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更新日:2019年11月8日

令和元年(2019年)11月22日部局長会議録

時間:午前9時16分~午前10時03分

場所:県庁特別会議室

出席者:

阿部知事、野﨑県警警務部長、原山教育長、小林公営企業管理者、竹内危機管理監兼危機管理部長、伊藤企画振興部長、関総務部長、増田県民文化部長、大月健康福祉部長、高田環境部長、斎藤産業労働部営業局次長、林産業労働部長、中村観光部長、山本農政部長、井出林務部長、田下建設技監、守屋参事兼会計課長、柴田監査委員事務局長、清水人事委員会事務局長、小口労働委員会事務局長、吉沢佐久地域振興局長、鈴木上田地域振興局長、小野沢諏訪地域振興局長、佐藤上伊那地域振興局長、土屋南信州地域振興局長、中坪木曽地域振興局長、小野松本地域振興局長、滝沢北アルプス地域振興局長、山嵜長野地域振興局企画振興課長、藤澤北信地域振興局長、矢後財政課長、神事情報公開・法務課長、玉井人事課長

 (関総務部長)

 それでは、ただ今から部局長会議を始めます。本日両副知事が所用により欠席をされておりますので、私が司会進行を務めさせていただきますので、よろしくお願いいたします。それでは始めに知事から何かありましたら。

(阿部知事)

 特にいいです。

(関総務部長)

 それでは、本日のおいしい部局長会議のメニューについて、小野沢諏訪地域振興局長から説明をお願いします

(小野沢諏訪地域振興局長)

 「ほおずきちゃん」と名付けられました大福を御紹介いたします。お召し上がりをいただきながらお手元の資料を併せて御覧ください。

 この大福ですけれども、富士見町の井筒屋菓子店様が製造販売されているものでございまして、本日は出来立てを召し上がっていただきたいということで、店長自ら県庁にお届けをいただきました。

 商品の特徴でございますけれども、餡の中に富士見町産の食用ほおずき、これを丸ごと使っております。観賞用のイメージが強いほおずきでございますけれども、ビタミンが豊富で、コレステロール低下など、健康にも良いと言われております。また生地の部分には求肥(ぎゅうひ)を使わずに、蒸したもち米のみを使っておりまして、もちもちとした食感を楽しんでいただけます。ほおずきの濃厚な甘酸っぱさが、大福の甘みの中で引き立つ大福となっておりまして、見た目にもかわいらしく、目でも舌でもおいしく召し上がっていただける商品となっております。

 季節ものということもありまして、この商品、11月までの販売となっておりますけれども、12月はいちご大福を販売されるということでございまして、季節ごとに地元の旬のフルーツを使った商品を取り扱っていますので、是非、富士見町にお越しの際は、御土産にお買い求めをいただきまして、御賞味いただければ幸いでございます。以上でございます。

(関総務部長)

 それでは農政部長から説明をお願いします。

(山本農政部長)

 本日は台風19号の被災地でもありますJA長野管内の生産者の皆さんが丁寧に手間暇をかけて育てましたりんごの王様「ふじ」と加工品のりんごジュースを紹介いたします。

 現在、本県で栽培面積が一番多い「ふじ」の出荷最盛期を迎えておりまして、被災したJA長野管内でも御覧のとおり品質の高い「ふじ」が県内外に出荷をされているところでございます。また風による落下を免れたものの、枝ずれなどの被害を受けまして、市場に出荷することができない「ふじ」につきましても、ジュース等の加工品として販売をされております。

 さらに本日11月22日は「いいふじ」の語呂に合わせまして、生産者団体が「長野県りんごの日」と制定をいたしまして、記念日としてPR活動を行っております。部局長におかれましては、このおいしい「ふじ」を御賞味いただくと共に、元気で頑張っている信州りんごを応援していただきたいと思います。以上でございます。

(関総務部長)

 それではただ今の2つの説明につきまして何か御質問、御意見ありますでしょうか。

 知事何かございますか。

(阿部知事)

 いいです。

(関総務部長)

 よろしいですか。それでは協議事項に入らせていただきます。始めに資料1について、矢後財政課長から説明をお願いします。

(矢後財政課長)

 台風19号災害からの復旧対応等でお忙しい中、11月補正予算案の編成に当たり、各部の皆様方には御協力をいただき、この場を借りて御礼を申し上げます。ありがとうございました。

 資料1に基づきまして、令和元年度11月補正予算案のポイントについて御説明を申し上げます。冒頭書いてございますが、これまで発災直後の応急救助、生活再建支援、また被災箇所の応急対策工事、それから11月に入りまして、クリーンピア千曲などの応急対策工事等の専決処分を行ってきており、10月・11月専決予算に引き続き、観光振興についても専決処分をさせていただいております。それに引き続きまして、台風第19号災害からの復旧・復興に全力で取り組むため、特に今回、台風第19号災害の対応として、生活の支援、中小企業、農業、林業など産業への支援、インフラ復旧等、発災後の本格的な予算を内容としてございます。

 それら以外にも、園児の交通事故を受けた緊急交通安全対策で、後ほど県民文化部長からも報告がございますが、園児の交通事故を受けた緊急交通安全対策の点検結果を受けた対策に必要な補正予算を編成する内容になってございます。

 補正予算案額につきましては、11月補正予算額列の一番下でございますが、719億568万2000円で、ここ10年間では補正額としては最大規模のものになってございます。一般会計ベースで申し上げますと622億5739万4000円、台風第19号災害対応では、全体で712億1410万1000円となってございます。

 主な内容ということで、台風第19号災害の対応とその他に分けてございます。台風第19号災害への対応で、生活の支援、これは被災した住宅の再建・補修等の支援をするための借入金の利子負担額を軽減するもの、それ以外に市町村が行います被災者の孤立防止のための見守りですとか、日常生活上の相談対応等を支援する内容になってございます。

 その次に産業への支援で、こちらはグループ補助金が主な内容になってございますが、中小企業者等が行う産業施設・設備の復旧、また販路開拓で、ハード、ソフト両面から持続可能な事業継続再開のための取組を支援する内容になってございます。またその下のポツでございますが、被災農作物の植替え用の種苗等の資材の購入、また農業用機械、農地・農業用施設などの復旧、また、きのこ生産施設の復旧なども含みますが、農業につきましても、事業継続再開のための取組をしっかりと支援する内容になってございます。

 その下、インフラの復旧等でございますが、10月に早急に必要な災害救助にかかる経費や応急工事などについて、先日11日付けで、千曲川流域下水道終末処理場の応急工事等の専決処分を行ったところでありますが、さらに災害からの復旧支援を進めるため、インフラ等の復旧工事等を実施する内容になってございます。

 その他ということで、二つ目でございますが、松本平広域公園陸上競技場の基本設計に着手する内容になってございます。

 引き続き災害復旧などでお忙しい中とは思いますけども、来年度当初予算編成に当たりまして、各部の皆様方の御協力をお願いしたいと思います。説明は以上です。

(関総務部長)

 ただ今の説明につきまして、質問、意見ありますでしょうか。

 それでは私からですが、今、説明にもありましたように、今回の11月の補正予算案は被災者の生活と生業(なりわい)の再建に向けた対策パッケージで、国のパッケージを受けて編成をしております。現在、新聞情報、それから国からの話でも12月上旬に経済対策を取りまとめるとされておりまして、経済の活性化に加え、今回の自然災害への対応が盛り込まれる予定となっております。今後そういった動向にも注視をしていきたいと思っております。

 知事、何かありますでしょうか。

(阿部知事)

 11月県議会に提出する補正予算案の編成については、総務部中心に関係する部局で、災害対応で大変忙しい中、しっかりとした予算を組み上げてもらいましてありがとうございました。これから県議会へ提出をして御審議いただくわけでありますけれども、これまで災害救助に係るもの、それから下水道の応急復旧に係るもの、さらには観光振興に係るもの、専決処分予算を講じ、そして11月県議会に提出する補正予算案になっています。全体を通じて県議会の皆様の御理解をしっかり得て、かつ適正迅速な執行ができるように取り組んでいってもらいたいと思います。

 総務部長からも話がありましたけども、国の補正予算についてはそれぞれの部局でしっかり情報を取って、的確に対応してもらいたいと。的確に対応というのは、活用できるものはしっかり活用して、さらなる災害からの復旧・復興の加速化につなげてもらいたいと思っています。

 特に今回、関係省庁には、再三にわたっていろんな要請をしてきています。そうした要請が反映される国の補正予算にもなってくると思いますので、情報をできるだけ早く把握して、有効に活用してもらいたいと思います。引き続き、今日もまた午後に災害対策本部員会議がありますけども、各部局が連携して台風19号災害からの復旧・復興に全力をあげてもらいたいと思いますので、よろしくお願いいたします。以上です。

(関総務部長)

 それではこれをもちまして、11月定例会に提出する予算案として決定をいたします。

 次に資料2について、神事情報公開・法務課長から説明をお願いします。

(神事情報公開・法務課長)

 11月定例会に提出予定の条例案について御説明を申し上げます。資料2をお願いいたします。一部改正条例案8件、廃止条例案2件です。

まず1番から3番までの長野県県税条例の一部を改正する条例案をはじめ、3条例案ですけれども、令和元年台風第19号による被災者などの負担軽減を図るため、それぞれ納税証明書の交付手数料、工科短期大学校の寄宿料、信州登山案内人登録証の再交付手数料を減免できることとするものです。

 次の4番の長野県手数料徴収条例の一部を改正する条例案ですが、法改正に伴いまして、二級建築士等の免許及び試験の実施に関する事務の手数料を改定し、建築物のエネルギー消費性能向上計画の認定に係る審査手数料の額を定めるものでございます。

 次の5番から7番までの一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例案をはじめ、3条例案ですけれども、人事委員会勧告に基づき、給料表の改定等を行うものです。

 8番の知事の事務部局の組織に関する条例の一部を改正する条例案ですが、効果的に施策を推進する組織とするため、現在、県民文化部が所管をしております国際交流に関する業務を、企画振興部に移管するものです。施行は来年4月1日になります。

 9番の地方卸売市場等に関する条例を廃止する条例案ですが、法改正によりまして今まで条例に委任をされておりました事項が、法律に規定されることに伴い、条例を廃止いたします。

 10番の地域農業改良普及センターの設置に関する条例を廃止する条例案ですが、地域農業、中山間地域が抱える課題に対応できるよう、センターの機能を残しつつ、地域振興局農政課と統合した組織に体制を整備することに伴いまして、条例を廃止いたします。施行は来年の4月1日になります。説明は以上です。よろしくお願いいたします。

(関総務部長)

 ただ今の説明につきまして、質問、意見ありますでしょうか。

 知事から何かありましたら。

(阿部知事)

 今回の条例改正、国際交流の関係の事務の移管と、それから農業改良普及センターについてのあり方の再編という部分から、関係部長から少しコメントしてもらった方がいいかと思いますが、いかがですかね。

(増田県民文化部長)

 県民文化部、国際化ということで、国際交流あるいはその交流を越えて、国際戦略というか国際交流、国際環境をどう県政にプラスにしていくかという積極的な展開を図る部分と、これから外国人への法制が変わって、労働しやすい形で入ってくる外国籍の県民の方々が、この地域でどう自己実現をして、それぞれの地域の方と一緒に共生をしていくかという二つのテーマを扱ってまいりました。

 いずれも非常に重要な局面になっておりまして、業務も増えてきている、積極的に展開すべき課題も多いということで、私ども県民文化部の方では、多文化共生の方を引き続き所管して充実させていく。その一方で国際交流あるいは国際戦略は、企画振興部に移管して、全庁的に、戦略的により一層展開をしていく方が好ましいのではないかという条例改正でございます。

(関総務部長)

 引き受ける企画振興部で何かありましたら。

(伊藤企画振興部長)

 今、増田部長からおっしゃられたように、戦略的な国際交流を展開していきたいと思いますのでよろしくお願いします。

(関総務部長)

 農政部お願いします。

(山本農政部長)

 地域におきます農業振興につきましては、地域振興局の農政課と農業改良普及センターが補助金を活用して農業振興を図ったり、あるいは農業者の皆さんに対する普及指導活動を行ったりということで、今までは別々に行ってきたわけですけれども、これからは一体となって総合的にかつ迅速に対応していくために組織的に一体となった方がいいのではないかということ、それから地域振興局も発足しまして3年目を迎えたということでございますので、より総合的な農政に関する施策を展開していただきたいこともございまして、地域振興局の農政課と農業改良普及センターを一体とした組織にしていきたいということでございます。

(阿部知事)

 突然、話を振ってしまって申し訳ないですけど、国際交流、国際化の関係は外国から働く方々もお見えになり、また長野県のいろんな取組も海外との関係を抜きには考えられない中で、国際課の業務も非常に多岐にわたっているなということで、国際交流の部分は、全庁的に戦略性を持って取り組んでいくことが必要で、企画振興部の方に移して、その他の地域の国際化に関するところは、県民文化部にそのまま残す形にしています。いずれの業務もそれぞれの他の部局とかなり関係がある業務になりますので、是非、新しい体制に向けて企画振興部、県民文化部が、関係課との調整をしっかりしてもらいたいと思いますし、全庁一丸となって国際交流の進展、地域の国際化の推進を図れるように取り組んでもらいたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 農業改良普及センターの関係は、農政部の方で今まで長い間の体制を、未来志向で変化させていくことで踏み切ってもらって大変感謝してます。地域、農業の施策はある意味農業の振興でもありますけれども、農村の暮らしのそのものを支えていく側面もあるので、是非、一体的に農村、農業の振興が図られるように取組を進めていってもらいたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 それから今回の条例改正案、加えて手数料の減免、災害に関連しての減免規定の追加という改正案がいくつかあります。情報公開・法務課あるいは財政課の方で拾い出してもらって、今回の災害に対応する上で、特に条例の改正まで必要があるものについては、今回改正していこうということであります。これ以外にもこれまでの規定に基づいて減免等行おうとしているものもありますので、是非、関係する部局においては被災された方の立場になってしっかりとした運用を行って、少しでも被災者の皆様を応援できるように取り組んでもらいたいと思います。

 それからもう1点、人事委員会勧告を踏まえた給与改正の条例案も出す形になってます。人事委員会勧告制度が労働基本権の代償措置であるいうことも踏まえて、勧告を尊重して条例改正案を提出しようというものでありますけれども、是非、各部局長、あるいは各県職員の皆さんにあっては、県民の皆さんの税金で仕事をさせていただいていることを改めてしっかりと肝に銘じて職務に精励をしてもらいたいと思いますし、また被災者の皆様の想いに寄り添う、県民の皆さんの思いに寄り添う。こうしたことをこの機会にもう1回それぞれの部局で改めて徹底してもらいたいと思いますので、よろしくお願いいたします。以上です。

(関総務部長)

 それではこれをもちまして11月定例会に提出する条例案として決定をいたします。

 次に、資料3について、竹内危機管理監兼危機管理部長から説明をお願いします。

(竹内危機管理監兼危機管理部長)

 暮らし・生業(なりわい)再建本部の設置についてでございます。部局長、地域振興局長の皆様には災害対応の御協力誠にありがとうございます。いまだ多数の方が避難所で過ごされておりますが、一方、今後、復旧・復興方針に基づきまして、県民の皆様の暮らし・生業(なりわい)の再建に全力で取り組んでいく必要があることから、この度「暮らし・生業(なりわい)再建本部」の設置をするものでございます。構成は本部長に知事、副本部長に副知事、構成員は関係する部局長、推進監と主な被災地域の4地域振興局長となっております。本部会議は公開で行い、また必要に応じまして上記構成員以外の方も会議に出席させることができることとしております。

 4のチームの設置ですが、本部には部局横断事項に取り組むため、御覧の5つのチームを設置いたしまして、復旧・復興方針に基づき、各リーダーの下、連携して強力に推進してもらう体制でございます。なお事務局に関しましては危機管理部、企画振興部で置くことにしております。

 この第1回の本部会議が本日、災害対本部員会議終了後に開催することとしております。私から以上でございます。

(関総務部長)

 企画振興部お願いします。

(伊藤企画振興部長)

 この再建本部の基となります復旧・復興方針ですけれども、これにつきましては10月31日に策定して、既に1回、11月12日に改訂しておりますけれども、それ以降、専決予算とか本日発表がありました11月補正予算案、それから今の再建本部、これらを盛り込みまして本日第2次改訂ということで、変更しておりますので、報告をいたします。以上です。

(関総務部長)

 両部長からの説明につきまして、質問御意見ありますでしょうか。

 知事何かありましたら。

(阿部知事)

 暮らし・生業(なりわい)再建本部の設置で、5つチームを作って取組を進めていこうと思ってます。それぞれのチームリーダーとなる部長の皆さんには、まず積極的な取組をお願いしたいと思います。発災から1カ月以上が経過する中で、取り組むべき課題も刻々と変化してきていると思ってます。これから未来に向けてこの5つのテーマについては特に力を入れて、かつ部局の枠を超えて取り組んでいく必要があるだろうということで、この本部を設置して、それらのチームが部局横断的に取り組んでもらうことで、体制を強化して復旧・復興に向けた取組を加速化させていこうと思ってます。

 先ほど補正予算案の立て方では生活の支援、産業の支援、インフラの復旧という3本立てになってますけれども、インフラの復旧の部分についてはそれぞれの部局で是非、責任を持って着実に進めてもらいたいと思っています。並行して災害対策本部員会議も開催をしていきますけれども、これから復興に向けてこの再建本部で、そして今回の発災に伴っての災害対策本部としての事務は引き続き災害対策本部でやっていくので、両方にまたがる話も出てまいりますけれども、消極的権限争いにならずに、それぞれの部局も両本部あるいはそれぞれのチームも積極的に、自分の枠にあまり限定的な枠をはめずに、常に復旧・復興の最善最速のあり方はどうあるべきか、被災された皆さん、被災された事業所の皆さんの想いがどんなものかを常に考えて、取り組んでもらいたいと思いますので、よろしくお願いいたします。以上です。

(関総務部長)

 それではこれをもちまして、暮らし・生業(なりわい)再建本部の設置について決定をいたします。

 次に資料4について、玉井人事課長から説明お願いします。

(玉井人事課長)

 令和元年11月25日付けの組織改正案についてでございます。今回の台風19号災害によりまして、県内中小事業者等において、事業所や工場、商業施設また医療福祉施設や農業施設などに甚大な被害が発生いたしました。こうした被害に対する復旧・復興に向けて迅速な対応支援を進めるため、令和元年11月25日付けで産業労働部産業政策課に、産業復興支援室を設置いたします。

 新たに専任職員5名、それから産業労働部内をはじめ健康福祉部、農政部の職員を兼務配置をいたしまして、部局横断で連携して取り組むこととしております。業務の内容としては、被災事業者向け復旧・復興に向けた相談窓口、それから施設設備の再建、販路開拓等の総合的な支援を行うこととしております。説明は以上でございます。

(関総務部長)

 林産業労働部長お願いします。

(林産業労働部長)

 この度の災害は地域経済に対して多大な影響を与えておりまして、生産流通の回復、雇用の維持はもとより復興に当たりましては未来への活力をもたらす取組としていきたいと思っております。組織の総合力が必要でありまして、全庁挙げて迅速な産業復興となるよう、各部局の御支援を何とぞよろしくお願いいたします。

(関総務部長)

 ただ今の説明につきまして、質問、意見ありますでしょうか。

 知事、何かありましたら。

(阿部知事)

 事業者の皆さん、農家の皆さんはじめ関係の皆さんの期待に応えられるように、産業労働部を中心に迅速に産業の復興を進めてもらいたいと思います。復旧・復興方針の中にも「Build Back Better」と書かせていただいてます。公共施設等、河川の「Build Back Better」という形で主として語られていますけれども、農業であったり、商工業であったり、産業も「Build Back Better」的な発想で、今回の災害を契機により力強い産業として立ち直っていくことができるように今回の様々な復旧・復興支援策、その他にもいろいろな産業支援策がありますので、そうしたものを総動員して産業の復興の取組を進めてもらいたいと思いますので、関係部局の皆さんには、是非そうした観点を持って取り組んでもらいたいと思います。よろしくお願いします。

(関総務部長)

 それではこれをもちまして、令和元年11月25日付けの組織改正について決定をいたします。

 それでは3番の報告事項に入らせていただきます。資料の5について増田県民文化部長から説明をお願いします。

(増田県民文化部長)

 長野県交通安全運動推進本部の事務局といたしまして園児の交通事故を受けた緊急交通安全対策の点検結果と今後の方針について概要を報告させていただきます。

 1.の経緯に記載のとおり、本年5月の園児の交通事故被害を受けた取組でございます。県警本部におかれまして、5月から7月にかけて県内すべての保育所、幼稚園等942施設になりますけれども、訪問・聴き取りをされ、指導を行った上で「安全確保重点箇所」として680カ所抽出をしました。その箇所について9月末までに推進本部の地方部ごとに、警察、それから道路管理者などによる合同点検を実施したところです。

 その結果でございますけれども、その全ての保育所・幼稚園につきましては散歩時における安全対策、ルートの見直しとか、安全教育交通指導等を実施いたしました。またその合同点検を行った箇所のうち、500カ所についてはさらにハード対策が必要であろう、講ずべきだろうという結果となりました。

 この点検結果を踏まえての今後の対応方針でございますけれども、ソフト対策につきましては継続して効果を検証しながら、関係機関において実施をしてまいります。ハード整備につきましては、2(1)記載のとおり、できるだけこのハード整備対策が必要な500カ所につきましては、早期の対策を講ずることといたします。

 長野県が管理いたします道路施設及び県警が管理する施設につきましては、令和3年度までに対策を講ずることを目標といたします。

 それから国、市町村において管理をされている道路施設等につきましては、できるだけ早期対応が行われるよう本部の方から要請をし、情報を共有していくこととしております。

 併せて、この他に、過去5年間に子どもが被害者となった交差点96カ所につきましても、同様に進めていくこととしております。先ほど、決定されました今補正予算案には「3」に記載のとおり関連経費が盛り込まれているところでございます。

 なお、この取組、園児の交通事故を契機として始まったものではございますが、もとより園児だけではなくて、歩行者全体の安全対策の推進でございます。3に日常的な検証とPlan-Do-seeサイクルの確立とございますけれども、日頃から住民などからの要望、あるいは関係者が注意すべき場所について把握をして、定期的に意見交換を行うなどしまして、関係者が連携をして、対策を追加し、あるいは見直しをしながら、実行性のあるものとしていくこととしております。

 県警本部、それから建設部そして地域振興局はじめ、関係の皆様におかれましては、これまでの取組を精力的にやっていただきましたことを御礼申し上げます。また今後の効果的な実施に御協力をいただきますようお願いをするものでございます。

 併せましてもう1点、資料はないですけれども、今月に入って交通死亡事故が多発いたしました。そうしましたことから、11月7日から11月16日まで、死亡事故多発非常事態宣言を発し、抑止対策に取り組んできたところでございます。昨日プレスリリースをしておりますが、この期間に交通事故は184件、死者数は1名でございました。残念ながら死亡事故を含め、交通事故が発生してしまっているわけでございますけれども、昨年の同時期に比べますと、死者はマイナス3名、交通事故件数はマイナス38件と一定の成果が見られているところでございます。精力的に対応いただきました県警本部、それから警察はじめ交通安全運動にお力をいただきました各地方部に、この場をお借りして御礼を申し上げるものでございます。ありがとうございます。なお、今週さらに死亡事故が発生している状況でございます。引き続き交通安全の取組について御協力をお願いするところでございます。以上です。

(関総務部長)

 ただいまの説明につきまして、質問、意見、関係部局で何かありましたらお願いします。

 建設部、何かありましたら。

(田下建設技監)

 連携させていただいて、当面緊急的に対策が必要で、効果が発現できる箇所につきまして、今回の11月補正で129カ所、車止め等の設置を行っていく予定としております。よろしくお願いいたします。

(関総務部長)

 それでは県警本部で何か発言がありましたらお願いします。

(野﨑警務部長)

 県警本部におきましても、道路管理者等と連携しながらしっかり進めていきたいと考えております。本年度につきまして、補正予算また来年度につきまして補助事業等しっかり活用しながら、早急に進めてまいりたいと考えております。引き続き御協力よろしくお願いいたします。

(関総務部長)

 他に、何か質問、意見ありますでしょうか。

 知事、何かありましたらお願いします。

(阿部知事)

 県民文化部を中心に、県警、建設部そして各地方部連携して、しっかりとした点検をした上で、対応方針、取りまとめていただきまして大変ありがとうございます。子どもたちの命がかかっている取組でありますので、ここにも記載されているように、県としては令和3年度までに必要な対策を行うということを掲げているので、是非、着実に事業が進むように取り組んでもらいたいと思いますし、また市町村はじめ関係方面には、我々県と同じような発想の下で安全対策を進めてもらうように、また協力をお願いしていきたいと思いますのでよろしくお願いしたします。以上です。

(関総務部長)

 次に資料6について田下建設技監から説明をお願いします。

(田下建設技監)

 国体等に向けての陸上競技場の整備方針の決定につきまして説明させていただきます。松本平の広域公園では2027年開催予定の国民体育大会・全国障がい者スポーツ大会の開・閉会式および陸上競技の会場に予定されているところでございまして、陸上競技場の整備の方向性につきまして、昨年度から検討してきたところでございます。この結果、現在の位置に建替える案が最適と判断いたしまして、今後は競技団体あるいは障がい者団体、また広く県民の皆様の御意見を伺いながら、具体的な設計を行い、国体前年のリハーサル大会に間に合うよう、令和7年(2025年)度の完成を目指してまいりたいと考えております。

 主な仕様につきましては1の整備方針の概要を御覧いただきたいと思います。記載のとおりでございまして、総事業費は約130億円を見込んでおります。今後の進め方としまして、まずは基本設計等の予算を11月補正予算案に計上させていただきまして、計画の具体化を図ってまいりたいと考えております。以上でございます。

(関総務部長)

 ただ今の説明につきまして、質問御意見ありますでしょうか。

 教育長お願いします。

(原山教育長)

 2027年開催予定の国民体育大会そして全国障がい者スポーツ大会に向けて、これまで両大会の準備委員会を中心に準備を進めてきてます。現在の状況ですけれども、昨年の11月に総合開閉会式会場、そして競技会場地・市町村の第1次選定を行いまして、今年の7月には競技会場地・市町村の第2次選定を行ったところであります。これによりまして、43競技中の30競技の会場地が選定されたということになっております。今後は本日の決定も踏まえまして、来年度末までの全正式競技の会場選定を目指しまして、準備を加速してまいりたいと考えております。以上です。

(関総務部長)

 他に何かありますでしょうか。

 知事、何かありましたらお願いします。

(阿部知事)

 建設部の方で方向性取りまとめてもらいましてありがとうございました。競技施設としての必要な条件のみならず、空港隣接地ということで、航空法との関係等も含めた検討をしっかり行ってもらいましてありがとうございます。これから国体・全国障がい者スポーツ大会に向けての事務作業、いろんな形で本格化させていかなければいけない状況でありますので、引き続き各部局連携してしっかり進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。以上です。

(関総務部長)

 続きましてその他に入ります。田下建設技監、2件続けてお願いします。

(田下建設技監)

 最近はやりになっておりますカード作製の話題2件ほど、説明させていただきたいと思いますが、1点目は災害伝承カードを作成したということでございます。県内各地に残る災害にまつわる事柄、災害伝承カードにまとめまして、第1弾として10種類ほど作製しております。災害伝承カードの作製は、県の県立歴史館と連携させていただきまして、先人らが残した過去の災害情報を、地域住民へ提供して、地域の防災力向上、警戒避難態勢作り等につなげていく取組の一環でございます。昔からの災害の言い伝え、地名、伝説、また広く地域に伝わっているお祭りなど、先人の教えを過去から学び、未来に生かすために、各地の災害にまつわる事柄をカードにまとめた全国初の取組でございます。

 カードは写っている箇所または写っている箇所の位置する市町村役場の写真を撮っていただいた方に、各地区の建設事務所で1枚プレゼントすることとしております。先日の台風19号災害の際にも地名、また災害の歴史など、災害の伝承の必要性が重要視されているところでございます。地域の防災意識の向上につなげてもらいたいと考えております。

 引き続きましてもう1点、トンネル・峠カードでございます。トンネル・峠カードにつきまして、本日、県内各地で配布を開始することとしております。信州の土木カード第1弾は信濃国に登場する久米路橋のカード化を行ってまいりました。今回は特色のあるトンネルや峠を土木カード第2弾として発行しました。

 トンネルカードは全国で3例目、1例目は横須賀等で作製しておりますが、県下全域での発行は全国初となります。また信州は峠の数は日本一とされているところでございまして、峠のカード化は全国初でございます。

 カードは4種類のプレミアムを含めまして20種類、各トンネルや峠のある道路沿線の道の駅や観光施設で無料配布することとしております。カードの発行を通しまして、土木の役割、事業への理解促進はもとより、県内各地の観光振興、特にバイク等のツーリングなど、元気な長野の県づくりにつながると期待しているところでございます。知事をはじめ、部局長の皆さんも、是非とも信州の峠をくまなく越えていただいて、トンネルを抜けてカードをゲットしながら楽しく県内各地を巡っていただきたいと考えております。以上でございます。

(関総務部長)

 他に何かありますでしょうか。

 企画振興部長お願いします。

(伊藤企画振興部長)

 今のトンネル・峠カードの関係で、長野県観光交通案内アプリの「信州ナビ」を御利用の方は分かると思うのですけど、本日9時にプッシュ通知が届いております。というように、今この「信州ナビ」、6万件ダウンロードされていますが、どしどし御加入いただければと思いますのでよろしくお願いいたします。

(関総務部長)

 他にはいかがでしょうか。

 観光部長お願いします。

(中村観光部長)

 魅力的な観光コンテンツの一つになり得ますので、今後、商品として組み込んだり、いろいろなところにPRしていきたいと思いますのでよろしくお願いします。

(関総務部長)

 他にいかがでしょうか。

 最後に知事から何かありましたらお願いします。

(阿部知事)

 今のカードですけど、トンネル・峠カードのプレミアムカードは何が違うの。

(田下建設技監)

 これは4種類作っておりまして、東信、南信、北信、中信でそれぞれのカードを集めた場合に、そのカードを渡すということになってますが、特になかなか行きづらい峠とか、冬季閉鎖されている峠とか、そういう所を用意しているということでございます。

(阿部知事)

 観光部長の発言もありましたけど、せっかくだからいろいろ地域の活性化とか観光振興にしっかり結びつくように、ルールを工夫したらいいなと思いますし、全部そろったものはないの。

(田下建設技監)

 このようなパンフレットを作っておりまして、回ったらこの中に挟み込んでいただくような形で、集めていただけたらと考えております。地図も一応用意されてますので、位置的なものだったり、また峠の内容、また道路の管理の方法とか、そのようなことも盛り込まれてございます。

(阿部知事)

 私も峠を回りたいけれど、なかなかこれ全部回れそうもないので、子どもたちが知事室に来るから、何かワンセット置かせてもらうといいなと思うのでよろしくお願いします。

(田下建設技監)

 用意させていただきます。

(関総務部長)

 知事、他にはよろしいですか。

(阿部知事)

 いいです。 

(関総務部長)

 それでは以上で部局長会議を終わらせていただきます。

 

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総務部秘書課

電話番号:026-232-2002

ファックス:026-235-6232

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