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更新日:2025年10月30日
農業試験場
松田順次氏(1907~1994年)は、長野県農事試験場飯山試験地(1992年に廃止)で1943年から水稲研究を担当し、現在の田植え機の開発につながる室内育苗技術を開発しました。
「松田会」は、同氏の功績を称え、後世に伝えていこうという集まりで、地元の水稲農家、飯山市、JA、県北信農業農村支援センター、県農業試験場のOBなどで構成されています。
飯山市には「松田順次氏の記念碑」と「箱育苗発祥の地の碑」があります。10月18日に「松田会」恒例の秋の清掃作業があり、試験場からも現役職員が参加しました。

松田順次氏記念碑(飯山城址公園)

水稲箱育苗発祥の地の碑(旧飯山試験地)

旧飯山試験地の建物(現在はJAが管理しています)
飯山試験地の閉鎖から33年経過し、試験地を知る現役職員はわずかになりました。
近年は省力化、大規模化のための直播技術が注目されていますが、70年前に育苗・移植技術の省力化に多大な功績を残された松田氏に思いを馳せ、水稲の技術開発を進めてまいります。
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