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更新日:2019年11月16日

令和元年(2019年)6月13日部局長会議録

時間:午前9時30分~午前10時01分

場所:県庁特別会議室

出席者:

阿部知事、太田副知事、小岩副知事、伊藤警察本部長、原山教育長、小林公営企業管理者、竹内危機管理監兼危機管理部長、伊藤企画振興部長、関総務部長、酒井女性活躍推進監兼男女共同参画センター所長、増田県民文化部長、大月健康福祉部長、高田環境部長、斎藤産業労働部営業局次長、林産業労働部長、中村観光部長、山本農政部長、井出林務部長、長谷川建設部長、塩谷会計管理者兼会計局長、柴田監査委員事務局長、清水人事委員会事務局長、小口労働委員会事務局長、吉沢佐久地域振興局長、鈴木上田地域振興局長、小野沢諏訪地域振興局長、佐藤上伊那地域振興局長、土屋南信州地域振興局長、中坪木曽地域振興局長、小野松本地域振興局長、滝沢北アルプス地域振興局長、林長野地域振興局長、藤澤北信地域振興局長、矢後財政課長、神事情報公開・法務課長

(太田副知事)

 おはようございます。ただ今から部局長会議を始めます。始めに知事から何かありますか。

(阿部知事)

 特にないです。

(太田副知事)

 それでは協議事項に入ります。始めに、資料1につきまして矢後財政課長から説明をお願いします。

(矢後財政課長)

 財政課長の矢後です。今回の6月補正予算案の編成に当たりまして、各部の皆様に御協力を頂きまして、この場をお借りして御礼申し上げます。ありがとうございました。

 それでは、令和元年度6月補正予算、予算案について御説明申し上げます。資料1を御覧ください。当初予算に引き続き、未来への投資、防災減災対策を強化するなど、喫緊の課題に対応する補正予算を編成いたしました。補正予算額につきましては、中ほどに書いてございますが、一般会計で3億3,743万5,000円、債務負担行為としまして82万7,000円でございます。

 下に枠で囲ってございますが、主な内容は1点目に産業人材の育成確保、多文化共生の推進であります。1点目に公立諏訪東京理科大学の大学院拡充のための供用開始は令和3年4月に予定している新棟である9号館でございますが、その9号館の整備を支援するものであります。2点目に本年4月の改正入管法の改正によりまして、外国人の増加が見込まれる中、仮称ではございますが「長野県多文化共生相談センター」を長野市のもんぜんプラザに新設いたしまして、外国人材の受入環境の整備、かつ、市町村の相談体制の強化を図っていくものでございます。

 2点目でございますが、先端技術活用による中山間地域の課題解決であります。中山間地域での公共交通と物流の維持確保を図るため、AI活用のデマンドシステムを試験的に導入する、貨客混載による実証事業を実施するものでございます。

 3点目でございます。小児がんなどの患者への支援で、小児がんなどの治療のため、造血細胞移植を受けることによって、定期予防接種などによって得た免疫が消失するような、20歳未満の子どもたちのワクチン再接種費用を助成する費用を新設するものでございます。

 4点目でございます。社会福祉施設、自然公園内施設の安全性・利便性の向上であります。防災減災対策を強化する観点から、老人福祉施設の非常用自家発電設備の整備と障がい者福祉施設の大規模修繕などの支援を行うものでございます。その下に書いてございますが、同じく防災減災・老朽化対策という観点から、国立公園内の木道、木橋を改修、国定公園内のトイレなどの整備を支援するものです。

 最後に5点目でございますが、豚コレラ対策でございます。平成31年2月発生の豚コレラによる被害を受けた養豚農家など、具体的には発生農家の経営再建ですとか、家畜伝染病予防法に基づく家畜などの移動制限で損失を受けた農家、また営業自粛に伴う、これは県が要請したものでございますが、それによる損失相当額の支援を行うものでございます。

 主な令和元年度6月補正予算案の内容は以上でございます。説明は以上です。

(太田副知事)

 ただ今の説明につきまして、質問、意見等ありましたらお願いいたします。

 知事、何かございますか。

(阿部知事)

 6月補正、年度もまだ始まったばかりですけれども、必要な部分について、関係部局の皆様にも協力していただいて予算案をまとめることができました。私からも感謝申し上げたいと思います。

 先端技術の活用についても、小岩副知事にCDOになってもらって進めていこうと思っていますが、今回の予算でも、中山間地域の課題解決のためのAI活用のデマンドシステムを出させてもらっていますけども、是非、各部局においても、様々な新しい技術を積極的に活用して、暮らしの質の向上や、産業の振興に役立ていただくことができるように、引き続き考えていってもらいたいと思っています。

 豚コレラ対策は、是非、万全の対応を引き続き取っていかなければいけないと思っていますので、農政部はじめ関係部局においては、引き続きしっかり対応していってもらいたいと思ってます。よろしくお願いいたします。以上です。

(太田副知事)

 それでは、これをもちまして6月定例会へ提出する予算案として決定をいたします。

次に、資料2につきまして、神事情報公開・法務課長から説明をお願いいたします。

(神事情報公開・法務課長)

 それでは、6月定例会へ提出予定の条例案について御説明申し上げます。資料2を御覧ください。一部改正条例案5件、新設条例案2件です。

 1の「長野県手数料徴収条例及び長野県警察関係許可等手数料徴収条例」の一部改正案ですが、国の標準政令が、10月に予定されております消費税の税率引上げにより改正されたことに伴い、手数料の額を改定するものです。

 2の「特別職の職員の給与に関する条例」の一部改正案ですが、国会議員の選挙執行経費基準法に規定されている基準額が改正されたことに伴い、選挙長等の報酬日額を改定するものです。

 3の「長野県県税条例等」の一部改正案ですが、地方税法等の一部改正に伴うものです。法人事業税については、地方法人課税における新たな偏在是正措置として、特別法人事業税が創設されることに伴い、法人事業税の税率を引き下げるものです。自動車税については、保有課税である種別割の税率を引き下げる等、所要の改正を行うものです。

 4の「屋外広告物条例」の一部改正案ですが、飯島町が独自の屋外広告物条例を制定できるように、県条例の適用から除外するものです。

 5の「県営水道条例」の一部改正案ですが、引用している水道法施行令の規定の条ずれを補正するものです。

それから、新設となります6の「長野県主要農作物及び伝統野菜等の種子に関する条例」案ですが、将来にわたりまして、主要農作物及び伝統野菜等の優良な種子の安定的な供給を図るため、基本理念を定め、県の責務等を明らかにするとともに、県が実施する施策等について定めるものです。

 最後に、7の「長野県立武道館条例」案ですが、武道その他のスポーツの振興を図るため設置する長野県立武道館の設置、管理等に関し必要な事項を定めるものでございます。説明は以上です。

(太田副知事)

 ただ今の説明につきまして質問、意見等ありましたらお願いいたします。よろしいですか。知事、何かありましたらお願いいたします。

(阿部知事)

 種子条例と武道館条例は、農政部と教育委員会から何かコメントはしなくていいですか。

(山本農政部長)

 今回の新設条例案の「長野県主要農作物及び伝統野菜等の種子に関する条例」案でございますが、これにつきましては、骨子案のパブコメを行ったところ、136名の方から313件という大変多くの御意見を頂きました。頂いた御意見も踏まえながら検討を進めまして、長野県らしい条例案の作成に努めてまいりました。

 内容的には、主要農作物種子法で規定されていた内容は全て盛り込むとともに、長野県独自としましてソバを対象に加えたり、あるいは伝統野菜等を対象に加えております。また、種子管理団体の役割を明確にするとともに、県の生産者等に対する支援、あるいは財政上の措置などを盛り込んでいるところでございます。長野県らしい条例になっているのかなと思っております。よろしくお願いしたいと思います。以上です。

(原山教育長)

 武道館の関係ですが、この条例の中では利用料金の上限額を設定しておりますけれども、その設定に当たりましては、施設の建設・運営コスト、近県の運動施設の利用料金等を勘案して設定しておりますけれども、武道館の設置目的であります武道、その他のスポーツの振興につながるよう、アマチュアスポーツ団体や小中高生が使いやすい料金設定にも努めたところでございます。

 この条例が本議会で議決された後には、速やかに指定管理者の公募を実施しまして、開館準備を進めまして、令和2年3月の開館を目指していきたいと思っています。そして本武道館は、弾力性のある床など、武道の特性を踏まえたしつらえとなっていますので、全国レベルを含む各種武道大会が土日祝日を中心に数多く開催される見込みであります。また平日については、武道のみならず卓球、バトミントン、様々なスポーツでの利用も見込んでいるところです。さらには、多目的に利用できる施設を目指して、主道場にステージを設置することから、コンサート等での利用の促進も図ってまいりたいと思っています。

 過日、武道館の建設状況を見てまいりましたけども、順調に建設は進んでおります。浅間山を背景にした素晴らしい施設ができると思っておりますので、魅力的な施設となるように開館準備をしっかり進めてまいりたいと思っています。

(阿部知事)

 ありがとうございます。

(太田副知事)

 よろしいですか。それでは、これをもちまして6月定例会に提出する条例案として決定をいたします。

 次に、報告事項に入ります。始めに、資料3につきまして伊藤企画振興部長から説明をお願いいたします。

(伊藤企画振興部長)

 それでは資料3をお願いします。規制改革に関する提案募集ですが、規制改革については、実は随時提案を募集しているところですけれども、なかなか浸透していないことでありますので、この際、少しアクセルを踏むこともありまして、重点テーマを設けました。「公共空間の利活用の推進」ですけれども、人口減少が進む中で財源も限られていく中、資産、資源の有効活用がこれからますます重要になってくると思います。また、これからいろいろな資産が余ってくる可能性もありますので、例えば、県有施設ですとか公園、道路、河川などの公共空間を利活用、有効にすることによって地域の活性化につながっていくのではないかという考えの下、今回このテーマを設定したところです。

 2の(1)にありますように、やりたくてもできないという規制や障壁のあるものについて、これを取っ払うアイデアですとか、できるけれども書類上、配布する書類の数が多いので減らしてくれという事務手続きの簡素化に対するアイデアでも結構です。

 3ですけれども、募集の方法は規制改革ボックスで、県のホームページに電子申請という形でもいいし、電子メールでもお願いしたいと思います。

 4、募集の期間ですけれども、本日から8月13日までの約2カ月間で、個人、法人、県民の皆様どなたでも広く募集しますし、庁内など県職員の皆様にも積極的に提案いただきたいと思います。2ページを参考にしていただきたいのですけれども、県の場合、規制する側と積極的に進めていく側と、ともすれば相反する関係になりがちですけれども、積極的に提案していただくとともに、頂いた提案については積極的に検討し、対応していただきたいと思います。また、今回、基本的には県有施設、県が管理する施設に対する規制改革ではありますが、国に関するものが出てきた場合については、庁内で検討した後で、国にも提案していきたいと考えています。積極的な提案をお願いします。以上です。

(太田副知事)

 ただ今の説明につきまして、質問、意見等ありましたらお願いいたします。どうぞ。

(関総務部長)

 この間の日曜日、第1回の政策対話で、旧自治研修所と環境保全研究所の飯綱庁舎を見学していただいて、県民の皆さんと政策対話という形で、県有施設の有効活用について議論、意見交換をさせていただきました。その中でも、両施設についても活用希望とか、こんなことをやったらどうだというアイデアも出されていまして、幅広く県有施設、県の施設について活用するという前提に立つと、今回の規制緩和の提案募集などを使いながら積極的な対応が可能になるかと思いますので、是非、各部局においても御検討いただければと思います。以上です。

(太田副知事)

 他にございますか。知事、何かございますか。

(阿部知事)

 提案募集するのは良いことだと思っているのですが、うちから聞きに行くのも必要じゃないかと思うのですが、そういうプロセスは少し入れないと、「募集してますよ」と言っているだけでは伝わらないのではないかなと思っているのですが。

(伊藤企画振興部長)

 各部においてお付き合いがある方たちの意見をということで。

(阿部知事)

 私、これを見て、今日ちょうど午後、商工会議所連合会の会議があるので「提案してください」と言おうかと思っているのですが、各部もそれぞれ県民の皆様が集まる場や、いろいろな団体の皆さんとの会合があるはずなので、そういうところでちゃんと伝えてもらわないといけないのではないかなと思うので、そこは工夫してもらうとありがたいと思います。

(伊藤企画振興部長)

 また、皆さんに御協力いただきながらやっていきたいと思います。よろしくお願いします。

(太田副知事)

 よろしいですか。

 それでは、次に資料4につきまして高田環境部長から説明をお願いいたします。

(高田環境部長)

 いよいよ今週末15~16日に、G20持続可能な成長のためのエネルギー転換と地球環境に関する関係閣僚会合が軽井沢町で開催されます。部局の皆様には、長野県推進本部といたしまして、昨年来、全庁を挙げて連携して取り組んでいただきましたことに感謝を申し上げます。会合期間中、各国の大臣をアテンドするリエゾン担当職員をはじめといたしまして、運営スタッフとして本庁、現地合せて100人を超える職員の皆様に御協力いただくことになります。また、危機管理や医療体制の他、警察本部には警備に万全の体制を取っていただいておりまして、関係者の皆様に深く感謝をいたします。

 それでは、資料4を御覧ください。会合期間中に、各国参加者の皆様に向けて、長野県の魅力等を発信するために行う地元の取組について御報告をいたします。地元主催の事業でございますが、各国機関代表者が軽井沢に入ってまいります会合開催前日であります明日、14日に集中的に実施されます。

 始めに、1のエクスカーションでございますけれども、14日の午後、各国機関の代表者など約60人が参加する予定で、御覧の視察先を見学していただきます。

 2の地元主催の歓迎夕食会でございますが、各国機関の代表者、約150人を招待いたしまして、県産花きによるテーブルフラワーや、県産食材を使用した料理、日本酒やワイン、アトラクションでおもてなしをいたします。

 3の「持続可能な社会づくりのための協働に関する長野宣言」手交式では、5月31日に発表した長野宣言を、原田義昭環境大臣にお渡しします。

 4のG20イノベーション展でございますが、こちらは軽井沢プリンスショッピングプラザ駐車場を会場といたしまして14日から16日まで開催されます。本県のブースでは、健康長寿県、環境先進県としての取組をPRいたします。また、この他、国のブースでは水素エネルギーやイノベーション、海洋プラスチック対策に関する展示も行われます。一般の方も見学いただけますので、是非お出かけいただければと思います。

 それから1つ飛びまして、6の環境に配慮した会合運営への協力でございますが、ペットボトルやレジ袋を削減するという趣旨で、浅麓水道企業団や軽井沢町とも連携いたしまして、タンブラーや瓶での水、それからリサイクルコットンのマイバッグなどを提供いたします。

 この他、7に記載のように様々な取組を実施いたします。高校生のプログラムは15日の大臣会合の中で行われます。また、記載してございませんが、企業局では会合の会場にCO2フリーの電力を供給いたします。取組を全て御紹介できていない点につきましては、御容赦をお願いしたいと思います。G20関係閣僚会合が成功裏に終了しますよう、国にしっかりと協力するとともに、県の魅力を精いっぱい発揮してまいりたいと思います。最後まで皆様の御協力をどうぞよろしくお願いいたします。以上です。

(太田副知事)

 質問、意見等ございますか。どうぞ。

(竹内危機管理監兼危機管理部長)

 危機管理部といたしましても、このG20関係閣僚会合に当たりまして、地元の佐久広域消防、県代表機関である長野市消防局と連携、協力しまして、会場の軽井沢プリンスホテルに、G20関係閣僚会合、長野県ロジ室・連絡本部を設けまして、消防庁、県警、自衛隊、軽井沢町と連絡体制を構築することとしております。また、県庁の危機管理部におきましても、当直職員を増員しまして24時間体制で危機管理事象発生に備えて、このG20関係閣僚会合の成功に向けてしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。

(太田副知事)

 他にございますか。管理者何かありますか。企業局。

(小林公営企業管理者)

 今、環境部長さんから御紹介をいただきましたが、中部電力が、企業局ともう一社、地元の企業のCO2フリーの再生可能エネルギー由来の電力を使って会場へ電力供給することになりました。また、私どももブースを出してまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いします。以上であります。

(太田副知事)

 他にございますか。知事、ございますか。

(阿部知事)

 環境部を中心に、G20の閣僚会合の準備作業、大変お疲れさまです。いよいよ、本番目前ですので、是非しっかり対応していい形でおもてなしをするとともに、閣僚会合が成功するように、地元としてしっかり対応していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 また、危機管理部はじめ他の部局にもいろいろ協力を頂いているわけであります。今回のG20を契機として、長野県として、この長野宣言も出してますので、さらに環境エネルギー政策、世界の地方政府と連携して進めていきたいと思っています。自然エネルギーの普及拡大や、あるいはCO2の削減は、全ての部局に関係する話でありますので、是非協力して取組を進めていってもらいたいと思います。よろしくお願いいたします。以上です。

(太田副知事)

 それでは、次に資料5につきまして斎藤産業労働部・営業局次長から説明をお願いいたします。

(斎藤産業労働部・営業局次長)

 それでは営業局からお願いいたします。熊谷ブランド推進監が出張のため、代理で説明させていただきます。資料5を御覧ください。

 6月4日の第1回営業本部会議で決定いたしました、長野県営業戦略2019でございます。まず、左上の営業本部の設置意義ですが、県外販路の開拓拡大に向けた営業活動、情報発信等を実施し、本県の稼ぐ力とブランド力の向上を図ることとしております。

 続いて、左の課題と可能性を御覧ください。社会の変化と本県の現状を踏まえまして、県内の産品ごとの業界、30団体を訪問いたしまして、課題をお聞きする中で、共通の課題や背景、その原因を中段にまとめております。総体としまして、マーケティングや外への取組などができない状況などを把握しております。

 一方、その下になりますが、社会や消費者の動向の中には、今後の長野県にとってチャンスとなる面も出てきていると考えておりまして、こうした動きを捉えて、営業本部の戦略として3つのチャレンジをしようと考えております。

 3つのチャレンジを御覧いただきたいと思いますが、1つ目は高付加価値で高く販売すること。2つ目は産地や産品をつなぎ、統一感を持ってブランド化していくこと。3つ目は世界標準の品質管理など、商品として強い力を備えることでありまして、これらを踏まえて、中長期で目指す方向性として3点を掲げております。真ん中を御覧ください。1点目は県民の稼ぐ意識、外への意識を醸成し、外資を引きつけ地域内でかけがえのない価値を生み出しながら、それをまた磨き続けること。2点目はイメージと機能の両面から、個性的で強い商品を生み出し、それらをまとめて魅力ある産地を形成していくこと。3点目は産品だけではなく観光面からも、自然やまち、人も含めて全ての面で、地域全体の魅力を高め、感動・共感してもらうことにより強力なブランドとしていくことで、外から人を呼び込み、地域内での購入や商品につなげていくこと。この3点を目指す方向性としております。この中長期の方向を踏まえまして、営業本部の役割を、県外とのつなぎ役、事業所の学びと実践の場づくり、そして県としての総合的魅力、信州ブランドの発信を3つの役割とし、今年度の戦略展開を定めております。

 右上を御覧ください。1の県外とのつなぎ役では、基本支援として意欲ある事業者に幅広くマッチング支援をしていくとともに、重点支援プロジェクトとしましては、生産振興担当部局からも推薦いただきました品目などから、信州ブランドをリードする品目を御覧の6つのカテゴリーで選定しております。今後、必要な調査やリブランディックをした上で、個別に戦略を策定し、営業力と発信力を重点的に強化してまいります。また、東京オリンパラ開催を契機とした集中的な県産品の発信、県外への高価格販売へ向けた情報発信、販路開拓に取り組むとともに、ブランド力育成品目の生産面や商品力の向上には、生産振興担当部局と連携して取り組んでまいります。

 2の学びと実践の場づくりでは、個々の事業者がチャレンジしていただき、経営力、マーケティング力を付けていくために、営業本部として御覧の4つの機能をしっかりと果たしてまいりたいと考えております。

 3のブランド発信では、コンセプトと戦略の策定、プロモーションミックス、感動・共感の創造へと、3つのステップを段階的に重点プロジェクトと連動いたしまして取組を進めてまいります。これらの取組による初年度のアクションプランとして、成果目標17項目などを設定しております。目標達成に向けまして、関係部局や地域振興局の連携と御協力をよろしくお願いいたします。以上です。

(太田副知事)

 質問、意見等ありましたらお願いいたします。知事、何かございますか。

(阿部知事)

 営業本部長としても一言申し上げますけれども、営業戦略、営業局と関係部局の皆さんの協力で取りまとめることができました。ありがとうございます。とにかく、営業本部は足で稼がなければいけないと。いろいろと理屈だけではなくて、行動・実行していかなければいけないと思っていますので、是非、営業局中心に関係部局協力してもらって、是非、品質の高いものがたくさん長野県内にはありますが、より付加価値を付けて販売することができないか、あるいはどういう消費者と結びつければもっと高く売れるのか。あるいは、長野県は多品種少量という特色もあるので、県外に持っていって売ることだけではなくて、県内にお越しいただいて消費していただく部分の拡大をどうしていくか。こうしたことを是非、関係部局の皆さんと、問題意識を共有して取り組んで成果を上げていきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。以上です。

(太田副知事)

 続きまして、その他に入ります。原山教育長から2件続けて説明をお願いいたします。

(原山教育長)

 県立歴史館ですが、今年で開館25周年を迎えることから、記念の企画展を開催いたします。スライドの上段に記載の「長野県立歴史館の名品展」が7月6日から、下段に記載の「戦国小笠原三大展」は9月7日から、そして、中段の「国宝土偶展」は10月26日から開催いたします。国宝土偶展では、地方で初めて全国に5点存在する国宝土偶の全てを一堂に集め、展示をいたします。

 そして、まず7月6日から開催する「長野県立歴史館の名品展」のお知らせでございます。県立歴史館が収蔵する重要文化財、長野県宝2点の他、初公開となる作品など、名品を一堂に展示いたしますので、是非この機会に県立歴史館に足をお運びいただきたいと思っております。

 もう一つですが、『信州を学ぶ』未来を創る編の発刊についてのお知らせでございます。これまで2冊、信州学、探求的な学びということで、歴史館の編集によりまして信州の文化を歴史的視点から学ぶ冊子、『信州を学ぶ』で、3部作を作成しております。これまでの2冊で、今度はいよいよ完結編で、『新たな時代にはばたく信州』と題しまして、自然、環境、産業、交通など、様々な分野の過去を整理し、現在と今後の在り方を考察するものとなっております。歴史の面から信州を学ぶことができる一冊ですので、後ほどこのメンバーにはお配りをいたしますので、是非、御熟読をお願いしたいと思います。以上です。

(太田副知事)

 他に何かございますか。長谷川部長さん、信州緑化フェア最終盤なので何か一言。

(長谷川建設部長)

 16日、今週日曜日に最終日を迎えます。これまで、皆様方に非常に御協力いただきましてありがとうございました。おそらく、70万人を達成するのではないかと考えております。本当にありがとうございました。

(太田副知事)

 最後に知事からお願いします。

(阿部知事)

 花フェスタも最終盤なので、最後まで気を抜かずにしっかりやってもらいたいと思います。次のステップとして、都市の緑化をどう進めるかも、また関係部局の皆さんと考えていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。以上です。

(太田副知事)

 それでは、以上をもちまして本日の部局長会議を終わります。ありがとうございました。

 

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