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更新日:2023年5月27日

令和5年(2023年)4月21日部局長会議録

時間:午前9時30分~午前9時49分

場所:県庁特別会議室

出席者:

阿部知事、関副知事、小山警察本部長、内堀教育長、吉沢公営企業管理者、渡辺産業政策監、前沢危機管理監兼危機管理部長、清水企画振興部長、玉井総務部長、山田県民文化部長、福田健康福祉部長、諏訪環境部長、田中産業労働部長、丸山観光部次長、小林農政部長、須藤林務部長、田中建設部長、宮原会計管理者兼会計局長、加藤監査委員事務局長、西沢人事委員会事務局長、風間労働委員会事務局長、原佐久地域振興局長、柳沢上田地域振興局長、宮原諏訪地域振興局長、布山上伊那地域振興局長、丹羽南信州地域振興局長、渡邉木曽地域振興局長、宮島松本地域振興局長、早川北アルプス地域振興局長、尾島長野地域振興局長、小池北信地域振興局長

 

(関副知事)

 おはようございます。ただいまから部局長会議を始めます。
 初めに、知事から何かありますか。

 

(阿部知事)

 おはようございます。
 G7の外務大臣会合を、無事に開催をすることができました。小山本部長を始め、警察の皆さん、大変な警備、細心の注意を払いながらの対応、本当にありがとうございました。
 また、G7準備室の皆さんを始め、関係部局、観光・物産のPRもいろいろとしましたので、関係の皆さんにも改めて感謝をしたいと思います。
 アフターコロナを見据えて、いろいろな活動を活発化させていかなければいけないと思いますし、特に海外との交流もいま一度再スタートを切っていかなければいけないと思いますので、ここしばらくそうした活動をあまりしてきませんでしたけれども、G7外相会合を契機に再び活発な活動をしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
 関係の皆さんに改めて感謝をしたいと思います。ありがとうございました。

 

(関副知事)

 それでは、報告事項に入ります。
 本日の報告事項は1件です。
 報告事項の報告資料1について、県民文化部長から説明をお願いします。

 

(山田県民文化部長)

 県民文化部です。
 報告資料1をお願いします。
 長野県パートナーシップ届出制度について、実施要綱を制定しましたので報告をします。

 初めに、性的マイノリティーの皆さんの現状ですが、民間の調査などによりますと、性的マイノリティーの方は、人口のおよそ9%程度と言われていまして、これは左利きの方やAB型の血液型の方と同じくらいと言われていますが、学校や職場でのいじめやカミングアウトの難しさなどから、友人や親との関係などにおいて、日常的に生きづらさを感じておられます。
 加えまして、同性のパートナーがいる方にとりましては、パートナーやそのお子さんの入院に際して、病状の説明が受けられない、面会ができない、手術の同意が認められない、住宅への入居を断られるといったような、日常生活の中で家族と同等のサービスを受けられないといった支障に直面されています。

 このために「1 制度の趣旨」にあるとおり、誰もが多様性や違いを認め、社会や地域で個性や能力を発揮するとともに、人権が尊重され、共に支え合って暮らすことができる公正な社会の実現に向けた取組の一環としまして、性的マイノリティーの皆さんの生きづらさを解消し、生活上の障壁を取り除くことを目指して制定するものです。
 制度の創設に向けましては、昨年から当事者の皆さんや市町村などの御意見を伺いながら、検討をしてきました。2月に骨子案を作成いたしまして、3月14日までの間、パブリックコメントを実施し、32名の方から様々な御意見をいただいています。

 「2 制度の基本設計」ですが、少なくとも一方が性的マイノリティーであるお二人がお互いを人生のパートナーとすることを県へ届け出ていただく制度でございまして、県は届出受領証明証を交付し、届出があったことを証明するものです。これにより、戸籍や住民票の記載が変わることはありません。

 「4 届出の方法等」の「(2)届出受領証等の交付」の2つ目の○のように、届出受領証等にはお子さんの名前を記載できるようにいたしまして、たとえばお子さんの保育園などの送迎や病院などでも対応できるようにしたいと考えています。

 「6 施行期日」ですが、県民や市町村、事業者の皆様に周知をし、適切な運用を図るために、必要な期間を確保するために、8月1日としました。
 参考の四角の中ですが、施行に向けまして、今後リーフレットを作成するなど、制度の周知や制度への理解の促進を図っていきます。
 また、窓口の対応などにおける適切な運用を確保するための職員の研修も予定していますので、関係職員の皆様の受講について、御配慮いただければと思っています。
 今後は民間事業者への働きかけも並行して行ってまいりたいと考えていまして、とりわけ病院、住宅、宿泊施設などの民間のサービスにおいて、パートナーを夫婦や家族と同様に取り扱うことや、従業員の皆様への対応などについて、各部局の皆様には、関係団体などを通じた働きかけを是非お願いしたいと思っています。

 次のページをお願いします。制度に対応する予定の県のサービスなどについてです。
 昨年から、部局の皆様には、積極的に御検討いただきましたこと、この場をお借りして御礼を申し上げます。
 「1 届出受領証等の提示が必要な行政サービス」としまして、現在も実施していただいています県営住宅への世帯としての入居の申込み、「2 届出受領証等を行政サービス等の利用に係る証明手段とし得るもの」として、現在も実施していただいています県立医療機関における治療等への同意に加えまして、現在、納税証明書の代理申請における証明手段として活用することなどへの対応を掲げています。
 また、参考の1には、パートナーシップ制度にかかわらず、現在でも利用できるものですが、当事者の皆様がためらわずに利用できるように、確認事項ということで、御案内をするものとして記載をしています。
 さらに参考の2にあるように、職員の福利厚生等についても対応をしていきます。これは県が雇用主として率先して職員への対応を行うことにより、県内市町村や民間事業者などにおいても、従業員の福利厚生等についての対応を促すということを考えていますので、そのためにも記載しています。

 以上、概要を御説明しましたが、この制度が適切に運用されまして、性的マイノリティーの皆様の生きづらさの解消に少しでも役立てるよう、今後とも各部局の皆様の御協力をお願いします。説明は以上です。

 

(関副知事)

 ただいまの説明につきまして、質問、御意見がありましたらお願いします。
 テレビ会議で参加の皆さんは、全ての方が表示されているわけではありませんので、マイクをオンにして声をかけていただければと思います。いかがでしょうか。よろしいでしょうか。
 それでは、知事から何かありましら、お願いします。

 

(阿部知事)

 山田部長を始め、県民文化部を中心にパートナーシップ届出制度を取りまとめていただきまして、ありがとうございました。
 これは制度をつくることが目的ではなくて、やはり性的マイノリティーの皆さんが暮らしやすい社会をつくっていくことが重要だと思います。そういう意味で、この届出制度をつくるというのは、ある意味パーツだと思いますので、まずは県職員の皆さん全体が性的マイノリティーの皆様に対する人権意識をしっかり持って、日々の業務に当たってほしいですし、それぞれの仕事の中で対応しなければいけないこと、配慮しなければいけないこともあると思いますので、そうしたことも是非考えてほしいと思います。
 また、山田部長からもお話があったように、我々行政だけではなくて、多くの県民の皆様に理解していただき、共に支え合う、一緒に暮らしていける、そうした県にしていかなければいけないので、そういう意味で、民間の皆さん、関係団体の皆さんにも是非御理解をいただき、また、一緒になって取り組んでいただけるようにしていくことが重要だと思いますので、関係する部局の皆さんには、これは県民文化部に取りまとめてもらいましたけれども、是非それぞれの部局の自分事として考えて行動してほしいので、よろしくお願いします。以上です。

 

(関副知事)

 それでは、続きまして、その他の事項に入ります。
 質問、意見につきましては、後ほどまとめてお取りしますので、よろしくお願いします。
 初めに、その他資料1について、林務部長から説明をお願いします。

 

(須藤林務部長)

 それでは、その他資料1です。ウッドチェンジの普及・促進についてです。
 「1 背景及び取組の趣旨」ですけれども、木材、特に県産材の利用は、二酸化炭素の排出抑制や炭素の固定・貯蔵を通じて、脱炭素社会への実現に寄与するものと考えています。こうしたことから、暮らしに木を取り入れる行動を広げるために、生活用品等をプラスチックなどから木製製品に転換を促すウッドチェンジに取り組んできています。
 昨年度から県産材製品の需要拡大や魅力向上に向けまして、開発・改良や販路開拓などを補助事業で支援をしてきました。
 続きまして、2の昨年度の事業の成果です。支援件数は13件を支援しています。
 そのうちの主なものを2つここに掲げていますけれども、左が既存製品の木質化ですが、従来のアルミやスチール製のコンテナを木質化いたしまして、物販施設、イベントでの屋台、休憩所など、キャンプや屋外イベントでも十分使える製品の開発を行ってきています。
 それから、右ですけれども、県産材をDIY用の規格材として開発、製造をしたものです。店頭やネットで気軽に県産材のこうしたものが買えるような仕組みをつくっていただきました。あわせて、木育をテーマとする木の体験複合施設、これは3月にオープンしていますけれども、ここでの販売も行うことにしています。
 その他のものにつきましては、資料の3枚目以降にずっと事例集がありますけれども、ざっと御覧いただきますと、たとえば事例③では木製ワインセラーの開発、事例④では木製VRゴーグルの開発、それから、ずっと飛びますが、最後のほうに行って、事例⑪になりますが、モバイルユニット型のサウナキャビンの開発といったものもございまして、林務部だけというよりは、いろいろな分野とコラボレーションできるような製品が開発できたと感じています。
 なお、午後の知事の記者会見でも触れていただいた後に、部から資料に記載の2つの企業に今日は御協力をいただきまして、成果報告会を予定していますので、詳細はそちらで御覧ください。
 それから、開発されたこうした製品ですけれども、営業局や長野県産業振興機構などとも御協力、連携をさせていただいて、普及拡大、売り込みも図っていく、そんなことにしています。
 3番目、今年度の事業募集ですけれども、予算規模をさらに拡充いたしまして、今年の4月24日、来週の月曜日から新たな募集を始めたいと思っています。新しい生活スタイルを感じさせるような魅力的な提案を是非応募していただいて、我々も積極的に応援していきたいと存じますので、よろしくお願いします。以上です。

 

(関副知事)

 それでは、その他資料2について、田中建設部長からお願いします。

 

(田中建設部長)

 その他資料2を御覧ください。
 雨量や河川の水位情報を公開している長野県河川砂防情報ステーションを全面リニューアルして、令和5年4月1日から運用を開始しています。
 リニューアルの内容ですけれども、2ページ目を御覧ください。
 まずウェブ版を全面リニューアルしまして、防災情報が一目でわかるように見やすさを改善しています。
 特に今回の改定の目玉となるのがスマホの機能の充実ということで、これまでスマートフォン版では、パソコン版に比べて閲覧できる情報をかなり絞って提供していますけれども、今回、スマートフォン版でも全ての情報が閲覧できるようになりました。
 また、スマートフォンの持つ位置情報を活用していただくことで、外出先など、現在地の土砂災害危険度や短時間雨量の雨量予測などの情報を素早く簡単に確認できるようにしました。
 また、多言語化も図りまして、ウェブ版では8つの言語に対応するような対応も取っています。
 また、アクセス集中による遅延を防止するために、従来の2倍のアクセスに耐えられるようにサーバーを強化しています。
 これから大雨などの季節になってきますので、雨量や河川の水位など、リアルタイムで確認することができる河川砂防情報ステーションを御活用いただき、大雨などの際に御活用いただければと思います。
 なお、メールアドレスをここに書いてあるように登録してもらいますと、大雨注意報などの気象情報が発表された場合にお手元にその情報が届くようになりますので、是非御登録いただければと思います。以上です。

 

(関副知事)

 それでは、次にその他資料3について、小山警察本部長からお願いします。

 

(小山警察本部長)

 電話でお金詐欺被害防止対策につきまして、お願いを兼ねまして説明します。
 電話でお金詐欺ですが、今、県警では電話対策を実施していまして、知らない電話番号からの電話には出ないでくださいということを高齢者の方に呼びかけています。しかしながら、被害に遭った方の大半はナンバーディスプレーを未契約でございまして、電話に出てしまう、それで被害に遭っているという現状があります。
 下の現状ですけれども、全国的にも長野県においても、電話でお金詐欺の被害は前年比で増加してございまして、最近はルフィ強盗、あるいは闇バイト強盗といったような強盗にまで発展したケースが出てきているという状況です。
 下の対策ですけれども、そうした現状を受けまして、政府において犯罪対策閣僚会議、これは本年3月に開催されていますが、そこで緊急対策プランというものが決定されています。
 柱が4本ありますが、そのうち③被害に遭わない環境を構築するための対策が盛り込まれていますけれども、それを受けまして、NTTさんでナンバーディスプレー等無償化を発表されました。これは非常に有効な対策になり得ると考えています。
 中身は四角の中ですけれども、ナンバーディスプレー及びナンバーリクエストの月額利用料等を無償化しますという発表がございました。適用条件として70歳以上の方、または70歳以上の方と同居している方、こちらから申込みがあれば無償化するということでございまして、受付開始は5月1日からです。手続も非常に簡単でございまして、電話のみで手続は完了するということです。
 現在、県警では、各方面にNTTさんのナンバーディスプレー無償化の周知を図ってございまして、県におかれましても、周知に御協力をいただければと思いまして、本日、御説明をしました。以上です。

 

(関副知事)

 それでは、これまでの説明につきまして、質問、御意見等がありましたら、お願いします。産業政策監、どうぞ。

 

(渡辺産業政策監)

 ウッドチェンジについてです。須藤部長からもお話がございましたけれども、普及・浸透するには出口が一番大切だと思っています。記載のある営業局であったり、NICE以外にも、そのほかの部局で連携する団体であったり、企業、それから、イベントでのPRも工夫できると思いますし、長野県総合5か年計画における「世界で稼ぎ地域が潤う経済循環実現プロジェクト」にも資する目に見える事業ですので、部局連携等につきまして、私からも御協力をよろしくお願いします。以上です。

 

(関副知事)

 ほかにいかがでしょうか。公営企業管理者、どうぞ。

 

(吉沢公営企業管理者)

 関連して私からも、今、ウッドチェンジの関係でお話がありましたけれども、今日も事業者の方に来ていただいて、取組紹介をされるとお聞きしましたが、たとえば紹介されているDIY用の規格材みたいなものは、個々人で使っていただける一般消費者向けだと思いますし、あと、その下に出てくる木製ワインセラー、カラマツ材を使ったワインセラーは、かなりいいもので、ただ、金額は多分かなり高額になるのではないかと思うのですけれども、たとえばホテルで使っていただくなど、そうやって使っていただく普及先、普及方法を是非工夫していただいたり、営業局にも協力いただいて普及していければいいと思っていますし、そういったことを通じて個々人の生活でもウッドチェンジを進めていただいて、加えて、事業者の活動としてもそういった取組が進むように、工夫しながら取り組んでいただければと思いますので、よろしくお願いします。以上です。

 

(関副知事)

 ほかにはいかがでしょうか。県民文化部長、どうぞ。

 

(山田県民文化部長)

 電話でお金詐欺の被害防止対策ということでございまして、私どもとしましても、市町村や民間の企業・団体などが構成団体となっています、長野県消費者被害防止対策推進会議といった団体もあるので、そういったところと連携をしながら、高齢者のいらっしゃる世帯に対して、周知・啓発は是非一緒にやらせてほしいと思っていますので、よろしくお願いします。

 

(関副知事)

 ほかにはいかがでしょうか。よろしいですか。
 それでは、知事からありましたら、お願いします。

 

(阿部知事)

 もうそれぞれ発言いただいたので、いいです。ありがとうございます。

 

(関副知事)

 それでは、本日の議題は以上となります。
 何かほかに御発言がありましたら、お願いします。よろしいでしょうか。
 全体を通して、知事から何かありますか。

 

(阿部知事)

 特にありません。よろしくお願いします。

 

(関副知事)

 それでは、以上をもちまして、部局長会議を終了します。
 

 

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