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更新日:2017年11月6日

知事会見(平成29年(2017年)11月2日(木曜日)11時00分~12時09分 会場:県庁)

項目

阿部知事からの説明

  1. 11月19日「いい育児の日」が記念日登録されました
  2. 中国訪問を終えて
  3. いじめの認知件数の増加について

取材者からの質問

  1. 地域で進める里山集約化事業に係る不適切な事務処理について(その1)
  2. 地域で進める里山集約化事業に係る不適切な事務処理について(その2)
  3. 地域で進める里山集約化事業に係る不適切な事務処理について(その3)
  4. 信州デスティネーションキャンペーン(信州DC)について
  5. 11月19日「いい育児の日」が記念日登録されたことについて
  6. 新内閣への知事の期待について
  7. 千曲市の新幹線の駅誘致について
  8. 中国訪問について
  9. 小中学校の先生の労働時間について

 

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本文

 阿部知事からの説明

1 11月19日「いい育児の日」が記念日登録されました

日本記念日協会代表理事 加瀬清志 氏
 今回は「いい育児の日」ということで、素敵な記念日が私ども記念日協会に登録いただけたことを、とてもうれしく思っています。
 記念日というのは日付のある文化というふうに私どもは考えておりますので、毎年巡ってくるきっかけの日であると思っております。日付があるから、その日のことを目指してアイデアが生まれたり、次への行動が始まるのではないかということで活動してまいりました。
 記念日協会には1,800件くらい登録いただいていますけれども、特に今回は、13県もの知事の方々による「日本創生のための将来世代応援知事同盟」という、これだけ長い名称の団体の方からというのも、そうないかもしれません。このように記念日協会に登録していただくことによって、私どもいろいろな活動をしておりますので、全国に広まっていくように努めてまいりたいと思っております。これだけ多くの知事の方々が集まってひとつの記念日を作られたというのは、私どもにとっても初めてですから、そのつながりですとか、その広がりを期待しておりますとともに、協会としてもカレンダーを作ったり、私どものホームページも昨夜アップさせていただいたのですけれども、それに4万件以上のアクセスをいただいております。他にも辞典ですとか、私自身がいろいろな形で講演活動もしておりますので、その際に「いい育児の日」をアピールさせていただきたいと思っております。
 本当にこういう記念日ができて、毎年、毎年、もちろんその日以外も、長野県をはじめ13県はもちろん、全国47都道府県の子どもたちの未来が健やかなものであるように頑張っていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。

長野県知事 阿部守一
 ただいまご覧いただきましたように、今回、日本記念日協会から「日本創生のための将来世代応援知事同盟サミットinとくしま」で制定していこうと決定した「いい育児の日」、11月19日を記念日として登録いただきました。大変うれしく思っていますし、今日がスタートですので、ぜひ11月19日を「いい育児の日」ということで、多くの皆さんに知っていただけるように広めていきたいと思っています。また、この育児の日を活用して、子育ての楽しさや家族の大切さ、こうしたものをしっかりと発信できる日にしていきたいと思っています。
 この「いい育児の日」は、今年の5月に徳島県で開催された「日本創生のための将来世代応援知事同盟サミットinとくしま」で、本県から出席した中島副知事が提案して関係知事の賛同をいただき、こういう形で記念日登録させていただきました。
 今日わざわざ記念日協会から加瀬代表理事にお越しいただいて、こういう交付式を行えたことを大変感謝しています。われわれも「いい育児の日」をしっかり育てていきますし、また記念日協会もいろいろな記念日を制定していただいて、長野県から日本全体が元気になるように取り組んでいただければありがたいと思いますので、よろしくお願いいたします。本日はどうもありがとうございました。

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2 中国訪問を終えて

長野県知事 阿部守一
 私の方からは2点お話を申し上げたいと思います。
 まず1点目は、昨日まで4日間、中国を訪問してまいりましたので、ご報告申し上げたいと思います。今回の中国訪問は、日中国交正常化45周年という大きな節目に当たりまして、長い間の中国と長野県、そして河北省と長野県の友好交流の歴史を踏まえて、さらに未来志向での関係性を発展させるべく、高波会長をはじめとする日中友好協会の皆さま方とも一緒に中国を訪問させていただきました。
 1983年以来、友好交流しております河北省との間では、許勤(きょきん)河北省長が今年4月にご就任されましたので、私は初めてお会いさせていただきましたけれども、非常に友好的、有意義な対話をすることができたと思っています。特に北京冬季オリンピック・パラリンピックと銘打たれておりますけれども、この冬季オリンピック・パラリンピックは河北省も会場になるということで、今、鋭意、オリンピックの準備に取り組まれている中で、長野県としても冬季オリンピックのノウハウを共有させていただくと同時に、青少年のスポーツ交流や教育旅行、こうしたさらなる交流の拡大についてもお話をさせていただき、未来志向の関係を作っていこうということになりました。
 今回、日中友好協会の皆さま方だけではなく、諏訪副議長をはじめとする県議会の皆さま方、そして、中国と関係の深い市町村長の皆さま方、さらには多くの留学生を中国から受け入れていらっしゃる信州大学の濱田学長をはじめ、本当に多くの皆さま方と一緒に訪問させていただきました。昨年、中日友好協会の唐家璇(とうかせん)会長に長野県を訪問いただきましたが、今回、唐家璇会長とも再び会談をさせていただきました。唐家璇会長からは本県の日中友好交流の取り組みを友好交流のイノベーションだということで、昨年評価いただいたわけですが、そのイノベーションであるという意味は行政と日中友好協会をはじめとする民間が一体となって交流をしているということを指して言っていただいていますので、まさに今回の訪中も日中友好交流のイノベーション的訪問をすることができたと思っています。
 また、今回は北京市の陳吉寧(ちんきちねい)市長とも懇談をさせていただきました。中国の首都であり、冬季オリンピック・パラリンピックの開催都市になる北京市ですけれども、北京市との間でも青少年のスポーツ交流、あるいは教育旅行について発展をさせていこうということで、初めて覚書を締結させていただくこともできました。陳吉寧市長からは北京オリンピック・パラリンピック支援会議を長野県が設立したことを評価いただきましたし、またウインタースポーツの発展に、ともども取り組もうということに加えて、観光面、産業面など他分野での連携への拡大ということについても発言をいただいたところであり、ぜひ青少年のスポーツ交流を起点、第一歩としてさらなる交流の拡大に向けて取り組んでいきたいと思っています。また河北省の話を先ほど申し上げましたけれども、河北省と私どもは友好交流をしていますし、河北省と来年冬季オリンピック・パラリンピックを開催する平昌を抱えている江原道(カンウォンド)とも交流をされています。私どもも江原道と友好交流をさせていただいていますので、このオリンピックで繋がっている中韓日の三地域で連携して取り組んで、オリンピックムーブメントを発信していこうと、そして東アジアのウインタースポーツのさらなる振興、ブランド化についても取り組んでいきましょうという話も私からはさせていただきました。
 また、先ほど申し上げたように中日友好協会唐家璇会長とは懇談をさせていただき、中国人民対外友好協会の宋敬武(そうけいぶ)副会長との間でもさまざまな長野県としての課題について意見交換させていただきました。
 松本空港の国際化、中国からのチャーター便就航についての側面支援のお願いであったり、あるいは農業実習生の中国からの受け入れについての要請であったり、あるいは農産物の輸出、中国側からすれば輸入の規制が原発事故以降かかっている状況ですけれども、そうしたものの解除等についても話題として取り上げさせていただいたところです。長野県の日中友好協会の皆さま方が長野県と中国との関係はわれわれ行政だけではなくて、日中友好協会の皆さま方が本当に草の根レベルで顔の見える関係を構築してきていただいている基盤の上に立って私ども行政が活動させていただいているという状況です。これからも日中友好協会をはじめ民間の皆さま方としっかり連携協力を図りながら、この2国間の友好交流の先駆け的な立場として、ぜひ取り組みを進めていきたいと思っています。
 今回はクレアの北京事務所設立20周年の記念式典にも参加しましたが、全国の都道府県知事の代表という形で私からプレゼンテーションをさせていただいていますし、多くの関係者の方が長野県と中国河北省との友好交流に大いに注目していただけていると実感しているところです。これからもさらなる交流促進に向けて取り組んでまいります。

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3 いじめの認知件数の増加について

長野県知事 阿部守一
 
それからもう1点ですけれども、先般の会見で私に対して質問いただいたいじめの関係です。あの時点ではいじめの発表の状況について、十分報告を受けていなかった状況でしたので、改めてコメントを申し上げたいと思います。
 まず、今回の数字の出し方、もっともっと工夫をしてもらう必要があるのではないかと率直に感じています。統計のベースが変わったものをなんとなく増えていますというような形でプレスリリリースされているということ自体、いかがなものかと率直に感じていますし、何よりも真にいじめをなくしていく、そうした取り組みをしっかりと進めていく決意を私もしなければいけないと思っていますし、教育委員会にもしっかりと持ってもらう必要があると思っています。これはもう5年前になりますけれども、「いじめを見逃さない長野県を目指す共同メッセージ」というものを教育委員長と私で出させていただいています。しかしながら、いまだにいじめがなくならない。そして、なんとなく今回の調査もフワッとその件数をおさえるという調査で、これを踏まえて何をするのかということをしっかり考えていかなければいけないと思っています。特に悪質ないじめについては根絶をしていくということが大変重要だと思っています。ぜひ教育委員会、教育長とはこのいじめをどう具体的になくしていくのかということについて、教育委員会でしっかり考えてもらわなければいけないテーマではありますけれども、私からもしっかりとした検討を求めていきたいと思います。何よりも子どもの人権に関わる問題であると思っていますので、教育委員会とは改めて認識を共有し、強い決意でいじめの根絶に向けた対応を行っていきたいとに思っています。私の方からは以上です。よろしくお願いいたします。

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 取材者からの質問

1 地域で進める里山集約化事業に係る不適切な事務処理について(その1)

信濃毎日新聞 佐藤勝 氏
 
北安曇地方事務所の関連で伺いたいのですけれども、白馬村の協議会と大町市の協議会で、職員が同意書をご自身で署名して、捺印するだとか、日付を改ざんするだとか、そういったことが昨年1月に内部の報告で発覚したということが情報公開で分かったのですけれども、知事はこの問題についてはご存じだったでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 
佐藤記者もご存じだったのですよね。

信濃毎日新聞 佐藤勝 氏
 
情報公開で知りました。

長野県知事 阿部守一
 
検証委員会の報告書をご覧になっていらっしゃると思いますけれども、そもそも協議会方式なるものでやってきていた。そして、そうした中で、非常に手続き的には正しい手続きとは言いかねるというものがあったということについては、検証委員会の報告書の中でも触れられているところですので、どこまで詳細にということはもちろん程度問題があろうかと思いますけれども、こうした集約化の仕事について、当時の北安曇地方事務所が行っていたということについては、すでにお話はいろいろな場所でさせていただき、その文書の中でも出ていると思っています。

信濃毎日新聞 佐藤勝 氏
 
そうではなくて、大町市と白馬村の協議会の同意書で、職員自身が同意書にはんこを押したり、署名したり、日付を変えたりしていたことというのをご存じだったでしょうかと私は伺っております。

長野県知事 阿部守一
 
非常に事務的な話を私に対してしていただいているのですけれども。まず、信濃毎日新聞の報道された記事については事実誤認があると思っています。すでに佐藤記者の耳にも達していますよね。

信濃毎日新聞 佐藤勝 氏
 
事実誤認というのはどこが。

長野県知事 阿部守一
 いってない。伝わっていないですか。

信濃毎日新聞 佐藤勝 氏
 
私は聞いてないですけれど。

長野県知事 阿部守一
 
それは大変失礼いたしました。報道として、ぜひ何点か訂正いただきたいと思っているところがありますので、そうした点について、まずしっかり事務的に確認をしていただければありがたいと思っています。

信濃毎日新聞 佐藤勝 氏
 
どこが事実誤認だったというのでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 
まず、地元の団体側が交付金の申請自体を承知していなかったと反論していると。これは本当に取材でそういう話だったのですか。

信濃毎日新聞 佐藤勝 氏
 
私はそういうふうに聞きました。そして、申請書類の署名をご自身でした覚えもないし、はんこもついた覚えもないと言っていました。

長野県知事 阿部守一
 
私が聞いているのとはちょっと違いますので。ここは会見の場ですので、それが正しいか正しくないかをここでやりとりしても、たぶん水掛け論になると思いますので、そこについては後ほど私どもの方から正式に訂正を依頼したいと思っていますので、よろしくお願いいたします。

信濃毎日新聞 佐藤勝 氏
 
では、申請書類の署名や捺印というのは誰がしていたのですか。大町市の団体については。

長野県知事 阿部守一
 
県の職員が協議会方式でやっているわけです。

信濃毎日新聞 佐藤勝 氏
 
協議会方式とかそういうのではなくて、誰が申請書類の。

長野県知事 阿部守一
 
申し訳ないですけれども、協議会方式がどうかというのは極めて重要な話でありまして、協議会方式というのは、県もいろいろな協議会を作っていますけれども、県の公務としてやっているのと協議会の事務をやっているのでは、明確に違うのですよ、本来は。

信濃毎日新聞 佐藤勝 氏
 
そうではなくて、協議会の事務局を県がしていたんですか。

長野県知事 阿部守一
 
協議会の事務局を県がしていたのです。

信州の木活用課長 河合広
 
大北地域では森林整備を推進するために、自治会組織だとか森林所有者で構成する協議会を地区ごとに組織して、当該協議会を森林整備の事業主体とする手法ということで、協議会方式をとっていました。地域は事務処理が不慣れなこともありまして、将来的には事務局を森林組合等に移すことを念頭に、当面の間は地方事務所の林務課が申請関係書類を作成する等の事務の代行を行っておりました。

信濃毎日新聞 佐藤勝 氏
 
だから、基本的には申請をするのだとかというのは協議会ですというふうに私は聞いているんですが。

長野県知事 阿部守一
 
ですから、佐藤記者がおっしゃっている、例えば森林所有者の印鑑を用いて、その職員が同意書の作成を自ら行っているというようなことについては、われわれも問題だと思っていますし、ですから、今回の事務手続きに問題がないなんてことは一切言っていません。問題だという前提に立っておりますが、しかしながら、ご指摘いただいていることについては、いくつか事実誤認があるのではないかと申し上げます。

信濃毎日新聞 佐藤勝 氏
 
それは言った、言わないになると思うので、それは後で。

長野県知事 阿部守一
 
言った、言わないでありますが、当事者がどう発言されているかというのは、今回の案件が極めて重要だと思っています。

信濃毎日新聞 佐藤勝 氏
 
さようですか。それは、私は取材ではしっかりと新聞で報道した通りに聞いています。

長野県知事 阿部守一
 
それは少しわれわれの方が認識しているものと佐藤記者がおっしゃっていることをちょっと突き合わせて、そこは整理させていただいた方がいいです。

信濃毎日新聞 佐藤勝 氏
 
それは後ほどします。知事、私が伺いたいのは、今言った、所有者に代わって所有者の署名だとか捺印を職員自身が自分でやっていたと、本当なら基本的には同意書というのは、所有者が署名をして捺印をすべきものなのだけれども、それを所有者に代わって所有者の署名と捺印をしていたことはご存じだったでしょうか。

長野県知事 阿部守一 
 佐藤さんも事務の代行をやっていたというのはご存知だったわけですよね。ずっとこの案件を取材されていらっしゃって、例えば昨年の11月15日に大北森林組合の補助金不適正受給事案について検証委員会の皆さま方に参画していただいて質疑応答されて、それに参加されてないのですかね。そこで、本来は森林組合がやるべき集約化等の仕事を代行してやったと、このことを検証委員会で調べたのかということを質問されて、検証委員会の委員の方がそういうことについても承知しているということを発言されていますので。

信濃毎日新聞 佐藤勝 氏
 森林所有者に代わって署名と捺印をするということが代行という意味ですか。

長野県知事 阿部守一
 検証委員会の報告書の31ページはご覧になっていますか。そこに書いてあるじゃないですか。組合員に代わって記入する等林務課の担当職員が書類作成をするといった対応を行っていたと。

信濃毎日新聞 佐藤勝 氏
 書類作成というのは、森林所有者に代わって職員が名前を書いて捺印をするということが事務の代行なのですか。

長野県知事 阿部守一
 協議会方式でやっていますので、協議会の皆さんの同意を得た上で協議会の立場で作っていた。ただ、この事務のやり方自体が問題がないなんて言っているわけではないので、佐藤さんと私が言っていることは何が違っているのか。

信濃毎日新聞 佐藤勝 氏
 森林所有者の方に、私があなたの代わりに協議会から同意書を提出していただいていますと、ついては日付だとかに問題があるので私があなたの代わりに日付を書いて署名をして捺印を押してもいいですかということを断った上でやっていたのかどうかということです。そこがわたしは問題だと申し上げています。

長野県知事 阿部守一
 私に担当者より細かい話をされているので、正直に言って困っていますけれども、一応私の方でいろいろなことを出来るだけ確認させていただいているところでありますけれども、全ての所有者から森林整備については同意を得ているとわれわれは認識はしています。ただ、要するに、これは何で私が事実関係確認した方がいいですよというふうに申し上げているかというと、例えば記事では、会長は交付金の申請をした覚えがないと報道されていますよね。だけど、私自ら作成し交付金が交付されることを承知していたと私どもは伺っています。全く違いますよね。全く違いませんか。

信濃毎日新聞 佐藤勝 氏
 承知していたと言っていたのですか。ですけど、申請書には

長野県知事 阿部守一
 
ここでやりとりを、

信濃毎日新聞 佐藤勝 氏
 それはいいですよ。知事、それは後にしましょう。それで、私が言いたいのは、所有者が提出した書面についてそれを職員が無断で。

長野県知事 阿部守一
 職員ではなく、協議会の事務をやっているわけで、協議会方式ですから。全くその辺の根本的な理解が間違っている。

信濃毎日新聞 佐藤勝 氏
 私が伺ったときは事務局っていうお話は伺ってないですけどね。

長野県知事 阿部守一
 協議会方式でやっているというのは、林務部から説明してもらえますか。

信州の木活用課長 河合広
 当初から大北の事務については事務代行していて、協議会方式でやっているということは説明をしております。

信濃毎日新聞 佐藤勝 氏
 事務代行というのは、それは手伝うのはいいですよ。そうではなくて、私が言っているのは。

長野県知事 阿部守一
 書類を、本人が作るべきものを本人以外の人間が作っているということは問題だと明確に申し上げているではないですか。

信濃毎日新聞 佐藤勝 氏
 それは知事はご存じでしたか。

長野県知事 阿部守一
 それはこれまでの過程の中で知っています。

信濃毎日新聞 佐藤勝 氏
 いつ知っていたのですか。

長野県知事 阿部守一
 今も知っていますし、この大北森林組合の問題は、本当にいろいろな問題を精緻に精緻に積み上げてきています。そういう意味ではあなたがどういう主張をしたいのかということは必ずしも明らかでありませんが、私は県知事として責任を持って真剣にこの問題に取り組んできています。ですから、申し上げますが、新聞記事において事実と違う記載が複数あることについてはどうされるのですか。

信濃毎日新聞 佐藤勝 氏
 それはまた後でどこが違うのか伺います。

長野県知事 阿部守一
 責任を持って私はこの問題に取り組んできています。正確ではない記事を書かれていると私は今の時点では感じていますが、その点についてまずはしっかりと確認をしていただいた方がよろしいのではないかと思っています。

信濃毎日新聞 佐藤勝 氏
 それは後で伺いますけれども、本人に代わって署名とか捺印をしていたというのは、昨年の1月に内部報告で明らかになったわけですよね。そうじゃないのですか。白馬村と大町の件は。

信州の木活用課長 河合広
 内部告発によって1月に書類が出てきましたけれども。

森林づくり推進課長 長谷川健一
 この件については、補助事業のさまざまな調査をして、それからいろいろな事務の代行をやっていってそういったことをやっていたということについては、検証委員会の報告をまとめる段階ですでに把握していました。個々の部分についての事務については、交付決定の取り消し等する調査をしていますので、その段階で県としてはこの問題がこういう事務が行われているということは承知をしています。それが実質的に交付決定を取り消したりする際に問題になるのかということについては、その時点で判断をして、実質的な同意がとられているということもありますので、事務の進め方としては適切ではない部分もあったということはありますけれども、交付決定を取り消したりする部分ではないだろうという判断をその時点でしています。

信濃毎日新聞 佐藤勝 氏
 交付金の支給に関してではなくて、大量に印鑑があってそれが使われて所有者に代わって捺印や職員が署名をしていたということは昨年1月に初めて分かったのですよね。

森林づくり推進課長 長谷川健一
 そこの時点ではなくて、そのもっと前ですね。

信濃毎日新聞 佐藤勝 氏
 もっと前に分かっていたのですか。じゃあ、昨年1月の内部報告に大町市と白馬村の同意書で職員が、

森林づくり推進課長 長谷川健一
 昨年1月とは平成28年の1月

信濃毎日新聞 佐藤勝 氏
 昨年の1月、私が情報公開請求させていただいた文章では、昨年1月にこういうことが分かりましたと書いてあるのですよ。職員が署名と捺印した疑いがありますと報告されているのですが、それ以前に分かっていたということですか。

森林づくり推進課長 長谷川健一
 すみません。私の勘違いで、事務の詳細について把握して、実質的な部分で問題ないというきっかけになったのは28年の1月です。

信濃毎日新聞 佐藤勝 氏
 そのことについては知事はご存知でしたか。そこで初めて明らかになったのですが。

長野県知事 阿部守一
 この問題をどこでのように知ったかは、はんこの件がどうこうというところまでは私は詳細には覚えていません。そこまで把握、記憶していればもっと明確に答えますけれど、この話は、しかしながらそのような手続きが行われてきたということは、検証委員会の皆さんにも説明済みの話ですし、職員の処分にも反映させてきています。ということは理解していただいた上で、信濃毎日新聞の記事が誤った記事を書かれていると、私は今思っているのです。思っていて、それをベースに質問されても極めて困ると。

信濃毎日新聞 佐藤勝 氏
 そこまで把握して。つまり、職員が、

長野県知事 阿部守一
 ですから、職員の処分にも反映しているし、

信濃毎日新聞 佐藤勝 氏
 そうじゃなくて。では他の協議会の同意書でも職員が所有者の署名とか捺印をしていたのですか。

長野県知事 阿部守一
 他の協議会というのは。

信州の木活用課長 河合広
 20年から集約事業をやっていますので、20、21、22、この3年間が集約事業をやっていた時です。23年度からは事務局を離れていますので、その間は多かれ少なかれやっていたと思います。他の協議会もありますが、そういったところでもそういうことは行われていたとは思います。

信濃毎日新聞 佐藤勝 氏
 証拠はあるのですか。あるのですね。他の協議会でも同意書が取れていて、それを書き換える、職員が署名だとか捺印を自分で所有者に

信州の木活用課長 河合広
 書き換えるとかではなくて、協議会方式をとっているので、ずっと事務局を林務課でやっていたという事実はあります。

長野県知事 阿部守一
 佐藤さん、協議会方式は分かりますか。

信濃毎日新聞 佐藤勝 氏
 分かりますよ。

長野県知事 阿部守一
 でも協議会方式って知らなかったってさっきおっしゃっていたじゃないですか。分かっているならちゃんと分かっていることを前提にして質問していただかないと話がおかしくなるでしょう。

信濃毎日新聞 佐藤勝 氏 
 だから私が言っている事務というのは、所有者に代わって捺印だとか署名する、だから基本的には行政の文章です、交付金支給に必要な文章ですよね。それをなぜ本人ではなく職員が署名や捺印をしているのですか。それは私がそちらに伺った話では所有者に断りなく、

長野県知事 阿部守一
 佐藤さん、さっきの検証委員会の報告書はご覧になっているのですよね。

信濃毎日新聞 佐藤勝 氏
 ご覧になっています。だからそこに書いてないですよ。

長野県知事 阿部守一
 書いてありますよ。組合職員が手書きで記入欄に不備があった場合に、組合に代わって記入するなど、書類作成を手助けするといった対応が行われていた。こうした手続きは組合の依頼や了解に基づくものである限り問題はないが、組合からの依頼や了解が明示的でないことも多く、そのような場合はトラブルとなった時に問題になりかねない行為であったと書いてあります。

信濃毎日新聞 佐藤勝 氏
 大北森林組合の問題じゃないですか。組合って大北森林組合のことですよね。違うのですか。最後に知事、こういった職員自身が、先ほど言ったように職員自身が署名だとか捺印をするのは不適切だとおっしゃいましたよね。

長野県知事 阿部守一
 ケースバイケースだと思っています。ケースバイケースというのは、これは協議会方式でやっていますので、組合の人たちに同意を確認した上で、必要な記載をすることは全く、全て問題になるということでもない場合もあると思います。ただ、先ほど検証委員会の報告書を読み上げましたが、明示的な了解がなかったり、本当に依頼があったかなかったか分からないというケースもあるので、こういう意味では問題があるということで。これは、佐藤さん、正直申し上げますけど、どれだけ私どもが真剣に対応しているかご存知でないのかもしれないですけれど、本当に、非常に細かいところまで担当職員が調べて対応させていただいています。しかしながら、報道になった時には、私どもが事実ではないと感じられることがあるのは、私としては率直に申し上げて極めて遺憾です。遺憾です。ぜひ、そうしたことについて十分ご理解いただいた上で、記事になされる時は私どもにもしっかり確認、取材拒否するようなことはしませんので、しっかり確認していただいた上で、正確な報道を心掛けていただくことを、私からはこの場をお借りしてお願いしておきたいと思います。

信濃毎日新聞 佐藤勝 氏
 私はしっかり確認しました。そちらの取材もさせていただきました。それで、最後にいろいろ以前から言われている、例えば闇繰り越しとか、今回の同意書を職員自身が所有者に代わって無断で署名し、捺印している問題が、闇繰り越しの問題ともあわせて、他の事務所であったのか、なかったのか、調べるお考えはあるでしょうか。今後、林務部全体の問題として考えて。

長野県知事 阿部守一
 何についてですか。

信濃毎日新聞 佐藤勝 氏
 今後、同意書の問題も今回、昨年1月の内部調査で発覚したわけですよね。他の事務所でも。

長野県知事 阿部守一
 他の事務所はやっていないですよ、協議会方式は。佐藤さん、ずっとこの大北の問題については、佐藤さんに相当時間をかけてご説明してきていると思っていますけれども、協議会方式を大北で行ってきた、これが実は大北森林組合の中において、一つの大きな問題が起こる発端だったことについては、これまで報告書の中でも書かれていますよね。それで、他のところではやっていません。

信濃毎日新聞 佐藤勝 氏
 それは無いのですね。

長野県知事 阿部守一
 こうした事実関係を全く踏まえない形で質問をされて、しかも事実と異なるような報道されるということは、私は本当に遺憾です。

信濃毎日新聞 佐藤勝 氏
 わかりましたありがとうございます。

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2 地域で進める里山集約化事業に係る不適切な事務処理について(その2)

毎日新聞 鈴木健太 氏
 知事が今おっしゃった、信濃毎日新聞が間違っているのではないかということについてですが、信濃毎日新聞がこの問題を初めて朝刊で報じた際に、うちの新聞社も、大町の協議会の会長には取材に行きました。実は、信毎と似たような発言をしていまして、うちの取材にも、交付金の話は知らない、同意書や請求書も出した覚えはないと会長自身が言っています。ただ、一般の方なので制度の仕組み自体がよくわかっていなかったりとか、勘違いっていう部分もあると思うのですよ。ちょっとここまでうちの内部の事情を明らかにするのはちょっとあれなのですけれども、うちとしては県との主張があまりにも真っ向から対立していたので、どっちが正しいかっていう根拠を得られきれないと、うちは掲載を見合わせたのですけれども、私は事実だと思います。うちの取材でもそういうふうに言っているので。もっと言うと、朝日新聞の今日の朝刊にもやっぱり同じようなこと言っているのですよ。なので、ちょっと、こうやってネット中継もされて公の場であるにも関わらず信濃毎日新聞が間違っているっていうような今のいきり立ったような姿勢っていうのは、私は一報道機関としてちょっとおかしいなと思いました。ちょっとそこは冷静に対応していただきたい。

長野県知事 阿部守一
 それは、ご指摘はよく承りたいと思います。ただ、私ども、何度も抗議というかですね、この件に限らずです。行わせてきていただいている中で、こうした状況になってしまっていることは私としては残念であるなと思って申し上げたわけであります。冒頭私申し上げたように、事実関係をまずしっかり確認してから話した方がいいと私も思いますので、ご意見をいただいてありがとうございます。私もですね、固有の社名を出して、私自身も、担当者からの報告では事実と違っていると、報告を受けているので、そういうことを申し上げましたけれども、今そういう形でご指摘いただきましたので、その点については私の方もしっかり確認をさせていただいて、冷静な対応をとらせていただくようにいたしますので、行き過ぎた発言があればお許しいただければと思います。申し訳ございません。

毎日新聞 鈴木健太 氏
 ちょっとそれを踏まえて、1、2点お伺いしたいのですが、私もその信毎が報じた以降この件を取材してきまして、担当課から代行事務を依頼されて、代行事務の一環なんだという説明も受けているのですけれども、素人感覚としてちょっとびっくりしたのは、例えばその同じ名字のはんこを購入して押しているようで、知事も不適切か適切かと言われると不適切だと思うとおっしゃっていましたが、そうやってその判子を新たに購入して押すっていうのも代行事務の一環という認識なのでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 いや、本来は印鑑のところについては、一時的にお預かりして押すとかですね、そういう形で行うのが適切だと思いますので、印鑑をとり揃えておいてですね、そういうことを行うというのは、これは仮に本人の同意が間接的にはあったとしてもですね、同じようなことを、例えばそのはんこを使って他のものを作成してしまう、偽造してしまうというようなことにもつながりかねないものですので、そうした観点では極めて適切さを欠いた対応だと、問題があると思っています。

毎日新聞 鈴木健太 氏
 あと、署名欄についても同様で、担当課の課長に聞いたところ、他の事務所では自筆を求めて地元団体の代表の方に自筆で書いてもらってるのだけれども、この北安曇の事務所の場合は、要は署名欄のとこに代表の名前をパソコン打ちするということをしていたみたいで、この件についても、やっぱり素人の感覚からするとちょっと不適切かなと思うのですがその件についてどう思いますか。

長野県知事 阿部守一
 いやそうですね、ちょっと私が申し上げているのは、この事務が不適切ではないとは全く思っていませんし、そういうふうに申し上げているつもりもありません。この事務のやり方自体は適切ではないと言わざるを得ないです。ただ、協議会方式というのは、行政と民間が一体でやってしまうというような形になっていますので、そういう意味では協議会方式を導入して、実は森林所有者の皆さま方からすると、今までなかなか進まなかった分が進んだと評価もされているわけです。しかしながらこの事務のやり方自体は問題があったと私自身思っています。この問題があったから、結果がよければいいじゃないかっていうことにはなり得ないとも思っています。そういう意味で、私どもとしては、これまでも検証委員会の委員の皆さま方にもそうした状況については報告をさせていただいた上で、われわれの対応も考えてきています。そして、先ほど林務部からもお話があったように、平成22年度まではこの方式でやっていましたけれども、23年度以降は協議会の事務自体を地方事務所で行わないという形になっていますので、それ以降はこうした対応は改善されているという状況です。

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3 地域で進める里山集約化事業に係る不適切な事務処理について(その3)

朝日新聞 辻隆徳 氏
 今ちょっと毎日新聞さんからも、うちの朝日新聞のことも言われていたと思うのですけれども、ちょっと一言だけ僕も言いたいのですけれども、先ほど佐藤記者の方も代表、会長の方から申請した覚えはないという、そういうような言葉を受けたということでおっしゃっていましたけれども、うちも今日の朝刊に書いてあるように、筆者はわたしなのですけれども、きちんとそういうふうに代表の方はおっしゃっております。10月31日の6時半ぐらい、夜の6時半ぐらいに直接大町の方に行って、対面できちんと会って、そういう言葉を僕ももらいました。

長野県知事 阿部守一
 
そういう言葉っていうのはどういう。

朝日新聞 辻隆徳 氏
 
その、申請した覚えはないというような、信濃毎日新聞さんに書かれているような言葉をもらいました。そのときはまだ、もう一度、県の方にも確認しないといけないと思って昨日の朝刊にはうちは出さなかったのですけれども。昨日、改めて河合課長の方にもいろいろ確認しまして、県の方は事前に説明もしていたと。なおかつ最後の請求書に関しても、代表の方が作成を代行されて出されていた、というようなことをおっしゃっていましたので、うちとしても毎日さんと同じで、どちらが正しいかっていうのは全然わからないので。なので、今日の朝刊の方には、それぞれの言い分を載せた次第なので、ちょっと信濃毎日新聞さんのことを違うのではないかというのは、毎日さんもそうだと思うのですけれど、うちの取材についても何かちょっと否定をされた感じがしますので、それについてはちょっとあの・・・。

長野県知事 阿部守一
 
大変失礼しました。もう1回そこはよく確認したいと思うので、ちょっと補足をさせていただきたい。

信州の木活用課長 河合広
 
代行事務はですね、申請事務までは林務課に任せていたけれども、請求書は自ら作成をして交付したと私は伺っていますし、31日に地域振興局の担当者も聞きに行ったときに、そのように話を聞いております。

朝日新聞 辻隆徳 氏
 プラスうちの今日記事に書いてないのですけれども、最後の請求書に関しても、代表の方はですね、署名やら口座番号やら捺印はしたというふうにおっしゃっているのですけれども、そうした覚えはあるというふうにおっしゃてるのですけれど、その際も交付金がどうこうとか、補助金がどうこうという説明がなかったっていうこともおっしゃっているので、それを付け加えさせてください。

信州の木活用課長 河合広
 
会長の方からですね、やはり集約化事業という全体の事業の詳細については説明を受けたか、受けていないのかわからないのだけれど、理解はしてないのだけれども、実際に山の整備にこういった交付金が使えるということで承知はしていると話は伺っております。

朝日新聞 辻隆徳 氏
 
これを踏まえて知事にお聞きしたいのですけれども、手続き上の問題ですとか、制度上一般の方だとちょっと理解しにくい部分もあるのかなと思ってですね、なんかこう森林税って、県民の皆さまからいただいている税金を使うわけですから、例えばこう、今後来年度から5年間、森林税を継続する方針が示されていますけれども、また改めて制度のですね、例えば、使いやすくするとかですね、手続きをもっとわかりやすく一般の方にもするとかですね、そういったことを改善というかですね、見直しっていうのはちょっとまた改めて考えないといけないのかなと思うのですけど、そういった点はいかがですか?

長野県知事 阿部守一
 
そうですね。まず、先ほど申し上げたように、今回この問題自体は、協議会方式という形で、当初は行政も入って、事務を進めていこうという考え方でスタートさせているものです。官民一体という行政と民間で一体という形で、順調にいってる分には聞こえはいいのですけれども、今回の事案で明らかになったように、行政側と民間の境目が非常に不明確になると。ともすると、本来の役割のところを、今回の事務もそうですけれども、適切を欠いて乗り越えてしまっているという形になっているので。さきほど言ったように、このやり方では行われていないのですけれども、私はこうしたやり方については、今後慎重でなければいけないと思っています。
 森林づくり県民税に関しましては、今回は案としてお示しさせていただいたのは、使途が広がって、今まではどちらというと林務部にかかわる事業にしか使えないというような形になっていましたけれども、今後は例えば、学校林であったり、あるいは信州型自然保育のフィールド整備であったり、あるいは、河畔林の整備であったり、従来のいわゆるその林務部が所管して林務部が実行するという部門以外にも使途を広げています。もちろん森林整備のところについては、主体が変わっても、率直に言うと、その山の中で人の目がいき届かないところで事業をやるということになりますので、そこについてはしっかりとした検査確認ということが求められてくるだろうと思っています。今、林務部では今回の大北森林組合の問題を受けて、例えば検査体制も2人で検査するとかですね、コンプライアンスの観点からの体制整備に努めてきていますので、こうしたことが決して起こらないような体制を組みながら、県民の理解を得ていくということに尽きるのかなと思っています。

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4 信州デスティネーションキャンペーン(信州DC)について

朝日新聞 辻隆徳 氏
 
信州DCに絡んでなのですけれども、先日観光庁の方が8月分の延べ宿泊者数の速報を出したされたのですけれども、長野県がマイナス3.7%で、前年同月比で減ということで、7月も3%ぐらいの増加だったということです。ちょっと計算したりしたのですけれども、来月信州DC期間中の目標である前年同期比のプラス10%増となると、次9月に40%以上の増じゃないと、達成できないのかなという感じなのですけれども、そういう受け止めをお伺いしてもよろしいでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 そうですね。ちょっと夏の観光入込客については、非常に厳しい状況だと私も認識をしています。多くの関係者の皆さま方が積極的に信州DCで動いていただいたわけですけれども、やや天候の影響等もあり、マイナスに作用する要素が多かったかなと思っています。これはわれわれとしては、天候のせいだけにしておくわけにいかないと思いますので、しっかり検証していかなければいけないだろうと思います。誘客につながった取組み、あるいはお越しいただいた皆さま方に喜んでいただけるような取組み、どんなものがあるのかっていうことをしっかり検証評価した上で、当初から申し上げているようにこの3カ月間だけ良ければいいという話ではないと思っていますので、今後の長野県の観光にどう生かしていくかということについてはしっかり考えていきたいと思っています。

朝日新聞 辻隆徳 氏
 ありがとうございました。

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5 11月19日「いい育児の日」が記念日登録されたことについて

時事通信 金澤俊子 氏
 
「いい育児の日」の関係でお伺いしたいのですけれども、長野県が中心になって作った記念日ですけれども、どういったことを全国に向けて発信していきたいとお考えでしょうか。また、知事ご自身は当日どのように過ごされるご予定でしょうか。

長野県知事 阿部守一
 そうですね、私の当日の予定はちょっと今頭に入ってないので全く分からないですけれども、この「いい育児の日」については、どちらかというと、先ほども子どものいじめの話について言及させていただきましたけれども、虐待であったり、いじめであったり、あるいは少子化であったり、子どもの貧困の問題であったり、どちらかというとあまり明るくない話題というものがいろいろと世の中に伝わっていると思っています。
 もとよりわれわれ行政でありますから、こうした課題もしっかり直視をして対応していくということが重要だと思っていますけども、他方で子どもを産み育てるということの喜びであったり、楽しさであったり、そうしたことも実は若い世代の人たちにはもっともっと伝えていくことが重要ではないかと思っています。そういう意味で、この「いい育児の日」というのは、やはり子育ての楽しさであったり、家庭の大切さであったり、そうしたものをもう一回多くの皆さま方に再認識をしていただいて、明るい側面、ポジティブな側面、そうしたものを広げていく場にぜひしていきたいと思っています。
 今、いろいろなイベントを行おうということで準備をしていただいているわけですけれども、例えば映画館の皆さま方に協力いただいて、日頃なかなか赤ちゃん連れでは映画を楽しむことができないので、11月19日前後の日に「ママシアター」と称して、映画館に子ども、お子さんを連れてお越しいただけるような日も作っていきたいと思っていますし、また「こども食堂」はいろいろなところで取り組んでいただいていますけれども、集中的にこの11月19日を中心に開催をしていきたいとも思っています。また、しなの鉄道にも協力してもらって、こども駅長体験とか、あるいは軽井沢に新しく駅の設備を作ったわけですけれども、そこのキッズスペースの無料開放等とですね、いろんな催しをぜひこの11月19日を中心に繰り広げていきたいと思っています。

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6 新内閣への知事の期待について

信濃毎日新聞 井出拓朗 氏
 昨日特別国会が始まってですね、新しい内閣ができました。全員再任という形なのですけれども、新しい内閣ということで、知事が期待する政策だったり、地方から注文したいことだったり、そんなことがあれば教えてください。

長野県知事 阿部守一
 私も中国に4日間行って、国外から日本を少し眺める期間だったわけですけれども、やはり一つは、日本は多くの課題を抱えています。少子化の問題、高齢化の問題、あるいは財政赤字の問題、社会保障制度の問題。さまざまな大きな課題がありますので、ぜひ短期的な視点ではなくて、中長期の視点に立って、ぜひしっかりとした、日本の国の方向付けを行っていっていただきたいなと強く期待をしています。
 それからもう1点、中国でも感じましたし、先般ソーシャルイノベーション創出センターの発表のときにも申し上げましたけれども、世の中は本当に急速に変化しています。グローバル社会、世界に目を転じれば、日進月歩で技術革新が行われている状況です。例えば中国ではもう若い人たちはキャッシュを使わずにスマホでみんな決済しちゃうというような時代になってきている中で、日本の社会も、もっともっとイノベーティブな社会にしていかなければいけないだろうなと思っています。そういう意味で、今を生きる国民が、そして特に若い世代が、夢を持てるようなビジョンをぜひしっかり示していっていただきたいと思っています。

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7 千曲市の新幹線の駅誘致について

信濃毎日新聞 井手拓朗 氏
 千曲市は新幹線の駅誘致を目指していましたが、最近JR東日本さんから技術的に難しいという回答がありました。千曲市の方ではですね、まだ今後もその課題整理をして新駅を実現できる方法がないか、対応策を考えるそうなのですけれども、県として千曲市への支援だったり、対応だったり、今の時点では考えていることがあれば教えてください。

長野県知事 阿部守一
 新幹線新駅の問題については、千曲市の中でも、関係者の皆さま方が熱心に長年取り組んでこられた課題だと思っています。千曲市においては、専門家の意見を聞くなどの対応をしていきたいと市長もおっしゃっていると伺っていますので、まずは千曲市としてどのようは対応されていくかということについて、見守っていきたいと思っています。仮に県に対して何らかの助言等を求められれば、その都度ですね、対応させていただきたいと思います。

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8 中国訪問について

日本経済新聞 北川開 氏
 北京訪問についてお伺いしたいのですけれども、先ほど、輸入規制についても話題に上ったとお話されていましたが、それについて具体的にお伺いしたいというのが1点と、今回は北京の訪問、中国は何度も行かれていますけど、北京市は初めてということでしたか。

長野県知事 阿部守一
 北京市は例えば中日友好協会の皆さんとの対談等を行っていますけれども、北京市と覚書を結んで、市と交流を始めるのが初めてということになります。

日本経済新聞 北川開 氏
 1点目のみについてお願いします。

長野県知事 阿部守一
 長野県の農産物の輸入規制については、これまでも長野県としてさまざまなルートを通じて、要請をしてきたところです。こうした中、今回、急きょ私ども中国の訪問中に、この所管をされていらっしゃるのが、中国質検総局。正式には「国家質量監督検査検疫総局」というところですけれども、ここを訪問できると、表敬訪問させていただけると言う形になりました。ここで支樹平(しじゅへい)総局長を初め、幹部の皆さま方と懇談をさせていただく機会を作っていただきましたので、本県として、長野県の農産物の安全性について説明をさせていただき、輸入規制の解除についてお願いをいたしました。さまざまなルートを通じて、例えば、大使館であったり、中日友好協会の皆さま方にもこの問題をこれまでもお伝えをしてきていますけれども、直接、所管をされているという役所の幹部の皆さんにお伝えできたということは大変重要なことだと思っています。ぜひ、この輸入規制の解除が前進していくことを期待しています。ただ、検疫総局は、この科学的な観点で検討するというふうに、当然でありますけれどもお話をされていただいていますので、われわれは科学的にも自信を持って大丈夫だとお伝えをしてきましたし、必要があれば他の追加データを提供するなりして、今後も必要なデータ要求等があれば、そうしたものにも対応していきたいと思っています。

 

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9 小中学校の先生の労働時間について

日本放送協会(NHK) 稲垣佑透 氏
 昨日、県教育委員会の労働組合の方から、小中学校の先生方の労働時間についての発表というものがありまして、その中で一部中学校の先生等に関しては、一般的にその過労死ラインと言われるラインを超えているような勤務実態があると。中には、休憩や休み時間等に関しても、実質無いような日があったりということがあったのですけれども、昨今、一般企業と過労死の問題ですとかいろいろある中で、教育現場における先生方の負担の軽減ですとか、そういったことについては今後どのように取り組んでいくのか、知事としても何かそういう検討を指示するとかそういったお考えがあるのかどうかというのを聞かせください。

長野県知事 阿部守一
 日本全体で働き方改革が言われている中で、教員の皆さんの多忙感であったり、あるいは、さまざまな仕事を担っている中での負担感というのは、これは私も大きな問題だと思っています。もちろん一つの対応策としては、教員の数を増やしていくということがあると思いますけれども、しかしながら、財政的なかなか厳しい部分もあります。長野県の中学校3年生まで30人規模学級を取り組んできていますので、私はもっと学校の業務を分業化できないだろうかということを教育長にはお願いをしています。長野県は、例えば、信州型コミュニティースクールということで、ほぼ100%に近い形で地域の皆さんが学校に関わるような仕組みを作ってきていますけれども、もう少しそういう取組を進めて、今学校の先生が担っていただいていることというのは、非常に多岐に渡っていると思っています。もちろん授業は重要な仕事だと思いますが、部活であったり、修学旅行であったり、あるいは保護者の対応であったり、先ほどのいじめであったり、不登校への対応であったり、本当にさまざまな業務を担っていますので、そうしたものをいろいろな方と分担できるようなことを考えられないかと、私からは投げかけさせていただいていますし、教育長も問題意識を持って取り組んでいただいていると考えています。教育現場の教員の皆さんの負担感というものは、教員の問題だけではなくて、子どもたち、あるいは教育の質の問題にも直結する課題だと思いますので、基本的には教育委員会が検討いただく話ですけれども、学びであったり、教育というものがこれから長野県にとって重要だと思いますので、私も引き続き問題意識を持って、関心を持って見守りつつ、教育委員会とも引き続き連携をしていきたいと思っています。

長野県知事 阿部守一
 どうもありがとうございました。

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企画振興部広報県民課

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ファックス:026-235-7026

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