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更新日:2019年4月19日

平成29年(2017年)1月20日部局長会議録

時間:9時30分~10時30分

場所:県庁特別会議室

出席者:

阿部知事、太田副知事、中島副知事、小林公営企業管理者、原山教育長、尾﨑警察本部長、野池危機管理監兼危機管理部長、小岩企画振興部長、小林総務部長、青木県民文化部長、山本健康福祉部長、関環境部長、石原産業政策監兼産業労働部長、吉澤観光部長、北原農政部長、池田林務部長、奥村建設部長、清水会計管理者兼会計局長、小野人事委員会事務局長、土屋監査委員事務局長、土屋労働委員会事務局長、陸環境保全研究所自然環境部長、尾関環境保全研究所自然環境部研究員

 

 

 

(太田副知事)

それでは、ただいまから本日の部局長会議を始めます。知事から最初に何かございますか。

 

(阿部知事)

ありません。

 

(太田副知事)

それでは本日のおいしい部局長会議につきまして、山本健康福祉部長から説明をお願いいたします。

 

(山本健康福祉部長)

本日のおいしい部局長会議では、「信州ACEプロジェクト」の一環で、「Eat健康に食べる」のメニューを体験していただければと思います。テーマは「野菜たっぷり、おいしく減塩」ということで、本日、試食していただきます料理は、料理レシピサイト「クックパッド」で昨年度から開設しております「長野県公式キッチン」において、保健福祉事務所の管理栄養士などが考えました家庭で気軽にできる料理を「健康づくり応援レシピ」として掲載しているものでございます。これらのレシピは、1食の塩分3グラム未満で野菜が140グラム以上とれる「健康づくり応援献立」として公式キッチンで紹介をしております。

本日は、これまで掲載しましたレシピの中から、信州の季節の食材を使った「白菜とりんごと干し柿のサラダ」を用意しております。これは、干し柿の検索部門で10位以内にランクインしたことがございます。このサラダの材料やつくり方や掲載している「健康づくり応援献立」などにつきましては、資料をご覧いただければと思います。

本日は、1人分のレシピの半分をご用意させていただいております。ぜひ「クックパッド長野県公式キッチン」もご覧いただいて、ご家庭でも参考にして、健康に配慮した食生活に役立てていただければと思っております。以上でございます。

 

(太田副知事)

何か感想や質問等ありましたら、お願いいたします。よろしいですか。それでは本日の協議事項に入ります。資料1につきまして、奥村建設部長から説明をお願いいたします。

 

(奥村建設部長)

資料1でございますが、長野県の住生活基本計画(案)につきまして、ご説明させていただきます。まず、「1 趣旨」の囲みの中をご覧ください。住生活基本法を根拠にするものでございまして、県民の住生活の安定の確保と向上の促進に資する、住まいの基本的な方針や施策の方向性を定めるものでございます。例えば、住宅の耐震化や公営住宅の整備など、安定した住生活を確保するためのいろいろな課題がございますが、行政を担う県・市町村をはじめ、住まい手、所有者である県民、造り手であり、供給者である民間の事業者、こういった方々が連携・協働して同じ方向を向いて進んでいくためにこの計画を作成しているところでございます。現行の計画は平成23年度に策定し、これに基づいて住宅施策を進めてきているところでございますが、前期5年が経過しておりまして、社会経済情勢等の変化等を踏まえて、3期目の計画を策定するというものでございます。

「2 策定体制」及び「3 経過」をご覧ください。このたびの変更に当たりましては、県住宅審議会で審議いただいたほか、県民や市町村の意見を反映できるような意見募集、協議等を行ってまいりました。

配付させていただきましたA3の資料をご覧いただきたいと思います。まず、住宅施策を取り巻く現状と課題等々を取りまとめさせていただいております。

左上のところで、世帯数が減少に転じるというところでございます。空き家対策、あるいはストック活用が重要であると考えております。また、進展する高齢化社会への対応ができるような居住環境の整備も必要だと考えております。また、県産木材などの地域資源の活用や省エネルギーの一層の推進もますます求められているところでございます。

また、真ん中の上ですけれども、耐震化やバリアフリー化は、まだまだ不十分な状況でございます。また、真ん中の下段でございますが、県及び市町村が連携した公営住宅の整備を求められているところでございます。また、右の上でございますが、空き家対策や景観育成など特色あるまちづくりというのも望まれているというようなところでございます。さらに信州らしい木造住宅の継承と担い手の確保というのが求められているというのが、右下に記載させていただいております。

タブレットにお戻りいただきまして、こういった現状認識を踏まえ、この計画でございますが、平成28年度から平成37年度までの10年間で、これからの住宅施策を進める上で基本となる視点として、その中段の下にございますが、少子高齢化、人口・世帯数減少社会への対応、地域の特性や実情への配慮、暮らしにかかわる他分野との連携を位置づけております。

また、基本理念として、「~信州の住みよい暮らしを次代につなぐ~安心ですこやか、多様な暮らしを支える住まいをめざして」を掲げまして施策に取り組んでまいりたいと考えております。

3ページ目でございますが、見直しのポイントといたしましては、住宅の耐震化、省エネルギー化、バリアフリー化、地域資源活用などによる性能の向上。また、既存住宅の流通の促進に引き続き取り組んで、住宅ストックの活用社会への転換を加速すること。さらに、公営住宅の供給などでございますが、住宅セーフティーネットの充実に引き続き取り組みまして、低額の所得者の方々、障がい者の方々、高齢者・被災者の方々など、住宅の確保に特に配慮を要する方々の安定した暮らしを確保することとしているほか、空き家対策、移住・二地域居住の推進に関する項目、地域の木造住宅産業の継承やそれを支える担い手の確保に関する項目を拡充しております。

具体的な政策や指標につきましては、現状と課題を踏まえまして、五つの目標に沿って整理いたしました。主な項目として、例えば、目標1として地消地産の住まいづくりや住宅の省エネルギー化を、目標2として耐震化やバリアフリー化を、目標3として公営住宅の供給や被災者の住まいの確保を位置づけております。5ページ目では、目標4として移住・二地域居住の推進や空き家対策、目標5に担い手の確保を位置づけております。

住宅・居住環境につきましては、非常に裾野の広い分野であると考えており、施策も多岐にわたっておりますので、関係機関の方々と連携を図りながら、各種施策に取り組んでまいりたいと思います。また、この施策の公表に当たりましては、例えば、施策を実施していくべきいろいろな方々がいらっしゃいます。先ほども申し上げましたけれども、事業者の方々、市町村、県民の方々等いろいろな方々がいらっしゃいます。こういった方々にどういう施策を実施していただきたいかというようなところが、具体的にわかりやすく打ち出せるように留意していきたいと考えております。私からは以上でございます。

 

(太田副知事)

ただいまの説明につきまして、質問・意見等ありましたらお願いいたします。

 

(小林公営企業管理者)

3点お願いをさせていただきたいと存じます。ただいま最後に建設部長からもお話がございましたが、このタブレットでお示しをいただいている資料について、説明の中ではしっかりご説明いただいておりますけれども、まず1点は、本計画の役割ですが、先ほど県、市町村、県民、事業者の皆さんが同じ方向を向いてという趣旨のご説明がございました。計画の役割をこの概要版にも記載をしていただいたほうがわかりやすいかなと思います。

2点目は、別添で現状と課題をお示しいただいておりますけれども、空き家対策や信州らしさなどのお話がございました。この現状と課題を踏まえて、おそらく基本的な視点や見直しのポイントに至っているのだろうと思いますので、ここも、どういう形かは別として、この現状と課題があってこれができているということは、関連性がわかるようにお示しをいただいたほうがいいと思います。

それから3点目、最後に建設部長からもお話がございましたけれども、やはりこの計画を作り、目標を示した以上は、それぞれの主体別の取組や施策について、誰が何を行うのかというものがないと、ただ単に目標を示しただけの計画に見えますので、建設部長からもわかりやすく示していくというお話がございましたので、少し工夫をした上で、全体が見えるような形でお願いをしたいと思います。以上です。

 

(太田副知事)

ほかにございますか。知事から何かございますでしょうか。

 

(阿部知事)

住生活基本計画(案)をまとめてもらって、しっかり進めていかなければいけないと思いますが、一つ確認と二つ意見を言いたいと思います。4ページにある目標3の住まいの提供のところ、A3の資料にも書いてありますが、ここに書いてある平成28年度から平成32年度の7,550戸、平成28年度から平成37年度の15,100戸は、この期間の供給量、新規供給量ということですか。空き家、空き部屋の見込み、新しく作るものの数など、この数字の意味を教えてもらいたい。

 

(奥村建設部長)

県で「県営住宅プラン2016」を作っておりまして、それに基づいて算定しております。例えば、この15,100戸ですけれども、これは空室募集が14,600戸にプラス建て替えが500戸あるということで、15,100戸というような形で出させていただいております。

 

(阿部知事)

この期間に供給する戸数ということですか。

 

(奥村建設部長)

そうです。供給といいますか、その期間に空き家も発生し、建て替えも500戸もあるということです。

 

(阿部知事)

ストックベースではどうなるかということは、ここには出ていないですか。

 

(岩田建築技監兼建築住宅課長)

建築住宅課の岩田でございますが、今、ストック戸数としますと、県営住宅が約15,000戸、市町村が17,000戸、トータル32,000戸くらいのストックがあります。5年、10年後に向けては、総ストック数は減少するという方向で計画は策定されております。

 

(阿部知事)

この計画の中にも入っているのですか。

 

(岩田建築技監兼建築住宅課長)

それも踏まえた上での入退居による供給ができる戸数と、建て替えによる500戸のものを踏まえた数字となっております。

 

(阿部知事)

具体的には何戸ぐらいにする目標になっているのですか。

 

(岩田建築技監兼建築住宅課長)

32,000戸を、約29,000戸程度まで、10年間で減少させるというような計画でおります。

 

(阿部知事)

ありがとうございます。大きな方向性はこれでいいと思いますが、細かい話で二つだけお願いしたいと思います。一つは、この目標3「誰もが安心して暮らせる住まいの提供」で、公平で的確な供給という話と公営住宅の福祉目的活用等の推進という話があります。この間、「夢住(むす)の家」という若者の就労自立までに共同で暮らしているところを見せてもらいに行ってきましたが、住宅問題は、困難を抱えた若者にとっても非常に重要だなと改めて思っています。

例えば、いわゆる施設とか出た後に、身寄りがいない子どもであれば、まず保証人がいないということとか、あるいは未成年だとそもそも契約すら難しいといったようなこともあったりします。この困難を抱える若者の支援ということでいろいろな取組をしている中で、公営住宅の活用の中でも、そうした若者の実態を健康福祉部と連携して把握して、公営住宅への入居の話や民間のアパートへ入るときにサポートできる部分はないかなどを検討してもらえるとありがたいと思います。

それから、目標4「地域の特性に応じた活力あるまち・むらづくり」で、空き家の活用、除却の推進というのは、市町村が中心に行ってもらうということでいいと思っていますが、街づくり、あるいは、例えば、産業政策でも「まちなか・おためしラボ」を産業労働部で行ってもらったりしますが、こういうものも含めて、県の政策として、建設部というよりはほかの部局で、県の政策として空き家の活用というものを、少し積極的に考えていってもらいたい。子どもの居場所もそうだし、産業政策としての活用も必要だと思うし、いろいろな視点があると思いますので、各部局でしっかり考えて、市町村と連携して具体化に向けて取り組んでもらいたいと思っています。以上2点、お願いしたいと思います。よろしくお願いします。

 

(太田副知事)

今の知事の指摘につきまして、各部局長、それぞれのお立場でよく検討をお願いいたします。それでは、これをもちまして、変更後の長野県住生活基本計画として決定をいたします。

次に報告事項に移ります。資料2につきまして、尾﨑警察本部長から説明をお願い申し上げます。

 

(尾﨑警察本部長)

それでは、平成28年中の犯罪情勢及び交通事故発生状況について、資料に基づきご説明いたします。はじめに犯罪発生・検挙状況をご覧ください。平成28年中の刑法犯認知件数は、暫定値ですが、10,664件で、前年と比較して838件、7.3%減少し、検挙率は40.8%で、前年と比較して2.0ポイント上昇しております。

殺人や強盗等の重要犯罪の認知件数は125件で、前年と比較して11件減少し、検挙率は81.6%で、前年と比較してプラス11.0ポイントと大幅に上昇しております。

凶悪事件に発展する可能性の高いストーカー事案やDV事案の認知件数は、いずれも前年と比較して増加しており、依然として高水準で推移しております。

また、特殊詐欺は、認知件数が215件で、被害額は約4億8,952万円で、前年と比較して、件数で82件、金額で3億1,000万円余の減少となりました。これは、県をはじめとする関係機関・団体と連携した広報・啓発活動の推進により、県全体の特殊詐欺被害抑止の気運が醸成されたことや金融機関等における水際対策が浸透してきたことなどによるものと考えております。しかしながら、電子マネーを悪用した架空請求詐欺や市町村職員等をかたる還付金等詐欺被害が多発するなど、依然として深刻な状況が続いていることから、県をはじめとする関係機関・団体の皆様方と連携し、各種抑止対策を強力に推進していく必要があるものと認識しております。

続きまして、資料の交通事故発生状況をご覧ください。平成28年中の交通事故の発生件数は、8,303件と9,000件を下回り、負傷者数も10,329人で、前年と比較して625人減少しており、交通事故の減少傾向を維持することができました。これは、各種抑止対策を強力に推進するとともに、県をはじめとする関係機関・団体の皆様方から多大なるご協力をいただいたことなどによるものと考えております。しかしながら、交通事故の死者数は121人で、前年と比較してプラス52人と大幅に増加となっており、中でも高齢者は69人で、全体の事故死者数の約6割を占めております。また、高齢運転者が第一当事者となる交通事故の死者数は50人で、前年と比較してプラス19人と増加傾向にあり、運転者を含めた高齢者の交通事故防止が喫緊の課題と認識しております。

なお、本年は、「しあわせ信州創造プラン」の最終年であり、同プランにおいては、平成29年末現在の犯罪の発生件数を15,000件未満、重要犯罪検挙率70%、交通事故死傷者数を10,000人以下とすることが目標に掲げられておりますので、引き続き諸対策を強力に推進してまいります。以上でございます。

 

(太田副知事)

ありがとうございました。ただいまの説明につきまして、質問・意見等ありましたらお願いします。知事から何かございますでしょうか。

 

(阿部知事)

犯罪の認知件数が下がって検挙率が上がっているということは、警察の皆さんのご努力の賜物だと思いますので、引き続き県民生活の安全・安心のためにご尽力いただきたいと思います。交通事故、特殊詐欺については、私ども知事部局と連携して取り組んできたわけですけれども、特殊詐欺の件数・金額が減少したということは、本部長の話にもあったように、一定の取組の成果の表れでもあるのかなと思います。ただ、一方で、被害件数・被害額は、まだまだ非常に多い水準だなと思いますので、特殊詐欺撲滅に向けて、引き続き連携してしっかり対応していきたいと思います。

交通事故については、件数は減少したものの、残念なことに死者数が大幅に増加してしまったということは、大変残念な状況だと思っています。引き続き警察の皆さんを中心に、交通安全協会はじめ、県民各位と連携して、交通事故の抑止に引き続き努めていきたいと思います。それと並行して、地域の公共交通をどうするかということをしっかりと検討して、次の新しい総合計画の中にも、こうした交通事故をなくすという観点、それから地域の足をしっかりと守っていくという観点、こうしたものを盛り込んでいくようにしたいと思いますので、関係部局においては、知恵を出して方向づけを考え、いい政策を作っていってもらいたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

(太田副知事)

ありがとうございました。それでは、次に資料3に移ります。最初に、関環境部長からお願いいたします。

 

(関環境部長)

それでは、部局長会議でのサイエンスカフェということで、これから環境保全研究所の研究員から説明をさせていただきます。そもそもサイエンスカフェというのは、くつろいだ雰囲気の中で、科学について語り合う場ということで、現在、世界的にも注目をされています。環境保全研究所では、平成26年度から「山と自然のサイエンスカフェ@信州」として、信州の特色と魅力の源であります山と自然の研究成果を紹介し、実施しております。26年度からは、善光寺近くのカフェを利用して行ってまいりましたが、今年度からは、長野駅ビル3階で、皆さんが立ち寄りやすいところに場所を変更いたしまして、実施いたしております。私も参加をさせていただきましたが、金曜日の夜ですので、どうしても夜の町に繰り出す方が多い時間帯ですが、たまにはこういったカフェに参加をしていただいて、知的な時間を味わっていただくと、上質な一日が過ごせたと振り返っていただけると思います。今日は、部局長会議の場をお借りして、「山と自然のサイエンスカフェ」の雰囲気を味わっていただければと思っておりますので、これから環境保全研究所の自然環境部の陸部長と尾関研究員から発表をさせていただきます。

 

(陸環境保全研究所自然環境部長)

こんにちは。本日は、大変お忙しい中、貴重な場を与えていただきまして、どうもありがとうございます。それではサイエンスカフェの特別編ということで、開催をさせていただきたいと思います。最初の資料ですけれども、今年度、「山と自然のサイエンスカフェ@信州」を全部で7回行いました。1月13日が最後でしたけれども、全体で270名ほどの方にご参加をいただき、大変盛況に開催させていただいております。長野駅ビルで開催しておりますので、初めて参加されたという方も随分いらっしゃり、また、研究所のことを初めて知ったという声も多数聞かせていただいております。今日の話題になりますけれども、研究所の自然環境部では、生物多様性の保全、それから気候変動への適応ということを主要なテーマで研究しております。今日はその中からホットな話題を紹介させていただきたいと思います。成果が出ているというよりは、今、取り組んでいる真っ最中の研究のテーマになります。今日、話をしますのは、自然環境部の尾関雅章研究員です。尾関さんは信州大学の出身ということで、専門は何でしょうか。

 

(尾関環境保全研究所自然環境部研究員)

植物生態ということで、特に高山植物の保全に関する調査研究を行っています。

 

(陸部長)

それではよろしくお願いします。テーマが「気候変動が長野県の自然に与える影響~優先して保全すべき地域はどこか~」ということで行いたいと思いますけれども、サイエンスカフェですので、双方向でできればと思います。説明の途中でも質問などありましたら、その場でご発言いただければと思います。それではお願いします。

 

(尾関研究員)

ではよろしくお願いいたします。自然環境部の尾関と申します。普段、サイエンスカフェでは、我々のほかにも、共通のユニフォームを着たスタッフも周りにおりまして、もう少しフランクな雰囲気で開催しておりますけれども、本日は部局長会議ということで、これでも堅い感じになっておりますが、ご容赦いただければと思います。

私からは、「気候変動が長野県の自然に与える影響」ということで、我々、生物多様性の研究と気候変動の影響の研究を、今、両輪で行っております。その両者を重ね合わせることで、優先して保全すべき場所はどんな場所が長野県にあるか、そういったことを探る取組をしております。その一端をご紹介できればと思います。

 

(陸部長)

これは、日本百名山などのこの紹介ですけれども、「花の百名山」は、あまり聞かないものですけれども、どういうものなのでしょうか。

 

(尾関研究員)

長野県の生物多様性のお話の突破口として見ていただきたいのは、左側は深田久弥さんの「日本百名山」、それから真ん中は、標高順に百個の高い山を並べた「日本百高山」、この2つは比較的有名で、どちらも、百名山で言えば29座、百高山でも67座ということで、長野県は日本一のわけですけれども、もう一つ、山に関する百名山の中でいうと、「花の百名山」というものも、田中澄江さんという著作家が発表されたものがございますが、こちらのほうも、長野県は21座で日本一なのです。ですので、非常に山が多いのは誰しもよくご存じのことですけれども、この花に注目しても、長野県というのは日本一の特徴があるということになります。

 

(陸部長)

これは、花の種類が多いということでしょうか。

 

(尾関研究員)

そうですね。こちらを見ていただくとおり、非常に長野県の高山植物というのは多種多様でして、見た目も、高山植物は大変きれいなものが多いものですから、山登りをする方や観光で訪れる方にとっても、非常に大きな楽しみになっているものだと思います。今の数ですけれども、長野県にはおよそ、高山植物としては400種類ほどありまして、これは日本全体で見られる高山植物の約3分の2を占めている数になります。

 

(陸部長)

植物自体というのは、日本でどのぐらいあって、長野県内には何種類ぐらいあるのでしょうか。

 

(尾関研究員)

ざっと言いますと、日本全体で植物は7,000種ぐらいありますが、そのうち長野県では3,000種ほどが見られる数となります。ですので、植物全体でいうと、長野県は日本全体の半分以下ですが、高山植物に限れば、大変豊富な数がありまして、およそ3分の2の数の種類を長野県で楽しむことができる状況になっています。

 

(陸部長)

長野県の宝と言ってもいいですね。

 

(尾関研究員)

そのとおりだと思います。ただ、そうした豊かな自然に対して、ではどういう現状があるのかということを、これまで我々の方で調べてきた経過がありまして、その結果が、平成26年・27年度に長野県版のレッドリストの改訂という形で示させていただきました。ここでは、長野県内のさまざまな生き物の情報を収集・分析をして、どんな生き物が長野県の中で絶滅のおそれが高いのかということを分析してきましたが、その過程で、どこにどんな種類の生き物がいるかということが、情報として集まってまいりました。生物多様性のホットスポットって書いてありますけれども、どの場所で生物多様性が豊かで、生物保全上、自然環境の保全上、重要な場所なのかというのが徐々に明らかになってきました

真ん中の地図は、長野県の中で、今、話題にしている高山植物を例にして、高山植物の豊富さを丸の大きさで示した地図です。赤い丸が大きなところほど、その場所の高山植物の多様性が高いという地図です。これ見てみますと、高山植物は、長野県全体として豊富ですが、どの山でも同じように豊富なわけではなくて、やはり場所によって違い、地域差があります。

場所的に見ていきますと、北アルプスの中では、白馬村から小谷村にかけての白馬岳周辺は、大変高い多様性があります。また、中央アルプスの県立公園では、駒ヶ岳周辺や木曽駒ヶ岳周辺で非常に高い多様性があります。さらに、国定公園である八ヶ岳中信高原の中でも、八ヶ岳域というのは大変高い多様性があるということがわかりまして、高山植物の多様性の中でいうと、こうした丸の大きな場所が多様性の高いホットスポットとなってきているということがわかりました。

では、レッドリストを踏まえ、絶滅のおそれが高い場所はどこか、種類が多い場所はどこかというのも、同じように地図に示してみたものが右側の地図です。こうしますと、今の高山植物の多様性とかぶる部分もありますが、そうじゃないところ、例えば、下伊那地域の最南部や県中部の中信高原などといったところも、大変、絶滅危惧種が多いというような傾向がわかってまいりました。

 

(陸部長)

真ん中は種類が多いところ、一番右側は危険なものの種類が多いところということですね。

 

(尾関研究員)

そうです。特に長野県は、植物の研究は以前から全国的に見ても進んでいる県でして、植物の場合は、こうした地図化しやすいということもありますので、こうした分析が非常に進んだと言えると思います。

こうしたレッドリストに載るような生物が、どういう要因で絶滅の恐れが高まってきているのかというようなことを、生物多様性の危機としては、長野県の県戦略「生物多様性ながの県戦略」の中で四つにまとめています。本日は、そのうちの第4の危機として挙げられている、主に気候変動、地球温暖化による危機と絡めて、今の生物多様性のホットスポットにどんな影響が起こり得るのかといったことをご紹介できればと思います。

 

(陸部長)

ありがとうございます。この四つですが、第1は従来型の開発による危機ですね。第2は、人がもう自然を使わなくなって、撤退していることによって起こってきているわけですね。

 

(尾関研究員)

そうです。最近の話題で言えば、まさに里山の荒廃や農地の荒廃といった問題ですね。

 

(陸部長)

第3は、外来生物によるものですね。

 

(尾関研究員)

外来生物や環境汚染の問題です。この気候変動に関する研究の枠組みとしては、現在、研究所単独で進めているものだけではなくて、文部科学省の気候変動適応技術社会実装プログラム、SI-CATというものに、長野県ではモデル自治体として参加をいたしておりまして、我々研究所では、さまざまな気象データの解析やそれを使った将来予測、影響予測というものを出していく。それを現場に提供し、また、現場からのニーズを吸い上げて、気象の専門家の方とやりとりを、橋渡しをするという位置づけで動いております。本日は、その気候変動の現状や影響予測の部分で、特に生態系に関する部分を抽出して、現在、どんな取組をしているかというのをお話ししていきたいと思います。

このSI-CATの中で、やはり気候変動ですので、気候予測値というものがまず大きな成果になっているわけです。もともと、皆さんもご覧になったことがあると思いますが、さまざまな気候変動の予測値というのは既に出ていまして、この長野県の地図に表されているのは、数年前に行われた環境省の研究で取り組んできた、長野県内の気温が今後どういうように変わっていく可能性があるかというものを示したものです。

CO2濃度の違いによって、当然、温度予測は変わってきているわけですけれども、それを2050年までと、それから2100年までというように出しています。これらの気候予測というのを、今のSI-CATの中でも進めていて、さらに空間分解能や時間分解能を高めるということとか、それからここは気温のデータだけ示しておりますけれども、ほかの気象要素をさらに足していって、さまざまな分野に使える気候データを出していきたいというような取組をしております。この結果を使って、では生物への影響をどのように考えられるかというのが、今、生物多様性に関して取り組んでいるテーマになります。

生物多様性に関して行っていることは、これまで気温の上昇に関しては、今のような図で示していますが、今、取り組んでいることは、気候変動影響の新たな指標として、現在、提唱されている、VoCCと書いてありますが、2009年ぐらいに有名な科学雑誌の「ネイチャー」で提唱された、新しい気候変動影響の指標になります。これは、簡単に言うと、この左側の図にありますが、気候変動が起きた後と現在を比べて、今と同じ気候環境までの最短距離を表したものです。ですから、将来、気候が変動したときに、どこまで行けば今と同じ気候環境が得られるかという距離で表したものです。右側の長野県の地図を見ていただきますと、赤い所と青っぽい所、それからピンク色に見える所がありますが、青い所は、気候変動が起きた後でも、比較的短距離の移動で今と同じような気候条件が得られる場所です。それに対して、赤い所は、相当遠くまで移動しないと今と同じ気候環境が得られない。もっと言えば、気候変動の影響を大変避けがたい場所ということになります。

 

(陸部長)

お分かりいただけましたでしょうか。ここは大変難しいところですが、要するに、100年後にどういう状況になるかというものが右の地図で表されているということですか。

 

(尾関研究員)

100年後と現在を比べて、現在の場所が、100年後の気候変動影響を受けた後で、どこまで移動していないと、今と同じ環境が得られないかというところです。

 

(陸部長)

今と同じ場所が遠くへ行ってしまうところが赤で、すぐ近くにあるところが青ですね。

 

(尾関研究員)

はい、そうです。

 

(陸部長)

移動しやすいのが青ということになるのですね。

 

(尾関研究員)

そうですね。長野県の場合は、大変、山地が多いものですから、山地というのは起伏量が多いので、ほんの少し移動すれば標高が簡単に上がります。そうしますと、ある程度気候変動をその標高差で吸収することができるので、全体的に青い色が多くなっています。それに対して、この赤い所は、地図を見ていただくとおわかりになると思いますが、大体が山の頂上付近です。山の頂上付近というのは、もうそれ以上、上に、近くに逃れる場所がありませんので、相当遠くに、それこそ緯度の高いところまで移動したりしないと今と同じ気候環境が得られにくい、あるいは気候変動の影響を大変回避しづらい場所ということになります。

この図と先ほどのレッドリストから分かってきたような長野県内のホットスポットを重ね合わせてみるとこのような形になります。ホットスポット自体は、県内のいろいろな場所にあるわけですけれども、この気候変動の影響の受けやすさとホットスポットを重ねてみますと、こちらにあるような黒い四角の部分で絶滅危惧種が大変多い場所を示しています。そうしますと、北アルプスの白馬岳周辺や八ヶ岳の横岳から赤岳周辺という場所が、気候変動影響も非常に受けやすく、かつ絶滅危惧種が大変多い場所ということになりまして、どこを気候変動影響に配慮して保護していかなければいけないかと考えた場合には、優先順位が大変高い場所に選ばれてくるということになります。

 

(陸部長)

ありがとうございます。それで、自然が変わっていくということを人間が食いとめるということは、ほぼできないと思いますので、対策もなかなか大変だと思います。こういう重要な場所は、これからどのように対応していく感じになるのでしょうか。

 

(尾関研究員)

そうですね、具体的に対策としてできることについては、まずはきちんと、これはあくまで予測ですので、現状を確認し、モニタリングをきちんとしていくということだと思います。モニタリングをすることで、実際に起きている変化を捉えられますので、状況変化に応じてさらにその先の保全策をとっていくということになると思います。海外の例で言いますと、モニタリングをした延長として、もう気候変動の影響が避けがたいとなった場合には、ある大変貴重な種類や有用な植物については、気候変動を将来も受けにくい場所に、人為的に移植や移動させてしまうというようなことも行われておりまして、それを長野県ですぐやるというわけではありませんけれども、やはりそのモニタリングをして変化を捉える、その先にどういう対策をとるかというのを考えていくということかなと思います。

もう一つ、今は長野県全体の話ですけれども、同じ山の頂上が気候変動影響を大変受けやすいということからすると、皆さんよくご存じのライチョウもやはり高山帯に生息している鳥ですので、ライチョウについても、現在、気候変動影響予測の研究を行っております。これは、北アルプスの槍ヶ岳から常念岳周辺の様子を取り出したものですけれども、現在ですと、この左側の地図で少し色がついているような範囲が、ライチョウが生息し得る環境となります。気候変動影響を加味して考えますと、このエリアでは、2100年ごろには、ライチョウの生息に適した環境は非常に小さく、少なくなってしまうという恐れがあるということが、現在の研究で出始めております。これを長野県全体でどうなるか、あるいは日本列島全体で比べればというように、今、発展を検討しているところです。

 

(陸部長)

影響については、今日の紹介ではこのぐらいになりますけれども、それをどのように対策をとっていくかということは、これからの課題になると思います。研究所としては、なるべく正確なデータを提供して、いろいろな知恵を結集して対策を検討していきます。それも、長野県内だけではなくて、今、いろいろな国レベルの機関と連携して行っておりますので、そういうところの知恵も拝借しながら行っていきたいということですね。今後に向けてということでは、どうでしょうか。

 

(尾関研究員)

そうですね、今日お話しした内容は、大体は山の頂上付近の高山帯の自然が、やはり気候変動の影響を避けがたいという結果ですので、それらについての影響が懸念されるというお話です。こういった高山帯というのは、一方ではほとんどが自然公園に含まれておりますので、既に何らかの公園としての保護対策が取られ始めているわけです。ちょうど県としても、来年度から自然公園のグレードアップ構想などが検討されておりますので、こうした研究成果は、その構想の中でも、ソフトの充実の分野で、利用者の方に伝えるような基盤として、提供、活用していければと考えています。

 

(陸部長)

ご清聴ありがとうございました。何かご質問等ございましたらお受けいたします。

 

(中島副知事)

先ほどの移動距離のお話がありましたが、気候変動の影響は、温暖化だけではないと思います。極端に温度の変化があるということなので、では暖かくなったからといって、少し標高の高いところに行ったとしても、逆にその標高が高いところは、寒さも一気に来るかもしれないということも考えると、単に移動距離でいいのかなと思います。降水量も変わったりするので、いろいろな要素があるとも思います。

それから先ほどの対策で移植の話もされていましたが、今、おそらく起きていることは、例えば、シカも北アルプスにも出てきて、それは、一つは気候変動で暖かくなってきて、シカもどんどん上に上がってきていると。そして、シカが高山植物を食べてしまっている。既に貴重なものは、そういう複合的な要因でなくなってきていると思いますが、そういったところもモニタリングされているのでしょうか。

 

(尾関研究員)

はい、そうですね、ちょうど、まさに鹿に関して、我々のモニタリングで、北アルプスで、ここ数年のうちに現地で確認されるようになってきたということと、それからシカだけではなくて、イノシシも、現在、高山帯に上がってきて、高山植物の掘り返しなど、採食をしているということがわかってきました。こういう気候変動の影響が大きいと思われる場所のモニタリングを、少し前から着手をしておりましたので、そういった現象を捉えられてきているのではないかと思います。

 

(陸部長)

複合要因みたいなことはどうですかね。単に気温だけではなくて。

 

(尾関研究員)

今日お持ちした図は、あくまで気温をベースにした地図ですけれども、考え方はまさにそのとおりです。気温だけではなくて、ほかの要因も含めた上で、どのような環境条件になるかということを探っていくということになりますので、気温以外の要因、例えば、今の降水量、日照条件、あるいはもともと長野県が持っている地形や地盤情報なども加味して、最終的には検討する必要があるかなと考えております。

 

(陸部長)

やはり予測科学ですので、ピンポイントで予測をするということは、まだまだできませんので、やはりきっちりモニタリングをする体制、特にどこに集中してモニタリングするかということを、こういうものから割り出す体制を作っていくということしかないのかなと思います。

 

(中島副知事)

以上の話は、今からでも対策を打っていかなければいけないということですね。気候変動でイノシシがどんどん上がってきているというところは、早急に対策していかないと、食べられてしまってはもう復活しないかもしれないと思います。

 

(陸部長)

はい、お願いします。

 

(野池危機管理監兼危機管理部長)

危機管理部長の野池でございます。研究成果をお聞かせいただきまして、ありがとうございました。今、私ども危機管理部と環境部と観光部とで、火山防災のあり方の検討会というものを、いろいろな専門家の人にかかわってもらって、1年間開催をしまして、その中のテーマの一つに、火山防災の啓発を担う人材育成というものがございます。火山防災といったときに、リスクだけじゃなくて、リスクと火山の恵みの両方知ってもらうことが、火山の深い理解につながると思います。今、研究成果をお聞かせいただくと、気候、植物、動物、地質など様々な研究の蓄積があって、しかもこういったサイエンスカフェで分かりやすく伝えるといったことも実践しておられるということで、火山防災を担う人材育成にも、環境保全研究所の研究員の皆さんに多面的に関わっていただければと思います。ぜひお願いします。

 

(陸部長)

どうもありがとうございます。また、そのような検討を踏まえてのサイエンスカフェということも検討させていただきたいと思います。よろしくお願いします。

 

(太田副知事)

先ほど北アルプスのシカの話がありましたが、鳥の方も中村浩志先生から伺った話として、南アルプスがやはりシカで高山植物が随分やられていると。その原因の一つは、もちろん気候変動とかあるけれども、里山のところで、サルが下に下りるかわりに上にも上がって、シカを上にだんだん上げていったような話も聞いたことがあります。そうすると、こういった知見というのは、例えば林務部の鳥獣被害や個体調整のところとも、ぜひ情報を密にしていただいて、里山の整備や有害鳥獣駆除にも役立てていただきたいと思いますので、お願いいたします。

 

(陸部長)

どうもありがとうございます。了解いたしました。林務部の鳥獣対策・ジビエ振興室とは、常に連携しておりますので、さらに気を引き締めて連携していきたいと思います。ありがとうございます。よろしいでしょうか。それでは、これで終わらせていただきます。お時間、ありがとうございました。

 

(太田副知事)

陸部長、尾関研究員、ありがとうございました。

次にその他ですが、まず原山教育長からお願いします。

 

(原山教育長)

お手元に観戦ガイドをお配りしてございますが、いよいよ来週の27日から「ながの銀嶺国体」が始まります。10月31日に県の実施本部を設置して、各部局の皆さんにご協力をいただいております。明日21日には、長野市の芸術館でスケート・アイスホッケー競技会の開会式のリハーサルも行うことになっています。地元開催ということで、長野県選手団の皆さんも大変張り切っています。スケート、スキー競技では、男女とも総合優勝を目指しているところであります。観戦は無料でありますので、会場に足を運んでいただいて、応援をしていただきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

 

(太田副知事)

ありがとうございました。何か質問ございますか。なければ、次に山本健康福祉部長からお願いします。

 

(山本健康福祉部長)

ただいまからミニ手話講座を始めさせていただきます。本日は、手話講座のテキストとしてガイドブックをお手元に配付させていただいております。このガイドブックは、まず手話を学んでいただくことに使っていただくということと、実際に障がい者の皆さまとのコミュニケーションで、指差し等で意思疎通できるようにという工夫をして作成したものでございます。本日と次回の手話講座では、このガイドブックに掲載しております県内の地名について、学んでいただければと考えております。前回の復習と合わせて、平林さんからよろしくお願いいたします。

 

<ミニ手話講座>

 

(太田副知事)

ほかに皆さんから何かございますか。知事から最後に何かございますでしょうか。

 

(阿部知事)

先ほどのサイエンスカフェについてですけれども、環境保全研究所で率先して取り組んでいただいていることについては、大変ありがたいなと思っていますし、ぜひほかの試験研究機関も含めて、県民に対するアプローチということをそれぞれしっかり考えていってもらいたいと思います。また、試験研究機関をどうするかということもこれからの課題でもありますので、そうした視点も含めて、関係部局で考えていってもらいたいと思います。

それから、先ほど「花の百名山」が日本一だというお話がありました。「意外と頑張っています長野県」をまとめていますけど、昨日も国の関係機関の皆さんたちとの食事会のときにも紹介しましたが、まだ追加できるものがいっぱいあると思いますので、ぜひ各部局で、これは自慢できるぞ、これは日本有数だぞというようなものは、総合政策課へどんどん情報を出してもらい、最新版にリバイスしていってもらいたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

それから、先ほど教育長から話があった銀嶺国体ですが、いよいよ本番直前になっていますので、大会が成功していけるように、各部局でも協力して取り組んでもらいたいと思いますし、県出身の長野県のアスリートが大活躍してもらえるようにサポートしていきたいと思いますので、協力をお願いしたいと思います。以上です。

 

(太田副知事)

以上で本日の部局長会議を終了いたします。

 

(会議資料)

 

会議次第(PDF:84KB)

資料1:長野県住生活基本計画(案)(PDF:1,144KB)

資料1追加:長野県住生活基本計画(案)の概要(PDF:1,444KB)

資料2:平成28年中の犯罪情勢及び交通事故発生状況(PDF:694KB)

資料3:部局長会議でのサイエンスカフェ~気候変動が長野県の自然に与える影響(PDF:2,929KB)

その他資料

ながの銀嶺国体~開幕間近です(PDF:1,492KB)

部局長会議における第11回ミニ手話講座~地域の表現方法(前編)(PDF:2,014KB)

おいしい部局長会議~野菜たっぷり、おいしく減塩(PDF:1,307KB)

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