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更新日:2019年7月9日

令和2年(2020年)1月17日部局長会議録

時間:午前9時31分~午前10時04分

場所:県庁特別会議室

出席者:

阿部知事、太田副知事、小岩副知事、伊藤警察本部長、原山教育長、小林公営企業管理者、竹内危機管理監兼危機管理部長、伊藤企画振興部長、関総務部長、酒井女性活躍推進監兼男女共同参画センター所長、増田県民文化部長、土屋健康福祉部長、高田環境部長、熊谷信州ブランド推進監兼産業労働部営業局長、林産業労働部長、中村観光部長、山本農政部長、井出林務部長、長谷川建設部長、塩谷会計管理者兼会計局長、吉原監査委員事務局次長、清水人事委員会事務局長、小口労働委員会事務局長、吉沢佐久地域振興局長、鈴木上田地域振興局長、小野沢諏訪地域振興局長、佐藤上伊那地域振興局長、丹羽南信州地域振興局長、中坪木曽地域振興局長、小野松本地域振興局長、滝沢北アルプス地域振興局長、林長野地域振興局長、藤澤北信地域振興局長

 

(太田副知事)

 おはようございます。ただ今から部局長会議を始めます。知事から最初に何かございますか。

(阿部知事)

 おはようございます。一昨日から昨日にかけて、北アルプスの移動知事室に行ってきました。滝沢局長はじめ北アルプス地域の皆さんには段取りから含めて、大変きめ細やかな対応をいただきましてありがとうございます。北アルプス地域で感じたことを部局長の皆さんと共有しておきたいと思います。盛りだくさんなので全部触れませんけども、若者視点から地域の今を考え地域の未来を創造し、持続的かつ将来性ある地域課題解決を実施する「池田つむぐプロジェクト」の一環で、「減塩推進協力店」を募って、減塩に向けた取組がされています。健診の際には尿検査で塩分濃度を調べることも含めて、非常に徹底した取組をされていると感じました。「信州ACEプロジェクト」もまだまだ内容を充実させていかないといけない部分もたくさんあるので、こういう市町村であるとか地域の中で良い取組を全県に広く展開する方向で、健康福祉部を中心に考えてもらえるとありがたいと思っています。

 それから、地域戦略会議はパワーランチと称して市町村長の皆さんと昼食を取りながら意見交換をさせていただきました。いろいろな課題がありましたが、後で関係部局と内容について共有をしていきたいと思います。移住についても話題がたくさん出ました。移住者の把握の仕方を市町村でもしっかり協力してくださいということと、移住に限らずデータに基づく行政をしっかりやっていきましょうということを私の方から申し上げました。その時、移住者の情報も含めて、市町村が把握してくれないと県では把握できない情報がたくさんある反面、市町村が単独で頑張っても、他の地域と比較できなければあまり使いようがないデータもたくさんあります。一回、市町村と県がデータなどを持ち寄って、どういうデータが必要なのか、どういう情報共有が必要なのかを考える必要があるのではないでしょうかと、私から話しています。伊藤部長のところで少し考えてくれるとありがたい。これからファクトベースで行政がやっていく時に、まだまだ改善すべき点がたくさんあるのではないかと思っているので、そこをお願いしたいと思います。

 全体的に雪が少なく、スキー場や宿泊施設への影響も懸念されているところでありますけれども、宿泊関係の皆さんと話した時、スキー場の状況にもばらつきがあると感じました。増えている所は増えているし、減っている所は減っている。当たり前かもしれないけれども必ずしも一律に、減ってしまっているわけでもない。 

 特にリピーターのお客様をちゃんと捕まえている宿泊施設は、「しっかりお客さんが来ています。」というお話もありました。

 今は産業労働部も融資への対応も含めてやってもらっていますし、全体的に雪が足りないという報道も広まっています。白馬地域はインバウンドの宿泊について堅調に推移しているようですけども、国内のお客様に向けて、ちゃんと滑れるスキー場があるというアピールをしっかり行う必要があるのではないのかと感じていますので、また観光部でも考えてもらえればありがたいと思います。

 小谷村で雪中キャベツの収穫を体験しました。本来、雪に埋もれている時期なのに、雪からキャベツがかなり露出しているという状況でした。気候非常事態宣言をしている中で観光であったり、農業であったり、様々な影響が出てきているなと思っています。改めて気候変動対策は今年からさらに力を入れて取り組まなければいけないと思っていますので、是非、関係部局それぞれしっかり検討してもらいたいと思います。

 今日、私のフェイスブックでシェアしているので見ている人もいるかもしれませんが、NASAがフェイスブックページを持っていて、去年、直近5カ年の気温が過去140年間の中で、最も高かったということを、いくつかの研究機関からのデータから言えるという記事を載せています。長野県の身近な暮らしの中にも温暖化の影響がかなり出ていると感じていますので、常に問題意識をしっかり共有して取り組んでいってもらいたいと思います。

 最後に大町岳陽高校の生徒たちと意見交換させてもらいましたけども、長野県内でも探究的な学びが、かなり浸透して成果を上げてきていると思っております。若者たちがしっかり前を向いて希望を持って進めるように教育委員会とも連携していきたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。私からは以上です。

(太田副知事)

 本日のおいしい部局長会議のメニューにつきまして、吉沢佐久地域振興局長から進行をお願いいたします。

(吉沢佐久地域振興局長)

 おはようございます。佐久から「幻のプルーンヨーグルト」をお届けしました。

 なぜ幻なのか。このヨーグルトは佐久地域特産のプルーンと望月高原の良質な牛乳から作られておりますが、JA佐久浅間望月高原アイスヨーグルト工場において、現在試作中で、商品名未定、販売価格未定、販売日未定と、見事に三拍子揃っております。

 平成19年からスタートしたこの「おいしい部局長会議」、その長い歴史の中でこのような幻の品が登場するのは恐らく今回が初めてだろうと思います。新しいものにも果敢に挑戦しようとする佐久地域振興局の心意気を感じ取っていただきたいと思います。

 さて、肝心の味ですが、滑らかな舌触り、そしてプルーンの美味しさがまったりと口の中にとろけるように広がり、まさに究極の味に仕上がっております。このプルーンヨーグルト、よくあるプレーンヨーグルトと名前は一字違いですが、味は異次元の違いといってもよく、1日も早い商品化が待たれます。佐久からは以上です。

(太田副知事)

 質問意見等ありましたら。はいどうぞ。

(熊谷信州ブランド推進監兼産業労働部営業局長)

 かつて佐久の方だと川上村のレタスなどが夏に供給過剰になった時に、粉末にして「ぽっぽ牛乳」に入れてレタスアイスを作るというチャレンジがありました。その時には銀座NAGANOのモニターの皆さんに食べていただいていろんな意見をいただいて、今は首都圏で売るようになっています。開発途中だというお話を聞いたので、是非、銀座NAGANOで消費者の皆さんにモニタリングしてもらって商品を磨いていただければと思います。プルーンは奇跡の果物といってかなり注目されていますので、是非、御協力させていただきたいと思います。

(吉沢佐久地域振興局長)

 貴重な御提案ありがとうございました。プルーンは鉄分が多い等の効用もありますので、是非このプルーンヨーグルトがメジャーになるように頑張っていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

(太田副知事)

 他にございますか。商品化を期待します。

(阿部知事)

吉沢局長、非常に美味しくいただいていますし、先ほどの口上は大変素晴らしいと思いますので、是非いろいろな形でPRしていってください。まだ商品化していないけれど、他のものも先ほどみたいにPRしてくれるとありがたいと思います。よろしくお願いします。

(太田副知事)

 それでは報告事項に入ります。資料1に関しまして伊藤警察本部長から説明をお願いいたします。

(伊藤警察本部長)

 まず、犯罪発生検挙状況でございます。刑法犯の状況でございますが、認知件数317件減少いたしました。これは平成14年から18年連続の減少となりまして、戦後最少を更新したところでございます。減少の要因は窃盗犯のうち自転車盗が332件減少したことにございます。

 全国との比較でございますけれども、まだ昨年一年間の数値が発表されておりませんので11月末の数字と比較してみますと、全国は8.7%の減少でございますので、本県は全国を下回っている状況でございます。ただ、犯罪率は、人口10万人あたりの認知件数を11月末でみますと、全国は544件であったのに対して長野は383件で長野の方が160件ほど、全国平均を下回っている状況でございます。

 検挙率につきましては前年度と比較いたしまして1.6ポイント上昇いたしました。平成10年以降最高の数値となっております。全国との比較ですが、これも11月末の数値となりますけれど全国と比較して10ポイントほど長野の方が上回っている状況でございます。

 殺人強盗などの重要犯罪につきましては認知件数、検挙率共にほぼ横ばいとなっております。

 ストーカー、DV、児童虐待の状況でございますが、ストーカーとDVは減少しておりますけれども、児童虐待の認知件数は大幅に増加となっております。増加の要因は児童相談所からの情報提供による認知が増えたためでございます。

 特殊詐欺の状況でございますが、被害件数、被害額共に減少しております。その要因は特殊詐欺被害のうち架空請求詐欺被害が認知件数、被害額共に大幅に減少したためでございます。

 続きまして交通事故発生状況についてですが、交通事故は発生件数、死者数、死傷者数いずれも減少いたしました。発生件数につきましては平成17年から15年連続の減少でございます。死者はわずか1人の減少でございますが、昭和28年以降、最少を更新したところでございます。全国との比較でございますけれども、発生件数と死傷者数は全国の減少率よりも上回っている状況でございますけれども、死者数につきましては、全国の減少率を下回っている状況にございます。死者の半数以上を占める高齢者の事故防止対策を重点的に進めて参りたいと考えております。

 高齢者事故発生状況でございますが、発生件数、死者数はいずれも減少いたしましたが、死者数は36人と半数を超えまして、高い割合を占めております。全国の死者数の中の高齢者死亡率の割合ですが、本県と同じ55.4%でございました。以上でございます。

(太田副知事)

ただ今の説明につきまして質問、意見等ありましたらお願いします。どうぞ。

(増田県民文化部長)

 県民文化部といたしましても児童虐待、それから特殊詐欺については連携する部分もございまして、引き続き児童虐待の防止及び早期発見について連携していきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。特殊詐欺につきましても高齢者の集まりの場などで、高齢者を対象に関係部局とも連携した呼びかけを県警さんと共に進めさせていただいているところでございますので、引き続き防止に努めていきたいと思っております。関係部局や地方振興局さんにおかれましてもよろしくお願いを申し上げたいと思います。もう一つ交通安全ですけれども、本部長から事故の減少が続いているというお話がございました。確かに発見件数はピークに比べると40数パーセントにまで減少しているところで、死者はピークに比べると20パーセント強まで減少している状況です。ここから二つのことが明白になっていて、一つには取組によって交通事故を確実に減らせるということと、それでもなおかつ取り組まなければならない事故があるということを、この統計を見ながら思わせられているということでございます。是非それぞれのハード面の対策、それから制度面の対策が極めて重要ですが、交通安全運動、交通マナーや注意喚起も必要でありますので日頃の御協力に御礼申し上げますと共に、関係部局や地域振興局の皆さんに引き続き一緒に取り組んでいただきたくお願いをします。以上です。

(太田副知事)

 他にございますか。 知事何かございますでしょうか。

(阿部知事)

 犯罪あるいは交通事故の発生状況を総じてみると改善されている方向性になっているということで、本部長はじめ警察の皆さんの取組に敬意と感謝を表したいと思います。私が申し上げようとしたことは増田部長がほとんど言ってもらったので、重なってしまいますけれども、地域局としても児童虐待の問題は非常に深刻かつ重大な課題だと思っています。件数が増えていることはネガティブに捉えるよりは、むしろ健在化してちゃんと把握できていると受け止めながら、警察の皆さんと児童相談所あるいは各地域振興局がしっかり連携してどう対処してくか、協力しながら対応を強化していきたいと思います。児童相談所の体制の充実も順次図っていきたいと思いますし、警察との連携もいい連携体制を取らせていただいていると思っていますけども、引き続きよろしくお願いいたします。

 交通事故については昭和28年以来の死者数の数ということでいいですか。当時は車の数も今ほどではなかったので、それから考えると非常に画期的ではないかなとお話を伺っていましたけれども、交通安全協会はじめ、多くの皆さんの御協力、また県民の皆さんの交通安全意識でこういう数字が達成できたのだろうと思います。とはいえ、まだ亡くなられる方、怪我をされる方が後を絶たない状況でありますので、引き続きしっかり交通安全対策を進めて行きたいと思いますし、北アルプスの移動知事室でも感じたのですけれども、恐らく観光政策を考えることに当たっても、医療政策を考えることに当たっても、教育政策を考えるに当たっても、全部移動の足をどうするかが関係してきています。高齢者の事故が多発してきている今、我々として対応策を検討してきていますけども、新しいテクノロジーも利用しながら、地域の限られた資源をどう有効に生かして安全で快適で利便性の高い地域の足の確保をするかは、未来に向けての重要なテーマになってきていると思います。交通安全対策を片方でしっかり進めると同時に、新しい視点での移動のあり方も関係部局の皆さんと一緒にしっかり考えて行きたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

 県警の1年間の取組に感謝をして私からのコメントとします。ありがとうございます。

(太田副知事)

 その他に移ります。土屋健康福祉部長からお願いいたします。

(土屋健康福祉部長)

 最初に私から新型コロナウイルスに関わる肺炎についてお願いをいたします。報道等でも御承知のとおり、昨年12月以降、中国の湖北省武漢市を中心に新型コロナウイルスによる複数の肺炎の発生例が報告されているところでございます。現在、診断されている患者は41例、中には死亡例もある状況でございます。ただ、中国での患者の発生は1月2日までで、1月3日以降は発生していない状況でございます。今週に入って国内での初めての発生例が確認をされたということでございまして、その患者さんは幸い回復をし、すでに退院をしている状況でございます。

 こうした状況を受けて、国では国内への侵入を防ぐ観点から水際対策の徹底を図るといったこと、そしてまた疑わしい症例の把握をしっかりとしていく対策を行っているところでございまして、県におきましても先週、保健所を通じて各医療機関に対して該当患者が受診した際の感染症対策を周知するとともに、また疑わしい事例、発生確認のために速やかに保健所に相談していただけるようにといった周知も行っているところでございます。人から人への感染もありうる状況でございます。ただ一方で、あまり重症にはならないということでございます。国においても、国民の皆様に対しまして咳エチケットや手洗いうがい等を周知徹底等していこうといったところでございます。本県としても県民の皆様に対してそういった周知を図って参りたいと考えてございます。この件においては以上でございます。

(太田副知事)

今の点において質問意見等ございますでしょうか。 知事何かございますか。

(阿部知事)

 新型コロナウイルスの対応は健康福祉部中心に国からの情報もしっかり把握をしながら、適切な対応を行ってもらいたいと思います。

今回の件に限らず、感染症対策は我々が取り組まなければいけない危機管理事情、自然災害と並んで極めて重要な課題だと考えていますので、そうした危機意識を健康福祉部のみならず関係部局の皆さんとも共有して取り組んで行きたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。以上です。

(太田副知事)

 続きましてまた土屋部長よろしくお願いいたします。

(土屋健康福祉部長)

 改めましておはようございます。ただ今からミニ手話講座を始めます。

 前回からだいぶ間が空きましたけれども、年も改たまりましたので新たな気持ちで取り組んでまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。私も丁度一年前、前職の時から挨拶の中で手話での自己紹介を取り入れてきておりますけども、何度かやっているうちに、自分の世界が広がったかなとそんな気持ちになるところでございますので、各部局長におかれましても行事等の挨拶で手話を取り入れていただいて、手話のPRに御協力いただければと思いますのでよろしくお願いいたします。

 

(ミニ手話講座)

 

(土屋健康福祉部長)

 ありがとうございました。ただ今の手話にも関係するのですけども私から一つ各部局長さんにお願いしたいことがございます。最近コマーシャルであるとか、県のホームページでPRのために動画を配信するケースがよくあるのでございますが、そういった際に聴覚障がい者の皆さんにも情報がしっかり届きますように字幕をつけて動画配信をしていただければありがたいと思いますので、今後そういったことを考慮いただきたいということでお願いをさせていただいて、手話講座を含めて閉じたいと思います。ありがとうございました。

(太田副知事)

 他に何か発言ある方いらっしゃいますか。

 知事ございますか。以上で本日の部局長会議終わります。お疲れ様でした。

 

 

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