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更新日:2019年4月19日

平成29年(2017年)2月8日部局長会議録

時間:9時30分~10時20分

場所:県庁特別会議室

出席者:

阿部知事、太田副知事、中島副知事、小林公営企業管理者、原山教育長、尾﨑警察本部長、野池危機管理監兼危機管理部長、小岩企画振興部長、小林総務部長、青木県民文化部長、山本健康福祉部長、関環境部長、石原産業政策監兼産業労働部長、吉澤観光部長、北原農政部長、池田林務部長、奥村建設部長、清水会計管理者兼会計局長、小野人事委員会事務局長、土屋監査委員事務局長、土屋労働委員会事務局長、岡地財政課長、福田情報公開・法務課長、井出行政改革課長

 

(太田副知事)

おはようございます。ただいまから部局長会議を始めます。最初に知事から何かございますか。

 

(阿部知事)

今朝から、ACE県庁メイキングプロジェクトの取り組みとして県庁の階段への応援メッセージの表示を始めてもらっていますが、いい取り組みだと思います。ぜひ部局長の皆さんも階段の上り下りをしっかりやって、健康になるように頑張ってもらいたいと思います。また、ACEプロジェクトももう一回、新年度はしっかり取り組みを進めていきたいと思います。、今回は総務部でだいぶ頑張ってもらいましたけれども、健康福祉部中心に、それぞれの部局でも、この健康づくり県民運動、ACEプロジェクトをしっかり認識して取り組んでいってもらいたいと思いますので、よろしくお願いします。

 

(太田副知事)

本日のおいしい部局長会議につきまして、原山教育長から説明をお願いいたします。

 

(原山教育長)

今日は教育委員会からご紹介をさせていただきます。お手元のタブレットに資料がありますが、稲荷山養護学校高等部の食品加工班が作りました「パウンドケーキ」、「カップケーキ」、「りんごジュース」になります。説明は書いてありますので、読んでいただきたいと思います。試食・試飲用に「パウンドケーキ」と「りんごジュース」をお配りしてありますが、それとは別に「カップケーキ」と瓶の「りんごジュース」を用意してあります。これはそのままお土産としてお持ち帰りいただきたいと思います。

それからお皿の横に添えてあるメッセージカードは、このケーキを作った子どもたちが書いてくれたものです。子どもたちが、知事、副知事、部局長の皆さんに食べてもらおうということで、一生懸命作ったものです。先週、私が学校へ行って、「作ってください、お願いします」って言ったら、「はい」ということで作ってもらいました。ぜひ味わっていただきたいと思います。以上です。

 

(太田副知事)

せっかくですので、味の感想をお願いします。総務部長。

 

(小林総務部長)

本当に「パウンドケーキ」も「カップケーキ」も、味も非常に良く、甘みも適度でいいと思います。また、「りんごジュース」も濃厚なジュースで楽しめましたし、今日、手書きのメッセージカードもいただいていて、本当に心温まるなと思いました。ぜひまた、「お越しください」って書いてあるので、行ってみたいと思います。

 

(原山教育長)

実は販売許可まで取れているので、一般販売も可能ですが、作れる量が限られていまして、保護者や教職員の中で売れてしまっているので、ほとんど外には出ないという貴重なものでございます。

 

(阿部知事)

メッセージはそれぞれ違うようだけど、私へのメッセージには、「知事、パウンドケーキのお味はいかがですか」と書かれています。

 

(太田副知事)

他にございますか。なければ協議事項に入ります。資料1につきまして、岡地財政課長から説明をお願いします。

 

(岡地財政課長)

財政課でございます。説明に先立ちまして、平成29年度当初予算編成に当たり、各部局の皆様に多大なご協力を賜りましたことをこの場をお借りして厚く御礼を申し上げます。

それでは資料1-1をご覧ください。平成29年度は、「しあわせ信州創造プラン」の総仕上げの年でございます。当初予算は、最終年度を迎える「しあわせ信州創造プラン」の着実な推進と信州創生のさらなる飛躍に向け、5つの重点施策を中心に編成をいたしました。現場の最前線で責任を持って主体的に地域課題に向き合う地域振興局を本年4月に設置し、地域と手を携え施策の実現に取り組むこととしております。また、新たな「長野県行政経営理念」の徹底や行政経営改革にも取り組んでまいります。平成29年度当初予算額は、8,625億円余でありまして、対前年度比で約131億円の減、率にして1.5パーセント減となってございます。

重点施策は、ここに掲げた五つでございまして、1「人口減少対策」、2「地域経済の活性化」、3「多様な働き方・暮らし方の創造」、4「個性豊かな地域づくり」、5「安全安心な社会の実現」でございます。後ほど個別の資料でご説明を申し上げます。

また、「しあわせ信州創造プラン」の9のプロジェクトの関連事業は、310億円余で、全43指標のうち25指標で目標達成ができる見込みでありまして、プランの着実な推進に向け引き続き努めてまいります。

また、行政経営改革といたしまして、「県民起点」の意識改革、しごとの質・生産性の向上とリスクマネジメント等にも取り組んでまいります。

次のページをお願いいたします。平成29年度当初予算の姿について、グラフをご覧いただきますと、義務的経費については、公債費、人件費等は減少する一方で、社会保障関係費が25億円の増となり、また、その他の経費については、中小企業融資制度資金や災害復旧費の減によりまして、総額は131億円の減となってございます。

また、社会資本の整備について、下のグラフをご覧いただきますと、公共事業は10億円の増、施設整備等は経済対策基金事業の終了の影響を除けば増額となっております。

3ページをお願いいたします。県民の生活に身近な社会資本の整備といたしまして、新県立4年制大学の建設をはじめ、県営住宅の建て替えや特別支援学校の中信地区再編等を進めるとともに、県有施設の耐震化や県立高校・特別支援学校の集中的な修繕などを実施してまいります。

また、公共事業といたしまして、観光や地域振興などの観点から、地域活力の創出や魅力ある観光地づくりを進めるため、地域戦略推進型公共事業を実施するとともに、無電柱化の推進や都市公園施設の充実、防災・減災対策、農林業生産基盤を着実に整備することとしております。

4ページをお願いいたします。財政の更なる健全化ですが、主要一般財源の見通しについては、法人関係税等の増によりまして県税は増加をいたしますが、地方交付税が減少し、臨時財政対策債を含めた主要一般財源総額は、19億円減少する見通しでございます。

また、県債発行額につきましては、特に長野県立大学の整備によりまして、建設事業債は増加する見通しでありますが、元金ベースのプライマリーバランスは黒字となります。他方で、臨時財政対策債は、地方財政対策により増加せざるを得ない状況ですが、県債残高につきましては、通常債の減少額が特例債の増加額を上回るために、引き続き減少していく見通しでございます。

5ページをお願いいたします。財政調整のための基金については、主要一般財源の減少や社会保障関係費の増加によりまして、基金から97億円を活用せざるを得ない状況でありますが、今後、歳入確保・歳出削減に努め、最終的な取崩額の縮減に努めてまいります。健全化判断比率につきましては、県債発行の抑制等により改善する見通しでございます。歳入の確保・歳出の削減については、それぞれ取り組みまして、必要な事業に財源を重点配分しております。

6ページをお願いいたします。今回、5つの重点施策ごとに資料をまとめていただきました。取りまとめていただいた各部局の皆様に、重ねて御礼を申し上げます。各施策の全体像について、簡単にご説明申し上げます。

7ページをお願いします。「人口減少対策」の関係では、3つの取組みにまとめてございまして、まず(1)郷学郷就県づくりは、長野県立大学の開学準備の他、「信州やまほいく」認定団体に対する助成制度を新たに創設するもの、LD等通級指導教室担当教員を増員するもの、県立高校にICT機器を整備するもの、学びと働きを実現するデュアルシステムを拡大するものなどでございます。中ほどの(2)結婚・子育て支援は、新たに保育士人材バンクを整備するもの、「信州こどもカフェ」の立ち上げを支援する地域プラットフォームを構築・運営するものなどでございます。(3)移住・二地域居住の推進は、「信州で働くフェア」の開催、県営住宅の入居に係る居住地要件の見直し、移住等の魅力発信を行う事業などでございます。次のページ以降では、取組みごとに、目指すものやこれまでの取組み、今後の方向性、平成29年度の取組みについてまとめておりますが、説明は割愛をさせていただきます。

12ページをお願いいたします。2つ目の重点施策「地域経済の活性化」のうち、(1)の産業イノベーションの推進は、航空機システム拠点づくりに向けて取り組むもの、農業経営の効率化に向けて改善手法の導入を図るもの、日本酒・ワイン振興に取り組むものなどでございます。(2)のグローバル経済への対応は、輸出拡大、インバウンドの推進、海外との連携に取り組むものでございます。(3)地消地産の推進は、地域内で経済を循環させるために「しあわせバイ信州運動」を進めるもの、ホテルや給食における食材を信州産のものに置き換えることを推進するもの、環境エネルギー分野での技術等の産業化に向けた研究を支援し、また県有施設照明のLED化を推進するものなどでございます。

17ページをお願いいたします。「多様な働き方・暮らし方の創造」のうち、(1)働き方改革は、IT活用による新たな働き方の普及のため、セミナー開催やテレワーカーへの業務発注方法の普及を図るものなどでございます。(2)女性への応援は、新たにウィメンズカレッジ事業やセミナーを実施するもの、様々な分野で活躍する女性を支援する取組みなどでございます。(3)高齢者・障がい者の活躍は、特別支援学校で技能検定を導入し、就労支援を強化するものなどでございます。(4)文化芸術振興は、長野県文化芸術振興ビジョンの策定や信濃美術館改築などに向けて取り組むものでございます。

22ページをお願いいたします。「個性豊かな地域づくり」のうち、(1)は、地域振興局長が自ら考え執行する地域振興推進費を新たに創設するもの、地域戦略推進型公共事業を実施するもの、新たに中山間地域における訪問系の介護サービス提供体制の確保を図るための支援、天龍村の簡易水道に係る事務の代替執行などでございます。(2)交通ネットワークの充実は、まつもと空港の活性化を推進するため、20便を目標に国際チャーター便の就航に向けて支援するものをはじめ、リニア新幹線など高速交通ネットワークの強化や地域の生活の足の確保など県内の交通ネットワークの充実を図るものなどでございます。(3)観光地域づくりは、県DMOの体制を強化するもの、信州デスティネーションキャンペーン等により発信力を強化するもの、登山道や環境配慮型トイレ等の施設整備を支援するものなどでございます。

27ページをお願いいたします。「安全安心な社会の実現」のうち、(1)県土強靭化は、住宅等の耐震化を促進するための耐震改修に要する経費の補助上限額を引き上げるもの、新たに名古屋大学御嶽山研究施設の設置支援など火山防災施策を推進するもの、広域受援計画の策定に着手するものなどでございます。(2)健康長寿県づくりは、「信州ACEプロジェクト」を推進するもの、医療・介護人材を確保・育成するもの、水道メーターを活用した一人暮らし高齢者見守りシステム実証実験に着手するものなどでございます。(3)自殺・貧困対策は、日本財団と協働し全国のモデルとなる自殺対策計画を策定するもの、貧困対策として生活困窮家庭の子どもに対する学習支援を新たに行うもの、私立小中学校等に在籍する児童・生徒の授業料負担を軽減するもの、スクールソーシャルワーカーを増員するものなどでございます。重点施策は以上でございます。

31ページ目以降は、「しあわせ信州創造プラン」の9つのプロジェクトごとに取りまとめた資料であります。個別資料の説明は割愛させていただきますが、こちらの最下段、米印をご覧いただければと思います。目標達成が見込まれる指標は丸印をつけておりまして、例えば、32ページの下の表の右に見通しの欄がございます。創業支援資金利用件数や企業誘致件数には丸印が付いておりまして、これらについては目標達成が見込めるものという意味でございます。

次に42ページをお願いいたします。行政経営改革の取組みをまとめておりまして、「県民起点」の意識改革、風通しのよい対話にあふれた組織風土づくり、しごとの質・生産性向上とリスクマネジメントの3つで改革を進めてまいるものでございます。

続きまして資料1-3、中期財政試算についてご説明を申し上げます。平成29年度当初予算案を基礎として、一定の仮定を置いて試算をいたしました。なお、大規模建設事業として、県立4年制大学に加えて、今回の試算から信濃美術館及び県立武道館に係る建設費・運営費を考慮しております。試算の結果、引き続き一般財源が不足する見通しとなり、財政調整のための基金残高は減少していく見通しであることから、事業の見直しなどを徹底するとともに、予算執行段階において、歳入確保・歳出削減を徹底してまいりたいと考えてございます。また、県債残高につきましては、2ページ目でございますが、減少していく見込みでございます。中期試算については以上です。

私からの説明は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

 

(太田副知事)

ただいまの説明につきまして、質問・意見ありましたらお願いいたします。なければ、知事からお願いいたします。

 

(阿部知事)

まず各部、それから総務部財政課には、いろいろ試行錯誤しながらもいい形の当初予算案をまとめていただいたことに感謝したいと思います。財政課長からもらったペーパーに、私の言いたいことが書いてあるので申し上げると、予算編成の観点には、「しあわせ信州創造プラン」の総仕上げ、しごと改革を徹底し予算編成事務の効率化、限られた人員・厳しい財政状況を踏まえた検討の3つがあります。財政課がこういう視点で予算編成をやりましたということでありますけれども、私からはこの「しあわせ信州創造プラン」の総仕上げという部分は、予算編成だけではなくて、この最終年度を迎えるに当たって、ぜひ各部局、全職員の皆さんに、もう一回しっかり再確認してもらいたいと思っています。

そういう意味で、今回の新年度予算は、新規事業や新規施策を出すというよりは、これまでやってきたものを着実に進めていこうという方針で取り組んできましたので、まず議会で予算案をご審議いただいて、ご議決いただかなければいけませんが、ぜひ、次の段階においては、しっかり着実に成果を出していくということを意識して、最終年度でありますから、最後まで目標達成に向けてやり抜くということで取り組んでいってもらいたいと思っています。

非常に厳しい財政状況の中での予算編成ではありましたが、先ほど岡地財政課長から説明してもらったように、トータルはマイナスですけれども、いわゆる政策的な経費の部分は、しっかり予算措置をしていると思っています。公債費、人件費、県税交付金、中小企業融資制度資金、こうした部分はマイナスにはなっていますけれども、社会保障関係費、補助費・物件費、投資的経費、こうした部分は、災害復旧を除けばプラスになっているわけでありますので、そういう意味では、ぜひこの予算を有効に活かしていくということを念頭に置いて、新年度が始まったらすぐスタートダッシュできるように、今から各部で準備をしておいてもらいたいと思います。

予算編成の作業、大変お疲れさまでした。また、この予算案について、県議会でしっかりご議論いただく準備とその執行に向けた準備とをぜひお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。

 

(太田副知事)

これをもちまして、2月県議会定例会に提出いたします平成29年度当初予算案として決定をいたします。

次に資料2につきまして、福田情報公開・法務課長から説明をお願いいたします。

 

(福田情報公開・法務課長)

提出予定条例案につきまして、ご説明を申し上げます。資料2でございます。一部改正条例案30件、廃止条例案1件の合計31件でございます。なお、13ページに概要がございますが、今年度に第2回条例の一斉点検を実施してきたところでございます。前回、5年前に一斉点検を行っておりますけれども、今回も制定または最終改正から5年以上を経過している条例など127条例を対象に、規定内容を時代に適合し県民ニーズに即したものとするために、改めて検証を行ったところでございます。その結果、10条例について改正が必要と考えられる規定がございまして、これらをまとめまして、合計3件の一部改正条例案を今回提出させていただくこととしております。

1ページに戻りまして、主な条例案のみご説明をさせていただきます。まず、使用料・手数料関係でございます。1から9までの条例におきまして、諸経費の増大に伴う額の改定等を行っております。

このうち2の長野県手数料徴収条例の一部改正では、額の改定のほか、手数料の新設を行っております。15ページでご確認をいただいておりますが、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律、いわゆる建築物省エネ法によりまして、4月から新たに住宅以外の大規模建築物の新築等を行う場合は、省エネ基準への適合が義務付けられますが、この省エネ適合性判定に係るものなど、3つの法律に関する事務の手数料を新たに定めるものであります。

3ページでございますが、6の長野県工業技術総合センター試験等手数料徴収条例でございます。額の改定等のほか、公設試験研究機関の広域連携の取組みの促進等を図るため、県外からの利用に対する割り増し料金の設定を廃止いたします。

7ページをご覧いただいております。14の長野県職員退職手当条例の一部改正でございますが、現行の早期退職勧奨制度による退職手当の拡充措置がこの3月末で終了するのにあわせまして、より効果的に職員の年齢別構成の適正化を図るため、新たに早期退職募集制度を導入するものでございます。

16は長野県県税条例等の一部改正でございますが、地方税法の一部改正に伴いまして、地方消費税の税率の引き上げ時期を2年半延長し、平成31年10月からとする他、地方消費税が10パーセントになった段階で、あわせて行うこととされております法人課税における地域間の税源の偏在性を是正するための改正、自動車取得税の廃止及び自動車税の環境性能割の新設などを行うものであります。

11ページをご覧いただいております。27は屋外広告物条例の一部改正でございます。屋外広告物によります公衆に対する危害の防止を図るため、新たに安全点検の実施及び点検結果の報告を義務付けるなどの改正を行います。2年ほど前に札幌市で、屋外広告物の落下により人身事故が発生をいたしまして、屋外広告物の安全性の確保が一層求められるようになったことを踏まえた改正でございます。

28の県営住宅等に関する条例の一部改正では、本県への移住・定住の促進に寄与するため、入居者の資格のうち、県内に居住または勤務場所を有する方に限ることとしていた要件を削除いたします。県営住宅ストックの有効活用を図りながら、県外からの転入を促進するための改正でございます。

30の長野県地方警察職員定数条例の一部改正では、警察官の定数の基準となる政令による定員が増加することに伴いまして、本県の警察職員の定数を増員する改正を行います。

最後に廃止条例案でございます。31は長野県青年の家条例を廃止する条例案です。青年の家につきましては、青少年に団体宿泊訓練を通じてさまざまな教育事業を行ってまいりましたが、この3月末をもって、松川青年の家及び須坂青年の家を廃止するものであります。私からの説明は以上でございます。

 

(太田副知事)

ただいまの説明に対しまして、質問・意見等ありましたらお願いいたします。よろしいですか。知事から何かございますでしょうか。

 

(阿部知事)

第2回目の条例の一斉点検を実施していただきありがとうございました。各部局でも定期的に見直してもらった方が、いろいろな政策面の課題が見えてくると思います。作業的には大変だったと思いますけれども、その中から改正が必要なものが出てきて改正するということで、ぜひ、今後も定期的に実施をしていってもらいたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

(太田副知事)

これをもちまして、2月県議会定例会に提出する条例案として決定をいたします。

次に資料3につきまして、井出行政改革課長から説明をお願いいたします。

 

(井出行政改革課長)

平成29年4月の組織改正について説明をさせていただきます。まず、地域振興局の設置でございます。県民に身近な現地機関が、局長のリーダーシップのもとに一丸となって地域課題の解決に当たるように設置をするものでございます。所期の成果につながりますよう、各部局でもサポートをお願いしたいと思っております。これに伴いまして、2に記載のとおり、地方事務所を廃止いたします。

次に、専門性が求められます税務業務を独立して行う県税事務所を設置いたします。平成29年度は10所とし、平成30年からは課税業務を4所に集約をいたします。

3ページにまいりまして、まちづくりや災害に、建設・建築が一体となって対応するために、建築課を建設事務所に移管をいたします。

本庁では、コンプライアンス推進体制を強化するために、新たにコンプライアンス・行政経営課を設置いたしまして、しごと改革などとあわせて所管をいたします。

4ページへまいりまして、全国植樹祭推進室の廃止、それから準備が本格化する全国都市緑化信州フェア推進室を新設いたします。説明は以上です。よろしくお願いいたします。

 

(太田副知事)

ただいまの説明に対しまして、質問・意見等ありましたらお願いいたします。知事からお願いいたします。

 

(阿部知事)

まず、地域振興局については、県職員の皆さんの意見も伺い、市町村、関係者の皆さんのご意見も伺い、いろいろ検討しながら、こういう形にしました。長野県は県土面積が極めて広い県であり、そしてそれぞれの地域が特色を持ち、かつ市町村の数が他の都道府県に比べると多いという状況に鑑みれば、やはり現場、地域、こうしたものをこれまで以上に重視した県政を進めていくということが重要だと思います。それが、各地域の発展にもつながり、かつ長野県全体の発展にもつながると確信をしていますので、ぜひこの地域振興局が、当初の思い、我々の考えが実現できるように、各部局長の皆さん、あるいは本庁の職員の皆さんも、少し発想・視点を切り替えて取り組んでもらいたい。もちろん地域振興局、局長、職員、あるいは現地機関の職員の皆さんにも、この趣旨を伝えていかなければいけません。やっぱり現地機関のあり方、地域振興局のあり方は、本庁側の意識にも関わってくるところがありますので、現場に近い、県民・市町村に近い地域振興局、あるいは現地機関の考え方をできるだけ尊重しながら、県政全体が調和をとりながら進んでいくことができるように、各部局長の皆さんにも協力してもらいたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

それから、全国植樹祭推進室が廃止ということで、大イベントを無事成功させていただいてありがとうございました。新しく都市緑化信州フェアの開催準備ということで室を設置しますけれども、関係市町村、関係者の皆さんと十分連携をとりながら、これは他のイベントもそうですけれども、単に都市緑化フェアだけ良ければいいということではないので、それに向けて、あるいはそれ以後も、長野県の都市の緑化、まちづくりが推進されるよう、そうしたことも視野に入れながら進めていってもらいたいと思いますので、よろしくお願いいたします。以上です。

 

(太田副知事)

これをもちまして、平成29年4月からの組織改正内容として決定をいたします。

次に報告事項に移ります。資料4つきまして、奥村建設部長、井出行政改革課長から説明をお願いいたします。

 

(奥村建設部長)

資料4-1をご覧いただければと思います。まず、私から、平成28年度公共事業再評価の結果についてご報告いたします。続きまして行政改革課長から、新規評価及び事後評価の結果につきましてご報告申し上げます。

再評価についてでございますが、事業に着手してから一定期間を経過した公共事業について、必要に応じまして見直し等を行うことによりまして、事業の効率性、実施過程の透明性をより一層高めることを目的として行うものでございます。

平成28年度の対象事業となりました9カ所につきまして、外部の有識者から成る公共事業評価監視委員会に意見を求めまして、全ての事業につきまして、県の再評価案を妥当とする意見の具申がございました。これを踏まえまして、太田副知事を委員長とし、関係部局長で構成いたします公共事業再評価委員会におきまして、県の対応方針を決定いたしました。2の県の対応方針のところでございますが、本年度、再評価の対象事業は、下段の表に記載のとおり、道路6事業、街路2事業、砂防1事業でございます。各事業の対応方針につきましては、表の右端に記載のとおりでございます。道路と街路の8事業につきましては、現行計画によります継続といたしまして、一番下の砂防事業の筑北村栃平につきましては、想定される土砂災害を防止できる施設規模とするために、砂防堰堤をかさ上げする計画変更としております。引き続き事業の早期完成に向けまして、着実に事業の実施に努めてまいりたいと考えております。以上でございます。

 

(井出行政改革課長)

私から資料4-2で新規事業の評価について、ご説明をさせていただきます。総事業費が10億円以上の6カ所を対象に第三者評価を実施いたしました。着色した3カ所については、特に詳細に審議をいただいております。結果として、2にありますように、必要性・重要性・緊急性などをまとめた県の自己評価が妥当というご意見をいただいているところでございます。

次のページに行きまして、詳細審議いただいた3つの事業をご紹介させていただきます。上田市塩田のため池の耐震補強事業、栄村月岡から飯山市下境にかけての千曲川の流下能力が不足する箇所の堤防のかさ上げ事業、中野市の変則五差路になっております吉田交差点の改良を含めた街路事業の3つでございます。それぞれ、重要であり、早期の対応が必要だというご意見をいただいております。特に3番目の中野市吉田の事業につきましては、地域の課題を効果的に解決するためには、県の事業だけでなくて、地域の他の事業との連携も検討していくようにというご意見もいただいておりますので、関係部局で着工に向けた準備を行っていきたいと思っております。

次に資料4-3にまいりまして、事後評価でございます。こちらは工事が完了してからおおむね5年を経過した箇所について、事業の効果が現れているのか、あるいは環境がどのように変化したかといったことを事後に評価をしております。11カ所を抽出して実施をしておりますが、着色した3カ所を特に詳細に審議をしております。結果として、県の自己評価は妥当というご意見をいただいたところでございます。

次のページに行きまして、詳細審議の3カ所でございます。特に林道開設の飯田市矢はずにつきましては、崩れやすい地形を見極めて、全体計画の見直しを行ったということを評価する意見をいただいているところでございます。

評価結果については、今後の同種の事業を推進していくに当たって活かしていきたいと思っております。詳細な結果は、ホームページで公表させていただいております。よろしくお願いいたします。

 

(太田副知事)

ただいまの説明につきまして、質問・意見がありましたらお願いいたします。知事から何かございますでしょうか。

 

(阿部知事)

ありません。

 

(太田副知事)

それでは次にその他に移ります。まず小林総務部長からお願いします。

 

(小林総務部長)

冒頭、知事からもお話がありましたが、日頃から部局長の皆さんには、職員の健康管理につきまして、意を用いていただきまして、本当にありがとうございます。本日から始めました階段利用応援メッセージにつきましても、健康管理の他に省エネということにもつながるかと思います。ぜひ積極的な取組みをお願いするとともに、定期健康診断や人間ドックなどの受診状況についても、次の部局長会議までにまとめてご報告等いたしたいと思っております。現段階で未受診であるとか、あるいは、特に事後指導や要精密検査に該当された職員については、本人の自覚はもちろん大事ではありますが、所属長からもよく勧めていただき、年度末までに受診などをお願いできればと思っております。

また、時短プロジェクトにもご協力いただき、特に11月以降の超勤縮減が進んできてまいりましたが、年度末を迎えて、非常に仕事的には厳しい状況もあると思います。若手職員も多いものですから、ぜひ進捗管理もやっていただくとともに、超勤の縮減、あるいは引き続き健康管理のお取組みを私から改めてお願いしたいと思います。以上でございます。

 

(太田副知事)

次に山本健康福祉部長からお願いいたします。

 

(山本健康福祉部長)

それでは、ミニ手話講座を始めさせていただければと思います。前回に引き続いて、地名に関するもので講座をさせていただければと思っています。時間も限られておりますので、それでは平林さんからよろしくお願いいたします。

 

<ミニ手話講座>

 

(太田副知事)

他に何かございますか。原山教育長。

 

(原山教育長)

ながの銀嶺国体のスケート競技会とアイスホッケー競技会が、先月31日まで開催されました。ご案内のとおり、本県選手が大活躍し、優勝を含めまして、11種目で入賞者数が47でした。スケート競技会では、昨年に続きまして、男子総合、女子総合ともに優勝、アイスホッケーも8位タイということで好成績を収めることができました。大会運営につきまして、各部局から大勢の職員にご協力いただき、スムーズに進めることができました。各部局の皆さんにこの場を借りて心から御礼を申し上げます。

14日からは白馬村でスキー競技会を開催いたしますので、引き続き各部局の皆さんにはご協力をお願い申し上げ、それから地元の応援が選手の活躍を後押ししますので、応援にもお越しいただきますようお願い申し上げます。本当にありがとうございます。

 

(太田副知事)

最後に知事から何かございますでしょうか。

 

(阿部知事)

スケートの優勝は大変うれしく思っています。スキーもぜひいい成績が出るように、みんなでしっかり応援しましょう。ありがとうございました。

 

(太田副知事)

以上をもちまして、本日の部局長会議を終了いたします。

 

(会議資料)

 

会議次第(PDF:71KB)

資料1-1:平成29年度当初予算案のポイント~しあわせ信州創造プランの総仕上げ(PDF:9,954KB)

資料1-2:平成29年度当初予算案の概要(PDF:1,937KB)

資料1-3:中期財政試算(平成29年2月)(PDF:130KB)

資料1-4:主な見直し事業(PDF:136KB)

資料1-5:平成29年度当初予算要求に寄せられたご意見・ご提言に対する見解及び対応(PDF:109KB)

資料2:平成29年2月県議会定例会提出予定条例案の概要(PDF:252KB)

資料3:平成29年4月組織改正(案)について(PDF:182KB)

資料4-1~4-3:平成28年度公共事業評価について(PDF:4,707KB)

その他資料

部局長会議でのミニ手話講座~地域の表現方法(後編)(PDF:2,092KB)

おいしい部局長会議~地元産食材に愛情込めて稲荷山養護学校のりんごジュースとケーキ(PDF:709KB)

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