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更新日:2019年8月16日

令和元年(2019年)8月23日部局長会議録

時間:午前9時32分~午前9時49分

場所:県庁特別会議室

出席者:

阿部知事、太田副知事、伊藤警察本部長、原山教育長、小林公営企業管理者、竹内危機管理監兼危機管理部長、伊藤企画振興部長、関総務部長、酒井女性活躍推進監兼男女共同参画センター所長、増田県民文化部長、永原健康福祉政策課長、高田環境部長、熊谷信州ブランド推進監兼産業労働部営業局長、林産業労働部長、中村観光部長、山本農政部長、井出林務部長、長谷川建設部長、塩谷会計管理者兼会計局長、柴田監査委員事務局長、清水人事委員会事務局長、小口労働委員会事務局長、若林佐久地域振興局副局長、鈴木上田地域振興局長、小野沢諏訪地域振興局長、佐藤上伊那地域振興局長、土屋南信州地域振興局長、中坪木曽地域振興局長、小野松本地域振興局長、滝沢北アルプス地域振興局長、林長野地域振興局長、藤澤北信地域振興局長、宮原職員キャリア開発センター所長、玉井人事課長

 

(太田副知事)

 それでは、本日の「おいしい部局長会議」につきまして、山本農政部長から説明をお願いいたします。

(山本農政部長)

 それでは、本日は昨年市場デビューをしました夏リンゴ、「シナノリップ」を御紹介いたします。お手元に、皆さまに1つずつお配りしておりますけれども、大変色付きのいいリンゴになっております。これは県の果樹試験場におきまして、2000年に「千秋」と「シナノレッド」を交配しまして、19年間の研究の末に、平成30年2月、昨年の2月に品種登録をしたものでございます。

 品種の特性は、お盆過ぎから収穫できること。また、夏の高温でも、御覧のとおり着色が良いこと。そして、甘みと酸味のバランスが良いこと。食味は歯切れが良く果汁が多くみずみずしいという特性がございます。

 販売戦略につきましては、この「シナノリップ」に続きまして、この後「つがる」「シナノドルチェ」「秋映」「シナノスイート」「シナノゴールド」等、長野県のオリジナル品種が次々と登場しまして、11月の「フジ」などの冷蔵貯蔵を含めまして、翌年の5月下旬まで、おいしいリンゴを県内外のマーケットに届けてまいりたいと考えております。この、「シナノリップ」の生産目標につきましては、2025年までに300ヘクタールを目標としております。昨年は、知事に東京の大田市場で、この「シナノリップ」のトップセールスを行っていただいたところでありまして、本年も営業局にも御協力をいただきまして、市場関係者へのPRに加え、銀座NAGANO、都内百貨店等でPRを行ってまいります。部局長の皆様も、是非PRに一役買っていただけますようお願いを申し上げます。以上でございます。

(太田副知事)

 質問・感想等ございますでしょうか。よろしいですか。それでは、本日の協議事項に入ります。始めに資料1につきまして、玉井人事課長から説明をお願いいたします。

(玉井人事課長)

 資料1をお願いいたします。令和元年9月1日付の組織改正案についてお願いをいたします。県内でも、依然として豚コレラに感染した野生イノシシの確認が続いております。こうした野生イノシシへの豚コレラ感染の急速な拡大に、迅速かつ的確に対応するため、この9月1日付で組織改正をするものでございます。

 まず1でございます。養豚農場への防疫対策・支援強化のため、農政部園芸畜産課に家畜防疫対策室を設置いたします。これまでの家畜防疫対策担当6名を、12名に増員いたしまして、野生イノシシの感染対策や、養豚農場への防護柵の設置等、取組を強化します。

 2でございます。野生イノシシの感染拡大防止を図るため、林務部の鳥獣対策ジビエ振興室を増員、体制を強化いたしまして、野生イノシシの捕獲強化等、取組の強化を図りたいと考えております。

 これら組織の新設、体制の強化によりまして、県を挙げての対策に取り組んでまいりたいと考えております。説明は以上でございます。

(太田副知事)

 ただ今の説明につきまして、質問・意見等ありましたらお願いいたします。

 この問題につきましては、この後の報告事項にも関連いたしますけれども。知事何かございますか。

(阿部知事)

 豚コレラ全体で話します。

(太田副知事)

 それでは、これをもちまして、令和元年9月1日付け組織改正を決定します。

(太田副知事)

 続きまして報告事項に移ります。報告事項が2つございますが、いずれも豚コレラの関係でございますので、引き続き山本農政部長から説明お願いします。

 

(山本農政部長)

 資料2を御覧いただきたいと思います。今、人事課長から説明もありましたけれども、野生イノシシへの豚コレラの感染拡大が続いている状況を受けまして、8月28日から、豚コレラの経口ワクチンの本格散布を開始するものでございます。

 経口ワクチンの散布につきましては、7月19日から29日にかけまして、本県独自に緊急的に先行散布を実施したところでございます。資料下段の5に記載をしてございますけれども、散布の際には関係の皆様には御尽力をいただき感謝を申し上げるところでございます。

 来週の8月28日からは、本格散布を開始いたします。2の散布スケジュールに記載のとおり、松本市梓川周辺をはじめ、4エリアを対象としまして、散布前の調査、餌付け、散布、回収を記載の日程で実施する予定でございます。

 この事業は国の制度を活用し、3にありますように8月20日に、県と市町村、関係の4団体によります「長野県豚コレラ経口ワクチン対策協議会」を設立しまして、散布を実施してまいります。今回の経口ワクチンの散布量は、先行散布の1,600個を上回る2,400個を予定しているところです。さらに、9月下旬以降にエリアを拡大して散布を実施する予定でございます。皆様には、養豚農場へ豚コレラを侵入させないために、各種お取組をいただいているところですけれども、引き続き御支援、御協力をお願いいたします。

 続きまして、資料の3をお願いいたします。豚コレラの緊急対策事業の専決処分について御説明をいたします。これにつきましては、豚コレラへの防疫対策のうち、喫緊の対応が必要なものにつきまして、8月13日に専決をいただきまして、事業に着手をしているものでございます。専決額は総額で2億1,000万円余でございます。予算の柱は大きく2つで、養豚農場の防疫対策を強化するための対策と、感染源と考えられております野生イノシシの拡散を防ぐための対策でございます。事業内容は2にありますとおり、(1)としまして、養豚農場への支援で、昨年度創設をいたしました、野生イノシシ等の侵入防止用の防護柵等の支援・設置に対する支援の拡大に加えまして、車両等を介した感染防止のため、消毒装置の設置に対する支援を新設するものでございます。

 それから、養豚農場への衛生の強化につきまして、農場周りの消毒のために、消毒用の消石灰を購入いたしまして配布するとともに、ネズミ等による媒介があるという指摘もあることから、専門家による養豚農場への衛生指導を実施いたします。農場の設備強化にかかる支援につきましては、地域振興局長にも御協力をいただき、農場所在市町村にも協力を依頼して、市町村と協調して農家に経営負担が生じないよう取り組んでいるところでございます。

 (2)の野生イノシシの拡散防止対策ですけれども、豚コレラに感染した野生イノシシをこれ以上拡散させないために、猟友会の全面的な御協力のもとに、野生イノシシの捕獲活動を実施するものでございます。

 その他、既決予算での対応といたしまして、野生イノシシの感染確認検査を行っております松本家畜保健衛生所における検査体制の強化を図るために、新たな検査施設や設備の整備、あるいは検査補助員の配置の実施などを行ってまいります。この専決予算の速やかな実施に向けまして、現在、専任チームによる農家への個別指導を実施しているところでございまして、農家に寄り添いながら、速やかな実施に努めていきたいと思っております。引き続き、皆様には先ほどの経口ワクチンの散布と合わせまして、豚コレラの蔓延防止に御協力をいただくようお願いを申し上げます。以上でございます。

 

(太田副知事)

 林務部長さん。

 

(井出林務部長)

 林務部では、引き続きまして、農政部あるいは猟友会等と連携を密にしながら、野生イノシシの感染の拡大の防止に向けて取り組んでいきたいと思っております。イノシシの生息密度ですとか、地形を生かして集中的に捕獲に取り組む地域を決めまして、そういったところで迅速な捕獲に取り組んでまいりたいと思っております。

 

(太田副知事)

 他に質問・意見、あるいは補足等ありましたらお願いします。

 知事、お願いします。

 

(阿部知事)

 豚コレラ対策については、農政部、林務部はじめ、関係部局連携して取組を進めてもらい、今のところ県内の農家では発生していない状況が継続しているということで、皆様の努力に心から感謝したいと思います。

 また、養豚農家の皆さんも、日々さまざまな不安や懸念を持ちながら、頑張って対応していただいているわけでありますので、そうした方々の思いを、しっかり我々も共有して取り組んでいきたいと思っています。

 豚コレラへの対応は、できることをしっかりやっていくこと。そして、迅速に対応していくことが、極めて重要だと思っています。そういう観点で、今、山本部長からも説明してもらいましたが、専決処分も行わせていただいています。今後とも必要なことについては、どんどん積極的に取り組んでいかなければいけないと思っていますので、農政部、林務部、関係部局、「これが必要だ」、「これが足りていない」、「これをやらなければ」という提案は、どんどん出してもらうようにお願いしたいと思います。新しく組織体制も充実することになりますので、よりしっかりとした体制で、豚コレラ対応を進めていきたいと思っております。よろしくお願いします。

昨日、県の市長会の総会があったので、夕方に私が出掛けて行って、市長の皆さんに3点、お話をしてきたので共有しておきたいと思います。ちょっとテーマがずれてしまいますが、3点目が豚コレラの話になります。

 1点目は、ベトナムに行って、ベトナム政府と人材協力に関する覚書を結んできました。

特に、今回は介護と観光人材を中心に、受入れが円滑に進むように取り組んでいきたいと考えていますという話をしました。ベトナムを訪問して感じたのは、私たち受入れ側の体制が極めて重要ですので、市長の皆様方には、県も取り組んでいきますし、外国人材の受入方針も年度内にはつくっていく形になっていますけれども、是非、市町村においても、しっかり受入体制を考えてくださいというお願いをしています。これが1点目です。

 2点目は、原種センターの話をしてきました。山本部長にも一緒に行ってもらって、原種センターを見てきましたけれども、特に伝統野菜についての種子の受け入れを今行っていますので、保存しておかなければいけないと考えられるもので、まだ原種センターに持ってきていただけていないものがあれば、是非、活用していただきたいという話をさせていただきました。

 3点目は豚コレラの話でありまして、県内まだ、中南信地域以外は野生イノシシからの豚コレラの陽性反応が出ていない現状ではありますが、是非、全県で対応をしっかり行っていきたいので、協力をしてもらいたいというお話をさせていただいています。各地域振興局からも、市町村にはお願いをしていただいているところと思いますけれども、引き続き、家畜保健衛生所あるいは地域振興局、管内の市町村とも連携して、豚コレラ対策をしっかり進めてもらいたいと思います。

 その中で1点、市長の中から出た意見の一つとして、柵の設置で河川区域を使わなければいけないときの許可の話が出ています。少しその辺、建設部でも考えてもらえるとありがたいなと思っていますし、建設部の例を申し上げたのは、これから一般の皆様方にも豚コレラ対策を呼びかけていかなければいけないわけですので、農政部、あるいは林務部以外の部も、豚コレラの問題は決して人ごとではなくて、自分事として考えていただいて、自分の部局で何かできることはないのかを、さらにしっかり考えていただきたいと思っていますので、よろしくお願いします。以上です。

 

(太田副知事)

 それでは、豚コレラ対策につきましては各部局、各地域振興局、前広な考え方で是非、御尽力をお願いしたいと思います。続きまして、その他に入ります。宮原職員キャリア開発センター所長から説明をお願いいたします。

 

(宮原職員キャリア開発センター所長)

 職員の自己啓発支援制度についてでございます。「しあわせ信州創造プラン2.0」に基づくチャレンジプロジェクト、学ぶ県組織への転換の一環としまして、県職員の自己啓発支援制度を新たに設けるものでございます。

 創造プランにありますとおり、社会環境が急速に変化する時代にあって、職員一人一人が学びと自治の実践者として、新たな知識や技術を主体的に学び続けることが必要となってまいります。県職員の能力開発は、職員研修が中心となっておりますが、この観点からは、職員がそれぞれのキャリアプランですとか、問題意識に基づいて取り組む自己啓発も、大変重要と考えてございます。

 今回の支援制度は、職員の自己啓発に関する費用の一部を支援するもので、3種類ございます。語学、法務、福祉、設計施工管理など、県の職務に有用と考えられる209の資格を指定いたしまして、取得に要する受験料などの2分の1、最大3万円を支援する。それから、大学の公開講座でありますとか、eラーニングなど、外部講座の受講費用2分の1、最大3万円を支援したい。あるいは、修士課程、博士課程など大学院等への就学費用のうち、入学金ですとか、授業料の2分の1を支援するものでございます。

 職員の皆様には、本制度を活用して積極的に自己啓発に取り組んでいただきたいと思います。この間、支援対象とする資格の検討ですとか、制度・要綱の作成に当たり、御協力をいただいた関係各課の皆様に感謝するとともに、各部局所属の皆様におかれては、職員面談の機会に話題にしていただいたり、学びを生かす担務の割り振り・評価といったマネジメントを通じて、職員の学び、成長を奨励する職場風土の醸成に御配慮いただけるとありがたいと思ってございます。以上でございます。

 

(太田副知事)

 質問・意見等ございますでしょうか。知事何かございますでしょうか。

(阿部知事)

 学びの県づくりの一環として、職員キャリア開発センターでこういう形で制度設計していただいたことは、大変ありがたく思っています。私も使おうかと思ったら、常勤の一般職と決まっているんですね。私は残念ながら活用できませんけれども、部局長の皆さんはじめ、幹部職員も使える部分がありますので、是非、部下職員への呼びかけと同時に、各部局長の皆さんも、この制度の活用如何に関わらず、引き続き自己研さんに努めていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。

(太田副知事)

 議題は以上ですが、まだ他に何かありますか。よろしいですね。なければ、以上をもちまして本日の部局長会議を終了いたします。お疲れさまでした。

 

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