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更新日:2017年8月14日

知事会見(平成29年(2017年)8月10日(木曜日)11時00分~11時45分 会場:県庁)

項目

阿部知事からの説明

  1. 焼岳に関する状況について
  2. 信州の伝統工芸品のご紹介 「新スタイル 飯山仏壇」

取材者からの質問

  1. 焼岳による観光への影響について
  2. 信州デスティネーションキャンペーン(信州DC)について
  3. 焼岳に関する状況について(その1)
  4. 森林税について(その1)
  5. 知事の夏休みについて
  6. 森林税について(その2)
  7. 森林税について(その3)
  8. 甲子園での松商学園の勝利について
  9. 焼岳に関する状況について(その2)
  10. 北陸新幹線トンネル工事に伴う被害について(その1)
  11. 県職員の妻による詐欺の疑いについて
  12. 北陸新幹線トンネル工事に伴う被害について(その2)

 

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本文

 阿部知事からの説明

1 焼岳に関する状況について

長野県知事 阿部守一
 それでは今から会見を開きます。よろしくお願いいたします。(手話で表現)
 今日は私から初めに2点お話させていただきたいと思います。
 まず1点目ですが、焼岳における水蒸気の噴出とみられる現象についてです。本日午前6時、気象庁から焼岳に関する臨時の火山解説情報が発表されました。それによりますと、8月9日23時50分頃から10日の2時頃にかけて空振を伴う地震を6回観測したということです。山頂の西側約400メートルの付近、岐阜県側になりますが、ここの山腹において白色の噴気を確認したということです。8月10日0時48分に確認した噴気は約100メートル程度まで上がった模様です。その後、噴気は次第に弱まり3時以降は観測されていないという状況です。登山者あるいは観光客の皆さまには、正確な情報が確実に伝わるよう松本市そして高山市においては、気象庁からの情報を受けて、登山道に職員の配置並びに注意喚起の看板の設置等を実施しています。また松本市におきましては既に登山している方にこうした情報が伝わるように緊急速報メールにより、周知が実施されたと聞いています。県としても、松本地域振興局を通じて山岳関係団体に対し、登山者と観光客に対する注意喚起を行っていただくような対応を依頼したところです。また県のホームページ等におきましても、情報を掲載して注意喚起のための情報発信を行っているところです。引き続き登山客あるいは観光客への適切な情報発信を松本市等と一緒に行っていきたいと思っていますし、加えて気象庁等関係機関と緊密に情報共有を図りながら、今後火山の状況に変化があった際には迅速な対応が出来るようにしていきたいと考えています。なお、本日気象庁が現地確認を実施すると伺っていますので、その結果も注視していきたいと考えています。警戒レベルを上げるというような状況ではありませんので、冷静な対応をしていただくということが基本的に重要だと思っていますが、必要な情報についてはしっかりと伝わるように関係機関と連携して対応していきます。

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2 信州の伝統工芸品のご紹介 「新スタイル 飯山仏壇」

 それから2点目ですが、伝統的工芸品の展示についてです。四半期ごとに県内の伝統的工芸品製品を知事室に展示していただき、知事室を訪問される皆さまにPRを行っていますが、今回は「新スタイル 飯山仏壇」を展示させていただきます。こちらに飾っていただいていますけれども、飯山仏壇は昭和50年に経済産業大臣により指定された伝統的工芸品です。飯山地域の仏教信仰の篤い土地柄であること、また、豪雪地であり家内工業が発展しやすい素地があったこと、こうしたことから仏壇作りが盛んになりました。昨年度、中小企業団体中央会、あるいは私どもも協力させていただき、「新スタイル 飯山仏壇」を開発しました。伝統的なスタイルを生かしながらも現代的なデザインを採用して、都市部の集合住宅にも合うよう小型化をしています。今日は飯山仏壇事業協同組合の上海一徳(じょうかいかずのり)理事長にお越しいただいていますので、上海理事長から直接製品についてお話をいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。

飯山仏壇事業協同組合理事長 上海一徳氏
 皆さんこんにちは。飯山仏壇事業協同組合理事長の上海と申します。本日は非常に貴重な時間を頂戴いたしましてありがとうございます。
 さて今ご案内がありましたように、伝統的工芸品の飯山仏壇ですが、その多くは幅が1メートルを超えるような大きなお仏壇が中心的なものでした。やはり昨今住宅市場が変化して、どんどんどんどんお仏壇自身が小さくなってきましたが、その中で売り上げはバブルの頃を最盛期として3分の1、4分の1と落ち込んでいました。その中で、やはり現在の生活のスタイル、また、祈りの形にマッチしたものをわれわれは積極的に開発していかなければいけないのではないのだろうかということで、このような「新スタイル 飯山仏壇」の開発をさせていただきました。開発に当たりましては、どこにでもあるような、非常に物を省いていったシンプルな小型の仏壇ではなく、地域に伝わる伝統的工芸品の匠の技術を生かした物をぜひ作り、よそにない物を作りたいという思いがありました。仏間という仏壇を置く専用のスペースがありますが、仏間からリビング、そして手元へというコンセプトで作らせてきました。こちら2点、見越し宮殿と羽扉と申しますが、特に見越し宮殿は八職(はっしょく)と言われる伝統工芸品の職人の技術がすべて入っています。そして、また羽扉は小さく、本当にふわふわと家の中のどこにでも飛んでいって、どこにも居場所を見つけて、いつも思い立ったときに大切な人を思い出すことができる、そのような気持ちを込めてネーミングさせていただいています。小さな物ですけれども、しっかりした塗りと彫刻、そして、また金箔、金粉押しと非常に高級感あふれるものができたと思っています。この4月から販売を始めました。非常に好評で、さまざまなご意見をいただきながら、またさらに進歩させていきたいと思っていますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。

長野県知事 阿部守一
 
飯山仏壇は、先ほど上海理事長からもご紹介がありましたけれども、いろいろな匠の技が合わさってできています。ぜひ新しい仏壇の形にとして県も発信していきたいと思いますし、先般も中小企業団体中央会での会合でも申し上げましたけれども、仏壇以外に技術を活用していくということも、ぜひ関係の皆さんと一緒に取り組んでいくことができればよいと思っています。知事室にお借りをして展示させていただきますので、私からも精一杯アピールしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。私の方からは以上です。

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 取材者からの質問

1 焼岳による観光への影響について

日本経済新聞 佐伯遼 氏
 
焼岳の件に関してお伺いしたいのですが、今、信州デスティネーションキャンペーン(信州DC)で山岳観光を売りにしていると思うのですか、これに与える今回の焼岳の影響が、今のところ、どう見ていらっしゃるか教えていただければと思います。

長野県知事 阿部守一
 
先ほど申し上げましたように、噴火警戒レベルが引き上げられているような状況でもありませんし、現地の状況等も間接的にお伺いしていますけれども、落ち着いた対応になっていると受け止めています。今後、この活動状況について、われわれはしっかりと注視していかなければいけないと思いますけれども、現時点で直接的に観光にマイナスの影響を与えるような状況ではないだろうと思っています。気象庁が現地調査されますので、その状況も踏まえて、さらに県として対応が必要なのかどうなのかということについては判断していきたいと思っています。

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2 信州デスティネーションキャンペーン(信州DC)について

日本経済新聞 佐伯遼 氏
 
もう1点信州DCに関してお伺いしたいのですが、来週でDCも折り返しを迎えるということですが、先週の会見で知事も悪天候の影響が少しあって、滑り出しはあまり好調とはいかなかったというようなご認識を示されたと思うのですが、今後、折り返しに向けて巻き返しを図る策として今考えていらっしゃることがあれば教えていただければと思います。

長野県知事 阿部守一
 まず、つい先日も台風が来て、ちょっと残念な気象状況が重なっていると思っています。ただ自然条件はわれわれとしては、いかんともしがたいので、できる限りのことをしっかり行っていきたいと思っています。今観光部には、SNS等を使った情報発信のあり方についてしっかり検討してくれと指示していますので、できるだけ早く即効性のあるような取り組みを工夫して、今JRグループもかなりアピールしていただいていますし、メディアの皆さま方にも相当取り上げていただいていますので、もうひと押し、もうふた押しできるように頑張っていきたいと思っています。

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3 焼岳に関する状況について(その1)

信濃毎日新聞 千野雅樹氏
 焼岳の関係ですけれど、登山届等を通じてどのくらいの方がこの山に入っていらっしゃるかというのは把握されていますか。

長野県知事 阿部守一
 私の手元にはいくつか確認中とあるので、最新の状況が分かれば話してもらえますか。

山岳高原観光課長 丸山賢治
 焼岳の登山者としましては、その付近に焼岳小屋という小屋がありまして、そこに昨日の夜は21名の方が宿泊しています。登山届につきましては、大概焼岳は日帰りで登れる方が多く、登られる時に登山届を出していくということになりますので、今まさに登山届が出されているところだと思いますので正確な数は把握できないのですけれども、日帰りの方はこれから登山届を出して登山をされると理解しています。

信濃毎日新聞 千野雅樹氏
 21人の方は宿泊されて、今日はもう下りているということになるのですか。

山岳高原観光課長 丸山賢治
 登山の方なのでいろいろかと思いますけれども、とりあえず昨日の夜宿泊をされて山のすぐ麓にいらっしゃった方が21名という状況です。

長野県知事 阿部守一
 21名の方についてはすべて注意喚起させていただいているという状況ですが、登山計画書の提出の呼びかけもやってきていますので、そこも重点的に一緒に呼びかけていくように松本市等とも連携して対応してもらいたいと思いますので、よろしくお願いします。

信濃毎日新聞 千野雅樹 氏
 これから日帰りで登られる方向けにはすでに看板等設置されて、注意喚起はできているという理解でよろしいですか。

長野県知事 阿部守一
 そうですね。先ほど申し上げたように、松本市においては、登山口の2カ所、新中の湯登山口それから、焼岳上高地側登山口に注意喚起の看板を設置すると同時に、焼岳小屋、中尾峠についても、焼岳小屋の方に注意喚起の看板を設置してもらい、さらに坂巻温泉においても設置いただいたと報告を受けていますので、松本市においても迅速に対応いただけていると考えています。

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4 森林税について(その1)

信濃毎日新聞 千野雅樹 氏
 昨日、地方税制研究会が開かれまして、青木座長さんから知事への報告書の原案が示されました。原案の中では、やはりちょっとまだ情報が不十分だということで、継続の是非については、なかなか判断できるような状況ではないという形で知事への報告という形になりそうなのですが、知事はどのように受け止めていらっしゃいますか。

長野県知事 阿部守一
 私は税制研究会に直接は参画してないので現場感覚がわからないところがありますけれども、報告を受けています。青木座長がお示しされた意見書の骨子案はかなり厳しいご意見が書かれている状況だと聞いていますけども、ある意味で当然の話でもあるのかなと。当然の話でもあるのかなというのは、この場でも何度も申し上げていますけれども、超過課税は県民の皆さま方に通常の標準税率で課税しているものを上回って税負担をお願いするものですので、さまざまな論点をしっかりクリアすべきであるというご指摘については、われわれもしっかり受け止めていかなければいけないだろうと思います。まだ最終的な意見書としてはまとまっていない状況ですので、最終的な意見書として取りまとめられたものについて、しっかりと受け止めさせていただいて、その後の対応を考えていきたいと思っています。

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5 知事の夏休みについて

信濃毎日新聞 千野雅樹 氏
 明日から知事も夏休みに入られると思うのですが、夏休みはどのように過ごされるか教えていただければと思います。

長野県知事 阿部守一
 先般の全国知事会が盛岡で開催され、派遣している県職員とも意見交換しましたけれども、日程等の関係で被災した地域には伺えませんでしたので、今回の私の休み期間中は東北へ行って、沿岸部の被災地の状況も見ながら、もちろん観光もしながら、休養してこようかなと考えています。

信濃毎日新聞 千野雅樹 氏
 沿岸部というのは具体的にどの辺りですか。

長野県知事 阿部守一
 今考えているのは、岩手県と宮城県に行こうと思っています。

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6 森林税について(その2)

毎日新聞 鈴木健太 氏
 森林税についてお伺いしたいのですが、県民会議と地方税制研究会の双方が県議会の9月定例会前に、それぞれ報告書を提出するとおっしゃっているのですが、これで知事がずっとおっしゃってきたアンケートの結果が出て、二つの有識者会議の報告書が出る見通しも整いましたので、最終決断に向けた段取りであるとか、スケジュールを現時点でどのように考えているのか教えてください。

長野県知事 阿部守一
 先ほど申し上げた税制研究会の意見書もまだ最終的にまとまっていない状況ですし、また県民会議も一定の取りまとめがなされると伺っていますので、それを踏まえて対応していきたいと思っています。しかしながら、税制研究会でも県民会議でもいろいろ議論されてきているということは私も認識していますので、そうしたものに対してどう対応できるかということについては、併せてわれわれの内部でも検討しながら、対応をどうするか最終的に決めていきたいと思っています。

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7 森林税について(その3)

朝日新聞 辻隆徳 氏
 森林税の関係でお伺いしたいのですが、昨日税制研究会もあって、その中でも基金残高が今年度末で6億円ぐらいになる見込みだということで、僕は一県民として、6億円もあって、それは1年間の県民の税収に匹敵するくらいの額だと思うのですけれども。例えば昨日も少し話が出たのですが、額を今の500円から400円にするとか、基金を使い終わるまで例えば1年かちょっと猶予期間を与えるとか、一県民としてはそのような方法もあるのかなと思うのですが、知事の感覚として一個人としてどうお思いになっているか伺います。

長野県知事 阿部守一
 今回、素案として考え方をお示ししていますけれども、税額や課税期間については、まだどうするかは決めていないことを冒頭のところでしっかり記しているかと思います。昨日の税制研究会の議論もそうだと思いますし、私もこの場でも申し上げたと思いますが、まず、どのような事業が必要なのか、それに対していろいろな財源がどのような状況になっているのか、しっかり精査しなければ、税額や課税期間の問題は出せないだろうと思っていますので、税制研究会のご意見もしっかり県民に対して説明責任を果たせるようにしろということが基調としてのトーンだと私は受け止めていますので、今申し上げたような点も含めて、われわれは初めから金額ありきとか、税額ありきの発想に立たずに真摯に検討していかなければいけないと思っています。

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8 甲子園での松商学園の勝利について

朝日新聞 辻隆徳 氏
 甲子園での高校野球で、昨日松商学園が土浦日大に快勝しましたけれども、知事はご覧になりましたか。

長野県知事 阿部守一
 残念ながら直接は見ていないですけれども、後で報道を見て大変うれしいニュースだと思って受け止めています。松商学園が初戦を突破したのは17年振りと伺っていますし、何よりも快勝ですので、ぜひ、この勢いで、さらに勝ち抜いていくことを願っていますし、暑い甲子園なので選手の皆さんにはくれぐれも体調管理に万全を期してもらって、最高のコンディションの中で県民の皆さんを感動させるプレーを、さらにしていってもらいたいと思っています。

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9 焼岳に関する状況について(その2)

市民タイムス 赤羽啓司 氏
 焼岳の関係で、先ほどから知事は警戒レベル1と何回か口にされています。ただ、御嶽山の噴火の時も確か警戒レベル1で噴火があり、どうしても怖いなという感触が起きます。登山は自己責任ということもあるのですが、さっき知事は冷静な対応をとおっしゃっていました。その辺をもう少し詳しく教えていただいてもよろしいでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 災害は自然との対応ですので、予測しにくいところはもちろんあると思います。ただ、現時点で警戒レベルを上げていないということは、直ちに大規模な災害が発生するような状況ではないだろうということを気象庁としては判断しているのだと思います。ただ、お話にあったように御嶽山の噴火災害時においては、警戒レベル1からの引き上げがなされないままの状況で、災害が起きてしまったということもありますので、先ほどから申し上げていますように、現状は、臨時の火山解説情報が出されているということ、そして、そうした状況下において、登山される方や観光される方が主体的に判断していただくことができるように、しっかりとした情報提供をしていこうというのが今の私どものスタンスです。もとより今後状況が変われば、その都度、対応は変えていかなければいけませんが、現時点で、例えば入山規制をかけるとかという状況にはなっていないということですので、焼岳の現状についての認識を広く多くの皆さま方に共有していただくということが今、われわれがとるべき対応だと考えています。

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10 北陸新幹線トンネル工事に伴う被害について(その1)

信濃毎日新聞 青木信之 氏
 北陸新幹線の高丘トンネルの地盤沈下の関係でお伺いさせてください。建設主体の鉄道運輸機構では沈下の被害の全貌、被害の補償の件数、それからどれぐらい沈下したのか、こういった情報を全く示していない状況が続いています。こうした中で、安源寺(あんげんじ)自治区では14センチ最大沈下しているとの文書も見つかっているところです。そうした中で住民の中には今も沈下が続いているのではないかと不安を抱えて暮らしている人がいるのが実情です。そういった状況で中野市では第三者による調査が可能かどうか検討も今、始まったところです。これについては県にも相談が来ているところかと思います。こうした状況の中で県としてどのように対応するのかお伺いさせてください。

長野県知事 阿部守一
 私も信濃毎日新聞の報道を見ていますが、いささか現状の把握がわれわれと信濃毎日新聞とで合っていないというか、もしいろいろな情報があるのであれば、逆に共有をしていただきたいと思っています。機構に対しては、当時の地盤沈下に係る地元への周知がどうなっていたのかということについて確認させていただきました。昔の話になりますが、平成16年に事業損失補償上の事後調査を行っています。機構の説明によれば、地元説明会を開催して、神社、参道等の公有地の主な地点の施工管理用の地盤沈下量を説明会でお示しをして、地盤沈下の状況を説明されていると聞いています。また、今年の6月以降も、中野市に5件の相談が寄せられていますが、これらにつきましては、機構から事後調査の結果や現地の状況から、工事との因果関係はないということを、申し出をいただいた方にご説明して、了承を得ていると伺っているところです。また、それ以外の声については、機構、あるいは中野市に寄せられているとは私ども伺っておりませんし、また、県にも直接寄せられていないという状況ですので、もし、こうしたもの以外に具体的な問題、被害があるとおっしゃっている方がいるのであれば、逆にお申し出いただければ、機構、中野市にもその旨伝えてしっかり対応するように働きかけていきたいと思いますけれども、現時点でそういう方の存在をわれわれ把握できてない、いらっしゃるのかどうかが分からないという状況ですので、かなり大きな記事で取り上げていただいていますので、そうした方がいらっしゃれば、これは、情報は開示できないのかもしれませんけれども、そのご本人に、ぜひそういうことをお伝えいただければと思います。中野市でも相談窓口がありますし、われわれ県でも対応はしますので、もし本当にお困りの方がいらっしゃるのであれば、ぜひそうした対応をいただければありがたいと思っています。

信濃毎日新聞 青木信之 氏
 
今、中野市から、第三者の調査の件で相談がきていると思うのですが、この相談にはどのように応じていくお考えでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 
そこはちょっと担当課の方からご説明をさせていただきたいと思いますのでよろしくお願いします。

道路建設課企画幹 太田茂登 
 今回の事案は事業損失の事務処理要領、用地対策連絡協議会というところで定めている要領ですけれども、それによって処理されているものです。その事務処理要領によりますと、被害の確定は事業者である機構と被害の申出者の二者が事実関係して協議した上で行うものでありまして、今回の事案につきましても、このように、適正に処理されているものと考えています。従いまして、県としては第三者委員会等の設置については考えていません。以上です。

長野県知事 阿部守一
 
今のご質問は中野市からどういう問い合わせ、相談があるかというご質問なので、質問にお答えしてないと思いますので、ちゃんと答えてください。

道路建設課企画幹 太田茂登
 
失礼しました。中野市さんからの相談につきましては、8月8日の火曜日の信濃毎日新聞で取り上げていただきました記事の中で、飯田市出身の関島弁護士によりますと、このような案件については県や市が第三者の専門家に調査してもらうのも一つの手段だというコメントを寄せていただいたという記事がありますけれども、このようなコメントについて何かやりようがあるでしょうかという質問でした。その質問、相談に関して県の中で検討した結果、先ほど申し上げたような判断に至ったということです。以上です。

長野県知事 阿部守一
 
はい、ありがとうございます。

信濃毎日新聞 青木信之 氏
 
はい、分かりました。それから知事がおっしゃった鉄道運輸機構の方で、地盤沈下に関するデータについて、参道の部分に関しては説明会で示しているという説明があったと聞いているとおっしゃっていますけれども、われわれの取材では、こうした詳細なデータは、県や市、それから地元には伝わっていない、伝えていないと聞いています。

長野県知事 阿部守一
 
それは機構がそう言っているのですか。

信濃毎日新聞 青木信之 氏
 
機構がそう言っています。

長野県知事 阿部守一
 
伝えてないというのは、先ほど申し上げたように地元説明会、地元との話し合いの中で、そうしたことを説明していると伺っていますし、以前もお話ししたかもしれませんが、県で中野市のホームページからダウンロードした「中野市議会だより」では、委員会報告として高丘トンネルの工事に伴い発生した家屋被害といいますか枯渇被害については、何件あって、実際トンネル工事着手前に何件、等の現況調査が実施されていますと載っているので、どこまでの情報を開示すべきとご指摘をされているのかというところが、レベル感が、もしかしたら違うのかもしれませんけれども、被害事案に対して補償する話ですので、当然個人情報については開示できないというところは、共通認識いただけるのではないかと思います。であれば具体的に何が問題なのかということについては、ぜひ具体的にご指摘がないと、話がかみ合っていないような気がしますので、もう少し具体的に教えていただくといいのではないかと思います。

信濃毎日新聞 青木信之 氏
 
分かりました。状況を整理させてください。家屋の被害を受けた補償件数というものは、機構は市や県に示しているそうです。しかしながら、なぜ沈下が起きて沈下量がどれぐらい発生したのか、こういった詳細なデータに関しては県にも市も地元にも伝えていないという説明を機構はしています。こうした状況の中で何が足元で起きたのかが分かっていないということが、住民の不満感情を生み出しているというところがあります。一方で、こういう情報が開示されないという状況の中で、当然そこに暮らしている人々の不動産であったりとか建物、こういったところの価格という部分にも、当然、風評が広がったりします。

長野県知事 阿部守一
 ああいう報道されると、もしかしたらそうかもしれないですよね。私もそれは心配しています。その補償については適切に行われてきている経過があるのではないかとわれわれは考えていますけれども、具体的に適切な補償がなされてない方がいらっしゃるのであれば、その方からお申し出をいただければ、まず具体的な対応は考えていきたいと思っています。

信濃毎日新聞 青木信之 氏
 報道に関しては、読者の方や住民の方の知る権利に基づいて、これを、情報をしっかりと調べて報道しているという思いがあります。当然風評に関しては、実態と違うものが広がったときに広がるものと思います。核心の部分は足元で何が起きたのかというのをしっかり住民が把握するということが重要なのではないでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 ここは議論する場ではないと思っています。私どもとしては、先ほど申し上げましたように、具体的に、今、補償について問題があるという方については、存在していないのではないかと思っています。ただ、信濃毎日新聞の報道を見ると、いろんな声があるというお話ですので、もし本当にこの工事に起因して、補償がされていない、あるいは補償が不十分で、お困りの方がいらっしゃるのであれば、そこについては、機構にはしっかり対応させるようにしたいと思います。させるというのは、私に権限がありませんので、対応してもらえるようにお願いはしたいと思います。中野市も県も、そういう方々がいらっしゃれば、丁寧に対応をさせていただきたいと思っていますので、ぜひそういう方にお伝えいただければ、一番問題の解決には早いのではないのかなと思います。

信濃毎日新聞 青木信之 氏
 もう1点お伺いさせてください。つまりこれは訴えがあれば動くけれども、こういう不安の解消には県としては積極的には動きづらいというところがあるのでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 まず、被害が発生していますというのは機構も市もわれわれも認めています。まったくそんな被害はどこにも存在していませんということは誰も言っていないと思います。その被害に対する補償が十分なのか不十分なのかっていうところが多分論点なのかなと私は受け止めているのですけれども、もし、不十分だとか、あるいは補償されていないという方がいらっしゃれば、それはしっかり機構で対応してもらうことが必要だと申し上げているところです。

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11 県職員の妻による詐欺の疑いについて

長野放送 野平崇 氏
 昨日、県職員の妻の女が、詐欺の疑いで逮捕された事件がありまして、県の架空の事業に投資するようにみたいな話が容疑だったのですけれども、まずこれについて知事の受け止めというかですね、お伺いしたいと思います。

長野県知事 阿部守一
 これは捜査中の案件ですので、私から、具体的なコメントをすることは控えさせていただきたいと思いますけども、ただ、県の制度とかですね、そういうものを持ち出して詐欺的な行為を行ったのではないかといわれている中で、これが事実だとすれば、極めて遺憾な行為だと思っています。ぜひ警察の捜査の中で、しっかりと、この事案の解明がなされるということを期待しています。

長野放送 野平崇 氏
 確かに、まだ容疑の段階なのですけど、実際に容疑が県の事業を持ち出しているというか、そういう状況であった場合には、その県職員に対する処分みたいなものを検討することはあるでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 まだこれからの捜査の推移を見守らなければいけないと思っていますけども、基本的に夫婦とはいえ別人格ですので、妻が何らかの行為をしたから直ちに夫が処罰されるとか処罰されるという形にはなり得ないと思っています。そのため、これからの状況をしっかり見ていかなければいけないと思っています。

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12 北陸新幹線トンネル工事に伴う被害について(その2)

信濃毎日新聞 井出拓朗 氏
 中野市の高丘トンネルのことで、補足で何点か伺いたいのですけれども、先ほど8日に中野市の方からやりようがあるのかという相談があったということで、県は設置を考えてないということだったのですけれども、中野市の方からの相談というのは、県と一緒にやりたいという相談なのか、それとも、市がやるときは支援してほしいという相談だったのか、そのあたりを教えていただきたいのですけれども。

長野県知事 阿部守一
 たぶん、先ほど答えたもので尽きていると思いますが、もし補足があれば。

道路建設課企画幹 太田茂登
 具体的な相談につきましては、先ほどお答えした通り、信濃毎日新聞のところに寄せられているコメントに対して、何かやりようがあるでしょうかというご相談でした。

信濃毎日新聞 井出拓朗 氏
 
すみません、やりようがあるのかというのは、市が第3者機関を設置して調べるのか、それとも県もそこに加わってやるのかという点は、どんな感じでしょうか。

道路建設課企画幹 太田茂登
 
そういう具体的なお話はございませんでした。

信濃毎日新聞 井出拓朗 氏
 
先ほど、県は設置を考えてないとおっしゃっていましたけれども、これも中野市の方には伝えているのでしょうか。

道路建設課企画幹 太田茂登
 昨日の段階で、今日の会見におきまして、そのようにお答えする予定です、ということをお伝えしています。

信濃毎日新聞 井出拓朗 氏
 わかりました。そうであれば、昨日取材した時に教えてくれてもいいのかなと思うのですが、それはそれとして、今回の問題なのですけれども、機構は、機構の補償というものは、工事終了後一定期間経って、これ以上は影響が出ないということを機構が判断して、その時点で補償していると思うのですけれども。ただ、住民の側は、今も影響は広がっていると感じているようです。ということは、機構の考えと住民の考えというのは、折り合うことはないのかなと思います。その中では第3者が影響を調べるということがあってもよいのではないかなと思うのですけれども、そのあたりの知事のお考えはいかがでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 あまり、住民の方が不安感を持ちすぎるのもいかがなものかと思います。もちろん、しっかりとした対応をしなければいけませんけれども、先ほど申し上げましたが、開業後、今年の6月に5件、中野市に被害の申し出がありました。先ほどおっしゃった不安があるとか、被害が拡大しているといった方は、恐らくここに入られている方なのではないかなと思いますが、井戸の減水、建物被害、地盤沈下、こうした申し出をされていますけれども、先ほど申し上げたように、工事との因果関係はないということについてはご説明をして、了承を得ていると私どもは報告を受けています。ですから、それ以外にももっとあるよ、ということであれば、先ほど申し上げているように、信濃毎日新聞社は多分対応できないと思いますので、ぜひ具体的な対応につなげるためには、その方から中野市とか、県とか、機構にお話をいただかないと、対応できないです。信濃毎日新聞が取材しているだけでは対応できないはずです。そういうことは、取材の範囲から外れるのかもしれませんけれども、もし本当にそれが心配であるのなら、ぜひそうした対応をしていただけるとありがたいと思います。

信濃毎日新聞 井出拓朗 氏
 わかりました。ありがとうございます。

長野県知事 阿部守一
 どうもありがとうございました。

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お問い合わせ

企画振興部広報県民課

電話番号:026-235-7054

ファックス:026-235-7026

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