、業務プロセスの可視化による効率化、また、全国一律の基準で実施する事務のあり方の見直しを国に求めていくことなどの案が出たところです。今後これをどう受けてどう具体化していくか、現在、検討を深めているところです。
 次に先ほど申し上げましたオフィス改革のアンケート結果についてですけれども、8月にオフィス改革を実施しました部局を対象に、改革の前後でアンケートを行っておりまして、それを比較してどういう効果があったのかということを一覧にしています。
 その結果、業務効率化や新しい働き方の定着に向けまして、前提となるペーパーレスが大きく進んだほか、改革の狙いとしているフリーアドレスですとか、あるいはフラットな環境づくりを通じたコミュニケーションにつきましても、前向きな結果が得られています。
 今年度中にほかの部局でも実施予定です。オフィス改革に限らず、かえプロ全体として引き続き取組を推進していきます。報告は以上です。

 

(関副知事)

 ただいまの説明につきまして、質問、御意見がありましたら、お願いします。いかがでしょうか。何かありますか。

 

(阿部知事)

 報告ありがとうございました。
 業務改革というのは、別に誰かがどこかで決めてやらなければいけない話ではなくて、日々の仕事でやっていかなければいけないのですが、これは各所属、部局長の皆さんは日々何か改善していますか。いい例などを共有してほしいと思います。
 今までどおりの仕事の仕方をしていると、多分どこかで誰かが決めないと何も動かない組織になってしまうので、自立的・主体的にどんどん変えていってほしいと思っているので、そこはまずかえプロで何かが決まらなければ変わらないということがないようにしてほしいというのが1つです。
 それから、私から見た課題を申し上げると、私のところにはレクがいっぱい来るのです。この時間、私の話を聞くだけで発言しない人がいっぱいいてもったいないと思うことが結構多いのですが、それはいろいろと要因があると思うのですけれども、やはり誰が中心になってこの仕事をやっているのかということをもっとはっきりさせないと駄目だ、みんなで同じような動きを同じようにしていると、なかなか効率化にはつながらないのではないかと思っています。複数の人たちが私に説明するということは、結局、その仕事は私のところでしか全体集約ができないという話になってしまうので、多分それは組織としてはまずいので、部局をまたいでもどこが責任を持って全体をまとめるのか、知事に報告するのかというのは、是非部局長の皆さんに意識をしてほしいと思っています。
 部局長会議で県庁全体の課題をこうやって共有したり、政策会議をやっている意味というのは、部局長の皆さんは部局長であると同時に、県の幹部職員として、ほかの部局の仕事も見ている、わかっている、ほかの部局の仕事だから私は関係ないということをやらないという前提で部局長会議もやっているはずだと思うので、部局長の皆さん、次長の皆さんには是非しっかり意識をして取り組んでほしいと思います。
 あと2点だけ申し上げると、レクの時間が長くなるのは、多分何を伝えたいかということが整理されないまま資料の説明に行ってしまうことが多いケースがあると思いますので、そういう意味では、端的にここを決めてほしい、ここを共有したい、そこを明確にして、これは私へのレクだけではないと思います。会議を見ていても、一体今日の会議は何をやるのかわからないまま進んでしまうことがあったりするので、何を決めてほしい、何を伝えたい、何を共有したい、そういうところをやはり明確にして、会議とか、レクに臨んでほしいと思います。
 最後に1点、今の村井さんの報告の中の柴田さんの御提案にもありましたように、職員数が半分ぐらいになっても抜本的に仕事ができるようなことを考えるべきではないかという議論を始めていますので、本当は前回出た意見を共有してもらったほうがよかったのですけれども、そこは各部局長の皆さんに共有してもらえればと思います。
 特に生成AIの活用は、もっと積極的にやってもらったほうがいい。アイデア出しとか、自分の意見の壁打ちみたいな話も含めて、もっと使える余地があるので、これはコンプラ、DXなのか、AIをこういうところで積極的に活用しましょうということをもっと積極的に発信して、庁内でもっともっと使ったほうがいいと思うので、是非その点は企画振興部とコンプラにお願いしておきたいと思いますので、よろしくお願いします。以上です。

 

(関副知事)

 それでは、その他事項に入ります。
 質問、御意見については、説明後にまとめて伺います。
 それでは、その他資料1及びその他資料2について、田中産業労働部長からお願いします。

 

(田中産業労働部長)

 それでは、産業労働部から2点御報告をします。
 まず初めに、その他資料1を御覧ください。これは本日プレスリリースします、長野県デジタル化一貫支援サイトの開設についてです。
 ちょっと書いていないことを補足しますと、人口減少下で、県内の企業・産業におかれましては、やはり労働生産性増加に向けたデジタル化・DXの推進というのは、最重要課題です。その第1段階ともなります事業の1つが、本日からスタートするものです。
 ここにありますように、今般、県の産業振興機構、いわゆるNICEとNTT東日本様の協力をいただきながら、いわゆるデジタル化情報を集約したプラットフォームの運用を本日から開始するものです。
 枠内を御覧ください。現状として、事業者の皆様におかれましては、いわゆるデジタル化、あるいはDXの必要性を感じつつも、右上に吹き出しでちょっと書いてありますが、何をしていいかわからない、これが現状です。
 一方では、支援策も含めた情報たるものが、国ですとか、あるいは商工団体などで非常にばらばら、分散しておりまして、一目ではわからない状況となっていました。
 このためにウェブ上で情報集約し、まずはデジタル化に向けた基本的な支援をわかりやすく見える化したものでございまして、枠内の真ん中に主な内容(特徴)と書いてありますように、まず入り口段階のいわゆる機運の醸成につながるセミナーやイベントの開催の情報ですとか、2つ目のポツにもありますが、顧客管理システムやいわゆるPOSレジなど、汎用性の高いITに資するツールですとか、カタログ化など、一貫した流れで課題解決ができるようにシステム整理を行ったものです。
 また、言葉での補足になりますが、いわゆるウェブ上でのシステム構築が今回からスタートするわけですが、システム上の構築と併せて、県内の事業者の相談窓口である金融機関ですとか、商工団体、あるいはNICEなどの団体とも連携した一体的な推進体制の下で、いわゆる基礎的なITリテラシーの向上を加速していきたいと思っています。
 また、今日は時間も限られていますので、簡潔な説明に終わっていますが、午後、知事会見の中におきましても、担当課からデモンストレーションも含めた詳細な説明も行いたいと思いますので、よろしくお願いします。

 それでは、続きまして、その他資料2を御覧ください。
 1枚目の表紙に、ドイツフラウンホーファー研究機構での技術研修報告とありますけれども、昨年知事が10月から11月にかけて欧州を訪問した際に、フラウンホーファー研究機構の応用情報技術研究所、通称FIT研究所と呼んでいますが、FIT研究所と長野県との間で5項目の共同宣言を行ったところです。
 この中に職員の相互派遣と書いてあります。今回、早速実現したものでございまして、先月1か月間にわたって、県の工業技術総合センターの北村技師をドイツのFIT研究所に派遣をしたものです。
 また、共同宣言の4番目にサテライトオフィスという文字がありますけれども、サテライトオフィスにつきましては、今年の10月に北村技師も在籍をします県の工業技術総合センター内に開設したところです。
 本日は、1か月間にわたる技術研修を終えたばかりなのですが、北村技師に来てもらいまして、研修で学んだ内容ですとか、あるいはせっかくなので、ドイツでの生活文化とか、仲間とのつながりもかなりできたようですので、そのあたりも含めて、ポイントで報告をしてほしいと思っています。
 それでは北村技師、よろしくお願いします。

 

(北村工業技術総合センター環境・情報技術部門情報システム部技師)

 工業技術総合センターの北村です。
 それでは、ドイツのフラウンホーファー研究機構の応用情報技術研究所、通称FITでの技術研修の報告をします。よろしくお願いします。

 

(田中産業労働部長)

 ちょっと間が空いていますので、私から補足説明をします。
 今からしていただく北村さんの説明は、3分ほどの時間ということで、かなり簡潔なポイントの説明にはなるのですけれども、今後改めて詳細な報告会を設けて、多くの皆さんに聞いていただけるように、今企画をしていますので、別途お知らせをしたいと思っています。
 また、いわゆる共同宣言に基づく取組というのは、信州未来共創戦略(仮称)案の柱である世界の知見を取り込むといいますか、今回、北村技師は若いですけれども、若い職員が経験するチャンスにもなるかと思っていますので、先ほど私が説明をしましたデジタル化一貫支援体制の整備のその先にある革新的なDXをつくることにもしっかりとつなげていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
 それでは、北村さん、お願いします。

 

(北村工業技術総合センター環境・情報技術部門情報システム部技師)

 すみません、お待たせしました。
 私が研修に参加したフラウンホーファー研究機構とはどんなところかといいますと、欧州最大の応用研究機関でして、ドイツ全土に75の研究所だったり、研究ユニットを持つ大きな研究機関になります。
 2万9,000人以上が在籍していまして、年間の研究予算が28億ユーロ超、日本円で4,500億円超といった、とても大きなところです。
 今回の研修先なのですけれども、応用情報技術研究所、通称FITのHuman-Centered Engineering & Design、通称HCEDというチームで研修を行いました。
 FITではどんなことをやっているかといいますと、AIやIoT等の情報技術でヨーロッパの中小企業の課題解決に取り組むといった研究を行っています。
 所在地なのですけれども、ボンというところでして、ドイツの三大大聖堂があるケルンから電車で30分程度のところにあり、町自体はそんなに大きくないのですが、ベートーヴェン発祥の地です。
 右の写真がフラウンホーファー研究機構の上空からの写真で、敷地内にお城があったりもします。
 研修期間ですが、11月10日から12月8日、約4週間行ってまいりました。
 研修内容ですが、HCEDチームが主に取り組んでいるDesign Thinkingと呼ばれるユーザー中心の問題解決手法で、複雑な課題に対して柔軟かつ創造的に取り組む方法の習得といったものに取り組んでまいりました。
 また、XR、現実の物理空間と仮想空間を融合させる技術、VRだったり、ARの総称なのですけれども、それらだったり、AI、IoTといった技術の活用手法の説明及び体験を行ってまいりました。また、IoTやAIによる企業との打合せにも同行しました。
 まずDesign Thinkingなのですけれども、今回はユーザーが使いやすいフォトアルバムを作成するソフトウエアデザイン、スーパーマーケットのスマホアプリ、これはうちでいうとどんな商品がお薦めとか、安いという情報だったり、スーパーに行ってどこにどういった物品があるかとか、そういったものをお薦めしてくれるようなアプリ、実際にドイツのスーパーマーケットで使用されているものですけれども、こういったものをどういうふうにデザインしたらユーザーが使いやすいかということをグループワークで取り組みました。
 4人から5人のグループでして、ほかに参加された方はみんなドイツの方だったのですけれども、皆さん英語がとても上手で、英語でコミュニケーションを取りながら、左にある項目のようなものを基に、真ん中にあるように手書きでそれぞれデザインして、最終的にチームでまとめて発表するといった流れで、Design Thinkingについて学んでいきました。
 次にXR技術についてなのですけれども、写真にあるとおり、机の上に仮想の空間をつくり出しまして、これは工場の工程シミュレーションを行っている様子です。赤いテープのようなものが見えると思うのですけれども、このテープを入れ替えることによって、工場の工程のシミュレーションを行えるようなシステムになっています。
 また、FITの全体ミーティングを行いました。100人から120人ぐらいメンバーがいるのですけれども、工業技術総合センターの紹介ですとか、私が取り組んでいる研究だったり、支援の説明を行ってきました。
 私がいたチームのリーダーの方が近くの大学で講師を務めていまして、その講義にも参加しました。Design Thinkingに関する大学の講義に参加して、ドイツの学生さんともDesign Thinkingについてグループワークを行ってきました。
 これはドイツの特徴的なところで、面白いと思ったところですけれども、ドイツの打合せでは、コーヒー、紅茶、ジュースとお菓子だったり、果物が必ず机に置いてあるのです。座る席も特に決まりがないので、好きなところに皆さん座って、自由に飲み食いしながら打合せを行っていました。
 そんな感じですけれども、誰もが言いたいことを言えるような雰囲気がとてもあって、活発に意見が交わされていまして、新しいアイデアが次々と出ていて、参加していて非常に驚きました。
 続いてドイツの食事なのですけれども、右2枚がFITの食堂の食事で、左がレストランの食事なのですが、食事は基本的にワンプレートで、芋と肉と野菜で何かソースがかかっている、こんな感じの料理ばかりでした。
 右側のピザを見てもらってもわかるのですけれども、1人前の量がとても多くて、お昼を食べるともう夕飯は要らないので、夕飯を食べない日も結構たくさんありました。
 FITは毎週金曜日がピザの日で、ドイツ人はピザが好きなようで、コーラと一緒に楽しんでいました。
 続いてビールです。ドイツは地元の地ビールを飲むというのが当たり前で、お店にもそれしか置いていないのですけれども、グラスだったり、味がすごく特徴的で、真ん中は私が住んでいたボンの地ビールです。グラスが特徴的でした。
 次はクリスマスマーケットです。ドイツはクリスマスマーケットにすごく力を入れていまして、これはボンのクリスマスマーケットの様子ですけれども、左側の写真にあるように、観覧車だったり、メリーゴーランドが1週間くらいで広場に設置されて、それまでは何もないただの広場だったのですけれども、クリスマスの期間になるとすごく盛り上がっていました。
 ドイツの皆さんは、若い方からお年寄りまで、年齢を問わずクリスマスマーケットに来て、グリューワイン、ホットワインを片手に友人と話している姿がとても印象的でした。
 あと、ボンの独日協会の会長のザビーネさんという方が、向こうの滞在中にすごくよくしてくれたのですけれども、その方がドイツの若い人たちとも交流してみたらどうかということで、独日協会が後援している日本語を学ぶドイツの学生さんだったり、ドイツ語を学びに来ている日本人の学生さんが交流する場がありまして、そこに参加しました。
 3週目にぐらいに行ったのですけれども、来週もう帰るという話をしたら、それは送り出さなければいけないということで、パーティーを開いてくださって、ドイツの伝統的な家でお母さんがつくるようなお菓子を出してくれたり、そういうことをしてもらって、非常に多くの友人をつくることができました。
 ドイツで日本語を学んでいる方たちは、日本語がとても上手でして、今度、大阪万博でドイツのパビリオンにもスタッフとして行くから、また遊びに来てくれと言って、今後も続けて交流していけたらと思っています。
 最後にFITの長野県のサテライトオフィスでの様子です。サテライトオフィスは個室でして、研修期間中は主にこの部屋で活動していました。以上です。
(拍手)

 

(関副知事)

 それでは、ここまでの説明について、質問、御意見等がありましたら、お願いします。中村企画振興部長、どうぞ。

 

(中村企画振興部長)

 2点伺います。
 まず北村さん、ありがとうございました。
 北村さんが見に行かれて、今、御紹介があったXR技術の話などは、わかりやすくDXの成果として取り入れたら面白そうだと思ったりしているのですけれども、これを工業技術総合センターに持ってこられそうですか。既にやっている場合はもうそれでいいのですけれども、持ってこられそうでしたか。また、もしこれでなかったら、すぐに工業技術総合センターに持ってこられそうな技術は何かありましたか。

 

(北村工業技術総合センター環境・情報技術部門情報システム部技師)

 ありがとうございます。
 今、私どももちょうどXR技術に取り組んでいるところでして、具体的に企業さんでどういうふうに活用したらいいかというところがまだ見つかっていなかったところなので、実際にこの研修に参加して、企業さんとやっている取組をいくつか見せていただいて、非常に参考になって、今後どういうふうにやっていったらいいのかということがわかったので、XR技術というところでの研究だったり、支援というのがより加速していくように感じました。

 

(中村企画振興部長)

 ありがとうございました。またお話を聞かせてください。
 もう一点は、秘書課への要望になるのですけれども、知事レクをイノベーティブなものにするために、是非お菓子と飲物を知事室に置いてくださいという要望で終わります。

 

(関副知事)

 ありがとうございました。
 ほかに御質問、御意見はありますか。
 知事から何かありましたら、お願いします。

 

(阿部知事)

 北村さん、ありがとうございました。
 フラウンホーファー研究機構との交流は、これからも継続的にしていかなければいけないので、その第一人者として、是非また活躍していってもらえればと思いますので、よろしくお願いします。
 あと、先ほど田中さんから説明してもらったDXのサイトですが、あの射程は、医療・福祉とか、観光とか、みんな入っているのですね。あれは各部とは連携されているのですか。

 

(田中産業労働部長)

 医療・福祉ですとか、観光の分野も入っています。特にDXの事例は、分野ごとでDXの導入の仕方が違いますので、この後、午後の会見でも説明しますが、分野ごとにDXの好事例をサイトで見られるようになっていたりもしています。それは実務的にも共有しています。もしかしたら、部長さんたちには伝わっていないかもしれませんが、伝えなければいけないと思っています。

 

(阿部知事)

 先進事例を載せたり、相談窓口はどこですかということをお知らせするときにも、事例のところを見ると、医療・福祉などが入っているのだけれども、その窓口が同じでいいのかどうか。私もよくわからないのですが、射程はどこまでということをはっきりさせないと、せっかく載せても利用してもらえないということにつながるので、もう少しそこは丁寧な発信と各部局間連携をしてもらったほうがいいと思うので、そこは工夫してもらえないですか。
 あと、中村部長からも御提案があったお菓子とお茶を置くのは、私もいいことだとずっと思っているのですが、私のお金でやると寄附行為になってしまうので、部局長が月にいくらかずつ持ち寄るとか、私も出すので、私だけが出すと多分いけないという話になるので、そこは工夫してもらって、協力してもらえるといいと思いますので、よろしくお願いします。

 

(関副知事)

 それでは、事前に登録された項目は以上ですが、特にほかに何かありますか。前沢危機管理部長、どうぞ。

 

(前沢危機管理監兼危機管理部長)

 危機管理です。
 これから年末の休暇に入ります。通常は9連休になって、前後を合わせると少し長い休暇を取られる方もいらっしゃると思いますが、そうしたときに危機管理事象がいつ起こるかわかりませんので、2つお願いをしたいと思います。
 1つ目は、末端まで、連絡網であるとか、体制をきちっと取ってください。
 2つ目は、どんな小さなことでもいいので、気になったら、まずそうだと思ったら、必ず私か、場合によっては知事に遠慮なく電話で指示を仰ぐという、初動を必ずやっていただくという、この点をお願いします。以上です。

 

(関副知事)

 ありがとうございました。
 ほかはよろしいでしょうか。
 それでは、本日が年内最後の部局長会議となりますので、知事から一言お願いします。

 

(阿部知事)

 まだ来週の予算査定が残っている中で、今日で今年も終わりという雰囲気ではあまりないと思いますけれども、まず1年間、各部局長の皆さん、そして、職員の皆さんには、県民の皆さんのために一生懸命御尽力いただきまして、ありがとうございました。
 特に今年は能登半島地震から始まってしまったので、地震・防災対策についても、危機管理部を中心にしっかりアクションプランを取りまとめて進める体制をつくってもらいましたし、また、これは今年の仕事が残っていますけれども、人口戦略についても各部局長を始め、いろいろな皆さんにも対話をしてもらい、来週、県民会議で戦略を取りまとめるというところまで持ってくることができました。いろいろと課題がある中でも、県民の皆様の期待に応えて県政を進めることができましたのは、各部局長の皆さんを始め、県職員の皆さんに日々御尽力いただいたおかげだと思います。改めて感謝します。
 来年は明るいいい年になるように、さらに私も努力していきたいと思いますので、是非各部局長の皆さん、そして、職員の皆さんには、今年の年末年始はまとまって休める機会になりますので、仕事のことは完全に忘れるわけにはいかないですけれども、いつも頭の中がごちゃごちゃしている部分をちょっとすっきりさせて、また新しい年に向けて英気を養って備えてもらえればと思います。
 前沢部長から話があったように、年末年始も仕事をしなければいけない職場もあるので、そういう皆さんは大変ですけれども、頑張ってほしいと思いますし、また、長い休みの期間、災害がない、事故がない、そうしたことを祈っていますが、休みの間に不測の事態が生じたときは、組織としてしっかり対応していきますので、前沢危機管理監、あるいは関副知事、私もしっかり対応しますので、いつでも相談していただければと思います。
 改めて今年1年間の皆様の御尽力、御活躍に深く感謝を申し上げ、そして、また、来年も一緒になって県民のために頑張っていきたい、御協力をお願いして、私からの御礼の挨拶としたいと思います。大変ありがとうございました。お疲れ様でした。

 

(関副知事)

 それでは、以上で部局長会議を終了します。

 

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