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更新日:2024年2月27日

知事会見(令和6年(2024年)2月14日(水曜日)15時12分~15時29分 会場:県庁)

項目

阿部知事からの説明

  1. 県議会2月定例会の開会について
  2. 小澤征爾氏のご逝去について

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取材者からの質問

  1. 令和6年度当初予算案について
  2. 防護服売買代金等請求事件に係る判決について(1)
  3. 小澤征爾氏のご逝去について
  4. 令和6年能登半島地震について
  5. 地震防災対策強化アクションプラン(仮称)について
  6. 防護服売買代金等請求事件に係る判決について(2)

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本文

阿部知事からの説明

 1 県議会2月定例会の開会について

長野県知事 阿部守一
 それでは、会見を始めたいと思います。本日から県議会2月定例会が開催しましたので、新年度予算をはじめ、県議会に提出させていただいた議案について十分ご審議いただいた上でご議決を頂くことができるように県としてしっかり説明等に努めていきたいと思っています。

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2 小澤征爾氏のご逝去について

長野県知事 阿部守一
 
きょうは、小澤征爾さまのご逝去についてお話をしたいと思います。まず、小澤征爾さまがご逝去されましたこと、謹んでお悔やみを申し上げたいと思います。「サイトウ・キネン・フェスティバル」、「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」、長野県あるいは松本に音楽文化を築いていただけたと思っています。私も何度も「サイトウ・キネン・フェスティバル」、あるいは「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」に参加し、すばらしい演奏に触れさせていただきました。また、小澤さんとも何度かお話をさせていただく中で、本当に音楽に対する真摯(しんし)な姿勢と同時に、本当に音楽を楽しまれているなと、熱い思いが伝わってきました。また、本当に子どもたちも含めて多くの人たちに音楽を学ぶ機会を提供していただき、また多くの県民の皆さまに温かく接していただきました。本当に気さくな素晴らしいお人柄の方だったと思っています。県としても、初めての県民栄誉賞を小澤征爾さまに授与させていただいたということで、これからも小澤さんに残していただいた音楽文化が長野県に根付いて、ますます発展していくように取り組んでいかなければいけないと思っています。小澤征爾さまのこれまでのご活躍に本当に心から敬意と感謝を表し、哀悼の誠をささげたいと思っています。安らかにお眠りいただきたいと思っています。きょうは、特に私の方からお伝えすることはありませんので、皆さまからご質問いただければと思います。よろしくお願いします。

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取材者からの質問

 1 令和6年度当初予算案について

信濃毎日新聞 野口 氏
 冒頭の方でもおっしゃっていたのですが、きょう、議会が始まりまして、議論をお願いしたいというようなことでありましたけれども、今回、知事としますと、人口減少対策、少子化であるとか、災害対策、いろいろなことを盛り込んだ、1年間を通した予算になりますけれども、どういった部分でそういう闊達な議論というか、そういったものを望むか。漠とした質問にはなってしまうのですが、どういった部分での議論を望んでいらっしゃるかというところについてお伺いいたします。

長野県知事 阿部守一
 県議会の方で、県の提案に対してどういう点を争点にされるかというのはまた別途お考えもあろうかと思いますが、今回、私が提案させていただいている重要な点はいくつかあります。一つは人口減少の問題です。緩和と適応という両面の対策が必要だと思っていますので、少子化にどうやって歯止めをかけていくのか、それから人口減少は少子化に歯止めが一定程度かかったとしてもしばらくは続いていく形になりますので、そういう中で社会経済活動をどう維持していくか、これが一つ大きな論点だと思っています。それから、デジタル化の推進であったり、脱炭素社会の実現であったり、こうした未来に向けて、今まさに取り組まなければいけない課題、未来への挑戦と言っていますけれども、こうした大きな取り組みの方向性についても私としては論点だと思っています。その他、能登半島地震を踏まえた地震防災対策、それからこれは私としての重要なテーマですけれども、「かえるプロジェクト」、長野県の組織風土改革、こうしたところも今回、提案説明でご説明させていただいたように、私としては非常に重視しているところです。こうした点を中心にいろいろとご議論いただければありがたいと思っています。

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2 防護服売買代金等請求事件に係る判決について(1)

信濃毎日新聞 野口 氏
 新型コロナ対策の関係で先日訴訟がありまして、控訴する内容での関連議案が今回提出されました。知事としては、当日コメントを出していただいておりますが、改めてですが、どういった点を考慮して控訴するに至ったかという部分についてお伺いいたします。

長野県知事 阿部守一
 当時、新型コロナ対策で緊急事態宣言が出される中で、防護服をはじめとするさまざまな資材の調達に県としても努力をしていた状況です。今回の裁判において、まず契約締結がされているのか、されていないかというところの争いと、それとは別に、今回は契約は締結されていないけれども過失があるという形で判決が下されたところです。県としては弁護士等とも相談し、争う余地があるというご意見も頂いていますので、控訴する判断をしたところです。
 

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3 小澤征爾氏のご逝去について

市民タイムス 萩原 氏
 冒頭おっしゃった小澤征爾さんのご逝去の関係で、県として今後、追悼コンサート、追悼イベント等々を行っていくようなお考えがあるかどうか、そのへんをお伺いします。

長野県知事 阿部守一
 「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」は県も一緒に加わっての実行委員会で開催してきたわけですけれども、多くの関係者の皆さまがいらっしゃいます。そういう意味では、県だけでどうこうということではなくて、関係する皆さまと一緒にこれからの在り方を考えていきたいと思っています。本当に大きな足跡を残されましたし、多くの方々が愛し慕ってこられた小澤さんですので、多くの皆さまとともに、今後、今年も「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」は開催される予定になっていますので、そうした場での対応も含めて考えていきたいと思います。

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4 令和6年能登半島地震について

時事通信 齋藤 氏
 議案説明にありましたけど、能登半島地震の関係で、県内の栽培施設等が損壊したきのこ農家を支援してまいりますという言葉がありました。今後、具体的にどのような支援をされるか決まっていたら教えてください。

長野県知事 阿部守一
 あれは何と言うのですかね、きのこ栽培の培地の瓶等が破損しているということですので、施設の復旧に対して支援をしていきたいと思っています。

時事通信 齋藤 氏
 その場合は、これから補正予算で組んで支援をするという、具体的にいつぐらいに支援をするというような形になりますか。

園芸畜産課長 吉田新一 
 きのこ(農家)の地震の被害について、北信地域を主体に、28軒のきのこ農家の方たちが今回の地震で被害を受けたということです。現在、被害状況を確認していまして、きのこ栽培施設の中の棚や培養瓶といったものに被害、損壊が出ています。その状況を確認しながら、国の災害対策事業の活用も考えながら今、検討を進めているところです。2月補正で今、検討をしています。

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5 地震防災対策強化アクションプラン(仮称)について

日本放送協会(NHK) 大場 氏
 今の防災の関係に関連してですけれども、冒頭の提案説明の中で、地震防災対策強化アクションプラン(仮称)というのがあるのですけれども、これはどういうものでしょうか。新しいものなのでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 地震防災対策、防災対策全般については地域防災計画がありますので、提案説明でも触れたように、毎年改定してきていますが、その中でも震災対策編もありますけど、非常に網羅的にこういう対策を講じますということを記載しています。今回、このアクションプランでイメージしているのは、網羅的に、災害対応は非常にやることが多いので、地域防災計画も非常に大部なものになっていますけれども、それとは別に、どういうところに今、力を入れていくかということを、今回の能登半島地震の教訓もしっかりと踏まえつつ、長野県の現状もしっかり把握しながら、アクションプランとして打ち出して、実行していこうと思っていますので、そういう意味では、これまでの地域防災計画とは別のものとして策定していきたいと思っています。

日本放送協会(NHK) 大場 氏
 いつ頃からこちらをスタートさせるお考えでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 できるだけ早く取りまとめていきたいと思いますし、先ほど申し上げたように、スタートさせるというよりは、まさにどういうアクションを今起こすべきかということをしっかり取りまとめて、各部局で対応していきたいと思っています。

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6 防護服売買代金等請求事件に係る判決について(2)

読売新聞 浅川 氏
 手続き的な細かいところで恐縮ですけれども、先ほど防護服の件で、県として控訴するという話がありました。こちらは議決を経て速やかに控訴するという流れでよろしいでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 そうですね。議決を得ないと県として控訴できない形になりますので、県議会で議決を頂いた上で控訴するという形になります。

読売新聞 浅川 氏
 それは日時的にはもう速やかにというようなイメージでよろしいでしょうか。控訴する議決をもし受けた場合に、どういうタイミングで控訴するかということについては。

長野県知事 阿部守一
 担当課からご説明します。

消防課長 小野政仁
 控訴する場合は判決が送達された日から2週間以内に控訴することになっていますので、2週間以内に議会で可決といいますか、議決をしていただいて、もし可決になれば、速やかに控訴状を裁判所に提出するということになります。以上です。

信濃毎日新聞 森 氏
 今の防護服の購入をめぐる訴訟の関係で追加でお伺いしたいです。先日、9日の地裁での判決が出た時に、知事も、判決文の内容を詳細に検討した上で今後の対応を考えていきたいというようなコメントを出していただきましたけれど、改めて6700万円余りの賠償金を県に命じられたという判決について、知事の受け止めをお伺いします。

長野県知事 阿部守一
 まず、判決は判決として、しっかりと県は受け止めなければいけないと思っています。その上で、先ほど申し上げたように、今回の判決に対しては争う余地があるという弁護士からのアドバイスも頂いていますので、県として控訴した上で、さらに高裁レベルでも県としての主張をさせていただきたいと思っています。
 どうもありがとうございました。

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企画振興部広報・共創推進課

電話番号:026-235-7054

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