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更新日:2019年4月19日

平成27年(2015年)4月2日部局長会議録

時間:9時30分~10時25分

場所:県庁特別会議室

出席者:

阿部知事、太田副知事、中島副知事、小林公営企業管理者、伊藤教育長、山崎警察本部長、野池危機管理監兼危機管理部長、小岩企画振興部長、青木県民文化部長、小林健康福祉部長、青柳環境部長、石原産業政策監兼産業労働部長、吉澤観光部長、北原農政部長、塩原林務部長、奥村建設部長、石田会計管理者兼会計局長、塩谷監査委員事務局長、佐藤人事委員会事務局長、原労働委員会事務局長、小林教育次長、菅沼教育次長、大日方議会事務局長、角田職員キャリア開発センター所長、山本雇用・就業支援担当部長、岡地財政課長

 

(太田副知事)

 それでは、ただいまから部局長会議を始めます。本日は本年度の最初の部局長会議ということで、教育次長、議会事務局長にも出席をいただいております。はじめに知事からごあいさつをお願いいたします。

 

(阿部知事)

 改めまして、おはようございます。昨日から新しい年度がスタートして、平成27年度は基本的にこのメンバー、体制で長野県政を引っ張っていかなければいけないと思っていますので、どうか、副知事、各部局長の皆さんには、昨日も申し上げましたけれども、立ち止まっているだけではどんどん行政の質は下がってしまうと思っていますので、どんどん前向きな変化を起こして、積極的にチャレンジをしてもらいたいと思います。

 また、組織全体の目標、方向性を共有して取り組みたいと思いますので、昨日もトップマネジメントのあり方につい検討、議論してもらいましたけれども、着実に県政の仕事の仕方も変えていきたいと思っていますので、是非、皆さんのご協力をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。以上です。

 

(太田副知事)

 それでは、まず4月1日付で中島副知事が就任いたしましたので、ごあいさつをお願いいたします。

 

(中島副知事)

 昨日着任いたしました中島恵理でございます。どうぞよろしくお願いします。

 2年ぶりにまた皆様と一緒に仕事ができることを光栄に存じております。しあわせ信州実現のために全力で取り組んでいきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

 

(太田副知事)

 次に、人事異動で新しく部局長会議のメンバーになられた方、またポストが変わられた方がおりますので、変わった方のみ簡単に自己紹介をお願いします。最初に野池危機管理監からお願いします。

 

(野池危機管理監兼危機管理部長)

 危機管理監兼危機管理部長の野池明登でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

 

(太田副知事)

 小岩さん。

 

(小岩企画振興部長)

 企画振興部長を拝命いたしました小岩でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

 

(太田副知事)

 以降、順番にお願いします。

 

(原山総務部長)

 総務部長の原山でございます。せっかくの機会ですので、是非、長野県の行政経営理念を実現するためにも、挑戦し、学び、成長することを常に行う組織風土、文化の醸成に努めてまいりたいということが一つと、もう一つはフォロワーシップということを強調したいと思っております。阿部知事の1期目の最初の頃の部局長会議で、後藤田正晴官房長官の後藤田五訓ということを知事が話されました。フォロワーシップという観点から、是非、もう一度、皆さんにご紹介したいと思っています。一つは、霞が関流の言い方ですけれども「省益を忘れ、国益を想え」、二つ目として「悪い本当の事実を報告せよ」、三つ目として「勇気をもって意見具申せよ」、四つ目として「自分の仕事でないと言うなかれ」、五つ目として「決定が下ったら従い、命令は実行せよ」ということで、これを肝に銘じて頑張っていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

 

(青木県民文化部長)

 県民文化部長の青木でございます。どうぞよろしくお願いいたします。非常に間口の広い内容でございます。これからも横串という観点で頑張っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

(青柳環境部長)

 環境部長の青柳でございます。各部の事業執行に当たりましては、環境部に絡む問題が多々あろうかと思いますので、皆様と力をあわせて連携しながら進めたいと思いますので、よろしくお願いします。

 

(吉澤観光部長)

 観光部長の吉澤でございます。我が部も同じように、各部との連携を強化しながら進めていかなければいけない事項ばかりでございますので、どうぞ皆様のご協力をよろしくお願いいたします。

 

(北原農政部長)

 農政部長を務めさせていただきます北原富裕でございます。私どもは食をテーマにしておりまして、食事の時間というのは誰もが幸せなひと時と思っております。その食材をつくり出す産業としての農業と、それにかかわる方々の営みとしての農村を振興することを仕事とさせていただいております。食は全ての部局に関係しておりますので、何とぞ、農政部に対しましての連携とご支援をお願いいたします。よろしくお願いします。

 

(塩谷監査委員事務局長)

 監査委員事務局長の塩谷幸隆でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

 

(佐藤人事委員会事務局長)

 人事委員会事務局長の佐藤でございます。どうぞよろしくお願いします。人事委員会は人事行政、給与制度においてさまざまな役割がございますけれども、中でもまず職員採用試験において、採用機関としっかり連携をしまして、多くの受験者を確保することに努めてまいりたいと思っております。どうぞよろしくお願いします。

 

(原労働委員会事務局長)

 労働委員会事務局長の原修二でございます。どうぞよろしくお願いいたします。労使、それぞれのお話しを丁寧に聞きながら、労使関係のスムーズな関係に努めてまいりたいと思っております。よろしくお願いします。

 

(小林教育次長)

 教育次長を拝命いたしました、小林資典です。どうぞよろしくお願いいたします。子どもたちの未来を見つめてしっかり仕事をしてまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

 

(大日方議会事務局長)

 議会事務局長の大日方正明です。どうぞよろしくお願いします。来週は議会の選挙になります。議会構成も変わりますけれども、皆様方のご協力をいただきまして、円滑な議会運営に努めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

(角田職員キャリア開発センター所長)

 新しい機関として発足いたしました、職員キャリア開発センターの角田でございます。よろしくお願いいたします。私どもはこれまでの研修業務に加えまして、人事評価制度、あるいは職場での職員が活躍しやすい環境づくり等を担当させていただきます。

 研修につきましても、今年度大幅に体系を見直しさせていただきまして、自主選択型研修等を導入させていただきました。是非、各所属の皆様のご協力、参画がなければその成果は上げられないということでございますので、皆様のご協力、映像をご覧の皆様も含めまして、よろしくお願いしたいと思います。

 

(山本雇用・就業支援担当部長)

 雇用・就業支援担当部長の山本でございます。よろしくお願いします。私の仕事は、各部局との連携が非常に大事な仕事でございますので、関係する部局の皆さんにはご支援、ご協力、連携をして、是非、前に仕事を進めていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

 

(太田副知事)

 ありがとうございました。お手元の次第にあります報告事項に入る前に、岡谷市の山林火災につきまして、野池危機管理監からお願いいたします。

 

(野池危機管理監兼危機管理部長)

 それではお願いします。3月31日に発生をいたしました岡谷市川岸の林野火災でございます。

 3月31日のお昼前に岡谷市川岸のお堂の裏で発生をいたしました火災ですが、瞬く間に天竜川の西側の山に燃え広がりまして、延焼範囲約250~300ヘクタールと、大きな火災となりました。

 地元の消防本部や消防団、本県の消防防災ヘリ、他県の消防防災ヘリ、自衛隊にも応援を要請いたしまして、県警をはじめとする関係機関の力もあわせて2日間にわたり、全力で消火活動を行ってまいりました。

 今朝5時40分過ぎから今井岡谷市長、岡谷消防署長が県消防防災ヘリ「アルプス」から上空偵察を行いまして、5時57分に鎮圧、鎮火したことを確認いたしました。人的被害、住家被害はございません。

 例年、3月から5月下旬にかけては乾燥して林野火災が非常に多く発生をいたします。関係部局や市町村、消防本部と協力をいたしまして、注意喚起をしっかりと行ってまいりたいと考えておりますし、県民の皆様にも、火を扱う際には十分な注意をお願いしたいと思っております。以上でございます。

 

(太田副知事)

 それでは報告事項に入ります。資料1につきまして、岡地財政課長からの説明でございますが、岡地課長におかれましても新任でございますので、自己紹介から始めていただければと存じます。


(岡地財政課長)

 昨日、財政課長を拝命いたしました岡地と申します。どうぞよろしくお願い申し上げます。それでは資料1に沿ってご説明させていただきます。

 平成27年度予算執行方針につきましては、昨日、4月1日付で総務部長名で発出させていただいたところでございます。内容につきましてポイントに沿ってご説明申し上げます。

 本年度のポイントは大きく分けて4つございます。一つ目として、平成27年度予算の基本的な考え方を整理したものでございます。

 平成27年度予算は、ここに掲げております5つの点を基本に編成してございます。すなわち、一つ目として防災・減災対策、二つ目は地方創生の施策展開、三つ目は信州の価値向上と発信、四つ目は「しあわせ信州創造プラン」の着実な推進、五つ目は経済・雇用対策の実施でございます。この予算の執行を通じて災害対応に追われた昨年から、さまざまな好機を活かし、攻めに転じて、信州の元気増進と地方創生に向けた取組を積極的に進めていくこととしたいと存じます。

 二つ目として、行政経営理念と行政・財政改革方針の具体化でございます。これは昨年度と同様の項目でございますが、引き続き行政経営理念を意識して、創意工夫をこらして施策の推進をお願いしたいと存じます。

 三つ目として、経済・雇用対策の実施でございます。経済の好循環を確かなものとするため、国の経済対策を受けて一体的に編成した2月補正と当初予算について、迅速な実施に取り組むようお願い申し上げます。

 また、新たに策定した長野県の契約に関する取組方針等に沿って、中小企業者の受注機会確保や県産品等の積極的な活用など、地域経済にきめ細かな対応をお願いいたします。

 最後に四つ目として、昨年発生した災害からの復旧・復興でございます。2月の大雪による農業被害、7月の南木曽の土石流、9月の御嶽山噴火、11月の長野県神城断層地震など、昨年相次いだ災害からの復旧・復興に向けて、迅速かつ着実な対応をお願いしたいと思います。

 このほか、詳細につきましては執行方針の本文をご覧いただき、適切で効率的な予算執行に努めていただきますようお願いいたします。私からは以上でございます。

 

(太田副知事)

 ただいまの報告につきまして、質問・意見等ありましたらお願いいたします。知事から何かございますか。

 

(阿部知事)

 予算執行方針は、今、説明してもらったとおりですので、各部局それぞれ行政経営理念であるとか、行政改革方針であるとか、「しあわせ信州創造プラン」であるとか、もう一回しっかり頭に入れて、その推進に全力で取り組んでもらいたいと思います。

 特に最後のところに災害関連の復旧・復興という項目がありますけれども、もちろん災害関連予算として計上しているものはしっかりとその目的どおりに使っていかなければいけないと思いますが、それ以外でも、例えば、観光であるとか産業振興を考える上で、被災地の復旧・復興という視点も、是非、しっかり持って、具体的な予算の執行に当たってもらいたいと思っていますので、お願いします。

 それから、少し戻って、先ほどの岡谷の火災の話ですけれども、先ほど9時過ぎに岡谷市の今井市長から私のところに直接電話をいただいて、県のご協力、警察、消防を含めたご支援に感謝するというご連絡いただきましたので、まだ当分警戒をしていくというお話しもありましたので、引き続き協力できるところはしっかり協力して対応していきたいと思っていますので、関係部局はよろしくお願いいたします。以上です。

 

(太田副知事)

 それでは次に、資料2につきまして、小林健康福祉部長から説明をお願いいたします。

 

(小林健康福祉部長)

 それでは資料2をご覧いただきたいと思います。長野県健康長寿プロジェクト・研究事業報告書でございます。

 これにつきましては、一昨年の平成25年6月に研究チームを立ち上げまして、これまで研究を行ってまいりました。昨年5月には中間報告をさせていただきましたが、本年度はさらにその研究を進めまして、このチームとしての最終的な報告がまとまりましたので、その内容につきましてご報告をさせていただきます。

 めくっていただきまして、最初が長野県の健康長寿の状況ということで、戦前から高い順位を維持してきた平均寿命ということでございます。また、3ページをご覧いただくと要因をそれぞれ、平成25年度は統計分析を主に、それから26年度については文献資料、インタビューによりまして、2番目のところにありますが、とりわけ地域別の取組についても詳細にインタビュー等を交えまして収集し、分析をさせていただいたところでございます。

 それぞれの結果につきまして、4ページにはまず統計分析から示唆された健康長寿要因ということで、就業率以下、こうしたものが長野県のこれまでの健康長寿を支えてきたと考えているところでございます。

 また5ページ以降が文献等による分析でございます。これにつきましてはそれぞれ各地域の状況なども特定の地域ということだけではなくて、広範に各地域でそれぞれの取組がなされたというところが一つポイントでございまして、5ページの下にありますが、一部屋暖房運動ですとか、全村健康管理、あるいは栄養講座、こうしたものがそれぞれの地域で行われてきたというものの蓄積が非常に大きいというところでございます。

 次に6ページ以下につきましては、それぞれ戦前から始まりまして、それぞれの時期にどういう取組がなされてきたかというところをまとめてございまして、ここはまたあとでご覧をいただきたいと思いますが、その結果を10ページにまとめさせていただいてございます。県民の高い就業意欲ですとか、積極的な社会活動への参加など、県民一人ひとりの健康に対する意識の高さということが言えます。それとともに、2つ目の丸にありますように、医師、歯科医師、薬剤師、保健師、管理栄養士等、それぞれの専門職種が地域で非常に活発に活動されてきました。また、3つ目の丸にありますように、ボランティアである保健補導員、食生活改善推進員、こうした皆さんが地域でそれぞれに活動をしっかりやられてきた。こういうものの積み重ねが今日の健康長寿に結実しているというところでございまして、その下にありますように、長野県の財産、強みであるだろうと考えてございます。

 11ページに移っていただきまして、6に今後の主な課題ということで、全国と比較して高い脳血管疾患死亡率、これをさらに改善をしていかなければいけないということとともに、もう一つは、これまで地域でボランティア活動をされてきました保健補導員や食生活改善推進員、こうした皆さんが減少傾向にあるという中で、さらにここのところに力を注いでいく必要があるだろうと考えておりまして、私どもとすれば「信州ACE(エース)プロジェクト」などにつなげて、一段とまたギアチェンジをして活動を活発にしてまいりたい、あるいは県民運動として高めてまいりたいと考えているところでございます。

 少し雑駁な説明ですが、これを裏打ちする詳細な資料もございまして、後刻、また皆様にはご覧をいただきたいと思います。以上でございます。

 

(太田副知事)

 ただいまの説明に対しまして、意見、質問がありましたらお願いいたします。

 では、私から一つだけ。長野県の健康長寿については、この報告書以外に民間の方々も含めてさまざまな指摘がありまして、今、全国的にも長野県の健康長寿が非常に注目を浴びております。この報告書は、長野県の健康長寿を全国にもPRする大きなポイントになると思いますので、今後、プレゼンといいますか、広報の仕方を、是非、工夫をしていただきたいと思っております。

 

(小林健康福祉部長)

 わかりました。その視点を持ちながら、ACEプロジェクトをはじめとするところで、こうしたものも広く知っていただきたいと思います。また、この研究も今後さらに、それぞれ調査等にもつなげてまいりたいと思っております。以上でございます。

 

(太田副知事)

 ほかにございますか。

 

(阿部知事)

 太田さんが言ったように世界中から注目されているので、県内向けの発信という視点ではなくて、県外とか世界にどう発信するのかということが問われていると思います。

 例えば、海外からお客さんが来たときに、健康長寿県ですねと言われているけれども、非常にふわっとした解説しかできていません。だから、例えば、全文英訳する必要は必ずしもないのかもしれないけれども、やっぱりこういう調査で我々としてはこういうものが有効だったと、こういう過去の歴史はこうだというものをしっかり発信できるように、国内外に発信するという視点でしっかりつくってもらう必要があると思いますので、よろしくお願いします。

 

(小林健康福祉部長)

 わかりました。英訳も含めて、私どもで取り組んでまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。

 

(太田副知事)

 つけ加えて、保健補導員とか食生活改善推進員とか、開発途上国の健康増進にも大きな役割を果たすと思いますので、その趣旨からもお願いいたしたいと思います。

 それでは、次に資料3「信州ACE(エース)プロジェクト」、それから資料4の今年の統一広報テーマ、これにつきましては関係しておりますので、続けてご説明をお願いしたいと思います。まず小林部長さんからお願いします。

 

(小林健康福祉部長)

 それでは資料3に基づきまして、引き続き健康福祉部から、「信州ACE(エース)プロジェクト」につきましてご報告とお願いをしてまいりたいと思っております。

 「信州ACE(エース)プロジェクト」については、これまでも何回かお願いをしてきたところでございますが、プロジェクトの総論としましては、資料の最初にありますように、Action、Check、Eat、この3要素とともに、世界で一番の健康長寿を目指し、県民一人一人、自ら取り組んでいただくという視点でやってまいりたいというものでございます。

 先ほどの報告書の中にもございましたが、例えば、脳卒中の死亡率につきましては、やはり依然として長野県は高いところがございます。また、生活習慣病に関するデータにつきましても、ご覧のとおり高血圧、肥満、あるいは糖尿病等も一定割合にあるところでございます。

 こうしたものにがんも含めて生活習慣病予防という観点で、その下にございますが、この3つの要素をそれぞれお取り組みいただきたいということで、3月30日には発起人の皆さんによる会議も開催いたしまして、方向性につきまして協議いただき、こういう形でということをお話しをいただいたところでございます。

 Actionにつきましては、長野県発のインターバル速歩の効果も注目をされつつあるところでございます。これに加えて自然を満喫できるウォーキングですとか、それぞれの地域でのオリジナル体操等の取組もございます。大体7割程度の市町村で既に取り組んでおりますが、そうしたものをさらに広げてまいりたいということでございます。

 次のCheck、健診の部分については、特定健診、いわゆるメタボ健診につきまして受診率がまだ50%程度であるというところでございます。さらにいいますと在宅の被扶養者の皆さんの受診率が非常に低いという状況がございますので、家族そろって必ず年一回は健診を受診しましょうと。これにあわせまして、やはり生活習慣病予防という点でも、近年、口腔ケアの大切さが非常に注目されております。そうした意味での歯科チェック、あるいは血圧の高い方が毎日、血圧のチェックもしていただくということをお願いしてまいりたいと思っております。

 また、Eatの部分につきましては、野菜摂取量、長野県は日本一ではございますが、やや減少傾向、とりわけ年代別に見ると、若い方が少ないという状況がございます。また、塩分摂取量についても、これまでの減塩運動等の成果もございまして減ってはきていますが、まだまだ高いということで、1食3グラム、1日9グラム、これを目標といたしまして、是非、塩分を減らして野菜を増やす、そういう取組をさらに進めてまいたいというところでございます。

 現時点では、大きな方向性として、キャッチフレーズはこうした方向でということで、先ほど申し上げました発起人会議等でも確認はされてきたところでございますが、具体的な取組について、既に各部にもお願いをしているところですが、是非、部局横断的にこれを連携して取り組んでいただくようにさらに私どもお願いをいたしまして、ご報告とさせていただきます。以上です。

 

(小岩企画振興部長)

 引き続きまして資料4に基づきまして、企画振興部から統一広報テーマについてご説明を申し上げます。

 統一広報テーマの設定、これは平成25年度から年度を前半、後半に分けまして、県で一つの統一テーマを設けまして、重点的に売り込みを進めていくというもので設定しているものでございます。

 平成27年4月からの統一広報テーマでございますが、これは先ほど小林部長から説明がございました「信州ACE(エース)プロジェクト」を統一テーマとしまして設定をしていきたいというものでございます。

 取組方針は、(1)から(3)までございます。まず、(1)部局横断で取り組みますということで、ACEプロジェクトの推進庁内連絡会、庁内の横の連携を図るための連絡会を設けておりますので、この連絡会をエンジンとしまして発信をしていきたいと考えております。

 それから、職員が率先して健康づくりに取り組みますということでございますが、職員一人一人が広報マンという意識を持っていただきまして、職員自らが率先して健康づくりに取り組んでいただく、それを通じてACEプロジェクトの発信に対する意識を高めていただきたいというものでございます。

 それから3番目、あらゆる場面で広報しますということで、広報、これは不特定多数の方に単にお知らせをするということではなくて、積極的に売り込んでいくという姿勢が大事だと考えております。

 こういうことから具体的な売り込みの方法といたしまして、ポツで5つ、例として書いてございますけれども、現在、ここにありますように会議あるいはイベントでのあいさつの中でACEプロジェクトに触れていただく。また、会議に来ていただいた方には何らかの知識や情報を持ち帰っていただく、また、イベントもしくは会議などの休憩時に県の体操を実施する、こういったことを通じて知っていただきたいと思っております。

 また、広報誌、テレビ、ラジオ、名刺、メール、こういったいろいろな媒体、あらゆる媒体を通じてこのACEプロジェクトをお知らせしていただきたい、売り込んでいただきたいと考えてございます。

 これだけではなくて、具体的なアイデア、本当に小さなことでもアイデアとしてはいくつも豊富に出てくると思いますので、アイデア自体は全職員、発想は自由でございますので、ぜひとも各部局長におかれましては、部内のいろいろな職員の皆さんのアイデアを吸い上げていただくような取り組みをお願いして、私からのご報告とさせていただきます。

 

(太田副知事)

 この後についている文例の説明はいいですか。

 

(小林健康福祉部長)

 今、企画振興部長さんからお話しをいただきましたが、具体的に、ではどういったらいいんだ、どういうふうに話したらいいんだというお話しがあったり、あるいは、せっかくですので会議等で健康に関する知識や情報を持ち帰ってもらったらどうだというご指摘をいただきました。また、最後にございますが、休憩時等には体操を行う、少し体をストレッチしたり、動かしてもらうというところも非常にいいのではないかということで、私どもが現時点で考えているところの例を、なるべくお示ししていったほうがいいだろうということで、今回、あくまでも例示でございますが、お示しをさせていただいたところでございました。ここもさらに充実を図ってまいりたいと思っております。以上でございます。

 

(太田副知事)

 では、ただいまの説明に対しまして意見・質問ありましたらお願いいたします。

 

(小林公営企業管理者)

 1点お聞きをします。今の資料4の2ページ目の部局を横断する取組としての具体例の最後に、体操が例示として示されていますけれども、ここで言っている、職員担当課で実施しているストレッチというのは、ACEプロジェクトで定めている、あるいは求めている体操として言えるのでしょうか。

 

(小林健康福祉部長)

 細かい定義はいろいろあろうかと思いますが、私どもはまず体を動かしていただくというところからこのアクションを始めていただければと思っております。

各市町村における体操もいろいろな体操がありまして、それの全てのエビデンス、効果をどこまで図るかというところがあります。まず、取組としてそういうところから入っていただくというところの一つ例でありまして、例えば県庁でも、今、3時に業間ストレッチを行っておりますが、そうしたものも一つの入口であろうと考えています。以上です。

 

(太田副知事)

 ほかにございますか。知事から何かございますか。

 

(阿部知事)

 「信州ACE(エース)プロジェクト」で、まず私から部局長の皆さんにお願いしておきたいのは、しあわせ信州ということでいろいろな取組を進めていますけれども、健康は幸せの概念の中核でもあり、先ほども申し上げましたけれども、いまや長野県が長野県である一つのシンボルになっている。そういう意味で、私はこのACEプロジェクトは相当、健康福祉部にうるさいことを言ってきていますが、健康福祉部は大分、頑張ってまとめてきてはもらっていますけれども、健康福祉部のための健康運動ではないといつも言っています。

 是非、各部、一応いろいろなアイデアは出してもらってはいますけれども、全庁で本当に徹底してやっていかなければ、他の県に確実に負けると私は思っています。

 今が頑張りどころだと思っているので、担当者レベルの連絡会というような話ではなくて、もう少し全庁的な体制をしっかり整える必要があるのではないかということ、それから、県の行政施策みたいな打ち出しではいけなくて、運動論、県民の皆さんが行動してもらう、そこにいかにつなげるかということが求められているので、普通の施策のように、これをやります、あれをやりますというふうに並べているだけでは世の中が変わらないと思っています。

 是非、その運動論として、発起人会のメンバーの皆さんにも集まってもらって意見を出してもらったりしていますけれども、どうやって動かすのか、市町村の人たちにどうやって動いてもらうのか、企業の皆さんにどうやって行動してもらうのか。そこまでしっかりシナリオをつくって、それに向けて全庁一丸となって取り組むということが必要だと思っているので、そういう観点で、健康福祉部を中心にしながらも、各部局長の皆さんには自分のこととしてこの「信州ACE(エース)プロジェクト」を改めて捉え直してもらって、どうするかということを考えてもらいたいと思っています。その第一歩がこの統一広報テーマとしての取り上げだと思っています。あくまでも第一歩だというのが私の感覚です。

 今も体操の話もありましたが、県庁の職員がどれだけ体操をやっているのか、私はわかりませんけれども、本当に徹底されているのか。自分のところが徹底されないことを人には言えないと思っているので、そうしたことも含めて、このACEプロジェクトは、本気で徹底してやらなければいけない長野県として最重要な取組だという認識ですので、是非、小林部長にも頑張ってもらいたいし、各部局長の皆さんにもそれぞれの分野で県民の健康づくりに資すること、そして長野県の健康という観点で発信できること、そうしたことをしっかり考えてもらいたい。そして、全庁でしっかり方向づけをして取り組んでいきたいと思いますので、よろしくお願いします。

 

(太田副知事)

 それでは次に資料5、吉澤観光部長からお願いいたします。

 

(吉澤観光部長)

 それでは資料5をお願いいたします。平成29年夏、7月から9月でございますけれども、このデスティネーションキャンペーンの開催地域として長野県が決定されまして、本日この後、JRグループから、信州キャンペーン実行委員会の会長であります知事に対しまして、決定通知書が交付されるという運びになりましたのでご報告させていただきます。

 デスティネーションキャンペーンでございますけれども、下のところに参考とございますので、こちらをご覧いただきたいと思います。

 JRグループと自治体、観光関係者などが一体となって実施する大型のキャンペーンというものでございまして、JRグループでは開催地の集中的なPRによりまして全国からのお客様の送り込み、一方、開催地の自治体と観光関係者は、全国からのお客様の受入体制を整備し、お迎えするという形で行うものでございます。

 キャンペーンにつきましては昭和53年から実施されておりまして、長野県は、ご覧のとおり、過去4回実施しておりまして、今回は7年ぶり5回目の開催になります。

 決定通知書の交付は、1に記載のとおり、本日行われますけれども、2にございますように、今回のキャンペーンにつきましては、山岳高原をコンセプトに掲げまして、信州・長野県の山の魅力を中心に発信するために、実施時期につきましては夏ということで設定させていただいて、昨年12月にエントリーしたものでございます。

開催が決定したわけでございますので、事業計画につきましてはこれから検討していくことになりますけれども、前年度、28年度にはプレキャンペーンというものも行う必要がございますので、できるだけ早めに準備を進めまして、市町村、観光事業者、また庁内の関係部局の皆様にもご協力いただくことになると思いますので、どうかよろしくお願いいたします。

 もう1点でございますけれども、本日お手元に「東京deしあわせ信州ごはん」という冊子をお届けしてございますので、こちらもご覧いただきたいと思います。

 おめくりいただきますと、左側にショップのリストがございます。実は、首都圏で長野県の食材を使って提供しているレストランとしまして、日本料理とか居酒屋とかがありますが、「おいしい信州ふーど(風土)」のショップ登録店35店と、あとアンテナショップということで、銀座NAGANOも含めまして、市町村のショップとあわせて9店、合計44店を掲載しているものでございます。

 県産食材のPRと情報発信ネットワークの形成ということで銀座NAGANOができましたので、こちらを中心としましてスタッフが協力して2万部を発行するということになったものでございます。

 配布先としますと、県人会、同窓会連合会など、長野県出身者はもちろんでございますけれども、県内経済団体を通じまして、県内企業、そして銀座NAGANOを通じまして、首都圏の在住者にも配布してまいりたいと考えております。

 本日ご出席の皆様におかれましても、上京の際には是非、これらのお店をご利用いただきますとともに、広くお知り合いの方々にご紹介していただければと思いますので、ご協力、よろしくお願いいたします。私からは以上でございます。

 

(太田副知事)

 ただいまの説明に対しまして、質問・意見等ありましたらお願いいたします。

 この冊子はどのくらいおつくりになるのですか。

 

(吉澤観光部長)

 2万部です。

 

(太田副知事)

 はい。ほかにございますか。知事からございますか。

 

(阿部知事)

 この「東京deしあわせ信州ごはん」の配布先の話もあったけれども、銀座NAGANOとかにも置くのですか。

 

(吉澤観光部長)

 そうです。銀座NAGANOにお見えいただいた方々にも配布いたしますし、あと県人会ということで、長野県ゆかりの方にもお送りさせていただきます。

 また、県内企業の方が東京にご出張したときにご利用いただけるように、経済団体を通じまして、県内の方々にも広く配布したいと考えております。

 

(阿部知事)

 県内企業というよりは、例えば、県外企業の支店長とかにいっぱい配って、東京本社の人たちに宣伝してくれとか、せっかくいいものをつくってもらったので、多くの人たちがお客さんとして行ってもらえるように、つながるように、配布先は是非、よく検討してもらえるとありがたいなと思います。

 それからデスティネーションキャンペーンは、野池前部長をはじめ観光部の皆さんのご努力で、非常にいい時期に開催をすることができてありがたいなと思っていますので、大変感謝します。

 特に山岳高原をコンセプトでやってもらえるということなので、観光施策もキャンペーンだけの観光行政から、実質の改善、改良も含めた観光施策に変えてきていますけれども、是非、この29年夏のデスティネーションキャンペーン、せっかく決まったので、そこをターゲットにして、着実に観光地のあり方、観光行政のあり方が変わっていくように、道筋を考えてほしいと思います。この決定自体、大変ありがたいことだと思いますが、それはやっぱり我々の施策にどうつなげて生かしていくかという観点で、吉澤部長をはじめ、観光部には取り組んでもらいたいのでよろしくお願いします。

 

(吉澤観光部長)

 了解いたしました。

 

(太田副知事)

 それでは次、資料6につきまして、北原農政部長からお願いいたします。

 

(北原農政部長)

 よろしくお願いします。「おいしい信州ふーど(風土)」の新たな選定品ということでございまして、県産農産物のブランドとして発信しております「おいしい信州ふーど(風土)」は、現在、131品選定しておりますが、新たに26品を追加いたしまして、157品にしたということでございます。

 「おいしい信州ふーど(風土)」でございますけれども、信州の豊かな風土が育んだ農畜産物を、プレミアム、オリジナル、ヘリテイジの3つの基準で厳選いたしまして、信州産農畜産物の統一ブランドとして県内外に発信しているところでございます。今回、オリジナルで8品、ヘリテイジで18品を新たに加えさせていただきました。

 資料の中段にございます、オリジナルでございますが、県の試験場の育成品種であります、水稲の「風さやか」や「信州ひすいそば」など7品と、出荷量が全国一であります凍り豆腐を追加させていただきました。

 また、ヘリテイジにつきましては、信州伝統野菜認定制度として現在64品を選定していますけれども、新たにこの制度で認定されております開田かぶですとか、松代一本ねぎなどの7品と、それらの加工品であります開田かぶのすんき漬けなど、11品を追加いたしました。

 次のページをお願いいたします。この中から主な拡大品ということで3つご紹介をさせていただきます。

 1つは水稲の「風さやか」でございますが、平成24年から県内で本格的な栽培が始まりまして、現在、長野県の新しい米ということで、ブランド米としての生産振興を進めております。

 ご覧のようなポスターもつくりながらPRに努めているところでございまして、昨年度、県下558ヘクタールの栽培でありましたが、今年は約1.5倍に当たります900ヘクタールを目標として進めております。

中ほどの「信州ひすいそば」につきましては、平成25年7月に商標登録を行いまして、生産者、加工業者、それからそば店等の販売業者、これらが一体となりまして信州ひすいそば振興協議会を設立し、200ヘクタールの栽培面積を目標として現在、生産拡大とブランド化に取り組んでいるものでございます。

 3つ目の凍り豆腐でございます。私の出身の飯田では凍み豆腐(しみどうふ)とも呼んでいますけれども、長野県の出荷量が全国シェアの95%という圧倒的なシェアを持っているものでございます。

 先ほどの長寿プロジェクトの報告の中でも記載されておりましたけれども、長野県では昔から食卓に一般的に使われている食材でございますが、近年、全国的にも健康食材として注目が高まってきております。健康長寿日本一を育む食品ということで、今回、「おいしい信州ふーど(風土)」に選定いたしまして、産業労働部等とも連携して情報発信を強化していきたいと考えております。

 今後につきましては、一つは地域の生産者が首都圏の消費者等と直接触れ合いながら発信していく、新たに加えました26品を含めまして、この「おいしい信州ふーど(風土)」を、銀座NAGANO等を活用するなどしまして、一層の情報発信、PRの強化に努めていきたいということでございます。

 それから、「信州ACE(エース)プロジェクト」ですとか、しあわせ信州食品開発センターを活用しての加工品や新用途開発、こういうものもあわせて進めたいと考えておりますので、部局連携の中で、関係部局の連携をよろしくお願いをしたいと思っております。以上でございます。

 

(太田副知事)

 ただいまの説明に対しまして質問・意見ありましたらお願いいたします。

 今、ご説明にありましたように、特に凍り豆腐については、この1、2年、業界が非常に健康食品ということでPRしておりまして、業況も上がってきていますので、是非、産業労働部も一緒になってお願いいたします。


(北原農政部長)

 産業労働部からのご意向もありまして、今回、追加しました。十分、連携をとらせていただいております。

 

(太田副知事)

 ありがとうございます。知事から何かありますか。

 

(阿部知事)

 「おいしい信州ふーど(風土)」も大分、熱心に取り組みを進めて、認知度向上してもらっていてありがたいと思います。1点だけ、さっきの健康長寿の話であるとか、「東京deしあわせ信州ごはん」であるとか、それらとも同じ視点ですけれども、「おいしい信州ふーど(風土)」も県外によりウエイトを置いて発信をしてもらいたい。「おいしい信州ふーど(風土)」のPR経費が県内、県外どれぐらい割り振られているかわからないけれども、やっぱり県民の認知度は上がってきていますが、県外の人たちが長野県にこんな食材があるとか、長野県はこんなに豊かな産地だというのはまだまだ必ずしも十分浸透していないのではないかと思うので、そういう意味では、県外発信により力を入れてもらいたいと思うので、検討してみてください。

 

(北原農政部長)

 「おいしい信州ふーど(風土)」の発足のときには、まずは県民の方々にというところがありましたけれども、知事ご指摘のように認知度も上がってきていますので、これからは発信のウエイトを県外もしっかりとさせていただきたいと思っております。

 

(阿部知事)

 お願いします。

 

(太田副知事)

 それでは次に資料7を塩原林務部長からお願いいたします。

 

(塩原林務部長)

 林務部から資料7をご覧ください。森林(もり)の里親促進事業の取組についてご報告させていただきます。

 この森林(もり)の里親につきましては、県が仲介をいたしまして、企業の皆様、団体の皆様、それから地域の皆様と行政がパートナーシップによって、長野県の森林づくり、それからまた交流を進めるということで、平成15年度から取り組んでいるところでございます。

 里親の契約目標は、「しあわせ信州創造プラン」の中で、29年度までに125件の目標を掲げて、各部局長の皆さんにも昨年度当初からいろいろご協力、ご支援をいただいているところでありますが、昨年度1年間の中では、16件の契約を締結することができました。これは目標の約2倍の契約となったところでございます。

 これまで11年経過しておりますが、これまでの支援金額は、トータルで3億円を超える支援をいただき、森林整備面積でも約2,800ヘクタールほどになっております。また、交流人口を最近カウントしておりますけれども、本年度も約1万人規模と見込まれる状況でございます。

 グラフで示させていただいておりますが、このように順次、件数として伸びてきておりますし、黄色いところが森林整備の面積でございますが、決して減少ということではなく、本年度も400ヘクタールほど見込んでいます。また、森林の整備だけでなく、森林内の路網の整備、道の整備等にもご支援をいただいているというような状況がございます。

 これからの取組として、企業・団体の皆様へ、銀座NAGANOを活用した講座、あるいは、とりわけ中京圏におきましてもPR活動を進めていきたいと思っております。また、県内の受入地域でございますけれども、現在71カ所、受け入れの森林をご紹介させていただいておりますが、さらに丁寧にご紹介できるような形をとってまいります。また、こうした活動の企業・団体の皆さんへの支援ですが、行政だけではなく、NPO、あるいは林業関係のグループの皆さんなどの手助け、力をいただきたいと思っております。

 次のページをご覧ください。具体的な活用事例でございますけれども、一つには社員の皆様の森林整備での地域貢献。また、2つ目のケースとしては、特に、企業の皆様のお客さんが森林づくりにかかわりたいということで、この制度を活用していただいております。次のページでございますが、3つ目のケースとして社員の皆様や学校ともこうした森林(もり)の里親契約を結んでいることがございます。

 とりわけ、最近では松本にあります相澤病院さんが朝日村の共有林とこうした契約を結び、看護師や職員の皆さんが森林の中で研修を兼ねる、あるいは森林セラピーといった観点からもこの交流を進められているということで、こうした森林(もり)の里親契約の活動を通じて、ACEプロジェクトの中の健康づくりにも効果が発せられるようにいろいろとPRをしてまいりたいと思っておりますので、是非、各部局長の皆さんにも企業・団体の皆さんをご紹介いただき、ここにパンフレットもつけさせていただきますが、ご説明にも上がりたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

 それからまた、この契約の目標が125件となっておりますが、本年度はこの125件を目指して、さらに目標を前倒しして取り組み、目標をまた修正していけるように取り組んでまいりたいと思っております。この目標は既に契約が切れているところも10数件ございますけれども、こうしたところもこれからの交流にどう結びつけていくかということも含めて、今後も検討してまいりたいと思っております。是非、皆様方からのご支援、ご協力、よろしくお願いします。以上でございます。

 

(太田副知事)

 ただいまの説明に対しまして、質問・意見がありましたらお願いいたします。

 よろしいですか、知事から何かございますか。

 

(阿部知事)

 林務部が積極的に森林(もり)の里親進めてもらって、大分拡大してきて大変私もうれしく思っています。

 ここにも書いてありますが、部局連携で企業への営業強化を、林務部だけじゃなくて、ほかの部局もいろいろな機会で積極的にPRしてもらいたいと思います。あと、林務部にお願いですけれども、既にやってもらって、いろいろなメリットを感じていただいている企業の皆さんの声みたいなものをもう少し出してもらえないですか。こういうことで社員にとってもプラスですとか、企業にとってもプラスですというのをもう少しPRしていきたいと思うので、検討してみてください。

 

(塩原林務部長)

 本年度、今までの企業・団体の皆さんをお訪ねして、いろいろとお伺いしていきたいと思います。

 

(阿部知事)

 ありがとうございます。

 

(太田副知事)

 予定された報告事項は以上でございますが、そのほかに何かありましたらお願いいたします。

 

(伊藤教育長)

 資料がなくて恐縮でございます。一昨日、上田高校がスーパーグローバルハイスクールに選定されました。昨年度の長野高校に次いで2校目になりまして、47都道府県でも公立高校、県立高校で2年連続というのは、本県を含めて10府県だけでございます。この長野高校の取組については既に1年間経過してございますが、各部局の皆様のご協力をいただきながら、グローバル人材育成で、今、それぞれの事業展開をしているところです。

 上田高校の構想のほうも、各部局にかかわる内容の人材育成になってございまして、健康福祉部、観光部、環境部、農政部、産業労働部、県民文化部の皆様に是非、講師としてご協力をいただきたい。長野県のグローバル人材育成のために、各部長さんにも是非ご協力をお願いできればと思っております。以上です。

 

(太田副知事)

 ほかにございますか。知事から何かございますか。

 では、以上をもちまして、本日の部局長会議を終了いたします。 

 

会議資料

会議次第(PDF:95KB)

資料1-1:平成27年度予算執行方針のポイント(PDF:100KB)

資料1-2:平成27年度予算執行方針(PDF:146KB)

資料2:長野県健康長寿プロジェクト・研究事業報告書(PDF:602KB)

資料3:信州ACE(エース)プロジェクト(PDF:555KB)

資料4-1:平成27年4月からの統一広報テーマについて(PDF:171KB)

資料4-2:統一広報テーマ取組方針「あらゆる場面で広報します」の例

資料5:平成29年夏の「デスティネーションキャンペーン」開催地が長野県に決定!(PDF:208KB)

資料6-1: 「おいしい信州ふーど(風土)」の新たな選定品について(PDF:255KB)

資料6-2: 「おいしい信州ふーど(風土)」主な拡大品(PDF:232KB)

資料7-1:森林(もり)の里親促進事業の取組について(PDF:89KB)

資料7-2:森林(もり)の里親促進事業事例(PDF:371KB)

資料7-3:森林(もり)の里親促進事業契約企業様一覧(PDF:502KB)

その他配布資料

 ・「東京deしあわせ信州ごはん」(冊子)

 

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