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更新日:2026年1月20日

知事会見(令和7年(2025年)12月25日(木曜日)15時02分~15時44分 会場:県庁)

項目

阿部知事からの説明

  1. 今年1年の振り返りについて
  2. 長野県石油商業組合への対応について

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取材者からの質問

  1. 全国知事会長としての取組について
  2. 令和8年度当初予算案について
  3. 新年の抱負について
  4. 信州まつもと空港について(1)
  5. 地方税収の偏在是正について
  6. 知事の年末年始の過ごし方について
  7. 知事任期の振り返りについて
  8. 信州まつもと空港について(2)
  9. 長野県総合経済対策について

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本文

阿部知事からの説明

1 今年1年の振り返りについて

長野県知事 阿部守一
 今年最後になると思いますけれども、会見を始めたいと思います。私から最初に2点お話を申し上げたいと思います。まず、今年最後ということで1年間の振り返りという観点で少しお話ししますが、今年1年間、県民の皆様方の御協力・御支援をいただく中でいろいろな政策、施策を進めることができました。改めて県民の皆様方の御支援に心から感謝を申し上げます。今年は、トランプ関税、いわゆる米国関税対応から始まって、物価高騰対策、経済が大きく動いた年になりましたので、そうした変化の中で困難を抱えていらっしゃる方々、あるいは事業者に対する支援を行ってきた年になったと思います。新しい内閣も成立した中で、引き続き県の立場としては地域の声を、私は今、知事会長という立場でもありますので、しっかり政府・関係方面に伝えながら、国の政策で県から見て変えるべきこと、進めてもらいたいこと、そうした意見をしっかり言いながら今後の県政を進めていきたいと思います。また、いろいろな課題がありましたが、トピック的な問題としてはクマ対策について、長野県はこれまでもクマによる被害がありましたが、今年は本県も含めて全国的にクマの出没件数が増えたこともあって、県としてもツキノワグマ対策本部を設置して、全庁一丸となって対策を進めてきました。また、知事会見の場でも長野県石油商業組合に関連する話題を随分御質問いただいた年になりました。まだ対応を継続中ですけれども、石商の皆様方には引き続き県民の皆様方の信頼回復に向けてしっかり取り組んでいただきたいと思っています。加えて、長野県の特有の話題として、今年は「劇場版『名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)』」の舞台になったということで、長野県庁というよりはどちらかというと県警本部に来られたと思いますけれども、多くの観光客が訪れ、普段の年とは違う県庁の雰囲気になったと思っています。政策面では、教育委員会に頑張っていただいて、いろいろな教育改革を進めていただいています。「ウェルビーイング実践校『TOCO-TON(トコトン)』」ということで、一人ひとりに合った学びを市町村、学校現場と連携して取組を始めましたし、いろいろなところで発想の転換を求めてきましたが、公共交通では「信州型広域バス路線支援制度」を創設して、単なる赤字補填にとどまらない独自の運行支援制度を構築しました。また、来年から導入予定の宿泊税についても様々な議論がありましたが、導入を決定し、今、具体的な使途の詳細について検討するところまで進めることができました。様々な課題もあり、前進させた1年でしたけれども、冒頭申し上げたように多くの県民の皆さんあるいは県職員の皆さんの御協力の中で県政を進めてこられて大変有難かったと思っています。来年、新しい年も長野県にとって明るい年になることを心から願っていますし、長野県150周年という年にも当たりますので、県民の皆様方と一緒にこれまでの長野県の発展を振り返りながら、そして未来を一緒に考えていけるような、前向きな年にしていきたいと思っています。

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2 長野県石油商業組合への対応について

長野県知事 阿部守一
 もう1点ですけれども、今の話題でも少し触れましたが、長野県石油商業組合への対応について申し上げたいと思います。かねてこの場でもお話をしていますように、石商に対して直接の聞取りを行う準備をしているところです。それに当たって石商側から県に対して、聞取りについては理事会を開催して組織として聞取りに対応していきたいというお話がありました。これは県の聞取りを組織としてしっかり受け止めるというシグナルだと思いますので、そういう意味では前向きな御提案だと受け止めています。中小企業団体中央会を通じて申し出がありましたので、県としても実際の聞取りの時には詳細にわたって聞き取らせていただく形になると思いますが、あらかじめ、こうした項目について聞き取りたいと中央会を通じて石商にお伝えしていますので、皆さんとも共有したいと思います。大きく4点申し上げていまして、一つは、公正取引委員会の排除措置命令等に対する対応についてです。排除措置命令で具体的な内容も盛り込まれていますので、そうしたものにどう対応していくのかという観点です。2点目が、県民の皆様への説明責任という観点です。冒頭申し上げたように石商の皆さんには県民の皆様の信頼回復に努めてもらいたいと思いますが、県民の皆様は本当のところはどうだったのか直接聞きたいという思いの方も大勢いらっしゃると思いますので、どういう形で説明責任を果たしていくのかについてもお伺いしたいと思っています。3点目が、ガバナンスの確立、コンプライアンスの遵守ということで、コンプライアンスをどう徹底していくのか、これから組織が再生していく上では大変重要な観点だと思っています。最後4点目が、再発防止策をどうしていくのかです。排除措置命令等への対応、説明責任、ガバナンスの確立、コンプライアンスの遵守、そして再発防止策、こうしたテーマを中心に石商から聴取を行っていきたいと思っています。今の時点では、年内に県からの質問項目への回答内容を検討する予定だと伺っています。先方の準備が整い次第、聞取りを行いたいと思っています。信頼される組織として生まれ変わっていただくことができるように、中小企業団体中央会とも連携して県としてしっかり対応していきたいと思っています。私からは以上です。よろしくお願いします。

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取材者からの質問

1 全国知事会長としての取組について

日本放送協会(NHK) 長山 氏
 年内の最後の会見ということで、今年、知事は全国知事会長に就任されました。およそ4か月間務めてこられた中で印象的だったことですとか、また、2026年知事会としてどういったことに取り組んでいきたいか、抱負などをお願いできればと思います。

長野県知事 阿部守一
 9月からのわずかな期間ですが、全国知事会長としての職務は非常に多岐にわたりましたので、私の仕事の内容も激変した部分があると思っています。特に印象深い、かなり力を入れて取り組ませていただいたのが、いわゆる教育無償化の政府との協議、あるいはその前段での対応ですが、自民党、公明党、日本維新の会の3党でいわゆる教育無償化、最終的には給食費の抜本的な負担軽減という方向にはなりましたけれども給食費の無償化という2点ありました。特に給食費については、都道府県の負担というのはそもそも想定していませんでしたので、全国知事会で子ども・子育て政策推進本部会議も開催して、47都道府県から意見を聞き、それを国にぶつけて協議をした上で、知事会、もっと言うと地方3団体、全国市長会、全国町村会も含めて要求していることについて、しっかり受け止めた提案がいただけたので、まだ細部の設計はこれからの部分がありますけれども、大きな方向性については知事会としても受け止めたところです。重要な課題については、地方と十分な時間的余裕を持ってこれから協議します。子ども・子育てに関するナショナルスタンダードについては、地方と協議をしながら国としても検討していくと。今回のいわゆる教育無償化の議論を通じて、プロセスの話とナショナルスタンダードの話の二つについて、文部科学省、財務省、総務省、3省庁連名の文書で明記された部分があります。この部分を今後の国との議論・協議の取っ掛かりとしながら、取り組んでいきたいと思います。そういう意味では、印象深いのはいわゆる教育無償化ですし、後段で御質問いただいた今後取り組んでいくことについては、国には地方に関わる重要なテーマは、早めにしっかり協議していただくことは今後求めて、実行していただきたいと思っていますし、ナショナルスタンダードの部分については、今後国と協議を深めていきたいと思っています。

日本放送協会(NHK) 長山 氏
 今、教育無償化の中で地方の負担というところもありましたけれども、例えばガソリンの暫定税率の廃止とか、そういったところの中でも知事は地方の恒久財源、安定財源の確保をおっしゃっていましたけれども、その辺りのいろいろな地方のお金を巡る議論について印象深かったことはほかに何かありますでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 先の総務大臣と財務大臣の大臣折衝で地方財政対策の大きな方向性が示されましたけれども、国の補正予算も含めて地方財源に意を用いていただく方向になっているとは感じています。補正予算でも重点支援交付金をしっかり措置していただいていますし、地方交付税についても増額していただいています。来年の地財に向けても、臨時財政対策債をなくすといったような方向性や地方一般財源総額も増やすという方向になっていますので、非常に地方に目を向けた対応をいただけているのではないかと思っています。一般財源総額(交付団体ベース)が前年比プラス3.7兆円、地方交付税総額が前年度比プラス1.2兆円の20.2兆円となっています。一般財源総額を増額いただけているのは、今、物価高騰で増額してもらわないと逆になんでこうなんだという話になりますが、今の状況も踏まえて増額していただけたことが有難いと思っています。

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2 令和8年度当初予算案について

信濃毎日新聞 小山 氏
 今の御質問の財政ですとか予算の関係に関連すると思うのですけれども、明日、政府で来年度の当初予算(案)について閣議決定する見通しで、総額で122兆3,000万円と聞いています。詳細な中身については今後だと思うのですが、今、知事からお話があった一方で、積極財政の金利の上昇ですとか市場の反応も含めて財政規律の面で懸念するような見方もあるわけですが、全体の当初予算が過去最大の122兆3,000万円というのはスケール感、規模感について何か御所見等はありますか。

長野県知事 阿部守一
 まだ予算が確定していないため中身をしっかり見ていないので何とも申し上げられないのが正直なところですけれども、今申し上げた(とおり)、一つは地方財政に関してはしっかり対応いただけていると思っています。その一方で例えば、いわゆるガソリンの暫定税率等についても一定の方向性は示していただけていますが、今回の税制改正の中で地方財政あるいは地方税制に影響する部分もいろいろありますが、そうした部分の恒久的な安定財源の確保については確定していない部分がありますので、持続可能な財政構造を作っていただくという意味では、今後政府においてしっかり責任を持って対応していただきたいと思っています。

信濃毎日新聞 小山 氏
 先週いただいた県の当初予算の各部局の概算要求についてですが、特に重点に掲げられたところの反映状況ですとか、これから評価・精査されると思うのですけれど現状の評価、どの程度の出来栄えというか、どんな感じでしょう。

長野県知事 阿部守一
 県の各部の要求は、正直言ってあまり私が見ているわけではないので、何とも今の時点で評価はできませんし、これから知事査定等を通じてブラッシュアップしていくところです。当初予算編成方針のポイントとして重点項目を記載していますが、例えば、産業競争力の強化とか、持続可能な農業の実現とか、こうした方針で掲げた分野については確実な方向付けをし、県民の皆様から御評価いただけるような内容の予算案にしていきたいと思っています。

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3 新年の抱負について

市民タイムス 萩原 氏
 今年最後ということで新年の方に目を向けて質問しますが、知事として4期目の総仕上げの年になると思うのですが、新年に向けて、抱負、目標、令和8年長野県をどのような県にしていきたいかというその辺の観点でお話をお伺いできればと。

長野県知事 阿部守一
 私の4期目の任期の最後になります。8月までですから8か月という形になりますので、県民の皆様にお約束してきていること、それから先ほど申し上げましたが、来年度予算に向けてお示ししている方針で明示していることについて、着実に政策ができるように取り組んでいきたいと思っています。加えて今年も11月定例県議会で、追加で補正予算案の提案をしましたが、引き続き、経済対策、物価高騰で困られている方々への支援であったり、事業者に対する支援であったりについては積極的に対応していきたいと思います。そうしたことを通じて、今日の部局長会議で申し上げましたけれども、新しい年は「共生」という言葉がキーワードだと申し上げています。共に生きる「共生」です。人同士の分断や対立が起きない、平和で安定した社会にしていかなければいけないと思いますし、また、人と自然の共生、クマ対策等もありますが、長野県は自然と共生して発展してきた県です。観光にしても林業にしても、いろいろな産業のなりわいも自然を基礎として成り立っているわけですから、人と人、人と自然の共生を通じて、平和で安定した長野県をつくっていきたい、そういう視点を持って来年新たな思いで努力していきたいと思っています。

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4 信州まつもと空港について(1)

市民タイムス 萩原 氏
 来年こうなるぞという部分で1点、ピンポイントで聞いてしまってあれですが、先日、沖縄(観光)感謝の集いを取材させていただいて、ものすごく盛り上がっていて、玉城知事の発言もかなり前向きなことを言っていていいなと思って聞かせていただいたのですけれども、沖縄との交流が今本当に順調にいっていると思うのですが、来年、沖縄と早期定期便という声もありますけれども、松本空港と沖縄に関してはどのような施策を展開されますか。

長野県知事 阿部守一
 沖縄との交流については、先日、玉城知事、(沖縄観光)コンベンションビューローの浜田会長をはじめ、多くの関係者の皆さんにお越しいただいて、沖縄観光感謝の集いを長野県で開催いただけたというのは大変ありがたく思っていますし、青少年交流も含めて様々な物産、観光、交流をこれまでしてきていますが、沖縄の方たちにも長野県の良さをかなり知っていただけるようになってきたのではないかと思います。こうした交流を更にいろいろな分野に広げて、双方の発展につなげていきたいと思います。特に御質問にありました松本空港については、玉城知事にプログラムチャーター便でお越しいただきましたし、玉城知事の御発言の中には沖縄経由で今のお客さんを長野県にお連れすることも可能ではないかというお話もありました。そうした未来志向の構想を形にできるように、航空会社の皆さんはじめ、地元の皆さん、関係の皆さんと一緒になって取り組んでいきたいと思っています。

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5 地方税収の偏在是正について

共同通信 奈良 氏
 東京都の一極集中、偏在是正の関係で伺いたいと思います。与党税制大綱で新たな偏在是正策ということで、地方法人課税と固定資産税について新たな偏在是正策を設けるというような方針を示されて、知事会長としても大いに評価するというコメントを出されたと思いますが、一方で東京都知事の反発もあると思います。これはそもそも知事会として都知事の同意を得るような、コンセンサスを得るべき話なのか、知事会長としてはどう取り組まれるか、そういったところを伺えればと思います。

長野県知事 阿部守一
 それは与党あるいは政府で決めていくことですので、知事会が全体のコンセンサスがなければ進められないという話ではないと思います。知事会としても、偏在性の少ない地方税財源の充実についてはこれまでもお願いしてきたところです。そうしたものをしっかり受け止めていただいた上で具体的な方向付けをしていただけたものと受け止めています。

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6 知事の年末年始の過ごし方について

中日新聞 林 氏
 知事会長になられてから知事予定を見ていても県内におられないことが非常に増えたと思っているのですが、年末年始、どんな過ごし方をされるのか伺えればと思うのですが。

長野県知事 阿部守一
 すごくつまらないですが、家にいます。小諸の家に基本的にはいると思います。特に出掛ける予定は今のところありません。

中日新聞 林 氏
 充電期間ではないですけれども、少し何か体を休めたりとか、知事のことでしょうから普段からたくさん本を読んでいらっしゃると思うのですけれども、何かゆっくりする時間を設けたいとか、何かいろいろ思いがあれば。

長野県知事 阿部守一
 ゆっくりしたいと思っています。今の日常は次から次へとやらなければいけないこと、考えなければいけないことが出てきますので、少しゆっくりした時間を持ちながら、もう少しいろいろなことの施策を練る、考える時間を作れるようにしたいと思っています。

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7 知事任期の振り返りについて

信濃毎日新聞 河田 氏
 質問が重なって恐縮ですが、来年任期の最終盤を迎えることになると思います。今年にとどまらず、政策の継続性もあると思いますので4期15年を振り返って実現できたこと、これから任期最終盤でまだ取り組まなければいけないこと、どのようにお考えでしょうか。お願いします。

長野県知事 阿部守一
 15年間を一気に振り返るのはなかなか難しいですけれども、1期目の時は、副知事は(過去)やってはいましたが、知事としての仕事という観点では初めてでした。しかも皆さん御承知のとおり、1期目の最初の当初予算を県議会で御議決いただいた直後、議場からの知事室に上がってくる途中で東日本大震災が発生し、その翌日に栄村で震度6の地震がありましたから、いろいろな意味で災害対策からスタートしたと思っています。これまで約15年間振り返ったときにも、いろいろな災害、非常に辛い出来事、悲しい出来事がたくさんありました。振り返って何を、と言われると、災害対応ですから成果が上がりましたとか、やり残しましたということとは全く次元が違いますけれども、私の心に深く刻まれているのは、様々な地震、洪水、林野火災、豪雪、火山噴火、いろいろな災害が最も強く頭の中にも心の中にも残っているというのが、正直なところです。今でも政策として続けているのは移住施策です。私が知事に就任した1期目の時に移住・交流課を作って、移住に熱心に取り組もうと、長野県のポテンシャルを生かせる分野は移住ではないかということで取組を始めて、移住したい県であるという評価は、調査によって微妙に違っているところがありますけれども、常に上位をキープしていることは間違いないと思っていますし、実際長野県に多くの方が移住して来られて、地域に溶け込んで御活躍いただけている状況です。そういう意味では、ずっと(時間を)かけてやってきて一定程度、今も力を入れていますけれども、移住・交流という分野は一つ大きいテーマではないかと思います。それから、1期目にスタートしてずっとやってきたのが、ワインバレー構想です。日本酒・ワイン振興ということで取り組みながら、ワイナリーの支援、ワインバレーの振興ということで取り組んできましたが、ワイナリーの数も当初、ワインバレー構想を始めたころに比べると3倍以上に増えています。また、ワイナリーもいろいろな分野で仕事をされていた方が参入したり、地域の幅広い活性化や振興につながっているということで、多くの皆さんの御協力・御支援のおかげで長い期間をかけて育ててくることができたのではないかと思っています。教育県、長野県と言われてきた長野県がなかなか教育県と言われなくなってしまっていたことを大変残念に思っていましたので、1期目の時から県立短大の4年制化に向けた議論を始め、長野県立大学の創設や信州やまほいく(信州型自然保育)認定制度であったり、最近では信州型フリースクール認証制度であったり、教育の分野でもいろいろと新しい取組を進めてくることができたと思っています。挙げだすときりがないのですが、産業系のことにも言及しますと、1期目の時に中小企業振興条例を制定して、以来産業・経済の活性化の観点でいろいろな取組を進めてきました。(県の)営業本部の設置であったり、産業振興機構の設立であったり、あるいは学びの場としての南信工科短大の設立であったり、産業面での取組・振興ということも確実に進めてくることができたのではないかと、航空宇宙、食品産業、医療機器産業の振興も含めて、取り組んできました。農業の関係では様々なオリジナル品種の開発をしました。現場で一生懸命研究していただいた職員のおかげだと思いますが、特にシナノゴールドについては、海外での生産につなげたということで、長野県産の農作物を海外で幅広く生産いただけているという一つの素晴らしいモデルではないかと思っています。併せて、農産物の輸出拡大にも努めて毎年のように輸出額が拡大して、昨年の段階で約26億円ということで、平成25年の統計開始時はわずか1.2億円ですから、それに比べると長野県の農産物もかなり世界に広がり、認知度が上がってきていると思っています。いろいろな取組をしてきましたが、やり残したことと言われても、みんなやり残しといえばやり残しで、今申し上げたようなことも決してここでゴールということではないので、さらなる改善や新しい視点での取組というのは、まだ必要だと思っています。ただ、そんなことを言っているといつまでも知事をやらなければいけなくなるので、私の任期でしっかりやり切れるところはやり切れるようにして、そのためにも来年度当初予算の編成に当面は全力投球していきたいと思っています。

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8 信州まつもと空港について(2)

信濃毎日新聞 小山 氏
 先ほどの松本空港の関係(の話)が出ましたけれども、地元4地区で発着枠が12から20(回)にすることで同意になったかと思います。沖縄との連携の展望等を語ってくださいましたが、松本空港全体の今後の活性化のイメージ、やや抽象的ですが地域にとって、長野県にとって、どういった存在にしていきたいかというところを発着枠自体が広がったことの受け止めとともに教えてくださいますか。

長野県知事 阿部守一
 信州まつもと空港は長野県の空の玄関口ですので、今お話もありましたように、まず地元の皆様の御理解・御協力を得ながら、さらなる発展に向けてしっかり取り組んでいきたいと思っています。一つは国内線の路線の充実、神戸便も複便化に戻していけるように取り組んでいきたいと思っています。また、国際チャーター便についても、コロナ禍で全くそうした状況ではなかったところを少しずつまた就航していただけるようになりましたので、引き続き力を入れていきたいと思っています。加えて、先ほどお話した沖縄との関係に力を入れていきたいと思っています。今回、1日20便ということで、地元の皆様に御理解いただけるような方向性になりました。大変ありがたいことだと思っています。今、松本空港の定期便の利用者数、あるいは利用率が非常に堅調に推移をしていますので、そうした勢いをさらなる増便につなげていきたいと思っています。一方で松本空港の施設自体についても、いろいろな課題や問題点の御指摘をいただいていますので、県の役割・責任として空港の体制整備、施設の充実についても取り組んでいかなければいけないと思っています。今、空港の機能強化に向けた概略検討を行っていますので、その結果を踏まえて、できるだけ早期にターミナルビル等の改修に着手していけるように取り組んでいきたいと思っています。

市民タイムス 萩原 氏
 今のお話を伺っていて、新年度の予算要求に、空港の機能強化が入っていますが、今、施設整備のお話もありましたが、地元としてはにぎわいの拠点として活用したいという声も聞くもので、空港の旅をする部分と切り離して地元にとってにぎわいの拠点みたいなものにしてほしいという声があるのですけれども、その辺をお伺いしてもよろしいでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 私もそういうふうにしていけると良いと思いますので、松本空港自体をどういう場とするか、今お話いただいたように航空便を利用される方たちだけの施設という考え方で良いのか、私も問題意識を持っていますので、しっかり考えていく必要があると思います。周辺は松本平広域公園ですし、非常に眺望が良い立地でもありますので、そうした場所に立地している空港として、どういう役割を担うのが適切なのかは十分議論していきたいと思います。

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9 長野県総合経済対策について

信濃毎日新聞 吉野 氏
 先日、長野市内で生活困窮者向けの食料品配布の関係を取材した際に、訪れた方から今回の国の経済対策の支援の対象が子ども1人当たりの給付というのもあり、なかなか支援が行き届いていなくて苦しんでいるという声を聞きました。今後、第2弾の経済対策を県でも検討されていると思いますが、第1弾では支援が行き届かなかった方への支援について現時点で何か考えていることがもしあれば。

長野県知事 阿部守一
 前半の方がよく聞こえず、どういう課題があるかということですか。

信濃毎日新聞 吉野 氏
 今回の国の総合経済対策が、子ども1人当たりの給付というのもあり、一律給付とはまた違う部分があるのかと思うのですが、そういった中で、現在県で第2弾の経済対策を検討されていると思いますが、第1弾でなかなか支援が行き届かなかった方に対する支援について現時点で考えている部分がもしあればお聞かせください。

長野県知事 阿部守一
 前回の県の補正予算案の中では、一つはひとり親家庭等の子どもたちに対する現金給付、フードバンク等を通じた食料支援、「(生活就労支援センター)まいさぽ」を通じた食料や日常生活品の支給、こうした観点で市町村が取り組む支援と重ならないよう意識しながら、生活にお困りの方に対する支援策を講じました。御指摘のとおり、まだ経済対策の予算措置を留めるということではなく、今後検討していきたいと思いますので、いろいろな関係者の皆様がどういう問題意識を持っていらっしゃるのか、どういうところに課題があるのかも踏まえながら検討していきたいと思います。
 どうも今年1年大変お世話になりました。どうもありがとうございます。良いお年をお迎えください。ありがとうございました。

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お問い合わせ

企画振興部広報・共創推進課

電話番号:026-235-7110

ファックス:026-235-7026

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