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更新日:2019年4月19日

平成29年(2017年)3月7日部局長会議録

時間:17時~17時16分

場所:県庁特別会議室

出席者:

阿部知事、太田副知事、中島副知事、小林公営企業管理者、原山教育長、野池危機管理監兼危機管理部長、小岩企画振興部長、小林総務部長、青木県民文化部長、山本健康福祉部長、関環境部長、石原産業政策監兼産業労働部長、吉澤観光部長、北原農政部長、池田林務部長、奥村建設部長、清水会計管理者兼会計局長、小野人事委員会事務局長、土屋監査委員事務局長、土屋労働委員会事務局長、西口警務部長(警察本部長代理)

 

 

(太田副知事)

 

ただいまから、部局長会議を開催します。本日は、県消防防災ヘリ事故を受けまして、現在までの状況を共有できるようお集まりいただきました。最初に知事からお願いいたします。

 

(阿部知事)

県議会中で、各部局大変お忙しい状況かと思いますが、今日は臨時で部局長会議を招集させていただきました。既に報道等で御承知かと思いますが、去る3月5日、県の消防防災ヘリが山中に墜落するという大変残念な事態になりました。県の山岳救助や人命救助に全力であたってもらってきた9名の消防防災航空センターの職員が犠牲となり、私としては無念としかいいようがない、そうした事態であります。御家族の皆さんのことを考えると、言葉にならないというのが正直なところです。

今日は、県の職員として、今回の状況を各部局長と共有したいということ、それから、お亡くなりになられた9名の職員・隊員の方々に哀悼の誠を捧げたいということで、招集いたしましたので、よろしくお願いいたします。

 

(太田副知事)

今回の事故でお亡くなりになられた方々の御冥福をお祈りするために、黙祷を捧げたと思います。全員その場で御起立をお願いします。黙祷。

 

(黙祷)

 

(太田副知事)

黙祷を終わります。御着席願います。

それでは、野池危機管理監兼危機管理部長から説明をお願いいたします。

 

(野池危機管理監兼危機管理部長)

資料に従いまして、墜落事故の状況とこれまでの経過につきまして、御説明をいたします。まず、事故の概要ですが、覚知をいたしましたのが、3月5日15時12分、県警のヘリが、松本市の鉢伏山付近の山中で、県の消防防災ヘリコプター「アルプス」の墜落を確認いたしました。場所につきましては、地図に「現場」と記載してありますが、尾根から20、30メートル下がったところでございます。南の方には高ボッチ山、西の方には、崖の湯、県の総合教育センターがございます。発生の状況ですが、「アルプス」には9名が搭乗しており、訓練のためのフライトでございました。被害の状況ですが、9名につきましては、パイロットが1名、整備士が1名、消防隊員が7名でございます。救助の経過ですが、発見時に心肺停止の状態で発見された方が多いわけですが、3月5日に3名の死亡が確認され、6日には6名の死亡が確認されました。事故の経過でございますが、3月5日13時33分に、「アルプス」は訓練のために、松本空港を離陸しております。その後、交信が取れない時間がありまして、異常を察知し、県警に情報収集を依頼し、県警ヘリで発見がなされたものであります。

県の対応ですが、墜落の確認と同時に消防防災ヘリコプター事故対策本部を設置いたしました。また、その後、自衛隊に災害派遣要請、消防庁に広域航空消防応援を要請し、そして、知事を本部長とする第1回本部員会議を19時30分に開催をいたしました。3月6日の深夜ですが、1時45分に除雪完了とありますが、6日の捜索には、進入の道路の除雪をするということが、円滑・迅速な救助に不可欠でございました。深夜まで除雪を継続いたしまして、1時45分までに除雪を現場付近まで完了させていただきました。6日には、第2回、第3回の本部員会議を開催し、情報の共有、御家族への対応、今後の方針の決定につきまして会議を開いたところでございます。

消防、警察、自衛隊などの関係機関の活動でございますが、3月5日には相互応援協定や消防庁の広域航空消防応援のヘリコプターに応援で駆けつけていただいております。空と地上隊との両方から捜索をいたしました。自衛隊も、第13普通科連隊、松本駐屯地より救助のために出発をしていただいております。6日ですが、5日は日没、二次災害の危険により捜索は一時中断をしたわけでありますが、6日はできうる限り早く捜索を再開するということで、地上隊の方は、多少の前後はありますが、消防、警察、自衛隊とも4時に出発をしております。ヘリコプターの方は、5時前後に飛行ができるかどうかの決心・判断をいたしまして、6時にそれぞれのところを離陸をいたしました。地上部隊と、ヘリコプターから捜索隊員を降下させ、捜索・救助活動を行いました。その結果、大変残念な結果でありますが、全員発見され、死亡が確認されたという状況でございます。

今後の対応でございますが、何よりも御家族のお気持ちを大事にした対応が重要と考えております。今、各消防本部、県職員、保健師が御家族に寄り添ってお気持ちをお聞きする、御要望をお聞きするといった対応をさせていただいております。これからもできる限りのことをさせていただきたいと思っております。

また、事故原因につきましては、現在、国の運輸安全委員会並びに県警の調査が始まっておりますので、原因究明には全面的に協力をさせていただきたいと思っております。さらに、今後のヘリコプターを使った救急・救助体制でございますが、長野県では近隣6県と応援協定を結んでおります。これによりまして、当面は、引き続き支援をいただくこと、格段の配慮をいただくことについて、私の方から各県に連絡をさせていただきまして、御了解をいただいているところでございます。また、知事からは、消防庁長官をはじめ、関係方面に長野県の救急・救助体制の維持に格段の配慮をいただきたい旨の依頼をし、御了解をいただいているところでございます。状況、現在までの経過につきましては、以上でございます。

 

(太田副知事)

知事からお願いいたします。

 

(阿部知事)

状況については、今、野池危機管理部長から説明があったとおりであります。私からは、改めて、警察、自衛隊、消防、関係機関の皆さんの救助・救出へのご協力に感謝申し上げたいと思います。松本広域消防が中心となって、各関係消防本部が協力する中で、消防の皆さんにも対応してもらいました。現場は県警の機動隊長が中心に指揮をとって対応してもらいました。自衛隊には派遣要請を私からさせていただいて、自衛隊の皆さんにもヘリと地上の両面で御協力をいただいた状況でございます。私から関係の皆さんには、電話でお礼をお伝えさせていただきましたし、野池危機管理部長の説明にもありましたが、消防庁からも支援をいただいたということで、消防庁長官にも私からお礼を申し上げています。関係機関のご協力に対して、重ねて感謝するとともに、引き続き、関係機関との連携をしっかりととっていくことができるように、危機管理部でもフォローしていただければと思います。また、建設部には、道路の除雪に地元自治体、建設業者と連携して対応していただきありがとうございました。

今後の対応について、2点申し上げておきます。まず、野池危機管理部長から説明があったように、御家族の皆さんの思いにしっかり寄り添った対応をしていきたいと思っておりますので、危機管理部だけでなくて、総務部にも協力をしてもらいながら、隊員それぞれに出身の消防本部がありますので、そうした皆さんとも十分に協力し合いながら、対応していってもらいたいと思います。

2点目は、こうした状況ではありますけれども、我々の責務は、県民の皆さんの生命・財産を守るということでありますので、当面、他県からの防災ヘリの協力をいただけるように、しっかりと対応していかなければいけないと思いますし、その後の方向性についても、早急に対応を決めていきたいと思いますので、野池危機管理部長を中心に検討してもらいたいと思います。また、中島副知事にも御家族の皆さんへの対応をしていただきありがとうございました。私からは以上です。

 

(太田副知事)

以上で本日の部局長会議を終了いたします。

 

会議資料

会議次第(PDF:18KB)

長野県消防防災ヘリコプター墜落事故の状況(PDF:740KB)

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