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更新日:2020年5月28日

知事会見(令和2年(2020年)4月10日(金曜日)11時~12時17分 会場:県庁)

項目

阿部知事からの説明

  1. 新型コロナウイルス感染症への対応について

取材者からの質問

  1. 新型コロナウイルス感染症への対応について1
  2. 令和元年東日本台風について1
  3. 新型コロナウイルス感染症への対応について2
  4. 令和元年東日本台風について2
  5. 新型コロナウイルス感染症への対応について3

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本文

阿部知事からの説明

 1 新型コロナウイルス感染症への対応について

長野県知事 阿部守一
 きょうも私からは新型コロナウイルス感染症の対策についてお話を申し上げたいと思います。きょうお話をしたいのは二つです。今、感染対策強化期間ということで取り組んでいますけれども、一つは私たち自身の行動について改めて県民の皆さまにお伝えし、お願いしていきたいと思います。もう1点は医療体制の強化ということで、現時点での考え方についてお知らせしていきたいと考えています。
 まず状況認識ですけれど、県のホームページでも随時更新し掲載していますけれども、今の長野県における新型コロナウイルス感染症の検査、あるいは患者の状況です。昨日の3時現在では検査実施人数が892人でそのうち871名が陰性ということで、これまで無症状病原体保有者も含めて陽性となられた方が21名という状況です。3名がすでに退院されていまして入院中が18名、現時点では重症者はいらっしゃらないというのが長野県における今の状況です。次に県内における陽性者数の推移は、連日新しい感染者が確認されて、メディアの皆さまにもお伝えしているところです。4月に入ってから、まだ大都市に比べると絶対値としては少ない状況ですけれども、長野県においても感染者の数が連日増加してきているということで大変注意して対処していかなければいけない局面だと思っています。次に感染者数の推移、先ほどのグラフの日別ですけれども、当初は比較的患者の確認は数日置いて確認、数日置いて確認という状況でありましたけれども、ここ最近はほぼ毎日のように感染者が確認されているという状況になっています。次に、ジョンズ・ホプキンス大学が出されている世界の感染者の状況の図です。約160万人が現時点で感染確認者、10万人に近い9万5000人がお亡くなりになられているという状況でありまして、私も毎日のように全国の都道府県の状況とか、あるいは世界の状況を見つつ、危機感を持って取り組まなければいけないと考えているところです。そういう中で何度も何度もお願いしていますけれども、県民の皆さまには、まず現在、長野県が感染対策強化期間ということで位置付けているということをご理解いただいた上で、それぞれお一人お一人がしっかり行動を変えていただくことによって、大切な方の命を守っていただきたいと思っています。一つは緊急事態宣言が発令されている地域との往来については基本的には行わないでもらいたいと思っていますし、またそうした地域にご家族、あるいは知人等がいらっしゃる場合にはぜひ当該地域にとどまっていただくようにお話し合いをしていただければありがたいと思っています。また基本的な感染症の防止対策、あるいは「三つの密」を避けるということは繰り返しお願いしてきているところですけれども、ぜひ人との接触機会を極力減らしていってもらいたいと思っています。そして人と接する際も、この会見場も人の距離をもう少し空けていただいたほうがいいかもしれないと思いますけれども、人と人との距離、社会的距離、ソーシャルディスタンシングということにぜひご留意いただいて対応、行動していただければありがたいと考えています。そして風邪の症状がある方はぜひ外出は行わないようにしていただいて、医療機関を受診される際には、保健所、あるいはかかりつけ医がある方はかかりつけ医にまずは電話で相談をしていただいて、その上で医者、あるいは保健所の指示に従った対応をぜひ取っていただきたいと思っています。感染対策強化期間ということをぜひ認識していただいた上で、県民の皆さまには新型コロナウイルス感染症対策、改めてお願いを申し上げたいと思います。
 それからもう1点きょうお話ししたいのは医療体制の強化についてです。新型コロナウイルス感染症対策は何度も繰り返し申し上げていますように、県民一丸となって取り組んでいくということが大変重要だと思っています。そしてまず県民の皆さまには自らの行動の在り方を考えていただくと同時に、行政としては医療関係者の皆さまと力を併せて医療体制を充実していくということを並行して行っていく、以前お見せしましたけれども、患者の発生のピークをなるべく下げていく、そして医療供給体制を強化していく、そのことによって患者が長野県における医療供給体制を上回らないようにしていくということが長野県の目的、目標になっています。こうした取り組みを進めていく上では問題認識、あるいは長野県としての考え方を県民の皆さまと共有しなければいけないということで、医療体制について現時点での考え方をお話したいと思っています。まず一番左ですけれども、「当初」と書いてありますけれども、新型コロナウイルスは感染症ですので、基本的に平時は感染症指定医療機関で対応するということになっています。その際の受け入れ可能人数は病床数とイコールですけれども46床というのが長野県の平時の姿です。これまでお話をしてきていますように、医療関係者の皆さまのご理解とご協力を頂く中で、現時点では重症患者については12名、全体としては200床を超える受け入れ体制を構築してきているところです。その後どうしていくかですけれども、感染拡大に向けて500名程度までは受け入れられるような体制を4月中をめどに構築していきたいと考えています。その際、重症患者を受け入れていただく高度医療機関、それから中等症については感染症指定医療機関等での受け入れ、さらには軽症、無症状の方については入院にご協力いただける医療機関、あるいは場合によっては、1棟丸ごと専用病棟をつくっていくということ、さらには宿泊施設の活用、ケース・バイ・ケースですけれども、自宅での療養、軽症の方についてはこうしたことを併用することによって、500人程度の感染者については対応可能な体制を4月中には構築していきたいと考えています。特に県民の皆さまの命を守る上で一番重要なのは、重症者を受け入れる部分になりますけれども、現時点では12という形になっていますけれども、25名程度を受け入れられるように、医療機関の皆さまのご協力を頂きながら取り組んでいきたいと思っています。また軽症者については、その方のご家庭の状況等にもよりますけれども、宿泊施設、そして自宅での療養を視野に入れて対応していきたいと考えています。ちなみにこの500という数字ですけれども、ご承知の通り、現在大都市圏においては緊急事態宣言が発令されています。昨日の段階ですが、東京都においては感染者の数が1338名、大阪府で524名ということで、緊急事態宣言が発令された段階における大阪府の感染者の数とほぼ同じようなレベルと。長野県の方が人口はだいぶ少ないので、そういう意味では長野県が仮に緊急事態宣言発令されるような段階に至った場合でも、一定程度こうした対応で感染者に医療的ケア、あるいは宿泊施設等でのサポートが可能な体制になるものと考えています。緊急事態宣言出がされている、例えば神奈川県、あるいは千葉県は感染者数300人台ですし、また埼玉県、あるいはこれから独自に緊急事態宣言を出そうとされていらっしゃいます愛知県、こうしたところが200人台の感染者数ですので、そうした状況よりもかなり厳しい段階にも対応できるような体制を4月中に構築していきたいと考えているところです。
 入院医療体制については、先ほど来申し上げていますように、まさに医療従事者の皆さま、あるいは医療関係者の皆さまのご協力とご支援が不可欠です。この場をお借りして、私からは今も現場の第一線で多くの医療関係者の皆さまが新型コロナウイルスに立ち向かっていただいています。医師、看護師の皆さま、あるいは保健師や助産師の皆さま、あるいは薬剤師、放射線技師をはじめとする多くの医療従事者の皆さまが新型コロナウイルス感染症に立ち向かい、そして日々最前線で奮闘いただいています。私からはこうした皆さまに心から敬意と感謝を表したいと思います。未知のウイルスに対する恐怖がある中で、献身的に診療業務に従事していただいている医療関係者の皆さま方は、私たち県民の誇りだと考えています。引き続きご協力いただきながら、県としても医療提供体制の確保、充実に努めていきたいと思いますし、医療関係者の皆さまにはどうか、県民の皆さまの命を守るために最善を尽くしていただくように心からお願いを申し上げたいと思います。また一般の県民の皆さまにも、私からはこの場をお借りしてお願い申し上げたいと思います。今申し上げたように、医療従事者の皆さまが本当に日夜大変なご努力をいただいている状況です。ぜひしっかりと応援いただきたい、またエールを送っていただきたいと思います。また一方で、先ほど申し上げたように、一人一人の行動で感染のリスクを下げることができます。感染拡大を防止することと同時に、医療関係者の皆さまのご負担を軽減することにもつながるということを、一人一人の県民の皆さまには強く訴えたいと思いますし、そうした状況についてはご理解いただいて、ご協力いただきたいと思います。長野県としては4月22日までを県内の感染拡大防止のために重要な感染対策強化期間ということで位置付けて、県民一丸となって取り組んでいます。身近な方、愛する方の命を守るのは自分たちの行動、私たち一人一人の心掛けと行動に懸かっているのだということをぜひ改めて認識いただいて、適切な行動を取っていただきますよう心からお願いを申し上げます。私からは以上です。

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取材者からの質問

 1 新型コロナウイルス感染症への対応について1

中日新聞 我那覇圭 氏
 医療体制の拡充目標についてですけれども、最終的に「500人程度」とあったのですが、現状準備はどれくらい進んでいるのか、医療機関との話し合いもさることながら、この中に「宿泊施設」とありますけれども、例えばどういったところと今お話をされているのか、そしてこの内訳の病床数が、ざっくりとした数字でもいいのですが、もしあれば教えてください。

長野県知事 阿部守一
 まず「500人程度」というのは、先ほど申し上げたように4月中までに実現していく目標ということで、これで終わりということではなくて、まずはここまでしっかり強化していこうというものです。4月中を目途と申し上げていますので、そういう意味ではすでに医療関係者の皆さまとこれまでも調整を重ねてきていますので、こういったものについてはほぼ実現していくことが可能だろうという考えの下にお話をしています。先ほど申し上げたように、高度医療を担っていただく、重症患者を受けて入れていただく対象者数については25名程度ということで今考えていまして、これは500名が感染しているという状況の中でおおむね5パーセント程度の方が重症化するという前提で25人の重症患者の受け入れ可能な体制を目指していくというものです。その一方で全体の約8割の方は比較的軽症、あるいは無症状の方という形になります。おおむね協力医療機関であったり、あるいは宿泊施設等であったり、そうしたところで 400名程度を想定しています。もちろん家族構成によっては宿泊施設へ移るよりも、ご自宅でも十分対応できるという場合もあるので、ご自宅、あるいは宿泊施設ということですけれども。もうすでに宿泊施設との調整も始めているところですので、先ほど申し上げたように4月中にはこうした受け入れ体制が構築できるように、最善を尽くしていきたいと考えています。

中日新聞 我那覇圭 氏
 
もし今ある程度煮詰まっているような状態であれば、宿泊施設はどういったところか、あるいは県内どういった地域でしょうか。

長野県知事 阿部守一
 
それについてはしっかりと調整が整った上で発表していかなければいけないと思っています。

中日新聞 我那覇圭 氏
 
医療提供体制の目標というのはどういう経緯で決まったのか、例えば専門家懇談会でお話ししたとか、経緯を伺ってもよろしいですか。

長野県知事 阿部守一
 
先ほど、まず現在のところまで200床を超える受け入れ体制まで、これまで構築してきていると申し上げました。今長野県における受け入れ体制は県としても調整本部を設けて、継続的に可能な限り受け入れ可能な病床数とか、あるいは宿泊施設とかを増やしていく努力をしている局面です。そういう中で、現時点で4月中を目途に500人程度を受け入れる体制をつくろうというのは長野県としての意思です。もっと言えば、本部長としての私の意思と言った方がいいのかもしれませんけれども。先ほど来申し上げているように、他県の状況を見ていますと、日々刻々感染者数が指数関数的に増加しているという状況がありますので、そういう意味ではできる限り早く患者の受け入れ体制をつくっていく必要があるということで、こうした目標設定をして関係部局が力を合わせて、そして何よりも医療機関の皆さまのご協力を頂きながらこうした体制を構築していきたいと思っています。

中日新聞 我那覇圭 氏
 
「軽症・無症状」として、4種類例示されていますけれども、自宅だと、例えば大人数の家族だと隔離できなくて、そこ自体がクラスターになるという指摘もあろうかと思うのですけれども、どういうような人だったら自宅に居られて、そうでない人だったら宿泊施設とか専用病棟、要するにどのような形で、ここでは一律になっていますけれど、居られる基準みたいな、おおよそでもいいのですけれど今は考えがありますか。

長野県知事 阿部守一
 
それはケース・バイ・ケースで判断していくという形になろうかと思いますけれども、例えばご家族全体が感染しているような場合はそれ以上家庭内で感染するリスクがないわけですので、お一人お一人別の形で対応していくという必要性は比較的低くなるのでないかと思っています。また例えば小さなお子さまがいらっしゃるような場合は、保護者とお子さまをあえて引き離すということが適切でないような場合もあろうかと思いますので、そういう意味でお住まいの家庭の状況であったり、あるいは家族構成であったり、そうしたものを勘案しながら最善の対応をしていくという形になると思います。

日本経済新聞 畠山周平 氏
 
軽症、無症状の患者向けの中で、専用病棟を1棟丸ごとつくるケースもあるとおっしゃいましたけれども、こちらのイメージとしては、既存施設の転用になるのか、それとも更地から新しい建物を建てるのか、その辺りのイメージがあれば教えてください。

長野県知事 阿部守一
 
私の言い方が誤解を招いたかもしれませんが、新しく造るような時間的余裕は全くないので、既存の病棟を活用して、一つの建物を新型コロナウイルス感染症の方のために活用する専用施設と位置付けるというようなことも含めて、体制を強化していきたいと思っています。

信濃毎日新聞 立松敏也 氏
 
先ほどの質問でもあったのですけれど、軽症・無症状者の収容に充てるのが400程度ということですけれども、400のうち自宅にとどまってもらう方と、あるいは宿泊施設や病棟に入ってもらう方の内訳というのはだいたいどのくらいのイメージですか。

長野県知事 阿部守一
 
それはケース・バイ・ケースだと思っていますけれども、当面目指していく方向としては、入院協力医療機関と専用病棟がいわゆる病床、病院ということで、宿泊施設とご自宅というのがいわゆる医療機関以外の一般の施設になりますけれども、おおむね半分半分という目標感を持ちながら対応していきたいと思っています。例えば同じような症状でもご高齢の方、あるいは持病をお持ちの方は、ご自宅とか施設ではなくて、むしろ医療機関に入っていただくという形が望ましいと思います。実際の対応の仕方というのは、患者の状況によって対応していくという形になりますけれども、確保の目標としては、おおむね200人、200人を念頭に置きながら、4月中に対策をしっかり講じていけるようにしていきたいと思います。

信濃毎日新聞 立松敏也 氏
 200人、200人というのは、つまり医療機関が200人、医療機関以外で200人ということですか。

長野県知事 阿部守一
 
そうです。おおむねここで 400人程度、8割程度という想定です。

信濃毎日新聞 立松敏也 氏
 
そのうち宿泊施設の確保としてはどれぐらいを目指しているというふうに、4月中で言いますと。

長野県知事 阿部守一
 
今具体的に調整を行っているところですので、またお伝えできる段階でお伝えしていきたいと思います。

信濃毎日新聞 立松敏也 氏
 例えば、少なくとも100人程度入れるようにとか。

長野県知事 阿部守一
 ご自宅と宿泊施設をどう使い分けるかというのは、先ほど申し上げたように、家庭の状況とか、患者の家族構成とかそういうことによると思いますので、今の段階で明確に何対何という形では申し上げられませんけども。ご自宅というのは特に対応しなくてもご自宅はあるわけですので、宿泊施設の確保に4月中は全力投球していきたいと思います。

信濃毎日新聞 立松敏也 氏
 
確保の規模感を何となくでも。

長野県知事 阿部守一
 先ほど申し上げたように、ご自宅とか宿泊施設で、全体的に200名程度に居ていただくということを前提にしながら、地域ごとにどう考えるかというようなことも出てきますので、細部については今後具体化していきたいと思います。

信濃毎日新聞 立松敏也 氏
 重症者向けが25人ということなのですけれども、例えば何カ所ぐらいの医療機関をイメージして引き受けてもらうということでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 先ほど申し上げたように、命を守る上で恐らく最も重要なのが重症者を受け入れること、人工呼吸器とかECMO(エクモ/体外式膜型人工肺)が必要とされる方を念頭に置いています。そういう意味では、受け入れを行っていただけるところは限られてくると思いますけれども、できるだけお願いをしながら、県としてもいろいろな支援を行いながら、体制を構築していきたいと思います。

信濃毎日新聞 立松敏也 氏
 自宅や宿泊施設で療養する方も含めて、フォローしていく人の確保が必要だと思います。ここが一番要なところかと思うのですけれども、ここについては増強する必要がおありだと考えるのか。そうだとすればどのようにやっていくのか。何人ぐらい確保するとか。

長野県知事 阿部守一
 一つは当然医療関係者の皆さまのご支援、ご協力を頂く形を考えています。ただその一方で、軽症者への対応というのは、すべて医療従事者の皆さまに行っていただく必要があるものばかりでなくて、どういう形で提供するのかはこれから具体的に考えますけれども、例えば食事の提供みたいなところは必ずしも医療関係者でなくても対応できますので、そうした部分については県の職員が対応することも含めて考えていきたいと思います。

信濃毎日新聞 立松敏也 氏
 総勢何人ぐらい必要かというのは今のところ、試算的なものはあるのですか。

長野県知事 阿部守一
 4月中に500人程度の患者を受け入れられる体制をつくるということでやっていきますので、今お話があったようにボトムアップアプローチで取り組むというよりはトップダウンで、まずこの目標を掲げて、これを実現する。できるかできないかという問題ではなくて、是が非でもこれをやり抜くという決意で取り組んでいきたいと思います。

テレビ信州(TSB) 鈴木恵理香 氏
 今の質問に関連してなのですけれども。宿泊施設の確保という意味で、現段階でどういった調整、例えばホテルごとにもうお願いをしているのか、各地域の組合ですとか、そういったものと調整をしているのか、だいたいいくつぐらい県内で、組合でしたら組合と連絡を取り合っているのか、ホテルでしたら個別に連絡を取り合っているのか。現段階で構いませんので教えていただければと思います。

長野県知事 阿部守一
 詳細については現時点では申し上げるのは控えたいと思います。というのは、非常にナーバスな問題だと思っています。通常は感染症の患者は医療機関で受け入れるということが、先ほどご覧いただいたように大原則で、しかも感染症指定医療機関での受け入れということが原則です。今回は非常事態という中で通常時と違う対応をするわけでありますので、そうした中でご協力いただける方にしっかり県の考え方をお伝えして対応いただくという形になります。そこの詳細については、固まった段階でまたお知らせをしていきたいと思います。

テレビ信州(TSB) 鈴木恵理香 氏
 4月中にこうした数を目標にしているということなのですけれども、整った段階というのは、だいたいいつぐらいを目標にされているのでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 4月中です。

テレビ信州(TSB) 鈴木恵理香 氏
 来週ぐらいに発表とか、そういったことは。

長野県知事 阿部守一
 4月中を目標といっても、もちろん4月中だからといって4月30日までにできればいいという問題ではなくて、できるだけ最善、最速で取り組みを進めていきたいと思っています。そういう意味で、きょうは500人程度を受け入れられる体制を4月中に構築することを皆さまにお伝えすることが主眼ですので、さらに具体的な状況等が確定してきた段階で、また丁寧にその都度お伝えしていきたいと思います。

テレビ信州(TSB) 鈴木恵理香 氏
 増える場合も減る場合も、その発表の段階ではあるという認識でしょうか。

長野県知事 阿部守一
 減る場合というのは。

テレビ信州(TSB) 鈴木恵理香 氏
 数がです。

長野県知事 阿部守一
 先ほど申し上げたように、500人程度をまず目標にしていきます。当然、長野県の感染者の発生の状況であるとか、あるいは全国の発生状況とかそういうものを見ながら、この500人というものが必ずしも固定的なものではなくて、場合によってはもっと上方修正しなければいけないケースも想定されないわけではありませんし、逆に言えば500人程度を想定したけれど、そこまで対応する必要がなくて良かったというのが最も望ましいケースですので、県民の皆さまには行動変容をお願いしているところです。そういう意味で、現時点において500人程度の受け入れを目指すということで、全力で取り組んでいきたいと思います。

日本放送協会(NHK) 高橋圭太 氏
 きょうの知事のおっしゃったことで、一つ目の県民に対する行動の呼び掛けに関わってくるのではないかと思うのですが。情報の公表についてなのですけれども、感染者が連日相次いでいて先日から職業については基本公表されて、それは注意喚起のためだとおっしゃっているのですが、会見の冒頭でも県民に対して呼び掛けることがいくつかありましたけれども、県外との往来が由来しているであろうケースが相次いでいますので、知事もそれに対しては非常に危機感を持っていらっしゃると思います。今後も含めてなのですが、県外で往来があったというケースについては、訪問の目的を仮に公表したとしても、それがすぐに個人の特定につながらないと思っていまして、われわれとしても多くの人にわが事に捉えてもらうために報道しているという立場もありますので、そういう意味からも重要な情報だと思っているのですが、改めて知事のお考えを伺えればと思います。

長野県知事 阿部守一
 訪問の目的ですか。

日本放送協会(NHK) 高橋圭太 氏
 県外を訪れていた場合の目的です。

長野県知事 阿部守一
 公表の仕方については、メディアの皆さまと話し合って考えようというものが、なかなかここ数日そういう状況ではなくて、できていない状況だと思います。そういう意味で、われわれは決して固定的にすべてしゃくし定規に考えるというつもりはありません。ただ訪問の目的ということが、個別のケースとのひも付けの中でどこまで重要なのかということは、プライバシー保護との関係では慎重に考えなければいけないのではないかと思います。例えば私が東京へ行って宴会に出ていましたと、公人の立場であればそれは公表しなければいけないと思いますけれども、仕事で行っているのか、あるいは個人的な旅行で行っているのか、そういうことによって感染症の拡大防止につながるか、つながらないかというのは、まずあまり関係ないだろうと思っています。ただ関係がある可能性があるのは、その人たちの行動がどういうところで感染した可能性が高いかということをお伝えすることは、そういう場所に対する注意喚起ということにはつながる可能性もあると私も思っています。ただ、そうした行動なりを個別のケースとひも付けることによって、特定の人たちがかなり批判であったり、誹謗(ひぼう)中傷であったり、そういう対象になってしまう恐れがあるのではないかと思っているのと、それから健康福祉部からもお話をしていると思いますけれども、感染症拡大防止のために、今は患者の方には、ぜひ私どもにはつまびらかに行動について教えていただきたいと思っています。どうしても一般に公開されるという形になると、場合によっては本当の行動をなかなかお話しづらい方もいらっしゃる可能性がありますので、そうしたことを慎重に考えていかなければいけない。慎重に考えるというのは、県としては新型コロナウイルスの感染者の拡大を是が非でも抑制していきたいと思っていますし、それがすべての県民の皆さま共通の願いだと思っていますので、県民の皆さまの思いにつながるように最善の公表の仕方を考えていきたいと思います。

日本放送協会(NHK) 髙橋圭太 氏
 目的と申し上げましたけれど、目的そのものより、知事がおっしゃったように、どういう場に行って感染したと見られるのかということの方がより詳細のところでいけば、そうなのかと思うのですけれども。知事も少しおっしゃっていましたけれど、メディアとの意見交換の場というのがここ数日こういう状況ですのでなかなか開けていませんけれども、私たちも別に個別のプライバシーを暴くということをしたいわけではないので、ぜひ建設的な話をさせていただければと思いますので、よろしくお願いします。

長野県知事 阿部守一
 先ほど申し上げたように、一般的にこういうところで感染しているケースが多いというのは、東京都ぐらいの件数になれば、例えばこういう場所で感染したケースがいっぱいあるということをお伝えすることによって注意喚起する可能性も全く私は否定するものではないです。ただ個別のケースをひも付けると、先ほど申し上げたような弊害が伴う可能性があるということはぜひご理解いただきたいと思います。

長野朝日放送(abn) 仁科賢人 氏
 2点お願いします。一つは500人程度の確保に向けた部分の特に宿泊施設について、受け入れる宿泊施設の周辺の地域の住民の理解も場合によっては必要なのかと思いまして、患者が行ったり来たりすることになるので、その辺に対する対応をお考えかどうか。宿泊施設の場合は一部県の職員も携わるというお話でしたが、医療機関の方に比べると素人とは言いませんけれども、対応の仕方も違うのかと思っていまして、例えばクルーズ船のように固まったところがクラスター化してしまうというような可能性もゼロではないと思うので、そういった多方面のリスクの回避ですとか、抑制に向けた部分のご対応をどうお考えかお聞かせください。

長野県知事 阿部守一
 全くおっしゃる通りだと思います。このオペレーションというのは全く通常時の対応ではない、先ほど申し上げたように500人程度長野県において感染者が発生している状況というのは、今の状況で見れば、他の県では緊急事態宣言が出されているという状況とニアリーイコールというか、むしろ500人というのは先ほど申し上げたように、東京、大阪を除けばその他の緊急事態宣言が出されている地域よりは感染者数が多い状況を想定して、早め早めの準備をしようというものです。そうした環境下においては、当然いろいろなリスクが考えられます。そうしたものに対しては、最大限のリスクを低減させる取り組みを片方では行っていかなければいけないと思いますし、また先ほどお話がありましたように、関係者あるいは周辺の方、そうした方たちにも理解を頂きながら対応していくということが、場所等によっては必要になる場合もあると思いますので、いろいろな努力、工夫をしながら行っていきたいと思っています。こうした取り組みは、われわれも今まで全く行ってきていないわけです。今まで行っていないから、いろいろ考えなければいけないことがあるからちゅうちょしていては長野県に暮らす皆さまの命は救えないと思っていますので、強い決意で取り組んでいきたいと思っています。

長野朝日放送(abn) 仁科賢人 氏
 もう1点。今おっしゃっていた緊急事態宣言については、きょう隣の岐阜県でも知事が独自に宣言をされるというような話も聞いていまして、県によって状況は違うかと思うのですが、今後、例えば患者の推移等によっては、知事も県独自でそういった宣言を出すお考えがあるのかどうか。もしあるとすれば、それをどういった基準ですとか状況に基づいて判断されるのかどうかお願いします。

長野県知事 阿部守一
 長野県として暫定版としてレベル1、レベル2、レベル3といったようなレベル分けを地域ごとにしていこうということで考えていまして、そうした考え方自体が長野県独自のものだと思っています。県としても適宜適切に対応していかなければいけないと思いますし、また状況に応じた注意喚起を県民の皆さまに行っていくということが必要だと思っています。現在感染対策強化期間ということで、先ほどもご覧いただいた感染者数の推移ですけれども、青は感染経路が推測できるケース、オレンジは感染経路が判明しないケースで、緊急事態宣言発令の国の対処方針等を見ると、感染経路が判明しないケースがかなりのウエートを占めてきているという地域において緊急事態宣言が出されているようです。ご覧いただくと1件、それから直近ですのでまだ調査中という状況ですけれども、本県においてはほとんど感染経路が今の時点で推測されているという状況ですので、そういう意味では県としては県民の皆さまには、片方で冷静な対応をお願いしています。適切な対応を取ると同時に、冷静な対応をお願いしています。今の時点で先ほどお話しいただいた県独自でさらに何とか宣言を出すとか、あるいは政府の緊急事態宣言の発令地域になるというような状況には、直ちにはないと考えています。

信濃毎日新聞 野口健太郎 氏
 医療体制の関係で、高度医療機関についてですけれども、すでに段取りはある程度済んでいるということなのでしょうか。状況を教えていただいてもよろしいですか。

長野県知事 阿部守一
 4月中を目途にこういう体制を整えたいということで、現在調整してきているという状況です。

信濃毎日新聞 野口健太郎 氏
 あと宿泊施設の関係ですが、もちろん今調整中だと思うのですが、県内各地にある程度点在するイメージになるのでしょうか。それともどこか中心的なところに一つ、二つというイメージなのでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 そこはベターな選択肢を考えたいと思います。この場合は宿泊施設の状況ということもあると思いますし、単に宿泊できれば何でもいいという話ではなくて、例えば個室化されている施設であるとか、あるいは望ましいのは医療機関に比較的近い距離にあるということが重要だと思いますので、そうしたことを念頭に置きながら確定させていきたいと思っています。

信濃毎日新聞 野口健太郎 氏
 先ほど他の方も質問で触れていたかと思うのですが、大事なことなので改めてお伺いしたいのですが、宿泊施設については公表するかどうか、知事も宣言の中で人権に配慮したというような、大事だということをおっしゃっていて、それは企業だとかそういったものにも対応するかという意味で、一方で住民の不安だとかそういうものもあって疑心暗鬼が生まれてしまってもいけないかと、そういう非常に難しいバランスの中で判断しなければいけないというのは重々承知なのですが、現段階でどのように考えているかお願いします。

長野県知事 阿部守一
 いいご質問を頂いてありがとうございます。今回の新型コロナウイルス感染症対策というのは、患者の方も本来被害者の側であるのですけれども、誹謗(ひぼう)中傷の対象にされたり、あるいは特定の施設が誹謗(ひぼう)中傷の対象とかになりかねない、ある意味リスクをいろいろなところで抱えています。そうしたことがないように、県民の皆さまには不当な差別や偏見とかいじめとか、そういうものが起きないようにということをこれまでにも呼び掛けています。例えば先ほども医療関係者の皆さまにエールを送ってくださいと申し上げましたけれども、医療関係者のお子さまが、例えば保育所で別の部屋にいなければいけなくなってしまっているとか、そういうことも全国的には報道されている中で、大変危惧していますし、残念な状況だと思っています。新型コロナウイルス感染症は、もちろんみんな不安があると思います。私も心配が全くないわけではないわけですけれども、こういうときこそ協力し合って、支え合っていかなければいけないと思っています。どういう形で公表していくか、あるいはしていかないかということについては、今申し上げたようなことも含めて慎重に対応していかなければいけないと思いますが、片方でしっかりとした正確な状況を共有しながら県民の理解を頂く。まさにきょうもこういう県の考え方、通常行政はもっと固まった段階で、ここまでできなかったらどうしようかということを思って、あまりこのようなことは出さないのですけれども、県民の皆さまが今の時点でも将来どうなるのだろうかという不安がある方もいらっしゃるということで、県の考え方を早め早めに出しています。その片方で不必要な情報とか、あるいは大変な風評被害を招くような情報については慎重に扱わなければいけないと思っていますので、そうした両面をにらみながらこれからも対応していきたいと思います。

信越放送(SBC) 髙野祐樹 氏
 
2点、専用病棟について、今飯田、松本管内で非常に多く感染者が出ていますけれども、そういう拠点に重点的に置くのかどうか、県内バラバラで置くのかどうかというところ。宿泊施設、自宅といった、医療機関以外で受け入れるというところも、どのタイミングで自宅での療養というのを考えているかどうかをお聞かせください。

長野県知事 阿部守一
 すでに入院にご協力いただける医療機関を確保しています。ここで200人以上を対応できる体制にはなっていますので、今の状況であれば現状でも十分対応できるレベルであるというのはまず共有していただきたいと思います。これについては今後さらに感染者が拡大したときに、あらかじめ先手先手で対応を考えていくということですので、病床の運用等については、その時点で考えなければいけないことというのも出てきます。例えばご覧いただいているのは、新型コロナウイルス感染症の方のことだけ考えているのですけれども、一般の医療機関は新型コロナウイルス感染症の患者の方だけ対応しているわけではないというのは当たり前の話というか、皆さまご存じの通りで、いろいろな救急患者の対応も必要であれば、あるいは慢性疾患の方にも対応しながら新型コロナウイルスへの対応をしていかなければいけないという状況ですので、固定的にどうこうするというような対応にはなりません。そうした状況になったときに、ここまで可能な状況を早くつくり上げていくということが今の目標ということです。それでもう一つ何でしたか。

信越放送(SBC) 髙野祐樹 氏
 専用病棟について、どの地域に重点的に置くのかどうか。

長野県知事 阿部守一
 恐らく専用病棟として活用できるところというのは、あそこも、ここも、どこもという話にはならないと思いますので、病棟の現状とか状況とかをにらみながら考えるという形になると思います。

信濃毎日新聞 熊谷直彦 氏
 知事の所見を伺いたいことが3点あります。まず一つ目ですが、政府の緊急事態宣言が発令されまして、さらに県の強化期間に入って2、3日たちました。この間の人の動きについて、県内での動きとか県外との往来について知事はどう見てらっしゃいますか。

長野県知事 阿部守一
 それはデータを把握した上で確認しなければいけないと思っています。

信濃毎日新聞 熊谷直彦 氏
 現時点で県民一丸となっての呼び掛け、知事メッセージも出されていますけれども、その効果はまだ把握できていないということですか。

長野県知事 阿部守一
 まだ数日で判断するのはなかなか難しいと思います。県としては4月22日まで県民の皆さまに感染対策強化期間であるということを強く呼び掛けていきたいと思っていますので、いろいろな広報の仕方も、メディアの皆さまにも大変しっかり報道いただいて大変感謝していますけれども、市町村を通じて、あるいはいろいろな機関を通じてさらに徹底をしていきたいと思っています。

信濃毎日新聞 熊谷直彦 氏
 愛知県知事が要請して、政府が新型インフルエンザ等対策特別特措法の宣言の対象に愛知県を加える方向で検討しているという報道がありますが、長野県は隣県ですけれども、その受け止めを伺いたいというのと、愛知県が追加で指定されることになった場合に、長野県の対応は変えるような可能性はあるのかということをお聞きしたいのですが。

長野県知事 阿部守一
 愛知県と長野県は関係が深く、特に南信州とか木曽地域とか比較的愛知県に近い地域は、産業面でも観光面でも非常に交流が深いところです。すでにこれまでも往来の減少というものはあるわけですけれども、愛知県において政府が出されるのか、県単独では出されるのだと思いますけれども、そういった状況になれば、われわれも愛知県の状況を認識して、協力していくということが重要だと思っています。協力していくというのは、双方の往来は自粛していくということがもちろん重要だと思っていますし、また私の思いとしては、今都道府県間で協力しながらこの難局を乗り切っていかなければいけないと思っていますけれども、こうした状況が改善されれば、これまで同様かそれ以上に交流を活発にして、お互いの連携を強めていきたいと思っています。

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2 令和元年東日本台風について1

信濃毎日新聞 熊谷直彦氏
 昨年10月の台風19号から半年がたとうとしています。現在の復旧と復興の状況についての受け止めと、被災地では新型コロナウイルス感染症の影響もあって、そういった不安がある中で、今後も続けていかないといけない再興に向けての所見を併せてお伺いしたいのですが。

長野県知事 阿部守一
 長野県としても、暮らし・生業(なりわい)再建本部を中心に、引き続き被災された方、個人の方、あるいは事業者の方、農家の方をしっかり応援していかなければいけないと思っています。グループ補助金等での支援もこれから本格化させるわけですし、また公共施設の復旧等もこれからが本番という状況ですので、県として引き続き最善を尽くして復興に取り組んでいきたいと思います。特に借り上げも含めて仮設住宅に入られている方が大勢いらっしゃいますので、そうした方が1日も早く日常の生活に戻っていただくことができるように、関係市町村と協力して対策を進めていきたいと思います。

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3 新型コロナウイルス感染症への対応について2

中日新聞 我那覇圭 氏
 最初に二つ確認なのですが、4月中に構築ということで、実際今の想定としては出来た瞬間から稼働していくと思うのですが、500が実際まとまった形で動くというのは、5月に入ってからすぐにでも動くという理解でよろしいのでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 先ほど申し上げたように、例えば現時点でも高度医療機関で12床、そして協力医療機関も含めて全体で200床以上は受け入れ可能という体制になっています。感染者の数で500というレベルは、ここ数日は大阪がだいぶ増えてきていますけれども、今500から600辺りが大阪府の感染者の数だと思いますけれども、そこのレベルに至ったときでも対応できるような体制をつくっていくということです。今感染拡大を何とか抑えようと感染拡大強化期間ということで呼び掛けしていますが、今のレベル、例えば1日に数件、しかも散発的、日にちが空いて患者が出てくるような状況が続けば、こうした体制をフルに活用する状況には直ちには至らないと思いますが、何度も申し上げますけれども、早め早めで、できるだけ最善を尽くしていきたいという思いでこうした体制を準備していきたいというものです。

中日新聞 我那覇圭 氏
 5月1日時点で、例えば仮定の話ですけれど500人の患者が発生していた場合に、一番理想的には5月1日にも全員受け入れられているような状況になっているというように理解してよいでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 それを目指しています。相手方がある話ですので、明確に断言するのはなかなか難しい状況ですし、先ほどから申し上げているように、病床の運用というのは、救急対応とか、いろいろなオペレーションが必要になってきますので、固定的ではありませんが、この4月中には500人程度の新型コロナウイルス感染症の患者が県内に確認された場合であっても、しっかりと受け入れられる体制をつくっていくということです。

中日新聞 我那覇圭 氏
 受け入れ先の調整というのは、高度医療機関から自宅までありますけれども、保健所が調整するということでよろしいですか。

長野県知事 阿部守一
 先ほど申し上げたように、実際の感染者の受け入れ調整等も行う調整本部を医療関係者の皆さまと構築していますので、そこを中心にしながら健康福祉部中心に、こうした体制を関係の医療機関と協力しながら、あるいは県からお願いしながら構築していくという形になると思います。

中日新聞 我那覇圭 氏
 先ほどお話がありましたけれども、場合によっては県職員を投入するということだったのですけれど、これはどういった方を想定していらっしゃるのでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 東京都の例等を参考にしながら、受け入れ体制をしっかり考えていかなければいけないと思っています。

中日新聞 我那覇圭 氏
 本庁の職員や健康福祉部ではない方も含めてでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 それは、今の時点では全く未定です。

中日新聞 我那覇圭 氏
 4月中に是が非でもという強い決意を表明していただいたのですけれども、実際やるとなるといろいろな課題があろうかと思います。一つお尋ねしたいのが、受け入れ施設が医療機関であれば一定程度知見というのは医療機関である以上あるかと思いますけれども、例えば先ほどありました仮に宿泊施設が受け入れる場合は、消毒をどうするかとか、職員の講習会はどうするかとか、あるいは自宅の支援についても食事を持っていく場合の注意事項とかいろいろ周知というか浸透させるまでに結構骨が折れるかという気がします。今日は4月10日なので、実際もうあと数週間という中でできるのかというとかなり難しいと思うのですが、そこらへんはどういうふうに進めていこうとお考えでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 それはやるということです。やるというのは、先から申し上げているように、5月1日の時点で500人の感染者が仮に確認されても対応ができるようにしていこうということで申し上げているわけで、その時点で500人にしないという努力がまず一つ必要です。県民の皆さまに呼び掛けしていますし、先ほど来、他県の感染者数の状況をお話ししていますけれども、例えば首都圏で東京都を除いた県のレベルに比べてもかなり多い状況です。直ちに500人の受入が必要な状況になるのかというと、必ずしもそういう状況にならないように県民の皆さまに呼び掛けて努力しているわけですし、5月1日から500人患者がいる状況を当然の前提として考えているわけではありません。先手を打って、また可能性として悪い方向というものも常に念頭に置きながら対策を講じていくという観点でこうした体制を講じていこうと、4月中を目途に受け入れられるような体制をつくっていこうというものです。

中日新聞 我那覇圭 氏
 
先ほどお話がありました愛知県との関係ですけれども、連携を強めていく上で、例えば近々に大村知事と話をしたり、電話とかでもありますけれども、そういうお考えはありますか。

長野県知事 阿部守一
 必要があればしますけれども、現時点では特に予定はありません。

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4 令和元年東日本台風について2

中日新聞 我那覇圭 氏
 台風から半年の関係で、先ほども触れていたのでもう少し詳しく伺えればと思うのですが、今まだ仮設に入っている方がいらっしゃるので1日も早く元の生活にというお話でしたけれども、県として具体的に今後どういうことを直近で考えていらっしゃるか教えてもらえますか。

長野県知事 阿部守一
 例えば生活者支援のところは市町村が中心に行っていらっしゃいます。これから例えば復興住宅等を造られるということになれば県としても協力をしていかなければいけないと思いますし、また特に長野県の役割として恐らく一番大きいのは河川の整備、国と一体となって二度と同じような水害が起きることのないように取り組んでいくということが重要だと思っています。流域対策については市町村の皆さまのご協力を頂きながら取り組んでいきますけれども、国土交通省と連携して千曲川流域の治水能力の向上をしっかり図っていきたいと思っています。それからもう一つは、まだ復旧、復興の途上です。例えば農家の皆さまも大変な被害を受けていらっしゃいますが、今年は雪が少なかったという関係もあって、当初想定していたよりは農地の復旧も進んでいるというような状況ですけれども、もう完全に復旧したという状況ではありませんので、きめ細やかな支援を行っていきたいと思っています。

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5 新型コロナウイルス感染症への対応について3

中日新聞 我那覇圭 氏
 もう1点だけ。話がまた戻って恐縮ですけれども、今の時点で500人に至るような状況になり得るのかどうか、知事のお考えをお聞かせいただいてもよろしいでしょうか。現状としては今日までの時点でかなりの開きがあって、急にここで増えてきているというのは確かだと思うので、知事のご認識だけ伺えますでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 メディアの皆さまによくお願いしておきますけれども、4月中に500人程度の患者が出るということでは全くないということをまず共有していただかないといけないので。何度も繰り返していますけれども、悪いシナリオを持ちながら、想定しながら最善を尽くしていく。県の責務としては、きょうは図がなくて申し訳ないですけれども、前にお示ししたと思いますけれども、感染のピークをなるべく先延ばしにして、ピークの山を減らして、それと同時に医療提供体制を向上させていく、この二つが必要だと。なぜかというと、海外では医療崩壊ということが言われているわけですけれども、医療提供能力を超える患者の数が発生してしまうと、本来医療を受けられる方が受けられない。長野県としての対処方針でお示ししているように、これが患者の数でそれからこれが時間軸ですけれども、感染症対策、あるいは今回の新型コロナウイルスの対策の基本はすべてこれです。患者の発生のピークを遅らせて小さくする。先ほどの第一点でお話しした私たちの行動を変えましょう、私たち自身が行動を変えていきましょうというのが、この山をこう変えていく形です。もう一つこちらの医療提供のキャパシティーを上げていきましょうというのが、今申し上げた話でありまして、県民一丸となって対応していかなければいけない問題ですので、県民の皆さまにこれをどうやって実現しようとしているのかというのをしっかりお伝えして共有することが重要だと思っています。ピークを小さくするための行動には、県民の皆さまお一人お一人の協力を頂きたいと思いますし、それから医療提供体制を強化することについては、医療関係者の皆さまの大変なご努力とご支援を頂きながら今努めていると。そういう意味で現時点では200少しの受け入れ対応レベルですが、これを4月中には500まで上げていきたいということを申し上げているところです。

中日新聞 我那覇圭 氏
 もちろん1人も出さないというのが最善だと思うのですけれども、今足元で増えてきているので、500人に行くかどうかは別として、数百人単位になるというぐらいの危機感を知事としてはお持ちなのか、そこら辺の基本的な認識をお尋ねしたい。

長野県知事 阿部守一
 先ほどジョンズ・ホプキンス大学の世界のデータをご覧いただいたところですけれども、私は毎日見て、非常に危機感を持っています。対応の仕方によって全然変わってくると思います。日本全体においても何も措置を講じなければ、先ごろ厚生労働省が出した、今の医療提供体制のキャパシティーを大幅に上回る患者が発生する可能性ももちろんあるわけですが、日本全体ではかなり多くの皆さまが危機感を持って行動変容に取り組んでいただいていますので、県民の皆さまにはできるだけの努力をしていただくことによって感染拡大を防いでもらいたい。私も予言者ではないので、今の時点で5月1日の段階で感染者がどうなっているかということを見通して申し上げられる状況にはありませんけれども、先ほど申し上げたように県の責務は二つです。ピークを下げる。これはもう県民の皆さまに繰り返しお願いをしています。それからもう一つ、医療提供体制を強化する。この二つを今取り組んでいるところですので、ぜひご理解、ご協力を頂きたいと思います。

共同通信 田中陽平 氏
 2点お伺いしますが、1点目が入院医療体制の拡充目標についてお伺いいたします。現在200床超確保されていて、今後500人程度を目標にしていて、そのうちの200がだいたい宿泊施設、自宅という話なので、医療機関の病床数としては300という数字が出てくると思います。つまりだいたい200超から300くらいまで入床数を整えるということだと思っていまして、恐らく入院協力医療機関で100弱の数字を今後お願いしていくことになろうかと思っています。ただ他方で知事が先ほどおっしゃったように、新型コロナウイルス感染症以外の患者もいらっしゃるという中で、今後医療行為について不要不急という言葉は若干ナンセンスかもしれないのですが、場合によっては特定の疾病であるとか、医療行為、入院などについて、少し待ってほしいというようなお願いを医療機関等にされることがあり得るのかどうかということをお伺いしたいと思います。

長野県知事 阿部守一
 新型コロナウイルス感染症対策は可能性の議論をしだすと無限です。可能性の議論をしだすと、最終的にはもう何でもやらなければいけないという話になるので、その可能性があるかどうかというご質問に答えるのは、あまり適切ではないと思います。県としてはできる限りの努力を、最善を尽くして、そしてできる限り早いスピードで取り組んでいくという形になります。

共同通信 田中陽平 氏
 情報提供の在り方についてお伺いします。以前から県議会で、感染者の居住される自治体名をもう少し示してもらえないものかというお話が出ていまして、昨日も若干ありましたけども、私どもも同じような考えに立っていますが、県民の代表からそういう声が上がっているということについては、メディアとの話し合いという次元とは若干違う話だと思っていまして、自治体名の公表の在り方について改めてお考えをお伺いできますでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 先ほどから申し上げていますように、硬直的に考えているわけではないということです。先般も市長会、町村会の皆さまから情報についてもご意見を頂きました。市町村名の公表の在り方についてはさまざまなご意見があります。出した方がいいというご意見もあれば、出すべきではないというご意見もあります。県としてはこういうご意見も踏まえながら、対応を考えていきたいと思います。
 ありがとうございました。

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