ホーム > 県政情報・統計 > 組織・行財政 > 組織・職員 > 部局長会議(2015年度) > 平成27年(2015年)12月25日部局長会議

ここから本文です。

更新日:2016年1月22日

平成27年(2015年)12月25日部局長会議録

時間:9時30分~10時28分

場所:県庁特別会議室

出席者:

阿部知事、太田副知事、中島副知事、小林公営企業管理者、伊藤教育長、尾﨑警察本部長、野池危機管理監兼危機管理部長、小岩企画振興部長、原山総務部長、青木県民文化部長、小林健康福祉部長、青柳環境部長、石原産業政策監兼産業労働部長、吉澤観光部長、北原農政部長、塩原林務部長、奥村建設部長、石田会計管理者兼会計局長、塩谷監査委員事務局長、佐藤人事委員会事務局長、原労働委員会事務局長、大久保コンプライアンス推進参与、宮下コンプライアンス推進室長

 

 

 

(太田副知事)

おはようございます。ただいまから本日の部局長会議を始めます。はじめに知事から何かございますか。

 

(阿部知事)

ありません。

 

(太田副知事)

それでは本日のおいしい部局長会議のメニューにつきまして、石原産業政策監兼産業労働部長から説明をお願いいたします。

 

(石原産業政策監兼産業労働部長)

おはようございます。今年最後のおいしい部局長会議について、産業労働部から紹介させていただきます。一つ目は、お手元にございますお茶でございます。佐久穂町のレティファームさんのハーブティーでございます。八ヶ岳山麓で栽培されましたハーブやカシスを使っておりまして、全て長野県産のハーブティーとなっております。全部で7種類のオリジナルのブレンドがございますが、今回、用意いたしましたのは、一番新しい「いちばん星」という商品でございます。

知事の前にございますが、昨年度、地域資源製品開発支援センターが、この商品のパッケージのデザインをお手伝いしたところでございます。現在、健康志向の消費者、特に女性の方々に人気が出ていると聞いております。東急ハンズ長野店、それから山ノ内や渋温泉の旅館などで、現在、販売を行っております。2袋入りで450円、10袋入りで2,000円となっております。

もう一つは、飯田市のお菓子屋さん、(株)いと忠さんのつくりました「ウフ(oeuf)」でございます。リニア新幹線の開業を見据えまして、(株)いと忠さんの銘菓「巣ごもり」をもとに、新しい地域のお土産として、この10月に登場した新しい商品でございます。特にこれも若者や女性を狙った和の洋菓子ということでございます。こちらのほうも地域資源製品開発支援センターが、商品の企画からパッケージ、そして新しい社標のデザインなどをお手伝いしたところでございます。

「ウフ(oeuf)」という名前でございますけれども、フランス語で卵という意味でございまして、卵型の食べやすい一口サイズとなっております。4つ味があるわけなんですが、今日はプレーンのピュアとアップルの味を用意させていただきました。最近わかったことなんですけれども、ワインやブランデーと一緒に食べましても、とても相性がいいことがわかりました。ぜひお試しいただきたいと思います。3個で450円、6個で900円となっております。これも、現在、銀座NAGANO、ながの東急百貨店、長野駅のMIDORIなど10店舗、また、通信販売で購入することができます。ぜひとも年末年始のお土産等に最適かと思いますので、ご利用をよろしくお願いいたします。説明は以上です。

 

(太田副知事)

質問、感想等ございますか。なければ報告事項に移ります。本日は次第にもございますように、大久保コンプライアンス推進参与からのお話もいただくことになっておりますので、報告は簡潔にお願いしたいと存じます。最初に資料1につきまして、奥村建設部長から説明をお願いいたします。

 

(奥村建設部長)

主要施設の耐震化という資料をご覧いただければと思っております。県有施設の耐震化整備プログラムにつきましては、19年度から27年度で耐震化を行ってきておりますが、今年度末をもちまして、主要な施設の耐震化が完了するというご報告でございます。

1をご覧いただきたいと思います。まず、災害拠点施設であったり、大規模施設、延べ面積1,000平米以上かつ3階建て以上、例えば県庁、合同庁舎、警察署など、こういった主要施設1,233棟の耐震化を完了いたします。また主要施設以外にも、当然、県の施設はございますが、それらを入れても、床面積ベースで92.1%の耐震化が図られたという状況になります。

2をご覧いただきたいと思いますが、さまざまな工法で対策を講じております。まず一つは、県庁の免震工法でございます。これは柱を切り、ジャッキで持ち上げて、免震装置を取りつけております。また、揺れで破損しないような配管であったり、地震時にスライドするような階段をつけたりしております。また、その下が制震工法でございます。長野合庁では、このダンパーを横からつけて、揺れを吸収するような形になっております。一番下でございますが、耐震工法ということで、このような筋交い的なものを設置して、揺れに耐える形にしております。

3でございますが、例えば停電に対しては、3日間の発電能力、あるいは断水では4日間の飲料水を確保する等々、災害拠点施設については、こういった業務継続に必要な機能も強化しているという状況でございます。

4は過去からの経緯でございます。平成19年度から計画的に整備を推進してきております。各部局のご協力もかなりいただいておりまして、感謝申し上げたいと思っております。前期・後期と分かれておりまして、耐震性の低いところから順次整備を行わせていただいてきております。右下に事業費を書いておりますが、この期間中で178.8億円の予算を投入したというところでございます。繰り返しになりますが、こういった施設に対して、主要な施設に対しては、27年度末に完了するということでございます。

5番目をご覧いただきたいのですが、これをもってプログラムは終了ということでございますが、これまでで、地震が起こっても建物が倒れないということが、主要施設においては担保されたという状況でございます。この右の写真は、長野県北部地震のときでございますが、建物は倒れなくて大丈夫ですが、天井が崩れまして、結局、避難所としては使えなかったというようなところがございました。今後、さらに使い続けられるような、壊れず、設備などの機能が維持されて業務が継続できるようなことを目指していきたいと思っております。具体的には、下に書かせていただいておりますが、新しい耐震基準で建設された災害拠点施設があり、地震が発生しても大丈夫ですが、さらに使い続けられるように割増の補強をする、あるいは災害拠点施設でなく中規模な施設、もう少し小さい施設の耐震化も目指してやっていく、そして3つめで、吊り天井等の躯体以外の部分の耐震化も進めるとしてございます。さらに災害拠点施設の業務の継続に必要な、停電対策であったり、断水対策であったり、下水道の損傷対策、こういったものも引き続き進めていく必要があるかと思います。

引き続きでございますが、関係部局と連携して、次の計画を立てさせていただいて、これらの対策を進めていきたいと思っておりますので、各部局におかれましては、ご支援をお願いしたいと思います。私から以上でございます。

 

(太田副知事)

ただいまの説明につきまして、質問・意見ありましたらお願いいたします。知事から何かございますか。

 

(阿部知事)

主要県有施設の耐震化について、建設部中心に関連部局も連携して取り組んで、一区切りつき、成果を上げることにこだわって着実に進められたことは大変よかったと思っています。ただ、災害対応について、今、県としての強靭化計画もつくっている状況ですが、まだまだ、防災対策、震災対策など取り組むべきことが山積しています。限られた予算を有効に活用してどうしていくかということを、引き続き、奥村部長からも話があったように、建設部においても検討してもらいたいと思いますし、また、各部局においても、自分のこととして、所管している施設、行政として取り組まなければいけない震災対策など、どんなものがあるのかということを、もう一回、それぞれ考えてもらって、積極的な防災対策、震災対策を進めていってもらいたいと思います。よろしくお願いします。

 

(太田副知事)

それでは、次に資料2につきまして、伊藤教育長から説明をお願いいたします。

 

(伊藤教育長)

それでは、資料2につきまして、第72回国民体育大会冬季大会の準備状況について、ご報告を申し上げます。昨年12月の部局長会議で大会開催の受諾を決定いただきました第72回冬季国体でございますが、開催まで1年余りと迫ってまいりました。その後の準備状況についてご報告を申し上げます。

1にございますように、主催は、日本体育協会、文部科学省などと並び、長野県、開催市町村で行うことになってございます。2の競技会場でございますけれども、ご覧のとおり、スケート競技会とアイスホッケー競技会は、長野市、岡谷市、軽井沢町、スキー競技会は白馬村で行うということでございます。主に長野オリンピックのレガシーである施設を活用しながら、大会を実施するという予定でございます。

次に参加人員でございます。選手・役員含めて4,500人、もちろんそのほかにたくさんの応援の方に来ていただくという大きなイベントでございます。

テーマ、スローガン、シンボルマークでございますが、公募により候補作品を募集いたしまして、12月10日に日本体育協会国体委員会の承認を得て決定をいたしました。テーマは「ながの銀嶺国体」、銀嶺ということで、長野の雄大な白銀の峰々に囲まれ、希望の光のように輝いている長野から、冬季スポーツの魅力を全国に発信していくことをテーマとし、また、スローガンとしては「氷雪に かがやけ君の 技ちから」を決定させていただきました。

(3)はシンボルマークでございます。シンボルマークは、長野県の「N」のマークを形どりながら、銀色と青色を使い、斜めの角度というものでスピード感を示すという形でございまして、躍動あふれるスポーツ、長野県の自然、そして雪や冬のイメージを示したものでございます。

なお、これらの作品につきましては、インターネット検索や過去の国体、インターハイ等の作品との照合を行いまして、類似作品がないことを確認してございますし、あわせてシンボルマークについては、特に図形の商標権登録について、類似作品がないことを特許事務所を通じ確認しているところでございます。なお、現在、ポスターの原画を1月15日まで募集中ということで実施をしてございます。

今後の予定でございますが、来年4月に正式に県実行委員会を設立し、準備をさらに加速していくこととしてございます。来年度、この大会の会期中を中心に、各部局の職員の皆様にも運営のお手伝いをお願いすることになるかと思いますが、全国から参加する選手の皆さんが万全の態勢で競技に臨むことができるよう、皆様のご協力をぜひお願いしたいと思ってございます。以上でございます。

 

(太田副知事)

ただいまの説明に対しまして、質問・意見ありましたらお願いいたします。大会時、県職員も相当協力する形になるのでしょうか。

 

(伊藤教育長)

各部局の皆様にもご協力をいただきながら、万全な体制という形にもなりますし、観光面等も含めて、関係部局とも事前の段階から少し調整をさせていただいて、この大会に向けて盛り上がりというものをつくっていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

 

(太田副知事)

ほかにございますか。知事から何かございますか。

 

(阿部知事)

冬季国体をぜひ成功させるように、関係部局でしっかりと協力して取り組んでもらいたいと思います。再来年の話ですが、もう実質は1年という状況です。特に来年はさまざまな大きな行事が長野県で立て続けに開かれるということになります。全国植樹祭、「山の日」の全国大会、G7の交通大臣会合、それからこの冬季国体。その間にもいろいろなお祭り等もある中で、ぜひ、こうした一連のイベントを関係の皆さんと協力して、しっかりと所期の目的が達成されるように取り組んでいかなければいけないと思っています。県警の皆さんにも警備等でご腐心いただかなければいけませんし、また、それぞれのイベントの所管部局だけではなくて、関係する部局、あるいはそうじゃなくても応援してもらわなければいけない部分も出てくると思います。そういう意味で、全庁一丸となって、来年のさまざまなイベントをしっかり対応して乗り切っていってもらいたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。

 

(太田副知事)

冒頭申し上げましたように、本日は、大久保和孝コンプライアンス推進参与にお越しいただいておりまして、「社会から信頼される組織へ~コンプライアンスが組織文化を変える」をテーマにお話をいただくことになっております。先立ちまして、宮下コンプライアンス推進室長からお願いいたします。

 

(宮下コンプライアンス推進室長)

コンプライアンス推進室の宮下でございます。大久保先生におかれましては、10月20日にコンプライアンス推進参与として就任いただきまして、精力的に指導いただいているところでございます。先生は、新日本有限責任監査法人のシニアパートナー、公認会計士・公認不正検査士として活躍されておりまして、厚生労働省の年金特別会計公共調達委員会委員長、国土交通省の航空局コンプライアンス・アドバイザリー委員会の委員、総務省の地域創造アドバイザー等を歴任されております。

本日は、コンプライアンスについての高いご見識からご講義いただき、また、来年1月には、先生とともに、具体的に部課長級の研修等も計画しているところでございます。では先生からよろしくお願いいたします。

 

<大久保コンプライアンス推進参与講演要旨>

○多くの組織で不祥事がなぜなくならないのか。そこで、真ん中思考を勧める。ここ最近の議論は、総論か各論のどちらかに偏ってしまう傾向が強く、真ん中を議論していく場がなさ過ぎる。こういう事件が起こるのは、真ん中が抜けているから。この真ん中を考えていくときに一番大事なのは、対話。対話というのは、多様な価値観とのぶつかり合いの中で着地点、真ん中を決めていくこと。対話できる風土づくりが抜本的な改革につながる。

○県がやるべきことは、徹底して法律を守っていく組織づくりではなく、最終的には県民の期待に応えていく組織づくり。県民の期待に応えられる組織づくりをしていくことがゴール。

○コンプライアンスは、ルールを守ることではなくて、社会の要請の期待に応えていくこと。これまで暗黙のルールだったものが、社会の価値観が変わったことによって許されなくなってきている。環境変化を職員に伝えて、職員にやめさせていくことによって職員を守っていく仕組みづくり、事前の未然防止につなげていくといった取り組みを。

○ルールは持っていても価値を生み出さない。使って初めて価値が生み出される。

○一つ一つの問題を自分事化していくような仕組みづくりが大切。隣の人のやっていることに対する無関心が実は一番大きな課題。一番大事なことは、環境変化を理解して、それを自分事化して行動につなげていくこと。

○研修はあくまで手段の一つ。小さな施策のプロデュース、組み合せをいかにしていくのかが幹部の責任。

○フォアキャスティングではなく、バックキャスティング(目指す姿を見つめ、今何をすべきか考える)が大切。

○どんな魅力的な職場をつくっていくのか、どんな職場が県民に信頼されていくのかを考え、そのために何をすべきなのか。それを考えてからこそ、実効性を伴い、本当に社会から信頼される組織につながる。形式的な取り組みではなくて、本当に意識を変えていくために何をすべきなのか。そして社会的要請というのは、多様な価値観。何が正しいかには一つの結論はない。だからこそ対話を通して、どうしていくべきなのが正しいのかということをみんなで一緒に考えてほしい。

 

(太田副知事)

ありがとうございました。ただいまの大久保コンプライアンス推進参与の話に対しまして、質問、意見ありましたらお願いいたします。

 

(大久保コンプライアンス推進参与)

質問が出ないと自分事化してないということなので。

 

(太田副知事)

原山総務部長。

 

(原山総務部長)

コンプライアンス推進室は総務部の所管でありますけれども、そういう意味では、県全体の組織風土改革のための責任を担っていると思っています。今、先生がご説明いただいた観点、単なる形式的な法令遵守ではなくて、ここで働いている個人が本当に守られて、自分たちの職務が全うできるような体制をどうつくっていくかという観点がすごく大事だと思っております。これから私どもが中心となりながら、県全体の組織運営の改革を進めていきたいと思っておりますので、質問というわけではありませんけれども、ぜひご一緒によろしくお願いいたします。

 

(太田副知事)

ほかにございますか。どうぞ。

 

(中島副知事)

貴重な講演ありがとうございました。私も林務部との車座集会や大久保先生のワークショップにも出させていただいて、いかに本当に自分事化するかということが重要かということと、また主体的にそのグループワークで本当に考えていくと、さまざまな課題が出ていく、その重要性を実感しているところでございます。そういった意味では、林務部だけではなくて、本当に全ての部局でこういったプロセスをやっていくことが必要不可欠だなと思っています。こういった研修、またはバックキャスティングによるビジョンをという作業は、やっぱり全職場でやるとすると、部局ごとがいいのか、課ごとがいいのか、または部横断がいいのか、どういった形でやっていくのが効果的だと先生は考えられるか、アドバイスいただければと思います。

 

(大久保コンプライアンス推進参与)

まず自分事化プロジェクトでちょっと余談ですけど、林務部でおもしろかったのは、林務部の中でも、今回の事件を他人事だったという人がかなりおりました。アンケートを見ると、俺には関係ないと思っていたけれども、大久保さんの話を聞いて、みんなあり得る問題だねというコメントがたくさんございました。そういう観点から、今の副知事のご質問に対して申し上げると、まずやるべきなのは、いろいろなやり方がありますし、長いプランの中ではいろいろやっていったらいいと思います。ただ短期的には、各部局の中で、しっかり完結して取り組んでいくことがまず先だと思います。その各部局の積み上がっていく中で、人事交流だとか、相互交流の中で、将来的にはそんなことにも展開があろうと思います。まだ長野県のコンプライアンスは始まったばかりです。私もいろいろ調べたんですけれども、おそらく県でこれだけの取り組みをしているのは、日本でも多分ないと思います。そういう意味においては、まさに新しい取り組みをスタートしたわけでございますから、焦らず着実にという意味においては、各部局できちっとやりながら、それをコンプライアンス推進室がちゃんとその部分をサポートしながら、時にはよそ者視点を入れながら取り組んでいくということになるんではないかなと思っております。

 

(太田副知事)

ほかにございますか。小さな質問で恐縮なんですが、8ページの、項目で言えば7の再発防止のカギの右上にあるこの部課長の表は何を意味しているのですか。

 

(大久保コンプライアンス推進参与)

研修というのはよく思いつきみたいにやるんですね。不祥事が起こるとコンプライアンス研修をやりましたみたいな組織がほとんどすけれども、本当は、意識を変えていくためには、誰を対象に、年間何時間でどのタイミングでやりますかと。例えば、部長のコンプライアンス研修をこれから年間5時間やりますと。1日で5時間やるのか、毎月1時間ずつ5回やるのか、こういうことまでちゃんとプログラムをつくっていくこと自体が戦略だということで、そこまでやるんですという説明のサンプルでございます。ありがとうございます。

 

(太田副知事)

ありがとうございました。ほかにございますか。どうぞ。

 

(小岩企画振興部長)

資料の5ページですが、「環境変化を社員に伝達し行動を抑制し」とありますが、その環境変化というものをまず感じ取る、その環境変化をまずは認識する役割を果たすというのは、どういう立場の人間がやるべきだということになるんでしょうか。

 

(大久保コンプライアンス推進参与)

ありがとうございます。すごく重要なご指摘です。先ほどの8ページとも絡むんですけれども、やっぱりリーダー教育ですね。現場の職員というのは、業務でもう精いっぱいだと思います。私はいろいろ経験しましたけれど、理屈は別ですけれども、コンプライアンスで世の中の変化なんて言っている余裕はないんです。では誰がそれを伝えるかというと、リーダーなんです。リーダーを具体的に言うと、県だったら課長・部長さんたちが、いろいろな社会の変化を知って、それを部下たちに伝えていく。私はリーダー教育をもっと徹底すべきだと思います。これは教育委員会のときも、伊藤教育長とも随分議論させていただきましたけれども、校長先生も、教育のプロではあるんですけれども、リーダー教育というのは、実はこれまであまり受けてきてないんですね。そういう意味においては、実はコンプライアンスとセットでやらなければいけないのは、リーダーとは何か、管理者とは何なのか、経営管理とはどういうことなのかということに対する教育もセットでやっていかなきゃいけないと思っておりますので、このあたりもまた、さまざまな提案の中で皆様のご意見をいただければと思っております。

 

(太田副知事)

ほかにございますか。どうぞ。

 

(野池危機管理監兼危機管理部長)

危機管理部の野池でございます。コンプライアンスを日本語に訳すときに、法令遵守と訳されていた、あるいは今でも訳されていること、それ自体が非常に構造的な問題だということを言われている中で、今日、非常によいキーワードとして、「お天道様は見ている」というような一つのワードをいただきました。これから研修もありますので、さらにそこを自分事として、特に管理的、監督的な立場にある者、含んでいきたいという感想を持たせていただきました。

 

(大久保コンプライアンス推進参与)

ありがとうございます。コンプライアンスを法令遵守と訳しているのはマスコミだけで、先進的な企業では、もうそんな企業はないです。社会の要請、期待に応えていくということに、もうほとんどの企業のホームページを見ていただくとわかると思います。ただし、問題は、先ほど2ページに書いたところで、では、社会の要請に応えるということはわかりました、細かいルールもわかりました。でも真ん中が抜けるから不祥事というのは全然なくならない。ここ最近、ほとんど、私も企業の研修依頼を受けるのは、この真ん中のところが中心になってきて、やっぱり意識を変えていかないといけないよねという中で、そんな思いを最初に説明させていただきました。ありがとうございます。

 

(太田副知事)

ほかにございますか。知事から何かございましたら。

 

(阿部知事)

大久保さん、どうもありがとうございます。私からは、もう一度、各部局長の皆さんと、行政経営理念をしっかり共有をしていかなければいけないと思っていますし、お話の中にも対話ということが何度も出てきたわけですけれども、共感と対話の県政ということで、県民の皆さんとの対話には、努めてきていますが、私も含めてこの部局長会議のメンバーが、もっと現場の職員としっかり向き合って対話をしていく必要があると思っています。

私も林務部の職員と、2回ではありますけれども、対話をさせていただいて、私の立場から見えていることと、現場の第一線の職員が見えていることは、同じものを見ていても、多分、違った見え方をしているわけで、私にとっても非常に有意義な意見がいっぱい出たと思っています。逆に現場の職員も、知事はこんな思いでやっているんだなということをわかってもらって、わかったことによって、自分たちはどういう行動をしなきゃいけないかというのを考えてもらう端緒になったんじゃないかと思っています。

業務をやっていると、どうしても目先の仕事、Aという仕事をいつまでにどう処理して、どういうふうに進めていきますかということだけに対話が絞られてしまいがちですけれども、その仕事を担っている職場の状況がどうなっているのか、あるいはそれを担当している職員がどういう思いで取り組んでいるのかということを、やっぱり把握しながら進めていくことが重要だということを、改めて私は感じていますので、ぜひ、日々の打ち合わせなどからしても、変えていかなきゃいけないところがあると思います。そこは、大久保参与にもいろいろアドバイスをいただきながら、しっかり進めていかなければいけないと思っています。

若干余談ですけど、昨日はクリスマスイブでしたが、私は、若い人たち10人ぐらい、女性が多かったけれども、話をして、もちろん、公務員もいれば、公務員じゃない人もいて、私と県政を語り合うなどというテーマでクリスマスイブによく集まってもらったなと思っています。そこでも、例えば、もっとどういう暮らし方、職場になればいいかなというときに、やっぱり子どもがいる人たちは、勤務時間中はしっかり仕事をやって、家庭に帰って夕飯を食べられる、そういう職場がいいよねと。多分、みんな、そういうふうに思っているし、そういうふうにしていかなければいけないんじゃないかというのは、みんな、ここのメンバーは思っているけれども、表の場でそういう議論をしたり、そういう対話したりすることは、あまりないんじゃないかな。酒を飲めばそういう話が必ず出てくるんだけれど、そういうものはやっぱり表の場でも正面から話をしていかなければいけないんだろうと思う。

あと公務員、国によって公務員に対する捉え方、受けとめ方は大分違うと思いますが、私は、公務員は誇りを持って仕事をできる、やりがいのある仕事だとずっと思っています。だけど、世間的には公務員は何か安定していいですね、あるいは何かお高くとまっていて、私たちの思いは本当にわかっているのと言われがちです。実際がそうだとは、私は思っていないけれども、言われがちです。それは何か要因があるわけです。どうしてそう受けとめられてしまっているのかということから含めて、やっぱりしっかりと考えていかなければ、本当に県民の期待に応える、信頼される組織にはならない。日本の行政はみんな同じ目線で見られているので、やっぱり私は、長野県は違うなというように本当に県民から思ってもらえるような組織にぜひしていきたい、していかなければいけないと思っています。

ぜひ、この職場の風土、行政ってこんなものというようにどこか考えてしまうところが私自身も含めてあるんじゃないかと思います。そこで止めると、非常にレベルの低い思考停止とは違うけれども、やっぱり大久保さんが言う、行政だから仕方ないよねというところから、多分、思考停止が始まってしまうんじゃないかと思います。ぜひそういう発想をこれからは持たないように、私も努力するし、各部局長の皆さんには、前向きにこのコンプライアンスの推進ということを受けとめてもらって、それぞれの部局から、あるいはそれぞれの職場からも、いろいろな問題提起をしてもらうと同時に、一緒になって、本当に県民の期待に応える信頼される組織は何かということを追求してもらいたいと思います。よろしくお願いします。

 

(太田副知事)

大久保コンプライアンス推進参与には、本当にお忙しい中ご出席をいただき、貴重なお話をありがとうございました。引き続きよろしくお願い申し上げます。

それでは次にその他に移ります。まず石原産業労働部長からお願いいたします。

 

(石原産業政策監兼産業労働部長)

年末の金融相談窓口を開設しております。開設の期間は、12月1日から12月30日まで、土日・祝日を除きまして開設という形になっております。県庁と地方事務所におきまして、年末の金融でお困りの方々、またはご相談をしたいという方々の相談に、電話、または面談等で対応しております。受付時間は開庁日は勤務時間中で、29日及び30日は、県庁が午前8時30分から午後5時15分まで、地方事務所が午前9時から午後3時までという形になっております。以上です。

 

(太田副知事)

次に伊藤教育長からお願いいたします。

 

(伊藤教育長)

1点だけ、PRをお願いいたします。県立図書館で企画展「GIFT:子どもの世界が変わった時」を、今週22日火曜日から年明け1月28日木曜日まで実施をしてございます。戦後70年の企画展とし、今年の夏にも「発禁 1925-1944:戦時体制下の図書館と知る自由」と題した企画展を開催し、県内外から多くの反響をいただいたところでございまして、現在、県内の公共図書館で移動展示も継続しているところでございます。

今回の企画展開催につきましても、リーフレットの本文にも掲載してございますが、書庫の蔵書整理中に英語のタイトルで美しいカラー表紙の当時の古い児童書が目にとまり、その上に、この表紙にもありますが、「GIFT」というものの判子が押してありました。そこからひも解いていったところ、これが戦争直後に、進駐軍が入ってきて、進駐軍のほうで民主化等を進める上で図書館を自ら造っており、それが長野市にもありましたが、日本が独立を回復するときに県立図書館にその蔵書が移されたというような歴史がひも解かれたわけでございます。これに改めて光を当てながら、戦前から戦中、戦後と移り変わったときの貴重な資料を展示しながら、戦後70年の最後をみんなで振り返ってもらいたいという企画展を実施してございます。

県立図書館は今年から改革大実施中ということで、大いなる改革をどんどん展開をしてございまして、そういう意味では大きな県政課題等も踏まえ、また歴史の大きな流れの中で従来にない企画展等を実施してございますので、ぜひ一度お時間があるときに足を運んでいただければと思います。よろしくお願いいたします。

 

(太田副知事)

次に原山総務部長からお願います。

 

(原山総務部長)

本日、大北森林組合の補助金不適正受給問題等に関しまして、職員の懲戒処分を行いました。詳細につきましては、この後、記者会見を行いますのでここでは出せませんが、大変遺憾な事態でございます。一日も早く県民の皆様の信頼を回復しなければならないと考えております。既に林務部、それから県全体の、県民の期待に応えられる組織確立のための取り組みを、大久保参与のご指導をいただきながら進めているところでありますけれども、本日のこの処分を契機として、より一層のその取り組みを加速し、真に県民の皆様に信頼される県職員、県組織となるよう、職員一丸となって進めていくことを部局長の皆様にもお願いしたいと思います。以上です。

 

(太田副知事)

他の部局から年末年始等含めまして、何かございますでしょうか。では最後に、知事からお願いいたします。

 

(阿部知事)

この部局長会議は今年最後ですか。

 

(太田副知事)

そうです。最後です。

 

(阿部知事)

では、私から最後に、今年1年も、大変部局長の皆さんにはお世話になりまして、ありがとうございました。いろいろな課題があり、また新しい取り組みもスタートして、1年を振り返ると、私としてはあっという間に過ぎ去ってしまったなという感じです。来年に向けて、ぜひ、先ほども言ったように、長野県の強みとかすばらしさを発信していくことができるイベント等が目白押しの年ですから、そういうものを積極的に生かして、長野県の良さ、強みをさらに強化する年に来年はしていきたいと思っています。

また、今年は、コンプライアンスに始まりコンプライアンスに終わった感も、正直、あると思っています。もちろん今回の大北森林組合の件については、原山部長からも話があったように、厳正に対応して、そして今回のことを教訓に、組織の再生を図っていかなければいけないと思っています。

一方でコンプライアンスの推進自体は、大久保さんからも話をしてもらったように、単にルールを守りましょうという話、かた苦しく、縮こまるような思考のコンプライアンスの推進ではなくて、むしろ、先ほども例に挙げたように、本当に職員がどういう職場にしたいのか、どういう職場ならもっと仕事をしやすいのか、そして本当に県民の期待に応えるということは何なのか、国がAという施策を出してきて補助金をくれるから、単にそれを粛々とやることが県民のためなのかどうかということから、私は本当に考えていかなければいけないと思っています。

このコンプライアンスの問題は、単なる法令遵守の問題であれば、研修をやって法令どおりやってくださいと言って終わりということになりかねないですけれども、私たちがやろうとしているのは、全くそんなことではなくて、本当の意味で組織風土、そして我々一人一人の意識をどうするかということですので、もう一回、各部局長の皆さんもそのことをしっかり振り返りつつ、まだ来週まで仕事はありますけれども、これから年末年始、短い休みですけれども、コンプライアンスのことについて、頭の中で思いをめぐらせてもらえるとうれしいなと思います。

いずれにしても、今年1年間、県民のためにも、いろいろな施策を具現化し推進することができたと思っています。そのことは、各部局長の皆さんはじめ県職員の皆さんの踏ん張りの成果だと思って、改めて感謝をします。ぜひ、来年は、今年よりもさらに前向きでいい年になるように、私も頑張っていきたいと思いますので、皆さんもしっかり取り組んでもらいたいと思います。ありがとうございました。

 

(太田副知事)

以上をもちまして、本日の部局長会議を終了いたします。

 

会議資料

会議次第(PDF:69KB)

資料1: 県有施設の耐震化について 主要施設(災害拠点施設・大規模施設)を耐震化!(PDF:1,481KB)

資料2: 第72回国民体育大会冬季大会について(PDF:144KB)

その他資料

社会から信頼される組織へ~コンプライアンスが組織文化を変える(PDF:254KB) 

 社会から信頼される組織へ 参考資料(PDF:1,742KB)

県立長野図書館 戦後70年企画展「GIFT:子どもの世界が変わった時」(PDF:2,974KB)

おいしい部局長会議~地域資源を活かした新商品を味わう(PDF:305KB)

 

Adobe Readerのダウンロードページへ

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。

お問い合わせ

総務部秘書課

電話番号:026-232-2002

ファックス:026-235-6232

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?