ホーム > 県政情報・統計 > 広報・県民参加 > 県民ホットライン > 『県民ホットライン』2025年8月分(月別) > 長野県発注工事の入札について

ここから本文です。

更新日:2025年10月20日

長野県発注工事の入札について

ご意見(2025年8月25日受付:Eメール等)

株式会社Aの者です。
長野県発注の入札案件の価格以外の評価点に関してですが、どれだけ金額があっていても、評価点によって落札できない状況が続いています。
大手企業の方が資金も機械も潤沢にあり、評価点が加算されるように仕事ができることかと思います。
弊社のような中小企業ではどれだけ頑張っても、価格以外の評価点が低く長野県発注の案件が落札できません。
落札できないため、長野県発注工事の施工実績が増えず、点数にならないという悪循環になっています。
評価点基準を見直していただくか、長野県発注工事の下請け業者にも少しでも構いませんので点数付与をお願いいたします。

回答(2025年9月8日回答)

長野県建設部長の栗林一彦と申します。

「県民ホットライン」にお寄せいただきました、長野県発注工事入札に関するご意見について、お答えします。

この度は、建設工事入札制度について貴重なご意見をいただき、誠にありがとうございました。また、日頃から県の建設行政の推進にご尽力いただいていることに対し、心より感謝いたします。

ご意見につきましては、「中小企業に配慮した総合評価落札方式の評価点の見直し」と受け止めております。

現在、県では建設工事の入札方式として、工事成績や実績、技術者の能力、社会貢献など、価格以外の要素も考慮して落札者を決定する「総合評価落札方式」と、価格のみで落札者を決定する「受注希望型競争入札」を主に採用しています。
総合評価落札方式は、「公共工事の品質確保の促進に関する法律」の趣旨に基づき、完成精度が高く長期に渡る使用に耐え得る、より高品質なインフラ整備を目指すものであり、県民の皆様の安全・安心に繋がることから、年々その採用率が高まっています。ただ一方で、投稿者様ご指摘のとおり、実績の少ない企業や新規参入企業にとっては、総合評価落札方式による受注が難しいとのご意見もいただいているところです。
そのため県では、総合評価落札方式において、地元企業の皆様に配慮した「地域貢献型」を導入し、本年度は、その適用額を拡大して積極的に運用しています。
この「地域貢献型」では、1工事成績、2地域貢献度、3災害時体制、4地域精通度、5配置技術者、6建設キャリアアップの6項目から、地域や工事の特性に応じて評価項目を設定しています。また、企業の規模に関わらず、手持ち工事量に応じた減点措置を設けることで、より多くの企業が受注できるよう配慮しています。
また、入札方式の選定にあたっても、工事の規模や難易度、地域の状況などを総合的に考慮し、「総合評価落札方式」と、「受注希望型競争入札」のバランスを図っているところです。
入札制度には改善の余地があると認識していることから、中小企業の皆様を含めた多くの企業が活躍できる評価項目や内容の検討にも引き続き努めてまいります。今後も、皆様からのご意見を踏まえながら、公共工事の品質確保とともに、地域を支える建設産業の担い手の育成・確保に努めてまいりますので、何とぞご理解とご協力をいただきますようお願い申し上げます。

以上、ご意見・ご要望への回答とさせていただきますが、ご不明な点がございましたら、技術管理室長:柴草真也、担当:入札契約班まで、ご連絡くださいますようお願い申し上げます。

【問合せ先:建設部/建設政策課/技術管理室/入札契約班/電話026-235-7313/メールgijukan-nyukei(あっとまーく)pref.nagano.lg.jp】

(分野別:その他)(月別:2025年8月)2025000277

お問い合わせ

企画振興部広報・共創推進課

電話番号:026-235-7110

ファックス:026-235-7026

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?