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更新日:2024年5月27日
時間:午前09時30分~午前09時55分
場所:県庁特別会議室
出席者:
阿部知事、関副知事、鈴木警察本部長、武田教育長、吉沢公営企業管理者、山田産業政策監、前沢危機管理監兼危機管理部長、清水企画振興部長、渡辺総務部長、直江県民文化部長、笹渕健康福祉部長、諏訪環境部長、田中産業労働部長、加藤観光スポーツ部長、小林農政部長、須藤林務部長、新田建設部長、尾島会計管理者兼会計局長、早川監査委員事務局長、西沢人事委員会事務局長、風間労働委員会事務局長、原佐久地域振興局長、柳沢上田地域振興局長、竹花諏訪地域振興局長、布山上伊那地域振興局長、岩下南信州地域振興局長、渡邉木曽地域振興局長、宮島松本地域振興局長、斎藤北アルプス地域振興局長、坪井長野地域振興局長、小池北信地域振興局長
(関副知事)
ただいまから部局長会議を始めます。
初めに、知事から何かありますか。
(阿部知事)
特にいいです。
(関副知事)
それでは、4月5日付で着任をされた鈴木警察本部長から自己紹介をお願いします。
(鈴木警察本部長)
ただいま紹介いただきました、4月5日付で長野県警察本部長を命ぜられました鈴木達也と申します。
平成23年3月から1年間、警務部長を務めたことがありまして、長野県での勤務は2度目となりますが、大変楽しみにしてやってまいりました。皆様と協力して、県政のため一生懸命取り組んでいきたいと思います。よろしくお願いします。(拍手)
(関副知事)
それでは報告事項に入ります。
報告資料1について、前沢危機管理監から説明をお願いします。
(前沢危機管理監兼危機管理部長)
1点、御報告します。4月1日付で、火山対策総合アドバイザーということで、この資料にあります土井恵治さんを委嘱しました。
土井さんは、令和3年3月の退官まで気象庁におられまして、地震火山部管理課長とか地震火山部長、気象研究所長などを歴任された方です。
私ども火山対策を一生懸命やってきましたけれども、各火山をつないでいい取組を横展開するとか、全体的な火山対策のレベルアップというところが課題だと思っているので、その辺をやっていただきたいと思いますし、何より火山の学者の方、それから気象庁に太いパイプを持たれていますので、そういったところの顔つなぎも期待するところです。
なお、土井さんに当たっては、今日午後の知事会見で知事からも御紹介いただいて、御本人にも登場いただくということになっています。
何よりも火山対策は、防災だけではなくて火山の恵みということで長野県は生きていますので、そういったことをいかすという意味では、各部局に非常に業務的に関係するところもありますので、また後ほど皆さんにも御紹介をしたいと思っています。
なお、現在、長野県の防災総合アドバイザーとして、気象庁長官のOBの西出さんという方を任用していますが、能登半島地震を受けて地震対策をきちんとやるということもありますので、名称を変えまして、統括アドバイザーということで新たに委嘱をし直したということも併せて御報告します。
報告は以上です。よろしくお願いします。
(関副知事)
ただいまの報告事項について質問、御意見等はありますでしょうか。よろしいですか。
それでは、知事から何かありましたらお願いします。
(阿部知事)
火山防災については、御嶽山の噴火災害が我々としては直近での大きな対応、対策を迫られた災害でした。もうすぐ10年という形になりますけれども、火山であったり地震であったり、こうした地球の大きな変動は、非常に長いスパンで対応していかなければいけない課題だと思っています。そういう意味では、なかなか対策・対応の教訓とか手法が伝承されにくい分野ですが、長野県は活火山を多く抱えている県ですので、常に火山防災についてもしっかり意識をしながら、いろいろな政策に取り組んでいくことが重要だと思っています。
今回、土井恵治さんに火山対策総合アドバイザーということで御就任いただく形になりますので、危機管理部はもとより各部局も、いろいろな施策推進に当たって、一つは火山防災対策をしっかり進めなければいけないということはもとより、火山との共生であったり、あるいは火山噴火が発生したときにはどういう対応が迫られるかということも、是非頭の体操をしてもらいながら臨んでほしいと思いますので、よろしくお願いします。以上です。
(関副知事)
それでは、その他事項に入ります。本日は4件、その他事項の登録がございます。まず資料の1から3まで説明をいただき、質問、御意見をまとめて伺いたいと思います。
その他資料1について、総務部長から説明をお願いします。
(渡辺総務部長)
その他資料1をお願いします。ウェルカムバック採用の実施に当たってのお願いです。
これは、かつて県職員であった方を再度県職員として採用する取組でして、昨年度から実施しています。今年の4月から3名の方が、再び県職員として御活躍をいただいているところでもございます。
今年度も、お手元のプレスリリースのとおり、4月2日から5月8日まで募集を行っています。結婚、御家庭の事情など、やむを得ない事情でキャリアを諦めた方が、子育てなどが一段落した、また時間が許すようになった方、また転職等で一度公務を離れ別の道でキャリアアップされて、その経験を活かしたいと思っている方など、もう一度県職員として働きたいという方を御存じであれば、是非当採用の御案内をいただきたいというお願いです。
一度辞めているからと応募に躊躇してしまう方であったりとか、ブランクがあるということで不安を持っている方もいらっしゃると思いますけれども、ウェルカムバックというように、お帰りなさい、復職を歓迎しますという気持ちで私どもも募集をしています。是非お知り合いの方などの背中を押していただければと思います。どうぞよろしくお願いします。以上です。
(関副知事)
次に、その他資料2について、建設部長から説明をお願いします。
(新田建設部長)
私からは、諏訪湖サイクリングロードの全線開通について御報告したいと思います。
長野県と岡谷市、諏訪市、下諏訪町が連携をして整備を進めてきた諏訪湖を一周する諏訪湖サイクリングロードが全線開通します。このコースは、水辺の景色を楽しめるフラットなコースとなっていて、ジャパンアルプスサイクリングロードの一部にも指定しているところです。
明日4月20日に、この全線開通を祝して全線開通記念式典及び記念イベントが開催されますので、是非皆様にもお出かけいただきたいと思います。
建設部としては、こういった取組、地域活性化につながるような水辺のオープン化であるとか道路整備を進めていきたいと思いますので、引き続きPRなどにも御協力いただければと考えています。以上です。
(関副知事)
それでは、その他資料3について、健康福祉部長から説明をお願いします。
(笹渕健康福祉部長)
その他資料3をお願いします。
障がい者就労施設からの優先調達についてですが、これは障がいのある人もない人も共に生きる長野県づくり条例を施行した令和4年度から設定している全庁目標の一つとして、前年度実績以上という目標を掲げているところです。年度当初であることから、改めて目標達成につきまして御説明して、また積極的な取組をお願いしたいところです。
優先調達につきましては、1にありますとおり、障がい者が就労する施設等の仕事を確保して、その経営基盤を強化するとともに、就労する方の経済面の自立を進めることを目的として、県などの公的機関が物品やサービスを調達する際、障がい者就労施設等から優先的・積極的に購入することをいいます。
障害者優先調達推進法が施行された平成25年度以降の県の調達実績額は2にありますとおりでして、障がい者共生条例を施行した令和4年度は、前年度と比較しまして約870万円、17.3%増加して、過去最高額を更新したところです。各部局の取組には感謝申し上げます。
なお、令和5年度の実績は現在集計中でして、6月にはお知らせできる予定です。
各所属におかれましては、今年度の調達目標額を含めました行動指針を作成し、引き続き物品等の購入の際には、障がい者就労施設の活用を推進していただくとともに、調達に当たっては適正な予定価格の設定や、余裕を持った納期の設定をお願いできればと存じます。
また、障がい者就労施設が受注できるサービス等の情報につきましては、県ホームページと共有サーバーにも掲載しています。各部局における過去の調達内容についても共有サーバーに保存していますので、他の所属の調達内容も参照の上、また積極的な発注をお願いできればと存じます。
以上です。
(関副知事)
ただいま3点説明をいただきましたが、これについて質問、御意見等がありましたらお願いします。いかがでしょうか。
私からよろしいでしょうか。
今のその他資料3で、障がい者の就労施設等の優先調達ですが、令和4年度実績で金額を増やしていただいているのは非常にいいことだと思うんですが、調達内容は、印刷だとか清掃とかありますが、特に金額的に大きいものとか、取り組みやすいものとか、中身的にはどんな感じなのか教えていただければと思うんですが、いかがでしょうか。
(笹渕健康福祉部長)
ありがとうございます。調達の額につきましては、やはり大きいところは、産業労働部が障がい者の雇用企業のサポート事業などをやっていらっしゃいまして、それが一番額が大きいところです。そのほか、数の多いものとしては清掃のサービス、物品購入、印刷などが数が多いところかと思います。
(関副知事)
ありがとうございました。
ほかにいかがでしょうか。よろしいですか。
知事から何かありますか。
(阿部知事)
私も一つ質問というか、ウェルカムバック採用は、10月1日採用以外でも応相談でいいんですか。
(渡辺総務部長)
応相談で結構です。一応10月1日を目指していますが、御事情によって来年、その年といいますか4月までの間ということも状況に応じて対応できるように考えています。
(阿部知事)
そういうふうに書いたほうが、応募しやすい気はしないでもないけれども。
(渡辺総務部長)
わかりました。案内のところについては、そういうような形で書いていますが、ここのところもわかるように。
(阿部知事)
10月1日が前面に出ているかなという感じがするので。
(渡辺総務部長)
わかりました。ありがとうございます。
(阿部知事)
ウェルカムバック採用は、是非多くの皆さんに応募してもらえるように皆さんにも御協力いただければと思いますし、だんだん終身雇用制度自体も崩れてくるし、これまでなかなか仕事と家庭の両立が難しくて県組織を離れた人たちに、もう一回戻っていただいて活躍していただこうという思いで制度をつくっていますので、是非こうした感覚、考え方を広げていっていただければと思います。
諏訪湖のサイクリングロードは、私も明日オープニングに行きますけれども、私は残念ながら自転車に乗れないんですよね。
(新田建設部長)
知事はスケジュールの関係で。
(阿部知事)
スケジュールの関係で乗れないんですが、今度また別の機会で乗りに行きたいと思いますが、部分的なところは私も乗りに行ったことがありますので、是非県職員の皆さんにも、諏訪湖周のサイクリングを楽しんでもらえればと思いますし、いろいろな人にアピールをしてもらえればと思います。
それから、障がい者の就労施設からの優先調達は、是非各部局で積極的に取り組んでいただきたいと思います。ただ、私が1点気になったのは、適正な予定価格の設定と書いてあるところで、今、いろいろなものの価格が上がってきている中で、適正な予定価格の設定というところは、是非今の状況を踏まえて、しっかり健康福祉部でも各部局でもよく考えてほしいなと。
一生懸命、作業所の皆さん、障がい者の皆さんが頑張っても、十分な収益が上がらないというようなことだと本末転倒になりかねないので、適正な価格設定というところはしっかり考えてほしいと思いますので、よろしくお願いします。以上です。
(関副知事)
それでは、最後にその他資料4について、健康福祉部長から、まず説明をお願いします。
(笹渕健康福祉部長)
その他資料4を御覧ください。最初だけ手話でやりたいと思います。
ただいまよりミニ手話講座を始めます。どうぞよろしくお願いします。
今年度1回目のミニ手話講座になります。障がいのある人もない人も共に生きる長野県づくり条例を施行しました令和4年度から、定期的に各部局の次長で構成する庁内連携会議を開催して、職員の皆さんが自ら率先して合理的配慮の提供に取り組むことを全庁目標の一つに位置づけまして、取組を推進していただいているところです。
また、平成23年に施行した長野県手話言語条例では手話の普及の推進をうたっていることから、部局長の皆様には引き続き行事等の挨拶に手話を取り入れていただくなど、率先して手話のPRに努めていただくようお願いします。
本日は、挨拶などを御紹介しまして、皆様にも実際に手話をやっていただければと思います。それでは、丸山さん、どうぞお願いします。
(丸山手話通訳事務員)
障がい者支援課の手話通訳事務員の丸山です。
皆さんが行事などで県民の皆さんに挨拶をされるときに、自己紹介や挨拶の中で手話を交えてしていただくことで、県民にも手話の認知が広がっていくと思いますので、是非お願いしたいと思います。
今日は手話の成り立ち等も含めながら説明します。限られた時間ですけれども、是非一緒に手を動かしていただけるとうれしいです。お願いします。
【ミニ手話講座】
(丸山手話通訳事務員)
最後に、耳が聞こえにくい人のコミュニケーションの方法について少しお伝えしたいと思います。
聞こえないので、聴覚ではなくて、見てわかる手段で情報を得ています。なので、自己紹介の代わりに名札を見せて名前を見てもらうとか、文字に書いて伝える。スマホのアプリで声を文字で表すことができるようになっているので、それを見せて理解してもらうということもできます。他にも、なるべくマスクを取っていただいて口の形を読んでもらうという読話、筆談で紙や手でもいいんですけれども書いて見てもらうという方法、空書きは空間に書く方法、あとは皆さんが普段やっている身振りで伝えるという方法もあります。
手話通訳と同じように、要約筆記という通訳もあります。要約筆記は、その場で話されている内容をリアルタイムで文字に、こういうスクリーンに映し出して伝える通訳です。手話通訳や要約筆記を準備するなどの配慮があると、聞こえにくい人も私たちと同じように社会参加ができます。
時間になりましたのでこれで終了したいと思います。貴重なお時間をいただきありがとうございました。(拍手)
(関副知事)
ただいまの御説明につきまして質問、御意見はありますでしょうか。もし質問が出たらお願いします。いかがですか。よろしいでしょうか。
それぞれ実践をすることが大事だと思います。それでは知事から何かありますか。
(阿部知事)
質問していいですか。私も何度もやっていても、まだちゃんと十分身についていないんですけれども、基本的なテキストみたいなものはあるんですか。要するに、あいうえおとか、基本的な挨拶があるじゃないですか。これを見て学ぶと基本的なところはマスターできますよというのは、何を参考にすればいいですか。
(丸山手話通訳事務員)
長野県でもつくっている初心者向けの講座で使うテキストがありますので、資料がデータでございますので、また後ほど。
(阿部知事)
それをみんなが見られるように、Teamsで送ってもらうとか。
(丸山手話通訳事務員)
承知しました。
(阿部知事)
よろしくお願いします。
(関副知事)
事前に登録された項目は以上です。ほかに何か発言がありましたらお願いします。よろしいでしょうか。
最後に、全体を通して知事から何かありますか。
(阿部知事)
特にいいです。
(関副知事)
以上で本日の部局長会議を終了します。
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