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更新日:2021年2月26日

知事会見(令和2年(2020年)12月23日(水曜日)13時42分~13時55分 会場:県庁)

項目

阿部知事からの説明

  1. 新型コロナウイルス感染症への対応について

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取材者からの質問

  1. 新型コロナウイルス感染症への対応について

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本文

阿部知事からの説明

 1 新型コロナウイルス感染症への対応について

長野県知事 阿部守一
 新型コロナウイルスの関係で、私から三つお話ししたいと思います。一つが北信圏域、特に中野市、山ノ内町における「対策集中期間」終了というお知らせ。それからそれに伴って営業時間の短縮等をお願いしてきていますので、協力金の申請受け付けの開始。そして県民、年末年始限定の「県民支えあい 家族宿泊割」の実施の大きく3点です。
 まず中野市、山ノ内町における「対策集中期間」と、それから北信圏域のレベルの引き下げについてです。北信圏域については12月2日に長野県独自の感染警戒レベルを4に引き上げて新型コロナウイルス特別警報を発出しました。その後も陽性者の確認が相次いだことから、特に陽性者の確認が集中していた中野市、そして山ノ内町において12月7日から本日23日までを「対策集中期間」ということで、感染リスクが高いと考えられる飲食店、介護施設の従業員に対して集中的な検査を行ってきました。また12月17日からは山ノ内町の一部地域において酒類の提供を行う飲食店等に対して営業時間の短縮等をお願いし、また中野市、山ノ内町についてご高齢の方等に対する外出自粛を行ったところです。その後、北信圏域、あるいは中野市、山ノ内町の陽性者の確認は落ち着きつつある状況ということで、直近1週間では4名の陽性者が中野市、山ノ内町で確認されているという状況です。専門家のご意見もお伺いした結果、当初と比べますと感染拡大のリスクも低下してきていると認められることから、中野市及び山ノ内町における「対策集中期間」については予定通り本日12月23日をもって終了とします。県の要請にご協力を頂いた中野市、山ノ内町の皆さまには改めて感染拡大防止にご協力いただきましたこと、心から感謝を申し上げます。本当にありがとうございます。また北信圏域についても、併せて明日から感染警戒レベルを4から3へと引き下げて対応したいと考えています。3への引き下げですけれども、引き続き警報は発出中という状況ですので、感染防止に十分ご注意をいただき、感染拡大が再び起きることがないようにご協力を頂きたいと思っています。感染警戒レベルですけれども、北信のみ4ということでしたけれども、引き下げて明日12月24日からは全県、警報という形で対応してきたいと思います。全国的にはまだまだ非常に陽性者の数が多いという状況が続いています。昨日、政府のアドバイザリーボードにおいても直近の感染状況の評価は「首都圏では東京を中心に増加が続いており、関西圏、中京圏では、明らかな減少は見られない」と言われていますので、引き続き県民の皆さまには感染防止にしっかりご留意いただき、感染が拡大しないようにマスクの着用、手洗いの徹底、「3密」の回避、そして年末年始に向けたお願いもしていますので、ぜひご理解とご協力を頂きたいと思っています。
 「新型コロナウイルス拡大防止協力金」についてです。今回営業時間の短縮、あるいは休業要請にご協力を頂いた事業者の皆さまに28万円を支給します。12月24日から受け付けを行いますので、ご協力いただいた皆さまには協力金の申請をいただければと思いますのでよろしくお願いします。
 それから最後ですけれども、「県民支えあい 家族宿泊割」ということです。昨日も申し上げましたように、年末年始においてはできるだけ同居のご家族で穏やかな年末年始をお過ごしくださいということでお願いしています。その一方で12月28日から1月11日は政府の「Go To トラベル」が一時停止ということで、県内の宿泊事業者の皆さまのお話をお伺いすると、急激にキャンセルが増えてきているという状況でもあります。そうした中で県民限定「県民支えあい 家族宿泊割」ということで、12月28日から1月11日までの宿泊、年末年始の期間に県民、とりわけ同居のご家族を原則として対象とする割引を行っていきたい、支え合いの心で身近な宿泊施設、観光地を訪れていただきたいと考えています。割引については1万円未満で1泊お一人さま当たり3000円、1万円以上の宿泊代金の場合は1泊5000円という形で対応していきたいと思いますので、ぜひ同居のご家族でご利用いただいて、身近な観光を年末年始に行っていただければと思っています。
 それから最後にもう1点、一昨日お話しした観光の対応の中で、原則新規については県外からの予約はストップして県民からの予約はそのまま、ただし「冬のアクティビティ」の割引については、県民か県民ではないか区別できないということで新規予約停止ということでお話をしました。ただ予約専用サイトの「アソビュー」からだけ予約を受け付けるという形になっていますので、県としては県外の感染状況を非常に注目しなければいけない状況で高止まりの状況ですけれども、県民の皆さまが同居のご家族で穏やかに過ごしていただくということを呼び掛けている中では、県民向けの部分については停止をしないという対応ができると判断しまして、「冬のアクティビティ」の割引についても県民の皆さまについてはご利用いただけるという形にしますので、その点、前回お伝えしたことと一部変更しますので、ご理解いただければと思っています。

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取材者からの質問

 1 新型コロナウイルス感染症への対応について

信濃毎日新聞 立松敏也 氏
 北信圏域、特に山ノ内、中野ですけれども、感染が落ち着いてきた要因というのは何だと捉えていますか。あと今回の感染拡大から収束に向けての経験を今後どんなふうに生かしていくかという2点教えてください。年末年始も越えてから感染拡大ということを懸念する声もありますので、今後の感染拡大の局面において今回の北信の経験をどういうふうに生かしていけると考えているかということです。

長野県知事 阿部守一
 北信圏域については、まず飲食関係、接待を伴う飲食店、あるいは介護施設等での陽性者が出たということは、そこで多くの皆さまの陽性者がありました。ただ北信圏域全体を見ると、必ずしもそうした点だけではなくて、感染経路不明の方もかなりいらっしゃったということで、点としての抑止として、先ほど申し上げたように介護施設、あるいは接待を伴う飲食店関係の皆さまを中心とする皆さまへの検査を行いました。一部陽性の方が出てきたわけですけれども、県としても必要な検査を行うことで、まずその点の部分については抑え込むことができたのではないかと思っています。そしてその一方で、感染経路不明の方がいらっしゃったということもありましたので、今回中野市、そして山ノ内町については、重症化リスクの高い方に対して外出を控えていただくということで自粛要請しましたが、明確な因果関係は直ちに申し上げることは難しいわけですけれども、そうした呼び掛けに多くの皆さまが応じていただいて、行動を控えていただいたということも感染の抑止につながったのではないかと考えています。そういう意味で改めて中野市、山ノ内町を中心とする皆さまのご協力に感謝申し上げたいと思います。
 それから、もう一つ何でしたか。

信濃毎日新聞 立松敏也 氏
 今回の経験を今後どう生かしていけると考えているかということです。

長野県知事 阿部守一
 今申し上げたように、今回かなり重点を置いて対策を取りました。検査の実施であったり、営業時間の短縮を地域限定で取り組みましたし、また高齢者等の外出自粛についても北信圏域全体ではなくて中野市、山ノ内町だけで行いました。社会経済活動と、それから感染拡大防止のバランスが非常に難しいところですけれども、できるだけ社会経済活動を抑止せずに感染拡大を抑えていくという意味では、今後同じような状況が生じた場合には今回取ったような対応を念頭に置きながら対応していきたいと思います。
 ありがとうございました。

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