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更新日:2025年4月28日
現在A市在住で、小学生の重度心身障害児と暮らしております。
この度は、個人宅へのリフト導入に関して補助金の拡充、またはレンタル制度のご提案をしたくご連絡いたしました。
息子は寝たきりのため日常の全てに介助が必要です。
そのため今後、本人や家族、息子の介助に関わる方々が安全・安心に生活できるように居住環境を見直しております。
具体的には、床走行リフトと浴室リフトの導入を考えていますが、それぞれ下記の金額がかかる見込みです。
・床走行リフト:約70万円
・浴室リフト:約200万円
A市の福祉課にお伺いしたところ、日常生活用具と住宅改修で一部補助が出るとのことですが、助成金を使用しても自己負担額が200万円以上と非常に大きく、購入を決断できない状況です。
今後ますます体が大きくなる障害児との生活では、リフトを使用して安全に介助を行うことが必須であり、それは家族だけでなく毎日お世話になっている訪問看護・訪問リハビリ・ヘルパーの方々にとっても体の負担なく安全に介助を行う上で非常に重要です。(実際に介護現場の方々が体を壊して離職するケースが増えているのは全国的な問題であり、高齢者介護にも通じる課題であると言えます。)
抱えないケアを広めるためにも、リフト導入に関する助成金の見直しを切望いたします。
浴室リフトは設置工事が必要なため購入するケースが多いですが、床走行リフトはレンタルできると多くの方が利用しやすいのではと考えます。
介護保険の場合は安価にレンタルできますが、障害児はレンタル費用が高額なため手軽に利用できません。
・介護保険レンタル:1か月1500円
・自費レンタル:1か月15000円
介護保険と同レベルでのレンタルについても合わせてご検討いただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
長野県健康福祉部長の笹渕美香と申します。
県民ホットラインにお寄せいただいた「リフトの購入及びレンタルの費用への補助」に関するご提案・ご要望についてお答えします。
メールを拝読し、投稿者様のご子息の安心・安全な生活と、支援する皆様の介助や負担の軽減にリフトの導入は有効であることを受け止めさせていただきました。県といたしましても、これまで人の力に頼ることの多かった福祉現場において、機器等を導入することは介助される皆様の負担軽減につながるものと考えております。
日常生活用具の給付や住宅改修については、実施主体である市町村が、各地域の実情を踏まえ給付上限額等を定めており、県は、その要した費用の一部を補助しております。
県としましては、市町村において事業が円滑に実施されるよう、ご提案の趣旨を情報提供する等、今後も引き続き市町村の取組を支援してまいります。
また、レンタル費用補助につきましても市町村が認めた場合、日常生活用具給付事業の対象となり、県も一定の補助を行う仕組みとなっています。障がいのある方が介護保険と同等の補助が受けられるよう、市町村に対してご要望の趣旨を伝えてまいります。
以上、ご提案等の回答とさせていただきますが、ご不明な点がございましたら、障がい者支援課長:藤木秀明、担当:管理係までご連絡くださいますようお願い申し上げます。
【問合せ先:健康福祉部/障がい者支援課/管理係/電話026-235-7103/メールshogai-shien(あっとまーく)pref.nagano.lg.jp】
(分野別:保健・医療・福祉)(月別:2025年3月)2024000778
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