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更新日:2019年4月19日

平成28年(2016年)5月27日部局長会議録

時間:9時32分~10時31分

場所:県庁特別会議室

 出席者:

阿部知事、太田副知事、中島副知事、小林公営企業管理者、原山教育長、尾﨑警察本部長、野池危機管理監兼危機管理部長、

小岩企画振興部長、小林総務部長、青木県民文化部長、山本健康福祉部長、関環境部長、石原産業政策監兼産業労働部長、

吉澤観光部長、北原農政部長、池田林務部長、奥村建設部長、清水会計管理者兼会計局長、土屋監査委員事務局長、

小野人事委員会事務局長、土屋労働委員会事務局長、井出行政改革課長

 

(太田副知事)

それでは、ただいまから本日の部局長会議を始めます。最初に知事から何かございますか。

 

(阿部知事)

ありません。

 

(太田副知事)

それでは、本日のおいしい部局長会議につきまして、吉澤観光部長から説明をお願いいたします。

 

(吉澤観光部長)

それではお手元にパンと和紅茶を用意してありますが、現在、銀座NAGANOで5月末まで、「こだわりパン職人・信州ご当地名物牛乳パンフェア」を開催しておりまして、人気の牛乳パン2点と信州産の紅茶をご紹介させていただきます。

まず牛乳パンでございますけれども、県内で多くのところでつくられており、発祥は定かではございませんけれども、長野県という説もありまして、敷島パンを初めとしまして大手パンメーカーでも長野県向けにつくっているというものでございます。まず左側の赤い付箋のほうが小林製菓舗様の牛乳パンということで、こちらは昭和30年ころ、長野市の豊野町で初代店主がつくり始めたものでございまして、パン生地に牛乳を練り込んで焼き上げ、練乳を使用したホイップクリームをサンドしているものでございまして、平らでかなり大きいということが特徴でございます。

こちらから見て知事の左側にTシャツがありますけれども、これも、今、銀座NAGANOで販売をさせていただいておりまして、1枚2,900円でございます。

右側の黄色い付箋のほうは、ササザワベーカリー様のパンで、こちらは昭和20年創業の上田市上丸子にございますササザワベーカリー様の不動の人気商品というものでございます。県産の牛乳と鶏卵をたっぷり使い、ソフトなパン生地と甘みを抑えたバタークリームとのハーモニーが特徴でございます。こちらは生地が厚めでボリューム感がございます。

3つ目は信州和紅茶ということで、こちらは天龍村で栽培されておりますやぶきた茶の茶葉を原料にした信州産の紅茶でございまして、渋みが少なく、そのままでもほのかな甘みがあるものでございます。以上3点、お試しいただければありがたく思います。よろしくお願いします。

 

(太田副知事)

何か意見や感想ありましたら、お願いいたします。

 

(阿部知事)

では私から。この紅茶ですが、この間の移動知事室のときに、天龍村の農林業公社の皆さんとも話をしてきました。そのときのやりとりは、まだ皆さんのところへ行ってないかもしれませんが、このお茶の話は、地消地産の推進と言っている中で、県内の旅館やホテル、お店でもっと使ってもらえるように、県としても働きかけなければいけないと思っています。今もいろいろなつなぎをやってもらっていると思っていますが、銀座NAGANOで出すのもいいけれども、県内でもっと普及するように、農政部、観光部、産業労働部で連携してもらいたい。長野県は、お茶のイメージはあまりないが、こういういい物をつくっていますということも、しっかりアピールしていくことが地消地産の第一歩でもある。旅館やホテルの人たちに言えば使ってくれるし、生産量自体が少ないというところもあるが、若い人たちをもっと定住させたいという意欲も天龍村は強いので、需要側を拡大してあげることによって、若い人たちも、お茶の栽培に従事できるという形の仕組みをつくっていかなければいけない。農政部も、今、6次産業化など努力してくれているけれども、農政部だけでやっていると、なかなかそこまで結びつかないので、産業労働部、観光部、農政部で連携して、まず天龍村のお茶の話はしっかり具体化してもらえないですか。よろしくお願いします。

 

(太田副知事)

ほかにございますか。それでは協議事項に入ります。資料1につきまして、原山教育長から説明をお願いいたします。

 

(原山教育長)

それでは、県立武道館基本構想(案)について、お願いいたします。県立武道館の設置につきましては、この3月に教育委員会としての基本方針を決定し、同月の部局長会議で報告をさせていただいたところでございます。この基本方針をもとに、基本構想策定に向けて知事部局と調整してまいりました。本日、県立武道館の基本構想(案)について、お諮りするものでございます。

1ページでございますが、建設の目的であります。武道の振興が求められる中で、本県の現状を見てみますと、平成24年度から中学校における武道の必修化が完全実施化されました。それに伴い、武道に触れる機会が増えている一方で、現在、武道団体においては、大会等の開催に当たり、既存の体育施設を活用しているところであります。さまざまな競技で利用される中では、会場確保が難しく、新たな大会の誘致も困難な状況でございます。

武道の普及・振興のためには、さまざまな環境整備をしていくことが求められておりますが、とりわけ武道は裸足で行うといった特性を有するものでありまして、それに適した床材や弾力性のある床構造など、体育館とは異なる配慮が重要であるということから、武道に適した施設が必要でありますけれども、本県ではその拠点たり得る施設がない状況でございます。こうしたことから、本県における武道振興の中核的拠点として県立武道館を設置いたしまして、武道振興の明確なビジョンを持ちながら取り組んでいくことで、スポーツによる元気な信州づくりの新たな第一歩を踏み出そうというものでございます。

施設整備方針でございますけれども、1点目は、本県の武道振興の中核的拠点となる施設を目指すということでございまして、少なくとも北信越レベル以上の大会が開催可能な規模や、競技規則に対応した競技面積等を確保する。そして武道の特性を踏まえた安全性に配慮した床などの機能性を重視したいということでございます。

2点目は、多目的に利用できる「選ばれる」施設を目指すというものでございます。武道に支障のない範囲で武道以外の活動にも利用できる配慮や、災害時に避難施設等で活用できるよう配慮してまいります。

3点目は、県民に愛され末永く使われる施設を目指すということでございます。ユニバーサルデザインへの配慮、障がい者がスポーツに親しめる環境の整備等々、あるいは県産材の利用などによる信州らしさの発信を図ってまいりたいと思っております。

4点目は、環境・景観に配慮した施設を目指すということでございます。緑化の推進や環境への負荷の軽減を図ってまいります。

こうしたことで、武道に適した施設とすることを基本としつつ、武道以外の活動やイベント等にも活用できるようにして、県民本位の利用としつつも、県外の方にも積極的に利用していただけるよう整備してまいりたいと考えております。

建設予定地でございますけれども、新幹線等の高速交通網などのアクセスのよさや、敷地面積の確保などを総合的に勘案しまして、佐久市猿久保の市有地とすることといたしております。

4の施設の概要でございます。(1)の機能・規模等でございますけれども、主道場につきましては、板張りで、競技面積は、大会開催を見据えまして、競技面6面設置が可能な2,000平米程度、観客席は1,500席程度として、ステージを設置いたします。また、サブ道場等につきましては、ご覧のとおりでございます。

面積でございますけれども、延床面積で1万1,000平米程度といたします。建設費でございますけれども、他県の同規模の施設の例を踏まえまして、現在の試算ですが、50億円程度を見込んでおります。

スケジュールでありますけれども、2020年・平成32年に開催されます東京オリンピック・パラリンピック関連で利用することができるよう、平成31年度中の供用開始を目指してまいります。

運営方針にありますとおり、効率的な管理運営に努めるとともに、施設の利用率向上に努めてまいりたいと考えております。以上が基本構想であります。よろしくお願いいたします。

 

(太田副知事)

ただいまの説明につきまして、質問・意見等ありましたらお願いいたします。知事から何かございますでしょうか。

 

(阿部知事)

教育委員会としても検討してもらってきていたわけですけれども、関連しない部局長が多くいる中で、多額の経費を投入していくことになるので、いろいろな施設がある中で、武道館が必要だという理由をもう一回きちんと教育長から説明してもらいたいと思うのと、あと他県、全国の状況を教えてもらえますか。

 

(原山教育長)

まず1つ目の武道館がなぜ必要かということでございます。武道の振興につきましては、こちらにありますとおりに、武道の必修化ということで、中学生等が触れる機会が増えてきたということが1点ございます。その中で、長野県の武道の状況を考えますと、例えば国体における成績もなかなか向上していない。そしてそれらの原因を考えますと、1つには、47都道府県中43県が既に県立の武道館として、専用の施設、中核的な施設を持っておりますが、本県においてはそういう拠点施設がない。また、裸足で行う武道の特性等を考えると、武道が確実にできる専用の施設が必要であり、また、そこにおいて指導者等の研修を行うことも併せて、武道全体の振興を図っていくといったことから、今回、ぜひ県立武道館を設置したいということでございます。

 

(阿部知事)

構造的な話も含めて、私も、体育館と武道館は、格好が違うだけという感じで、昔は考えていたこともあります。床の構造も特別の構造にしていくという対応をしていかなければいけないので、これは、広く武道以外にも活用することも視野に入れながら整備をしていくということでありますが、基本的には武道を中心にしていくと考えたときに、やっぱり構造面も含めて、武道に適合した施設にしていくということが基本だということが私の認識ですけれども、それでいいですよね。

 

(原山教育長)

はい。

 

(阿部知事)

今の特性については、スポーツ課から少し説明してくれますか。

 

(小野沢スポーツ課長)

特性ですが、例えば剣道の場合は、素足で実際に試合をやっているわけですけれども、踏み込みのときには約1トンの負荷が足にかかるという状況でございます。そうした中、従前の体育館を使って大会などを運営されておりますが、とにかくそういったかなり負荷をかけて試合等行っているという状況でございます。今回、武道館を設置しますと、これは弾力性のある床を使えますので、そういった意味では足に負荷がかからずに、安全に武道に向かいやすくなるという状況を考えています。

 

(阿部知事)

はい、ありがとうございます。教育委員会でずっと検討してきてもらって、今回、財政支出を伴うということで、部局長会議に諮って決定ということですけれども、ぜひ、今みたいな武道館の特性も理解していただいた上で、武道の利用を中心とはするものの、とはいえ他の利用も可能、ユニバーサルなものにしていこうということですので、関係部局長のみならず各部局長の皆さんにも、ぜひ十分そうしたことを認識していただいて、これからの利用においても、しっかりそれぞれ考えてもらえればと思います。あと、いざというときは避難や支援物資収集などにも活用できる施設にもなり得るということも前提にしていますので、危機管理部でも視野に入れて対応を考えてもらいたいと思います。

 

(太田副知事)

それでは、これをもちまして、県立武道館基本構想として決定をいたします。

次に報告事項に移ります。資料2につきまして、井出行政改革課長から説明をお願いいたします。

 

(井出行政改革課長)

それでは私のほうから、平成28年度実施箇所等の公共事業評価結果につきまして、ご説明させていただきます。公共事業の一層の効率化、重点化、透明性向上を目的といたしまして、評価を実施してきております。中ほどの図をご覧いただきたいと思いますが、新規から事後まで4つの評価を行っております。今回、報告いたしますのは、青く網かけになっております新規評価と継続評価でございます。

下の表にありますように、災害復旧などを除く全ての公共事業を対象といたしまして、必要性、重要性等の点数化を行っておりまして、その結果を、新規箇所については国庫補助事業の申請・採択、県単事業の採択の決定に活用しておりますし、継続箇所については、休止や中止などの決定、判断に活用しております。今回、国庫補助事業の採択の結果がまとまりましたので、28年度の実施予定箇所の評価結果をまとめて公表させていただきます。

まず(1)国庫補助事業、75カ所の評価を行っておりまして、評価結果、それから地域での合意形成の状況などを考慮いたしまして、69カ所について国に申請をし、採択を受けております。リニア関係などで大規模事業への集中投資などを行っている関係で、昨年度に比べて評価箇所数が少なくなっている状況でございます。

(2)ですが、県単事業、7カ所の評価を行っておりまして、全て採択をしております。

3ページに、公共事業評価監視委員会による第三者評価の対象として審議をいただいた代表的な3カ所について、やや詳しく事業概要、評価の結果などを記載しております。まず一番左側は、座光寺SICから長野県駅までの新設道路でございまして、中央自動車道とリニア駅との間を一体化させる道路でございます。真ん中は、かんがい排水の菅平でございまして、取水ゲートが老朽化しているということで、更新を行いまして、農業生産の安定などを図ってまいります。右側は、急傾斜地崩壊対策の久保でございまして、斜面が風化をしてきているということで、その対策を行うことによりまして、避難所にもなっている北相木小学校を土砂災害から守る事業でございます。

裏面は継続箇所の評価でございまして、国庫補助事業が556カ所の評価を行いまして549カ所を継続、それから用地取得の難航等で休止を7カ所いたします。それから(2)は県単事業、191カ所の評価を行っておりまして、全て継続をすることといたしました。

継続箇所のうち、3カ所ほどを代表で紹介をさせていただいております。県営畑地帯総合土地改良事業、川上村の原というところでございまして、高原野菜の産地になります。それから水源地域等保安林整備、伊那市の小原というところで、こちらは、長野市の国道406号の西組バイパスの事業でございます。

評価の結果、詳細につきましては、各行政情報センターに備えつけるほか、ホームページにも掲載し、ご覧いただきたいと思っております。説明は以上です。よろしくお願いします。

 

(太田副知事)

ただいまの説明につきまして、質問・意見等ありましたらお願いいたします。どうぞ。

 

(小林総務部長)

1点ですが、今回の中で、道路改築の飯島飯田線・上飯田線のこのリニアの関係の路線については、ほぼ新しい路線になるものでありますし、リニアの県内駅と県内各地を結ぶ非常に重要な道路だろうと思います。この道路をつくった場合には、活用ということになりますと、むしろ下伊那地域以外の、上伊那も含めて、県内各地域がこの道路を活用してリニアの効果を広げていくということになると思いますので、ぜひ関係部局長さんには、そういう視点でこの道路の活用を考えていっていただきたいとお願いしたいと思います。以上であります。

 

(太田副知事)

ほかにございますか。知事から何かございますでしょうか。

 

(阿部知事)

特にありません。

 

(太田副知事)

それでは次に資料3につきまして、青木県民文化部長から説明をお願いいたします。

 

(青木県民文化部長)

それでは県民文化部からよろしくお願いいたします。長野県高等教育振興基本方針を策定させていただきましたので、ご報告をさせていただきます。概要資料でご説明させていただきたいと思います。まず上段でございますが、策定の趣旨にございますように、高等教育機関は、教育でございますとか、研究、地域協働、それに基づく社会貢献ということが、その大きな役割となっているわけでございます。右側のほうをご覧いただきますと、地域基盤社会への移行でございますとか、人口減少社会への対応でございますとか、著しく社会変化が起こっている段階で、人材の育成や「知」の拠点である高等教育機関のその存在、これは信州創生の面でも大変重要な機関、不可欠な機関だと考えているところでございます。

その下の段でございますけれども、そういう中で、長野県の高等教育の課題を3点ほど整理させていただいてございます。例えば、大学の進学者の県外流出率が82.6%と極めて高いといったような課題があるわけでございます。そういう中でも、例えば、県内大学には3つの伸びしろがあると考えてございまして、それをここでも整理をさせていただいております。大学進学率のところをごらんいただきましても、長野県の進学率は42.9%、全国28位ですが、全国平均が51.5%であることから、今後、さらに上昇する見込みもございます。また、県外流出率につきましては、全国平均が55%に対しまして、長野県は82.6%、全国6位でございます。この中でも一部をとどめるだけでも、県内進学者が増えるということにもなります。また、実際、県内高校生の進学希望地域につきましても、そこにございますように、25%、4分の1が県内大学への希望ということでございますけれども、現状では17%程度にとどまっているということでございまして、県内大学の選択肢が増えれば、まだまだ県内進学者の増が図られるのではないかという観点を持っているところでございます。少子化の中で積極的な高等教育の振興を図る必要性があるものと考えているところでございます。

その下の段でございます。高等教育振興のための基本的な方策につきまして、4点に分けて整理をさせていただいてございます。まず1点目でございますが、左上でございますが、高等教育の魅力の向上ということを申し上げてございます。1つには大学改革の観点でございますけれども、改革・魅力向上に取り組む県内大学を支援させていただきたいと思っています。これは、各大学の改革の方向性が個別にございます。これにつきましては、オーダーメイドの支援、例えば学部・学科の再編等による教育の向上などについての支援を図っていきたい。

それから2つ目でございますけれども、既存の県内大学にない学部や大学院の設置を支援するということも必要でございます。

また、その下に、専門学校についても触れされていただいております。実践的な職業教育を行う機関としての役割の強化を促進することが必要でございます。教育委員会におきましても、デュアルシステムというような形での振興を図ろうとしているところでございますけれども、専門学校につきましても、そこにございます「職業実践専門課程」の認定拡大など、同様の動きも、今、始めております。そういったことも踏まえまして、県としても支援の必要性があると考えてございます。

左下でございますが、大学間連携についての必要性も謳ってございます。県内大学の連携促進の観点はもちろんでございますが、県外大学との交流の促進ということで、例えば教育・研究のフィールドワークの場の提供でございますとか、県内大学との単位互換の促進というような新たな取組も考えていかなければいけないと思っております。

また、方策の3ということで、産学官連携についても盛り込ませていただいております。人材育成の充実ということはもちろんでございますが、産学官が連携した研究でございますとか開発の促進、これは地域への貢献という面でも大変重要な部分でございますので、これについての充実も図っていく必要があろうと思っております。

また右上でございますが、方策の4と書かせていただきましたが、いろいろな取組を、県内外の高校生等へ十分に発信していくことも必要であろうということでございます。その際には、長野県で「暮らす」「働く」、そういう面も含めた魅力の発信、いわゆる長野県のよさをあわせて発信することが必要であろうと考えてございます。

右側のところにございます実施体制といたしましては、この4月から、信州高等教育支援センターを設置させていただきました。記載のそれぞれのコンソーシアムとの連携を踏まえる中で、主体的に支援をしていければと考えているものでございます。今回、こうした基本方針を策定させていただく中で、信州高等教育支援センターが主体となって、しっかり取り組んでまいりたいと考えているものでございます。説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。

 

(太田副知事)

ただいまの説明につきまして、質問・意見等ありましたらお願いいたします。

大学間連携のところに、県外大学と県内大学の単位互換の促進と入っておりますけれども、県内大学同士というのは、何か取組がありますか。

 

(青木県民文化部長)

平成27年度では500名の学生がその単位互換の仕組みに参加をし、インターネットを通じながら授業を受けられるというような仕組みをとってきております。

 

(太田副知事)

それで単位認定になるわけですね。

 

(青木県民文化部長)

単位認定になります。

 

(太田副知事)

ほかにございますでしょうか。

所管が違うことで、文部科学省と厚生労働省の関係があって難しいのですが、県立工科短期大学や今回できた南信工科短期大学と、県内の大学との交流については、産業労働部も何か考えていますか。

 

(石原産業政策監兼産業労働部長)

南信工科短期大学校におきましては、エプソンの技術学校や諏訪東京理科大学と連携をすることを考えております。上田の工科短期大学校においても、信州大学との連携もやっており、これからまた深めていく方向で検討したいと思います。

 

(太田副知事)

かつて特区のときに、工科短大の卒業生の大学への編入問題をずっと話をしています。ぜひそこもお願いします。

 

(石原産業政策監兼産業労働部長)

その話は、これから国と話をしていかなければいけないことと考えております。現在のことを申しますと、農業大学校の卒業生は、信州大学の農学部に3年から編入できるが、工科短期大学校の卒業生は、信州大学の工学部には編入できないというような話がございます。学生の方々の学ぶ意欲を高めるためにも、そういう道も用意しておくことは一つの手法と私どもも考えております。

 

(太田副知事)

ほかにございますでしょうか。知事からありましたらお願いいたします。

 

(阿部知事)

高等教育の振興は、県政の中で大きなテーマに育ててきている状況ですので、今、太田副知事からも話があったように、県民文化部だけではなくて、産業分野、あるいは人づくりの分野では、ほかの部局も関係している話でもあるので、ぜひしっかりこの高等教育の振興の方向性を、それぞれの部局長の皆さんにも認識をして取り組んでもらいたいと思います。

1点だけ、具体的な話をしますけれども、県外大学との連携ですが、まず実態をしっかり把握してもらいたいと思っています。昨日、市町村との協議の場の後で、長和町長と話ましたが、東京農業大学がずっと長和町に来ているようです。この間、東京農業大学の式典があったときにも行ってきたとおっしゃっていましたけれども、駅伝の合宿とかも含めて、長野県は、いろいろな合宿、研究のフィールドで、いろいろな大学との関係がかなりあると思います。そういうファクトをしっかり我々が把握しておかないと、どこの大学とどの話をすればいいかということが、現状では全く整理されてない。どういう大学とどういうつながりがあって、それをどう生かしていくかということを考えていかなきゃいけないと思いますので、まず市町村に照会して、どういう大学とどんな形のつながりがあるのか、例えばこういう運動部の合宿が来ていますとか、毎年こういう研究で来てもらっていますとか、あるいはこういう研究室とこういうことをやっていますとか、そういうものをきちんと整理しておかないと、やみくもに大学との連携といっても、なかなか取っかかりがないと思っています。ぜひ、しっかり把握をしてもらいたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

(青木県民文化部長)

わかりました。

 

(太田副知事)

それでは、今のお話と関係ございますが、資料4につきまして、青木県民文化部長から引き続き説明をお願いいたします。

 

(青木県民文化部長)

これからプロモーションビデオを私どもで作成をさせていただいたので、ご紹介をさせていただきたいと思います。実は、昨年度、9月補正で認めていただきましたが、大都市圏から信州の学び舎へということでの進学者の拡大をする事業がございまして、そこで、大学・短大の関係と、それから多様な学びという形で、2つのパターンを作成させていただきました。今日は時間の関係がございますが、コミックムービーということで、少し砕けた形でございますが、「「WILDに学べ」大学・短大篇」をご覧いただきたいと思ってございます。5分ほどかかりますが、よろしくお願いします。

 

(プロモーションビデオ 「「WILDに学べ」大学・短大篇」視聴)

 

(青木県民文化部長)

ご覧いただきました今のビデオでございますが、県のホームページと、「LINE進学」内に、長野県特集ページにリンクを既に張らせていただいているところでございます。またYou Tubeでも、「信州で学ぼう」と検索していただきますと、簡単に視聴ができるということでございまして、できましたら各部局でお持ちのポータルサイトにもリンクを貼る等のPR活動にもご協力をいただければと考えているところでございます。

3月の下旬にこういった形で準備をさせていただいて、既に発信をさせていただき始めましたが、まだまだ発信力が不足してございますので、これからも引き続き発信をしてまいりたいということでございます。製作に当たりましては、各部局のご協力もいただきまして、ありがとうございました。以上でございます。

 

(太田副知事)

それでは感想をお願いいたします。私としては、今までの県のつくったビデオの中で一番面白いものを見たという気がしました。ちなみに途中で出てこられた中村教授は、ご本人ですか。

 

(青木県民文化部長)

俳優です。

 

(太田副知事)

俳優ですか。何かところどころに面白い突っ込みどころがありますね。あの雨宿りは、東山魁夷さんの東京美術学校時代のエピソードと同じですし、最後の「猛烈に感動している」は、ご存じ、「巨人の星」の星飛雄馬の典型的なセリフなので、結構おもしろかった。ほかに何か感想ありましたら、お願いいたします。どうぞ。

 

(中島副知事)

私も都会出身ですけれども、主人公のあの男の子の、ああいう感じは私も同じように受けていたので、本当に長野県のよさと、その都会とのギャップをうまく、わかりやすく表現しているなと思いました。ちなみに、これは都会向けだとは思いますが、県内の高校生も結構県外へ出ているので、県内の高校生にもぜひ見てもらうといいと思います。教育委員会でも、ぜひ高校生に見ていただけるように発信いただければと思いますけれども、いかがですか。

 

(原山教育長)

そうですね。自分たちの地域が本当はこういう地域だったということを、もう一度再確認する意味でも、非常にいいビデオだと思っていますので、ぜひやりたいと思います。

 

(青木県民文化部長)

ちなみにこのLINEによる情報発信、私どもとすれば高校生等には有効な手段だと思っております。今、申し上げたように、「LINE進学」というところに長野県の特集を掲載しておりますが、全国でこの閲覧ユーザーが、3月25日から5月22日までの期間で6万3,000人ほどということを承知しております。こういったものをやっているのは長野県と石川県の2県だけですが、多少、石川県よりは上回っているけれども、まだまだ、長野県の閲覧ページが1,800人ほどしかご覧いただいていないということで、それが残念でございます。石川県のほうはもう少し少ないようでございますけれども、負けずに頑張りたいというところと、今、中島副知事からもおっしゃっていただきましたように、また教育委員会さんのほうにも、情報提供やお願いをさせていただき、一緒に取組みを進めていけたらと思っております。

 

(阿部知事)

これは、どうやって検索すれば出てくるのか。LINEで検索すればいいのか。

 

(県民文化部 担当者)

「LINE進学」と打っていただくと出てきます。

LINEをあけていただきまして、今、特集ページというのが入っておりますので、特集のところあけていただくと一番上のほうに入っております。

 

(青木県民文化部長)

「LINE進学」となっていますが、これをやっていきますと、「キャリタス進学」というような形でも、その表示がされております。トップのほうにありますよね。

 

(県民文化部 担当者)

上のほうにあります。あとビデオ自体は、私学・高等教育課の一番上のほうにありますので、ビデオは私学・高等教育課から入っていただければと思います。

 

(阿部知事)

これはこれでいいと思いますが、「信州やまほいくの郷」のサイトはよくできていると思っています。これは、漫画タッチで紹介していますが、もう片方で、リアルな人の話の両面も必要と思います。「やまほいく」なら「やまほいく」をやっている人たちの話とか。実際に、一昨日、信州大学へ行って、経法学部で講演してきましたが、経法学部自体の3割から4割ぐらいが長野県内で、入学してくる人と長野県へ定着する人と、大体均衡していると学部長さんがおっしゃっていました。実際に本県に居続けてよかった若者と、それから県外から来て長野県で学んでよかったと思っている若者の声を聞いて、そういう人たちの声をストレートに載せるということもしたほうがいいと思います。あと先生の話とかも。そうすることでより身近に感じてもらえると思います。あと、焦点ですが、これは大学生にということですか

 

(青木県民文化部長)

ビデオ自体は、これから大学生になろうという、高校2年・3年ぐらいのところがターゲットだと思います。

 

(阿部知事)

最後には、大学以外の「やまほいく」とかも出ていましたが、「やまほいく」は「やまほいく」でいいし、あと山村留学っていうサイトはあるのですか。

 

(青木県民文化部長)

今日はご覧いただきませんでしたけれども、「多様な学び篇」で山村留学を舞台として家族の絆を再確認していくというドラマ仕立てのものも用意させていただいております。実際にというところではありませんが、今と同じような形態のものを、プロモーションビデオとしては用意をさせていただいておりまして、それも出しているところです。それも機会があればご紹介させていただきたいと思っております。

 

(阿部知事)

ドラマもいいけど、よりリアルな、例えば北相木小学校などのリアルなものを見てもらったほうがよっぽど訴求力が強いと思います。「やまほいく」にしても、山村留学にしても、リアルなよさをしっかり発信しないと、ほかの県と差別化しづらいというのが私の感覚です。ものを見れば確実になるほどとみんな思うはずです。知らないよね、みんな。そこが一番の問題なので、その工夫をしっかりしてもらいたいと思います。

 

(青木県民文化部長)

わかりました。

 

(阿部知事)

あと、白馬高校も含めてね。それは教育委員会だけど。

 

(太田副知事)

よろしいですか。それでは、次に資料5につきまして、原山教育長から説明をお願いいたします。

 

(原山教育長)

それでは、ながの銀嶺国体について、ご説明を申し上げます。来年の1月から2月に県内で9年ぶりに開催いたします冬季国体、ながの銀嶺国体でございます。4月27日に、知事を会長とする県の実行委員会の設立総会を開催いたしました。大会実施に向けて準備を本格化させているところでございます。

大会の概要について報告させていただきますが、競技会場でございますが、ご覧のとおりでありますけれども、主に長野オリンピックのレガシーである競技会場を活用しております。会期は、スケート・アイスホッケーが平成29年1月27日から31日までの5日間、スキーが2月14日から17日までの4日間でございます。

参加人員でございますけれども、合計4,500人程度ということであります。さらに県内での競技の普及等を目的に、デモンストレーションのスポーツとして、カーリングを軽井沢町で実施する予定でございます。

4月27日の県の実行委員会総会では、ここにありますような大会の開催基本方針を決定したところであります。

ポスターでありますけれども、正面に飾ってありますが、公式ポスターの図案であります。公募により募集して選定いたしました、山形県の石山さん作成の原画の作品と、そして大会のテーマ、スローガン、シンボルマーク等を組み合わせてデザインしたものであります。このポスターの図案ですけれども、6月17日に開催されます日本体育協会の委員会に諮りまして、承認を受けたところで大会の公式ポスターとなる予定です。

大会の会期中を中心に、各部局の皆さんに運営のお手伝いもお願いすることになります。全国から参加する選手の皆さんが万全の態勢で競技に臨むことができるよう、皆さんのご協力をお願いしたいと思っております。以上です。お願いいたします。

 

(太田副知事)

質問・意見ありましたらお願いいたします。知事から何かございますでしょうか。

 

(阿部知事)

今年度はイベントがいっぱいある中で、この冬季国体も、関係者の皆さんと力を合わせて成功させなければいけないと思います。来年とはいえ、1月・2月なので、ぜひしっかりと準備を進めていきたいと思いますので、また関係部局の皆さんにも協力をしてもらいたいと思いますし、長野県としては、冬季オリンピック・パラリンピックを開催した県として、ウインタースポーツにはしっかりこれからも力を入れていかなければいけない中で大きな意味がある大会だと思っていますので、ぜひ教育委員会を中心にしっかりまとまって取組みを進めてもらいたいと思います。よろしくお願いいたします。

 

(太田副知事)

次にその他でございますが、最初に山本健康福祉部長からお願いいたします。

 

(山本健康福祉部長)

それでは、ただいまから3回目の手話講座を開催させていただければと思います。最初に、健康福祉部から2点お願いがございます。前回もお話しさせていただきましたけれども、ぜひ県主催の会議・研修会等で手話を使っていただきたいと思っております。私も2カ月たちまして、さまざまな場で手話を使わさせていただきまして、福祉分野のところでは比較的なじみがあって、県が取り組んでいるっていうことは受け入れやすいんですけれど、それ以外の分野だと結構驚かれます。今回の条例は、やはり幅広く知っていただくということが目的ですので、私や健康福祉部の者だけではなしに、皆様のところでやっていただくことが本当に重要だと考えておりますので、ぜひご協力をお願いいたします。

そうした観点で、県庁の職員向けにお出かけの手話講座を開催したいと思っておりますので、そうしたことについてもご協力をお願いいたします。

最初に、私から簡単に前回の自己紹介のところのおさらいをさせていただければと思っていますので、一緒にお願いできればと思います。

 

(ミニ手話講座)

 

(太田副知事)

ありがとうございました。各部長さんからほかに何かありますでしょうか。では、池田林務部長。

 

(池田林務部長)

林務部長の池田でございます。皆様、ご承知のとおり、全国植樹祭まであと9日に迫ってまいりました。総合リハーサルもございますけれども、各部局の皆様、市町村の皆様、地域住民の皆様、各団体の皆様としっかり連携をして、開催まで万全を期してまいりたいと考えておりますので、どうぞ引き続きご協力のほど、よろしくお願いいたします。

 

(太田副知事)

ほかにございますか。最後に知事から何かございますでしょうか。

 

(阿部知事)

ありません。

 

(太田副知事)

これで本日の部局長会議を終わります。

 

【会議資料】

 会議次第(PDF:79KB)

資料1: 県立武道館基本構想(案)について(PDF:483KB)

 

資料2: 平成28年度実施箇所等の公共事業評価結果について(PDF:892KB)

資料3: 長野県高等教育振興基本方針について(PDF:797KB)

資料4: 「信州で学ぼう!」プロモーションビデオについて(大学・短大篇 『WILDに学べ』)

 プロモーションビデオは以下のページでご覧いただけます 

 http://www.pref.nagano.lg.jp/shigaku-koto/kensei/soshiki/soshiki/kencho/shigaku-koto/index.html

資料5: ながの銀嶺国体について(PDF:8,992KB)

 その他資料

ミニ手話講座 第3回~業務で活用できる手話~(PDF:73KB)

おいしい部局長会議~銀座NAGANOのフェア売れ筋商品からのご紹介~(PDF:411KB)

 

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電話番号:026-232-2002

ファックス:026-235-6232

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