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更新日:2019年4月19日

平成28年(2016年)4月22日部局長会議録

時間:9時30分~10時39分

場所:県庁特別会議室

 出席者:

阿部知事、太田副知事、中島副知事、小林公営企業管理者、原山教育長、尾﨑警察本部長、野池危機管理監兼危機管理部長、

小岩企画振興部長、小林総務部長、青木県民文化部長、山本健康福祉部長、関環境部長、石原産業政策監兼産業労働部長、

吉澤観光部長、北原農政部長、池田林務部長、奥村建設部長、清水会計管理者兼会計局長、土屋監査委員事務局長、

小野人事委員会事務局長、土屋労働委員会事務局長、高田県立大学設立担当部長、角田職員キャリア開発センター所長、

井出行政改革課長、米久保水道事業課長

 

(太田副知事)

おはようございます。ただいまから部局長会議を始めます。はじめに、今回の熊本地震で被災された皆様への支援につきまして、野池危機管理監から説明をお願いいたします。

 

(野池危機管理監兼危機管理部長)

おはようございます。お手元にA3、1枚の資料がございます。平成28年熊本地震への対応についてということでございます。私から現在の状況を説明させていただきたいと思います。まず、左側に地震の概要とございますが、14日と16日に震度7を観測しました。

2は被害状況で、消防庁の資料からでありますけれども、死者は58名、その下に避難指示・勧告、避難所の状況がございますが、熊本県では658箇所で、昨日の9時25分現在で10万人弱の避難者がいるという状況でございます。

右側に長野県のこれまでの対応がございます。まず、義援金につきましては、15日から県庁及び10の合同庁舎、18日からは銀座NAGANOで募金の受付を開始いたしました。

それから緊急支援物資の搬送ですが、こちらは、県と県の市長会、町村会で協定を結んでいます長野県合同災害支援チームで、県と市町村が一体となって支援をするという仕組みで動いております。まず、第1次は4月18日、10トントラック1台分、そして19日、20日は10トントラック6台分ということで、10広域全てに支援物資の供出をお願いしました。

職員の派遣が(3)にございます。これは、全国知事会や国の省庁から応援要請が来たものに対応したものでございます。まず、避難所の応援や物資の運搬関係では、28日から、当面、県職員1班5名を南阿蘇村へ派遣ということで、現在、調整をしているところでございます。健康福祉部関係では、医療支援ということで、救護班が、本日、信州大学医学部附属病院チームが派遣をされます。生活困窮者相談ということではケースワーカーですが、これは24日から当面の間、1班2名を派遣いたします。保健師チームでは、23日から1班4名が南阿蘇村に派遣をされます。建設部の関係では、既に第1陣として、被災建築物応急危険度判定士の派遣が熊本市へ行われました。また、第2陣以降、市を含めて16名を被災現場に派遣をする予定でございます。

ボランティア情報ですけれども、県社会福祉協議会でボランティアに関する情報発信を既に行っております。九州以外からもボランティアを受け付けるというのは、熊本市でございます。

一番下には震度分布がありますけれども、気象庁では、活発な地震活動がまだ継続中ということでございます。震源が広域に広がる過去に例がない地震で、今後の地震の推移の見通しは難しいと言っております。被災者の支援も長期にわたると見込まれております。

長野県は、これまで多くの災害の際に、全国から温かい支援をいただいてきた県でございます。今回の地震に対しましては、でき得る限りの最大限の支援を、県、それから市町村、県民の皆さんと一体となって行っていきたいと思っています。被災者の皆様の気持ちに寄り添い、情報の共有と各部の協力をぜひよろしくお願い申し上げます。また、関係する部から最新の情報で追加がありましたらお願いいたします。

 

(太田副知事)

ほかの部局長さんから何かございますか。よろしいですか。知事から何かございますでしょうか。

 

(阿部知事)

熊本地震について、大変甚大な被害が発生したというよりは、まだ発生しているという状況だと思っています。野池危機管理監からの話でも出ていましたけれども、長野県は、御嶽山の噴火災害、神城断層地震、あるいは栄村の地震など、度重なる災害に際して、全国から本当に温かなご支援をいただいてきた県であります。今回の熊本地震には、我々長野県全体でしっかりと応援をしていくということが必要だと思っています。

また、県民の皆さんも、報道等で被災地の状況をご覧になり、あるいは熊本や九州に親戚の方、知人の方がいらっしゃる方もいるわけでありまして、そういう皆様はじめ県民の皆さま全体も、やはり被災地をしっかり応援したいという思いを持たれている方が大勢いらっしゃいます。そういう県民の皆さんの思いにも応えるという意味で、全力で被災地支援に当たっていきたいと思っています。

既に義援金の募集を始め、また救援物資の搬送も始めています。昨日は、私も出発式に出させていただいて、応急危険度判定業務に第1陣として4名の県職員を派遣いたしました。これから、ここに記載されているように、救護班、ケースワーカー、保健師、あるいは応急危険度判定士の第2陣など、人的な支援が本格化してくるわけですので、ぜひ、それぞれの部局においては、今、私が申し上げたような長野県としての考え方を、派遣される皆さんにもぜひ伝えていただきたいと思います。また、現在も地震が継続して発生しているという状況ですから、くれぐれも、派遣された応援する側の人間も、自らの安全をしっかり守るということを十分留意して、被災地支援に当たっていただきたいと思っています。

また、救援物資の搬送等、「チームながの」で市町村との連携のもとに行っていますが、これからの支援は、おそらく息の長い支援にしていかなければいけないだろうと思います。市町村あるいは関係団体の皆さんとは十分情報を共有してしっかりと取り組んでいただくように、危機管理部はもとより各部局の皆さんにおいても、情報収集、情報共有、そして適切な支援をお願いしたいと思います。以上です。

 

(太田副知事)

それでは、次に移りまして、今年度第1回目の「おいしい部局長会議」につきまして、北原農政部長から説明をお願いいたします。

 

(北原農政部長)

今年も部局長会議に合わせまして県内の食のおいしさをご紹介させていただきます「おいしい部局長会議」を、皆様の会費によりまして実施させていただきます。本年度は、農政部、林務部、産業労働部、観光部、健康福祉部に加えまして、教育委員会にもご協力をいただきます。よろしくお願いいたします。

今回、農政部から、今が旬の「アスパラガス」と伝統野菜であります「ねずみ大根」を使用したドレッシング「おばちゃん手づくり大根おろし」をご紹介いたします。まず、アスパラガスですが、「おいしい信州ふーど(風土)」オリジナルのアスパラガスは、長野県が全国3位の出荷量を誇りまして、まさに今から旬を迎え5月に最盛期となります。飯山市や中野市など北信地域が主な産地ですけれども、県内全域で栽培されております。

食物繊維や亜鉛、ビタミン類が豊富なだけではなく、新陳代謝を促し疲労回復に効果があると言われております「アスパラギン酸」も豊富に含んでおります。また、紫アスパラガスには、ポリフェノールの「アントシアニン」も豊富に含まれております。これからスーパーや直売所で新鮮でおいしいアスパラガスをたくさん購入していただければと考えております。なお、6月の全国植樹祭の大会弁当にもアスパラガスを使っていただいております。

次にご紹介いたしますのは、信州の伝統野菜で坂城町特産の「ねずみ大根」を使用したドレッシング「おばちゃん手づくり大根おろし」でございます。ねずみのような形をした「ねずみ大根」は、独特の辛味と甘味が特徴ですが、「味ロッジわくわくさかき」さんで、6次産業化で商品開発したこのドレッシングにつきましては、「ねずみ大根おろし」をたっぷり使用したさっぱりとした味つけでございまして、野菜サラダはもちろん、天ぷらやハンバーグといったさまざまな料理に合います。

本日は、紫とグリーンの2種類のアスパラガスをご用意しました。紫は生のまま、グリーンは軽くゆでたものに、それぞれドレッシングをかけてお召し上がりいただきたいと思います。

また、本日のお昼ですけれども、県庁10階食堂で、JA長野県農産物PR協議会様によります「アスパラガスPRキャンペーン」の一環として、アスパラガスを先着250名様に、お一人様1本ずつお出しすることとしておりますので、旬の味覚をご賞味いただければと思います。以上でございます。

 

(太田副知事)

皆さんから意見・感想等ございますか。

それでは協議事項に入ります。資料1につきまして、井出行政改革課長から説明をお願いいたします。

 

(井出行政改革課長)

それでは私から、資料1、行政経営方針の策定について、説明をさせていただきます。現在は、1にあるとおり、今年度までを推進期間といたします「行政・財政改革方針」により、行政経営理念を定めまして、県民サービスの質の向上などに取り組んでいるところでございます。新たに、県民から信頼され期待に応えていくことができる行政経営に向けて、行政経営方針を策定していきたいと考えております。

本日は、策定に向けた方向性などを協議いただきたいと思っておりますが、2に記載のとおり、方向性をシンプルな形でまとめる。社会の変化に的確に対応していくために、これまでのような5年間の推進期間は設けずに、随時必要に応じて方針を見直していく形にする。職員一人一人が自分事として取り組むとともに、県民の皆様からも意見をいただいて策定するという形にしてはどうかと考えているところでございます。

スケジュールとしては、3に記載のとおり、年度末の決定を目指しまして作業を進めていきたいと考えております。

2ページ目は、現行の「行政・財政改革方針」でございます。説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。

 

(太田副知事)

ただいまの説明に対しまして、質問・意見等ありましたらお願いいたします。

 

(小林総務部長)

概要につきましては、今、行政改革課長からご説明したとおりでございますが、私から特に強調してお願いしたいのは、2の方針策定の方向性のところの、「県民から信頼され、期待に応えることができる行政経営」ということで、今年はコンプライアンス元年ということでコンプライアンスの推進に取り組んでおります。また、そうした中で、行政経営理念の徹底というところも取り組んでまいりたいと思いますので、ぜひそうした視点をこの中に入れ込んでいくというところをお願いしたいということが1点。

それから2点目は、「職員一人ひとりが自分事として「方針」を共有できる」とありますが、これは非常に大事なことだろうと思います。このためには、やはりでき上がったものを与える、示すというのではなくて、策定段階から職員一人ひとりが自分事として、そこへ参画して取り組むということが非常に大事だろうと思います。そのためには、私どもの組織の隅々までそうした考えが行き渡るということが非常に大事であると思っておりますので、そうしたスタンスで、部局長さんが先頭に立ってやっていただくことをぜひお願いをしたい。この策定においては、部局長の皆さんが本当にキーマンだろうと思っておりますので、ご理解とお取組をお願いしたい。以上です。

 

(太田副知事)

ほかにございますか。知事から何かございますか。

 

(阿部知事)

「行政・財政改革方針」で、行政経営理念も掲げて取り組んできているわけですけれども、まず、これまでの取組をしっかり検証してもらいたいと思っています。その上で、行政経営方針という形で、これまでの「行政・財政改革方針」とは大分異なりますが、追求するものとして、県民の期待に応えるということは同じだと思います。しかしながら、期限を区切ってというよりは、長野県の行政経営はこういう考え方で取り組むという方針を明確にして、それをしっかり全庁的に共有できるものにしていきたいと思っています。

総務部長からも話がありましたけれども、コンプライアンスという言葉は入っていませんが、まさに県民から信頼され、期待に応えることができる行政経営というのは、コンプライアンスの推進の目指す方向性と同じ話でありますので、コンプライアンス委員会を各部局でも設置をして、今の仕事の仕方、あるいは職場風土の課題、そうしたものを出してきてもらわなければいけないと思っています。ぜひコンプライアンスの推進の取組と、この行政経営方針の策定とをしっかりリンクをさせて取り組んでもらいたいと思っていますので、よろしくお願いします。

 

(太田副知事)

それでは、今、説明がありましたものに基づきまして、長野県行政経営方針の策定を進めていくということにしたいと思います。

次に報告事項に移ります。資料2につきまして、角田職員キャリア開発センター所長から説明をお願いいたします。

 

(角田職員キャリア開発センター所長)

資料2でございますけれども、「イクボス・温かボス(あったかボス)宣言」の実施でございます。取組の趣旨にございますように、この宣言は、「長野県女性職員活躍推進計画」に位置づけられた取組でございます。働きやすい職場環境づくりを進め、ワーク・ライフ・バランスを実現するという趣旨でございます。

また、長野県連合婦人会が主催いたします「イクボス・温かボス創出プロジェクト」への参加をいたしまして、賛同企業等を含めた共同宣言を経まして、県全体の取組へと展開していくものと位置づけでございます。

県としての宣言を行っていただく方は、知事以下ご覧のとおりでございまして、現地機関を含めてお取組をお願いしたいと考えております。

宣言の手順でございますけれども、まず、宣言の前に理解してほしいこと、後ほど触れますけれども、これにより制度等について再確認いただきながら、「チェックリスト」も用意させていただきましたので、自己点検などをしていただく。その上で業績評価面談等の機会も最大限活用していただいて、職員の状況やニーズを把握していただく。そして宣言をしていただくという流れでございます。

次のページに、宣言の様式を示させていただいています。定型文とあわせまして、囲み内に、文例、取組例がありますけれども、こういったことを参考にしていただいて、オリジナルの取組を記載いただくと考えております。次はチェックリストですけれども、参考までにお示ししております。

それから宣言の前に「理解してほしいこと」ということでございますけれども、例えば、妊娠中における配慮ということで、職員に対して配慮すべき点、そして休暇など、支援のための制度紹介、あるいは職場の体制づくりのポイントなどをまとめたものでございます。ある意味でこの宣言という取組のスタートでもあり、最も重要な構成要素と考えております。

今後ですけれども、7月に連合婦人会主催の「共同宣言」、1,000人規模に参加し、年度後半にかけまして、県全体としてのムーブメントにつなげていくということでございます。

なお、4月20日付けで、全ての所属あてに取組に関して正式に要請をさせていただいております。また、JSNにも同じものを掲載しておりまして、職員の皆様にも、ぜひ自らのこと、つまり支援・応援を受ける側、そしていずれする側ということで、この取組を意識的に捉えていただくよう、あわせてお願いを申し上げたいと思います。以上でございます。

 

(太田副知事)

ただいまの説明につきまして、質問・意見等ありましたらお願いいたします。

 

(中島副知事)

この「イクボス・温か(あったか)ボス宣言」、ぜひ部局長の皆さん含めて、知事・副知事がリーダーシップをとって進めていければと思っています。4月11日に連合婦人会主催の講演会がありましたが、そこで強調されていたこととしては、これは女性のワーク・ライフ・バランスだけではなくて、ぜひ男性がイクメンとして家事や育児にも参加できる、そういったイクメンを増やしていく、そういった視点で始まったというお話がありました。

また、「イクボス・温か(あったか)ボス」は、その男性・女性のワーク・ライフ・バランスを応援することではありますが、それだけではなくて、例えば、ワーク・ライフ・バランスを実現するためには、皆さんが役割分担して、また共有して、チームワークをよくしていく必要があるので、ワークスマートということで、よりその生産性の高い働き方につながっていきますし、また、その個人が仕事だけではなくてプライベートのことも上司に共有することができるような環境ができれば、風通しのよい職場づくりができ、またその上司が積極的に配慮することが、その職員の皆さんの職場に対するロイヤリティーを高めるということで、単にワーク・ライフ・バランスだけではない、コンプライアンスにもつながるような働きやすい職場づくりにつながる、そういった趣旨もあるということでしたので、ぜひそういった趣旨でも応援できればと思っています。

ぜひ、県の独自の取組として、イクボス宣言する前に、宣言の前に「理解してほしいこと」を整理しました。そこをしっかり読んで、ボスのほうから積極的に声をかけるような、そんなボスが増えていくといいなと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

 

(太田副知事)

ほかにございますか。知事からお願いいたします。

 

(阿部知事)

「イクボス・温か(あったか)ボス」と両方行っているところは、ほかにもありますか。

 

(中島副知事)

ないと思います。

 

(阿部知事)

子育てと介護と両面を視野に入れての取組なので、イクボス宣言はやっているところは多いですけれども、ここは、本県としてのオリジナリティーが非常に強い分野でもありますし、また、中島副知事からお話があったように、単に気合を入れて宣言しましょうということだけではなくて、この「理解してほしいこと」を私もしっかり読まなきゃいけないと思っていますけれども、理解した上で宣言をしてもらうというところが非常に重要だと思っています。

先ほどの行政経営方針の話であるとか、コンプライアンスの話をしましたけど、この「イクボス・温か(あったか)ボス宣言」も、そうしたものと強い関連があると思っています。ここに書かれている「イクボス・温か(あったか)ボス宣言」をして、職員が働きやすい、家庭と仕事を両立できる環境をつくっていくためには、仕事の仕方自体も相当変えなければいけない。あるいは組織の風土や、私も含めて職員一人ひとりの意識も変えなければいけないということ。ただ、何か宣言するという形に見えがちですけれども、私はかなり重要な意味がある宣言だと思っていますので、各部局長の皆さんにも、そうした意義を十分理解をしていただいた上でこの宣言をしていただきたいと思っています。

この「理解してほしいこと」は本県だけのものですか。

 

(角田職員キャリア開発センター所長)

おそらくですけれども、ここまで詳細に事前の理解を促しているというものは、長野県オリジナルと理解しています。

 

(阿部知事)

これから産業界とかにも同じように行っていただくとしたときに、こういうものを参考にお示しした方がいいと思いますが、どうですか。

 

(中島副知事)

ほかの企業の皆さんにも参考にしていただけるように発信していきたいと思っていますし、ぜひ、それぞれの部局でいろいろな企業の皆さんと集まられる機会がありましたら、ぜひ「イクボス・温か(あったか)ボス」の取組、そして県の取組も参考までに発信をいただけるとありがたいと思います。

 

(阿部知事)

よろしくお願いします。

 

(太田副知事)

それでは各部局で、それぞれの取組をこれに準じてお願い申し上げます。

次に資料3、資料4につきまして、関環境部長から続けて説明をお願いいたします。

 

(関環境部長)

それでは環境部から2点、報告をさせていただきます。まず資料3です。「冬の信州省エネ大作戦・2015」の取組結果についてですが、下の1に取組期間が記載されておりますけれども、昨年12月1日からこの3月31日まで、各部局、県民の皆さまのご協力をいただきながら実施をさせていただきました。

取組方針としては、記載のとおり、県民生活や経済活動に影響を及ぼさない、無理のない範囲で、前向きな節電・省エネ対策というようなことを心がけて呼びかけたところであります。

主な取組につきましては、最終の4ページに細かく記載をしておりますが、今年からは、多くの電気を使用する事業者などに情報発信を毎週行ったことや、節電・省エネ行動について、県民各層の協力をお願いしてきたところです。

4は目標と結果についてであります。最大電力は、平成22年度に比べまして、全県で5%の削減という目標でありましたが、結果としては、全体の平均気温は高かったのですが、1月25日前後に冬型の気圧配置が強まって、この冬の最低気温を記録したことなどもあり、22年度に対し5.7%増の結果となってしまいました。県機関につきましては、3ページ目にありますが、トータルとしては9%減の目標に対しまして、15.3%と目標を大きく上回る結果となりました。

次のページをご覧いただきますと、上に全体の日ごとの最大電力量のグラフを載せておりますが、1月25日の前後10日間ぐらいで目標を達成することができませんでしたが、それ以外につきましては、おおむね下回った状況になっています。

もう一つの指標として5にありますが、長野県下における電力需要、販売の電力量トータルの状況であります。これにつきましては、記載のとおりでありますが、5年連続で平成22年の基準年を下回っておりまして、12月から2月につきましても、3月はまだ公表されておりませんが、おおむね11.7%がピークで下回った状況で、12月から2月まででは全体でマイナス9%ということで、販売電力量トータルでは、結果として大きな前進が見られています。

最大電力需要が達成できなかったことについては、この冬、暖かい日が続いておりまして、急激に冷え込んだためというようなことも考えられますけれども、今後、電力の自由化の影響もあり、正確な電力需給状況の把握に努めながら、最大電力需要量の削減についても一層取り組んでいきたいと思います。今後も引き続きご協力をお願いいたします。

続きまして資料4をご覧いただきたいと思います。これは、先ほど熊本地震への対応について、話があったところでありますが、長野県における、あらかじめ災害廃棄物の対応状況を、昨年度末、まとめさせていただいておりますので、報告をさせていただきます。

長野県の災害廃棄物の処理計画ということでありますが、計画の位置づけに記載をしておりますように、災害廃棄物と言っておりますが、地震や水害等により発生する廃棄物について、環境省で指針を定めておりまして、この指針に基づき、あらかじめ県としての災害廃棄物処理計画を策定したところであります。この指針に基づいて、市町村には、具体的な災害廃棄物処理計画の策定をお願いしているところです。

目的につきましては、記載のとおりで、災害廃棄物の処理を適正かつ迅速に行うため、基本的な考え方や処理方法をあらかじめ示すことにより、県民生活の環境保全、それから公衆衛生上の支障の防止を図るとともに、早期の復旧・復興に資することを目的としております。

災害廃棄物の実施主体については市町村でありますが、県は市町村と連携をいたしまして、連絡調整、情報収集、支援要請等を行う立場となります。

計画の概要ですが、想定される災害により、どの程度の災害廃棄物が発生するかという見込みを推計しております。全壊、半壊など、それぞれ被害戸数に応じてどの程度の処理量が見込まれるかをあらかじめ考えておくこと。また、これは右側に参考で記載をしておりますが、県でまとめている地震被害想定調査報告書の中でも糸魚川-静岡構造線断層帯の地震で、例えば県内で800万トンの災害廃棄物の発生が見込まれるなど、非常に大きな見込みも出されております。

こういったものを念頭に置きながら、2の平常時の備えとして、組織体制や役割分担を定めたり、災害廃棄物の処理方法をあらかじめ決めておくこと。また、3の発災後の災害廃棄物処理についても、見込み量を直ちに推計し、情報収集を行いながら、災害廃棄物の処理の実施に当たるというようなことを定めております。

今後の対応ですが、県では、県としての計画を定めましたので、市町村における計画策定の促進を行ってまいりたいと思います。また、この県の計画についても継続的な見直しを行ってまいりたいと思っております。市町村におかれましては、現在、19の市町村で具体的な市町村災害廃棄物処理計画を策定されておりますが、こういったところに加え、ほかの市町村においても計画をつくっていただくようお願いをし、平常時の備えの充実をしていきたいと思います。以上であります。

 

(太田副知事)

今の資料3、4を合わせまして、質問・意見ありましたらお願いいたします。私からいいですか。資料4の災害廃棄物の処理計画の中で、実際に廃棄物を処分する場所については、これらの計画、市町村計画も含めて、具体的に示すのですか。

 

(関環境部長)

仮置き場から始まって、実際の処理をどの処理場で行うなどを定めることになっております。実際には、廃棄物の処理施設自体も被災をする場合がありますので、そういった場合に備えて、広域的な応援体制なども定めることとしています。

 

(太田副知事)

ほかにございますか。知事から何かございますか。

 

(阿部知事)

災害廃棄物処理計画は、ぜひ市町村に計画策定を促して、いざという時にしっかり対応できるようにしていただきたいと思っています。ここの中にも書かれていますけれども、糸魚川-静岡構造線断層帯の地震等、長野県も内陸型地震で大きな被害が想定をされる断層も存在しているわけでありますので、ぜひ、今回の熊本地震、まだ継続しているわけでありますけれども、コンプライアンスの中で繰り返し出てきているキーワードの一つが、自分事化するということだと思っています。ぜひ、熊本の地震を全力で応援すると同時に、我々も現状を自分事に引き寄せて考えて、長野県で同じような地震が起こったときにどういうことをしなければいけないのか、今の準備体制で十分なのか、こうしたことも、各部局長の皆さんには、自分事として考えておいていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

(太田副知事)

それでは次に資料5につきまして、石原産業政策監兼産業労働部長から説明をお願いいたします。

 

(石原産業政策監兼産業労働部長)

まちなかおためしラボの結果につきまして、報告をさせていただきます。昨年8月に、この部局長会議で応募状況の説明をさせていただきました。このたび、おためし期間が終了いたしましたので、その報告でございます。

結果でございますけれども、昨年の秋からこの春まで、関係部局、関係機関のご協力をいただきまして、8組14名の方々に、長野県におきまして、ITの関係の事業起こしを行っていただきました。おためし期間終了後の状況でございますけれども、8組のうち7組が引き続き県内に拠点を維持しております。それから残り1組でございますけれども、いったんは引き上げましたけれども、今後、移住を検討することになっております。

そこで、少しビデオを見ていただきますが、実際に「おためしナガノ」を行っていただいた方々の現状をビデオに撮ったものでございます。

 

【「おためしナガノ」プロモーションビデオ「Tapit編」インタビュー】

 

昨年度は、長野、上田、飯山の3地域で行ったわけですけれども、今年度は、東信地域、木曽、伊那谷にも拡大をして実施してまいりたいと考えております。今、見ていただきましたビデオは、今後、募集等で活用したいと考えております。皆さまには、宿舎等未利用の県有財産等の活用で、いろいろとご協力をいただくことがあると思いますけれども、よろしくお願いいたします。説明は以上です。

 

(太田副知事)

ただいまの説明につきまして、質問・意見ありましたらお願いいたします。

 

(原山教育長)

すごくいい取組だったと思いますが、見えてきた課題みたいなものがあったら、教えてもらいたいのですが。

 

(石原産業政策監兼産業労働部長)

一つは、地元企業との連携がまだまだということがございます。どうしても首都圏に縛られることがあります。ただ、お客様との関係では、新しい顧客を地域内で見つけていただいたことが、まだ小さいですけれども、一つ、メリットかなと思っております。

 

(太田副知事)

ほかにございますか。知事からございましたらお願いいたします。

 

(阿部知事)

ありがとうございました。今の動画は、インターネットで見られるのですか。

 

(石原産業政策監兼産業労働部長)

見られます。

 

(阿部知事)

この「おためしナガノ」で検索すればいいのですか。

 

(石原産業政策監兼産業労働部長)

そうです。名前を「おためしナガノ」に少し変えさせていただきました。長野を少し前面に出そうと思っています。同じことを行ってくり市町村も出てくるかなということで、長野を前面に出しました。

 

(阿部知事)

今年の予算は、何組分、何人分ですか。

 

(石原産業政策監兼産業労働部長)

現在、12組分を考えております。昨年の1.5倍としています。

 

(阿部知事)

私も宣伝するようにしますので、ぜひ部局長の皆さんもPRに努めてもらえればと思います。よろしくお願いします。

 

(太田副知事)

では引き続き取組をお願いいたします。

資料6につきまして、北原農政部長から説明をお願いいたします。

 

(北原農政部長)

農政部から「国際フラワーフォーラム2016」の開催につきまして、報告をさせていただきます。この催しですが、目的に記載がありますとおり、国産・県産花きの魅力や幅広い活用方法について、産・学・官が連携して国内外へと発信することで、花きの生産振興と需要拡大に資するというものでございまして、開催テーマは「信州から発信 花き新需要の創出と花き産業の新たな展開」といたしました。

主催でございますけれども、県内外13の花き関係団体、機関で構成します国際フラワーフォーラム2016実行委員会でございまして、阿部知事が会長を務めます。会場及び開催期間でございますが、記載のように、塩尻市の県野菜花き試験場と松本市において、7月7日から9日までの3日間となります。

フォーラムの概要でございますが、花き新品種の公開・展示は、7月7日、8日の2日間、塩尻市の県野菜花き試験場において、リシアンサス、これはトルコギキョウの英語名でございますけれども、このリシアンサスの最新の品種等185品種を一堂に展示、一般公開いたします。国内では、今までに例のない大規模な展示ではないかと考えております。

次に7月8日に松本市のホテルブエナビスタを会場として、オープニングセレモニーと国際リシアンサスフォーラムを開催します。開会式典と基調講演に続きまして、世界から高い評価を受けております日本のリシアンサスを取り巻く情勢等について、国内外の生産や消費動向に関する講演とパネルディスカッションを予定しております。

7月9日は、キッセイ文化ホールを会場として、花きの新需要創出・発信フォーラムを開催いたします。産地と小売店がタイアップした消費拡大の取組、教育・医療現場における花の活用、近年、急増しております花の輸出に関するセミナーのほか、花を用いた子どもたちへの公開授業など、記載のとおり多くのイベントを予定しております。

また、関連催事としまして、教育委員会と連携して、県内農業高校の農業クラブ連盟主催によりますフラワーアレンジメントコンテストを同時開催する予定としております。

現在、チラシやポスター、ホームページなどで周知を図っておりまして、準備に万全を期しているところでございます。フォーラムを契機といたしまして、輸出拡大、また県内花き産業の新たな取組を加速するとともに、式典等で生花のコサージュの利用など、日常生活における花の活用を促進することによりまして、花きの振興を図ってまいりたいと考えておりますので、関係部局の連携・ご協力をお願いいたします。

なお、式典等での生花のコサージュにつきましては、まずは農政部からとして、本年度の農業大学校入学式で写真のとおり使用しました。今後、フラワーフォーラムにとどまらず、さまざまな式典での活用をお願いしてまいりたいと考えております。6月の全国植樹祭では来賓への対応をお願いしておりますけれども、各部局におきましても、それぞれの式典の中で、今後、お願いに上がりますので、ご検討をよろしくお願いいたします。

なお、本日はデモンストレーションとしまして、知事に生花のコサージュをつけていただいております。今回は、リシアンサス、トルコギキョウのコサージュとなっております。説明は以上でございます。

 

(阿部知事)

デモンストレーション役で若干貢献させていただています。これは、いいですよね。

 

(太田副知事)

ありがとうございました。

 

(北原農政部長)

よろしくお願いします。

 

(太田副知事)

質問・意見等ありましたらお願いいたします。よろしいですか。それでは各部局、それぞれの立場でのこのフォーラムの周知及び花きの普及について、ご協力を賜りたいと思います。

次に資料7につきまして、米久保水道事業課長から説明をお願いいたします。

 

(米久保水道事業課長)

それでは資料7につきまして、ご報告をさせていただきます。企業局がつくりました「川中島の水」が、このたびモンドセレクションのビール、水、ソフトドリンク部門におきまして、最高金賞を受賞いたしました。本日、皆様にお配りしてございますが、「川中島の水」は、県営水道の原水でございます企業局四ツ屋浄水場の地下約100メートルの井戸水でつくったものでございます。

今後の予定といたしましては、6月までにモンドセレクション認証メダルの受賞ロゴマークを入れた「川中島の水」を新たに1万本つくりまして、災害あるいは事故が起きた際の備蓄用飲料水として使うほか、防災訓練や小学生の施設見学など、さまざまなイベント等におきまして提供してまいりたいと考えております。説明は以上でございます。

 

(太田副知事)

管理者から補足はございますか。

 

(小林公営企業管理者)

ありません。

 

(太田副知事)

質問・意見等ありましたらお願いいたします。知事から何かございますでしょうか。

 

(阿部知事)

これは、企業局の皆さんの努力で大変すばらしい賞を受賞できて、私も大変うれしく思っていますし、ぜひいろいろなイベントとかでもう少し使っていく工夫を各部局にもしてもらいたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

(太田副知事)

次にその他でございますが、まず、高田県立大学設立担当部長からお願いいたします。

 

(高田県立大学設立担当部長)

新しい県立4年制大学の設立準備の状況について、ご説明をいたします。新県立大学につきましては、平成25年6月に新県立大学基本構想を策定いたしまして、26年2月に施設整備方針を定め、平成30年4月の開学を目指して準備を進めております。お手元にこの3月末に作成しました高校用のリーフレットを配付させていただきました。新大学の名称につきましては、一般公募を行い、3月に「長野県立大学」とすることに決定をいたしました。大学名の後ろについております(仮称)は、文部科学省の認可が得られた時点でとれることになりますが、この名称をもって、今後、認可申請あるいは広報活動等を行ってまいる予定でございます。

リーフレットをお開きいただきますと、上段に施設のイメージ図を掲載しております。左上ですが、現在の長野県短期大学の敷地に三輪キャンパスとして校舎を建設いたします。4月9日に、知事にも出席いただき、起工式を行いました。右上が後町キャンパスで、旧後町小学校跡地に「象山寮」と名づけた学生寮を整備することといたしております。

中段に記載の理事長予定者の安藤国威さん、学長予定者の金田一真澄さんを中心に、本年10月に予定しております文部科学省への大学設置認可申請に向けて、教員の選考やカリキュラムの準備を行っております。

左下に学部構成を記載してございますが、グローバルマネジメント学部は、経営学あるいは経済学などを中心に学んで、グローバルな視野を持ったビジネスリーダーあるいは地域社会のリーダーを育成する学部であります。食健康学科、こども学科からなる健康発達学部と合わせまして、2学部3学科の構成となっております。

右下に本学の教育の特徴を記載してございます。全学生に海外体験をさせる。1年次は全員が後町キャンパスで寮生活を行う。少人数で親身な教育を行う、地域課題の解決に取り組んでいくといったことを通じまして、地域に貢献できる若者を育てることを目指しております。

リーフレットの裏面に、これまでに決定しております学費、入学者選抜方法などについて記載をしてございます。今後、新大学の第1期生となります現在の高校2年生やそのご家族、高校の先生、また将来の就職先と見込まれる県内企業の皆様を念頭に、新大学の特徴・特色をアピールしてまいりたいと考えております。

新大学の設立につきましては、今年度当初予算の柱の一つとなっております郷学郷就県づくりに位置づけられた主要事業ともなっております。今後とも教育委員会をはじめ各部局の皆様には、さまざまな場面でご協力をお願いすることになろうかと思いますが、引き続きよろしくお願い申し上げます。以上でございます。

 

(太田副知事)

質問・意見等ございますか。なければ、次に池田林務部長からお願いいたします。

 

(池田林務部長)

お手元に「全国植樹祭だより」を配付させていただいております。第67回全国植樹祭も開催まで44日となっております。式典の演目、植樹会場の準備も、現在、順調に進んでいるところでございます。大会運営に当たります県職員、市町村職員、ボランティアは、1,400名を超えまして、現在、研修やリハーサルを行っておりまして、本番へ向けて滞りなく準備を進めていきたいと考えております。

「植樹祭だより」の表をご覧いただきたいのですが、5月21日の飯山市、南木曽町を皮切りに、各地域で県民植樹が始まる予定となっております。6月5日まで各地域での県民植樹を通じまして、県内の大会へ向けた機運を一層盛り上げていきたいと考えております。

資料をお開きいただくと、6月5日のプログラムの概要を記載させていただいております。当日は、中ほどにもございますが、県内の民放各社にもご協力をいただきまして、エムウェーブと4カ所の植樹会場を中継で結びまして、式典に来られない皆様にも式典の臨場感を体験していただくことで、広域開催型の大会を演出してまいりたいと考えております。

中ほどでございますが、式典会場内にはおもてなし広場を設けまして、県内の特産品や、観光PRのためのブースを50程度設けまして、信州の魅力を発信してまいりたいと考えております。

それから裏面でございますが、大会に当たりまして、協賛いただきました企業・団体を掲載させていただいております。多くの皆様にご協力をいただいており、感謝を申し上げます。

いずれにいたしましても、当日は、天皇皇后両陛下のご臨席のもとに、全国から多くの皆様をお迎えする予定となっております。大会の成功に向けまして、各部局、現地機関、県警察の皆様方のご協力をよろしくお願いしたいと思います。林務部からは以上でございます。

 

(太田副知事)

皆さんから質問・意見がございますでしょうか。なければ、次にミニ手話講座ですが、山本健康福祉部長からお願いいたします。

 

(山本健康福祉部長)

健康福祉部からは、第2回のミニ手話講座をお願いできればと思います。前回は挨拶に関係する単語でしたけれども、1回ではなかなか難しいところではあるかと思いますので、ちょっと簡単に私から3つだけおさらいをさせていただければと思っています。

【部局長開始における第2回ミニ手話講座】

 

(太田副知事)

ありがとうございました。ほかに何かございますか。最後に知事から何かございますでしょうか。

 

(阿部知事)

先ほど農政部から「国際フラワーフォーラム」について、報告してもらいましたけれども、ぜひこの花の文化を長野県から広げていきたいと思っています。先ほど北原農政部長からも言ってもらいましたけれども、例えば、いろいろな会合で来賓にお付けする花も、できるだけ生花を使ってもらいたいと思います。予算上の制約もあるかもしれませんが、そこは財政課とよく相談していただきながら、ぜひ使ってもらえると、長野県は日本一の生産量の花の種類もたくさんあるので、そういうことも含めてアピールをしていきたいと思っています。また、花の話から外れますけれども、おととい、芸術監督団を4人の方に、文化振興事業団の理事長から委嘱させていただいているわけですけれども、近藤理事長を中心に4人の芸術監督の皆さんと一緒になって、長野県の文化をさらに充実したものにしていきたいと思っています。

ぜひ各部局に考えておいてもらいたいのは、芸術監督団の皆さんと懇談した際にも、文化・芸術を単独で考えるだけではなくて、教育や福祉、例えば小林研一郎さんの奥様がおっしゃっていましたけれども、知的障がいの方たちはコンサートに入れてもらえなかったりするけれども、そういう人たちにも楽しんでもらえるということが必要だという話もありました。また、上田のサントミューゼの館長をされている津村さんのお話の中では、今、熊本地震で被災地支援をやっていますけれども、被災された皆さんの心を癒す上での文化の重要性ということで、これは災害関連の話でもあります。もとより多くの観光客にお越しいただく上での文化的な魅力ということでは、これは観光にも関係がある話です。ぜひこの文化については、県民文化部の課題であるだけではなくて、各部局の課題として、あるいは各部局が率先して文化にどう取り組むかということをこの機会に考えてもらえるとありがたいと思っています。

心豊かな長野県をつくっていく上で、ぜひ文化の力というものを使っていかなければいけないと思っていますし、これは先ほどの花の話も同じでありますし、また植樹祭の報告もありましたけれども、私は、木と森の文化を長野県で創造し発信をしていきたいと思っています。この文化というキーワードを、それぞれの部局の施策の中にも取り入れながら、それぞれの施策をどう展開するかということを考えてもらえればありがたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

(太田副知事)

ありがとうございました。以上をもちまして、本日の部局長会議を終了いたします。

 

 

【会議資料】

 

会議次第(PDF:101KB)

平成28年熊本地震への対応について(PDF:235KB)

資料1: 長野県行政経営方針の策定について(PDF:710KB)

資料2: 県職員による「イクボス・温かボス(あったかボス)宣言」の実施について(PDF:360KB)

資料3: 「冬の信州省エネ大作戦・2015」の取組結果について(PDF:569KB)

資料4: 長野県災害廃棄物処理計画について(PDF:271KB)

資料5: 「まちなか・おためしラボ」について(PDF:65KB)

 (参考)「まちなか・おためしラボ」PRチラシほか(PDF:772KB)

資料6: 「国際フラワーフォーラム2016」の開催について(PDF:2,863KB)

資料7: 企業局「川中島の水」のモンドセレクション最高金賞受賞について(PDF:248KB)

その他資料

 ・長野県立大学(仮称)(PDF:3,159KB)

 ・全国植樹祭だより第5号(PDF:4,890KB)

 ・第2回部局長会議ミニ手話講座(PDF:119KB)

 ・おいしい部局長会議~おいしい信州ふーど(風土)(PDF:176KB)

 

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