ホーム > 県政情報・統計 > 組織・行財政 > 組織・職員 > 部局長会議 > 令和6年(2024年)7月25日部局長会議

ここから本文です。

更新日:2024年9月4日

令和6年(2024年)7月25日部局長会議

時間:午前09時30分~午前10時03分

場所:県庁特別会議室

出席者:

阿部知事、鈴木警察本部長、武田教育長、吉沢公営企業管理者、山田産業政策監、前沢危機管理監兼危機管理部長、清水企画振興部長、渡辺総務部長、直江県民文化部長、笹渕健康福祉部長、諏訪環境部長、田中産業労働部長、加藤観光スポーツ部長、小林農政部長、須藤林務部長、新田建設部長、尾島会計管理者兼会計局長、早川監査委員事務局長、西沢人事委員会事務局長、樋口労働委員会事務局次長、原佐久地域振興局長、柳沢上田地域振興局長、竹花諏訪地域振興局長、布山上伊那地域振興局長、岩下南信州地域振興局長、渡邉木曽地域振興局長、宮島松本地域振興局長、斎藤北アルプス地域振興局長、坪井長野地域振興局長、小池北信地域振興局長、柳澤財産活用課長

 

 

(渡辺総務部長)

 おはようございます。ただいまから部局長会議を始めます。
 本日、関副知事が出張により欠席されていますので、私のほうで司会進行を務めます。よろしくお願いします。
 初めに知事から何かありますか。

 

(阿部知事)

 夏休みについて、皆さんしっかり取得してくださいね、ということです。私は10日間連続休暇と思っていたけれども、仕事の都合で取れなかったのですが、なるべく部局長の皆さんも含めて、各職員がしっかり休みを取れるように、部局長の皆さんにも配慮をしてもらえればと思いますので、よろしくお願いします。

 

(渡辺総務部長)

 それでは、続いて、7月8日付で就任されました中村企画振興部長から自己紹介をお願いします。

 

(中村企画振興部長)

 御紹介にあずかりました中村です。7月8日付で企画振興部長に着任しました。長野県1年生かつ若輩者ですので、皆さんの御指導を是非いただきたいと思っています。よろしくお願いします。(拍手)

 

(渡辺総務部長)

 ありがとうございます。
 それでは、報告事項に入ります。
 最初に報告資料1につきまして、柳澤財産活用課長から説明をお願いします。

 

(柳澤財産活用課長)

 おはようございます。財産活用課の柳澤です。
 私からは、県庁オフィス改革の実施について報告します。報告資料1を御覧ください。
 県が取り組んでいる組織風土改革「かえるプロジェクト」からの提言を受けまして、業務内容に応じて働く時間や場所を自ら選択できる働き方であるABW、Activity Based Workingの概念を取り入れたオフィス改革が8月からスタートします。
 第1弾として、本館2階、3階の総務部の一部と5階東側の産業労働部、約220人規模でオフィスをリニューアルします。具体的には、執務室のフリーアドレス化、打合せスペースの拡大、集中作業スペースの新設、各席へのサブディスプレイの配備などを行います。これを皮切りに、テレワークの日常化やペーパレス化などに対応した執務スペースに順次リニューアルしていきます。
 なお、オフィス改革では、単なる什器の入替えにとどまらず、職員間のコミュニケーションの活性化、業務の効率化、生産性の向上などを目的としています。執務スペースの整備と併せて、今回整備を行う課には、オフィス改革の効果を最大限にいかした新たな働き方を実現するために、職員が共通的に取り組むべき事項や注意すべき点等についてお知らせしたところです。
 今後は効果検証を行いながら、令和8年度にかけて、県警や団体は除くのですけれども、県庁の全執務室のオフィス改革を実施していきます。文書整理やレイアウトの打合せなど、作業が発生しますので、その際には御協力をお願いします。
 また、進捗につきましては、機会を捉え、工夫しながらPRしていきたいと考えています。説明は以上です。

 

(渡辺総務部長)

 ありがとうございます。
 ただいまの説明について、質問、御意見等はありますか。田中産業労働部長、お願いします。

 

(田中産業労働部長)

 ありがとうございます。
 今、財活課長からも話がありましたように、私ども産業労働部も第1弾ということで、オフィス改革を行います。現在、8月の下旬に行いたいと考えています。
 実はこのオフィス改革をやるに当たって、昨年からですけれども、部の中の若手職員、主任主事会というものをあえて会議としてつくって、そこから出てきたいいアイデアがあったら、そのアイデアをちゃんと生かしていきたいと思っています。
 たとえばアイデアで出てきたのは、今、短時間で効率的に打合せができるような、立って打合せができる丸いテーブル、スタンディングスペースのようなものを複数箇所に設けたり、そういった柔軟なコミュニケーションを図るやり方や、あと、そうはいっても、一個人の職員が集中して業務が行えるような集中スペースというものもつくりたいと考えています。
 あわせて、今度、仕事のやり方として、たとえば課とか、係を超えて、職層、主任同士とか、主事同士で集まるような日を設けたり、そういう仕事のやり方も変えていきたいと思っています。
 加えて、テレワークになりますけれども、今、うちの産業労働部も長野市内にコワーキングスペースを借りてテレワークをやっていますが、これをもっと徹底していきたいと思っています。そのための仕組みやルール化が今まで出来ていなかったところがありますので、テレワークの徹底というものもルール化していきたいと思っています。
 そういう意味では、自分としてはオフィス改革イコール働き方改革として実行に移し、その取組をまた庁内の皆さんにも情報共有と発信をしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。以上です。

 

(渡辺総務部長)

 ありがとうございました。
 ほかにいかがでしょうか。諏訪部長、お願いします。

 

(諏訪環境部長)

 質問ですけれども、たとえば産業労働部は多くの課があるのですが、これは全部1部屋というか、全体でフリーアドレスにしていくということでしょうか。これからほかに広げていく場合においても。

 

(田中産業労働部長)

 うちの部の場合は、基本的に全フリーアドレス化しますが、ただ、雰囲気として、課とか、係でやはり仕事をしないと効率が悪いということもありますので、基本的にフリーアドレスですけれども、固まりとしては、課とか、係ができるような形も同時にやっています。完全に無機質な配置ではなくて、ある程度固まりをつくりながら、その中でも、今言ったように、主任・主事会ができるようなフリーアドレスの場所をつくったりしながらという形で、そういう意味では、極端なやり方というよりは、今の課としての業務も維持しながらやっていくようなやり方はどうかという形で考えています。

 

(渡辺総務部長)

 よろしいですか。

 

(諏訪環境部長)

 なぜ聞いたかというと、係とか、ラインで仕事をすることがありますので、特に若い人が増えてきているので、職員の体調とか、精神面を含めた管理などをやる中で、ある程度の目配せというか、配意は必要だと思っていて、そちらも並行してやはり考えていかなければいけないと思って聞かせてもらいました。ありがとうございました。

 

(渡辺総務部長)

 ありがとうございます。
 ほかはいかがでしようか。小林部長、お願いします。

 

(小林農政部長)

 私も営業局にいたときにフリーアドレスの席にいたのですけれども、最初に一番戸惑ったのは、外部の方が来たときに役職の人がどこにいるかわからないと、電話を取り次いで、どこの電話にかかってきても、かなり遠くの人を探して電話のやり取りという形になるので、外部の方にもきちっと理解をしてもらった上で進めないと、最初はちょっと混乱が生まれると思いますので、その点は注意していただければと考えています。

 

(渡辺総務部長)

 ありがとうございます。
 柳澤課長からありますか。

 

(柳澤財産活用課長)

 ありがとうございます。
 座席の表示等につきましては、各課で工夫していただくようにお願いします。混乱が生じないように進めていきたいと思います。

 

(渡辺総務部長)

 ありがとうございます。
 諏訪部長、どうぞ。

 

(諏訪環境部長)

 座席については、たとえば昨日環境省へ行ってきたのですけれども、あそこはフリーアドレスになっているのですが、入り口のところに個人の名前が書いてあるマグネットがあって、それを自分のいるところに貼って、入り口でこの人はここにいるとわかるような工夫をされていますので、あんなものも1つの工夫だと思いました。

 

(渡辺総務部長)

 ありがとうございます。
 ほかはいかがでしょうか。前沢部長、お願いします。

 

(前沢危機管理部長)

 今の内線電話の話ですけれども、たとえば昔、PHSなどを持たせるという発想があったかと思うのですが、そういうものは今も有効ですか。それとも電話でやったほうがいいのか。その工夫が必要だと思いました。

 

(柳澤財産活用課長)

 PHSにつきましては、直通電話を取り次ぐ必要がありますので、外線電話分、何台かはフリーアドレスの課に配置する予定としています。

 

(渡辺総務部長)

 あと、職員間の連絡についてはいかがですか。

 

(柳澤財産活用課長)

 職員間は基本的にTeamsの電話機能もありますので、そちらを使っていただければいいと思います。

 

(前沢危機管理部長)

 なるほど。

 

(渡辺総務部長)

 ありがとうございます。
 ほかはいかがでしょうか。よろしいでしょうか。
 それでは、知事から何かございましたら、お願いします。

 

(阿部知事)

 いろいろといい御指摘をいただいているので、私も質問していいですか。フリーアドレスというのはどの範囲ですか。課長もフリーアドレスですか。

 

(柳澤財産活用課長)

 課長席に来客が多い課につきましては、課長席は固定という課もありますけれども、たとえば今回実施する中で、コンプライアンス・行政経営課とかは、課長も含めて全てフリーアドレスとしています。

 

(阿部知事)

 それは課の判断ということですか。

 

(柳澤財産活用課長)

 はい。

 

(阿部知事)

 私もそこへ行って仕事をしていいですか。

 

(柳澤財産活用課長)

 座席数につきましては、職員数の8割としてありますけれども、打合せスペースや集中スペースなどがありますので、可能であるとは思います。

 

(阿部知事)

 昨日、若手経営者の人たちとお話をしたときに、知事はコワーキングスペースで時々仕事をしているけれども、周りの人と話しているのですかと聞かれたので、同じ建物に入っているところは訪問したりしていますけれどもという話をしていたのですが、フリーアドレスの使い方は、今も居場所をどうするかとか、連絡をどうするかという話があったけれども、せっかくやるならもっと有効に楽しく使ったほうがいいのではないかと思います。

 

(柳澤財産活用課長)

 フリーアドレスの目的の1つで、コミュニケーションの活性化というものがありますので、恐らくは産業労働部さんのように、スタンディングで簡単な打合せができるスペースやそういったことは、レイアウトの打合せの中で、私どもも最大限実現できるように努力していきますので、お申しつけください。

 

(阿部知事)

 財産活用課に全部考えてくれと言っているわけではなくて、もっとそれぞれ楽しくやったらということです。

 

(渡辺総務部長)

 そういう形で、各部局でもいろいろと工夫はしてもらっていると思います。

 

(阿部知事)

 諏訪部長が環境省の話をしてくれましたけれども、私も、昨日、国土交通省へ行って、エレベーターでオフィス改革の宣伝を見ました。これは総務部にお願いですが、「かえるプロジェクト」の取組は一生懸命やっているので、せっかくやっているならもっと生かしたほうがいいと思うので、1つは、職員発の「かえるプロジェクト」の改革ですという意味と、それから、今、人口減少のテーマで若い人たちと話をしていても、やはり働き方に対する感覚が相当変わってきていて、今後県庁も志望者をできるだけ増やしたいと思っているので、県庁自体の働き方改革として外にもちゃんと発信したほうがいいと思います。
 それから、民間企業に対する先導的なメッセージとして出すということも必要で、1つは発信の仕方、目的が、これでオフィス改革をやりましたと内輪で喜んでいてもいけないと思うので、もっと対外的にもPRしたほうがいい。うちのエレベーターの中は企業の皆さんの広告スペースになっているけれども、あれはうちの広告、宣伝は出せないのですか。

 

(柳澤財産活用課長)

 広告スペースは、今、各企業さんに売却済みですので、追加というのは、少なくとも年度内はできません。

 

(阿部知事)

 長野県の発信力の話として、せっかくだからもう少し発信したほうがいいのではないかと思うので、「かえるプロジェクト」は職員の中でやっていますと発信するだけではなくて、もうちょっと対外的な発信を工夫してほしいというのと、それから、いろいろな意見が出ているけれども、これはやってどういう成果が上がっているのか、効果検証はちゃんとしたほうがいいと思います。その2点をお願いしたいと思うので、是非総務部で検討してみてください。

 

(柳澤財産活用課長)

 効果検証につきましては、第1期の課に既に事前のアンケートを取っていまして、オフィスをリニューアルした後に、またアンケートを取るという形で効果検証を進めていきます。それを第2期以降に生かしていきたいと考えていますので、よろしくお願いします。

 

(阿部知事)

 もう一つ、職員ではなくて、先ほども来庁者の視点があったけれども、来庁者にも聞いたほうがいいと思います。

 

(渡辺総務部長)

 そうですね。今回、産業労働部などにやっていただく中で、多分外部の方に来ていただいたりというところもあるので、庁内でオフィス改革のPRができるようなところとか、そういう団体と連動したような話でもいろいろと工夫ができると思いますので、各部局と一緒に話しながら進めたいと思います。

 

(阿部知事)

 よろしくお願いします。

 

(渡辺総務部長)

 よろしいでしょうか。
 それでは、次に報告事項2について、斎藤北アルプス地域振興局長から説明をお願いします。

 

(斎藤北アルプス地域振興局長)

 おはようございます。
 北アルプス地域振興局から、県民参加型予算を活用した管内のグリーン期の周遊観光と大糸線利用促進を目的とするデジタルスタンプラリーをスタートしましたので、御報告します。
 グリーン期の滞在目的を増やしまして、日帰りから宿泊へ観光消費を増大していくことが地域の大きな課題になっていまして、こうしたためには、エリアとして、面としてのコンテンツの厚みをつくっていくことが必要だと考えています。
 今月、青木湖のレイクサイドでも、ゆったり眺望を楽しめるカフェテラスがオープンするなど、新規の出店が地域全体で広がっていることもあります。こうした魅力に接してもらえる機会も増やしたいと思いまして、これによりまして、グリーン期へのリピートや宿泊としての滞在を増やしていくことにつなげていきたいと考えています。
 また、大糸線の利用促進に結びつけるということでもカテゴリーを増やしまして、沿線のJRさんや糸魚川市さんにもスタンプポイントなどで協力いただいています。
 案内用のリーフレットを御覧ください。
 スタンプラリーは、夏休み前の7月19日から秋の紅葉シーズンが終わる11月30日までを期間としています。特に今年は9月13日から11月4日まで北アルプス国際芸術祭が開催されますので、これまでよりも芸術・文化といった新たな客層の皆さんが訪れる貴重な機会にもなりますので、幅広い客層に対して、グリーン期の認知度向上やどういう観光資源への関心が高いかといったデータを得るような機会になっていけばと考えています。
 スタンプラリーでは、管内の様々な観光施設やスポットを6つのカテゴリーとして表示しまして、地域食材やジビエなどのガストロノミーを始め、体験・絶景や民話の伝承地、レンタサイクル、カフェやスイーツ、飲食、土産物など、今後の滞在長期化への観光資源として認知度向上を図っていきたいと考えています。
 また、大糸線は6つのカテゴリーの中で特別カテゴリーを設けまして、注目を高めていきたいということで、主要駅のスタンプを全て集めた方には、鉄道関連のイベント招待券なども用意していまして、地域の課題としての大糸線の利用促進を図るものも盛り込んできています。
 また、裏面を御覧ください。中ほどの右ですけれども、大糸線利用促進輸送強化期成同盟会のプロモーションも、謎解きラリーなど始まっていきます。こうしたものと連携しまして、促進の機運が広がりますよう、相互にリンクも貼るなどしまして取り組んでいきたいと思っています。
 関係部局の皆様にも、部局内で御家族・お知り合いなどへの呼びかけもお願いしたいですし、また、県内・県外での様々な場面での周知、参加の呼びかけなども行ってもらいますよう御協力をお願いします。説明は以上になります。よろしくお願いします。

 

(渡辺総務部長)

 ありがとうございました。
 ただいまの説明につきまして、質問、御意見等がございましたら、お願いします。加藤部長、お願いします。

 

(加藤観光スポーツ部長)

 冒頭、夏休みの話もありましたけれども、いよいよ夏の観光シーズンということになってきました。観光スポーツ部としても、多くのお客様に一日でも長く、1か所でも多く県内の観光を楽しんでいただけるよう、関係する皆さんと連携しながらプロモーションを行っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

 

(渡辺総務部長)

 ありがとうございます。
 ほかはいかがでしょうか。中村部長、お願いします。

 

(中村企画振興部長)

 本件は、県民参加型予算のものを形にしていただいたものです。斎藤局長、ありがとうございます。
 ほかの部局におかれましても、他の地域振興局におかれましても、引き続きよろしくお願いします。以上です。

 

(渡辺総務部長)

 ありがとうございます。
 ほかはいかがでしょうか。よろしいでしょうか。
 それでは、知事から何かございましたら、お願いします。

 

(阿部知事)

 斎藤さん、ありがとうございます。説明を聞きながら、今、登録させてもらいましたので、よろしくお願いします。
 大糸線の利用促進も含めて、今年の夏はいつも以上に北アルプス地域と大糸線にお客さんが来るように、県庁全体で取り組まなければいけないので、是非斎藤局長を先頭に市町村の皆さんと連携しての取組、よろしくお願いします。ありがとうございます。

 

(渡辺総務部長)

 ありがとうございます。
 それでは、その他事項に入ります。
 本日は、3件のその他事項があります。質問、意見等につきましては、最後にまとめてお伺いします。
 まずその他資料1及びその他資料2について、須藤林務部長から説明をお願いします。

 

(須藤林務部長)

 それでは、その他資料1をお願いします。
 令和6年、今年は「信州山の日」が制定されてから10周年を迎えるということで、改めて山に親しむ機会となるよう、「信州山の日」10周年記念事業を開催します。
 日時、場所は記載のとおりですが、7月28日の日曜日、国営アルプスあづみの公園大町・松川地区で開催をします。当日は、知事とみどりの少年団による「信州山の日」宣言の朗読などの記念式典を行い、改めて制定趣旨の周知を行うとともに、記念式典終了後に「こもれび対談」と題しまして、里山から山岳まで幅広い分野の信州の山で活躍されているお三方をお迎えいたしまして、多角的な視点から信州の山の魅力について、知事とも語り合っていただく予定です。
 午後ですが、体験型イベントを開催いたしまして、ミニ椅子づくりや箸づくりのような木工体験のブース出展、森林の散策、あるいは木を使った新しい北欧起源のスポーツですが、クッブなどを体験いただけるような内容となっています。
 県民共通の財産であり、貴重な資源である山に感謝するとともに、山を守り、育てながら活躍していく機運の醸成が大事ですので、是非多くの皆さんに参加いただいて、信州の山について考える機会としていただければと思っています。
 この10年間の取組ですが、いろいろなことをやっていまして、実績も上がっていますが、3ページ目にまとめていますので、後ほど御覧いただければありがたいところです。
 続きまして、その他資料2を御覧いただければと思います。
 上段ですが、木曽谷・伊那谷フォレストバレーのキックオフイベントについてです。
 1の(1)を御覧ください。木曽谷・伊那谷ですけれども、木や森に関する教育機関、試験研究機関の集積を生かしまして、そうした機関や関係者、市町村との連携によりまして、右のところになりますが、産業人材の育成とイノベーションの創出を目指して、今、動きが始まってきているところです。
 実質的な初年度となります本年度は、(2)のとおり、推進主体となる運営協議会を市町村や関係の機関の方と立ち上げます。それを記念いたしまして、今回、キックオフイベントという形でやらせていただくということです。
 具体的なプロジェクトは、(3)に記載していますけれども、メインプロジェクト及び関連プロジェクトという形で、今それぞれ着手をしている段階です。こうした多彩なプロジェクトの積み重ねによりまして、木や森に関心のある人材がこの地域を目指して、県内外の関連産業を支える人材を輩出するような取組を展開し、県の内外にも拡大していきたい、広げていきたいと考えています。
 2ページ目を御覧ください。これがイベントの詳細になりますが、キックオフといたしまして、それぞれ8月8日に木曽、9月7日に伊那市で行います。
 まず左のキックオフフォーラムは、木曽町で地域の若手の事業者と知事との間でトークセッションを行う予定です。右のキックオフカンファレンスですが、伊那市で学生や地域の関係者の方々に集まってもらいまして、里山暮らしや里山の利活用の提案に向けましたワークショップを行っていきたいと思っています。
 これに加えまして、3番のところになりますが、その他の関連行事、関係団体のものを含めまして、フォレストバレーをさらに進めていく機運の醸成を図っていきたいと思っています。
 この取組ですが、特に教育や産業、観光、地域振興等、関係者の連携と協力が必要になっていきます。引き続き、関係部局の協力をお願いします。私からは以上です。

 

(渡辺総務部長)

 ありがとうございます。
 次にその他資料3につきまして、吉沢公営企業管理者から説明をお願いします。

 

(吉沢公営企業管理者)

 それでは、企業局から水力発電所に関連した取組を紹介します。
 その他資料3をお願いします。
 2ページ目になりますけれども、この6月から佐久地域で新たに2施設の水力発電所が運転を開始しています。1つは、川上村の金峰山川発電所、もう一か所は、御代田町の森泉湯川発電所です。
 金峰山川発電所は、建設部所管の阿知端下砂防堰堤の落差を活用して発電するもので、停電時も発電出来るような自立運転機能を付加し、また、発電の仕組みとか、村のPRが閲覧できるデジタルサイネージを設置しています。
 また、森泉湯川発電所は、湯川ダムを活用して発電する施設となっています。
 両施設の諸元は表に記載のとおりですけれども、企業局の発電所は令和元年度の16施設から今回25施設に増設となりました。
 ここで川上村の金峰山川発電所の映像がありますので、1分半程度になりますが、御覧ください。それでは、お願いします。

 

(動画上映)

 

(吉沢公営企業管理者)

 ありがとうございました。
 それでは、最後に3ページ目のスライドを御覧ください。今後に向けた取組ということで、発電施設については、現在、建設・設計中の施設が5か所、また、伊那の美和、春近といった基幹発電所など、5か所の改修を行っています。加えて、新規地点の開発などを行い、令和7年度までに着手ベースで36施設を目指して取り組んでいるところです。
 こうした電源開発に加えまして、下段になりますけれども、今年の7月からは県庁舎の全ての電気を企業局発電所から供給させていただいていますし、また、今年度、大鹿村をモデル地域として、災害時の電力供給の実証実験を予定しています。
 さらに水力発電所を学びの場として活用していただくなど、電力活用等の取組につきましても、併せて検討・実施をしながら、2050ゼロカーボンの達成に向け、引き続き取り組んでいきたいと考えています。説明は以上です。

 

(渡辺総務部長)

 ありがとうございました。
 その他資料につきまして、御意見、御質問等がありましたら、お願いします。よろしいでしょうか。
 知事から何かございましたら、お願いします。

 

(阿部知事)

 「信州山の日」の後に、国の祝日の山の日ができましたけれども、長野県としては、山と共生して発展してきた県として、しっかり「信州山の日」を育てていきたいと思います。植樹活動等も継続的に行ってきていますし、何よりも多くの皆さんが信州の山に憧れて、あるいは愛情を持っていただいているので、そういう意味では、長野県の山ではあるけれども、多くの皆さんの山だという意識を持って、しっかりと守りながら生かしていきたいと思いますので、各部局は山にしっかり着目して、いろいろな取組を進めていただければありがたいと思います。
 それから、フォレストバレーについては、長らく検討してきて、林務部のおかげでやっとキックオフというところまでこぎ着けることができました。ここから先、伊那谷・木曽谷を森林・林業の人材育成の拠点として、さらに発展させていきたいと思いますので、これは林務部のみならず、ほかの部局もフォレストバレー構想をしっかり意識して、大学、林業大学校のみならず、高校とか、上松技術専門校とか、各部局にも関わっていますので、力を合わせて木曽地域と伊那谷が森林・林業の人材育成の全国からも注目される拠点として発展していくことができるように、取り組んでほしいと思います。
 それから、企業局の水力発電は、精力的に拡大をしていただいていることは大変ありがたく思っています。ゼロカーボン社会の実現に向けて、県として率先して取り組む内容として、非常に重要な取組だと思っていますので、引き続き地域と連携して着実に推進してほしいと思いますし、スマートグリッドの実証実験は、災害対応であったり、あるいは人口減少社会の暮らし方にも関わる話だと思いますので、いい成果が上がることを期待していますし、また、各関係部局とも状況を共有して取り組んでもらえればと思いますので、よろしくお願いします。以上です。

 

(渡辺総務部長)

 ありがとうございます。
 事前に登録された項目は以上ですが、ほかに何か御発言等はありますか。よろしいでしょうか。
 最後に知事から何かございましたら、お願いします。

 

(阿部知事)

 暑い毎日で、冒頭に申し上げたように、適度に息抜きをしながら、とはいえ、やることはたくさんあるので、しっかり前を向いて進めるように、各部局の職員が働きやすい環境を、先ほどのオフィス改革も含めて引き続き進める中で、いい環境づくりにも取り組んでいきたいと思います。夏場にあまり無理をすると、秋以降、ばててしまうかもしれないので、適度に休みつつ、仕事を前進させてほしいと思いますので、よろしくお願いします。以上です。

 

(渡辺総務部長)

 それでは、以上で部局長会議を終了します。

 

Adobe Acrobat Readerのダウンロードページへ

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。

お問い合わせ

総務部秘書課

電話番号:026-232-2002

ファックス:026-235-6232

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?

  • 長野県公式観光サイト ゴーナガノ あなたらしい旅に、トリップアイデアを
  • しあわせ信州(信州ブランド推進室)