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更新日:2018年1月5日
長野県知事 阿部守一
あけましておめでとうございます。
それでは本日の会見を開かせていただきたいと思います。
まず1年のスタートの日になるわけですけれども、今年は新しい総合5か年計画を策定して、その第一歩を記していく年です。今、パブリックコメント中ですけれども、県民の皆さま方からのご意見もしっかり踏まえた中で、県議会の議決もいただいて、これからの5年間の長野県政の運営の基本的な方針となる総合5か年計画の策定に全力を挙げていきたいと思っています。そして、その中でも「学びと自治の力で拓く新時代」ということをうたっているわけですけれども、先ほど講堂で県職員にも呼びかけさせていただいたように、まずは県組織自体が「学びと自治」の考え方の実践を積極的に行っていきたいと思います。そして、この「学びと自治」を県内さまざまな皆さんの行動に結びつくような形でいろいろな環境整備であったり、さまざまな支援であったり、そうしたものに注力する年にしていきたいと思っています。新しい総合5か年計画、いろいろな観点がありますけれども、全ての政策のベースとしてのこの「学びと自治」の考え方について、これから最終的な取りまとめになるわけですけれども、われわれ自身がしっかりと念頭に置きながら行動するようにしつつ、また県民の皆さま方にもこの「学びと自治」というものについてはしっかりと呼び掛けていく年にしていきたいと思っています。ぜひマスコミの皆さま方にもご協力をよろしくお願いしたいと思います。
冒頭私の方からは以上とさせていただいて、ご質問があればお受けしたいと思います。よろしくお願いいたします。
信濃毎日新聞 千野雅樹 氏
先ほど部局長会議で原山教育長の方から事務局職員が、2週間連続で休暇を取るというような宣言もされたかと思うのですが、その辺知事はどのように受け止められて、知事部局への導入辺りをどのように考えているか教えていただければと思うのですが。
長野県知事 阿部守一
非常にいいことではないかと思います。実行するに当たってはいろいろな課題もあるかもしれませんけれども、ぜひそうした方針を立てたからには実行していってもらいたいと思います。知事部局でそうした取り組みをやるかどうかということは、私はやった方がいいかなと思いますけれども、これはまた総務部なり人事課なりにしっかり考えてもらいたいと思います。先ほども申し上げましたけれども、だんだん世の中がフラット化して急速に技術革新が行われていく中で、トップダウンだけで仕事をやっている組織というのはどんどん衰退していくだろうと思います。先ほど県職員に呼び掛けたように、ぜひ自分でなければできないことというものを考えて行動してもらいたいと申し上げたので、今の質問に対しても、私ではなくて他の人が積極的な検討、発案をしてもらうことを期待しているところです。
信濃毎日新聞 千野雅樹 氏
もう1点話題が変わって、2019年、来年のG20の関係閣僚会合を、軽井沢を会場に誘致に取り組むという話をお聞きしまして、今後の取り組みを含めてその辺の誘致に向けた決意というか、お気持ちを聞かせていただければと思うのですが。
長野県知事 阿部守一
われわれが照会して、軽井沢からはG20関係閣僚会議を誘致していきたいという意見が出てきていると聞いています。私どもG7の交通大臣会合を、一昨年軽井沢で開催させていただいた実績もありますので、軽井沢のご意向も踏まえて、県としても対応していきたいと思っています。
信濃毎日新聞 千野雅樹 氏
併せて推進協議会のようなものも立ち上がると聞いているのですが、その辺りについて知事は何かお聞きになっていますか。
長野県知事 阿部守一
それはどこが。軽井沢がですか。
信濃毎日新聞 千野雅樹 氏
県全体でですね。
長野県知事 阿部守一
担当部局の方から状況を説明してもらいます。
観光誘客課長 塩原一正
MICE(マイス)の誘致推進体制の関係です。これまでMICE、いわゆる大きな国際会議等につきまして、個別の市町村が独自に進めている状況でして、全県的に情報を共有するような場がなかったと、また全県的な協力体制につきましてもその都度、推進協議会等をつくるというような状態でしたので、常設の機関として、こういったMICEの誘致を全県的に進める組織を1月中に立ち上げたいと考えています。
長野県知事 阿部守一
今のご質問は、G20じゃなくてMICEの話で大丈夫ですか。
信濃毎日新聞 千野雅樹 氏
はい。
日本経済新聞 佐伯遼 氏
今年は、長野冬季五輪開催から20周年に当たる年になると思うのですが、改めて開催20周年に向けたご感想というか、ご所見をお伺いできればと思います。
長野県知事 阿部守一
本県関係のアスリートも平昌オリンピックに向けていろいろな分野で活躍をされています。小平奈緒選手を先頭にスケート陣も頑張っていますし、長野県のお家芸でもあるウインタースポーツを長野冬季オリンピック・パラリンピックの20周年を契機に、一層盛り上げるようにしていきたいと思いますし、また、平昌オリンピックも開催され、その4年後は北京での冬季オリンピックということになりますので、韓国や中国との連携も視野に入れて、20周年の節目を長野県の発展に繋がるように最大限活用していきたいと思っています。
長野放送(NBS) 中村明子 氏
今年、知事選がありますけれども、それに向けて知事の今の気持ちと、どのようなことを軸に、今後出馬するしないを検討していくのか教えてください。
長野県知事 阿部守一
私も県民の皆さま方から負託を受けて、いよいよ任期の最後の年を迎えたなという思いです。今後どう対応するのかということについては、現時点では全く白紙の状況です。先ほど申し上げたように総合5か年計画の取りまとめをはじめ、相当しっかり取り組まなければいけない課題が山積していますので、まずはそうした取り組みに専念していきたいと思います。そういう意味で今後どうするかということについては、今の時点では何とも申し上げられる状況にはないということであります。
長野放送(NBS) 中村明子 氏
先ほど仕事始めの式でも歌われました「信濃の国」が今年の5月で県歌制定から50年と思いますけれども、知事自身の「信濃の国」という曲への思いや、今年どのように活用していきたいかということをお聴かせください。
長野県知事 阿部守一
他の県でも県の歌はあるわけですけれども、「信濃の国」は県歌として多くの皆さま方が親しみを持って歌い継がれてきた歌で、大変貴重なものだと思っています。
ただ、最近、歌う機会が少し少なくなってきたのではないかというご意見もあるので、例えば、県庁の仕事納めの式とか、仕事始めの式では必ず歌わせていただくようにしています。50年という節目の年になりますので、この「信濃の国」を、これからどう歌い継いでいくのか、そして、県民の皆さまが長野県、信州に対して愛着を持ち続けていただけるように、どう活用していくのか、こうした観点で、今後のあり方については、ぜひ考えていきたいと思います。
長野県知事 阿部守一
どうもありがとうございました。
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