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更新日:2025年10月20日

A停車場線沿道の草刈りに関する対応について

ご意見(2025年8月22日受付:Eメール等)

お世話になっております。
○○駅からB方面へ続く県道(A停車場線)沿いに事務所を構える株式会社Cの者です。

当該道路沿いにはDを主体とした協議会の農業用施設が設置されており、夏には農業用施設からツルが歩道にまで垂れ下がることがあります。加えて、その足元の地面には雑草が茂り歩道の美観や通行の安全に支障を来しています。

私たちは、「自分たちのまちは自分たちでつくる」という思いから、日頃より沿道のゴミ拾いを行っており、さらに「信州ふるさとの道ふれあい事業(アダプトシステム)」の存在も知り、草刈りについても自分たちで取り組めないかと考えました。

そこで、まずはE市に確認をしたところ、「県の管轄なので市から県に確認中」との回答をいただきました(8月20日)。県の管理であるならば直接確認した方が早いと考え、市にその旨を伝えたものの、前向きな返事ではなかったと記憶しています。

その後、F建設事務所に電話で「草刈りをしてもよいか」と確認したところ、「ぜひお願いします」「花があるようだが、県で植えたものではないので切らない方が良い」との丁寧な回答をいただきました(同日)。

この確認を経て、翌8月21日より弊社前の沿道の草刈りを始めましたが、8時頃、突然現れた業者の方から「県から急遽連絡があり、ここは私たちが委託費で作業する箇所。個人でやらなくてよい」との説明を受けました。驚きつつも、作業を一区切りのところで中断しました。

後に再度F建設事務所に確認したところ、「8月20日夕方にE市から“至急対応を”との連絡があったため、私(建設事務所職員)が独断で業者に連絡し、至急作業を依頼した」との説明をいただきました。しかし、その判断がなされた背景や経緯については、何度確認しても明確なお答えはいただけませんでした。

この一連の対応について、以下の点で強い疑問と不信感を抱いております。

【問題点】
1.県と市の連携の不透明さ
私たちが草刈りの意思を示した直後に、「市から至急対応要請があった」として県が急遽業者に依頼したとのことですが、これでは県民による善意の活動が「邪魔者扱い」されたように感じてしまいます。

2.アダプトシステムとの整合性の欠如
「信州ふるさとの道ふれあい事業」は県が市民と連携し、公共空間を共に美しく保つ制度と理解していますが、今回の対応はその精神と大きく矛盾しているように思えます。

3.説明責任の不在
行政内の意思決定がどのように行われたのか、市と県との間でどのような情報共有がなされたのか、説明が不十分です。

【私たちの願い】
私たちは、県や市の業務を否定するものではありません。むしろ、地域の一員として、自分たちの手でできることを積極的に行いたいと考えています。そのためにこそ、行政との信頼関係や連携が不可欠です。
本件に関して、以下の点についてご説明およびご検討をお願い申し上げます。
・なぜこのような急な対応が必要だったのか、市からの要請の経緯と真意
・今後、地域住民が主体となる美化活動をより円滑に行えるような制度運用の改善

今後も私たちは、地域をより良くする活動を続けていきたいと考えております。どうかこの声を前向きに受け止めていただき、建設的なご対応をいただけますようお願い申し上げます。

回答(2025年9月4日回答)

長野県建設部長の栗林一彦と申します。

「県民ホットライン」にお寄せいただいた「A停車場線沿道の草刈りの対応」に関するご意見についてお答えいたします。

投稿者様をはじめ皆様におかれましては、「自分たちのまちは自分たちでつくる」という思いのもと、ごみ拾いや草刈りなどの道路の美化活動に日頃からご尽力いただいていること、心より感謝申し上げます。
この度は、駅前花壇周辺の環境整備に関し、地域の皆様にご心配やご不快な思いを抱かせましたこと、深くお詫び申し上げます。

ご質問のありました2点についてお答えいたします。

まず、8月21日の草刈りの経緯について、8月20日にDから市役所を通じて「農業用施設がある植樹帯の草刈りをして欲しい」との強い要請がありました。これを受け、F建設事務所維持管理課維持係では、観光名所の景観美化を目的とした除草作業を実施することといたしました。市への確認によれば、Dが農業用施設の剪定作業をしていた際、地元の方から草刈りの要望が寄せられ、市から要請を受けた維持係は、Dの作業と併せて、翌日から草刈りを行うこととした次第です。
建設事務所では、市や県民から草刈り等のご要望があれば、原則として委託している事業者に連絡し、速やかに対処するよう努めております。
しかし、今回の草刈りについては、事前に管理係が投稿者様からご相談をいただいていたにもかかわらず、担当部署間での情報共有が不十分で、21日の地域の皆様による善意の活動と重なってしまいました。

次に、地域住民が主体となる美化活動制度の運用について、県が管理する道路の草刈り等の美化活動は、主に地域の皆様の自主的な活動として行っていただく場合と、県が委託している事業者に依頼して行う場合がございます。
地域の皆様の自主的な活動には、投稿者様もご存じの「信州ふるさとの道ふれあい事業(アダプトシステム)」がございます。こちらは、あらかじめ地域住民団体や企業、学校等が道路管理者及び市町村と美化活動の内容や範囲等を定めた協定を結ぶことで、必要な道具、材料等の貸与・支給、活動を周知するアダプトサインの設置など、県からの支援を受けることが可能です。
一方、委託事業者による草刈り等は、このアダプトシステムの協定範囲外の区域において実施しており、地域の皆様から自主的にお住いの地域の草刈りなどの美化活動を行いたいとのご要望があれば、事前に建設事務所までご連絡いただくことで、積極的にご協力をお願いしております。
投稿者様におかれましても、今後とも地域の美化活動へのご参加をご検討いただければ幸いです。

今回は、投稿者様から事前にご要望をいただいていたにもかかわらず、組織内の連携不足で実施していただくことができず申し訳ございませんでした。今後はこうした事態が生じないよう、内部での情報共有を徹底するとともに、関係機関との連携を一層強化してまいります。
引き続き地域の皆様と行政が協力しながら、より良いまちづくりを進めてまいりますので、今後ともご理解とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

以上、ご質問への回答とさせていただきますが、ご不明な点がございましたら、道路管理課長:高野佳敏、担当:管理係又は維持舗装係までご連絡くださいますようお願い申し上げます。

【問合せ先:建設部/道路管理課/管理係/電話026-235-7301/メールmichikanri(あっとまーく)pref.nagano.lg.jp】

【問合せ先:建設部/道路管理課/維持舗装係/電話026-235-7302/メールmichikanri(あっとまーく)pref.nagano.lg.jp】

(分野別:まち・みち・かわづくり)(月別:2025年8月)2025000265

お問い合わせ

企画振興部広報・共創推進課

電話番号:026-235-7110

ファックス:026-235-7026

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