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更新日:2020年3月16日

令和2年(2020年)3月27日部局長会議録

時間:午前9時01分~午前10時25分

場所:県庁特別会議室

出席者:

阿部知事、太田副知事、小岩副知事、伊藤警察本部長、原山教育長、小林公営企業管理者、竹内危機管理監兼危機管理部長、伊藤企画振興部長、関総務部長、酒井女性活躍推進監兼男女共同参画センター所長、増田県民文化部長、土屋健康福祉部長、高田環境部長、熊谷信州ブランド推進監兼産業労働部営業局長、林産業労働部長、中村観光部長、山本農政部長、井出林務部長、長谷川建設部長、塩谷会計管理者兼会計局長、柴田監査委員事務局長、清水人事委員会事務局長、小口労働委員会事務局長、吉沢佐久地域振興局長、鈴木上田地域振興局長、小野沢諏訪地域振興局長、佐藤上伊那地域振興局長、丹羽南信州地域振興局長、中坪木曽地域振興局長、小野松本地域振興局長、滝沢北アルプス地域振興局長、林長野地域振興局長、藤澤北信地域振興局長、轟教育次長、坂口先端技術担当部長、花岡国際担当部長

 (太田副知事)

 ただ今から本日の部局長会議を開催いたします。初めに知事から。

(阿部知事)

 特にありません。

(太田副知事)

 協議事項に入りますが、本日協議事項、報告事項が多数ございますので、説明される方、また意見を述べられる方も簡潔にお願いしたいと存じます。

 初めに資料1につきまして、高田環境部長から説明をお願いいたします。

(高田環境部長)

 資料1をお願いいたします。御岳県立公園御嶽山ビジターセンター(仮称)整備基本計画(案)についてでございます。

 今回、新たに整備いたしますビジターセンターにつきましては、御嶽山噴火災害の記憶や教訓を、世代を越えて広く県内外に伝えるため、そして木曽地域全体の振興を図るために大変重要な施設でございます。

 この整備基本計画でございますけれども、地元町村や火山防災等の専門家による御嶽山ビジターセンター建設専門委員会が今年1月に取りまとめました御嶽山ビジターセンター基本構想を踏まえまして、今回は、県が整備する御岳県立公園御嶽山ビジターセンター(仮称)の基本的な考え方を取りまとめて正式に示したものでございます。

 木曽町が整備するビジターセンターの計画とともにパブリックコメントを実施したところでございます。

 初めにまず1の目的・整備方針でございます。このセンターにつきましては、御嶽山を間近に見ることができます、王滝村田の原に「いのちを守る」それから「火山を学ぶ」「自然とふれあう」ことを主な目的といたしまして、自然公園の玄関口として人と自然をつなぐ拠点を目指して整備を進めてまいります。

 初めに「いのちを守る」でございますけれども、情報発信や火山防災の観点から火山防災等の情報を提供し、また、休憩所、緊急的な避難場所にもいたします。

 次に「火山を学ぶ」でございますけれども、学習拠点としての観点から、火山の魅力を知り、理解を深める等の学びの機会を提供します。

 最後に「自然とふれあう」でございますが、自然公園の利用推進の観点から、御岳県立公園の玄関口として人と自然をつないでまいります。

 整備方針としましては、その下の(1)~(3)に記載のとおりでございますけれども、特に(1)のとおり環境、景観、防災に配慮した施設といたしまして、自然公園施設のRE100を推進していくこととしております。建設予定地、それから施設の概要、機能、規模、建設費等につきましては、記載のとおりでございます。令和2年度に基本設計、実施設計を行いまして、令和3年度に建設工事、令和4年度の供用開始を目指しているところでございます。

 この基本計画に基づきまして、今後、地元自治体や関係機関等と連携し、関係者、専門家等の意見をいただきながら、整備を進めてまいります。また、5の運営方針にございますとおり、指定管理者制度を導入するなどの民間の力を積極的に活用した効率的、効果的な管理の運営に努めてまいります。説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。

(太田副知事)

 ただ今の説明につきまして、質問、意見ありましたらお願いいたします。

(竹内危機管理部長)

 御嶽山ビジターセンターにつきましては、御嶽山の噴火災害以来、地元の協力を得ながら進めることになっています。先ほど説明のありましたとおり、「いのちを守る」ということで、私ども危機管理部としても、皆さんに火山の防災対策をお伝えできるように、取り組んでまいりたいと考えております。

(太田副知事)

 ほかにございますか。知事から何かございますか。

(阿部知事)

 関係部局が多数ある中で協力して御嶽山のビジターセンターの基本計画を取りまとめていただきましてありがとうございます。御嶽山の噴火災害でお亡くなりになられた方、そして今でも行方不明になられている方がいらっしゃることを、我々は常に忘れてはいけないと思っています。そういう意味で、この目的、整備方針の考え方、目的を三つ書いていますけれども、命を守ることを一番先に記載をしてもらっています。どうしても時がたつと、いろいろな教訓や記憶が風化しがちでありますが、このビジターセンター、もちろん県立公園としての御嶽山の魅力を高めていくことも目的にして、開設していくわけでありますけれども、我々はこの御嶽山噴火災害を決して忘れることがないようにしなければいけないと思いますし、二度と災害が繰り返されることがないように、多くの皆さんに教訓を伝えていく場、記憶を伝承していく場にしていかなければいけないと思いますので、是非このことについては、改めて共有させてもらいたいと思います。

 御遺族の方と話しても、いろいろな御意見がありますけれども、必ずしも、「慰霊、教訓、伝承を一辺倒でなくてもいいよ。」とおっしゃっていただいている方もいらっしゃいますので、本当に私としてもありがたいことだなと思っています。そうした御遺族の皆さんの思いにも引き続き寄り添いながら、この施設が「この災害を二度と起こさない」という学びの場となるように、また御嶽山に多くの皆さんがお越しいただけるような、魅力的な場となるように、引き続き地元の町村、関係者の皆さんと協力して取組を進めてもらいたいと思いますので、よろしくお願いいたします。以上です。

(太田副知事)

 それではこれをもちまして、御岳県立公園御嶽山ビジターセンター(仮称)整備基本計画について決定をいたします。

 次に、医師確保計画案、外来医療計画案につきまして、健康福祉部長から説明をお願いいたします。

(土屋健康福祉部長)

 資料3をお願いいたします。二つの計画案について御説明をいたします。

 まず医師確保計画についてでございますが、この計画策定の背景には、平成30年の医療法改正によりまして、医師の確保偏在対策を、地域医療構想及び医師の働き方改革と、三位一体で推進する国全体の大きな方針が示されております。そうした中で、本県におきましても、1の課題にありますとおり、医師の地域間、診療科間の偏在、不足を解消し、将来にわたって安全、安心な地域の暮らしを確保していこうというものでございます。

 2の計画の内容でございますが、医師の確保の方針及び目標は、必要な医師数を確保することで、暮らしの安心を確保するため、まずは、それぞれの二次医療圏ごとに、地域の現状等ニーズを踏まえた定性的な目標を掲げ、それを達成する上での医師の数についても参考値として併せて設定しているものでございます。その内容については2ページ目に記載のとおりでございます。

 (3)の目標達成のための主な施策といたしましては、医師少数区域に地域枠医師等を優先的に配置をすること、拠点病院から医師不足病院への医師派遣を促進すること、総合的な医療を行う医師の養成体制を充実していくことなどに重点を置きますとともに、医療分野以外の例えば、移住政策であるとかインフラ整備等といった分野ともしっかりと連携を図ってまいるといったことを掲げているところでございます。今後、本計画に基づきまして、医師の増加、確保を優先的に進める地域を明確にした上で、バランスよく、かつ総合的に医師確保偏在対策を実施してまいりたいと考えております。なお、(5)にございますとおり、今回政策医療の観点から、必要性が高い産科小児科の計画につきましても掲げたところでございます。若い世代が安心して子育てができるように、今後とも不足している産科、小児科医師の確保に加えまして、周産期医療や小児医療の体制につきましても、維持や隣接医療圏との連携を図ってまいることとしております。

 続きまして3ページをお願いいたします。外来医療計画についてでございます。外来医療につきましては、その多くを診療所が担っているところでございますが、医師の高齢化や後継者不足などによりまして、地域間での偏在が指摘されている中で、外来医療の提供体制を確保するため、本計画を策定するものでございます。2の計画の内容につきましては(1)の外来医療の見える化として、県において新規開業者が開業の際に参考とできるように県内各地域の外来医療に関するデータを整理して公表をしていくこと、(2)の新規開業者への対応といたしまして、県や医療構想調整会議におきまして、新規開業者に対して、初期救急医療や在宅医療、公衆衛生に係る医療等、不足する外来医療機能を担うことについて確認をしていくこと、そういったことを掲げているところでございます。

 また、併せて(4)にあるとおり、中山間地域における外来機能の確保のため、診療所の医師の確保等への支援を検討してまいることとしております。

 以上御説明いたしました両計画は、現行の保険医療計画の一部として策定することから、県地域医療対策協議会や需要医療圏の地域医療構想調整会議で検討・協議を重ね、去る3月24日に県医療審議会から計画案の答申をいただいたところでございます。説明は以上でございます。

 (太田副知事)

 ただ今の説明につきまして、意見、質問等ありましたら、お願いいたします。

 すみません、私から一つだけいいですか。

 外来医療計画の外来医師の偏在指標のところで、注釈にはついておりますけれども、例えば木曽地域が多数区域に入っています。私も木曽で2年ほど暮らしました。確かに木曽病院に対する外来は多いですけれども、一般の診療の数が減少していることと高齢化が進んでいることがありまして、そうした場合において、ここで将来の開設等についての参考とした場合に、木曽が外来について機能が満たされているというような認識を受けることがあるので、この計画はこれでいいとしても、そこら辺の説明をきちんとしていただかないと元々開業医が減っている状況にあって、外来の機能が満たされている印象を与えるのは、ちょっと「どうかな。」と思いますので。

(土屋健康福祉部長)

 副知事御指摘のとおりだと思います。木曽病院において外来診療も賄われていることから、こういった分析になっているわけでございますが、そもそも木曽の診療所における医師の高齢化であるとか後継者不足の問題について、しっかりと医師を確保をしていく必要もございますので、今、副知事に言われたことも念頭におきながら対応してまいります。

(太田副知事)

 ほかにございますでしょうか。

(阿部知事)

 国の考え方で分析するとこうなるけれど、一般の人の感覚とは、ずれてしまうような気がするけれど。

(土屋健康福祉部長)

 わかりました。その辺は誤解の生じないようにしっかりと注意書きを加える等、検討したいと思います。

(阿部知事)

 はい。

(太田副知事)

 ほかにございますでしょうか。知事ほかにございますか。

(阿部知事)

 特にいいです。

(太田副知事)

 それではこれをもちまして、医師確保計画、外来医療計画について決定をいたします。

 次に報告事項に入ります。初めに資料4につきまして、伊藤企画振興部長から説明をお願いいたします。

(伊藤企画振興部長)

 令和2年度の複数の現地機関に関係する横断的な課題について御報告いたします。

 資料4の参考を御覧ください。地域振興局が平成29年度にできて3年たつわけです。その際、組織規則の239条に、複数の現地機関に関係する横断的な課題で「知事が別に定めるもの」ものがありまして、ここにありますようにABC、横断的課題はありますけれども、Cの太枠で囲ったところ、狭義の横断的な課題とされていますけど、この部分につきまして、各地域振興局長が、担当する副知事と十分コミュニケーションを取った上で今般知事が決定したものですので、御報告いたします。

 資料4に整理したもの、各地域振興局で横断的な課題を掲げられておりますけれども、例えば来年度、南信州のところの四つ目、リニア時代に向けた持続可能性の向上の一つ目に、「『環境先進地南信州』らしいゼロカーボン等の取組の推進」という新しい項目もありますし、また本日、長野地域振興局の林局長がみえていますけれど、長野におきましては、昨年度の台風災害対応を重点的に取り組む大きな柱としているところです。他の地域については、また御覧いただければと思います。以上です。

(太田副知事)

 ただ今の説明につきまして、質問、意見等ありましたらお願いいたします。

(伊藤企画振興部長)

 一言大事なことを言い忘れました。この各局の横断的な課題だけではなく、各振興局の取組につきましては、本庁、各部局においても是非協力をしていただきたくよろしくお願いいたします。失礼しました。

(太田副知事)

 地域振興局長さんから何か補足する、言いたいことがありましたら、お願いしたいと存じますけども。よろしいですか。知事何かございますでしょうか。

(阿部知事)

 それぞれの地域でいろいろな地域課題を的確に拾い上げていただいて、ありがとうございます。横断的な課題については、地域振興局長の皆さんが現地機関を統括して取組を進めていく形になっているので、非常に項目が多くて局長の皆さんの負担も大変だという感覚を持っていますけれども、是非これらの分野については、局長の皆さんがリーダーシップを発揮して、地域での課題解決、地域の発展のために全力を尽くしていってもらいたいと思っています。私としても各局長の皆さんの取組、そして、各地域振興局はじめ現地機関のこれからの踏ん張りに大きく期待していますので、どうぞよろしくお願いいたします。以上です。

(太田副知事)

 資料5「長野県多文化共生推進指針の改定について」及び資料6「性の多様性を尊重するための職員ガイドラインの策定について」につきまして、増田県民文化部長から説明願います。

します。

(増田県民文化部長)

 県民文化部から指針の改定、それからガイドラインの策定について2件、御報告させていただきます。

 いずれも横断的な課題でございまして、策定にあたり、各部局には大変御協力いただきました。ありがとうございます。

 1件目の新たな「多文化共生推進指針」の改定資料等でございます。令和元年12月末現在で本県外国人住民数3万7,500人以上、全人口の1.8%で、地域における役割もますます大きなものとなっている状況でございます。現在の指針策定から5年を迎えておりますことに加えまして、昨年4月の入管法の改正に伴う社会情勢の変化等に対応するため、この度、基本目標をここに記載してございますように、「共に学び、共に創るしんしゅう多文化共生新時代」とした新たな指針を策定したものでございます。

 3に、指針の方向性を示してございますが、外国人住民の方々が日本人の住民とともにそれぞれの地域で自己実現ができて、そして、産業や経済を支えて地域を創っていく重要な担い手であるということ、そして、地域もまたそのことが必要であるといった認識から、従来は主に外国人への生活支援としていたところですが、新しい指針といたしましては、その生活支援を基礎としつつ、外国人と共に学び、共に活躍できる地域を創ることを方向性として示させていただきました。

 3点、この指針における重点的な取組について申し上げます。4の施策体系等のところの施策の柱に色を付けたところがございますけれども、まず1点目は多文化共生地域のモデルづくりでございます。この多文化共生の意識づくりあるいは、地域づくりというものの取組が現状では十分とは言えないと捉えております。その点、まずは積極的に取り組んで課題を解決しながら地域づくりを共に進めている地域、その地域の実例をつくって、そこを核に多文化共生の取組を進めてまいります。

 2点目、その下に二つ色を付けてございますけれども、学校や地域における日本語教育の充実でございます。教育委員会の取組を多く記載させていただいている分野でございますけれども、連携をしながら日本語指導が必要な全ての児童生徒が日本語教育を受けることができるように体制の充実、あるいは、指導者の資質向上に努めていくこととしております。

 それから、地域の日本語教室はその多くがボランティアに支えられている状況であり、体制的にぜい弱な面もございまして、新たな担い手も不足している状況にあります。これに対しまして、アドバイサーや県が要請したボランティアの派遣など持続的な運営ができるようにしてまいります。

 それから3点目、「やさしい日本語の普及」でございます。県内には、様々な母国語を持つ方々がいらっしゃいます。必要なコミュニケーションを積極的に取れるように、外国人にも伝わりやすい簡単な日本語、「やさしい日本語」の普及に努めてまいります。

 ページを変えさせていただきましたが、今申し上げました主な施策等を組み込んだ体系図があります。右側の「しんしゅう多文化共生新時代で目指す社会」をツリー図にしてございますけれども、「やさしい日本語」を使ってまとめております。外国人、日本人といった国籍や文化の違いに関係なく誰にとっても働きやすい暮らしやすい社会そのことによって活力が生み出される社会を描かせていただいております。

 この後、産業労働部において策定されました「長野県就業促進・働き方改革基本方針」、及び「アクションプラン」が報告されますけれども、そこでも外国人材を円滑かつ適正に受け入れ、外国人材に選ばれる長野県が目指されております。このプランと指針は一部重ね合ったものとなっていますが、県庁関連事務局はもとより、市町村はじめ企業、関係団体等々と密接に連携して、多文化共生社会の取組を進めていくことが欠かせないものでございます。

 各部局、地域振興局におかれましては、引き続き、多文化共生社会の実現に向けて御協力をいただきますようお願いをいたします。

 引き続き、資料6の1「『性の多様性を尊重するための職員ガイドラインの策定』について」引き続き説明させていただきます。

 LGBT等の性的少数者の方々への社会の理解が十分に進んでおらず、当事者の方々は生きづらさを抱えていらっしゃる状況でございます。こうした事柄の解消に向けて一層の理解の促進と具体的な配慮が求められているところでございますが、まずは県職員自身の理解を深め、県組織の取組を促進するためにこのガイドラインを策定したものであります。ガイドラインは職員のためのものと申しましたけれども、市町村や企業の皆様方、県民の皆様にも知っていただきたい内容となっておりますので、広く周知を進めてまいりたいと考えているところでございます。

 2番のガイドラインの構成と概要に書いてございますように、「理解度チェックリスト」「基礎知識」「職場・職員の対応」といった構成になっております。基礎知識には、用語解説のほか、LGBTの当事者の方々から困難さを感じていらっしゃる具体的な声をお寄せいただいて、ライフステージ別に記載しているものであります。当事者の声はガイドラインの特徴であり、また重要なところと考えております。

 是非、本編をお読みいただきまして、当事者の切実な状況について御理解をいただければと思います。

 「職員・職場の対応」といたしましては、この表にございますが、住民向け、職員向け、子ども向けの三つに分けて記載しております。特に留意するものとして★印を付してございますけれども、性別を決めつけないこと、不要な性別欄の廃止、そして、アウティングは絶対に行わない、3点を掲げてございます。本文の冒頭にも掲載している事柄でございます。また、是非本文を御覧いただきたいと思いますが、そのガイドラインを具体化する取組でございます。このガイドライン、先ほど申しましたように、県民の皆様方にも浸透を図ってまいりますし、人権・男女共同参画課の実際の研修等で県の組織の中にも浸透を図ってまいりたいと思っております。そして何より具体的に取組を進めていくことが肝心でございます。各部におかれましては、このガイドラインに基づいて具体的な取組について検討し、進めていただきたいと思っておりますし、その上で課題があれば、人権・男女共同参画課も一緒に検討してまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

 令和2年度の10月頃を目途に、いったん進捗状況や課題を把握してPDCAのサイクルを一つまた回してまいりたいと考えているところでございます。

 最後にガイドラインの本編、下に4枚ほど抜粋して記載してございます。一番左側が表紙ですけれども「WE ARE“ALLY(アライ)”」と記載してございますが、「ALLY」は、性的マイノリティの方々の理解者、支援者といった意味合いでこの場合は使っております。また次のマークは6色の虹色、世界的に性の多様性の象徴とされていることからデザインに採用したものでございます。

 以上二つ、指針とガイドラインについて御報告をさせていただきました。いずれも両方とも私たちが取り組んできた足掛かりとして策定いたしたものでございます。ホームページに掲示しておりますので、職員の皆様に是非御覧をいただきたいと思っております。また、二つとも改定策定の区切りで、今回お示しさせていただきましたけれども、固定的なものと捉えてはおりません。御覧いただきまして、それぞれの取組を進めていただきますとともに修正すべき点、あるいは付け加える点がございましたら、引き続き御意見を頂戴してまいりたいと思っております。適宜修正を加えながら取組を進める力となるものとしてまいりたいと考えているところでございます。どうぞよろしくお願いいたします。以上です。

(太田副知事)

 ただ今説明のございました資料5及び資料6につきまして、質問、意見等ありましたら、お願いいたします。

 ちょっと私から一つ。

 多文化共生推進指針の基本目標で、「共に学び、共に創る しんしゅう多文化共生新時代」の「しんしゅう」を平仮名にしたのは何か意味があるのでしょうか。

(増田県民文化部長)

 時間と読みやすさ、ということで。

(太田副知事)

 見た目ですか。

 ほかにございますか。知事何かございますでしょうか。

(阿部知事)

 多文化共生推進指針については増田部長の説明にあったように、本当にモデル地域にしなければいけないと思っているので、良い地域をしっかり選んでいただいて、多文化共生社会は、こういう地域だということが分かるようにしなければいけないと思っているので、県民文化部だけではなくて、モデル地域を選んだ場合には各部局も協力してもらう必要があると思いますので、部局横断で協力して取り組んでもらいたいと思います。

 「性の多様性を尊重するための職員ガイドライン」については、増田部長から言ってもらったように、各部局でこのガイドラインを踏まえて取り組んでもらうことが大事です。性別記載欄のあり方の検討とか速やかに各部局で検討を行ってほしいと思っているので、10月頃に部局長会議で各部から報告してもらいたいというのが私の意向なので、各部局長の皆さんには、そうした感覚でしっかり自分の所管分野を見直してもらいたいと思いますのでよろしくお願いします。以上です。

(太田副知事)

 次に中央アルプス国定公園の指定につきまして、高田環境部長から説明をお願いいたします。

(高田環境部長)

 資料7「中央アルプス国定公園の指定について」でございますが、本日付けで環境大臣から中央アルプスが国定公園に指定されましたので、御報告をいたします。

 指定の概要につきましては、1に記載のとおりでございますが、この国定公園につきましては、希少な氷河地形や貴重な高山植生が見られる等の傑出した自然環境を有していることが評価されまして指定されるということでございます。この指定に伴いまして本日付で県立公園の指定を解除したところでございます。指定面積や構成市町村につきましては県立公園の時と変更ございません。

 2の国定公園指定の趣旨でございますが、一つ目としましては、特別保護地区の設定でございます。次のページに地図がございますけれども、オレンジの部分がございますが、ここが特別保護地区で新たに設定された地域でございます。この区域内では全ての動植物の捕獲や採取が禁止をされまして、自然環境が一層保護されることとなったところでございます。

 戻っていただきまして、もう一つの趣旨が知名度の向上を活かした利用の推進でございます。

 三つ目の国定公園指定の主な変更点につきましては、3に記載のとおりでございます。

今回、県と地元市町村で構成いたします中央アルプス国定公園指定記念事業実行委員会を立ち上げておりまして、この7月には実行委員会主催の山岳フォーラムを駒ヶ根市で開催する予定としているところでございます。この後の知事会見で阿部知事と実行委員会の正副会長でございます駒ヶ根市の伊藤市長、それから宮田村の小田切村長からコメントをいただくほか、ロゴマークも策定いたしましたので、その発表を予定しているところでございます。

 環境部といたしましては、今後とも関係部局の皆様や関係市町村そして地域振興局の皆様と連携をいたしまして、中央アルプスの保護と利用の一層の推進に努めてまいります。以上です。

(太田副知事)

 ただ今の説明につきまして質問、意見等ありましたらお願いいたします。

 観光部長。

(中村観光部長)

 これを機に、観光資源ということで、県の南の地域に多くの観光客の方に来てもらうように、私どももしっかりと取組をしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。以上でございます。

(太田副知事)

 ほかにございますか。関係する地域振興局長さんから何かございますか。上伊那地域どうですか。

(佐藤上伊那地域振興局長)

 結構です。

(太田副知事)

 裏側の木曽はいいですか。知事から何かございますでしょうか。

(阿部知事)

 中央アルプス国定公園は本日指定され、令和に入って初めての国定公園ということで、大変難しい課題がたくさんある中で、大変良いニュースだと思っています。地域の皆さんの期待も大きいわけでありますので、自然保護についてはこれまで以上にしっかり取り組んでいくことと併せて、多くの皆さんが訪れていただくことができるように、市町村の皆さん、地域の皆さんとも連携して取り組んでいかなければいけないと思っていますので、環境部、観光部あるいは地域振興局、力を合わせて、こういう形で国定公園に指定されたのもこれまで地域の皆さんが大事に中央アルプスを守り育んできた結果だと思いますので、引き続き地域の皆さんと連帯して、自然保護そして活用、両面から取組を進めてもらいたいと思います。よろしくお願いします。

(太田副知事)

 次に資料8につきまして、林産業労働部長から説明お願いします。

(林産業労働部長)

 去る3月16日に開催いたしました「長野県就業促進・働き方改革戦略会議」において基本方針及びアクションプランが決定されましたので、御報告いたします。

 この間、各部局、各地域振興局におかれましては分野別会議及び地域会議を運営いただくとともに、意見の取りまとめをいただきまして、厚く御礼申し上げます。皆様の御意見を反映し、基本方針及びアクションプランを策定いたしました。

 概要でございますが、資料8の1を御覧ください。基本方針でございますが、労働局並びに長野県を含む構成団体、具体的には、経済団体、連合長野、連合婦人会等で構成いたしましたけれども、その構成団体により、今後、就業促進・働き方改革に取り組んでいくための基本的な考え方を取りまとめたものでございます。介護・福祉から建設まで七つの分野別の取組の方向性と若者や障がい者等六つの政策分野別の取組の方向性及び外国人材の受入れの方向性で構成されております。

 次代を担う若者が「安心して働きたい、住みたい」と思える長野県を目指して県内企業を知る機会の充実や若者にとって魅力的なまちづくり、地域づくりなど、取組の方向性を記載しておるところであります。また、働き方改革につきましては、全ての働く人が健康で安心して働き続けられる地域社会の実現を目指しまして、関係団体が連携して働き方改革を企業に浸透させる取組を行うこと等を記載しておるところであります。さらに外国人材の受入れに関する取組の方向性につきましては、外国人が働きやすい就労環境整備と多様性を認め合う地域づくりを推進し、外国人材から喜ばれる長野県を目指して、人材の円滑かつ適正な受入れや職場内や地域における共生に取り組むことなどを記載したところでございます。

 具体的なアクションプランでございますが、資料8の2を御覧ください。アクションプランは基本方針に基づいて構成団体が連携して取り組むべき行動計画を示したものでございます。全体的には施策分野別アクションプラン、外国人材の受入れに関するアクションプラン、産業別のアクションプランで構成されております。分野ごと達成目標を定め、取組が着実に進むよう進捗管理していく予定でございます。この中で特に注目すべき分野を八つの主要プロジェクトとして掲げております。具体的には資料8の3を御覧いただければと思います。まず、働き方改革を構成団体が連携して推進すること、そして就業促進といたしましては、若年人材の県内就労を促進するほか、早いうちから地域企業に触れ合うための取組を推進してまいります。さらに高齢者の70歳までの就労機会の確保、障がい者の就労を促進するための支援の充実、女性の就業継続とキャリア形成の促進、信州ITバレー構想を支える人材の育成等に取り組んでまいります。また、外国人材につきましては、受入れを促進し、安心して働いてもらえるような相談体制、具体的にはサポート窓口の新設、県多文化共生相談センターにおける多言語対応など、支援体制を充実してまいります。これらは実施してこそ意義あるものと考えておりまして、主役は県内十万事業所とそこに働く百万人余の就業者の皆様であります。そうした皆様が着実に働き方改革に取り組めますように、関係部局、地域振興局の御協力を得ながら関係団体と連携して進めてまいります。今後とも御協力のほどよろしくお願いをいたします。以上でございます。

(太田副知事)

 ただ今の説明につきまして、質問、意見等ありましたらお願いいたします。

(小林公営企業管理者)

 すみません。

(太田副知事)

 どうぞ。

(小林公営企業管理者)

 これはこれで大きな方針かと思うのですが、今新型コロナ感染症対策で働き方改革はもっとやってかなきゃいけない。あるいはIT活用などもやってかなきゃいけない中で外国人材を受け入れることは非常に厳しい。少しの変動ならともかく、大きな動きがある中で、このアクションプランなどを、これはこれで定めておくのか、それともこれも修正するのか、方向性をどのようにお考えになっていますか?

(林産業労働部長)

 こちらのプラン、大きな流れとしては着実に進めていくべきだろうと各構成団体も考えております。今おっしゃったように、コロナ感染症における影響も大きく出ておりますので、しっかり労働相談に応じつつ、当面の雇用対策など緊急的な対応が出ておりますので、そこは個別に対応しながら、と今考えております。

(太田副知事)

 ほかにございますか。知事何かございますでしょうか。

(阿部知事)

 労働団体、経済団体と一緒に取りまとめたので、これは関係者と一体で着実に推進していきたいと思います。その上で、小林管理者が言った話は私も重要だと思っていて、この新型コロナウイルスの感染状況が今後どう推移していくかなかなか見通せないので、今の段階ではこれでいいんだと思いますけれども、今後の状況によっては少し力点を置くべきプロジェクトのあり方は少し考えていく必要が出てくる場合もあるというのはまず、念頭に置いといたほうがいいなと。

 私も今回の新型コロナウイルスの対応をやっていて感じていることが二つ大きくあって、一つはテレワークとか在宅勤務とか働き方改革、柔軟な働き方をできるようにしましょうということは、学校の一斉休校の対応でも感じましたけども、社会の仕組みがちょっと変わるだけで、相当大きな雇用にも影響を及ぼす。働く人たちの働き方に影響を及ぼすことを痛感しているので、そういう意味でコロナウイルスうんぬんだけではなくて、いろいろな課題を抱えながら働いていらっしゃる方が大勢いることを考えると、この柔軟な働き方は、ICTの活用とか、いろんな取組も含めて相当力を入れて取り組まないといけない。例えば育児との両立とか介護との両立だとか、実際それで相当悩まれている方たちを私も直接知っています。働き方改革はこれまでのスピード感では遅いので、相当加速していかなきゃいけないのではないかと思います。県だけではできないので、経済団体とか労働団体とか一緒にやらなきゃいけないと思います。もう一つ、長野県にお越しになった外国人は地域で温かく受け入れていくことが基本だと思っています。ただ、いろいろな出来事、この感染症の問題であったり、あるいは起きてほしくないですけれど地域間の紛争であったり、そうしたものが起きると国境をまたいでの人の移動は、どうしても敏感に制約を受ける可能性があるので、そういうことを考えると地域の潜在的な働き手の方たち、御高齢の方とか女性だとか、障がい者の方とかそういう方たちの能力をもっと生かせる環境にしていかなければいけないのではないかと思うので、基本的な方向性は、アクションプランの主要プロジェクトに書かれてはいるのですけれども、よりメリハリをですね、やっていくことが必要ではないかなと思うので、このプロジェクトはプロジェクトでよいと私は思っているのですけれども、少し今後の状況を見極めつつも、よりメリハリのある対応が必要だと思いますので、是非よろしくお願いいたします。

(太田副知事)

 次に資料9につきまして、熊谷信州ブランド推進監兼営業局長お願いいたします。

(熊谷信州ブランド推進監兼営業局長)

 営業本部は昨年の4月に立ち上がりまして1年終了するところでございます。活動総括といたしまして、過日3月25日に営業本部会議にて新年度の「営業戦略2020」を策定させていただきましたので、概要を御報告させていただきます。1枚目にポイントとある1ページ目のものが概要でございますので、これに沿って御説明します。

 1にございますように、初年度の活動を通じて見えてきた課題は、県外、海外に向けて高価格販売をしていく、そういった県民の意識醸成の必要性、また、一過性の取引でない県外との強いネットワークづくり等々、記載のとおりの課題が見えてまいりました。

 2としまして、新年度の目的と役割でございますけれども、前年を継続させていただくことでございまして、目的としては稼ぐ力とブランド力の向上でございます。具体的な事業展開としましては、三つの柱に従いまして、県外との関係におきましては、ビジネスネットワークを強くつくる。また沖縄との交流を深めていく。それと海外に目を向けた本格的な輸出基盤をつくっていく。これに力を入れていきたいと思っております。

 2つ目の柱の学びと実践の場づくりとしましては、研修をしっかりして、事業者の皆さんの自立を導いていくことはもちろんのこと、新年度はエビデンスや認証制度に基づいた強い商品力を作り上げていきたいと考えております。

 3つ目の柱として信州ブランドの発信といたしましては、現在、非常にコロナ関係で厳しい状況のオリンピック・パラリンピック、また海外情勢でございますけれども、海外でのブランド発信に向けて動向を注視しながら対応してまいりたいと、考えております。

 4に新年度特に部局連携を高めて取り組んでいかなければいけない事項2点を記載させていただいております。

 1点目は、新型コロナウイルス感染症による県内経済への影響に機動的に対応すること、2つ目として海外への進出いわゆる輸出支援体制をしっかり整備をしていく、こんなことに取り組むことといたしております。

 5にございますように、重点品目、育成支援品目については、それぞれ6品目を前年同様に継続させていただきたいと思っております。

 7に推進体制でございますけれども、特に新年度からは、商品力認証制度の推進チーム、またコロナウイルス対策チームを設置することといたしております。詳細は、この後ろ2ページから5ページに書いております。

 最後に別紙2を御覧いただきたいと思います。こちらがアクションプランでございまして、進捗状況は本年2月末の状況を書いてございます。産業労働部、また林務部、観光部の皆様の御協力を得まして、とりあえずやることはやってきた形でございますが、今後、この金額的な数値目標も精緻にとって目標にしてまいりたいと考えております。新しい2020の目標値はプランの一番右の欄に掲げているとおりでございまして、今年の数値を少しでも上回ろうということでございます。現在コロナウイルスによりまして、全世界的に経済社会が大きな影響を受けておりますけれども、県内の地域経済における需要喚起と県外への販路の維持また開拓に一体的に取り組んでまいりますので、営業本部以外の各部の皆さんの御協力も賜りたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。以上でございます。

(太田副知事)

 ただ今の説明につきまして、質問、意見等ありましたらお願いいたします。

 どうぞ。

(山本農政部長)

 重点品目の推進であるとか、あるいは輸出の拡大であるとか、営業局と今まで以上に連携を密にして取り組んでいきたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。

(太田副知事)

 ほかにございますか。はい。どうぞ。

(中村観光部長)

 物産の販売ですね、やはりセットで是非沖縄の観光もそうですし、海外もそうなんですが、観光とセットで是非一緒にやらせていただきたいと思いますので。

(太田副知事)

 ほかにございますか。知事お願いいたします。

(阿部知事)

 営業本部長として御礼を申し上げたいと思います。この1年間熊谷局長はじめ営業局の皆さんあるいは物産観光関係部局の皆さんには、新しい視点で協力し合いながらこの営業活動に取り組んでいただきまして大変ありがとうございます。

 この1年間、営業本部をつくってある程度いろんな成果を上げてくることができたなと思っています。マッチングサイトを開設して、あるいは海外展開もこれまで以上に精力的に行うことができたと思いますし、沖縄との交流のきっかけづくりも行うことができました。

 新型コロナウイルス対応では、花きや牛乳、こうしたものの販売促進にも関係の皆さんとも一緒になって取り組むことができて、営業本部あるいは営業局をつくってよかったなと思っています。大変ありがとうございます。

 ただ、台風19号災害、あるいは新型コロナウイルスで相当の逆風下で、なかなか思うような活動ができなかったところもあるわけでありますので、新型コロナウイルスの先行きが不透明でありますけれども、チャンスが来れば攻め込んでいけるように、引き続き各部局連携して準備をしておいてもらいたいと思います。1年間大変ありがとうございました。また来年もよろしくお願いいたします。

(太田副知事)

 資料10ですね。災害対策本部の廃止につきまして竹内危機管理監兼危機管理部長からお願いいたします。

(竹内危機管理監兼危機管理部長)

 災害対策本部の廃止について御報告申し上げます。

 令和元年東日本台風災害に関わる長野県災害対策本部につきまして、昨日、長野市災害対策本部の廃止によりまして、県内全ての市町村で災害対策本部が廃止となり、災害応急対策がおおむね完了したことから災害対策本部を廃止したところでございます。これまでの皆様の御対応、台風に対するお取組について改めて御礼を申し上げます。

 資料を御覧ください。これまで災害対策本部が取り組んできた対策、中には完了したものもございますが、引き続き被災者支援とか災害復旧の推進等、今後も取り組んでいかなければならない対策も多く残されているところでございます。

 例えば被災者支援につきましても、見守り活動とか、まだ危機管理部で実施する生活再建支援金の配分とかございます。これにつきまして、「暮らし・生業再建本部」の中で、チームがそれぞれありますが、チームで対応するもの、部局で対応するもの、それぞれ災害対策本部でやっていたものをそれぞれのチームあるいは各部の責任において引き続き取り組んでいくことが資料に記載されております。今後とも被災者の支援あるいは災害の復旧、各種施設の復旧・再開、ボランティア、NPO等、まだまだ取り組むことがございますので、引き続き被災者のためにお取組をお願い申し上げます。私からは以上でございます。

(太田副知事)

 ただ今の説明につきまして質問、意見等ありましたら。伊藤企画振興部長どうぞ。

(伊藤企画振興部長)

 今後、復旧・復興につきましては、この暮らし・生業再建本部が中心となってやっていくわけですが、もちろんこれまで災害対策本部でやってきたものについても、しっかり進捗管理をしていきたいと思っています。また先ほど資料4でも御報告しましたとおり、複数の現地機関に関係する横断的な課題では、長野地域においてはまるごと課題を復旧・復興に当てているほか、佐久、上田、北信におきましても、横断的な課題の柱の一つとして位置付けております。この復旧・復興につきましては、複数の現地機関だけでなく、県組織が横断的に取り組んでいくべき課題だと思っておりますので、引き続きチームワークでやっていければと思いますので、よろしくお願いいたします。

 今後、復旧・復興につきましは、この暮らし・生業再建本部が中心となってやっていくわけですけれども、もちろんその中でこれまで災害対策本部でやってきたものについても、しっかり進捗管理をしていきたいと思っています。また先ほど資料4でも御報告しましたとおり、複数の現地機関に関係する横断的な課題と、先ほど、長野地域においてはまるごと課題を復旧・復興に充てていますけれども、このほかの佐久、上田、北信におきましても、横断的な課題の柱の一つとして位置付けております。この復旧・復興につきましては、現地機関が複数の現地機関でなくても県組織が横断的に取り組んでいくべき課題だと思っておりますので、引き続きチームワークでやっていければと思いますので、よろしくお願いいたします。

(太田副知事)

 地域振興局長さんから何かございますか。林局長さん何かありますか。

(林長野地域振興局長)

 これまで、長野地域管内、復旧・復興にあたりまして、台風災害の対応、大変にお世話になりましてありがとうございました。

 復興、本格的な復興は当然これからですので、先ほど、来年度の事業の話も御紹介いただきましたけれども、引き続き全力で取り組んでまいりたいと思います。引き続きの御支援をよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

(太田副知事)

 ほかにございますか。知事お願いいたします。

(阿部知事)

 このことについても、元災害対策本部長として関係の皆様には御礼を申し上げたいと思います。

 昨年10月、本当に大雨特別警報が出されて千曲川が決壊し、県内全域で本当に大規模な災害が発生する事態の中において、各部局長の皆さんをはじめ県職員の皆様には文字どおり昼夜分かたず対応していただきました。危機管理部中心に建設部、関係部局連携して取り組んでいただいたおかげで、迅速な応急対策を行うことができたと思っていますし、まだ災害復旧・復興の途上ではありますけれども、着実に復旧・復興に向けた歩みを進めていけると思っています。本当に皆さんの取組に感謝を申し上げたいと思います。

 ただ、一方でまだ仮設住宅にお入りになられている方もいらっしゃいます。また、事業者の皆さんは、グループ補助金等の活用で復興再建に向けて取り組む方たちが大勢いる中、引き続きの支援が必要な事業者もたくさんいらっしゃいます。また農業の分野においては今年、災害後最初の作付けが待っている。どういう状況になっているかは、まだよく見通せない。通常どおりの耕作が今年度は間に合わない、難しいという地域も一部ある状況ですので、そうしたことを考えれば当面の応急対策はこれで一度区切りをつける形にはなりますけれども、台風19号災害への対応に関しては引き続き市町村、関係団体とも連携をしながら確実に取り組まなければいけないと思っています。今度、暮らし・生業再建本部での対応に移行してきますけれども、職員の皆さんには地域の皆さん、あるいは市町村とコミュニケーションを密にしてもらって、特に被災地域の地域振興局においては、これまで同様、災害対策本部がなくなっても、市町村、あるいは被災者の皆さんとのコミュニケーションを取ってもらいたいと思いますし、地域が抱えている課題に対しては、我々としても引き続き全力で支えていく、応援していくという姿勢をもって、取り組んでもらいたいと思います。皆さんには改めて感謝をしつつも、本格的な復興はこれからだということを申し上げて私からの災害対策本部の廃止に当たっての皆さんへのメッセージとしたいと思います。よろしくお願いします。

(太田副知事)

 部局長から何か。伊藤企画振興部長。

(伊藤企画振興部長)

 廃止に当たってということではないのですけれど、本日付けで復旧・復興方針第6次改訂ということで公表しました。改訂内容の大きな一つは、表題を正式名称の「令和元年東日本台風」にしたということ、それから、県議会の終了後も、手数料等の減免ですとか、義援金の募集の期間の延長をお知らせさせていただきました。また、直近の進捗状況に合わせた改訂もしておりますので、よろしくお願いいたします。詳細はホームページに掲載させていただきます。

(太田副知事)

 続きまして、その他に入ります。山本農政部長から2点続けてお願いいたします。

(山本農政部長)

 2点御紹介申し上げます。

 酒米の新品種「山恵錦」のPRグッズでございます。

 山恵錦につきましては、県の農業試験所が育成をしまして信州の山々からの恵をイメージしまして、県民からの一般公募により命名した酒米でございまして、まもなく国において品種登録がされると聞いているところでございます。

 大変栽培しやすい品種であることに加えまして、平成30年には全国の新酒鑑評会で金賞を受賞するなど、品質も評価をされておりまして、県内外での注目度も高まっております。 

令和元年産の作付面積は前年の1.5倍に、仕込みを行った酒蔵も27蔵から36蔵に増加して、本年は4合瓶換算で約26万本のお酒が生産される予定となっております。

 今回、作成をいたしましたポスター及びお手元にお配りしたこの酒瓶にかける首掛けポップですけれども、飲食店や酒販店へ配付をいたしまして、産業労働部や営業局とも連携をして、信州の地酒の魅力の向上に貢献できるように取り組んでまいりたいと考えております。

 2点目でございますけれども、「おいしい信州ふーど」の魅力発見ガイドの改訂版でございます。4ページを御覧いただきたいと思いますけれども、今までは「プレミアム」「オリジナル」「ヘリテイジ」の三つのカテゴリーを中心としてブランド化を進めてきましたけれども、「SDGs」や「エシカル」といった食品についても持続可能な生産消費を意識する機運の高まりを受けまして、新たに「サステイナブル」のカテゴリーを加えることといたしました。詳しくは17ページにありますので、後ほど御覧をいただきたいと思います。

 今後はおいしさや高品質といった従来の価値観に加えまして、「有機JAS」や「GAP」等、環境と調和をした持続可能な生産活動の取組も「おいしい信州ふーど」としてアピールしてまいりたいと考えております。新型コロナウイルス感染症の関係で農産物の消費にも影響が出ておりますので、こうした取組によりまして地産地消や地域内経済循環を一層拡大してまいりたいと考えておりますので、営業局をはじめ各部局におかれましても様々な場面で御活用いただくようお願いを申し上げます。以上でございます。

(太田副知事)

 質問、意見等、後でまとめてとります。続いて井出林務部長からお願いいたします。

(井出林務部長)

 1点お願いをさせていただきます。資料は特にございません。

 今年は雪が少なかったものですから、山が乾燥をしておりまして、火災が発生しやすい、広がりやすい状況になっております。昨日も木曽で山火事が発生をいたしまして、岐阜県にヘリの出動を要請する事態になったところでございます。各部連携してパトロールや広報に取り組んでおりますけれども、部局長、地域振興局長の皆様も機会を捉えまして県民の皆さんに注意喚起をしていただくよう御協力をお願いいたします。以上です。

(太田副知事)

 今、報告のありました事項につきまして、まとめて質問、意見等ありますでしょうか。どうぞ。

(熊谷信州ブランド推進監兼産業労働部営業局長)

 農政部で、この山恵錦を出していただいておりますけれども、県外だけじゃなくて海外に売り込むときに、新しい品種、優秀な品種、テクノロジーの高いものが求められておりますので、美山錦、金紋錦、山恵錦ってまだまだ全然知られていませんので、一生懸命売っていきたいと思いますし、また、県内で楽しむことも重要ですけども、皆様も県外のおつながりの方に是非この3品種をPRいただければ、皆さんがセールスマンとなって売り込んでいただければと思います。また、観光農業については、「サステイナブル」に位置付けていただいたのですが、これからのブランド形成を成す重要な育成支援品目でもありますので、一緒になって売込みとPR、それと新しい開発、連動してやっていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

(太田副知事)

 ほかにございますか。知事特にございますか。

(阿部知事)

 特にいいです。

(太田副知事)

 以上で本日の議題等は終了でございますが、本日が今年度部局長会議の最終日、最終回となります。

 ここで、3月31日付で御退職または国へお戻りになられる出席者の皆様から順番に一言ずついただければありがたいと存じます。

 最初に、林長野地域振興局長からお願いいたします、

(林長野地域振興局長)

 監査委員事務局で2年、そして長野地域振興局で1年、皆様に大変お世話になりました。特に先ほども申し上げましたけれども、台風災害の対応につきまして長野地区管内では大変な御尽力を現在もいただいているところでございます。この4月1日からは、一県民一市民として、自分に何かできることがあればと思っておりますが、どうか引き続きの復旧・復興に向けての御支援をお願いをしたいと思います。大変お世話になりました。ありがとうございました。

(太田副知事)

 続きまして、藤澤北信地域振興局長お願いいたします。

(藤澤北信地域振興局長)

 北信地域振興局の藤澤でございます。知事副知事をはじめ、皆様には大変お世話になりました。北信地域の経済、今大変厳しい状況ですので、引き続き御支援をお願いいたします。どうもありがとうございました。

(太田副知事)

 続きまして、酒井女性活躍推進監兼男女共同参画センター所長お願いいたします。

(酒井女性活躍推進監兼男女共同参画センター所長)

 皆様どうもありがとうございました。皆様からいろいろと御指導いただきまして、42年間やってこられたと考えております。最後ですけれども、これから、人生100年時代、皆様お仕事も大変課題が多いところではございますが、男女共同参画の視点を持って、男性の方も女性の方も皆さん仕事だけでなく、御家庭や地域にも軸足をつくっていただき、それぞれの立場で御活躍をいただけるようにお願いしたいと思います。長い間ありがとうございました。

(太田副知事)

 次に、山本農政部長お願いいたします。

(山本農政部長)

 部局長の皆様には大変お世話になり、ありがとうございました。特にCSF対策や東日本台風の復旧・復興の対応につきましては、部局連携で様々なお取組や御協力をいただきまして、本当に心から感謝を申し上げます。新型コロナウイルス感染症の対応等大変な状況の中での退職となるわけでございますけれども、知事、副知事、部局長の皆様のますますの御活躍と長野県の発展を心から祈念をいたしまして挨拶とさせていただきます。本当にありがとうございました。

(太田副知事)

 次に、長谷川建設部長お願いいたします。

(長谷川建設部長)

 建設技監から建設部長を合わせて3年間ですね、大変お世話になりました。災害からの復旧・復興まだ道半ばではありますし、また、今コロナ対策で非常に忙しい時期に長野県を離れることは非常に心苦しいところではありますが、長野県で培ったいろいろな経験を次の国交省で活かさせていただいて、かつ長野県の災害の応援団としてこれからも活動していきたいと思っていますので、是非、皆様末長くこれからもよろしくお願いを申し上げます。どうもありがとうございました。

(太田副知事)

 塩谷会計管理者兼会計局長お願いいたします。

(塩谷会計管理者兼会計局長)

 皆さん、大変ありがとうございました。無事に仕事を務めることができたのも皆様のおかげだと思っております。引き続き、適正な会計事務に努めていただけるようにお願いいたします。ありがとうございました。

(太田副知事)

 柴田監査委員事務局長お願いいたします。

(柴田監査委員事務局長)

 私が県職員となりました昭和58年ですが、9月の台風により、飯山市で千曲川が決壊して、またこの退職の年という巡り合わせになりましたが、県民の安心安全を守るのが県職員の一番大きな任務だと思っております。新型コロナ対策もありまして大変ですが、「ONE NAGANO」の精神で必ず乗り越えられると信じております。長い間お世話になりました。どうもありがとうございました。

(太田副知事)

 清水人事委員会事務局長お願いいたします。

(清水人事委員会事務局長)

 皆様には大変お世話になりましてありがとうございました。今、柴田さんからちょっと話がありましたが、私、実は、最初に飯山の建設事務所でございまして、あんなことがあったなと今思い出しました。そんな中でいろいろな方と一緒に仕事をさせていただいて本当によい勉強になったし、思い出になったなと思っております。先ほどもお話がありましたけれども、まだまだこれから長い人生でございます。頑張っていきたいと思いますので、引き続き、よろしくお願いいたします。どうもありがとうございました。

(太田副知事)

 小口労働委員会事務局長お願いいたします。

(小口労働委員会事務局長)

 最後の2年間労働委員会事務局に勤めさせていただきました。15名の労働委員の皆様の御尽力と職員の頑張りで多くの成果を上げることができたと考えております。皆様の今後ますますの御活躍をお祈りしております。どうもありがとうございました。

(太田副知事)

 轟教育次長お願いいたします。

(轟教育次長)

 私の場合は最後の6年間は一貫して長野県の将来を担う世代の子ども、若者の応援をする仕事をさせていただきました。本当に幸せだったと思います。また38年間それぞれ一つ一つの仕事で県民の皆様、それから職員の皆様、一緒に取り組んでいただきましたし、応援をしていただきました、本当に長い間お世話になりました。ありがとうございました。

(太田副知事)

 御退職ではございませんが、教育次長さん今度、教育現場に戻られるので一言。

(三輪教育次長)

 お世話になりました。行政の中におかせていただきまして、大変たくさんのことを学ばせていただきました。4月に学校に戻りまして、学びの改革がまだ緒についたところですが、身を挺して取り組んでまいりたいと思います。大変お世話になりましてありがとうございました。

(太田副知事)

 坂口先端技術担当部長お願いいたします。

(坂口先端技術担当部長)

 急速に進展する情報化、デジタル化が進む中で知事、副知事はじめ諸先輩の御指導によりなんとか無事に過ごすことができました。本当に感謝申し上げます。4月からは新しい職場でまた新たな気持ちで長野県DXの推進に少しでも貢献できるよう頑張ります。本当にありがとうございました。

(太田副知事)

 花岡国際担当部長お願いいたします。

(花岡国際担当部長)

 皆さんどうもありがとうございました。私、思い返してみれば、職員生活大きく変化をもたらしたのが、長野オリンピックだったと思っております。長野オリンピックをやり遂げた長野県の職員の皆さんさらには長野県民の皆さんの底力を退職後も私としては応援できればと思っております。どうもありがとうございました。

(太田副知事)

 皆様本当にありがとうございました。最後に知事からお願いいたします。

(阿部知事)

 このたび御退職される皆さんには本当に長い間、県民の皆さんのために御活躍御尽力いただきまして大変ありがとうございます。寂しいですよね。私も10年間、皆さんと仕事をさせてきていただいていますし、特に部局長の皆さんには私もかなり言いたい放題言わせていただいて、時にはカチンと来ることもたくさんあったのではないかと思いますけれども、一緒に皆さんと仕事をさせていただくことができて、私としても大変幸せでありました。それぞれの皆さんには長野県庁での思い出がたくさんあられると思います。是非これからも長野県のよきOB、OGとして我々に対して御指導、御支援いただければありがたいと思います。

 林局長には本当に台風災害、最も被災規模が大きい長野市との連携を行っていただいて、先ほど災害対策本部廃止という話がありましたけれども、地域振興局として地域の皆さんともしっかり連携をしていただいたことに大変感謝しております。本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。

 また藤澤局長は、市町村長、市町村地域の皆さんとよくコミュニケーションをとっていると、いつも感心をしておりました。それが今回の災害対応でも活きたものと思っています。本当にお世話になりまして、ありがとうございました。

 酒井さんには女性活躍推進監という、分かったような分からないような仕事を担っていただいたなという感じですけども、手探りながらも酒井推進監としてのあり方を示していただけたんじゃないかなと思っています。前職の地域振興局長での御活躍も含めて、大変サポートしていただきましたこと、ありがとうございました。

 山本部長には事務系の農政部長ということでいろいろな分野で農業の改革進めていただけたと思っています。農業農村振興センターの設置も普通の感覚だと抵抗感があるのかもしれませんけども、しっかり進めていただきましたし、CSF対応も本当に農政部の職員一丸となって取り組んで乗り切ってくることができたと思っています。農政部のことは山本さんに任せておけば大丈夫だということで、私の仕事の中で農政部の仕事に「ガリガリ」コミットする機会が少なかったのは、農政に関心がないとか、重要じゃないからではなくて、山本さんに任せておくということでありました。大変お世話になりまして、ありがとうございました。

 長谷川さんには国土交通省から来てもらってUDCの立ち上げだったり、都市緑化信州フェアの開催であったり、いろんな大仕事も担っていただきましたし、伊駒アルプスロードの事業化が進んでいく方向性になるわけですね。大変、国とも連携して施策の推進に当たってもらいました。特に台風災害は長谷川部長がいないと、なかなかここまで円滑に進められなかったのではないかなと思って、心から感謝をしています。是非、国土交通省に戻られた後も引き続き、本県の良き応援団としてサポートいただければと思います。ありがとうございました。

 塩谷さんには地域振興局長として果物を中心に地域活性化に取り組むという、他の地域振興局とは違うアイデア、独自のアイデアで取り組んでいただきましたし、また会計管理者兼会計局長としては契約条例の取組方針の推進具体化を積極的に進めてもらい、台風災害に当たっては義援金の募集についてもいろいろ工夫をして、大変多くの義援金を集めていただくことができました。また、オーケストラでの活躍も、私もあまり見に行けてはいないですけれども、仕事と自分の活動のバランスがとれていて素晴らしいなと思っています。是非いろんな分野で活躍してもらえばと思います。ありがとうございました。

 柴田さん、清水さん、小口さん、轟さんの4人は、直近では私の直接の部下では、なかったわけでありますけれども、柴田さんには監査事務局次長及び会計課長経験を活かして、文字どおり、監査、会計事務のエキスパートとして、監査委員の皆さんをサポートして、今いろいろ課題がある中で県の財務事務の適正な運用に大変御尽力いただけたと思っています。毎回いろいろな指摘を監査委員の皆さんから受けることがないようにとは思っておりますけれども、柴田局長のおかげで非常に我々として取り組むべき方向性、課題も具体化できたと思います。大変ありがとうございました。

 清水さんには、人事委員会事務局長ということで、これまた私の部下ではないのですけれども、非常に重要な人材の採用確保という部分でいろいろな工夫をしてもらいました。採用試験の実施回数の増加、東京会場での試験、あるいは獣医師の初任給調整手当の新設と、在任中はずいぶんいろんな新たな取組にチャレンジいただけたと思っています。大変ありがとうございました。お疲れ様でした。

 小口さんには労働委員会事務局長として、久方ぶりに不当労働行為救済申立事件の命令を出したことも含めて労使関係の円滑化に御尽力をいただきました。その一方で長野県庁に女性管理職員が少ない中で、女性の活躍を牽引するお一人としても御活躍いただきました。大変私もお世話になりました。ありがとうございました。お疲れ様でした。

 轟さんには、先ほどもお話にあったように、子ども若者を支援、教育充実ということで今まさに長野県として力を入れて取り組んでいる分野、学びの改革、子ども子育て支援、そうした分野で力量を発揮していただきました。国体や障がい者スポーツ大会に向けての市町村との調整も含めてですね、いろいろ難しい、やりづらい課題にも向き合って取り組んでいただきましたこと、感謝をしています。引き続き、原山教育長としっかり連携して学びの改革を進めていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。ありがとうございました。

 坂口さんには、先端技術センター部長ということで、私がよく分からない分野を担っていただきました。小岩副知事を支えてRPAの導入とかモバイルパソコンの導入とか、テレワークの推進とか、他の県業務とは違う視点で力量を発揮していただけたものと思っています。引き続き、坂口さんが敷いていただいたレールをしっかり踏まえながら、県庁のスマート化を進めていきたいと思っています。大変ありがとうございました。

 花岡さんには国際担当部長として海外との交流、とりわけ中国との交流に大変御活躍をいただきました。私も一緒に仕事をやらせていただいたりする中で、国際関係、特に中国との関係は、花岡部長に任せておけば大丈夫だということで非常に安心して中国関係はやらせていただきました。これも花岡部長のこれまでの経験とネットワークのおかげだったと思っています。大変ありがとうございました。引き続き、国際関係の業務にも県としてしっかり力を入れて取り組んでいきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。ありがとうございました。

 お一人ずつ、甚だ簡単な御礼で申し訳なかったですけれども、お話をさせていただきました。

 繰り返しになりますけれども、大変私としても寂しいと思いますし、皆さんもこれまで振り返って、楽しかったこと、悲しかったこと、良かったこと、悔しかったこと、いろいろあったことと思います。我々、後に残る県職員は皆さんが築いてこられた取組の成果の上に、しっかりと長野県政を前に進めていきたいと思います。どうか引き続きそれぞれ別の立場になりますけれども、長野県政への御協力と御支援をお願いしたいと思います。人生100年時代、そして長野県としては人生二毛作社会と言っています。これまでの御経験を活かして、また新しい分野で、もしかしたら、第三、第四の人生もこれからある時代だと思いますので、さらに一層御活躍されますことを心から期待をしておりますし、くれぐれも御健康には御留意ください。本当に長い間ありがとうございました。お世話になりました。

(太田副知事)

 それでは、以上をもちまして、本日の部局長会議を終了いたします。お疲れ様でした。

(阿部知事)

 ありがとうございました。

 

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