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更新日:2024年1月29日

令和5年(2023年)12月22日部局長会議録

時間:午前9時30分~午前9時50分

場所:県庁特別会議室

出席者:

関副知事、小山警察本部長、内堀教育長、吉沢公営企業管理者、渡辺産業政策監、前沢危機管理監兼危機管理部長、清水企画振興部長、玉井総務部長、山田県民文化部長、福田健康福祉部長、諏訪環境部長、田中産業労働部長、金井観光部長、小林農政部長、須藤林務部長、新田建設部長、宮原会計管理者兼会計局長、加藤監査委員事務局長、西沢人事委員会事務局長、風間労働委員会事務局長、原佐久地域振興局長、柳沢上田地域振興局長、宮原諏訪地域振興局長、布山上伊那地域振興局長、丹羽南信州地域振興局長、渡邉木曽地域振興局長、宮島松本地域振興局長、早川北アルプス地域振興局長、尾島長野地域振興局長、小池北信地域振興局長

 

(関副知事)

 ただいまから部局長会議を始めます。
 初めに知事から何かありますか。

 

(阿部知事)

 特にないです。

 

(関副知事)

 まず報告事項に入ります。
報告資料1について、危機管理監兼危機管理部長、お願いします。

 

(前沢危機管理監兼危機管理部長)

 報告資料の1-1、白馬村で発生した土砂災害です。16日に発生して1週間たちましたので、ここで皆さんと情報共有をしたいと思いますし、今回の災害は、季節的にもこんな寒い時期の水害ということで非常に特異なものだと考えていますので、各部局の連携、非常に密接に関係する部分が非常に多いので、そういった意味で改めて今日お話をさせていただくという趣旨です。
 被害状況ですけれども、人的な被害はありませんが、21日木曜日現在、16棟の建物に被害があるということです。大分避難指示の区域も狭まってきましたので、現在では、3世帯4名の方が臨時避難所となる宿泊施設に避難をされているという状況です。
 2番の被害の状況は御覧のとおりで、16棟、全壊1棟、床下浸水が2棟ということですが、まだ土砂がかぶさっている状況の家屋も結構ありますので、村でもまだ調査中であって、また被害の状況は拡大する可能性もあるということです。
 避難の状況は3に記載のとおりで、日々、村でもいろいろ考えていただいて、区域を縮小していただいて、20日の17時現在は20棟というようなことで区域内の建物があります。
 また、対応ですが、白馬村では既に16日に災害対策本部を設置していますけれども、県でも警戒連絡会議ということで局と共に設置をしていまして、具体的な会議としても18日に会議を開催して、情報共有と今後の対策について共有したところですが、最初に申し上げましたように、今までの災害とは特異なものですので、少しアイデアを働かせて、発想して、各部局から意見を、今でも実は毎日のように打合せをしています。現場からの声を拾って対応を全力でしていきたいと思っていますので、引き続き協力をよろしくお願いしたいと思います。
 現場の状況については、建設部長からお願いします。

 

(新田建設部長)

 建設部長です。
 この資料にあるとおり、現場の状況ですが、黒豆沢や周辺の沢からはまだ水が流れ込んでいる状況です。この水処理が非常に重要で、これを最優先に、今週火曜日、19日から仮設水路工の設置に着手したところです。
 今後、融雪期を見据えて、応急対策として、またこういった土砂が出てきた場合にこれを捕捉する設備の整備を進めながら、さらにこの再度災害を防止するための事業を進めるために、今、国の補助事業を申請しているところです。
 現地の作業は安全に注意しながらやる必要がありますので、雨が降ったり、融雪というリスクに対して安全確保をしながら進めていくためには、どうしてもそれなりの時間がかかる状況という見通しを持っています。
 また、こういったことを進めていくためには、どのぐらいの雨が降ったらどんな状況になるのかということは非常に不確実性がありますので、住民の皆さんの理解が得られるように、わかりやすく御説明していく必要があると考えています。
 いずれにしても、春先の融雪出水に向けて、今、水浸しになっている状況の水処理をまず進めた上で、融雪出水に備えるというのが第1段階、そしてその後の雨、恒久対策に向けて全力で取り組んでいきたいと考えています。以上です。

 

(関副知事)

 この事項について何か質問、補足の意見がありましたらお願いします。
 北アルプス地域振興局長、お願いします。

 

(早川北アルプス地域振興局長)

 北アルプス地域振興局です。聞こえますでしょうか。

 

(関副知事)

 はい。大丈夫です。

 

(早川北アルプス地域振興局長)

 今回の白馬村の土砂災害の関係につきましては、各方面にわたりましていろいろ御心配いただいていまして、大変感謝をしています。
 局の動きも一応お伝えしておきますと、毎日、建設事務所、保健福祉所も含めまして、情報共有の打合せ会議を行って取り組んでいます。それから土、日、祝日、これからの年末年始も含めまして、村へリエゾンを派遣しまして、情報収集に努めていく予定としています。
 それから、通常時に比べて厚い防災配備体制も取っていまして、これも当面の間続けていくつもりでいます。
 先ほど建設部長からもお話がありましたが、災害復旧のほうでいろいろな動きが本格化してきまして、局の関係では特に農地整備の関係ですが、災害査定も入ってきているということで、今、一生懸命取り組んでいるところです。
 いずれにしましても、これからも本庁の皆さんと引き続き連携をして取り組んでいければと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。以上です。

 

(関副知事)

 ほかにどなたか発言がありましたらお願いします。よろしいですか。
 それでは、知事から何かありましたらお願いします。

 

(阿部知事)

 今回の災害は、各部局に非常にまたがっているので、それぞれの役割をしっかり果たしてほしいと思うと同時に、是非全体としての対応方針をしっかり定めて取り組んでいってほしいと思います。前沢危機管理監を中心に、しっかり地元の白馬村と綿密なコミュニケーションを取って、問題意識と方向性を共有して取り組んでほしいと思います。
 また、新田部長から話してもらったように、被災された方々、あるいはこの地域の皆さんは、非常に不安な状況でお過ごしになられているということを是非しっかり受け止めてもらって、白馬村と協力して、地域の住民の皆さん、被災された皆さんとのコミュニケーションをしっかり行っていってほしいと思っています。
 この災害は現在進行形です。そういう意味では、二次被害を防ぐということ、そして現在の状況、応急対策、復旧も含めて、見通しづらいところもあるにしても、しっかりと方向感、段取り感を定めていくということ。そして、もう年末年始になりますので、対応する職員の皆さんには大変な部分があって申し訳ないですけれども、被災されている皆様にしっかり我々としての方向感を早くお示しできるようにしていってほしいと思います。
 県組織、各部局のそれぞれの皆さんには、これまでも対応を頑張ってきてもらっていますけれども、当面、この白馬村の災害に対しては、しっかり注力していってほしいと同時に、部局間の連携を通常以上にしっかり図っていってほしい。地域振興局も含めて、白馬村との連携も含めて、お願いしたいと思います。よろしくお願いします。以上です。

 

(関副知事)

 それでは3のその他に入ります。その他事項については、質問、意見は後ほどまとめて伺いますのでよろしくお願いします。
 まず、その他資料1と2について、健康福祉部長から説明をお願いします。

 

(福田健康福祉部長)

 健康福祉部から2点お願いをします。
 まず、その他資料1を御覧いただきたいと思います。年末年始を迎えるに当たっての感染対策等についてです。
 冬休みや帰省などにより、御高齢の方を含めて大人数で集まる機会も増えることが考えられることから、冬の感染対策のポイント及び年末年始の受診・健康相談について、このようなチラシを作成しました。
 定期的な換気など、感染対策の基本について記したものですけれども、本日、知事から会見で、改めて基本的な感染対策等について呼びかけをしていただく予定になっています。
 部局長の皆様におかれましても御承知いただくとともに、職員、あるいは必要に応じて関係機関などに周知をしていただければありがたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
 それから2点目です。その他資料の2を御覧いただきたいと思います。物価高騰などの影響によりまして、厳しい生活を余儀なくされている方々に対する相談窓口の御案内です。
 生活就労支援センターまいさぽ、あるいは県及び市の福祉担当課では、年末年始期間中も生活資金、住まい、食料支援など、生活全般の困り事に対して、電話での相談をお受けしています。
 また、国でも12月15日から1月4日まで、孤独・孤立に悩まれている方のための相談ダイヤルを設置しています。
 是非こうした窓口を積極的に活用していただければと思っています。以上です。

 

(関副知事)

 続いて、その他資料3について、産業労働部長から説明をお願いします。

 

(田中産業労働部長)

 引き続きですが、その他資料の3をお願いします。
 既にですが、12月4日から29日金曜日まで年末金融相談窓口を開設をしています。相談の体制としては、この12月28日まで、県庁の経営・創業支援課と各地域振興局商工観光課におきまして、窓口と電話による対応、そして12月29日は経営・創業支援課におきまして電話による対応を行っていきます。
 引き続き年末の資金繰り等の相談対応につきまして、各地域振興局の皆様におかれましては、御協力のほどよろしくお願い申し上げます。説明は以上です。

 

(関副知事)

 ただいまの3件について、何か質問、御意見はありますでしょうか。よろしいですか。
 この3件について、知事から何かありますか。

 

(阿部知事)

 先ほどの災害対策もそうですけれども、年末年始も県民の皆様の安心・安全を守るため、また暮らしを守るため、対応しなければいけない事情がありますので、担当する皆さんには大変御負担をかけますけれども、是非県民の皆さんの暮らしをしっかり守るという観点で取り組んでほしいと思いますので、よろしくお願いします。

 

(関副知事)

 登録された項目については以上ですが、何かほかにありましたら。よろしいでしょうか。
 それでは、本日は今年の部局長会議の最後の日となります。知事から一言お願いします。

 

(阿部知事)

 今年一年間、各部局長の皆さん、そして県職員の皆さんには、県民の皆様のために御尽力をいただきまして大変ありがとうございました。
 今年は、前半はまだコロナ対応が続いていたので、平常時とは違う体制、対応を迫られたわけです。医療機関の皆さん、福祉施設の皆さん、あるいは観光・飲食の皆さん、多くの皆さんの御尽力、あるいは御協力の中で、何とかコロナ禍を乗り越えてきて、5類移行を契機に社会経済活動も大分コロナの影響下からは脱してきたなと思っています。
 各部局においても、本当に長い間のコロナ対策、コロナ対応、次々といろいろな事象が発生して、それに対応してくることができましたのも皆さんの御協力、御尽力のおかげだと思っています。私から、皆さんの御尽力に心から感謝を申し上げたいと思います。
 また、コロナが5類になる前からですけれども、物価高騰の影響が大分出てきたと。長い間デフレ経済が続いてきた中で、一定程度価格が上がっていく社会にしていかないと、経済全体の縮小がどんどん加速化してしまうという中で、価格が上がる方向になってきているということはいい部分もある反面、なかなか賃金水準が追いついていかない、あるいは価格転嫁が進まないということで、長期にわたるデフレ下から、ある意味、適切な経済の発展軌道に乗せていく上での大きな過渡期、転換期が今年だったと思います。
 そういう意味では、生活者を応援する、事業者を応援するという観点で、数次にわたる経済対策を講じてきて、必ずしも十分ではないところもあったかもしれませんけれども、しかしながら多くの県民の皆様の暮らしと、事業者の活動を支えてくることができたと思っています。
 これも各部局の皆さんが、それぞれの分野でしっかりとこの物価高騰の問題に向き合ってきていただいたおかげだと思っています。これも、私としては皆さんの取組に感謝したいと思います。
 それとあわせて、長野県としてはこの4月から新しい総合計画がスタートしました。しあわせ信州創造プラン3.0ということで、「確かな暮らしを守り、信州からゆたかな社会を創る」と。
 この取組は、今年度の予算の中でも一部具現化はしてきましたけれども、私も県民の皆様との対話集会で県内を回らせていただき、また、それぞれの部局でも政策対話を始めとしていろいろな形で県民の皆様の思いや考えを伺う中で、我々が取り組むべきいろいろな課題、計画を実現していく上で取り組むべき課題もかなり見えてきていると思っています。
 そういう意味では、来年、新年度の予算は、この新しい総合計画のある意味、今年は種まき、あるいは苗を育てているような感覚だったと私は認識していますけれども、本格的にこの総合計画の実現に向けて動き出す年にしていきたいと思っています。来年度予算に向けて、あるいは新時代創造プロジェクトの検討ということで、それぞれ皆さんに検討してきていただいているわけですけれども、是非思い切った政策展開をしていってほしいと思います。
 あらゆる分野、今までの世の中の延長では解決できない課題ばかりだと思っています。そういう意味では、発想を柔軟にしながら、そして今までのルールであったり、しきたりであったり、そうしたことよりも、むしろ本当に県民の皆様の声を素直に真摯に受け止めて、何を実現すべきなのかということを、是非この年末年始には、それぞれの部局長の皆さんであったり、県職員の皆さんには考えていただいて、来年につなげていってもらえればありがたいなと思います。
 総合計画の中でも、女性・若者から選ばれる県づくり、そして今まさに国を挙げて人口減少の中で子育て支援の強化ということが言われています。私も、女性・若者・子ども、こうした皆さんにしっかり焦点を当てて、長野県としてもいろいろな政策を進めていきたいと思っています。
 教育委員会とか県民文化部に限らず、女性が本当に自分らしく生きられる社会にするにはどうすればいいのか。あるいは若い人たちが未来に向けて希望を持って暮らせる長野県にするためには何が必要なのか。また、いろいろな課題を持っている子どもたちをどう支援するのか。また、子どもたちが伸び伸びと学べる環境をどうするか。全ての部局に関わっているテーマだと思います。こうしたことも是非各部局長の皆さんには意識をして政策づくりに向き合っていっていただきたいと思います。
 今年一年間の皆さんの御活躍に改めて敬意と感謝の意を表して、私からの皆さんへのお礼の挨拶としたいと思います。大変ありがとうございました。

 

(関副知事)

 以上で部局長会議を終わりにします。

 

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