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更新日:2019年4月19日

平成27年(2015年)5月29日部局長会議録

時間:9時30分~10時37分

場所:県庁特別会議室

出席者:

阿部知事、太田副知事、中島副知事、小林公営企業管理者、伊藤教育長、山崎警察本部長、野池危機管理監兼危機管理部長、小岩企画振興部長、青木県民文化部長、小林健康福祉部長、青柳環境部長、石原産業政策監兼産業労働部長、吉澤観光部長、北原農政部長、塩原林務部長、奥村建設部長、石田会計管理者兼会計局長、塩谷監査委員事務局長、佐藤人事委員会事務局長、原労働委員会事務局長、長谷川信州マーケティング戦略担当部長、唐木職員課長 

 

 

(太田副知事)

おはようございます。ただいまから部局長会議を始めます。最初に知事から何かございますか。

 

(阿部知事)

それではここに木製地球儀がありますが、石川県で開催された全国植樹祭に、林務部長はじめ関係の皆さんと一緒に行ってきました。天候にも恵まれ、非常にすばらしい大会でした。地元の大学生ほか大勢の皆さんの参加のもと、式典やいろいろな催し物があり、長野県にとっても大変参考になる大会だったと思っています。来年はいよいよ長野県で全国植樹祭を開催しますので、今、林務部中心に取組みを進めてもらっていますけれども、各部、いろいろな意味で、例えば文化的なイベントであれば県民文化部に協力してもらわなければいけないと思いますし、子どもたちの関係は教育委員会に頑張ってもらわなければいけないので、いろいろな部局で、力を合わせて、是非、成功裏に終えることができるように、これから1年間、頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

 

(太田副知事)

それでは、本日のおいしい部局長会議のメニューにつきまして、吉澤観光部長から説明をお願いいたします。

 

(吉澤観光部長)

本日は銀座NAGANOで販売されている商品の中から2つご用意させていただきました。本県のくるみ生産量は1位でございまして、それを使ったお菓子です。

まず一つ目が「くるみの初恋」で、皆様には2個ずつご用意させていただいております。県内で一番くるみが生産されているのが東御市でございまして、こちらは東御市にあります御菓子処花岡さんのお菓子になります。メレンゲにくるみを混ぜましてカラッと焼き上げて、さくさくとした歯ごたえと淡いほんのりした甘さが特徴になっております。銀座NAGANOでは昨年12月から販売を開始しておりまして、4月では月間では5位と、人気が急上昇している商品になっております。

もう一つが、「くるみやまびこハーフ」です。こちらは、牛乳と砂糖をじっくり煮込んだ中にくるみを入れたキャラメルをクッキーで包んだお菓子となっておりまして、岡谷市のヌーベル梅林堂さんのお菓子です。くるみの味もしっかりと味わえまして、どこか懐かしい風味からか、銀座NAGANOの売上総合ランキングで毎月ベスト3の常連であり、また、世界のモンドセレクションでも最高金賞を10年連続して受賞しているものでございます。お手元のお茶とともにお味わいいただければと思います。よろしくお願いします。

 

(太田副知事)

皆さんから意見、感想等ございますか。よろしいですか。それでは報告事項に入ります。本日は報告事項のみでございますけれども、議題数が多いので要点を絞っての説明をお願いいたします。

まず資料1及び資料2につきまして、小林健康福祉部長、唐木職員課長から説明をお願いいたします。

 

(小林健康福祉部長)

それではまず健康福祉部からお願いをいたします。「信州ACE(エース)プロジェクト」につきましては、4月にも各部の関係課長にお集まりをいただきまして、連絡会議を開催させていただいたところでございますが、各部が連携、情報共有のもと、積極的、主体的にお取組をいただいているということで、この場をお借りして深く御礼を申し上げたいと思います。本日は、そのプロジェクトの取組方針及び実施プランが固まってまいりましたので、これについてご説明をさせていただきたいと思います。

3つの重点項目とキャッチフレーズ、Action・Check・Eatと、そのキャッチフレーズにつきましては、前回にご説明したところでございます。今回はそれに基づきまして、その下の4つの取組方針、それから裏面にございます5つの実施プランについてご説明をさせていただきます。

取組方針は、それぞれ「健康経営」、「健康地域づくり」、「健康教育」、「ACE県庁」と、この4つを掲げさせていただいてございます。「健康経営」につきましては、企業での取組みを主にしまして、体操、インターバル速歩、あるいは被扶養者を含めた健診、それから社員食堂での「ACEメニュー」の提供といった取組みを進めるものでございます。

2つ目の「健康地域づくり」におきましては、主に市町村でウォーキングコースの設置ですとか、ウォーキング・オリジナル体操の取組み、住民の健診受診、飲食店やコンビニでの「ACEメニュー・ACE弁当」の継続的な提供を目指すものでございます。

3つ目の「健康教育」につきましては、幼稚園・保育園、小中学校での長野県版「運動プログラム」の実施ですとか、家庭や学校での減塩、野菜摂取を重点としました食生活改善の推進ということでございます。

4つ目の「ACE県庁」につきましては、この後、職員課長からご説明をいただきます。

裏面にいっていただきまして、これを具体的にどう実行していくかというものを5つの実施プランとしてまとめさせていただきました。1つ目は、全市町村で体を動かす取組みを実践するプランで、先ほど申上げました取組方針の具体化をそれぞれ図っていくものでございまして、概要の下の括弧内には、関係部局を書かせていただいてありますので、各部局、横断的な取組みを是非お願いをするところでございます。

2つ目はインターバル速歩の導入で、これはモデル的に取り組むということで、10市町村、20企業で取組みをさせていただきたいと思っております。

3つ目は特定健診の受診率でございます。一番右側に取組指標がございますが、各保険者によって、かなりのばらつきがございます。それぞれのところでアップを図っていただいて、県全体も50%から62%に引き上げたいというところでございます。

4つ目のACEメニュー、ACE弁当につきましては、県内1,000店舗で提供するという体制を築いていきたいということでございます。コンビニでも既に始まり、スーパーにも広がりつつございます。こうしたことをさらに広げていきたいと思っています。

5つ目は家庭・学校での「健康な食生活」ということで、先ほど申し上げました減塩ですとか野菜摂取、こうしたところを中心に取り組んでいきたいと思っております。引き続き各部の皆様のご理解、ご協力をいただきながら、一段と取組みを強化していきたいということでご説明させていただきました。以上です。どうぞよろしくお願いします。

 

(太田副知事)

続いて職員課長から説明をお願いします。

 

(唐木職員課長)

引き続きまして、職員課からお願いいたします。資料2をご覧いただきたいと思います。ただいま説明がございました「信州ACE(エース)プロジェクト」に連動いたしまして、職員が率先して健康づくりに取り組む「ACE(エース)県庁」メイキングプロジェクトを開始いたします。このプロジェクトでございますけれども、県の職場全体で職員が率先して健康づくりに取り組み、その姿を県民に積極的に発信する長野県、すなわち「ACE(エース)県庁」を構築していくものでございます。

具体的なプロジェクトの展開ですけれども、1つ目は、「マイエース」チャレンジでございます。2ページをご覧いただきたいと思います。点線の囲みの部分でございますが、知事から職員向けにメッセージをいただいております。このメッセージの3行目の記載のとおり、職員の皆さんが目標を掲げていただきまして、自主的に実践していくもので、まず、無理しない範囲で健康づくりに取り組む、習慣づけるということが大切だと考えております。

下の図をご覧いただきたいと思います。個人チャレンジとともにグループチャレンジというものも進めてまいります。これはグループでチャレンジする共通の取組みを宣言した上で、仲間同士励まし合いながら実践していきまして、その結果を2月頃までに自己評価をしていただきます。優秀なグループにつきましては、表彰などを考えているところでございます。このグループチャレンジの一番の目的、狙いでございますが、職場で自分たちの健康に関しまして、高い関心を持っていただくということが大切だと思います。是非、職場全体で積極的な取組みをお願いしたいと思っております。

また「マイエース」に取り組むに当たりまして、より効果が上がりますよう、6月から体を動かすことなどに関する講座、「マイエース」チャレンジ講座と位置づけまして、実施をする予定でございます。時間外に開催する予定になっておりますが、ぜひとも多くの職員のご参加、よろしくお願いいたします。

1ページ目にお戻りください。次に職場全体で健康に関する環境づくりを推進する取組みでございます。具体的には、業間ストレッチを全職場で実施していただきます。何よりも所属長の皆さんが率先して職員に声をかけていただき、進んでこの業間ストレッチを行っていただくことが重要だと考えております。また、心身のリフレッシュのため、会議時におきましても休憩を兼ねてこの業間ストレッチを実施していただきますようお願いをいたします。次のCheck・Eatにつきましても、記載のとおり進めてまいります。

そして「マイエース」、先ほど申し上げました業間ストレッチなどを推進していくためにも、リーダー役といたしまして、健康づくり推進役というものを全職場に配置してまいります。本プロジェクトにつきましては、本日から正式にスタートいたしますので、各部局の積極的な取組みを是非お願いしたいと思っております。説明は以上でございます。ありがとうございました。

 

(太田副知事)

どうぞ。

 

(原山総務部長)

「ACE(エース)県庁」メイキングプロジェクトということで、あえてメイキングという言葉を使っていますけれども、一緒になってつくり上げようということ、それからつくり上げていく過程を是非県民の皆さんに積極的に発信しようということです。部局長が率先して取り組むことが重要という話がありました。業間体操を全庁的に実施しようとするわけですけれども、部局長の皆さんでも、よくその動きがわからないという人もまだいらっしゃると思いまして、また、太田副知事の提案もございまして、是非この場で皆さんにやっていただきたい。音楽を用意してありますので、上着をとっていただいて、ストレッチ体操をこれから始めたいと思います。

 

(唐木職員課長)

是非よろしくお願いいたします。動きのわからない方はいらっしゃらないと思いますけれども、職員課の職員が知事の横に立って行いますので、よく見ていただきながら、実施のほど、よろしくお願いいたします。

 

【出席者全員で業間体操実施】

 

(太田副知事)

何か、質問、意見ありますでしょうか。

 

(小林公営企業管理者)

今のストレッチには、お約束事が2つあって、1つ目は痛くなるまでやらない、2つ目は息を止めないことだと思います。

 

(原山総務部長)

ありがとうございました。

 

(小林健康福祉部長)

前回もお願いしましたが、今の業間ストレッチについては、フル装備のものでなくて結構ですから、会議の間ですとかイベント、私どもでは、今年度の会議では間に挟むようにしていますが、若干体操すると、リフレッシュして、会議自体も活性化するということもございますので、是非そうした取組みもお願いをしたいと思います。

 

(原山総務部長)

3時には部長室を出て、みんなと一緒に体操の実施をお願いします。

 

(太田副知事)

他にございますか。はい、どうぞ。

 

(中島副知事)

私も是非3時の打ち合わせのときは皆さんと一緒に楽しみたいと思っています。よろしくお願いします。資料1ですけれども、私もこの「信州ACE(エース)プロジェクト」、県民の皆さんと一緒に楽しくやっていきたいと思っていますけれども、先日、連合婦人会さんの集まりに行ってきましたが、既にもう健康ということでは、地域レベルで本当に頑張ってやっていらっしゃる皆さんがいらっしゃいます。連合婦人会さんでは、既にその連合婦人会版のACE弁当も、皆さん手づくりでつくっていらっしゃったりしていますので、是非そういった既存に取り組まれている地域の皆さんの取組みもきちっと評価をしながら、パートナーとして協働できるような、そんなプロジェクトを一緒になって広げていければなと思っています。よろしくお願いします。

 

(小林健康福祉部長)

わかりました。協働の点につきましては、強化して取り組んでまいりたいと思います。よろしくお願いします。

 

(太田副知事)

他にございますか。知事から何かありますか。

 

(阿部知事)

まず、ACEプロジェクトの取組方針と実施プランを、私からのだめ出しを受けながらも、小林部長、吉澤課長のところで頑張っていただきありがとうございます。方向としては、しっかりいいものをまとめてもらえたと思って感謝しています。ここからはどこまでしっかり実現するかという話だと思いますので、先ほどの説明にもありましたように、各部局に関連する話でもありますし、また、これは、行政だけじゃなくて、企業であったり、いろいろな団体であったり、大勢の皆様方に呼びかけて一緒に広げていきましょうという運動にしていかなければいけないと思いますので、是非、先ほど中島副知事からも話がありましたけれども、こういう動きをどんどん広げるように取り組んでもらいたいと思います。

この「ACE(エース)県庁」メイキングプロジェクトも、職員課で頑張ってつくってくれたので、是非県庁が率先して取り組むことによって、企業等にも同じような取組みが広がるようにしていきたいと思います。是非各部局長の皆さんにも、この「マイエース」、個人チャレンジについて、もう既に取り組んでいる方もいますけれども、漏れなく実行してもらうようにお願いしたいと思います。私も今日の会見でこれをやりますと宣言することになっていますので、しっかりと公約が実現できるように、言ったことは実行するという姿勢で取り組んでいきたいと思います。是非このACEプロジェクト全体も、徹底して取り組むという姿勢でこれからも頑張りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

(太田副知事)

それでは次に資料3につきまして、青木県民文化部長、山崎警察本部長から説明をお願いいたします。

 

(青木県民文化部長)

それでは資料3をご覧いただきたいと思います。特殊詐欺の多発と抑止対策の強化ということでご説明申し上げたいと思います。まず冒頭、警察本部長さんからお話をさせていただければと思います。

 

(山崎警察本部長)

私から冒頭にお話しさせていただきます。新幹線の延伸効果ですけれども、これは、特殊詐欺被害にも表れています。別紙2を開いていただいて、最後の、右側の方ですけれども、分析結果のように、飯山、長野、千曲、上田などで、オレオレ詐欺の被害が大変急増しております。また、県別で見ましても、石川、富山、新潟県の被害が急増しているという状況でございます。この結果、特殊詐欺の認知件数ですが、4月末で前年比の20件、32.3%の増加という状況になっております。

心理学で非現実的楽観主義という言葉があり、宝くじみたいないいことはよく起こると思う一方、逆に自分にあまり悪いことは起こらないと思い込む傾向があります。また、悪いことが起きても、自分は事態をコントロールできるというような自信を内心では持ちがちだということも言われています。赤ちゃんからご老人まで、県民一人一人の平均でいくと500円ずつ、犯罪者集団に納付しているという結果になります。昨年の被害総額は10億円もあり、10億円の予算があれば、県民の皆様のために本当にさまざまな事業ができるということで、返す返す本当に残念な結果になっております。

警察といたしましては、人の涙とか、親心とか、こういったもので飯の種にするという輩を許さないつもりです。今後も徹底した検挙を行ってまいりたいと思っております。また、昨年来、被害額全体の抑止に効果があります金融機関の水際対策を強力に支援していこうと思っております。また、非通知電話拒否などの電話対策機能を推奨していこうと考えております。

県民文化部をはじめとした各部局と連携しながら、徹底して戦っていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。以上です。

 

(太田副知事)

ありがとうございます。

 

(青木県民文化部長)

ありがとうございました。それでは資料3の表面をご覧いただきたいと思います。今、県警本部長さんからご報告がありましたように、発生状況、また発生傾向は、それぞれ別紙1、2に整理をさせていただいたような状況でございます。それで3のところをご覧いただくと、繰り返しになりますが、被害者の意識で多くの人がだまされないと思っているということでございます。おかげさまで周知は進んだということでございますが、まだまだ他人事ということになっているわけでございまして、被害者の9割は特殊詐欺を知っていたということでございますし、8割の方は、自分はだまされないと思っていたということでございます。

やはり他人事ではないという広報啓発が大変重要ではないかということで、裏面でございますけれども、本日から今年いっぱいにかけまして、「特殊詐欺、ひとごとじゃない!」キャンペーンの実施をしていきたいと考えてございます。県といたしましては、この卑劣な詐欺へ「家族の絆」と「県民の一致団結」で立ち向かう機運を醸成していきたいということで、県民運動の推進でございますとか、被害多発地域の高齢者に対する集中対策ということを実施してまいりたい。特に前兆電話というものがあるわけですけれども、それに負けない訓練型の出前講座、「周知」から「体験」をするということで、電話機を実際に持ち込ませていただいて、そこで実際に体験していただくような取組みも進めてまいりたいと考えているところでございます。

また、6月23日には、関係者が集まる推進会議を開催して、これからの対策等もまたさらに練ってまいりたいと考えてございます。ここでも、先ほどのACEプロジェクトではございませんけれど、まず、県職員の方々に実践をということで、家族間での定期的な声かけの推奨につきまして、どんなことをお願いしていくかということを、追ってまたメールでご連絡を申し上げたいと思ってございますが、ぜひとも県職員の皆さん、もちろん県警の皆さん、それから教員の皆さん、市町村・関係団体の皆さん方にも協力を求めてまいりたいと考えてございます。そういったことで、地道な活動を徹底的に展開していきたいと考えてございます。どうぞ、ご理解とご協力をお願いしたいと思います。説明は以上でございます。

 

(太田副知事)

質問、意見ありましたらお願いいたします。今の青木部長の説明の中の前兆電話というのはどういう電話ですか。

 

(青木県民文化部長)

定義は、なかなか難しく、いろいろありますが、要するにだまされるという被害まではいかないけれども、その被害につながるおそれのある電話でございます。例えば、具体的には、息子や孫をかたる者から、「俺だけど、携帯電話をなくした」とか、「携帯電話を落とした」などの電話でございますとか、それから公務員をかたる者からの、「あなたの名前が犯罪に利用された」とか、それから「税金が戻ってきます」などの電話です。例えば、それが同一の人だけじゃなくて、複数の人が入れ替わりで電話をかけてくる場合もあるということでございます。そうした前兆電話に応対した高齢者などが、その電話の内容を信じてしまった場合、やがてこれが次のステップでトラブルの解決の名目などの理由をつけて金銭の交付を要求する内容に発展するということでございます。今、若干申し上げますと、そういった前兆電話など迷惑電話を撃退するサービスもございますので、そういったものの利用も含めて、ぜひともお願いしたいということでございます。

 

(太田副知事)

他にございますか。知事から何かございますか。

 

(阿部知事)

特殊詐欺の防止対策は、さらに強化していかなければいけないと思っています。今、前兆電話という話もありましたが、犯罪者側もどんどん手口を巧妙にしていると思いますが、こんな電話がかかってくるとか、こんなことでだまされてしまっているというような、できるだけわかりやすい事例を共有してもらえるとありがたいと思いますので、是非県民に対してもそういう部分をしっかり広報してもらうようによろしくお願いします。

 

(青木県民文化部長)

はい、わかりました。

 

(太田副知事)

それでは次に、資料4につきまして、青柳環境部長からお願いいたします。

 

(青柳環境部長)

資料4の“チャレンジ800”ごみ減量の推進について、お願いいたします。明日、5月30日は「ごみゼロの日」とされております。また、6月は「環境月間」ともされているところでございます。

2番の現状を見ていただきますと、平成25年度におきます長野県民の1人1日当たりの一般廃棄物の排出量は、847グラムとなっておりまして、全国の中で長野県の一般廃棄物の排出量は、少ない方から数えて第2位ということで、全国1位の沖縄県の829グラムと比べますと、18グラム,ミニトマト1個分の差というようなことでございまして、あとわずかで手が届きそうな位置にいるということでございます。ちなみにここ数年はこの上位3県が競っているところでございますが、たまたまでございましょうが、長野県が1位になったことがないという状態でございます。こうしたことで、長野県民や市町村の皆様の環境への意識・関心は、非常に高いものがあると認識しているところでございます。

こうした中で、市町村の皆さんからは、現在のごみの最終処分場の残容量が逼迫しているとか、あるいは新たな処分場整備について地元合意が容易に得られないなどのお声をお聞きしているところでもございます。今こそ、市町村が抱えるごみ処理の課題への対応や、県民の皆様の快適な生活環境を守るため、そして美しい信州の環境を次世代に確実に引き継ぐためにも、県民を挙げてごみの減量に取り組まなければならないと考えております。こうしたことを県民の皆さんにお願いする上でも、まず、県職員が率先して取り組むことが必要であろうとも考えているところでございます。

3番の主な取組を見ていただきますと、この中で、ごみの現状はこのままでいいのか、自分たちでできることはないのかという強い思いを持った政策研究グループからも、県職員自らがごみ減量に取り組もうという呼びかけがございました。横にあります職員一人一人の取組促進の中にございますように、「わたしのチャレンジ800」という取組みを今年度から始めました。職場あるいは家庭での目標を設定し、これに取り組んでいただくというようなことでございます。

また、その他にも、市町村と連携した取組みといたしまして、「チャレンジ800実行チーム」を、地方事務所長をリーダーとして地方事務所ごとに設置していただき、それぞれの地域の実情に応じた取組みを推進していただくこととしております。

この他、その他の機関と連携した取組みといたしましても、小中学校におきます給食の食べ残し削減、あるいは経済団体と連携した「食べ残しを減らそう県民運動」、さらには「食べ残しを減らそう協力店」の登録など、さまざまな取組みをすすめているところでもございます。

また、県全体の職場における取組みといたしましても、資料の作成や会議の見直しによる紙使用量の削減などにもお願いをしているところでございます。

一番下にあります「一緒に「ごみ減量」に取り組みましょう」というところでは、環境部の中で、この「わたしのチャレンジ800」における目標設定の中で取り上げられている方法について、いくつか掲げてございますが、こうしたことも参考にしていただきながら、職員の皆さんのご協力をお願いしたいと思います。私からは以上でございます。

 

(太田副知事)

ただいまの説明につきまして、質問、意見ありましたらお願いいたします。知事から何かございますか。

 

(阿部知事)

ごみの減量ですが、一般廃棄物処理は、基本的には市町村の業務、分野ではありますけれども、職員の政策研究の中から、やはり長野県のごみ減量化にしっかり取り組む必要があるのではないかという提案があり、それを受けて環境部でこうした取組みを進めてもらっています。長野県は沖縄に次いで1人当たりの一般廃棄物処理量が少ないということでありますし、ここには出ていませんが、リサイクル率も比較的高い、県民全体の環境に対する意識が高い、あるいは市町村のこれまでの取組みが効果を出しているという部分があると思います。さらに県を挙げて、ごみの減量化に取り組む必要があると思っています。「チャレンジ800実行チーム」では、是非、地方事務所長が中心になって、市町村と連携して、具体的なプランをつくって、成果を上げてもらいたいと思っています。県職員一人一人も、ごみの減量化を意識してもらいたいと思います。

よく懇親会へ行って、私も反省しますが、食べるよりも話が重要な場面は、ほとんど残しているようなことも結構あると思います。そういうことが想定されるときは、あらかじめ量を調節して注文するとか、いろいろ工夫する余地もあると思いますし、また紙の使用量について、青柳部長からも話がありましたけれども、県庁はコピーの量が非常に多いと私も常に感じています。私のところに来る資料、申しわけないけれども、読まない資料がいっぱいあるので、これからは私からも、これはもう次回以降は減らしてくれということを指示していきたいと思います。是非それぞれの職場でも、1枚1枚のコピーも、予算を積み上げればかなりの額になるわけですし、何よりもそれがごみの量に直結しているということも十分念頭に置いた上で対応を考えてもらいたいと思います。私からは以上です。

 

(太田副知事)

それでは次に資料5につきまして、石原産業労働部長、吉澤観光部長から説明をお願いいたします。

 

(石原産業政策監兼産業労働部長)

それでは産業労働部と観光部、一緒になりまして、資料5で説明をさせていただきたいと思います。来週の月曜日、6月1日の午前10時から、国の緊急経済対策の交付金を活用いたしまして、消費喚起のための事業「しあわせ信州ふるさと割」がスタートいたします。今回は8月の本格的な稼動に向けたプレ販売という位置づけでスタートさせていただきたいと考えております。

「しあわせ信州ふるさと割」は、「信州サぁイコー!ふるさと旅行券」と「信州サぁイコー!ふるさと商品」、この2つで構成されております。これらは全国の皆様に、長野県、信州に「さぁいこう」と旅行していただくとともに、「最高(さいこう)」の信州産の商品を購入していただきまして、2つの「さぁいこう」をかけまして名前をつけさせていただきました。これらの事業によりまして県内外の方々に、お得に県内に宿泊していただく、また、県内の産品を購入していただきたいと考えております。

全体の販売期間でございますけれども、旅行券、県産品ともに来年の1月31日まででございまして、予定している割引原資がなくなり次第、終了したいと考えているところでございます。

2ページをお開きください。私どもはこの機会に、長野県の観光と生産物、工業製品などを全国の多くの方に知っていただきたいと考えておりまして、真ん中にございます専用のポータルサイトを用意いたしました。ぜひとも皆様方にチェックしていただきたいと考えております。

資料の左側でございますが、こちらは旅行券の内容でございます。「信州サぁイコー!ふるさと旅行券」ですが、善光寺の御開帳が今月いっぱいで終了するわけでございますけれども、宿泊者の減少に対応するため、6月1日からプレ販売を実施いたします。具体的には、「楽天トラベル」などの宿泊予約サイトの上で、クーポン券を発行いたしまして、最大50%の割引を行う予定となっております。

プレ販売の終了後は2種類の旅行券を発行いたします。まず、8月上旬からは、登山、ラフティング、パラグライダーなど自然体験アクティビィティで使用できる体験用の旅行券を最大50%の割引で販売いたします。また、夏のトップシーズンが終わる9月からは、昨年の災害の影響を受けた地域等も含めまして、県内外からの誘客強化、それから旅行閑散期の宿泊の増加を目的といたしまして、宿泊用の旅行券を最大これも50%引きで販売する予定となっております。

右側をご覧ください。こちらはふるさと商品の事業でございます。県内の魅力ある商品を銀座NAGANOとインターネットの通信サイト「NAGANOマルシェ」の上で、通常価格の30%引きで販売したいと考えております。ただ、伝統的工芸品、被災地支援の商品、障がい者就労施設等の商品につきましては、10%上乗せいたしまして、40%引きで販売を考えております。

1日から始まるプレ販売では、約200の商品を用意いたしましたが、8月からの本格的稼動には、500の商品を用意したいと考えております。長野県らしい安全・安心、そして長野県のものづくり企業の高い技術、こういうものが生きている製品、これらをラインナップしたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。

今後の事業でございますが、この事業を一過性のものとしないため、県民の皆様や県外の消費者に対しまして、積極的に長野県の製品をしっかりPRして、将来の市場確保を行ってまいりたいと考えております。

最後のページの旅行券の事業でございますが、その他の事業といたしまして4つほど考えております。旅行商品への助成、貸切バスツアーへの助成、信州まつもと空港の利用促進のためのバス利用への助成、海外からの誘客促進のための助成も同時に実施する予定です。

また、商品事業におきましては、原産地呼称管理制度やおいしい信州ふーど(風土)、または地域資源製品開発支援センターやしあわせ信州食品開発センターが支援いたしました商品など、県の施策に関する商品を積極的にPRしていきたいと考えているところでございます。当面は、プレ販売を通じまして、夏に向け商品のラインナップを充実させ、本格稼動時には効果的なプロモーションを展開したいと考えておりますので、各部局のご協力をよろしくお願いいたします。説明は以上です。

 

(太田副知事)

観光部長さんから何か補足はありますか。

 

(吉澤観光部長)

旅行券につきましては、特に体験用ということで、長野県の自然体験を普及したいという思いでつくりました。昨年の大北と木曽の被災地支援、そして、今、説明がありましたけれども、現在の観光の抱えている課題ということで、新幹線、あるいは信州まつもと空港の利用といった観点、あと海外からのインバウンドというような観点で考えましたので、これを起爆剤として一生懸命やっていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

 

(太田副知事)

ただいまの説明に対しまして、質問、意見等ありましたらお願いいたします。知事から何かございますか。

 

(阿部知事)

消費喚起型交付金を活用しての旅行券と商品販売ですけれども、旅行券が最大50%という表現になっていますが、これは、いろいろなパターンがあるから最大50%と書いていると思いますが、ちょっとこれだけ言ってもわかりづらいのではないかと思いますが。

 

(吉澤観光部長)

1万円の価値のものを5,000円で購入できるということで、例えば1万2,000円の場合でも、5,000円の券で1万円分となりますので、実質的には7,000円でというような形になります。表現については、ネット上での正確な情報提供には工夫していきたいと思います。

 

(阿部知事)

最大50%だと、もしかしたら10%もあるのかもしれないと思うけど、全然そんな話じゃないわけで、もう少しちゃんと正確に発信したほうが、何か50%だから大きそうに見えるだろうといって、最大50%って書いているような気がします。もう少しちゃんと書いたほうが、わかりやすいし、買ってもらえると思います。商品のほうも、もう少し、あんまり複雑じゃないけれど、でもアッパーとかあるわけだよね。何かこれで普及宣伝すると、ちょっとやっぱり、売りのところがクリアーではない。最大何%と書いてあるというのは、最大だから、5%引きのもあるという話になるので、そんな話じゃないわけだよね。

 

(石原産業政策監兼産業労働部長)

商品の方は、割引率30%で、限度額が20万円という形になります。

 

(阿部知事)

それはわかるけど、この発表資料のところにも、あんまり書いてないけど、旅行券のところは最大50%としか書いてないので。

 

(石原産業政策監兼産業労働部長)

わかりました。最大50%の書き方をちょっと検討します。

 

(阿部知事)

最大50%というのは、結果として最大50%なので、うちの考え方は別に50%じゃなくて、1万円でやりますとか、その考え方を出したほうがいい。

 

(吉澤観光部長)

わかりました。そこは工夫します。

 

(阿部知事)

いずれにしても、このふるさと割自体の利用とか、旅行券とか、ふるさと商品の販売をしっかり拡大していくということも大事ですし、それ以上に、今後の長野県の観光振興とか、産品の継続的な販売につながるような取組みにしていかなければいけないと思っていますので、今後のPRも含めて、その部分はしっかり産業労働部と観光部で連携して取り組んでもらいたいと思いますので、よろしくお願いします。

 

(太田副知事)

それでは次に移ります。資料6につきまして、長谷川信州マーケティング戦略担当部長から説明をお願いいたします。

 

(長谷川信州マーケティング戦略担当部長)

信州マーケティング戦略担当部長の長谷川でございます。それでは資料6の平成26年度「信州産」マーケティングレポートに基づきまして、ご説明をさせていただきます。県のマーケティング活動につきましては、産業労働部・農政部・林務部・観光部、それぞれの所管する県産品につきまして、フェア・商談会等のマーケティング活動を展開しているところでございます。私の仕事はその横の調整をとるということでございまして、昨年、この職が置かれて以降、各部局の兼務職員の方々と調整をとりながら、合同商談会の開催、銀座NAGANOの活用、それからバイヤーズガイドの作成等のマーケティングツールの整備等を進めてきたところでございます。このレポートは、そうした活動全体の実績をまとめたものでございます。

1ページの総括表をご覧いただきたいと思います。最下段の合計のところに全体の活動を掲げてございます。実施回数は全体で117回、参加企業数2,590社、成約件数1,080件、成約額5億4,602万円という結果でございます。成約額につきまして、一番大きいのはこの一番上にあります「食」の商談会でございます。「食」の商談会、B to B分野でございますが、これが2億5,735万円。それから物産フェア・飲食フェア、食のB to Cの分野でございますが、これが1億4,032万円。伝統工芸品に関するものが1,462万円、県産木材商談会が3,698万円。以上、合計いたしまして、4億4,927万円になっております。これに銀座NAGANOの10月以降の販売額が9,674万円、これを合わせまして、全体で5億4,602万円になってございます。

一番大きい「食」の商談会(B to B)につきましては、3ページに内訳が書いてございます。全体で2億5,735万円のうち、上から2段目でございますけれども、銀座NAGANOの活用分が1億3,326万円ということになっております。銀座NAGANOにつきましては、農政部のマーケティング担当職員、それから中小企業マーケティング支援センターの職員がここに籍を置きまして、部局横断的なマーケティング活動を展開しているわけでございます。ご覧いただきましたように、「食」の商談会が、全体の半分を占めているということで、非常に大きな割合を占めているということが言えると思います。銀座NAGANOはもともと一般消費者向けのB to C分野の施設ということですが、この部局横断的なマーケティング活動の拠点として、B to B分野でも大きな役割を果たしているということが言えると思います。

今年度は、こうした実績を踏まえまして、成約件数で1,200件、それから成約額6億円を数値目標に掲げたいと思います。その達成に向けまして、部局横断的な活動を推進するために、情報の共有化をさらに徹底していきたいと思います。それから成約件数、成約額といった数値目標の達成に努めることはもちろんですけれども、消費者の反応、それからニーズのマーケットの定性的な情報、そういったもののフィードバックに努め、商品の開発段階から消費者ニーズに応えられる、強い商品づくりができる、そういった仕組みを整えていきたいと考えております。銀座NAGANOにつきましては、引き続きB to B分野での最大限の活用を図っていきたいと思います。説明は以上でございます。

 

(太田副知事)

ただいまの説明に対しまして、質問、意見等ありましたらお願いいたします。せっかくの機会なので、長谷川部長が1年間やってきて、今日、各部長もお集まりなので、特に部局間連携とかの観点で、今後、是非協力いただきたいことがあれば、この際、言っていただければと思います。

 

(長谷川信州マーケティング戦略担当部長)

このマーケティングの仕事というのは、それぞれの各部局で、必要に応じまして立ち上げてきた経過がございまして、いろいろ充実はされてきましたが、各部局で立ち上げたということもあり、横の連携ということが、やっぱりなかなかできなくて、私の職が置かれたと思います。事業の実施レベルでは、企画の段階では、大分、そういったところは、合同商談会の開催でありますとか、バイヤーズガイドを一緒につくるとか、そういった形でできるようになったと思います。あとは、やっぱり実施した後の、個別具体的なこの商品情報の共有、そういったところを進めていくというのが課題だと思いますので、これは実際にこのマーケティング活動に当たる人にかかるところが非常に多いけれども、そういった面でまた仕組みづくり等を進めたいと思いますので、ご協力をいただければと思います。

 

(太田副知事)

他にございますか。知事から何かございますか。

 

(阿部知事)

長谷川担当部長、1年間お疲れさまでした。各部局の協力、連携を進めなければいけないので、担当部長としてはいろいろ苦労されたと思いますけれども、せっかくいい方向になってきているので、是非さらに各部局それぞれ協力し合って、情報共有や一緒になってのマーケティング、販売宣伝を進めてもらいたいと思います。

どちらかというと、県の部局もそうですけれども、国の省庁の組織も、供給側、つくり手側の論理で組み立てられているので、消費者側、需要者側の視点が弱いと、いつも私は感じています。是非長谷川部長のところで、つくり手側の感覚も共有をしながら、消費者、あるいは消費する企業の皆さんに対して、しっかり長野県のいい物を発信して、販路が拡大していくように、さらに頑張ってもらいたいと思いますので、よろしくお願いします。各部局も全面的に協力をしてもらうようにお願いします。

 

(太田副知事)

それでは次に移ります。資料7につきまして、北原農政部長から説明をお願いいたします。

 

(北原農政部長)

資料7をお願いいたします。農政部からは、地理的表示保護制度に基づきます登録申請につきまして、ご説明をさせていただきます。来週の6月1日から新たに国の制度として地理的表示保護制度が始まります。この登録第1号を目指して、JAみなみ信州さんが農林水産大臣に対しまして、「市田柿」の登録申請を行うということでご紹介をさせていただきます。

1に記載の地理的表示、略称「GI」と言いますけれども、GIの保護制度につきましては、特定農林水産物等の名称の保護に関する法律、略称「地理的表示法」と言われておりますが、この法律に基づきまして、法施行と同時に運用が始まるというものでございます。この制度につきましては、伝統や品質などのすぐれた特性があり、その特性が産地と結びついている農林水産物や食品の名称を国が知的財産として保護するものでございます。このGI制度、国際的には広く認知されておりまして、世界100カ国以上で行われております。事例としては、イタリアのパルマの生ハムなどが有名でございます。

登録の効果でございますが、地域ブランド産品として品質を国内外で国が保証してくれるということで、輸出国にも高品質をアピールできるということでございます。また、登録商標・GIマーク、ここに図柄がございますが、この使用が認められるということで、他の産品との差別化が図れ、また、不正な表示の使用に対しましては、国が取り締まりをしていただけるなどの効果がございます。

2に記載のとおり、今回、JAみなみ信州さんでは、生産地を飯田市・下伊那郡、それと上伊那の飯島町・中川村と定めまして、市田柿の品質基準ですとか、衛生管理マニュアル等の一定の基準に基づいて生産・加工された柿のみを、地理的表示「市田柿」として登録商標を行うこととしております。

3に記載のとおり、今回の申請を機に、加工業ですとか菓子店、また流通業者など、地域の多様な業種との横断的な連携によりまして、地域ぐるみでGIの活用を図り、市田柿のブランドをさらに高めていきたいということでございます。また、国際的に広く認知されている本制度を活用いたしまして、輸出拡大にも取り組むということでございます。

農政部といたしましても、この取組みを地方事務所と連携しながら支援するとともに、このような市田柿の先進事例を広くPRいたしまして、第2、第3の申請が行われるように取り組んでいきたいと考えているところでございます。説明は以上です。

 

(太田副知事)

ただいまの説明に対しまして、質問、意見ありましたらお願いいたします。知事から何かございますか。

 

(阿部知事)

長野県の伝統的に培ってきた高品質の農産品を、こういう形で登録していくというのは、大変重要なことだと思いますので、是非、今後もこうした制度を積極的に活用できるように、農政部もいろいろ知恵を出して進めてもらえればと思います。よろしくお願いします。

 

(太田副知事)

それでは次に資料8を塩原林務部長から説明をお願いいたします。

 

(塩原林務部長)

林務部からは、資料8と資料9を続けてご報告をさせていただきたいと思います。まず、資料8をお願いいたします。観光部と一緒にご報告をさせていただきます。信州ジビエの販売促進についての取組みでございますが、長野県と包括連携協定を結んでおりますイオンさん、長野県の森林大使のC.W.ニコルさん、そして県が連携をいたしまして、信州産のおいしいシカ肉が、初めて総合スーパーで消費者の皆さんにお届けできるようになります。6月5日から、県内のイオン11店舗でスタートしていきたいと考えております。

これまで、なかなか消費者が手軽に購入できる状況にございませんでしたが、県といたしましては、おいしい信州産のシカ肉が供給できるように取り組むとともに、先ほどの「信州産」マーケティングレポートにございました、消費者にお届けする販売活動を続けてまいりたいと考えております。

裏面でございますが、今回の取組みの流れを記載させていただいております。下段には、実際にイオンさんで販売されるシカ肉の製品を記載しています。今回は初めてシカの生肉、冷凍品でございますが、販売させていただきます。その他に加工肉、加工製品を販売することとなっています。

各部局といろいろな連携をさせていただきながら進めてまいりたいと思っておりますが、とりわけ信州産のシカ肉の認証制度をスタートしておりますので、これにつきましては健康福祉部からご支援をいただき、また、ジビエの商品開発につきましては、しあわせ信州食品開発センターとも連携をさせていただくなど産業労働部からもご協力をいただく。また、農政部とも、農産物マーケティング、農産物と連携した販売促進といった観点からもご協力をお願いしたい。それで観光部と一緒になって、販売に向けて取り組んでまいりたいと考えております。

続いて資料9ですが、この5月22日に全国「山の日」協議会の通常総会において、国民の祝日「山の日」全国大会の長野県開催が決定されました。来年の8月11日から国民の祝日として「山の日」が設けられることになり、その第1回目となる国民の祝日「山の日」の全国大会が松本市の上高地で開催するということで決定されました。

「信州 山の日」を昨年制定し、長野県としてもこうした「山の日」の取組みにつきまして、開催地にご決定をいただきました松本市、また、地元の関係の皆さんと協力しながら、本県が誇ります山岳環境や山の安全対策等を発信する機会となるように取り組んでまいりたいと思っております。また、7月15日から8月14日までは「信州 山の月間」でございまして、その中での開催となります。各部局の皆さんからもご支援、ご協力をいただきながら、取り組んでまいりたいと考えております。以上でございます。

 

(太田副知事)

ただいまの資料8と資料9を通しまして、質問、意見ありましたらお願いいたします。

 

(中島副知事)

「山の日」に関してですが、私も前職の国の立場の方で、この法律の成立を応援したわけですけれども、その1回目の「山の日」が長野県で開催されることは、非常に喜ばしいことだと思っています。この「山の日」の大会の内容はこれから検討していくわけですけれども、是非長野県の山の良さを実感できるように、建物の中での式典ももちろん必要なのかもしれませんが、実際にハイキングに行ってみるとか、長野県の山の良さを皆さんに体感いただけるような、そういった形の大会になるようにご検討いただければいいのではないかなと思っております。以上でございます。

 

(塩原林務部長)

そのように取り組んでまいりたいと思いますので、是非各部局の皆さんからもいろいろとご意見をいただいて進めてまいりたいと思いますので、ご協力をお願いしたいと思います。

 

(太田副知事)

他にございますか。知事から何かあれば。

 

(阿部知事)

ジビエの販売も「山の日」全国大会の開催も、林務部を中心に頑張ってもらって、具体的に進んできて、大変感謝しています。このジビエの方は、私がフェイスブックに載せたところ、いろいろな反応がありました。その中で、もう少し角とか皮とかを広く使えないかというお話もあるので、諏訪地方事務所でも考えていますけれど、林務部だけじゃなくて、産業労働部とかも含めて、このシカの全体的な活用のあり方をさらに考えてもらいたいと思っています。

それから「山の日」の方は、先ほども言った全国植樹祭と同じ年になるので、相当大変になってくると思います。林務部を中心にしながらも、各部挙げて協力すると同時に、地元の松本市ともしっかり連携していかなければいけないと思います。開催決定したこと自体は大変ありがたいことですが、いい大会にするために、早め早めに知恵を出して考えていってもらえればと思いますので、協議会の皆さんがどういう考え方でいるかということもよく把握をしながら、地元としてどうするかということを考えていかなければと思いますので、よろしくお願いします。

 

(太田副知事)

それではその他ですが、まず、石原産業労働部長からお願いします。

 

(石原産業政策監兼産業労働部長)

資料をご覧いただきたいと思います。多くの皆様に大変ご心配をしていただいておりますサミットでございますけれども、決定までもう少しというところに迫っております。一番の最近の動向ですが、安倍首相の発言によりますと、6月のドイツで開かれますサミットまでには開催地を決めるということ、そして開催地に立候補している都市の中から開催地が選ばれるということ、この2点でございます。

また、参考に記載してございますように、このところ、多くのメディアでサミットの開催地について報道がされておりますが、最近は政府からの公式な情報は入ってきておりません。厳しいレースでございますが、最後まで誘致の可能性を追求してまいりたいと考えておりますので、ご協力をよろしくお願いいたします。

次に3をご覧ください。長野県での開催が決定した際でございますけれども、皆様方にお願い事項がございます。まずは早急に庁内の組織を立ち上げる必要がございます。一部の報道では、サミットの開催時期が来年5月になるのではないかとの情報もございます。その場合には大変短い期間で万全の準備をしなければなりませんので、皆様方のご協力をお願いしたいと思います。

次に(2)でございますが、前回の洞爺湖サミットの報告書を見てみますと、特に危機管理、保健医療の体制につきましては、県がかなり大きな役割を担っております。危機管理部、健康福祉部におかれましては、格段のご協力をお願いいたします。

最後に(3)でございますが、これは全ての部局へのお願いでございます。決定した場合には、今年度の皆様方の実施している事業や来年度予算を見据えまして、ぜひともサミットの開催を念頭に置いていただいて、事業の執行や構築をしていただきたいと考えております。よろしくお願いいたします。以上です。

 

(太田副知事)

質問、意見ありますでしょうか。知事から何かございますか。

 

(阿部知事)

石原部長を中心に相当精力的にいろいろな取組みをしてきていますので、いい結果が出ることを強く期待し、いい知らせを待ちたいと思います。

 

(太田副知事)

それでは次に塩原林務部長からお願いします。

 

(塩原林務部長)

資料をご覧ください。全国植樹祭のシンボル「木製地球儀」をこれから県内各地でリレー展示をしてまいりたいと考えております。冒頭に知事からご紹介をいただきました、知事の横にございます木製の地球儀ですが、ヒノキ、葉の部分はナラ、土台がケヤキでございまして、第52回の山梨県大会から順次開催県に引き継がれて、このたび石川県知事から阿部知事に引き継がれました。全国植樹祭に向けて、県民それぞれのお立場の皆さんから、ホームステイ、あるいは苗木スクールステイの取組みもしていただいております。

明日でございますが、県の植樹祭「ふるさとの森づくり県民の集い」を大町市の鹿島槍スキー場にございますスポーツヴィレッジで開催をいたします。ここで、この木製地球儀を、知事から大町市長にリレーをさせていただき、県内をリレー展示して、県民の皆様に全国植樹祭へのいろいろなご支援、ご協力等をこれから広げていくものとしていきたいと思っています。

裏面でございますが、明日から、順次、県内をリレーさせていただきます。大町市をはじめ、来年の全国植樹祭に合わせて、県民の皆様の植樹会場を設定する市・町を中心に、各地方事務所でもリレー展示を行い、来年の4月には県庁に戻ってきます。全国植樹祭に向けてのこうした動きを、県民の皆様のご協力のもとに進めていくといった活動に広げていきたいと思っています。以上でございます。

 

(太田副知事)

質問等ございますか。知事からありましたら、全体を通してでも結構でございますので。

 

(阿部知事)

冒頭言ったように、植樹祭を何とか成功させなければいけないと思っていますし、是非長野県の総合力を発揮して、いいイベントにしたいと思います。明日、「ふるさとの森づくり県民の集い」があり、私も参加させてもらいますけれども、「山の日」の取組みなどとも相まって、長野県の森、自然をしっかり守りつつ活かしていきましょうと、そういうことを継続的に発信していきたいと思いますので、よろしくお願いします。

 

(太田副知事)

他に何かございますか。なければ以上をもちまして本日の部局長会議を終わります。

 

 

会議資料

会議次第(PDF:105KB)

(報告事項)

資料1: 信州ACE(エース)プロジェクト 取組方針及び実施プランについて(PDF:375KB)

資料2: 「ACE(エース)県庁」メイキングプロジェクトを開始します(PDF:1,792KB)

資料3: 特殊詐欺の多発と抑止対策の強化について(PDF:3,179KB)

資料4: “チャレンジ800”ごみ減量の推進について(PDF:238KB)

資料5: 「しあわせ信州 ふるさと割」のスタートについて(PDF:842KB)

資料6: 平成26年度「信州産」マーケティング事業活動実績について(PDF:876KB)

資料7: 地理的表示保護制度に基づく登録申請について(PDF:209KB)

資料8: イオン、C・Wニコル、長野県の連携による信州ジビエ販売促進の取組について(PDF:333KB)

資料9: 国民の祝日「山の日」全国大会の長野県開催決定について(PDF:223KB)

(その他)

2016年主要国首脳会議(サミット)について(PDF:290KB)

全国植樹祭のシンボル「木製地球儀」のリレー展示が始まります(PDF:2,324KB)

平成27年度ふるさとの森づくり県民つどい(第66回長野県植樹祭)チラシ(PDF:919KB)

おいしい部局長会議(PDF:427KB)

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電話番号:026-232-2002

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