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更新日:2024年5月27日

令和6年(2024年)4月1日部局長会議

時間:午前10時00分~午前10時20分

場所:県庁特別会議室

出席者:

阿部知事、関副知事、小野田警務部長、武田教育長、吉沢公営企業管理者、山田産業政策監、前沢危機管理監兼危機管理部長、清水企画振興部長、渡辺総務部長、直江県民文化部長、笹渕健康福祉部長、諏訪環境部長、田中産業労働部長、加藤観光スポーツ部長、小林農政部長、須藤林務部長、新田建設部長、尾島会計管理者兼会計局長、早川監査委員事務局長、西沢人事委員会事務局長、風間労働委員会事務局長、原佐久地域振興局長、柳沢上田地域振興局長、竹花諏訪地域振興局長、布山上伊那地域振興局長、岩下南信州地域振興局長、渡邉木曽地域振興局長、宮島松本地域振興局長、斎藤北アルプス地域振興局長、坪井長野地域振興局長、小池北信地域振興局長、米沢教育次長、曽根原教育次長、宮原議会事務局長、室賀リニア整備推進局長、新納財政課長

 

(関副知事)

 おはようございます。それでは、ただいまから部局長会議を始めます。
 本日は今年度最初の部局長会議ということで、教育次長、議会事務局長及び新たに就任された部内の局長さんにも御出席をいただいています。
 それでは、最初に知事から年度初めの御挨拶をお願いします。

 

(阿部知事)

 皆さん、おはようございます。令和6年度最初の部局長会議ということで、新しいポストでここに座っていらっしゃる方もいらっしゃいますが、改めて、この部局長会議メンバーで協力をして、力を合わせて、長野県がさらに前進できるように、そして県民の皆様が幸せに暮らせるように取り組んでいきたいと思いますので、御協力をお願いしたいと思います。
 私からは、当面、新年度、皆さんと一緒に取り組んでいきたいことについて、今日は時間がないので、簡単にお話ししたいと思います。
 まず、各部局の皆さんと共有して、共通して取り組むべきテーマが、少子化・人口減少の問題です。人口減少戦略も秋頃までには取りまとめていくという方針を出しているわけですけれども、できるだけ幅広い県民の皆様と対話をしながら取りまとめていかなければいけないと思っています。
 人口減少の適応と緩和、この両面から取り組まなければいけませんので、ありとあらゆる部局が関係していると考えています。是非総力を挙げて、この人口減少に向き合って、県民の皆様が希望を持ちながら安心して暮らせる長野県づくりに取り組みたいと思っていますので、まず、この点をしっかりお願いしたいと思います。
 それから、2つ目の大きなテーマが地震防災対策の強化です。先日も石川県庁、金沢市役所、輪島市役所、富山県庁に行ってまいりました。特に輪島に向かう道路は、非常にまだそこかしこが崩落している状況でしたので、たどり着くまでにも相当時間がかかりました。そして、水道も一時復旧したりしたようですけれども、私が行った時は、今日は断水ですということで通常のトイレは使用できないと。昼食を取る場所もないというような状況がまだ続いています。
 能登半島地震復興支援県民本部を立ち上げていますので、各部局しっかり協力して復興支援に取り組んでほしいと思いますが、もう一方で、長野県の地震防災対策も、今回の能登半島地震の教訓を踏まえて、さらに充実をさせていく必要があると考えています。
 この防災対策、とりわけ地震防災対策は、一瞬にして日頃の暮らしやなりわいの基盤が覆されるということになりますので、それぞれの部局においても、この地震防災対策は自分のところではどんなことが必要なのか、あるいは関係する分野と連携してできることは何かということをしっかり考えていっていただきたいと思っています。
 それから、あと2つだけ申し上げますけれども、3点目が、やはり新しい時代に向けて歩みを進めていかなければいけないと思っています。気候危機への対応、それからデジタル化、DXの推進と、長野県はこれまでも取組を進めてきましたけれども、こうした未来に向けての歩みもさらに加速をさせていく、そうした年にしていかなければいけないと考えています。この未来志向の政策形成、政策推進にも、是非意を用いていただきたいと考えています。
 最後に4点目です。今日から武田教育長に新しく就任をしていただきましたけれども、いろいろなところで申し上げてきていますが、教育、人づくり、これからの長野県の将来に向けては最も重要な政策課題だと考えています。
 ちょうど今日、日本経済新聞に荒井(英治郎)先生が信州型フリースクール認証制度のことについて書いていただいていますけれども、教育委員会にまずしっかり御尽力いただくことはもとより、教育委員会だけではなくて、たとえば新しい学校をつくるということになれば、単に学校のあり方だけではなくて、そこに子どもたちが通学するための交通をどうするんだと。あるいは、場所によっては高校再編をまちづくりにつなげていきたいと考えている地域もありますので、どうやってまちづくりを進めていくのか。この教育という問題も、単に教育委員会だけの問題だと位置づけるのではなくて、関係部局がしっかり一緒になって検討してほしいと思っています。
 もう少し話したいことはありますが、今日は時間がないので、私からは今後当面取り組みたい政策については以上とさせてもらいます。
 もう一点、皆さんと共に進めなければいけないのが長野県の組織風土改革です。昨年度一年間、「かえるプロジェクト」ということで、部局長メンバーの皆さんの中にも加わって一緒に取り組んでいただいた方もいらっしゃいますが、「かえるプロジェクト」から出されてきた提言を具体化をしていく、着実に目に見える形で進めていく年にしなければいけません。加えて、多くの、最終的には全ての県職員を巻き込んだ県全体の動きにつなげていかなければいけないと思っています。是非、部局長の皆様には、この組織風土改革の先頭に立って取り組んでほしいと思っています。
 特に、継続しているメンバーの皆様は御存じですけれども、新しいメンバーの方もいらっしゃるので改めて申し上げますけれども、今年度、まずスタートダッシュとしては、レクのペーパーレス化、これは是非しっかり確実に形にしてほしいと思いますし、もう一つは、部局長の皆さんには、時間外のレクはやらないということを、今日是非部下の皆さんにもしっかり明言をしていただいて、有言実行で取り組んでほしいと思っています。まず、ペーパーレスと時間外のレクをなくそうということを徹底していきたいと。
 そしてまた、その次の課題もいろいろありますので、是非皆さんの力を結集して、長野県が本当に職員全てにとって働きやすい、明るく楽しく前向きに働ける職場になるように、そしてその結果として、県民の皆様に真に役立つ県組織になるように取り組んでいきたいと思っています。
 是非この組織風土にも、各部局長の皆様には全力で取り組んでいただきますようお願いを申し上げて、私からの新年度に当たっての挨拶としたいと思います。よろしくお願いします。

 

(関副知事)

 それでは、報告事項に入る前に、今回の人事異動で新しく本会議のメンバーになられた方、またポストが替わられた方がおられますので、替わった方のみ簡単に自己紹介をお願いします。
 それでは現地機関からということで、まず諏訪地域振興局長からお願いします。

 

(竹花諏訪地域振興局長)

 諏訪地域振興局長の竹花です。
 諏訪湖の創生、それから豊かな自然をいかした地域づくりに、職員、地域の皆様と共に取り組んでいきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

 

(関副知事)

 よろしくお願いします。
 それでは南信州地域振興局長、お願いします。

 

(岩下南信州地域振興局長)

 岩下秀樹です。よろしくお願いします。
 飯田・下伊那地域は、リニア、三遠南信道、様々な交通インフラ整備が進んでいますし、伝統文化も固有の文化があります。大きな可能性を持った地域だと思っていますので、発展していくよう取組を進めていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

 

(関副知事)

 よろしくお願いします。
 続いて北アルプス地域振興局長、お願いします。

 

(斎藤北アルプス地域振興局長)

 北アルプス地域振興局長の斎藤です。よろしくお願いします。
 北アルプス地域は様々な個性がある市町村があります。松糸道路、それから観光、産業、農政、様々ありますけれども、そうしたことを市町村の皆様と地域の皆様と本音でコミュニケーションを取りながら進めていければと思っています。関係部局の皆様にも是非御協力いただきたいと思います。よろしくお願いします。

 

(関副知事)

 よろしくお願いします。
 それでは長野地域振興局長、お願いします。

 

(坪井長野地域振興局長)

 長野地域振興局の坪井です。
 地域の皆様との対話を大事にしまして、各部局や他の地域振興局と積極的に連携を図っていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。

 

(関副知事)

よろしくお願いします。
 それでは、この部屋の中にお願いしたいと思います。
 まず教育長、お願いします。

 

(武田教育長)

 教育長を拝命しました武田育夫と申します。よろしくお願いします。
 真に子どもたちを中心に考えて教育を変えていくというか改革していくということで、全力で取り組みたいと思います。よろしくお願いします。

 

(関副知事)

 よろしくお願いします。
 産業政策監、お願いします。

 

(山田産業政策監)

 産業政策監の山田明子です。
 少子化人口減少の中で顕在化をしてきています人手不足や、女性や若者が暮らしやすく働きやすい環境となるように、各部局の皆さんのお力をお借りしながら取り組んでいきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

 

(関副知事)

 よろしくお願いします。
 それでは総務部長、お願いします。

 

(渡辺総務部長)

 総務部長の渡辺高秀です。
 「かえるプロジェクト」をはじめ、各種課題解決に皆様と一緒に取り組んでいきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

 

(関副知事)

 よろしくお願いします。
 県民文化部長、お願いします。

 

(直江県民文化部長)

 県民文化部長の直江崇です。
 非常に間口の広い部でして身の引き締まる思いですけれども、是非、県民生活に安心と潤いを届けられるように努めていきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。

 

(関副知事)

 よろしくお願いします。
 健康福祉部長、お願いします。

 

(笹渕健康福祉部長)

 健康福祉部長を拝命しました笹渕美香です。
 少子高齢化の中、我が部でも様々な課題があるところですが、その課題も一つ一つ丁寧に対応していきまして、健康、医療、福祉のさらなる充実に尽力していきます。どうぞよろしくお願いします。

 

(関副知事)

 よろしくお願いします。
 それでは観光スポーツ部長、お願いします。

 

(加藤観光スポーツ部長)

 観光スポーツ部長の加藤です。
 部の発足初年度になります。観光とスポーツの連携による効果が発揮できるよう取り組んでいきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

 

(関副知事)

 よろしくお願いします。
 会計管理者兼会計局長、お願いします。

 

(尾島会計管理者兼会計局長)

 会計管理者兼会計局長の尾島です。
 適正で効率的な会計事務の執行、また契約事務の適正化に取り組んでいきたいと思っています。皆さん、よろしくお願いします。

 

(関副知事)

 よろしくお願いします。
 監査委員事務局、お願いします。

 

(早川監査委員事務局長)

 監査委員事務局長を拝命しました早川恵利です。
 部局の皆様には、適正な事務事業の執行に努めていただいているところですが、皆様からの協力をいただきまして監査を進めていきたいと思いますので、またよろしくお願いします。

 

(関副知事)

 よろしくお願いします。
 議会事務局長、お願いします。

 

(宮原議会事務局長)

 議会事務局の宮原渉です。
 皆様の御協力の下、円滑な議会運営に努めていきますので、どうぞよろしくお願いします。

 

(関副知事)

 よろしくお願いします。
 それではリニア整備推進局長、お願いします。

 

(室賀リニア整備推進局長)

 リニア整備推進局長の室賀です。
 地域の皆様、関係する皆様と連携しないとリニア整備は推進できませんので、努力していきます。よろしくお願いします。

 

(関副知事)

 よろしくお願いします。
 以上、自己紹介をいただきました。
 それでは、4番の報告事項に入りたいと思います。
 報告資料1について、財政課長から説明をお願いします。

 

(新納財政課長)

 おはようございます。昨年度に引き続きまして財政課長を務めます新納です。本年度もよろしくお願いします。
 総合5か年計画の2年目ということで、大きく前進させる年ということを踏まえまして、各種県政課題の取組、各部局の皆様と共にしっかりと進めていきたいと思っています。
 それから、「かえるプロジェクト」実行の年でして、財政課の立場からも、予算に関わる全ての職員の皆様が健康かつ前向きに、納得感を持って業務に当たれるように全力で改革に取り組んでいきたいと思っていますので、何とぞよろしくお願いします。
 それでは、資料1「令和6年度予算執行方針のポイント」につきまして御説明します。
 令和6年度当初予算におきましては、人口減少の緩和と適応を進め未来に挑戦していくため、新時代創造プロジェクトの具体化、子育て家庭応援プランによる手厚い支援策などを盛り込みました。また、能登半島地震も踏まえた地震防災対策の抜本強化、また、かえるプロジェクトの実行に関する予算等も盛り込んだところです。
 こうした中で、県財政の状況としましては、当初予算段階で110億円の財源不足が生じ、基金残高は今後も減少の見通し。また、建設事業債の残高は4年連続増加を見込んでいるところです。
 こういった状況も踏まえまして、執行段階におきましても、一層めり張りを意識した取組が重要でして、当初予算でも掲げた人口減少の緩和と適応、そして未来への挑戦を強く意識しながら、8つの新時代創造プロジェクトを中心に部局横断で取り組んでいきたいと思います。
 特に、事業実施に当たって留意する点を御覧いただければと思いますが、下の囲みにあります3点を意識して取り組んでいきます。1つ目に、目的や目標の明確化、またデータの活用などにより成果を常に意識すること。2つ目に、対話と共創について、県民起点の徹底や多様な主体との企画、加えて県民にしっかり伝えるといったことも含めて、さらに推進をしていくということ。そして3つ目として、職員の主体的な学びや部局間連携による学ぶ県組織の方針等にも取り組んでいきます。
 特に、①の成果へのこだわりにつきましては、冒頭も触れました「かえるプロジェクト」の実行年であるということも踏まえまして、常に無駄をなくして効率化していくということを、これまで以上に強く意識して取り組んでいきたいと考えています。
 このほか、地震防災対策の抜本強化に関しては、当初予算の執行に加えまして、地震防災対策強化アクションプラン(仮称)の策定にも取り組んでいきます。また、先ほど来触れています「かえるプロジェクト」についても、昨年度末に取りまとめた方向性に沿って、全庁一緒になって取り組んでいきたいと考えています。
 最後に、財政改革についてです。社会保障関係費の増加、金利上昇等によりまして、これまで以上に厳しい財政運営を強いられることが懸念される一方で、新時代創造プロジェクトをはじめ積極的な政策展開も必要です。
 このことから行政・財政改革実行本部におきまして、政策的経費の総点検、「かえるプロジェクト」による業務の集約、デジタル化・効率化等の連動等も中心に、あらゆる観点から徹底した財政改革に、全庁を挙げて取り組んでいきたいと考えています。
 新たな政策課題に積極的に取り組むためにも必要な取組であると考えていますので、各部局の皆様とも思いを共有しながら、一緒に取り組んでいければと考えています。具体の取組については追ってお願いをしていければと考えていますので、引き続きどうぞよろしくお願いします。説明は以上です。よろしくお願いします。

 

(関副知事)

 ただいまの説明について、質問、御意見等がありましたら、御発言をお願いします。いかがでしょうか。よろしいでしょうか。
 それでは、知事から何かありましたらお願いします。

 

(阿部知事)

 この方針自体は財政課長から説明してもらったとおりですので、この内容を十分留意して執行に当たってほしいと思います。
 1点、私からは、この事業の見直しというか財政改革についてですけれども、これまでも行財政改革はいろいろと取り組んできたわけですけれども、大分時代状況も大きく変わって来つつあると思っています。
 長い続いたデフレ経済から脱却しつつある中で、我々からは、企業の皆さんに価格転嫁を進めてもらうこと、賃金を上げてもらうこと、こうしたことをお願いをしてきています。そういう意味では、物が安ければ安いほどいいという時代はもう過去のものになりつつあると思っています。
 そうしたことを考えると、我々の予算に対する向き合い方、財政についての考え方も、相当発想を変えてもらわないと、今までどおりの発想で仕事をしていてはいけないと思っています。
 やらなければいけない仕事はたくさんあるわけですけれども、是非、部局長の皆さんには、しっかり優先順位をつけてほしいと思っています。いろいろな方から要請があり、できるだけそれに応えたくなるという思いは私も同じですけれども、限られた予算財源と限られた人員で仕事をしていくわけですから、やはり優先順位をしっかりつけなければ、あれもこれもやっていくことはもはや限界だと思っています。
 そのためには何が必要かと考えたときには、やっぱり何のためにこれをやるのか、目的は何なのかということをまずしっかりと意識をしてもらって、その目的達成に向けて優先順位が低いものはどんどん廃止する、やめていく、縮小する、そうしたことが必要だと思っています。そういう意味では、何のためにこれをやるのか、目標は何なのかということを、常に意識して取組を進めてほしいと思っています。
 部局単位でできるところと、ほかの部局の仕事と横に並べて全庁的にやらなければいけない部分と両面ありますけれども、部局単位でできるところは是非しっかり部局長の皆さんには、そういう目でもう一度仕事の内容、仕事のあり方を見直してもらえればと思いますので、よろしくお願いします。以上です。

 

(関副知事)

 次にその他事項に入ります。
 事前に登録されている案件は特にありませんが、特に何かありましたら御発言をお願いします。いかがでしょうか。よろしいですか。
 最後に、知事から何かありますでしょうか。

 

(阿部知事)

 特にいいです。

 

(関副知事)

 それでは、以上で部局長会議を終了とします。
 

 

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