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更新日:2019年7月9日

平成31年(2019年)4月17日部局長会議録

時間:午前9時30分~午前10時57分

場所:県庁特別会議室

出席者:

阿部知事、太田副知事、小岩副知事、伊藤警察本部長、原山教育長、小林公営企業管理者、竹内危機管理監兼危機管理部長、伊藤企画振興部長、酒井女性活躍推進監兼男女共同参画センター所長、関総務部長、増田県民文化部長、大月健康福祉部長、高田環境部長、熊谷信州ブランド推進監兼産業労働部営業局長、林産業労働部長、中村観光部長、山本農政部長、井出林務部長、長谷川建設部長、塩谷会計管理者兼会計局長、柴田監査委員事務局長、清水人事委員会事務局長、小口労働委員会事務局長、吉沢佐久地域振興局長、鈴木上田地域振興局長、小野沢諏訪地域振興局長、佐藤上伊那地域振興局長、土屋南信州地域振興局長、中坪木曽地域振興局長、小野松本地域振興局長、滝沢北アルプス地域振興局長、林長野地域振興局長、藤澤北信地域振興局長、轟教育次長

(太田副知事)

  おはようございます。ただ今から部局長会議を行います。知事から何かございましたら。

(阿部知事)

 特にいいです。

(太田副知事)

 それでは協議事項に入ります。資料1につきまして、伊藤企画振興部長から説明をお願いします。

(伊藤企画振興部長)

 おはようございます。AIを活用した長野県の持続可能な未来に向けた政策研究についてということで、まずこの取組に至った経緯を少し御説明したいと思いますけれども、今年度が2年目になります「しあわせ信州創造プラン2.0」ですけれども、ここでは政策の構築、また実行に当たっての共通視点の一つで先端技術を活用することを掲げております。計画策定の過程におきまして、一昨年、平成29年の9月ですけれども、日立製作所と、本日お越しの広井先生がいらっしゃる「京都大学こころの未来研究センター」のコラボ研究で、AIの活用により持続可能な日本の未来に向けた政策提言が平成29年9月に公表されたことを、この計画をつくっている時に知ったわけですけれども、今後の長野県の政策づくりにこれを生かせないかと考えまして、広井先生たちとお話しする中で長野県をフィールドに実証研究していただくことになったわけです。昨年度から日立京大ラボに加えまして、三菱UFJリサーチ&コンサルティングの皆さんにも入っていただき、私どもと連携しながら研究を進めていったところであります。

 この度、研究の結果がまとまりましたので、広井先生御本人に発表していただくことになりました。なお、余談ですけれども、この取組につきましては、「しあわせ信州創造プラン2.0」の先端技術の積極的な活用、導入という項目ではなく、あえて実質的な7つ目のチャレンジプロジェクトであります「学ぶ県組織への転換」においての政策形成能力の向上の手法の一つとして記載しておりますことを付け加えさせていただきます。

 それでは広井先生、よろしくお願いいたします。

(広井良典教授)

 おはようございます。御紹介いただきました広井でございます。それでは、お手元の資料1になるかと思いますが、今、伊藤部長から御紹介いただきました研究の結果について、内容、御報告を簡潔にさせていただければと思います。今、AIがしきりに言われるようになりまして、社会的な関心が高まっているわけですが、AIを未来の社会の構想、あるいは政策提言に活用する研究を私どもの研究グループは行ってきております。今、伊藤部長の御紹介にもありましたように、日本社会全体についてのものを一昨年の9月に公表いたしました。その後、長野県との共同研究がスタートいたしまして、今回、AI政策提言の長野バージョンをまとめるに至ったという流れになっております。日本の自治体がAIを活用した政策研究を行うのは、私が知る限り今回が初めてのものと言えるのではないかと思っております。

 御手元の資料になりますけれども、最初のページは全体のタイトルを、「AIを活用した、長野県の持続可能な未来に向けた政策研究について」とさせていただいております。時間が限られておりますので、次のページに早速進ませていただきます。今回行いました研究の全体的なフローをまとめたもので、図表1:検討フローとなっておりますが、大きく3つの段階です。最初の情報収集ステージ、これはいろいろな情報を集めてモデルをつくる段階。これはそこにも出ておりますように人間が行います。それを踏まえたシミュレーションの計算ですけれども、それをAIが行う。その結果を踏まえて、解釈したり、政策提言を行ったりするのが人間で、サンドイッチ型といいますか、最初と最後を人間、その間の部分をAIが行う、全体的にはそういう流れになってございます。

 最初のテーマ設定ですが、今回は2つのテーマを設定いたしました。テーマ(1)が長野県全体のもので、持続可能な社会を実現するためには何ができるか。テーマ(2)が個別課題として特に重要なものの1つでありますリニアの開業効果を高めるために何ができるか。地域型・個別政策型としておりますけれども、この二つのテーマを選んで研究を行いました。

 次のページに進んでいきたいと思いますが、図表2は個々の項目が見えなくて恐縮ですが、最初につくったモデルがこういった因果連関モデル。県の総合計画を元に283、300弱の、これからの長野県を考えていくに当たって重要な指標、要因をピックアップしたものであります。その相互の関係性、因果がどうなっているかについて、既存の様々な資料を基に数字を入れ込んできました。ただ、細かくなりますけれども、未来は不確実なものですので、ここがAIの一つの特徴でもありますけれども、不確実性という要因をかなり大幅に取り入れた未来の予測という手法になっております。そういった数字を入れますと、時間の経過に伴って、さっきの283の指標がどんどん変化していくわけですが、その結果、同時に未来が様々な形で分岐していくイメージになっております。

 次のページに進んでいただきまして、そうやってAIを走らせた結果がどうなったかですが、まずテーマ(1)につきまして御説明させていただきます。今のような方法でAIが2万通りのシミュレーション、2万通りの未来を描いたと。2040年に向けて、どう未来が分岐していくかでありますけれども、長野県の未来が大きく6つのシナリオグループに分かれていくのが浮かび上がりました。その分岐の様子を図で示させていただいております。その上で6つのシナリオグループにつきまして、先ほどの283の指標の中で特に重要と思われるものに注目して、その動きを分析し評価していったわけですが、その結果が、そのページの一番下の図表4になってございます。6つのシナリオグループを、横に並んでおります左から「産業・所得」、「雇用」、「観光」、「環境」、「人口」、「健康」、「学び」、「地域」の観点で評価、併せて「行財政」も入れておりますが、全体を見ますとシナリオグループ1が最もバランスが良く、「持続可能性良好」としておりますけれども、相対的に望ましいシナリオになりました。この場合、それぞれの6つのグループの大まかな特徴を右から2番目の「解釈」という欄に入れております。持続可能性良好、それからグループ2が「人口持続可能性不良」、3が「経済持続可能性不良」うんぬんという形にひとまず整理しております。

 次のページになりますけれども、先ほどの表のシナリオグループ1について見ますと、「産業・所得」や「観光」のパフォーマンスが良好であることに加えまして、「人口」、「健康」、「学び」においても優れており、また、直接示してございませんが、具体的な指標を見ますと、「農業」、「林業」、「製造業」などが良好であるとともに、「公共交通機関利用者数」、「再生可能エネルギー自給率」あるいは「郷土への愛着」、「大学進学率」、「地域内経済循環」などにおいて、グループ1は優れていることが示されました。

 一方で、分岐図からは今申しましたシナリオグループ1と他のグループが、今から10年後の2028年から2029年頃に分岐していることが分かりました。シナリオグループ1とそれ以外の分岐がどういう要因によって生じるのか、グループ1に持っていくためには何が大きいのかを併せてAIを使って調べました結果が、図表6になっております。シナリオグループ1に導く要因で、歳入額が一位、それから合計特殊出生率、出生数が後に続いておりますけれども、全体を眺めますと割と観光関係のものが多く出ているのが示されております。5番目の「観光客数」、「行祭事・イベント数」、「多言語受入環境の整備」、「信州のブランド力」、「観光地域づくり」など、その後にも幾つか出ておりますし、あるいは公共交通機関関係の政策がここに3つくらい出ていたりします。

 一番下のところですけれども、これらを踏まえますと、全体として観光など外部に対して開かれていると同時に、地域内の経済循環や郷土愛なども優れているという社会像が浮かび上がり、シナリオグループ1ですが、「開かれたローカライゼーションモデル」とも呼べる姿を示しておりますことから、そうした方向を実現する政策を進めていくことが重要かと考えられます。

 次がテーマ(2)のリニアです。こちらについても同様の分析をモデルを使って行いました。こちらも6つのシナリオグループに分岐していくことが示されました。6つのシナリオグループを、下の方ですけれども、こちらでは図表8の左からですけれども、「産業」、「観光」、「地域経済」、「人口」、「暮らし」、「交通」、「地域力」の観点で評価いたしましたところ、シナリオグループ1が最も望ましいシナリオになりました。

 またテーマ(1)と同様に、それぞれのグループの特徴を一番右の欄の「解釈」という欄で示しております。グループ1は定住促進、地域活性化ですけれども、例えば3ないし4は、日帰り旅行に依存した地域外依存(日帰り旅行)、それからグループ6は地域外依存(宿泊観光)となっています。こちらはある種、ややリニアに伴うストロー効果的な問題をはらんでいるシナリオ結果が示されております。ですから、定住型が望ましいということですが、また、次のページにいきまして、シナリオグループ1について見ますと、こちらは「地域力」や「暮らし」、「人口」のパフォーマンスが良好であることに加えて、「地域経済」、「産業」、「観光」において優れており、また具体的な指標を見ると「地域づくりの担い手」、「郷土愛・郷土意識」、「精神的な豊かさ」、「健康長寿」等が良好であるとともに、「地域内消費」、「二地域居住」や「観光ルート(県内縦断)」、「体験型観光」、「地域の祭・伝統芸能」等において優れているのがシナリオグループ1になります。

 またテーマ(1)と同じように、分岐の時期、今から十年強の2030年から2033年頃にかけて分岐していくと。その場合のシナリオグループ1に導く要因としては、図表10に示している要因が明らかになりました。「人口」、「健康長寿」からはじまっておりますけれども、その後「郷土愛・郷土意識」が続いておりますが、全体として見ますと、地域経済関係、4番目の「事業所数」、「強い地元資本」それから一つ置いて「賃貸オフィス」、二つほど置いて「農商工連携」、一つ置いて「地域内消費」等々、地域経済関係の要因が比較的示されている結果になっております。以上を踏まえますと、定住型で「地域力」や「暮らし」、「地域経済」などが良好な、地域コミュニティ重視の社会像が浮かび上がってくる内容になっておりまして、リニアを通じた外部との交流の活発化が進むのと並行して、地域の基盤を高める政策が重要になってくることが示されております。従いまして、先ほどのテーマ(1)(2)全体を見ますと、テーマ(1)は、開かれたローカライゼーションモデルと申しましたけれども、地域内の経済循環を高めながら、観光などの外部に開かれた姿を目指すことが、特に大きな方向性として示されている。逆にと言いますかテーマ(2)は、リニアによって外部との交流はおのずと活発化していきますので、先ほど言いましたストロー効果的な空洞化を招かないよう、地域の基盤や地域経済を強める政策を進めていく必要があるという結果が示されました。

 冒頭言いましたように、自治体でこういったAIを活用した政策研究を行ったのは初の試みと言えますので、これをさらにブラッシュアップしていくと同時に、一定の意義を持つのではないかと考えております。以上になります。どうもありがとうございました。

(太田副知事)

 ありがとうございました。出席の方から補足はありますか。よろしいですか。

 今の先生の御報告に対しまして質問、意見等お願いいたします。

 すみません。これは、要は、今、先生が最後におっしゃった、(1)と(2)のそれぞれの最後の部分で、要因があって、導く要因の感度の高いものについて、着目した政策を取ればこちらの方にいくという意味でございましょうか。

(広井良典教授)

 ここに出ているのは、それぞれの「TOP20」と書いていますけれども、上位20ですので、もちろんこれだけが重要だということではありません。相対的に、こちらの要因が変化することがシナリオグループ1に進むに当たって大きな影響を持つという趣旨のものになっております。

(太田副知事)

 どうぞ。

(小岩副知事)

 ありがとうございます。私も企画振興部長として一年間一緒に研究させていただいたわけですけれども、先生の解釈と言いますか、見方として、今回、ここまでは研究の成果として到達できたという成果の部分をどのように考えられているのかと、もう一つは逆に今後に向けての課題で、この辺をもう少し研究なり、行政と一緒に考えていかなければならないんじゃないかという課題、その両面、どう捉えられているのかをお聞かせいただければと思います。

(広井良典教授)

 ありがとうございます。まず成果ですが、先ほどの繰り返しになりますけれども、自治体レベルでAIを活用した政策への貢献という研究を行ったのは今回が初めてで、われわれが当初2年前に行いましたものは、あくまで日本全体についての研究に、純然たるものにとどまるものであったわけですが、今回、自治体、長野県を実際のフィールドといいますか政策の現場として、AIを活用した政策、それがどういう形で適用、活用可能かを行ったという研究は、これが初めてのものでありますので、まず、それが一つの成果であります。もう一つ成果に関して、2年前は最初のものでもありましたので、因果モデルのところも、非常にラフなものであったわけですが、今回は、因果連関モデルをつくるに当たりまして、長野県庁の皆様にワークショップを開いて、このモデルづくり自体にかなり尽力していただきましたし、併せて因果連関の数字を入れるときに、既存の県の様々な、あるいは日本全国のデータ、資料を活用して、かなり丹念に数字を入れ込んでいた、ここがエビデンスベーストという非常に象徴的な形で行われたことが成果ではなかったかと思っております。

 それと今後の課題としては、大きく2点くらいあるかなと思いますけれども、一つはモデルそのもののさらなる精緻化と言いますか、先ほど、因果連関をかなり丹念に数字を入れたと言いましたけれども、大きく言いますと、既存のものを前提として、こうしたらこうなるだろうというのを入れていったということでもありますし、未来の予測はどこまで可能かという根本的な問題がありますけれども、まだ推測で入れた部分があったのを、モデルそのものをさらにブラッシュアップしたものにしていくというのが一つあると思います。

 もう一点は政策とのフィードバックといいますか、これを踏まえて、例えばリニアのところで、細かく説明はしませんでしたけれども、シナリオグループ1は、例えば交通に「×」が付いていまして、地域内交通に課題が残るのですが、課題もいろいろな形で示されています。そうしましたら、例えば別の政策を、当初のモデルとは違う政策を入れたら、ここはどう改善するだろうか、という新しいシミュレーションをまたやってみて、そしてまたその効果を見て結果を見てさらに考えていくという政策とのフィードバック、これをさらに進めていくとかなり進化した形になっていくかと思います。これもまだどこもやったことがない試みですけれども意義があるかと思っております。

(太田副知事)

 他にございますか。どうぞ。

(関総務部長)

 総務部長の関です。今日はどうもありがとうございました。意欲的な研究をしていただいて面白いなと思って拝見していました。初歩的な質問で申し訳ないのですが、例えば、1つ目の県の持続可能な社会を実現するために何ができるかというところの、最終のアウトプットのシナリオグループ1に導く要因として、「TOP20」を上げられていて、何となく、例えば、先ほど符号の話があったのですが、歳入の場合は地方税がプラスならということかなと何となく類推するのですが、下の方に出てくる歳出額の公債費は、プラスならなのか、マイナスならなのか、ちょっと分からないなというところがあって、この辺の見方をちょっと教えていただければありがたいなと思ったのですが、いかがでしょうか。

(広井良典教授)

 特にこの歳出額の公債費が、ここでの位置付けは、先ほどの因果連関モデルに戻って確認しないとちょっと分からないところがありますので、申し訳ないですけれども、ここですぐ御回答が難しいのですが、大きく言いますと、これらの要因が大きくなることがシナリオグループ1に導くことにつながる趣旨で、ちょっとややこしいと言いますか、シナリオグループ1というのは、実はその前のページのところの「○」「×」表のところですけれども、行財政が「△」になっているのですが、シナリオグループ1は、行財政には課題が残っているモデルでもあるんです。そういったことと多少関連して、つまり、シナリオグループ1は全般的に人口も比較的回復して良好ですけれども、ともすれば支出が増えたり、行財政がマイナスになったり、課題を含んでいるもので、そういったところで関連していることかと思います。

(関総務部長)

 ありがとうございました。

(太田副知事)

 他に。どうぞ。

(大月健康福祉部長)

 健康福祉部長の大月です。同じく、図表6のシナリオグループ1に導く要因の関係なのですが、人材不足は多分、全ての産業に共通していくものだと認識しているのですが、この中で特に医療従事者の確保、介護人材の確保、これは私が所管させていただいているのですが、特にこの二つが、産業の中で特出しになっている背景があったら教えていただければと思うのですが。

(広井良典教授)

 それは重要な点が幾つかあると思うのですが、一つは医療、福祉分野、教育などもそうですけれども、まさに人が重要と言いますか、人が人をケアする領域ですので、人の確保が特に問われる分野であると思います。また、これはシミュレーション全体が県の総合計画を元にしたものですので、そこにおいて一定の健康、福祉領域が重視されているのは、総合計画の中での位置付けが反映されている部分もあると思います。またシナリオグループ1は、前のページの「○、△、×」の表で、「健康」が「○」になっておりますように、医療福祉分野のパフォーマンスが良好であるシナリオですので、人材の確保と非常に結び付いている幾つかの要因かなと思います。

(大月健康福祉部長)

 ありがとうございます。

(太田副知事)

 他に。どうぞ。

(原山教育長)

 教育長の原山でございます。この中の、シナリオという言葉があるのですが、これはどういう定義で使われていて、さらにそれをグループとしているのはどういう意味があるのでしょうか。

(広井良典教授)

 ありがとうございます。それは基本的なことで、大きく言いますと、もともとに立ち返りますと、因果連関モデルが3ページ目くらいにありますけれども、シミュレーションを行うと、先ほど、申しましたように、未来が分岐していくわけですが、まず、大きく言うと2万通りに分かれると。ただ、その分岐構造と言いますか、これも分かりづらいかと思いますけれども、その次のページで4ページくらいに当たるところですが、このギザギザの線が分かれている図表3がありますけれども、先ほどの三百弱の要因が影響しながら未来が無数に分岐していくわけですけれども、それがある一定の時間を超えると大きく幾つかのグループに分かれていく。それが最終的に6つくらいのシナリオに分岐していくと。それは分岐の構造、結果的には、それぞれの行き着いた社会像の違いといますか、全体として、具体的には三百弱の指標の一つのまとまりですけれども、パターンが違った6つの未来のシナリオのグループに分かれているというイメージです。

(原山教育長)

 シナリオと聞いたときにはストーリーを思い描くのですが、こういうストーリーですよというイメージなのか、それとも違うイメージなのか。

(広井良典教授)

 違うと言いますか、シナリオという「ある未来を描いて」という意味ではなく、むしろ結果と言いますか、先ほどの無数の要因が影響し合いながら未来が分岐していった結果がシナリオです。先ほども言いましたが、社会の特性を解釈として、これはこういう社会を示しているんだなという意味でシナリオと呼んだ、そういう趣旨になっております。

(原山教育長)

 ありがとうございます。

(太田副知事)

 どうぞ。

(熊谷信州ブランド推進監兼産業労働部営業局長)

 今の話に関連してお聞きしたいのですが、AIの2万通りのシミュレーションの中に、例えば県外の因果連関モデル、内だけの変化ではなくて、例えば県外の影響だとか、いろいろなシナリオだとか、国際的に例えばアメリカにトランプ大統領が出てきて中国関係がおかしくなってという様な対外的な要因だとか、今後の人間の感性の問題だとか、そこら辺、AIは外的要因をどの程度に考慮しているのか。

(広井良典教授)

 それは非常に鋭いと言いますか、重要な点です。実は私どもが最初2年前にモデルを発表したときも同じような疑問を頂きまして、おととしは日本版でしたので、国際的な動向がどれだけ入っているのかというものを頂いたのですが、今回は基本的には長野県に則した要因。ただ、例えばリニアにしてもそうですが、観光インバウンドとかは海外からやって来ますので、長野県に関する限りでは、長野県以外の要因もそういったところで関わっています。ただ、例えば国際情勢がどう変化してなど、そこら辺まではこのモデルには差し当たって入っていない。これは判断の問題で、そういったところまで入れ込んでモデルをつくることも不可能ではないと思います。今回は、基本的に県の総合計画をベースに、その範囲での指標を入れ込んだ内容になっています。ただ本当の意味での未来予測は、これはおおよそ未来予測はいかにして可能なのか、どこまで可能かというのはかなり根本的なテーマだと思いますけれども、究極的にはそういったところまで関わっているものでありますので、その辺りをどう考えていくかは、逆にAIもどこまでそこが予測できるかということでもありますので、最後はモデルをつくるのは人間ですので、おっしゃられますようにモデルをどうつくるかが最終的に一番重要になってくるということになるかと思います。

(太田副知事)

 他にございますか。どうぞ。

(長谷川建設部長)

 今の話で言えばたぶん因果関係のモデルの中に入れればいいという話ですよね。

(広井良典教授)

 そうですね。ですから、それはシミュレーションを行うことは可能となります。

 (長谷川建設部長)

 先ほど簡単に御説明あったんですけれども、その因果連関モデルが一番肝じゃないかなと思うのですが、例えば「From」の「豊かな自然」に対して、「To」で「観光客数」とあるんですけど、ここの係数をどうやって決めているのかなというのが実際問題あるかと。これは先ほどの話だと、庁内の関係する部局のデータあるいは他の県のデータを使いながらやられているということですか。 

(広井良典教授)

 そうです。ここはまさに長野県の御担当の方たちが、あるいはワークショップも開いて行っていったものですが、ただ実際は想像できますように、これらについて全部既存のエビデンスがあるかというと、極めて難しいところで、そこはある程度割り切って入れました。実は、2年前も私どものは、もっとラフに「えいや」で入れた部分が多かったんですけれども、それに比べるとかなり既存のものをそれぞれ参照しながら入れたというふうになっています。

 限界があるのですが、実はちらっと申しましたのが、その右にある「線形ばらつき」「遅延ばらつき」がありますけれども、それが確実ではない度合いを示すもので、ばらつきに関する幅をかなり持たせて入れているのが、ある意味でAI的なところで、昔の例えばローマクラブの成長の限界というのがある種堅いシミュレーションだったとすれば、今回は不確実性をかなり取り込んだシミュレーションになっているところが、ある種、非常にAIならではのところで、未来の予測が困難なところを、かなりばらつき、不確実性を盛り込んだシミュレーションにしているという。ただ、それでもさまざまな限界があるところで、その辺はまだ試行錯誤というのが実際のところになっております。

 (太田副知事)

 知事、何かございますか。

 (阿部知事)

広井先生はじめ、日立京大ラボ、三菱UFJリサーチ&コンサルティングの皆さんにはまず心から感謝したいと思います。われわれも協力して一緒にこうしたAIを活用した政策研究ができましたことを大変うれしく思っていますが、ちょっと一点、基本的な質問ですけれども、今のばらつき等々の関係で、この2万通りというのはどういう形で、2万通りの意味はどう理解すればいいのですか。

(広井良典教授)

 私より最終的には日立の実際のAIのコンピューターを走らせた方に聞いたほうがいいと思うんですけど、大きく言いますと、先ほどの因果連関モデルを元に未来が、それぞれの数値がお互いに影響し合いながら変化していきますので、その過程で未来が分岐していく。その分岐を差し当たり、究極的には未来ですから無限の未来があるというべきところですけれども、それを一定の基準で似たものをある程度まとめていくと2万通りの未来が開ける。パラレルワールドという言い方もありますけれども、未来が2万通りに分かれていく。その2万通りでひとまず整理したものを、さらに先ほどの類似したものをまとめていくと6つに分かれるという。大きく言うとそういったものです。

(阿部知事)

 例えば、人口と過疎化のばらつきがありますが、人口が一定数減ったときに、過疎化が何パターンかあるみたいな形でシナリオをつくっていくということですか。

(広井良典教授)

 これが、こういうイメージです。さっきの因果連関モデルがありますので、それぞれの要因が変化すると、またお互いに影響を及ぼしながら、全ての、その三百弱の要因が変化していく。その全体のパターンが分岐していく。それが2万通りというイメージです。

(阿部知事)

 ありがとうございました。先ほど広井先生がおっしゃっていただいたように、これは自治体レベルで、こういうAIを活用した政策研究をするのは初めての試みで、大変、私どももありがたく思っていますが、是非これからさらにモデルの精緻化を進めていただき、実際、我々は政策実施、立案実施主体なので、是非我々の具体的な政策の方向性もさらに色濃く反映して、少しキャッチボールさせていただければありがたいなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

(太田副知事)

 広井先生どうもありがとうございました。広井先生の研究成果と今日の報告に対して拍手を持って。

続きまして、その他に入ります。伊藤企画振興部長から。

(伊藤企画振興部長)

 この度、「信州ナビ」の機能を拡張して、本日新しいバージョンを配信しましたので、よろしくお願いしたいと思います。御案内のとおり「信州ナビ」は県内の観光情報や交通案内を網羅したスマホ向けのアプリで、皆さん御存じだと思いますけれども、提供を始めたのが平成29年の4月以降で、ダウンロード数は現在3万7,000件を超えております。今回、ルート検索する際に走行中のバスの位置を表示するバスロケーション情報ですとか、観光地の写真からルート検索できる機能も追加するなど、今までは観光面に特化していましたけれども、日常遣いもできるように拡張を図ったところです。では、詳細について交通政策課の掛川主任から説明していただきます。よろしくお願いします。

(交通政策課 掛川主任)

 交通政策課の掛川と申します。それでは、「信州ナビ」リニューアルについて御説明をさせていただきます。座って御説明させていただきます。お手元の資料を御覧いただきたいんですけれども、「信州ナビ」のリニューアルについて、今回、部局長の皆様、既に「信州ナビ」御活用いただいているかと思いますので、今回リニューアルの概要に絞って御説明させていただきたいと思います。

 リニューアルの概要としましては、追加されるのは主に3つの機能となりまして、「バスロケーション情報」「写真で探す」「タクシー配車アプリ」との連携で、こちらは後ほど実際の動きを動画で御覧いただきつつ御説明させていただきたいと思います。また、ビッグデータ活用に向けたデータ収集につきましても、今回のリニューアルで強化させていただきますので、併せて御説明をさせていただければと思います。

 「バスロケーション情報」ということで、概要としましては路線バスの位置情報をルート検索時に表示することですけれども、こちらは「信州ナビ」のルート検索機能等を使ったときに、路線バスの位置情報を表示するバスロケーションシステムを搭載させていただきました。路線バスを利用する際に、バスがいつ来るのか、特に雨が降ったときであったり、雪が降ったりしたときなど、バスが遅れていつ来るのかと、皆さん不満を持たれていることも多いかと思いますので、その不満を解消しまして快適にバスを利用いただくために、今回このツールを導入させていただきました。また、この機能が使えますのは、長野市、松本市内の長電バス様、アルピコバス様が運行しております路線バス及びコミュニティバスの一部で、こちらの機能を活用することができるようになっております。

 続きまして、「写真で探す」機能でございます。こちらは観光部で行っていただいております県観光公式インスタグラム「nagano_japan」から写真を掲載させていただきまして、この写真を選択しますと撮影場所を地図で表示することができます。こちらで、画面にあるんですけれども、「地図で場所を確認」を押しますと、地図ですぐその場所を確認できまして、その後、路線検索で、例えば駅からその場所まで、現在地からその場所をすぐに検索したりすることが可能となっております。

 続きまして、「タクシー配車アプリとの連携」で、「信州ナビ」ではルート検索時に候補としてタクシーも今までも案内していたんですけれども、今までは、そこからどうすればいいのかという案内が特にない状況になっておりまして、今回タクシー配車アプリの「Japan Taxi」様とリンクをさせていただきまして、このアプリからすぐアプリの配車というボタンを押すと「Japan Taxi」アプリが起動しまして、すぐにタクシーを呼ぶことができるようになっています。この「Japan Taxi」様ですけれども、全国で約700万ダウンロードされております日本最大のタクシー配車アプリで、このアプリに対応している長野県の企業様も12社ありまして、約900台のタクシーが対応していて大手が多いということで、県内の台数の3分の1程度はこのアプリでカバーできる状況になっております。

 ただ今紹介しました3つにつきまして、実際の動作状況を御覧いただきたいと思いますので、スクリーンをご覧ください。

 まず「バスロケーションシステム」で、こちらでまずルート検索を選択しまして、今回長野駅から松代城までのルートを検索させていただいたものになります。こちらルートを検索して時刻表を押しますと、ちょっと見えにくいですが、上の部分にバスの位置が表示されるようになっております。こちら「ルートマップ」を押しますと、路線全体で丸に矢印が出ているものが見えるかと思うのですけれども、そちらで路線運行しているバスの位置が把握することができるようになっております。

 続きまして、「写真で探す」という部分になりまして、こちら「写真で探す」のボタンを押しますと、写真が一覧で表示されまして、今回は善光寺さんの写真を選択させていただき、善光寺を目的地に設定して長野駅を出発地に設定しますと、まっすぐルートを表示することができます。こちらも同じように「時刻表」を押しますと、バスの位置情報を確認できますので遅れたときなどに確認できます。また、発着地周辺の観光情報を見ることができますので、例えば善光寺周りでこういうところに行きたい人の需要にも応えることができるかと思います。次をお願いします。

 続きまして、「タクシー配車アプリとの連携」で、こちらも先ほど御説明させていただいたとおりにはなるんですけれども、ルート検索でタクシーの検索まで持っていきますと、一番下に「アプリで配車」というボタンが出てきますので、そちらを押しますと「Japan Taxi」のアプリが起動しまして、こちらは目的地と出発地は既に「信州ナビ」で検索した発着地が入っておりますので、タクシー事業者を検索して、「配車」というボタンを押せばタクシーを呼べますので、こちらタクシーの利用促進にもつながるのかなと考えています。

 お手元の資料に戻っていただきまして、最後にビッグデータ活用に向けたデータ収集で、今回からアプリをダウンロードいただいた方、また、既にダウンロードしていただいている方には、アップデートを最初に起動したときに、許可を頂ける方のみ、個人を特定できない範囲のデータ、こちらは性別、年代、居住地等について入力していただきましてデータを取得させていただきます。こちらのデータをどのように活用させていただくかというと、例えば県内に住んでいる方と県外に住んでいる方で、今後、機能の追加にはなるのですけれども、プッシュ通知の出し分けをすることであったり、あとバスロケーションシステムで取った情報により、遅れている箇所を「見える化」することで、交通利用者のダイヤを実情に合ったものに改善していくことであったり、データを活用しまして、アプリや公共交通を利用される皆様の利便性を高めることで還元していきたいと考えております。

 こちらは、最初にも申し上げましたが、本日リニューアル版を配信させていただきますので、部局長の皆様、地域振興局長の皆様、また、今テレビを御覧になっている皆様も、もし御利用いただいていないようであればこちらをダウンロードいただきまして、ゴールデンウイークのお出かけ等に「信州ナビ」を御活用いただければと考えております。私からは以上です。

 

(太田副知事)

 皆さん、何か質問等ありましたら。

 さっきの話で、タクシー会社にアクセスして呼びますよね。実際の場所にタクシーが、ドライバーさんが連れに来るときに、アクセスした本人かどうかという確認はどういう具合にできるのでしょうか。

(交通政策課 掛川主任)

 確認したいところではあるのですが、恐らくタクシーの何番が迎えに来るという番号が出るのかなと思うのですが、ちょっとそこまた確認しておきます。申し訳ございません。

(太田副知事)

 他に何か。どうぞ。

(小岩副知事)

 システムとして起動することは前進だと思うのですけれども、一方で、例えばタクシーでも今3分の1だとか、あるいはバスロケーションも、今、長野・松本地域ですけれども、今後、県内全域むしろ中山間地であるとか、そういったところにも違ったニーズはあると思うのですが、そういった拡張性は今後、目指しているところなどあるのでしょうか。

(宮島交通政策課長)

 交通政策課長の宮島でございます。ただ今の御指摘につきましてお答えしたいと思います。現在の長野・松本という都市を中心にやっておりますが、長野県全体のバス事業者とも連携しておりますので、そちらのエリアについても今後、拡張を目指していきたいという思いであります。

(伊藤企画振興部長)

 先ほどの広井先生の関係ですとか今回の掛川さん、先端技術活用の一環でありまして、これにつきましては、長野県中山間地域が多いので、これをいかに地域政策に生かしていくかも課題かと思いますので、今、宮島課長が説明したように、交通事業者と連携してその辺考えていきたいと思います。

(小林公営企業管理者)

 確かに今後の方向性としてはそういうことだと思うんです。ただ、アップデートのタイミングが合っていかないといけないので、それだけの対応が中山間地の事業者等ができるかが、多分、一番の課題だろうと思うんです。古いデータになっていってしまうとシステムそのものの信用性の話になるので、事業者そのもののアップをどう考えていくか、交通政策課でやられているのでその辺は考えていらっしゃると思いますが、非常に重要かと思いますので引き続きよろしくお願いします。

(太田副知事)

 他に。どうぞ。

(長谷川建設課長)

 すみません質問ですけど、このビッグデータについては、アプリを起動しなくても情報は集められるのでしょうか。

(交通政策課 掛川主任)

 基本的に、最初に性別などについては、アプリを起動したときに入力していただいて、それから先は入力していただかない形になりまして、位置情報につきましては、承諾いただいた方になるのですが、アプリを起動しているときのみになります。

(長谷川建設部長)

 そういうことなんですね。なるほど、分かりました。

(交通政策課 掛川主任)

 設定で、最初に位置情報をアプリ起動時のみというところもあればアプリを起動しないときも情報を送るという、それは選択できるようになっておりますので。アプリを起動していないときも情報を送るとなっている方は、定期的に情報を、アプリを起動していないときも頂くこととなります。お客さまの選択によって、アプリを起動しているとき以外は渡したくない方はそこを選択していただければ、アプリを起動しているときだけしか情報は入らない。

(長谷川建設部長)

 建設部でパーソントリップの調査とかいろいろやっているんですけれども、これがもしもかなり普及してくれば、今、アンケートでやっているのですが、それが、より正確に置き換えられるかなと思っていて、また将来連携させていただくかもしれませんのでよろしくお願いします。

(交通政策課 掛川主任)

 こちらとしてもその位置情報でバスに実際に乗っている方も、どこが一番乗っているかというヒートマップなどが出せるようになってくれば、もちろんその路線を増やすであるとか、そういうことも考えられると思います。また、建設部とも連携させていただけると思います。よろしくお願いいたします。

(太田副知事)

 他にございますか。知事何かございますか。

(阿部知事)

 これはアプリをもう一回入れるんですか。バージョンアップしているのですか。

(交通政策課 掛川主任)

 アプリが入っている状態でアップデートしていただければこの状態になります。

(阿部知事)

 そのままアップデートすればいいですか。

(交通政策課 掛川主任)

 そのままで大丈夫です。

(阿部知事)

 是非、これは新しい試みとしてしっかり発展させていかなければいけないと思っていますので、観光部だとか建設部だとか、各部局でも活用方法についてはしっかり考えて活かしていってもらいたいと思いますし、長谷川さんからも話があったように、ビッグデータの活用という側面で、どういう利用ができそうかということも、また、それぞれ考えていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。

(太田副知事)

 それでは次に増田県民文化部長から。

 (増田県民文化部長)

 それでは県民文化部から注意喚起とお願いです。自転車の活用につきましては、前回の部局長会議でも北アルプスさんから、それから地域振興局長会議でも長野から、サイクリングロードについてもお話がございまして、それぞれ推進していただきまして御礼を申し上げます。ついては、安全に乗ってこその楽しい活用で、自転車快適安全一口メモとしておりますけれども、注意喚起とお願いでございます。1ページ目を御覧いただきたいんですけれども、平成30年の月別の自転車事故の発生件数です。御覧のとおり、5月が一番大きな月となっています。年齢別に見てみますと、次のページですが、死者、死亡に至った事故は高年代に多くなってきています。重大な結果につながることの多い高齢者の方の自転車の安全を十分考えていかなければいけないというデータになっております。

 特に今日はこの下の負傷者について注目していただきたいんですが、この分布についてなのですが、(1)~(3)パターン示してみましたが、どれかというと、皆様、御推測のとおり(3)でございます。(3)で16歳が一番多くて、17歳、15歳と続きます。この人口あたりの発生件数を見ますと、この年代は全体の平均の8倍くらい発生割合が高いというか、人口当たりの発生が多くなります。事故が最も発生しているのは朝と夕、それから月曜から金曜で、学校の通学の時、登下校時の事故というのが分かります。登校時で全体の約半数、それから下校時も含めると7割以上というデータもございます。それから出会い頭の事故が約6割であります。大体、自転車事故は全交通事故の一割強、11~12%なのですが、高校生に限って言えば6割が自転車の交通事故です。言い方を変えると、自転車事故をゼロにすれば高校生の交通事故のリスクは半分以下になるとも言えるぐらいであります。

 風薫る5月ということで、実は5月は自転車活用推進法で活用を進める自転車月間としておりますが、併せて安全についても十分に周知するべきということでございます。既に職員等を通じて、全中学、高校の新入生にチラシを配っていただくなどしてございますけれども、皆さんも是非、様々な機会を捉えて注意喚起をしていただければと思います。特に5月12日~20日は春の全国交通安全運動で、各地域振興局長さんも出発式など大変御世話さまになりますが、折々でお話しいただく機会もあろうかと思いますので、こんなことにも触れていただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

(太田副知事)

 皆さんから特にありましたらお願いいたします。よろしいですか。

 次に大月健康福祉部長から。

(大月健康福祉部長)

 健康福祉部からお願い申し上げます。障がい者施設等への物品等の優先調達への協力のお願いでございます。県としまして、障がい者の工賃向上に取り組んできておりまして、平成29年度実績は、月額平均工賃が1万5,787円、初めて全国平均を上回っております。ただ、月額であります。工賃向上のためにも、障がい者優先調達推進法の規定に基づきまして、物品・役務等の優先調達に協力をお願いいたします。平成31年度の調達目標額でございますが、3,700万円で、各所属は優先調達方針に基づき、調達目標額を個別に設定していただくことになります。直近の障がい者優先調達推進法に基づく調達実績でありますが、平成30年度実績は取りまとめにまだ時間がかかりますので、5月に公表いたします。平成29年度の実績は3,177万円。障がい者優先調達推進法の調達実績には含まれませんが、長野県独自の取組として、障がい者多数雇用事業者等からの物品調達を行っております。この金額が記載のとおり3,252万円。それからワゴンカフェ等、職員の皆様に御利用いただいている分を含めますと、平成29年度は総額で8,311万円の調達をしていただいております。感謝を申し上げます。

 調達額増加に向けた取組として、これまで事業所等、県組織へもアンケート調査を行いまして、障がい者施設が扱っている物品とか役務が分からないとか、文具類の取扱品目が少ない、あるいは短納期、大量発注に対応できない等の課題を把握しております。これに対してJSNを活用しての情報提供、調達の好事例の紹介、共同受注機能の強化を行っておりまして、供給サイドの障がい者就労施設の取組の改善も含めて支援をしております。各所属の皆様方の調達への更なる協力をお願いしたいと考えております。

 裏面に最近の調達状況等がございます。各地域振興局においても販売会を開催していただいておりまして感謝を申し上げますが、交通安全運動ですとか選挙等の啓発物品の発注、会議等のテープ起こし、印刷、除草、あるいは植物の植栽等を是非、検討をお願いいたします。

 逆にこんなことができないかとおっしゃっていただければ私ども一緒になって考え、施設につなぎながら対応してまいります。是非よろしくお願いいたします。以上です。

(太田副知事)

 質問等でございますが、すみません、私から。この1のところは、多分ここで言っている調達推進法に基づく目標で3,700万であり、下の方の実績は、それ以外の分も一緒になっていると思うんですが、非常に紛らわしいので、産業労働部の所管だとか健康福祉部所管はあったとしても、総額は幾らというのは県全体で法分と産業労働分で、あるいはその他の分と分けるべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。

(大月健康福祉部長)

 法律に基づいて国へ報告する分としては3,700万円でありますが、副知事がおっしゃられたように県として取り組む分に関しては、平成29年度実績8,311万円、こちらの数字をできれば今後使っていきたいと思いますが、分かりやすい形で公表等していくようにいたします。

(太田副知事)

 というのは、1の(1)のところで県全体でとわざわざ触れていますね。そして、下で県全体の数字があったけれども、それはこの内訳の線が引いてあるところだけなんですよね、実際には。

(大月健康福祉部長)

 そうです。

(太田副知事)

 ちょっとそこら辺を工夫したほうがいいと思います。

(大月健康福祉部長)

 改善いたします。ありがとうございます。

(太田副知事)

 すみません、他にございますか。 

 (阿部知事)

 これはトレンドとしてはどうなっているんですか。29年度実績しか出ていないから分からないんだけれども。

 (大月健康福祉部長)

 トレンドとしては残念ながら右肩下がりになっております。

 (阿部知事)

 そうだよね。下がっている要因はなんですか。

 (大月健康福祉部長)

 スタートした平成25年の実績は約4,200万円ございました。これは、その中に大口の障がい者多数雇用企業が含まれておりまして、こうした企業が障がい者雇用の条件を満たす率が下がってしまいましたので、こちらに含めることができず、逆に産業労働部所管の障がい者多数雇用企業等の対象になっている関係があります。件数としてはずっと増えてきていますが、大口が減っていることがありまして、優先調達推進法の実績に関してはかなり減ってきております。ただ、件数そのものは右肩上がりです。小口でありましても、幅広く年間約500件ですが、御利用いただいているという形になっています。 

 (阿部知事)

 太田さんが言ったこととも関連するけれども、分かりづらいよね。トータルでは増えている、調達額自体は減っているということだよね。件数は増えているけど。

 (大月健康福祉部長)

 件数は増えていますが、トータルも含めて調達額自体は減少傾向にあります。

 (阿部知事)

 もう少し各部局が危機感を持って取り組んでもらわないといけないし、こういうのがいつも気になるんだけど、前年の実績だけしか出さないと、この水準が高いのか低いのかよく分からない、県のトレンドとして。あと他県と比べてどうなのかというのが分からないので、これを目標とすると言われても適切な目標かどうかがよく分からないので、そこの説明はもっとちゃんとしてもらったほうがいいんじゃないかと。

 (大月健康福祉部長)

 分かりました。全国順位でいきますと全国23位になります。平成29年度が3,176万円でしたので、多分、30年度に関してはそれより上回るのではないかと、現在のところ期待はしております。そうした中で、31年度の目標とすれば3,700万円と実績を増やすべく目標設定を上げてきております。すみません、説明分かりづらくて申し訳ないです。

 (阿部知事)

 目標は目標だから、目標を上回っても構わないんだからどんどんやるということで、ただ各部に何を具体的にしてもらいたいのか、どういうところが減ってしまっているのか、もう少し共有しないと。この話だけ聞いて各部が動けるかというとなかなか動けない気もするので、担当者レベルではもう少し話はしているのかもしれないけれども、少なくともこの場で私からは各部長には、例えば各部局に割り振れば、100万円を満たない増加目標になっているので、本来それぞれもっとどこまでできるのかはちゃんとしっかり考えて、この目標は上回る形にしてもらいたいなと思うんだけど、これは結局、目標設定をして、各部局の目標にはブレイクダウンしないんですか。3,700万円は県庁全体で頑張るけど、結局、それを上回るかどうかはふたを開けてみないと分からないところなんですか。

 (大月健康福祉部長)

 5月に公表したいと考えておりますが、そのときには各部局別、そして課別の目標設定に対する達成率は明確にお示しをしていきたいと考えております。具体的に何を調達してほしいかという部分に関しては、調達をしていただきたい物、好事例等を提供しながら、また具体的に施設側が提供できるサービス・物品、それについても明確に情報提供してまいります。

 (阿部知事)

 しつこくて申し訳ないけど、他の部局の目標設定のいろいろな政策の目標設定と同じ話だから言うけど、3,700万円は積み上げているんですか。それとも、「えいや目標」で、これを各部局が受けてそれぞれ考えるということですか。

(大月健康福祉部長)

 方針に関しては会計局、産業労働部、健康福祉部、3者が協議をして目標設定をしております。そうした中で、3,700万円という目標設定は、過去の29年度、28年度、27年度の3カ年の平均プラス10%増で目標設定をしております。

(阿部知事)

 目標のつくり方はそういうやり方もあるし、各部に課題を聞き取って改善して、各部局の目標を考えて足し合せるやり方とかいろいろあるけど、これは新しい取組ではなくて、これまでもやってきているので、各部がなんで進まないのかをもう少し丁寧に聞きながら目標をつくって足し上げた方が、具体性があるような気がするけれども。どうなのかね。

(大月健康福祉部長)

 各部の状況は詳しく聞かせていただきながら整理をさせていただきます。

 (阿部知事)

 これはこれでいいけど、目標の立て方は、それぞれ新しくてなかなか積み上げ型でできないのは、何パーセント増で「えいや」とやるやり方もあるけれども、これは各部局既に取り組めと言って取り組んでいる話なので、もう少し分析的な目標設定でもいい気がするんですけどね。

 (大月健康福祉部長)

 はい。検討させていただきます。

 (太田副知事)

 各部、これはそれぞれの部長さんの指示をしっかりとやって、具体的な項目が掘り起こせたらやっていただきたいと存じます。

 山本農政部長から2件続けてお願いします。

 (山本農政部長)

 この度、農政部からこの度、新たに制作をしましたパンフレット3点をご紹介いたします。まず一つ目は、「おいしい信州ふーど魅力発見ガイド」でございます。昨年度から、おいしい信州ふーどにつきましては、県産の農畜水産物を全て対象にするなど枠組みを拡大して発信を強化しておりまして、このパンフレットにつきましても従来の内容を全面的にリニューアルをするとともに、できる限りQRコードを盛り込むなどの充実を図っております。営業本部をはじめ、各部局におかれましても様々な場面で御活用いただくようお願いをいたします。

 続きまして、2つ目の「一度は訪れたい信州の農業資産」でございます。これは地域の方々が長年大切に守ってきた農業用水路や棚田、ため池などの農業資産の歴史や役割を多くの方に知っていただくとともに、信州の四季と織りなす景観などの切り口でその魅力を紹介するものでございます。ちなみに表紙の美しい景色は、戸隠連峰と温水ため池の鏡池でございます。QRコードも掲載しておりますので、観光面の魅力発信にも活用していただければと考えております。

 3つ目が「信州のおいしいお魚辞典」でございます。これは長野県で食べられる魚を網羅的にまとめ、その魅力を紹介するものでございまして、こういったパンフレットを作成したのは今回が初めてでございます。料理方法や新たな食べ方も紹介しておりまして、調理師や栄養士を目指す方々の講習会や、県立大学でも活用していただく予定でございます。

 続きまして、「資料その他5」をお願いします。農業トップランナー動画について御紹介をいたします。この資料の中段の表に記載のとおり、県内で若者の憧れとなる魅力的な農業経営を展開している11の経営体にスポットを当てまして、農業の魅力や経営者の思いなどを未来の担い手となる若者に分かりやすく伝える動画を作成いたしました。本日は時間の関係もございますのでダイジェスト版を御覧いただきたいと思っております。それでは画面の方をお願いしたいと思います。

 

(動画映写)

 

(山本農政部長)

 今、御覧いただいたとおり、従来の農業のイメージとは一線を画す生き生きとした魅力あふれる農業者の姿が伝わってくるのではないかと思っております。インターネットでの公開をはじめ、農業高校や就農相談会、移住フェアでの活用等、関係部局とも連携しまして様々な場面で積極的に活用してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。以上でございます。

(太田副知事)

 意見等ありましたらお願いいたします。

 知事、いかがでございますか。

(阿部知事)

 後で。

(太田副知事)

 それではまとめてやります。次に、井出部長からお願いします。

(井出林務部長)

 それでは、農政部の大作の後でやりずらいんですけれども、林務部からは森林づくり県民税のPR動画について報告をさせていただきたいと思います。森林税についてのアンケート調査の結果によりますと、森林税という名称の認知度は7割に近い比較的高い数字が出ているんですけれども、何に使っているのかについては25%で、まだまだ低い状況でございます。とりわけ若い人の認知度が低い傾向にございますので、若者の意見なども踏まえた上でSNS等で効果的にPRを行いたいということで、この度PR動画の作成をいたしました。5分間で作っているんですけれども、本日時間の都合もございますので1分30秒に短縮したショートバージョンで御覧いただきたいと思います。それではお願いします。

 

 (動画映写)

 

(井出林務部長)

 この動画についてですけれども、本日からYouTubeなどでの公開を通じて普及を図ってまいります。各部局におかれましても、こういった動画が放映可能な機会などございましたら御活用いただければ幸いでございます。以上です。

(太田副知事)

 皆さんから何かございますか。

 次に轟教育次長からお願いします。

(轟教育次長)

 お手元の資料の1ページをご覧いただきたいと思いますけれども、「日本遺産『星降る中部高地の縄文世界』を活用した取組について」御報告いたします。1ページの1番にありますように、昨年5月に「星降る中部高地の縄文世界」が日本遺産に認定されました。一番下の3番にありますように、昨年度から3年間集中的な取組を実施しておりまして、今後の基盤づくりのための取組を実施しております。

 2ページをお願いいたします。上段の4番のところに、昨年度の取組をまとめさせていただいております。お手元にリーフレット類をお配りしてありますけれども、黄色いパンフレット、ガイドブック、これは日本語版、英語版で2冊ありますし、それから青いリーフレット、こういったものを作成いたしました。

 スクリーンの方を御覧いただきたいと思いますけれども、ホームページを作成しておりまして、日本語、英語、フランス語、3カ国語に対応したホームページを既にオープンしております。次のページお願いします。このホームページには、例えば縄文に関する体験プログラムだとかコラムだとかを掲載しております。

 次のページをお願いします。ロゴマークを使っておりまして、星と矢尻それから山、さらには縄文の模様を図案化したロゴマークになっておりまして、県域内の博物館だとか美術館で統一的に使用しております。そして、動画を作っておりますので今日は3分に短縮したものを御覧いただきたいと思います。

 

 (動画映写)

 

(轟教育次長)

 ありがとうございます。タブレットに戻っていただきたいと思いますけれども、一番下に本年度の予定を書かせていただいております。(1)にありますように、「国内外への発信」だとか、(2)の「旅行商品等による誘客の拡大」を更に進めていきたいと思っております。例えば(2)の1つ目の「・」にありますけれども、クラブツーリズムさんでも取組を始めていただいております。それから、ここに書いてありませんけれども、県立歴史館25周年を迎えます。秋、10月26日からは国宝土偶展、全国に5点ある国宝土偶全てが一堂に会する展覧会を、地方としては初めて開催させていただきます。今年は縄文イヤーとも言えるのではないかなと思っております。観光部あるいは営業本部、諏訪地域振興局などと連携しながら取組を進めてまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。以上です。

(太田副知事)

 質問、意見等ございますか。どうぞ。

(中村観光部長)

 観光部でございますけれども、大変良く説明していただきましてありがとうございます。先ほどの農政部の農業資産とか、食もそうですけれども、地域の資源を見つけて磨きをかけて、商品や旅行商品にしていく流れの中のモデルケースかなと思っているんですけれども、私どもとすればクラブツーリズムさん、日本最高と書いてありますけれども、こういった動きを大事にして、今度は販売のほうに具体的にもっと広く結びつけていくように連携して取り組みたいと思いますので、よろしくお願いします。

(太田副知事)

 他にございますか。

(小野沢諏訪地域振興局長)

 よろしいですか。諏訪ですけれども、この日本遺産ですが、観光に資するだけでなく今の映像にあったようにロマンあふれるものであって、地域の郷土愛を育むものでもあります。民間団体からでも、こういった郷土愛を育む視点で取組を始めようという動きもございますので、そうしたものもサポートしながら、引き続き教育委員会、それから観光部と連携しながらこの活用を図ってまいりたいと思っております。以上です。

(小岩副知事)

 ちょっと違う観点からなのですが、立て続けに3本ほど動画を見させていただいたので、次はその動画をどうやって目に触れてもらうかというのが多分、課題になってくると思います。今ですとYouTubeだとか、あるいは県庁1階ロビーのモニターだとか銀座NAGANOになると思うんですけれども、今、頂いた資料、文化財生涯学習課の資料で書いていただいた「BS・TBSで初放映」とか、こういうテレビメディアだとか、どう活用するかというメディア戦略、恐らくこれは企画振興部になるのでしょうか、考えていただいたほうがいいかなと思いますのでよろしくお願いします。

(太田副知事)

 次に建設部からお願いします。

(長谷川建設部長)

 来週の25日木曜日にいよいよ「信州花フェスタ2019」がはじまります。準備を今急ピッチで進めているところですけれども、これまで県庁で期間中述べ1,200人応援を頂くことになっております。全ての部局から職員を出していただいています。改めて御礼申し上げたいと思います。また、引き続き花フェスタを成功させたいと思っていますので、是非、県庁にお客さんが来られた際にPRしていただくだとか、あるいは中信地域で会議がある際には是非お立ち寄りいただいて一緒に盛り上げていっていただければと思いますので、是非ともよろしくお願いいたします。

(太田副知事)

 何かございますか。どうぞ。

(大月健康福祉部長)

 健康福祉部ですが、シニア大学を含めて高齢者の皆さんに是非、お孫さんを連れて花フェスタに行きましょうということで、PDFでデータをそれぞれお送りしながら行ってもらうように勧めております。ライオンズクラブさんに関しても2,000人の会員がいますので、この皆さんにも情報提供して是非、会社ぐるみで行ってほしいということで、関係するところに積極的に今、PRをかけておりますのでよろしくお願いします。

(太田副知事)

 他にございますか。どうぞ。

(小林公営企業管理者)

 今の花フェスタの関係で、私ども今26日を予定しておりますが、水素ステーションを川中島庁舎に整備完了いたしまして、FCV燃料電池自動車も配置をしてスタートさせていただきたいと考えています。花フェスタの会場にも翌27日から3日間展示したいと考えております。是非、皆さんもご覧になっていただくとともに、正式に整備したら、また皆さんにも試乗等やっていただいて、今まで水素ステーションあるいはFCVが長野県内になくて、身近になかったと思いますので、是非そういう機会として御利用いただければと思います。以上であります。

(太田副知事)

 他にございますか。

 最後に知事お願いいたします。

(阿部知事)

 それでは簡潔に。県民文化部の自転車の話は、まず高校生、教育委員会には高校ごとにしっかりデータを取って、きめ細かな対応を是非お願いしたいなと。私も見ていて危なっかしい自転車の乗り方をしている高校生は結構いるなと思っているので、是非そこはよろしくお願いします。

(増田県民文化部長)

 実は高校生の交通安全教室は全体6~7割ですが、今年は全校やるとしていますので、徹底させていただきます。

(阿部知事)

 よろしくお願いします。あと、動画シリーズはそれぞれ素晴らしい出来栄えでありがとうございました。是非、制作した目的が達成されるように有効活用していってもらいたいと思いますし、この縄文の冊子と農政部の冊子もそれぞれ非常に良い出来栄えなので、多くの人たちの目に触れるようにしてもらえればと思います。あと、花フェスタは本番間近でありますので、各部局、あるいは地域振興局の皆さんにもしっかりと協力をしていただいて、素晴らしいフェスティバルになるように協力をしてもらいたいと思いますので、よろしくお願いします。以上です。

(太田副知事)

 それでは以上をもちまして本日の部局長会議を終了いたします。お疲れさまでした。  

 

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