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更新日:2025年5月31日
農業試験場
令和6年度の長野県のお米の作付面積は30,300haでした。南北212km、標高差1,000mに水田が広がる長野県では、多様な自然条件を生かした米づくりが行われています。
特に高冷地と言われる標高800m以上や、更に高い標高1,000mでお米を作っている地域は全国でも少なく、長野県の特徴の一つです。
こうした標高が高く、比較的涼しい場所でどうしたら美味しいお米を栽培することができるかを研究するために、農業試験場では、原村の標高1,017m地点に原村試験地を有しています。
原村試験地では、これまでも全国に誇れる育苗方法(保温折衷苗代)の開発や、冷害に強い水稲「きらりん」、「ゆめしなの」の品種育成などの成果を出してきました。
今年も、高冷地に適した品種づくりや生育調査のために、5月23日に田植えを行いました。
田植えは、地元の原村農林課や諏訪農業農村支援センターにも協力いただきました。
標高1,017mにおける品種ごとの生育を確認するための田植え
様々な品種を植え、寒さに強い品種を選ぶための田んぼ
引き続き、高冷地の課題にも対応できる技術や品種の開発を進めていきます。
担当:作物部、育種部
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