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更新日:2024年4月26日

令和6年(2024年)3月25日部局長会議録

時間:午前10時00分~午前11時20分

場所:県庁特別会議室

出席者:

阿部知事、関副知事、小山警察本部長、内堀教育長、吉沢公営企業管理者、渡辺産業政策監、前沢危機管理監兼危機管理部長、清水企画振興部長、玉井総務部長、山田県民文化部長、福田健康福祉部長、諏訪環境部長、田中産業労働部長、金井観光部長、小林農政部長、須藤林務部長、宮原会計管理者兼会計局長、加藤監査委員事務局長、西沢人事委員会事務局長、風間労働委員会事務局長、原佐久地域振興局長、柳沢上田地域振興局長、宮原諏訪地域振興局長、布山上伊那地域振興局長、丹羽南信州地域振興局長、渡邉木曽地域振興局長、宮島松本地域振興局長、早川北アルプス地域振興局長、尾島長野地域振興局長、小池北信地域振興局長、村井コンプライアンス・行政経営課長

 

(関副知事)

 おはようございます。それでは、ただいまから部局長会議を始めます。
 本日は、今年度最後の部局長会議ということで、教育次長、議会事務局長にも出席をいただいております。
 冒頭、知事から何かありますか。

 

(阿部知事)

 このメンバーでの部局長会議は今日で最後ということで、後ほど御退任される方からも御挨拶があると思いますけれども、まずは1年間、大変お世話になりました。ありがとうございました。
 今日出席していただいている幹部職員の皆さんのおかげで、長野県政がコロナ禍を抜けて再び活力を取り戻しつつあると思っています。それぞれの立場で皆さんに尽力していただいたおかげだと感謝をしています。1年間の皆さんの活躍にまずは、冒頭、御礼を申し上げておきたいと思います。本当にありがとうございました。

 

(関副知事)

 それでは、協議事項に入ります。
 最初に、協議事項は1点でありますが、協議資料1について、コンプライアンス・行政経営課長から説明をお願いします。

 

(村井コンプライアンス・行政経営課長)

 それでは、組織風土改革「かえるプロジェクト」の各タスクフォースからの提案を受けました県組織としての今後の取組について、私のほうから御説明をします。
 「かえプロ」メンバーからの提案を着実に実行していくため、次の2つ目のスライドになりますが、こういう体制で臨んでいきます。この図は一番上に県職員がありますけれども、組織風土を変えていくのは一人ひとりの職員の実践に懸かっているということを強調したつもりです。部局長の皆様には、この職員による実践をリードしていただきたいと思います。
 また組織風土は、御承知のとおり意識変化だけで変わるものではありませんので、仕組み自体を変えていくことも必要になります。この部分に取り組むため、その2ページのスライドの中ほどになりますが、関係課で構成する10のプロジェクトチームで仕組み自体を変えていくということにも取り組んでいきます。
 そして、その下になりますが、知事、副知事、総務部長には、それを後押しいただくとともに、率先実行することで、職員による実践を部局長と共にリードいただきたいと考えています。また、引き続きになりますけれども、柴田アドバイザーにも御助言をいただきたいと考えています。
 では、具体的に令和6年度は何に取り組むのかということですけれども、今日はここに10のプロジェクトチームのリーダーがそろっていますので、それぞれから発言をします。

 最初に、理念浸透・やりがい醸成プロジェクトチームです。早速4月から取り組みますが、来年度前半におきまして柴田アドバイザーと組みまして、何で「かえプロ」が今、必要なのか。そして、集団皿回しという状況の中でも各職場において目標や意義の共有を図ることはなぜ大事なのか。その言語化の手法も含めて、現地機関を回りながら職員の理解を深めていきたいと考えています。
 その上で、各所属において目標・意義の共有に努めていただき、全世代で職員満足度調査におけるやりがいを感じる職員の割合が、現在は50代を除き8割を全て下回っておりますが、全世代で8割超を目指していきます。
 次に順番が飛びまして、次のスライドの一番上の業務集約プロジェクトです。これは後で申し上げますけれども、ペーパーレスを徹底しますと、紙と共に用いる文房具の消費量も大幅に減ってまいります。ということで、こうした文房具などの消耗品について、特定財源が当たっているものは除きますけれども、集約をしまして、あるを尽くしながら新規発注量を2割抑えたいと考えています。
 次に、業務見直しプロジェクトです。特に幹部レクについては知事レクで既に実践していますけれども、時間外レクの禁止。これは災害などの場合は例外としますけれども、これを徹底したいと考えています。このほか、引継ぎ書の標準化などの見直しにも取り組んでいきます。
 それでは、次にDX推進プロジェクトリーダーから順にお願いします。

 

(永野DX推進課長)

 スライドの3枚目を改めて御覧いただければと思います。DX推進プロジェクトリーダーを仰せつかっておりますDX推進課長の永野です。
 DX推進プロジェクトでは、スタートアクションとして吹き出しに書いていますけれども、レクのペーパーレス徹底というところから始めていきたいと考えていますが、本日の資料の後半39スライド目以降に記載されていますけれども、新しい働き方を実現するための共通ルールである「ネクナビ」というものを定め、この徹底を図っていきたいということです。
 目標は、紙を年2割削減して、令和9年度までに紙を半減するということが1つ。あとは次年度、パソコン上で資料の共同編集作業、これらを100%実現していくことから始めていきたいと思います。
 これは、庁内でパソコンの利用状況に関するデータを定期的に見える化することで、進捗も把握できるように努めたいと思います。私からは以上です。

 

(北島会計課長)

 続きまして、会計DXプロジェクトについて、会計課長の北島が御説明申し上げます。
 3ページにお戻りいただければと思います。中ほどにあります会計DXプロジェクトですが、現況にも記載していますけれども、現在、支出負担行為・支出命令のうち、多くの割合を占める消耗品の起票件数でも9万件を超えている数になっています。6年度は、今回御提案がありました支出負担行為兼支出命令の取扱い対象を拡大する財務規則の見直しを行いまして、この起票の事務をまずは約40%の削減を目指して、職員の事務の負担軽減を図りたいと思っています。
 このようなできるところからの改善を図り、最終的には業務の自動化等により、支出決裁に係る全体の業務量を50%削減に向けて取り組んでいきたいと考えています。以上です。

 

(新納財政課長)

 財政課長の新納です。私からは3ページの下のほうにあります2つのプロジェクトについて御説明します。
 まず、サマーレビュープロジェクトです。サマーレビューにつきましては、職員から発案という形で業務負担の軽減に資する業務見直しの提案を職員からいただくという形で、今年度、既に1回目を実施しました。多くの職員の皆様から提案をいただき、また、各部局において丁寧な議論をいただき、多くの見直しの方向性につながっているものと考えています。
 令和6年度におきましては、これをさらに強化をして取り組んでいきたいということで、その際、多くの提案を令和5年度にもいただいていたわけですが、まだまだ十分に提案できていなかったというような声も一部にいただいていることから、全ての無駄だと思う作業を職員が提案して、全てがレビューの対象にできるということを目指してやっていきたいと思っています。
 また、下の参考値のところにありますが、「あなたの職場には無駄な仕事・手続きがある」という声が今段階64.7%あるという中で、このサマーレビュープロジェクトを通じて、見直し困難な提案、こういったものを検討経過、目標・意義を共有することで、提案者の納得感が90%超と、そして、職員の無駄があるという意識を改善し、納得感のある職場を目指していきたいと思っています。
 こちらについては、今年度サマーレビューの取組と併せてフォローアップのための調査を実施する中で、こういった納得感、あるいは全ての無駄だと思う作業がレビューの対象にできていたか、こういったところを確認をして、把握に努めていきたいと思っています。
 続いて、この予算作業の効率化プロジェクトです。予算作業が、各部局、あるいは財政当局、全庁を通じて非常に負担の大きな作業となっています。これにつきまして、令和6年度、予算の資料、あるいは財政課等各部局のヒアリング、こういったあらゆる作業を原則全てデジタル・オンラインでやっていくことを取り組んでいきたいと思っています。
 これらを始めとして、あらゆる効率化に取り組むことにより、予算関連の超勤を15%削減することを目指していきたいと思っています。
 参考として、今年度財政課内のレク、これを全てTeams等を活用したデジタル化をするといったことに今年度取り組んでおりまして、現段階において令和4年度比で16%も削減できている、こういったところを参考に目線を設定しました。達成できる目標であると考えています。前向きに取り組んでいきたいと思っています。説明は以上です。

 

(市村職員キャリア開発課長)

 続きまして、心理的安全性向上プロジェクトについて御説明します。職員キャリア開発課長の市村です。
 心理的安全性向上プロジェクトにつきましては、資料の30ページになります。このプロジェクトでは、職場の心理的安全性向上のため、研修や横のつながりなどの意識醸成の取組と職場の心理的安全性を図る調査を実施しまして、改善サイクルを回していきたいと考えています。
 初回の調査と比較し、全ての職場において数値向上を目指します。誰もが臆することなく意見を言い合える、素直に疑問を聞き合える、そんな職場づくりを進めていきます。以上です。

 

(小林財産活用課長)

 財産活用課長の小林です。オフィス改革について説明します。
 オフィス改革につきましては、執務室内をフリーアドレスにするとともに、空いたスペースにディスプレイ付きの打合せスペースを設置するなど、所属の皆さんが自ら働きやすい環境を考えていただくというアプローチをしていきます。これにより、執務室内で少人数による打合せが可能になって、上司や同僚にペーパーレスで相談したいときにすぐ相談できる環境を整えて、会議室を手配する手間が省けるなど、業務の効率化が期待されます。
 来年度は試行的に400名程度実施しまして、結果を検証した上で、令和8年度にかけて県庁全体の2,100名分を実施していきます。
 テレワークなど働き方の多様化に対応しつつ、職員が働きやすい職場環境となるよう、検証を重ねながら取り組んでいきますが、書類の整理がこの取組で最も重要ですので、全ての所属で円滑に実施していただくよう、皆さんの御協力をお願いします。

 

(池田人事課長)

 人事課長の池田です。私からは人事制度改革プロジェクトについて説明します。
 タスクフォースからは職員の専門性を高める人事制度の導入、それから、管理職のマネジメントスキルを強化する仕組みの導入を提案いただきました。これに対しまして、関連性が高い部局等で構成する専門領域、いわゆるジョブファミリー制度を検討しまして、新たな人事制度案を策定し、令和7年度からの制度運用開始を目指したいと考えています。
 人事制度につきましては、タスクフォースのメンバーだけではなく、全職員に関わる内容になりますので、制度の構築に当たりましては、職員の意見も丁寧に確認をしながら制度構築に努めていきたいと考えています。以上です。

 

(村井コンプライアンス・行政経営課長)

 これが来年度の目標です。
 その次のスライドになりますけれども、4月から徹底して実施したいこととしまして、集団皿回し脱却に向けた行動変容に向けた第一歩として、知事レク・部局長レクに加え、課長レクについてペーパーレスを徹底したいと考えています。
 もう一つは、知事・部局長共に幹部レクの時間外禁止の徹底、これは災害等の場合を除きますが、それ以外は時間外禁止、これを徹底することについて、この場で決定をいただきたいと思います。これは現地機関においてもペーパーレス等については特に新情報システムが導入されまして、こうしたことが可能になっていますので、現地機関を含む対応としたいと考えています。この効果は3か月後に検証しまして、その後は会議の効率的実施についても取り組んでいきたいと考えています。
 なお、各プロジェクトごとの詳細な取組については、参考資料として配布をしていますので、後ほど御覧いただきたいと思います。
 最後になりましたが、各部局におかれまして、各「かえプロ」に関し、直接メンバーとして御尽力をいただいたり、率直な御意見をいただくなど、一緒にこれまで御協力いただけたことにつきまして、この場をお借りしまして感謝を申し上げますとともに、今後の実行につきましても、引き続き共に取り組んでいただきますようお願いします。私からの説明は以上です。よろしくお願いします。

 

(関副知事)

 ただいまの説明につきまして、質問、意見がありましたらお願いします。よろしいでしょうか。
 それでは、知事から何かありましたらお願いします。

 

(阿部知事)

 この会議の心理的安全性が確保されていないのか、誰も発言がないのが私は若干心配ですけれども、私から質問していいですか。
 多分、普通の職員が感じるであろう質問を1つしますけれども、この全庁で取り組むレクのペーパーレス徹底とレクの時間外実施禁止はいいことだと思っているのですけれども、上は課室長も含む全てのレクと書いてあって、下は課室長を含むすべてのレクではないというところはどう理解すればいいのかというところは、多分職員全体がコンセンサスを持たなければいけないところだと思うのですが、これはどうしてですか。

 

(村井コンプライアンス・行政経営課長)

 実際のところ、これは私ども、それから同僚課長の意見を聞いたところで、こういった結論になったわけですけれども、私も振り返ると、実際時間外の課長レクというのは、うちの課ではしていないです。
 ペーパーレスというのは今年度途中から実践して、これは完璧に実践しておりまして、レクの時間外の実施禁止のほうは、うちの課ではしていないのですが、ほかの課では、部局長レクについては確実に廃止できるだろうけれども、課長レクについてはなかなかという声もありまして、着実に実施できることから階段状に高みを目指していくほうがよろしいだろうということで、4月から3か月の間に徹底することは確実に実施できるだろうというところ、ややストレッチな部分があるのですけれども、そこをまずは目指したいということで、この形にしています。

 

(阿部知事)

 課室長レクも近いうちに時間外はなくすというメッセージだという理解でいいですか。

 

(村井コンプライアンス・行政経営課長)

 そこを是非目指したいと思いますが、第一段階として、まずはこれをしたいという趣旨と御理解いただければと思います。

 

(阿部知事)

 多分これを見た課室長は、私のレクは別に時間外でもいいんだと、普通は無制限にとは思わないので意識するとは思いますけれども、まずは部局長レクからはもう徹底して時間外はなくすけれども、次の段階はそうするということを前提に各所属でも今のうちから準備をしてもらいたいという理解でいいですか。

 

(村井コンプライアンス・行政経営課長)

 結構です。

 

(阿部知事)

 ありがとうございます。
 私のほうでコメントしたいと思いますけれども、まず「かえるプロジェクト」は多くの職員に参加をしてもらって取り組んできていますし、これからもっともっと共に取り組んでもらえる職員を増やしながら進めていきたいと思っています。
 そうした中で、まず部局長の皆さんへのお願いは、このプロジェクト実施体制のところでプロジェクトリーダーに先ほどそれぞれ発言していただいたので、そちらが目立ってしまっていますけれども、左上のところに「実行キーマン(各部局長・地域振興局長(各現地機関の長))」と書いてあるように、まさに部局長とか地域振興局長、現地機関の長の皆さんが重要だと思っています。なぜならば、職場風土の改革・改善というのは、決して総務部とか一部の課が取り組む話ではなくて、当たり前ですけれども、日々の仕事の中で実現されていかなければいけないものであるからです。
 そういう意味で、まずここに集まっている部局長の皆さんには、この「かえるプロジェクト」をこうした柱で進めていくんだということを是非しっかり念頭に置いて取り組んでほしいと思います。特に、このペーパーレスの話と時間外レクのやらないという話は、すぐに徹底してもらいたい。まず部局長の皆さんの行動変容の共通目標ということで取り組んでもらいたいと思います。
 もう一つは、プロジェクトリーダーの皆さんには先ほど説明をしていただきましたが、プロジェクトリーダーの皆さんにもそれぞれの役割をしっかり果たしてほしいと思います。定期的に進捗状況等を報告してほしいと思いますし、すごく進んだという報告を期待していますし、進んでいるなという実感をすべての職員と共有できるようにしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
 村井課長を始めコンプラ課が相当頑張ってここまで持ってきていますけれども、ここからが「かえるプロジェクト」の本番だと言っても差し支えないと思います。そのためにも、多くの職員、全職員をしっかり巻き込みながら、そして部局長の皆さんが先頭に立って行動変容の模範を示してほしいと思っていますので、よろしくお願いします。私からは以上です。

 

(関副知事)

 それでは、これをもちまして、「かえるプロジェクト」の提案を踏まえた今後の取組について決定します。御苦労様でした。
 それでは、3番の報告事項に入ります。本件は7件の報告事項がありますので、ポイントを絞った簡潔な説明をお願いします。先に一括して説明を行い、その後それぞれの質疑をまとめて行いますのでよろしくお願いします。
 まず最初に報告資料1について、危機管理監、そして健康福祉部長から説明をお願いします。

 

(前沢危機管理監兼危機管理部長)

 では、危機管理部からお願いします。
 まず、資料の一番最初の「1 基本的な考え方」にありますように、令和5年5月8日に感染症法上の位置付けが5類に変更されまして、この3月末までが移行期間ということでやってきたわけですけれども、この3月までやってきて医療や社会経済に従前のような大きな影響を及ぼすことなく対処ができたということで、予定どおり4月以降は通常の保健・医療体制に移行するというものです。
 ただし、今後また新たな感染症が起こるとも限らないということですので、そういったことにも備えて、たとえば来年度は危機管理部を中心に行動計画を改定するとか、健康福祉部のほうで医療機関等との医療措置協定の締結など、平時からの取組も充実していくということです。
 4月以降の対応はそこに書いてあるとおりですけれども、要するにコロナ固有の相談であったり、医療費の支援であったり、それから集中的な行政検査は終了しますけれども、ただ、今後に備えて変異株の発生動向の監視は続けます。それから、ワクチンはインフルエンザ同様になるということです。
 実施体制は、今まで新型コロナウイルス感染症の警戒・対策本部というものを設けていましたが、これは持ち回りで廃止をし、専門家懇談会も休止になっています。
 県民の皆さんへの情報提供ですが、県独自の医療アラートについては終了し、指定医療機関からの届出に基づいた感染症情報を公表することによって、注意喚起をしていくという体制にしていきたいと考えています。
 資料の説明は以上ですが、この4年間の一言お礼の言葉を申し上げたいと思います。非常にいろいろなフェーズがあって難しい4年間でしたけれども、特に感謝を申し上げたいのは、やはり市町村長、市町村の職員の方、それから、医療従事者、介護の方を含めた県民の皆様の協力がなくては、この困難な情勢を乗り越えることはできなかったかなと思っています。まずそこに感謝をしたいと思っています。
 それから、この4年間で思うのは、県庁組織全体、特に現地機関、そして県庁の各部局が一体となって取り組んで、なんとか危機を乗り越えることができたのではないかという感想を持っています。実はこの経験というのは、先ほどありましたけれども、本当に「かえるプロジェクト」の根っこだと思っていて、常にどうやったら県民の皆さんの生命・財産・健康を守ることができるかという視点をみんなが持ってやったと思っていますので、新たな感染症が起こっても大丈夫なように、来年度、行動計画を作り直しますけれども、このスピリッツを若い職員も引き継いで、管理職員、それから中堅の職員の方もよく覚えて次につなげていただきたいと思っています。4年間どうもありがとうございました。

 

(福田健康福祉部長)

 3ページ目について補足したいと思います。知事のメッセージという形になっておりますけれども、5類移行前から行ってきました感染対策については、リスクの低下した中では一部にはやはり必要のないもの、過度なものがあるのではないか、このような御意見も専門家の方からもいただいております。これを踏まえて作成をしたもので、本日、記者会見で知事から御発言いただく予定となっています。庁内でも周知・共有いただいて、必要な対応をしていただければと思います。以上です。

 

(関副知事)

 よろしいですか。
 それでは、2点目の報告資料2、それから報告資料3について、県民文化部長から説明をお願いします。

 

(山田県民文化部長)

 県民文化部です。2点御報告をします。いずれのプロジェクト、計画につきましても、検討・取りまとめに当たりまして、関係部局の皆様に御協力をいただきましたことに、この場をお借りして感謝申し上げます。
 それでは、初めに報告資料2の3ページをお願いします。
 長野県若者・子育て世代応援プロジェクトにつきましては、令和4年の策定から2年が経過します。この間、主な取組の成果にありますとおり、結婚に伴う住居費の助成に取り組む市町村の拡大や子どもの医療費につきましては、令和4年度に市町村に対する県の補助を就学前から小学校3年まで引き上げ、来年度からは中学校3年まで順次拡充することとしています。
 これによりまして、県内全ての市町村で18歳までの窓口負担軽減にめどが立ちましたほか、ヤングケアラーにつきましては、県コーディネーターの配置により、行政・学校・福祉事業所等が連携して支援する体制を構築する市町村が増加するなど、一定の成果が上がってきたところです。この間の関係部局の取組に感謝申し上げます。
 しかしながら、ここ数年の急速な出生数の減少を踏まえ、さらなる少子化・子育て支援策の拡充が必要であると考えまして、昨年の8月から県と市町村の子育て支援合同検討チームにより、子ども・子育て支援策を中心に具体的な検討を重ねてきたところです。この検討を踏まえましたプロジェクトの改訂版を3月22日金曜日に市町村と共に決定をしましたので、御報告します。
 それでは、資料の1ページにお戻りをいただきまして、今回のプロジェクト改訂のポイントについて御説明します。
 施策の柱の「(1)女性・若者が暮らしたくなる信州づくり」につきましては、本県にとって最大の課題である20代女性の減少により、女性・若者が暮らしたくなる信州の実現に向けて、男性従業員の育児休業取得を促進する企業に対し、県独自の新たな奨励金により支援し、共働き・共育てが当たり前の長野県を実現していきます。
 施策の柱の「(2)若者の出会いや結婚の希望の実現」につきましては、若者の出会いや結婚の希望の実現のための交流・出会いの場づくりとしてメタバース婚活や新たな時代に合った若者交流を促進していきます。
 施策の柱「(3)子どもを生み、育てる世代の安心と幸せの実現」につきましては、県と市町村の共同による子育て家庭の負担軽減策をしまして、多子世帯や低所得世帯の3歳未満児保育料の負担をさらに軽減するとともに、未就学児を育てている家庭の経済的負担を新たに「子ども・子育て応援市町村交付金」を創設して応援していきます。また、保育士が働きやすい職場づくりに向けては、給与改善など保育士の処遇向上やICT化、保育補助者の活用などによる職場の環境改善などを促進していきます。
 保育士の確保策としましては、保育士・保育所支援センターを設置し、相談支援体制の充実や再就職のための研修の実施など、潜在保育士の復職支援を強化していくとともに、保育士のやりがいなどの魅力を発信して、保育士のイメージの改善を図っていきます。
 また、子どもの学びたいの応援としましては、信州型フリースクール認証制度の創設に合わせ、県と市町村がそれぞれ運営と利用料を支援をしまして、多様な学びの機会を確保していきます。また、多子世帯や中間所得世帯の私立高校の授業料減免を拡充していきます。
 最後に、子どもや子育て家庭に優しい長野県を目指した機運醸成としまして、子育て家庭優待パスポートの特典拡大キャンペーンの実施やデジタル化を推進して、利用者にとってのメリットや利便性の向上を図ります。
 今後も若者・子育て世代との意見交換を行いながら、市町村と共同して施策の効果が上がるよう取り組んでいきます。
 次に、報告資料3をお願いします。長野県困難な問題を抱える女性への支援に関する基本計画についてです。
 この計画は、来月1日から施行されます「困難な問題を抱える女性への支援に関する法律」に基づいて初めて策定するものです。これは、女性の抱える問題が多様化・複雑化している中、要保護女子の保護更生を目的とした売春防止法からの転換を図り、女性が抱えている問題やその背景、心身の状況に応じた適切な支援を包括的に提供し、女性が安心して、かつ自立して暮らせる社会の実現に寄与することを目的とするものです。
 計画期間は令和6年度から令和10年度までの5年間です。
 現状と課題につきましては、年間8,000件以上の多様な相談を受けていますが、このうち、保護に係る事案の多くがDVによるものとなっています。県としましては、これまで女性保護事業の中でDVの被害者を主な対象として一時保護等の支援を実施してきましたが、都市部で顕在化しております若年女性の性被害等の問題を踏まえますと、相談等を利用しない、あるいはちゅうちょするという女性の存在が想定されること、一時保護または女性保護施設における利用に制約があること、自立に向けた調整機能の強化の必要があること、女性支援を行う民間団体が県内に少数であることが課題です。こうした現状と課題を踏まえ、4つの基本目標と成果指標を掲げて各種の取組を展開していきます。
 下段にあります支援のための施策内容に関する事項ですが、基本目標1につきましては、アウトリーチ、居場所の提供等による早期の把握、相談支援の質の向上を推進していきます。
 基本目標2につきましては、多様な問題を抱える女性に対する一時保護、心身の健康の回復及び生活支援に取り組んでいきます。
 基本目標3につきましては、同伴児童等への支援、自立支援の充実、アフターケアに関する支援の強化を推進していきます。
 基本目標4につきましては、支援のための体制づくり、関係機関の連携強化、民間団体等の掘り起こしを推進していきます。
 この計画に基づきまして、様々な困難を抱える全ての女性が安心して暮らすことのできる長野県を目指して、不安や悩みを抱える女性に寄り添った支援に取り組んでいきたいと考えています。以上です。

 

(関副知事)

 続いて、報告資料の4から6まで、健康福祉部長から説明をお願いします。

 

(福田健康福祉部長)

 健康福祉部から今年度策定をしました3つの計画について御報告をします。
 まず、報告資料4「第3期信州保健医療総合計画について」です。健康長寿という共通の目標に向かい、保健医療施策を総合的に推進するため、関係する10の計画を一体的に策定したものであり、計画期間は2024年度から2029年度までの6年間となっています。
 第2編以降は記載のとおりですが、今回の計画の特徴、特に重点を置くべき施策などにつきまして、ポイントとしてまとめていますので、その資料で御説明をします。3ページを御覧いただきたいと思います。
 今回の計画の最大の特徴は、新たに本県の目指すべき医療提供体制の姿とその実現に向けた取組の大枠の方向性を示すグランドデザインを策定したことです。今後このグランドデザインに基づき、地域型病院または広域型病院として地域の実情を踏まえたさらなる医療機関の役割分担と連携を推進するため、関係者への普及啓発や医療機関の施設整備への支援に取り組んでいきます。
 また、医療人材につきましては、人口減少下においても持続可能な医療提供体制を構築するため、医師や看護職員、薬剤師などの確保を強化します。このほか、新興感染症に備えた平時からの体制整備や、ギャンブルや薬物を含む依存症全般への対策を新たに定めたほか、引き続きフレイル予防などの健康づくりに力を入れていきます。信州保健医療総合計画については以上です。
 続いて、資料5を御覧ください。「第9期長野県高齢者プランについて」です。
 「1 計画策定の趣旨」につきましては、健康寿命の延伸などのアウトカム指標の向上に向け、地域包括ケア体制の深化・推進のための目標や取組指標を設定しての見える化や、地域の実情に応じた計画的なサービス提供体制の整備、介護現場の生産性向上の推進を柱とし、介護需要の高まる85歳以上人口の増加を見据えて市町村や関係機関等と共に取り組むために策定したものです。
 計画期間は令和6年度からの3年間となっています。
 現状と見通し、基本目標や重点施策は御覧のとおりですが、この計画につきましても、ポイントの資料で御覧いただきたいと思います。今回のプランにおいては、喫緊の課題となっています介護人材の確保に向けて多様な介護人材の確保、介護現場の生産性向上の推進として、アクティブシニアの就労促進や生産性向上に向けたワンストップ相談窓口の設置などを行うこととしています。
 また、今年1月に施行されました認知症基本法を踏まえ、認知症に関する正しい知識や理解の促進、あるいは在宅医療、介護の連携により在宅療養体制の強化を行うとともに、単身高齢者世帯の増加などを見据え、高齢者がより身近な住まいで暮らせる環境の整備などを推進していきたいと考えています。
 次に、資料6の「長野県障がい者プラン2024について」を御覧いただきたいと思います。
 障がい者を取り巻く現状や環境の変化に的確に対応し、障がい者施策の一層の推進を図るための計画ですが、令和6年度から11年度までの6年間を計画期間としています。なお、障がい者福祉計画及び障がい児福祉計画については、8年度までの3か年となります。
 取り巻く現状、計画の基本理念等は御覧のとおりですが、これもポイントの資料で御覧をいただきたいと思います。3ページですが、今回のプランにおきましては障がい者共生条例が目指す共生社会の実現のため、体験機会の創出等による行動変容の促進として、県民参加型予算の事業ですけれども、ワークショップの開催や啓発動画の配信による障がいの社会モデルの普及啓発などを行います。
 また、地域生活を支えるサービス基盤の充実を行うため、人材の確保定着とサービスの質の向上を図るための取組を、また、出番があり生きがいを感じられる生活を保障するため、社会参加の機会を拡大するためのスポーツ等の拠点づくりを行うとともに、多様な障がいに対する支援の推進として、医療的ケア児等や強度行動障がい支援の充実などを重点的に進めていきます。障がい者プランは以上です。
 いずれの計画の推進につきましても各部局連携で進めていきます。各部局の皆様からのお力添えが不可欠ですので、引き続き御協力をお願いします。以上です。

 

(関副知事)

 次に、報告資料7について、環境部長から説明をお願いします。

 

(諏訪環境部長)

 報告資料7を御覧ください。長野県流域下水道事業経営戦略の改定について御報告申し上げます。
 県では流域下水道事業を諏訪湖、千曲川、犀川、安曇野の3流域4処理区において実施しているところですが、事業を効率的に運営し、安定的・持続的にサービスを提供するため、公営企業の中長期的な経営の基本計画であります経営戦略、これを2019年3月に公益企業会計の移行に合わせて作成をしました。計画期間は2019年から2028年の10年間で、今回は中間地点の改定となります。社会経済情勢の変化や新たな課題に対応するため、計画期間後半の内容を見直したものです。
 改定のポイントですが、資料の上段のボックスを御覧ください。1つ目は令和元年東日本台風、それから今回の能登半島地震を踏まえて、すべての処理場における耐水化対策の推進や耐震化対策の前倒しなどを実施するため、投資計画を見直しました。
 2つ目は、昨今のエネルギー価格の高騰や料金収入を得られる処理水量である有収水量の見込みを踏まえて、維持管理費用と収益の見直しを図りました。
 3つ目は、新たな課題への対応としまして、下水汚泥の肥料化の推進や脱炭素へのさらなる対応、広域化・共同化の推進などの取組を盛り込みました。
 基本方針と主な取組は資料下段の3の表に記載のとおりで、下線箇所が今回新たに追加したものです。
 次ページを御覧ください。主な成果指標ですが、上のボックスの2行目の耐震化完了施設数では、2028年度までに約9割を完了させる予定です。また、3行目の耐水化完了施設数を新たな成果指標として設定をしまして、全処理場で耐水化を進めていきます。
 「4 財政計画」です。事業の基礎となります人口については前年傾向ですが、有収水量については、工場の進出等もあって横ばいからやや増加と見込んでおりまして、必要な投資を行いながら、健全経営を維持できる見込みです。
 今後とも地域の皆様の安全・安心な暮らしを支える事業として維持できるよう、改定した経営戦略に基づいて、施設の強靱化を始めとする各取組を着実に進めていきます。以上です。

 

(関副知事)

 報告資料の説明は以上ですが、この7点に関して質問、御意見ありましたらお願いします。よろしいでしょうか。
 それでは、知事から何かありましたらお願いします。

 

(阿部知事)

 まず新型コロナウイルス感染症対応については、前沢危機管理監から話もありましたけれども、非常に長い期間にわたって健康福祉部、危機管理部、そして各部局、ありとあらゆる対応対策に奔走尽力していただきました。
 医療が逼迫して救える命が救えなくなるといった事態をなんとか回避してくることができたと思っています。医療従事者、市町村、関係の皆様の大変な御尽力をいただけたことに感謝を申し上げるとともに、職員一丸となって対応していただいたことに改めて御礼申し上げたいと思います。
 福田部長からもお話があったように、いろいろな呼びかけをもうしていないという状況になっていますので、一般的な手洗いとか、非常に私も大分身についたなと思って、これは新型コロナウイルス感染症が収まってもインフルエンザ対策等としては有効なので、そういういい習慣として身についたものは一人ひとりが維持していくことが大事だと思いますが、社会的にこれをしてはいけないとか、あれをやれとかいう要請は行っていないということを前提にして、各部局でも、もしかしたら昔ながらの対応・対策が残っている可能性もなくはないので、今一度、この対応、今後のあり方について県民の皆さんにも呼びかけていきたいと思いますし、各組織においても、新型コロナウイルス感染症対応で5類移行後も暫定的に残っていた対策も含めて、基本的には一般の対応になりますので、この機会に再度よく見直しをしてもらえればと思っています。
 それから、若者・子育て世代応援プロジェクトは、市町村と一緒に議論してきて、引き続き人口減少戦略の議論も進めていきますので、どこに重点を置いていくべきかということを今後ともしっかり検討していきたいと思っています。
 あと、困難な問題を抱える女性への支援、あるいは保健医療総合計画、高齢者プラン、障がい者プラン、それぞれ重要な計画ですが、やはり我々としてしっかり意識してほしいのは、一人ひとりの人権が尊重される長野県でありたいなと思っています。いろいろな課題を抱えて困っている皆さんは、今回、女性の支援ということになりますが、どの人たちであっても応援していかなければいけないと思いますし、またその一方で、一人ひとりがこんなことをしたい、あんな活躍をしたい、このような社会参加をしたいと思っていらっしゃる人たちの願いが最大限実現できるようにしていくことが、まさにしあわせ信州の実現につながると思っています。取りまとめをしてもらった県民文化部、それから健康福祉部以外の部局においても、こうした点はしっかり意識をしてほしいと思います。
 それから、保健医療総合計画は、福田部長からお話があったように、今回、医療提供体制のグランドデザインは非常に重要だと思っています。病床機能の分担にとどまらず、医療機関の役割を明確にしていこうというのが長野県の方針です。
 そういう意味では、広域型病院、地域型病院、そうした区分を行って、それにふさわしい医療の充実に取り組んでいくという形になります。このことについては医療関係者の皆様はもとより、広く県民の皆さんの理解が必要だと思っていますので、健康福祉部を中心に、また私たちの考え方を広く伝えてほしいと思いますし、各部局においてもそうした方向性だということを是非共有してほしいと思います。
 流域下水道については、私としては耐震化をしっかり進めて、基本的な社会インフラは、いついかなるときでもしっかりと利用できるような状態にしていくことが重要だと思いますので、市町村の上下水道の取組と併せて、我々としてもこの流域下水道の安全・安心をしっかり担保していきたいと思いますのでよろしくお願いします。私からは以上です。

 

(関副知事)

 それでは、報告事項を終わらせていただきます。
 「4 その他」であります。その他資料1について、コンプライアンス・行政経営課長から説明をお願いします。

 

(村井コンプライアンス・行政経営課長)

 それでは報告します。昨年度から実施をしています「いいね!職員チャレンジ」というものがありますが、これは同じ県職員でありながらよい取組がなかなか共有されていないのではないかということで、もっとこういった取組を横展開をし、また互いに褒め合う文化の醸成につなげることができればということで始めたものです。
 今年度は「かえプロ」に取り組んでいることを踏まえ、業務の効率化につながった取組について募集をしたところ、全庁から25の取組のエントリーがありまして、4つの区分ごとに職員から電子的に「いいね!」をつけてもらう投票を行ったところ、資料のとおりの取組が上位となりました。それぞれの概要はスライドの3ページから7ページまでに記載していますが、これは後ほど御覧をいただければと存じます。今日は時間の関係で、このうち2つについて、取り組んだ所属自ら発表いただきたいと思います。
 最初に、千曲建設事務所からお願いします。

 

(中島千曲建設事務所総務課主任)

 皆さん、おはようございます。千曲建設事務所総務課の中島と申します。
 本日はウェブで参加の方針だったのですけれども、やはり皆さんに直接お伝えすることで、より伝わりやすいかなということで出席させていただくこととなりました。どうぞよろしくお願いします。
 私は工事事務を担当してちょうど2年になります。最初の1年目で、この工事事務というのは、いまだに紙決裁が主体であると、こういった多々思うところはいくつかありまして、その中でも本日発表させていただくこの取組は、なんとしてもこれは改善していきたいという取組になります。
 今日のタイトルは、工事事務業務のデジタル化、それからDX推進です。建設部では、四半期ごとに工事または委託の事業の進捗状況を3か月分、本庁のほうに報告することとなっていまして、これを今まで手作業による集計だったものを、エクセルシートを使って計算を自動化して効率化をさせるものになります。今日は、皆さんに実際に使ったシートを見ていただいて、どのような効果があったのかということを体感していただけたらと思っています。
 こちらがエクセルのシートになるのですけれども、今見ていただいているデータというのは、工事の台帳データになります。これは形の違いこそありますけれども、どこの建設事務所でも使っているものになります。
 実際に報告をするときには何をするかといいますと、こちらのシートに負担行為の現年と負担行為の明許繰越というシートがあるのですけれども、こちらは財務会計オンラインから出してきたシートになります。これを、たとえばこの金額案件ごとに実際にこの四半期で契約した案件、金額はどれだけあったかというのを、この支出負担行為の現年ないしは明許繰越のシートから探し出して引っ張るという作業を手作業で行っていました。これが非常に手間がかかる作業でして、当所では、工事事務担当が2名いるのですが、昨年まではこの2名で分担して行っていたのですが、これが時間にしても軽く10時間はかかっている作業でした。
 まとめた内容が、こちらの集計シートというところに事業単位ごと、それからこれは交付金の事業か、県単の事業か、かつ別々、それから、現年予算を使っているか。もう一つ、繰り越し予算を使っているか。こういったものをすべて手作業で仕分けて集計していました。
 これは実際に今回導入したシートで、御覧いただくと、これは今、一旦消したんですけれども、この当初の台帳用シートを見ると、この黄色の部分が報告する内容になるのですが、今、消したので計算結果は出ていないのですが、これをまた元に戻しますと、このようにデータの貼り付けをするだけで金額が出るように、私のほうで考えてシートを作成しました。こうすると、こちらの集計シートにも実際に何月にいくらの金額で何件あったのかというのが自動的に出るようになりました。
 今回のこの取組に当たって、他の建設事務所の方にもヒアリングをしまして、やり方の違いこそは多々あったんですけれども、どこの事務所も手作業による集計をやっていたということがわかりまして、時間がかかっているところでは4~5日かけてやっているというところもありました。これを四半期ごと、年4回作業を行うことになるので、かなりの労力と時間を使っていたということが改めてわかりました。
 今回、この取組をTeamsを使って各建設事務所に紹介をしまして、最初のところにありますが、他の建設事務所にも当事例を紹介し、業務量の削減につながることをPRしました。現在、県内すべての建築事務所、砂防事務所の工事事務担当の方に連絡を私から取らせていただきまして、現在検討中のところも含めると、約半数の7か所で導入、ないしは導入に前向きに検討していただいているところです。
 続きまして、もう一つのDX化の取組ですけれども、一番最終ページのDX推進というところになるのですが、作業時間のさらなる効率化を図るために、RPAというものを導入しまして、工事の入札公告の作成をRPAで行うということを1つの目標として取り組んだのですが、このRPAというのが、複雑な作業、たとえばいろいろなパターン、様々なパターンがある作業とか、そういったものがあまり得意ではないというものですので、なかなか入札公告をRPAで作るというのが非常に難しくて、一応、今は1件とあるのですが、年間で2件、RPAを導入しまして、入札公告の作成は難しいということで、工事事務業務の中でもピンポイントでできる作業、特に繰り返して毎回行う、ある程度手間のかかる作業ということに要点を絞りまして、1件ずつしか記録できない工事状況を、これは工事の台帳のデータになるのですが、今の現状のシステムでは1件ずつしか記録できないので、やはり業務の中ではまとめて何件分かを記録したいということがよくあるのですが、この記録が非常に手間がかかっていたということで、これを40件までRPAで記録できるように私のほうで作成しました。これをTeamsを使って各建設事務所の皆さんに紹介をしているところです。
 最後になりますが、今回この取組を通じて私のほうで感じたことが2点ほどあります。1つは、業務の効率化といいますと、今の業務の延長上と考えることが多いのかなと思いますけれども、やはり時にはやり方を思い切って変えてみるということも、1つの有効な方法ではないかと思いました。先ほどの森林政策課の方の資料にも、行動の変容が必要であるという言葉があったのですが、まさしくそのとおりだと私も思いました。
 もう一点は、今回、先ほどもお話ししましたように、Teamsを通じて県内の建設事務所の方にコンタクトを取る機会があったのですけれども、まだ横のつながりが弱い部分があるのかなと感じたことも事実です。そのためにも、Teamsというのは非常に有効なツールとなると思いますし、私もこれから積極的にこのTeamsを使っていきたいと思いますし、皆さんにもTeamsを使うメリットというものをしっかりと伝えていくようにしたいと思います。
 本日はお忙しいところ、発表する時間をいただきまして、どうもありがとうございました。

 

(関副知事)

 それでは、次に森林政策課から、すみませんが手短に発表をお願いしまして、報告とします。

 

(竹村森林政策課主任)

 DX推進化のDXエバンジェリスト部門の林務部での取組を紹介します。森林政策課の竹村と申します。よろしくお願いします。
 私は、エバンジェリスト、先導役として目指している姿はこの絵に尽きるのですけれども、今までは職場に行かないと情報が得られなかった左の絵ですけれども、テレワークもちょっとしづらかったところがあると思います。それで、この新しいシステムNDWの導入によって、職員同士のコミュニケーションだったり、職場でのやり取りというのがシステム環境上どこでも選べるようになりました。でもまだ皆さんは右の絵にはほど遠いのではないかなと思います。
 そこで、便利だな、やってみようと思える3つの工程、デジタル感度を上げるような取組を続けることで、右側の絵に近づくようなものを目指したのが、私が林務部で行っている取組です。つまり、情報やコミュニケーションを現場からオンラインに載せていくという取組になります。
 大きくは3つの取組を行いました。1つは「ほめあえる風土づくり」。これは、デジタル上のコミュニケーションに慣れるようなものを狙ったものです。
 2つ目は、職員がよく目にするものから紙をデジタルに変える取組。事務処理をデジタルで完結することに慣れるような取組です。
 最後の3つ目は、本日紹介はしませんけれども、新しい仕組み、ChatGPTとかそういったものをどんどん仕組みに触れてって、デジタルの便利さというのを体験し続ける、体験する取組を行いました。
 1つ目の「ほめあえる風土づくり」ですけれども、Teams上に林務部職員のすばらしい取組をみんなで賞賛、たたえ合うような取組を行いました。この取組を行うに当たっては、Teams上に林務部の300人の職員がコミュニケーションできる、オンラインコミュニケーションができる場所を作る必要がありました。
 実際に作ってみると、多くの取組が掲載されまして、多くの職員がリアクションでたたえ合ってくれています。情報をオンラインに載せることで、情報がホットなときにたたえてもらえるというのが、職員間のいいコミュニケーションにつながっているのかなと思います。
 2つ目は、職員に身近なものから、簡単なものからデジタルにしていく取組で、紙の削減だったり、職員のデジタル感度を上げていく。こういうやり方をすればいいんだという視点を与えられているのかなと思います。ポイントはやはり簡単なものから取り組むべきというのが大事だと思います。
 森林政策課では、庶務をTeams上に乗せられるように、もう誰でもできるようなマニュアルを作って、Teams上にどんどん載せていく取組を進めています。
 ほかにも、職員の不便だなとか、ここがなんとかならないかなというようなポイントを少しずつでも解消できるようにアドバイスしたり、こうした取組によって、楽になったなであったり、紙が要らない、リモートワークでもできることが増えたなという声を少しずついただけるようになってきました。
 最後になりますけれども、デジタルツールを活用した働き方改革の取組は、ツールの導入だけではなくて、行動変容がセットで必要になります。前向きに取り組んでも組織になじむまでは相当時間がかかると思いますけれども、我々、DXエバンジェリストの活動を続けますので、皆様の御支援をいただければと思います。発表は以上になります。ありがとうございました。

 

(村井コンプライアンス・行政経営課長)

 ありがとうございました。以上になります。

 

(関副知事)

 ただいまその他事項についてそれぞれ説明をいただきました。今の発表とか全体のことについての質問、御意見はありますか。
 私から聞いてもいいですか。「いいね!」の反応というのはどれぐらいの反応が庁内であったのですか。

 

(村井コンプライアンス・行政経営課長)

 庁内では、今年ちょっと期間が短かったかもしれませんが、600件強の反応がありました。

 

(関副知事)

 本当は途中過程を皆さんにもっとよく見ていただいて、「いいね!」を押してもらったほうがいいですね。

 

(村井コンプライアンス・行政経営課長)

 そうですね。主管課長会議等では周知を図っていたのですが、もう少し来年は工夫の余地があるかと考えております。

 

(関副知事)

 ありがとうございます。
 知事から何かありますか。

 

(阿部知事)

 「いいね!職員チャレンジ」でいろいろな所属が積極的に取り組んでもらっていることを大変ありがたく思っています。まず、今日発表してもらった中島さんと竹村さんには感謝を申し上げたいと思います。こうした取組がどんどん主体的にいろいろな所属やいろいろな担当職員の人たちが行動をしていくことが長野県の組織風土を変えていくことにつながると思いますので、部局長の皆さんにも積極的にサポートしてもらいたいと思います。
 それから、今回褒めるのは、私もリアルではなくてオンラインで褒めろと言われて、私からの表彰状代わりは紙ではなくてオンラインで各所属に出しました。なので、やはり変えていかなければいけないので、今までと同じ紙の削減にもなっていると思いますし、部局長の皆さんも今までどおりのほうが多分楽ですけれども、変えるところは思い切って変えていかないと組織が変わっていかないと思いますので、ちょっとしたところでもいいですから積極的に変化を起こしてほしいと思いますので、よろしくお願いします。以上です。

(関副知事)

 ありがとうございます。
 それでは、事前に登録された項目は以上ですが、ほかに何か御発言はありますでしょうか。
 以上で本日の議題等は終了しますが、今日は、部局長会議が今年度最後となります。3月31日付で、この中で6名の出席の皆さんが御退任、御退職になられます。また、小山警察本部長も4月5日付で御栄転とお聞きしています。
 ここで順番に一言ずついただければと思います。最初に、現地機関から丹羽南信州地域振興局長、お願いします。

 

(丹羽南信州地域振興局長)

 南信州地域振興局の丹羽です。37年間、様々な職場で多くの職員の皆さんに支えていただきました。感謝を申し上げ、退職の挨拶をさせていただきます。お世話になりました。ありがとうございました。

 

(関副知事)

 御苦労様でした。
 それでは、本庁の中からまず小山警察本部長、お願いします。

 

(小山警察本部長)

 失礼します。長野県で2年強お世話になりました。その間、G7外相会合がありまして、知事を始め皆様の御支援をいただきまして警備を完遂することができました。
 また、電話でお金詐欺(特殊詐欺)ですけれども、特に力を入れてまいりましたが、対面のほうは、これも皆様の御支援をいただきまして一定の成果が出たところですけれども、非対面型が増加している状況にありますので、後任にも是非御支援をいただければと思います。2年間本当にお世話になりました。ありがとうございました。

 

(関副知事)

 内堀教育長、お願いします。

 

(内堀教育長)

 皆さん本当にありがとうございました。県の教員としての人生を1回退職しているわけですが、その後、再びお世話なり、とりわけこの部局長の皆さんにはこの2年弱、本当にお世話になりまして、いろいろなところで声をかけていただいたり、助けていただいたり、本当に感謝しています。
 今後、私も次の人生を歩んでいきたいと思っていますが、皆さんも、退職される方、それから残られる方、共にウエルビーイングの実現を願っております。本当にありがとうございました。

 

(関副知事)

 玉井総務部長、お願いします。

 

(玉井総務部長)

 総務部長として3年間、大変お世話になりました。最初の2年間は、先ほどもありましたが、まさにコロナ禍の中で予算とか組織とか、本当に出口の見えない中での対応に追われました。
 そして、今年の1年は先ほどもありました県組織をなんとかいいものにしたいという気持ちの下で「かえプロ」を立ち上げて、それから組織風土改革に取り組んできたところです。「かえプロ」はまさにこれからが正念場で、一方で組織風土は職員みんなで取り組んでこそ変わるもので、一部の人だけでなく、職員みんなでいい組織にしたいという思いを1つにして取り組んでいただければ、必ずいい組織になると思っています。
 まさに変革期の中で、総務部長としてなんとかやってこられましたのも、知事、副知事を始め皆様のおかげだと思っています。心から感謝を申し上げ、お礼を含めての挨拶とさせていただきます。本当にありがとうございました。

 

(関副知事)

 福田健康福祉部長、お願いします。

 

(福田健康福祉部長)

 予定よりも1年長く務めさせていただきまして、今年度は特にコロナ禍でできなかったことをいろいろやってみようということで、保健所へ出かけて若手職員と意見交換をしてみたり、あるいは各地の基幹病院へ出かけて院長先生と少し話をしてみたりということをしました。かなりその中で見えてきたこともありまして、一言で言うと、これから医療・福祉は大変な時代を迎えるんだなということであります。そうした問題意識をできるだけ今日、御説明した計画の中に込めたつもりでいますけれども、残された方々はこれから本当に大変だと思いますけれども頑張っていただきたい。心からエールを送りたいと思います。長い間、本当にありがとうございました。

 

(関副知事)

 金井観光部長、お願いします。

 

(金井観光部長)

 1年間、皆様には大変お世話になりました。どうもありがとうございました。
 また、県職員としては35年間、皆様のサポートをいただきながらなんとかやってこられました。重ねて御礼申し上げます。
 実は私、平成19年の観光部発足時におりましたけれども、いよいよ本年度で観光部という形としては幕引きということで、最初と最後にいられたということは、好むと好まざるとにかかわらず、感無量かなと思っています。
 先ほど総務部長からも話がありましたけれども、社会が非常に大きく変わっている時期で、県の組織もしっかり変わっていかなければいけないと私も思っていました。そういう意味では「かえるプロジェクト」というのは非常に時宜を得たものだと思っています。是非これからしっかりと「かえるプロジェクト」を実践していただいて、カエルは脱皮はしませんが、新たな県の組織に脱皮していただければと思います。以上です。どうもお世話になりました。

 

(関副知事)

 最後に宮原会計管理者、お願いします。

 

(宮原会計管理者)

 この1年間、会計審査、決算、入札契約事務などで各部局、執行機関の皆様に御協力をいただきましてありがとうございました。世の中の経済状況や決裁制度が大変変わってきておりますので、県の出納契約事務も変わっていこうとしています。今後とも御協力をお願いします。
 退職に当たりまして、これまで38年間、御指導いただきました先生方、先輩の皆様、苦楽を共にした同僚職員の皆様に心より御礼を申し上げたいと思います。誠にありがとうございました。

 

(関副知事)

 それでは、知事から一言お願いします。

 

(阿部知事)

 今回、御退任、御栄転される皆様に大変この間、お世話になりましてありがとうございました。
 まず小山本部長には、警察本部長として先ほどもお話がありましたが、G7の外務大臣会合を取り仕切っていただきましたことを心から感謝申し上げたいと思います。これまでも大臣会合の経験があるとはいえ、やはり外務大臣会合はかなりセキュリティーレベルが高くて、そのときの状況もさらに緊迫感があった会議だったと思います。本部長が現場の一線で非常に指揮にしっかり取り組んでいただいた姿が今も忘れられない思いです。
 新しい職場でも、これまでの御経験をいかして一層御活躍されますことを心から御期待申し上げますし、これからも長野県の応援団として御支援、御協力いただければと思いますので、よろしくお願いします。大変ありがとうございました。
 また、内堀教育長には、原山教育長の後、教育委員会をしっかりとした体制の再構築をしていただいて、高校改革を始め、様々な取組を進めていただきましたことを感謝申し上げたいと思います。内堀教育長もいろいろ改革派で問題意識をお持ちでしたので、私も随分と勝手なことを言わせていただいてきましたけれども、おかげさまで大分教育委員会と知事部局の垣根を超えて一緒に取組を進めようという方向性になってきたかなと思っています。何よりも長野県で生まれ育った子どもたちが本当に笑顔で暮らせる学校にしていかなければいけないと思っていますし、これまで非常にいろいろな課題がある中での高校改革も着実に進めてきていただけたと思っています。
 今回、御退任いただく形になりましたけれども、内堀さんには引き続き長野県の教育をいろいろな形でサポートいただき、また我々にも御指導、御意見をいただければと思っていますので、よろしくお願いします。どうも大変お世話になりました。ありがとうございました。
 それから、オンラインで御退任される唯一の丹羽振興局長、大変お疲れ様でした。地域振興局長としては最長在任期間ということで、長野県で最もこれから変化していくであろう南信州の地域振興局長として、市町村の皆さん、あるいは地域の皆さんとの信頼関係を築きながら取り組んでいただき、大変ありがとうございました。
 まだリニアバレー構想等、課題もありますけれども、大分地域の皆さんと私たち長野県が一緒になって取り組んでいこうという方向性が固まってきた感じがしています。この間の局長としての御尽力には心から感謝申し上げたいと思います。
 また、特に丹羽さんには、私の秘書課長としても身近なところでサポート、助けていただきまして、本当にありがとうございました。丹羽さんの温かなお人柄で何度も救われたことがあります。心から感謝申し上げたいと思います。これからもまた御活躍いただきたいと思いますので、よろしくお願いします。ありがとうございました。
 それから、玉井総務部長は、御挨拶にもありましたように、「かえるプロジェクト」はこの間、コンプラ中心に取り組んできましたけれども、玉井部長のバックアップの中で着実に進めてくることができたなと思っています。特に、人事の専門家ということで、今回の「かえるプロジェクト」を進めていく上では、最適任で大きな貢献をいただけたと感謝をしています。
 いろいろ私も玉井さんの温かな笑顔に支えていただいて、過ごすことができたと考えています。なかなか総務部は政策をがんがん推進するというポジションではないですけれども、財政的な部分も含めて各部をサポートしながら着実に県政が進むように取り組んでいただきましたこと、心から感謝申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。
 それから、福田部長には、先ほどもお話があったように、1年普通の人より長く県職員としてお勤めをいただきました。まず私からは、大北森林組合への対応は福田さんの力なしには様々な論点整理や対応を進めることはできなかったのではないかと思って感謝をしています。
 また、それに引き続いて、今度は新型コロナウイルス感染症対策ということで、いろいろな課題が出るたびに福田さんにお世話になってきたと思っています。危機管理部、そして健康福祉部という立場でこの新型コロナウイルス感染症に関わってきていただき、福田さんは私と大分違っていつも沈着冷静で、しっかり取り組んできていただけたので、安心しながら対応することが私もできました。本当にありがとうございます。
 先ほどお話があったように、今回の部局長会議でも健康福祉部の重要な計画が決定と報告されたわけですので、福田さんの思いが詰まった計画が着実に進むように取り組んでいきたいと思います。今後とも御支援をよろしくお願いします。ありがとうございました。
 それから、金井さんには営業局長、観光部長ということで、幹部職員としては御尽力いただいたわけですけれども、私としては副知事時代に秘書として支えていただいたということで、右も左もあまりよくわからないときにサポートいただきましたことを心から感謝申し上げたいと思います。
 また、営業局、観光部では、いろいろなところに積極的に飛び込んで出かけ、まさに長野県の顔として御活躍をいただけたこと、感謝を申し上げたいと思います。コロナ禍の中でなかなか思うようにいろいろな取組が進められない時期がありましたけれども、今、観光行政も新しい時代に向けて踏み出そうと、観光振興財源の検討も含めてしているのは、金井部長の御尽力のたまものだと思っています。しっかりこの取組の方向性を受け継いで発展をさせていきたいと思いますので、引き続きの御協力をよろしくお願いします。大変ありがとうございました。
 最後、宮原さんには、本当に会計管理者・会計局長として、「かえプロ」のメンバーの皆さんも、会計規則の改正を始めとして非常に前向きな方向を出してもらって感謝しているという声を私もいただいています。この間の会計局の業務は、どちらかというと一昔前と違ってかなりいろいろポジティブな仕事を進めていただけたと思っていますので、陣頭指揮に当たっていただいた宮原さんに心から感謝を申し上げたいと思います。
 また、宮原さんには県立大学の設立準備にも携わっていただき、大変大きなプロジェクトを実行していただいたことについても、私としては非常に感謝をしています。なかなかいろいろな議論があってまとめづらい、難しいなという時期もありましたけれども、おかげさまでなんとか乗り切って、今いい形の大学として多くの皆様から信頼され、期待される場ということで育ってきています。宮原さんのこれまでの取組に心から敬意と感謝を表したいと思います。本当にありがとうございました。
 それぞれの皆さんがいろいろ思いもあろうかと思います。これからも長野県組織を最もよく知る人たちとして、私たちの取組を見守っていただくと同時に、いろいろな場面で応援・サポートをいただければと思います。本当に長い間、お疲れ様でした。ありがとうございました。

 

(関副知事)

 それでは、以上で部局長会議を終わります。
 

 

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