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更新日:2017年5月26日

知事会見(平成29年(2017年)5月26日(金曜日)10時45分~11時01分 会場:県庁)

項目

阿部知事からの説明

  1. 消防防災航空体制への今後の検討について

取材者からの質問

  1. 消防防災航空体制への今後の検討について(その1)
  2. 消防防災航空体制への今後の検討について(その2)
  3. 消防防災航空体制への今後の検討について(その3)
  4. 消防防災航空体制への今後の検討について(その4)
  5. 消防防災航空体制への今後の検討について(その5)
  6. 消防防災航空体制への今後の検討について(その6)

 

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本文

阿部知事からの説明

1 消防防災航空体制への今後の検討について

長野県知事 阿部守一
 
皆さん、こんにちは。(手話で表現)
 本日は私から消防防災航空体制への今後の検討について、ご報告したいと思います。消防防災ヘリの事故で長野県の消防防災航空体制は今、極めて脆弱な体制にあります。そういう中で、消防防災航空体制のあり方検討会を市町村、そして消防本部の皆さま方と一体で検討する場として設置します。お手元に資料をお配りさせていただいていますけれども、検討会の組織の座長については、池田危機管理監兼危機管理部長に務めてもらいます。また、委員の方々は市町村長、そして消防長の皆さま方、それぞれ4名の方にお願いしています。私も節目の会議には出席したいと思っています。今回の検討会におきましては、今後の県全体の消防防災航空体制をどうしていくかということを考えていきますが、まず当面の体制をどうするかということ。そして、その次の段階になると思いますが、中長期的な消防防災航空体制をどうしていくか。こうした点について、しっかりと方向付けを行っていきたいと思っています。また、検討会の下に作業部会を設置して、検討会での議論を踏まえた体制整備に向けた具体的な検討作業を行っていただきたいと思っています。さらに今回の体制整備は空の関係になります。救急救助あるいは行政という観点だけではなくて、航空についての知見も必要だということから、オブザーバーとして航空の専門家の皆さま方にも参加いただきたいと思っていますし、また、これまで長野県の安全を守ってきてもらった消防防災航空隊のOBの方からもご参加いただいて、ご意見をお伺いしていきたいと思っています。また、1回目の検討会については6月中に開催する予定で、現在日程調整しているところですので、日程が決まり次第、また皆さまにお伝えしていきたいと思っています。
 私の方から以上です。よろしくお願いいたします。

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取材者からの質問

1 消防防災航空体制への今後の検討について(その1)

信濃毎日新聞 千野雅樹 氏
 検討する事項として、当面の体制と、次の段階として中長期的な体制というご説明がありましたけど、知事の方でお考えになっている当面というのは、1つは民間委託するかどうかという話なのか、中長期的な体制とするとヘリの確保ですとかパイロットの養成ですとかそういうことを念頭に置かれているのか、その辺を確認させていただきたいのですが。

長野県知事 阿部守一
 ご質問いただいた観点でほぼその通りだと思います。現在、長野県は他県の消防防災ヘリ、あるいは県警のヘリ、さらには自衛隊にお願いせざるを得ないという状況である中で、当面は、例えばこれまでとってきたような体制を講じるとしても、人材の確保・育成、あるいはヘリコプターの機材の購入ということを考えると、一定程度、時間が掛かりますので、しっかりとした今後の体制を考えるだけではなく、当面、どうしていくかということについて、まずしっかり考えていかなければいけないと思っています。お話しにもありました民間委託も含めて、まず当面の体制という意味で、幅広く検討していくことが必要だと思っております。それから、その後の中長期的な体制をどうするかということについては、今の私どもが置かれている消防防災体制の現状を踏まえて、一からといいますか、ゼロベースでどういうあり方が望ましいのかしっかり検討していきたいと思っています。

信濃毎日新聞 千野雅樹 氏
 冒頭で方向付けをしていきたいと話されましたが、当面と中長期的に関しては、一定の方向性をまとめる時期というのはそれぞれ違うのでしょうか。当面はいつごろ、中長期はいつごろになるのでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 当面の方は、できる限り早く考えていかなければいけません。私どもとすれば、長野県民の皆さん、そして長野県にお越しいただく皆さんの安全を確保するということを最大限考えていかなければいけないと思っていますので、当面の体制のあり方についてはできる限り早い段階で方向付けをしていきたいと思っています。ただこの場でも申し上げたように、消防防災航空体制のあり方は県だけで行っていくべきものではなくて、やはり、市町村消防でも行っていくべきものです。また、実際に救助隊員は市町村の消防局・消防本部からお越しいただいているわけですので、消防長、各消防局・消防本部の皆さま方の考え、そして、市町村消防を担っていらっしゃる市町村長の皆さま方の意見、まずはここをしっかりお伺いするところから始めていきたいと思っていますので、現時点であらかじめスケジュール設定をしているわけではない状況です。ただ、申し上げたように、これはいたずらに時間をかければいいという話でもないと思っていますので、そうした問題意識を市町村消防長の皆さんと共有しながら、できるだけ早く方向付けを行っていくことができるように取り組んでいきたいと思っています。

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2 消防防災航空体制への今後の検討について(その2)

市民タイムス 赤羽啓司 氏
 当面の消防航空体制のあり方で確認なのですが、検討会の中では、自主運航するか、民間委託にするか、民間委託にすればどの部分まで民間委託にするのか、要するにヘリだけなのか、パイロットだけなのか、消防隊員も全部なのかというところを基本的には考えていくということでよろしいですか。

長野県知事 阿部守一
 そういうことも含めて、先ほど申し上げた通り、私どもとして、あらかじめこれでいきましょうということよりは、人命救助であったり、消防活動の主体的役割を担っていただいているのは市町村の皆さま方ですから、まず、市町村の皆さま方、消防長の皆さま方のお考えを伺った上で、この選択肢は最初から外すということではなくて、幅広く検討していきたいと思っています。

市民タイムス 赤羽啓司 氏
 開催ペースとしてはどのぐらいの予定を考えていますか。

長野県知事 阿部守一
 今はまだ第1回目の日程を調整している段階です。先ほど申し上げたように、この検討会のもとに作業部会も設けてまいります。検討会の方はどうしても市町村長や消防長がメンバーになっていますので、そんなに頻繁に開催するのは、現実問題難しいかもしれませんけれども、作業部会の方では精力的な活動を進めてもらえるように、お願いしていきたいと思っています。

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3 消防防災航空体制への今後の検討について(その3)

毎日新聞 鈴木健太 氏
 
検討会の設置日ですけれども、初会合のときと考えてよいでしょうか。初会合の時期は日程調整中ということでしたが、6月中とか、いつ頃をめどというのが現時点であればお願いします。

消防課長 花岡徹
 設置日ですが、要綱を定めた日が5月18日になっています。会合の開催予定については鋭意調整をしていますが、できれば6月中に開催したいと考えています。

 毎日新聞 鈴木健太 氏
 当面の検討事項に関しては質疑である程度中身が出たと思うのですが、中長期の方は具体的にこういう項目を検討事項に想定しているというのがあれば教えてください。

長野県知事 阿部守一
 それはまだこれからですね。繰り返しになって申し訳ないですけれども、今回の事故を受けてそれぞれの消防長の皆さまあるいは市町村長の皆さま、今後の体制について、お考え、お気持ちがあると思いますので、まずはそうしたご意見を伺うところから始めていかなければいけないと思っています。そのため、初めから検討項目はこれとこれですというような形で設定するのではなく、中長期の方はまさに一からどうあるべきか考えていくことが必要だと思いますので、市町村長や消防長の皆さま方の考えをしっかりお伺いする中で方向付けしていきたいと思っています。

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4 消防防災航空体制への今後の検討について(その4)

読売新聞 下里雅臣 氏
 委員会のメンバーに四つの市と町の首長さんも入っていますが、この4名を選ばれた理由を教えてください。

長野県知事 阿部守一
 市町村長の代表者を選ぶときは、市長会あるいは町村会にお願いさせていただくことが多いですが、今回も市町村長の委員については、市長会、町村会に投げ掛けさせていただいて、先方からご選任をいただいたということです。

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5 消防防災航空体制への今後の検討について(その5)

信濃毎日新聞 松嵜林太郎 氏
 検討内容について、まだ事故原因がはっきりしていないので何とも言えないのですが、事故前に組織が抱えていた課題、例えばパイロットがなかなか育成されないという部分もあったと思うのですが、事故を検証するということについては、話し合われる予定はあるのでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 今申し上げたように、今回の事故を受けて検討会を設置するわけですので、市町村長の皆さま方、あるいは消防関係の皆さま方に、いろいろなお気持ちとか、お考えがあると思っています。そういう中で消防長会に私が参加させていただいたときも、まずは、安全運航を第一に考えていかなければいけないというご意見も出ていましたので、当然、今回の検討の中でも、安全性の確保というのは非常に大きなテーマになり得るだろうと思っています。私どもとしては、そうしたことも念頭に置きながら幅広く検討していかなければいけないと思っています。

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6 消防防災航空体制への今後の検討について(その6)

 中日新聞 今井智文 氏
 他県で事故があった例を見ますと、運航再開のときに安全対策の新しいルールを決めたりしているのですが、それもこの委員会で検討するようになっていくのでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 市町村あるいは消防長の皆さまと一緒に検討するわけでありますが、これから当面、運航を再開していくことを考えたときに、どういった条件が必要なのかということについても、当然、検討の俎上(そじょう)にのってくると思いますので、私どもとすれば幅広く検討していきたいと思っています。

長野県知事 阿部守一
 ありがとうございました。

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企画振興部広報・共創推進課

電話番号:026-235-7054

ファックス:026-235-7026

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