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更新日:2025年6月17日
長野県知事 阿部守一
それでは会見を始めたいと思います。まず私事ですけれども、再来週の20日まで、来週と再来週の月曜日・火曜日に休暇を取り、県職員にも10日間の連続休暇を呼び掛けていますので、私もリフレッシュしたいと思っています。フレックスタイム制の導入をはじめ、働きやすい職場づくりを進めてきているわけですけれども、部局長をはじめ多くの職員にも、こうした休暇の取得を奨励していきたいと思っています。危機管理対応についてはしっかり連絡手段を確保して、いつでも対応できる体制を取っていきたいと思っています。
長野県知事 阿部守一
きょう、そういう中で4点私からはお話ししたいと思っています。まず1点目ですけれども、プレスリリース資料をお配りしていますように、ツキノワグマ出没注意報を長野地域に発出しました。飯山市で大変痛ましい人身被害が発生したわけです。それを受けて、先月の10日から6月30日まで、北信地域に注意報を発出しているところです。このたび長野地域において、4月のツキノワグマ目撃件数が出没注意報の発出基準に該当したということで、本日5月9日から6月30日までツキノワグマ出没注意報を長野地域にも発出しました。これからクマの活動がさらに活発になることが見込まれることから、ぜひ山に入る際は複数人で行動し、クマ鈴、あるいはラジオなど、音のするものを身に着けるなど、特に注意していただければと思っています。
長野県知事 阿部守一
それから2点目ですが、これも資料をお配りしていますように、「すごい!健康長寿力アワード2024」を本県が受賞というお知らせです。これは主婦の友社さまが行っているものでして、雑誌「健康」創刊50周年を記念して新設されたものと伺っています。健康長寿への取り組みを実施している団体や個人を表彰するものということで、今回は第1回目で自治体部門は本県を含む五つの道県が受賞したということです。本県の評価のポイントですが、一つは信州ACE(エース)プロジェクトを通じて、健康づくりの取り組みをさまざまな団体・個人と一緒に進めているということ。そして健康寿命、平均寿命ともに全国上位にランクインしているということで、健康長寿においてトップクラスであるということ。さらには森林セラピー基地をはじめ、歩きたくなるスポットやウオーキングコースが豊富である点、こうしたことをご評価いただいての受賞ということです。表彰式については5月13日に名古屋の名鉄百貨店で実施されると伺っています。主婦の友社さまには、こうした賞を授与いただけることに心から感謝申し上げたいと思っています。改めて県民の皆さまと一緒に健康長寿の長野県づくりを着実に進めていきたいと思っています。また先ほどの雑誌「健康」の夏号で今回の受賞について掲載されると伺っています。健康長寿県として本県のPRにも資するものと受け止めています。引き続き健康な長野県づくりを目指して取り組んでいきたいと思っています。
長野県知事 阿部守一
それから3点目ですが、名探偵コナンの関係で、これも資料をお配りしていますが、コナンの公開と連動して「長野県は宇宙県」のPRを行っていきたいと思っています。プレスリリースの一番下の所に記載していますが、今回ゴールデンウイーク中に(県庁の)県民ホールを開放しました。多くのファンの皆さまにお越しいただきました。大変うれしく、ありがたく思っています。この期間中、そこに記載していますように5月3日から3、4、5、6の4日間で約5000人、4979人にお越しいただきました。非常にコナンの効果はすごいなと改めて実感しているわけですけれども、お越しいただいた方からは感謝、応援の言葉を頂いていまして、連休中もこういう形で公開して良かったなと思っています。また一方で、特別公開の決定が(ゴールデンウイーク)直前ということで十分お伝えしきれなかった、ご覧いただけなかった方もいらっしゃると思います。次回、またこうしたお休みがつながるところ、例えばお盆であったり、シルバーウイークであったり、こうした長期のお休みがつながるような場面では特別公開をまた行いたいということも考えていますので、決まり次第、できるだけ早くお伝えしていきたいと思っています。そうした中で「長野県は宇宙県」ということで、今回のコナンの舞台にも国立天文台の野辺山(宇宙電波)観測所が出てきているわけですが、長野県は東大、あるいはJAXA(宇宙航空研究開発機構)の観測施設であったり、あるいは星空観光をうたう観光地であったり、まさに宇宙との関係が深い県です。宇宙飛行士の川上村出身の油井亀美也さんも、また今年宇宙に行かれるということで、今回コナンの映画で国立天文台野辺山(宇宙電波)観測所が出ているということもあり、ぜひ長野県の星空の魅力をこの機会に発信していきたいと考えています。県民ホールで、まず魅力を発信する特別展示を行っていきたいと思っています。展示内容については、「長野県は宇宙県」連絡協議会の会長でもあります大西浩次さんが撮られた壮大な写真の展示という形になります。ぜひコナンの展示と併せてお楽しみいただければと思います。またこうした取り組みを県のSNS等でも発信していきたいと思います。「長野県は宇宙県」の特集をホームページで実施することなども検討しているところですので、ぜひこの機会に「長野県は宇宙県」、ぜひこうしたワードも広めていきたいと思いますので、ぜひメディアの皆さまにもご協力いただければと思います。またプレスリリース資料の下段の方に記載している通り県内各地のプラネタリウムにおいてもコナンに関係するプログラムが上映されているところです。これはまさに宇宙県とコナンを掛け合わせた企画ですので、ぜひ県民の皆さま、あるいは長野県にお越しの皆さまにもぜひお楽しみいただければと思っています。「名探偵コナン 隻眼の残像(せきがんのフラッシュバック)」は、報道によりますと公開19日間で興行収入100億円突破、観客動員数726万人を記録しているということで、大変好調な出だしになっていると聞いています。今後ともコナンを生かした長野県の発信に一層力を入れていきたいと思っています。
長野県知事 阿部守一
それから最後4点目ですが、公務でなくて政務ですが、報道等されていますのでこの会見の場で少しお話をしたいと思います。私が代表を務めています政治団体、信立会(しんりゅうかい)ですが、ここにおいて令和4年の収支報告書に誤りがあったということが報道されています。確認したところ、住所の記載にはご指摘の通り誤っている部分があるということです。私としても政治資金の透明性、正確性を確保するということは、大変重要だと考えています。収支報告書の記載にこうした誤りがあったことについて、県民の皆さまにまずはおわびを申し上げます。今回の令和4年分の信立会収支報告書ですが、ここに個人名で記載されています寄付については、個人からの寄付ということで、私としては団体からの寄付に当たらない適法なものと考えています。また、私の政治活動に対して政治団体以外の企業・団体が寄付を行うということは法律で禁止されていますので、そのような違法な寄付を呼び掛けたことはありません。今後、記載に誤りがあると判断した住所については、できるだけ速やかに収支報告書を訂正していきます。また私としては今後とも法令を守り、政治資金の透明性、そして正確性の確保に努めますとともに、疑念を持たれることがないよう襟を正していきたいと考えています。少し具体的にお話をしますと、まず個人寄付について、自宅以外の住所が記載されていたということについてですが、これはまさに報道されているところではありますけれども、私どもとしては報道で指摘がありました43件について、ご本人と連絡を取って確認しました。その結果、自宅以外の住所が記載されていることが確認されました。また私どもとしてはご指摘いただいたもの以外にも誤りがないか確かめる必要があると考えまして、個人からの寄付として住所を記載している方、全員の住所について確認を取っているところです。誤りが確認されたものについては、速やかに訂正、修正を行っていきたいと考えています。信立会においては、企業・団体からの寄付は先ほど申し上げているように禁止されていますので、この旨の注意喚起を行った上で個人としてのご寄付をお願いしてきています。住所については個人名と併記して記載をお願いしていますことから、多くの方には個人の住所を記載していただいていますが、ご指摘いただいた方など、勤務されている事務所などの所在地と住所等を混同し、誤って記載された方もいらっしゃったところです。私どもとしては、これらの方からは個人名での寄付申込書を頂いています。また加えて確定申告で寄付金控除を受けるための寄付金控除の書類を希望されていらっしゃいましたことから、記載された住所は個人の住所であると考えています。なお、収支報告書に記載されている個人の方すべてが寄付金控除の書類が必要ということで申し込まれていまして、すべての方に個人として税制上の控除を受ける書類を送付しているところです。報道ではずさんな記載というようなご指摘も頂戴しているところですが、住所については個人情報ということで、政治団体の側で完全に確認するということはなかなか困難な部分もあります。今後寄付の住所欄については、ご自身の住所を記載していただくよう、さらに徹底していきたいと思っています。それからもう1点ご指摘を頂いているのが、事実上、団体からの寄付ではないかというようなご指摘です。この点については収支報告書にお名前を記載している個人からの寄付については、先ほど申し上げたように企業・団体からの寄付は禁止されているということをお伝えした上で行われているものです。またすべての方から個人としての寄付申込書を頂戴していますし、先ほど申しました寄付控除の書類も発行しています。従いまして、これは個人からの寄付ということで、違法なものではないと考えています。今後、こうした状況を受けて、私としては違法なものではないとは言いつつ、収支報告書の記載に誤りがあったという状況ですので、少し今後改善を図っていかなければいけないと思っています。まず一つ目ですが、先ほど申し上げたように収支報告書の記載の誤りについては確認した上で、できるだけ速やかに訂正していきたいと思っています。また個人寄付については、ご自宅の住所を記載していただくよう一層注意喚起を行っていきます。それから2点目としては、個人寄付については個人でお振り込みいただくことを基本とするなど、透明性の確保に努めていきたいと考えています。また3点目としましては、信立会については今後体制の整備を行うなど、その在り方を抜本的に見直していきたいと考えています。私自身、政治資金の適正さと活動の公正さについて県民の皆さまから疑念を持たれることがないよう、しっかりと襟を正して取り組んでいきたいと考えています。
私からは以上です。よろしくお願いします。
読売新聞 田中 氏
今、知事のおっしゃった政治資金の記載の誤りがあったというのが43件とおっしゃっていたかと思うのですが、一部報道では26人から33万円と報道されていまして、それとこの43件の整合性と、あと43件というのが具体的に何人で幾らで、これがいつの日付でのご寄付だったか教えていただけますか。
長野県知事 阿部守一
まず、報道されている件数は43件ですよね。私どもとしては、まずは個人で住所を記載されている方全員について確認して訂正していきたいと思っています。現時点では確認中という状況ですので、最終的な件数について今ここで明確に申し上げることは難しい状況ですが、著しく増えてしまうというような形にはならないと思っています。報道されているものをしっかりと踏まえた訂正を行っていきたいと思いますし、それ以外にも、ちゃんと確認した上で修正していきたいと思っています。今ご指摘いただいているのは何件という話ですかね。
読売新聞 田中 氏
知事がおっしゃったのが、43件について本人に連絡を取って確認して、自宅以外の住所が記載されていたとおっしゃったかと思うのですけれども、この43件というのが合計幾らで、それがいつの時点での寄付だったかというのは教えていただけますか。
長野県知事 阿部守一
43件については84万円分ですね。84万円相当でして、これについては、ご本人と連絡を取って確認したところ自宅住所以外が記載されていた。この件数は私どもに対して、ある報道機関の方からこれは住所が間違っているのではないかということでご指摘を受けた件数です。もう一つの質問は日付ですか。
読売新聞 田中 氏
84万円がいつ信立会に寄付されたものだったでしょうか。
長野県知事 阿部守一
それは今、手元にはデータがないという状況ですので、必要があればまた確認してお知らせをしたいと思います。
信越放送(SBC) 花岡 氏
知事のご説明の最後のところで信立会について在り方を抜本的に見直すというお話がありました。どの点をどのように見直そうと、今の時点でお考えなのか教えてください。
長野県知事 阿部守一
信立会については私が代表している政治団体、いわゆる資金管理団体になっています。そういう意味では私としてもしっかりこの組織の在り方を考えていかなければいけない立場だと思っています。そういう意味で例えば、より第三者性の強いような方にチェックしてもらうような体制をつくるとか、今後こうしたミスが起きないようにするには、やはり法令に精通しているような方の目線を入れるとか、幾つか工夫しなければいけない観点もあると思っています。私が日々の活動でお金の流れを逐一見るというのはなかなか現実的に困難ですので、そういう意味ではこの体制をどうするかということについてしっかり今の実態を改めて確認する中で、今後の体制の在り方をしっかり見直して、こうした記載の誤り等が起きないような体制をつくっていきたいと思っています。
信越放送(SBC) 花岡 氏
今、記載の誤りというお話があったのですが、取材ではやはり団体からの呼び掛けがあって、個人の資格で寄付をしたということも分かっているのですが、こういった法律上の問題はなくても経過の面でやっぱり疑念を持たれる余地があると思うのですが、こういった献金の在り方にもつながるのですが、この点に関しては知事としては問題意識というのは持たれていらっしゃいますでしょうか。
長野県知事 阿部守一
いろいろと私の活動を応援していただく方たち、あるいは政治団体としてご寄付を頂いている方たちもいらっしゃいます。私としては当たり前ですが知事という立場で県民の皆さまと仕事をさせていただく立場ですから、やはり公平・公正、一党一派に偏ることがないように誠実に職務を果たすということが必要だと思っています。ただ、どうしても政治資金とか政治活動の部分になると、いろいろな方たちのご支援を頂く中で、実際に選挙運動であったり、政治活動を行っているわけです。そういう意味では、やはり私自身、襟を正しながら、必要以上に関係性を疑われることがないように行動していくということが改めて必要だと思っていますので、そこは先ほど申し上げたような今回の信立会の体制の在り方を見直す中でも、そうした点も念頭に置きながら対応を考えていきたいと思います。
日本放送協会(NHK) 杉本 氏
今の体制の見直しのところに関連してですが、今回、県建設業協会の特任理事が会計責任者であるというところで、やはりこれはある程度関係性が近い、場合によっては県が発注をするわけですから利害関係者と見られてもおかしくないという話は専門家なんかでも指摘している部分かなと思いますが、やはりこれまでのところでは、そこの関係性というものが近い状態で問題があったと知事自身はお考えでしょうか。
長野県知事 阿部守一
まず私としては先ほど申し上げたように、いろいろな皆さまから政治活動や私自身の県政の推進には協力を頂いています。例えば明日の長野県づくり推進会議という私を応援していただいている団体にもいろいろな団体の皆さまが参画されていますので、そうしたご支援を頂くこと自体は、これは知事として仕事をしていく、あるいは政治活動をしていく上では一定程度必要だと思っています。ただその一方で、関係性があまりにも近くて特定の団体とかのために仕事をしているのではないかと疑念を持たれるということは、これはあってはならないと思っていますので、そこは私自身も、しっかりと自覚、自戒をしながら仕事をしていかなければいけないと思っています。そういう意味では先ほど信立会の体制の見直しということを申し上げましたけれども、今の体制のメンバーの在り方も含めて私としては考えて見直していきたいと思っています。
日本放送協会(NHK) 杉本 氏
協会の特任理事が会計責任者であったということ自体は、振り返ったときに知事はどうお考えなのでしょうか。
長野県知事 阿部守一
まず先ほどから申し上げているように、今回報道されている内容は法律に反するようなことは一切ないと思っています。しかしながら政治資金の透明性を考えたときには、やはり何か疑念を生じさせるようなことは、政治に携わる者としては極力なくしていかなければいけないと。私としてはやはり違法でないからいいやということではなくて、やはり県民の皆さまに不信感や、今回の報道でも私に対して怒りのご意見も既に頂いています。私は公平・公正な県政を進めていると思っていますが、しかしながら一方でそうしたご意見が出てしまうということは、やはりこれは私としては反省すべき点ではないかと思っていますので、そうしたことも含めて今後、違法でないにしても疑念を持たれることがないように改善していきたいと思っています。
日本放送協会(NHK) 杉本 氏
確かにこうした問題自体は他県でも今、指摘されている部分とかもあるかと思うのですが、ただ収支報告書を訂正していくというのは、ある種対応としてあるかなとは思いますが、一方で、それで終わってしまうのではないかと、違法ではありませんでしたという形で終わってしまうのではないかという、それ自体が疑念を生んでしまう恐れもあるのかなと思いますが、その辺りについてはどのようにお考えでしょうか。
長野県知事 阿部守一
私も修正だけで終わらせるということではいけないと思って、先ほども今後の対応で何点か申し上げましたが、やはりまず一つは個人寄付については個人でお振り込みいただくということを基本にしていきたいと思っていますし、もう1点はやはり信立会の在り方自体、ここはしっかり見直していきたいと思っています。そういう意味では、私としては収支報告書を訂正したからこれでよしと思っているわけではなくて、やはり私を支えていただいている皆さまとの関係性であったり、政治団体の在り方であったり、こうしたものをしっかり襟を正して改善していきたいと思っています。
日本放送協会(NHK) 杉本 氏
それで事実関係の確認ですが、この43件は自宅以外の住所地、所在地が書かれていたという、これは主に企業、もしくは団体の所在地ということでいいのでしょうか。
長野県知事 阿部守一
そこまでは私は厳格に確認していませんが、自宅以外の住所だったという、ご指摘を頂いている43件84万円分については、そういうふうに確認しています。先ほど申し上げたように、これ以外の部分についても今確認をしていますので、今後件数についてはもう少し増える可能性もあります。なかなか報道されてから連休中でしたので、1件1件個人に連絡して確認しなければいけませんので、そういう意味で少し時間がかかっていますが、できるだけ速やかに訂正していきたいと思っています。
日本放送協会(NHK) 杉本 氏
支部ごとでもあるような、同日4月25日の日に26人の主に建設業協会に加盟している会社の代表の方が献金しているというところで、私どもの方で見ても少なくとも26人中23人ぐらいは公開されている企業の住所地と一致しているのかなという状態ですが、そういう意味では主にはそういった企業の所在地が書かれていたという理解でよろしいでしょうか。
長野県知事 阿部守一
おそらくそうしたものもあると思いますし、先ほど申し上げたように私自身が何の住所を記載していたかまでは確認していませんので、そこは明確にお答えするのは難しいですが、いずれにしても個人のご住所とは違う住所が書かれていたということで、先ほど申し上げたようなご自身の勤務先の事業所等の住所を書かれていた方が多いのではないかと思っています。
日本放送協会(NHK) 杉本 氏
個人の住所を書くのがやはり原理原則であって、そこはそうしなければならないという考えを知事も持っているという理解でよろしいでしょうか。
長野県知事 阿部守一
そうですね。政治資金規正法等はなかなか選挙管理委員会とかが明確な基準を示されていない部分もあるわけですが、これは個人での寄付をお願いしているわけですから、基本的にやはり個人のご住所を記載していただくということが原則だと私は思っています。
テレビ信州(TSB) 塩澤 氏
43件ということで、収支報告書の写しを拝見しますと令和4年分は全部で260件だと思うのですが、割合で計算すると6件に1件誤りがあったという、この誤りの多さという点に関しては知事どのようにお考えでしょうか。
長野県知事 阿部守一
これは先ほど申し上げたように、私どもからは個人の寄付をお願いしていますし、基本的には寄付申込書に個人の名前を書いていただくようにお願いしていますが、個人の名前の隣に住所と書いてあれば、普通は個人のご住所を書かれると思いましたが、必ずしもそうなっていなかったものがあったということで、これはわれわれからよりそうした点についてはしっかり徹底をしていかなければいけないと思っています。
テレビ信州(TSB) 塩澤 氏
6件に1件は多いと私は感じたのですが、知事は多い少ないで言ったらどうお感じになりますか。
長野県知事 阿部守一
私の方がそうやって書いてくださいと頼んでいるわけではないので、客観的に見て、そうした間違いが多いのか少ないのかというのはなかなか判断は難しいと思います。ただ、これは本来は自宅の住所を記載していただくべきだったところがそうでなかったということは、われわれからのお願いの仕方に不十分な点があったのではないかということで、そうしたところは改善していかなければいけないと思っています。
テレビ信州(TSB) 塩澤 氏
今回の件で住所欄を企業の住所など、自宅外ではなくて自宅の記載への修正ということをおっしゃっていますけれども、寄付された寄付者の側の意識としては企業の住所を書いていらっしゃるというところで、本当にそれが個人のポケットマネーから出ているのか、もしくは何か会社のお金として計上してしまっているですとか、そういったところまで調べる予定はありますでしょうか。
長野県知事 阿部守一
それは能力の限界を超えて、それは税務当局とかそうした所で、もし疑わしさが強ければそういう形になると思いますが、先ほど来申し上げていますように、寄付申し込み上はあくまでも個人の寄付として寄付をわれわれは受けていますし、寄付される側もその考え方で行っていただいていると思っています。加えて税務上は寄付控除の書類、これは所得税の控除を受けるための書類ですが、お名前の記載をしていただいている方については、先ほど申し上げた通りすべて送付をしています。ということは、ご自身の所得税の申告の際に使われるということは前提だと思いますので、そういう意味では個人からの寄付だと私どもとしては考えています。
テレビ信州(TSB) 塩澤 氏
個人からの寄付として考えていらっしゃるというところは知事がおっしゃる通りかと思うのですが、それが果たしてちゃんとその個人からのものだという証明には決してならないかと思うのですが、今回住所を43件、自宅に直すということと、それが個人の献金だった、団体の献金ではないというところの証明とは少し違うのかなと思うのですが。
長野県知事 阿部守一
それは違法ですよ。それは私どもではなくて寄付者が罰せられる形ですよ。それを意図的にやっていれば。私はそう思っていますので、お金の出どころがどうなっているかというお話を、厳格に私たちが確認するというのはかなり難しいと思います。住所の確認でも先ほど申し上げましたように、公的機関であれば、例えば住民基本台帳のデータを使って確認するということも可能な部分、これもすべての分野に住民基本台帳のデータを活用できるわけではなくて、県行政ですら個人の皆さまにいろいろな現金給付等を行うときには市町村にお願いしてやっているという状況です。そういう意味では、ご指摘や、おっしゃっている趣旨は私も分かります。要は正確性、透明性を確保するためには、とことん正しくするべきだと。しかしながら情報には限界があります。しかも個人情報、あるいはお金の流れ、こうしたものを最終的に突き止めることを考えれば、相当な捜査権限等がなければ現実には難しい部分があると思っています。私はどちらかというときっちりしたいタイプです。きっちりしたいタイプですので、ご指摘の趣旨は分かりますが、率直に言って限界があるということは、ぜひご理解いただきたいと思います。
テレビ信州(TSB) 塩澤 氏
そうしますと、やはり政治資金規正法というところの法解釈の幅の広さなのか、そもそもの制度というところには今率直にどのようにお考えをお持ちでしょうか。
長野県知事 阿部守一
例えば今の部分は罰則が付いていますから、これはやはり寄付をされる方にもそのことはしっかり理解していただいた上で行っていただくことが必要ですし、先ほど来申し上げているように、私どもとしては企業・団体からの寄付は受けられませんということを前提にお願いをしています。そうした努力はわれわれとしても、もっとしっかりやっていくと、先ほど住所の話も含めてやっていくということが必要だと思いますし、やっぱり政治であったり、政治団体を支えていただいているのは多くの国民の皆さまですから、そうした政治にすべての人が本来関わる話ですので、やはり多くの皆さまにもルールを知っていただくということも、これは選挙管理委員会の所管なので私がこういうルールですと広げる立場ではないですが、もっともっと教育の段階も含めて、しっかりと多くの皆さまに理解していただき、そうした中で適正な政治活動が行われるようにしていくということが必要だと思います。
共同通信 川島 氏
2点伺いたいのですが、お話を伺っていて非常に報道を正面から受け止めていただいているなという印象を持ちまして、まさに途中でおっしゃっていただいたように、総務省、選挙管理委員会はいわゆる住所とは何なんだという話であったり、個人献金というのはどういうふうにやるかという部分で、ある種の幅を持たせている面がありまして、こうしなければ違法である、間違いであるというのを明確に示していない部分も非常にあるなという印象を受けました。その結果、多分個人の方で、あるいは寄付を呼び掛ける過程で住所というものがちょっと違ってしまったりとか、そういった食い違いが出てくるという部分が根本的に現実なんだろうなと思います。そういう意味では、主には総務省になると思うのですが、住所の在り方ですとか、個人献金はどうあるべきか、それは企業・団体献金といかなる意味において違うのかという部分、もう少し周知してもいいのではないかなと私も思うのですが、国に対する要望みたいなものというのはありますでしょうか。
長野県知事 阿部守一
私も自治省にいたことがあるので、選挙管理委員会の書記長とか他の県でやったりしたので、どうしても政治資金規正法の関係は、一般論としてこうですという話はしていただいても、なかなか個別具体にこれがいいです、悪いですというのはお答えがないと。もちろん確かに微妙なところがあるので、最終的に警察、司法の判断という形になってきますが、やはりもう少し例えば運用面で、こうしたことをもっと進めるとか、もう少し具体的な形で解釈を示していただくと、ある意味やりやすいというか、分かりやすいですし、先ほど来申し上げているように政治団体であったり、政治家だけではなくて、やはり多くの国民の皆さまに考え方とかルールを知ってもらうということが必要だと思いますので、そういう意味でやはり、より分かりやすい広報ということも、しっかりやっていただくことが重要かなと思います。
共同通信 川島 氏
もう1点、これは非常に大前提の話になるのですけれども、まさに企業・団体献金は、基本的に政党支部の代表ではない知事は受け取ることができなくて、多分その部分は非常に強く認識されていたのだと思うのですが、やはり個人献金が今後広がっていって、ある種多くの地方でもいろいろな政治家の方の支えになるためにこそ、やはり疑念というかが持たれてはいけないという面がきっとあるのだろうなと思うのですが、やはり知事も企業・団体献金に頼らない政治の在り方というか、個人献金がもっともっと根付いていくといいなと思われる部分はありますでしょうか。
長野県知事 阿部守一
今の現実の制度の中では企業・団体献金は、政党、あるいは政治資金団体に限られている形になっているので、私の知事としての立場ではなかなか現実問題それがどう機能しているのかというのは正直分からないところもあります。そういう意味では各政党をはじめ国民的な議論が必要な部分かと思います。ただ一方で、一政治家としての立場で考えれば、やはり私も最初の選挙の頃から思い返せば、やっぱりお一人お一人の県民の皆さまに支えていただくということが、やはり何よりも私としては大変心強いという話ですので、そういう意味では、より広い皆さまからいろいろな支援を頂く、そういう中で、やはり個人の皆さまの支え、こうしたものが中心になっていくことが政治全体としては望ましいのではないかなと思っています。
信濃毎日新聞 篠原 氏
手短に何点か伺いますが、私も今の質問の方と同じで、まさに知事サイドで確認できるところにはある種の限界もあって、だからこそ今回自分たちの団体の運用面のところを見直していきますよという話かとも思うのですが、一方で繰り返しの中でも、なかなか記載が不適切なものが起こり得る可能性はどうしてもゼロにならないのかなというところを踏まえると、今回の事案を踏まえて知事としては先ほど広報、周知というところを、より国にもやってもらえればというところですが、より踏み込んで法そのもので、もう少しそういった今回起こったような運用も縛っていくみたいなところまで、今回の事案を受けて知事としては見解を持たれるか否かというところはどういうふうに考えますか。
長野県知事 阿部守一
先ほど申し上げたように、政治家側だとか政治団体側でいろいろな努力をもっとするべき点というのはあると思いますが、その一方ですべて正確かつ透明にするというのは、なかなか現実的に難しい部分もあります。そういう意味で、そうした正確性を今の時点よりもっと追求するということであれば、例えば政治資金をチェックする第三者的な機関を制度的につくるみたいなことも含めて考えていかないと、やはり限界はあるのかなと思います。
信濃毎日新聞 篠原 氏
もう2点手短に。僕が聞き逃していたら恐縮ですが、分かる範囲でズバリ個人の名前を書いた横に本来記すべき住所を書かなかったのは、これはどうしてかというのは何か把握しているものがあるのでしたっけ。
長野県知事 阿部守一
それは私が書いたわけではないので、そこは必ずしも正確に把握できてはいませんが、先ほども少し申し上げたように、例えば事業所の住所で、今回も寄付控除の書類を送らせていただきましたので、それはお一人も返ってこないのですよね。返ってこないということは、ご本人宛てのものですから本人に届いているのですよね。ですから通常ご自身の、特に例えば会社を経営されているような方は、ご自身の住所を書くのではなくて、ご自分の事業所の所在地をいろいろなケースに書くということもあり得るのかなとは思いますし、また昨今、今後は政治資金はインターネット上で個人の住所が細かく載らないという法改正がされていますけれども、今いろいろと誹謗(ひぼう)中傷が行われたりするということで、どうしてもご自身の個人のご自宅ではなくて事業所の方を出しておきたいという思いの方も場合によってはいらっしゃったのかもしれない。これは全部推測ですが、そういう意味ではなかなかご自身の住所を書くこと自体に、場合によっては抵抗をお持ちの方も一部いらっしゃる可能性はあるかと思っています。
信濃毎日新聞 篠原 氏
最後にそれを踏まえて、推測の部分があると思いますが、改めて認識ですが、結果的に一部団体献金と受け取られてもおかしくないのではないかというような声が出ているということについては、適法であるというふうな知事のご発言ですが、そういう受け止め方をする人がいるということには知事はうなずける部分もあるか否か、このところの見解を改めて伺ってもよろしいでしょうか。
長野県知事 阿部守一
そこは先ほど来申し上げているように、私どもとしてはそうしたお願いは一切していませんし、実際個人からの寄付の申込書を頂いた上での寄付ですので、そうしたことについては私としてはなかなか厳しい。厳しいというのは、どうしても政治資金の話で、きょうメディアの皆さまからいろいろ報道されると、どうしても防戦みたいになってしまって、私としてはやはりこれまでも誠実に取り組んできましたし、これからも県民の皆さまの期待を裏切らないようにしっかりやっていきたいと思っていますが、団体献金的に見えるのではないかと。要するに皆さまの報道を見ると、事実上の団体献金と書かれてしまうと、事実上と言われると何をもって事実上かということはありますけれども、全くそんな考え方はありませんし、そんなものでないと言っても、そうやって書かれてしまうと、もうなぜかそういう形で論評されてしまうということで、非常に内心じくじたるところはありますが、ただ私としては、やはりそうした批判を受けながらも改善する努力をしていかなければいけないと思っています。
長野朝日放送(abn) 宮野 氏
今の質問のご回答の中で内心じくじたる思いがあるという言葉もありましたけれども、知事は繰り返し違法な寄付の呼び掛けはしていないと、ご自身についてはしていないということをおっしゃられていますけれども、その団体の中で知事以外の支援されている、おそらく支援されていると思うのですが、その団体の中で寄付の呼び掛けなどがあったことについては把握されていたり、そのことについてのご見解というのは何かございますでしょうか。
長野県知事 阿部守一
これは私はそれぞれの団体がどういうことをされているかということについては全く承知はしていません。かついろいろな方が、例えば公職選挙法であったり、政治資金規正法に違反するような呼び掛けをするのは問題だと思いますけれども、みんなで応援しようという呼び掛けをしていただくことは政治活動をしていく上で必要な部分がありますので、全く何もしてはいけないという形が原則論になってしまうと、それもなかなか何もできなくなってしまうなと思っています。
長野朝日放送(abn) 宮野 氏
そうすると、今回報道されている26人の寄付日が同日で、寄付の名簿のフォーマットが他のページと違う、なおかつその日付は全部同じということについて、寄付を受けられた知事としては、それはたまたまというか、偶然の一致ということで、そこに何かしらの呼び掛けがあったりだとか、何かしらの統一された何かがあるというのはないと。
長野県知事 阿部守一
そもそも何かと呼び掛けてはいけないのかどうかというところが、呼び掛けてはいけないということにはなっていないのだと思いますよね。要するにみんなで協力しようという呼び掛け自体が否定されてしまうという世界だと多分何もできなくなってしまいますので。
長野朝日放送(abn) 宮野 氏
それは個人で呼び掛け合うのはいいと思うのですが、一定の団体の中で団体献金はできないから、それに代わる形で個人で皆さまやってくださいと呼び掛けるのは事実上と言われてもしょうがないのかなと思うのですが、そういったことについてのことを今お聞きしたのですが。
長野県知事 阿部守一
ただ私どもの信立会も、政治団体からの寄付は頂いていますので、政治団体から寄付を受けているということと個人から寄付を受けているということと両面あるので、政治団体からの寄付を受けずに個人団体に脱法的にやっている、あるいは各種団体から寄付を受ける代わりに個人の名前で脱法的に寄付をしているということにはなっていないのではないかと思っています。
長野朝日放送(abn) 宮野 氏
ということは、今のご回答は個人ではなくて政治団体からの寄付という認識をされているということですか。
長野県知事 阿部守一
それは全く違う誤解ですので、個人の寄付は個人の寄付です。しかしながら信立会自体は政治団体から別途寄付は頂いていますので、そういう意味で政治団体を経由しない、あるいは各団体が本当は自分の意思で、自分というか団体の意思で寄付しようと思っているのに、個人の名を借りて寄付しているというようなことにはなっていないと思っています。
長野朝日放送(abn) 宮野 氏
ということは、その個人の寄付の方、26人が同じ日にされたというのは、それぞれ個人が自由な意思でたまたま同じ日に寄付をされたというそういう理解をされているということですか。
長野県知事 阿部守一
そこは何かよく分かりづらいなと思って、私も実はそれはどうしてかと確認したのですが、どうも個人の寄付を預かって信立会に持って来られたということで、持って来られたものを入金処理したので、入金日が同日にそろっているという形になっているということです。そういう意味では先ほど申し上げたように、個人でお振り込みいただくことを基本とするなど透明性の確保を図りたいと先ほど申し上げましたが、実は政治資金団体に対しては振り込みしか駄目というルールに政治資金規正法上なっています。ただ、そうでない団体についてはそうしたルールがないわけですけれども、ただ私としては今回のような疑念を招くような状況になってしまっているということですので、今度われわれがお願いするのが相手方に振り込み手数料も掛かったりしてしまいますので、絶対それ以外受け付けませんというのは言いづらいところもありますが、でも原則やはり振り込みをしてくださいということをお願いしていきたいと思っています。
長野朝日放送(abn) 宮野 氏
個人の寄付を集めて持って来られたというのは誰が持って来られたのでしょうか。
長野県知事 阿部守一
それは私が受け付けたわけではないので詳細がよく分からないところはありますが、一定の仲間の皆さまの個人の寄付をまとめてお持ちいただいて、それを信立会の方で受領して入金処理をしたと。だから日付が同じと。本当に脱法的なことをやろうとすれば絶対日付を合わせるなんてしないですよねと私は思っていますので、私も不思議だなと思ってそういうふうに確認したところです。
長野朝日放送(abn) 宮野 氏
そういった理由で知事もお調べになって、1枚の中で同じ日付、多分おそらく別々の日に個人が集めたかもしれないけれど入金の日付としては同じになっている。そういうことですか。
長野県知事 阿部守一
信立会が受領した日は同じになっていると。
信濃毎日新聞 河田 氏
確認ですが、信立会の在り方を見直すというお話がありましたけれども、今回特定の団体の役員をやっていらっしゃる方でそこから寄付も出ているという団体の役員の方と、信立会の会計責任者の方は同じだという、そこの部分については人の交代も含めて見直す、そういうお考えだということですか。
長野県知事 阿部守一
その点について私としては問題意識を持っていますので、そこも含めて見直ししていきたいと思っています。
信濃毎日新聞 河田 氏
もう1点だけ。少しずれてしまうのですけれど、信立会の成り立ちについて、新しい団体だと思うのですけれども、これは何のために立ち上がった団体でしょうか。
長野県知事 阿部守一
私の個人的な話にもなってしまうところがありますが、令和4年に設立されました。私が代表になっているわけですが、資金管理団体になっていますので私自身も寄付できるという形になっています。今回信立会には私自身の私費、個人のお金も入れていますので、そういう意味で私の資金管理団体として当時つくったという団体です。
信濃毎日新聞 河田 氏
お話しになっている政治資金収支報告書は知事選の年のものですが、先ほど献金の在り方というお話もありましたが、知事とすれば政治活動に地方の知事が携わる上では、個人から、よりもっと寄付、応援していただくというものを集めないと十分な活動ができないという認識なのか、今おっしゃった団体の立ち上げの理由も含めて、その辺の見解はいかがですか。
長野県知事 阿部守一
これは多分人によって感覚とか考え方が違うのかもしれませんけれども、やはり私たちが政治家として仕事をしていく上で一番力になるのは、一人でも多くの県民の皆さまに支援していただくという形になることだと思っています。それは別にお金に限らない部分もありますけれども、ただ、どうしても政治活動をしていく上では、あるいは選挙を行う上では一定程度お金が掛かりますので、そういう意味では幅広い皆さまにご支援いただくということは、われわれとしては力をもらうと同時に現実的な活動のためにも必要だと思っています。
日本放送協会(NHK) 杉本 氏
確認ですが、今回その話を受けて信立会の中ではどういったお話をされたのか。そして大月特任理事は、きのうから会見後に取材に応じるという話は言っているのですが、きょうになってもどこでどういうふうにやるのかといった話もあまり出てきておらず、知事が代表者としてここで説明したことがすべてということなのか、あるいは当時の中でのやりとりという意味では大月さんに聞いていくという面もあるのか、その辺りの信立会の対応というところを最後に伺えたらと。
長野県知事 阿部守一
普通の場合は何となく会計責任者の皆さまから説明していただくという形が多いと思いますが、今回私が代表者です。そして先ほどもご質問いただいたように、今ご指摘いただいた当事者の方のお話も含めて私としては見直しが必要だと思っていますので、そういう意味では私からきょう、できるだけ詳しく関わったメンバーからも話を聞いた上でお話をしたところですので、ぜひ私の説明でご理解いただければと思っています。
日本放送協会(NHK) 杉本 氏
そうすると、大月さんは取材は応じないという形になるのでしょうか。
長野県知事 阿部守一
応じない、応じるというか、信立会の代表者は私ですので、もし必要があれば私に問い合わせていただければ、回答はさせていただくようにしたいと思います。
日本放送協会(NHK) 杉本 氏
信立会という面では分かったのですが、やはり建設業協会の特任理事兼会計責任者というちょっと特殊な位置付けだと思うので、ある意味、建設業協会としてはどういう呼び掛けをしていたのかという事実関係も含めて確認をするとしたら、そこの部分はそちらで応じるという。
長野県知事 阿部守一
それは私は関知している世界ではありませんので、そこは私としては何とも申し上げようがないというのが正直なところです。
どうもありがとうございました。
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