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更新日:2014年5月20日

農業大学校

研修日記組織・内容 平成23年8月

平成23年度 研修日記

農業大学校研修部ってどんなことやってるの?

そんなあなたの疑問にお答えすべく、実際の研修模様を日記にしてお伝えします!

研修部に興味のある方は是非ご覧ください。

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8月30日 第4回農業機械利用技能研修「大特(農耕車)」が始まり里親前基礎研修生が受講しました

 
 
   

 今回の研修は、農業大学校総合農学科の学生以外に里親前基礎研修生3名受講しました。
  農業機械は、作業効率と生産性を向上させ、農業技術の発展に果たした役割は極めて高いものがあります。しかし、操作を誤ると重大な事故に結び付き、場合によっては大切な農業の担い手が失われてしまい、地域農業にとって大変深刻な事態になります。
  そのため、大型特殊免許の取得を目指すことにより、操作技術や知識をしっかり習得しようと研修部の職員2名から熱心に研修を受けていました。
  なお、他の里親前基礎研修生で希望された方は第5回と第6回の研修を受講する予定です。

8月29日 大根、かぶ、野沢菜の播種を行いました

 
   

 秋野菜の代表である「大根、かぶ、野沢菜」の播種を行いました。秋野菜は、収穫後にやってくる冬に備えて、滋養を蓄える働きがあるといわれ、保存食として利用されます。
 この中の野沢菜は、下高井郡野沢温泉村を中心に栽培されている野菜で、特産の野沢菜漬けの材料です。収穫の頃には、農産加工の実習も予定しています。

8月28日 基礎研修生による実習直売所「日曜市」が閉店しました

 
 
   

 基礎研修生は、栽培技術以外に消費者のニーズを把握した販売や経営方針を持たなければならなりません。そこで、実習農産物直売所「日曜市」を7月31日から毎週日曜日に開催しましたが、計画していました5回目の8月28日をもちまして本年度最終の開設となりました。
  この農産物直売所の開設により、消費者との交流が図られニーズが把握できたこと以外に、御意見要望を頂きより良いものを作って行こうという刺激になりました。
 また、何より「売る喜び」が体験でき、将来農業経営者としての大切な生産と販売意欲が向上したと思います。
  大変多くの方から基礎研修生が栽培しました農産物を御購入いただき、誠にありがとうございました。

8月27日 親子農業体験第5回を行いました

 
 
   
 11組の親子、計32名に参加していただきました。 リンゴ(つがる)の葉摘み・玉まわしの作業とシナノレッドの収穫、野菜(トマト、ナス、キュウリ)の収穫とナシ(新水)、モモ(なつおとめ)、プルーン(ツアー)の収穫の体験をしました。また、6月にブドウ(無核巨峰)の花穂整形をしましたが、その後粒が大きくなって黒紫色に色付いた様子を見ました。
 収穫には少し早いのですが、試食をしたところ「酸っぱいけどおいしい」といくつも食べた子も。農作業体験のあと子どもたちは、リンゴやナシ、モモをおいしそうにまるかじりしていました。

8月25日 阿部知事が農業大学校研修生等と意見交換会を行いました

 
 
   
   
   

今後の農業の担い手育成方策の検討に役立てるため、阿部知事が次代の長野県農業を担う「新規就農を目指して研修を受講して
いる新規就農里親前研修受講者3名と前年度研修生4名と農業大学校研修部本館で意見交換を行いました。
 知事から県外の方がなぜ長野県に就農しようと考えた動機について尋ねられ、「長野県の魅力は南北に長く高い山々に囲まれた地形の影響から耕地が高い標高域で、気候の地域較差や日・年較差が大きい。こうした耕地の立地条件に適した品目が多く、また長野県農業大学校研修部の宿舎の完備や農業経験が全く無くても研修プログラムで基礎からのカリキュラムが組まれていることを知り決めた」との考えでした。また、昨年度研修生に1年間の研修についての感想について尋ねられ、サラリーマンから農業者となりたいと考えたが、農業技術が全く無いため、基礎から農業技術を学べ、経営品目の選定や経営計画の策定ができて良かったとの意見でした。
  また、新規就農里親前研修受講者5名のビールハウス研修自己ほ場の視察を行い、将来の経営計画や研修で取り組んでいる野菜の品目、生育状況等につきまして熱心に意見交換を行いました。
  近年、厳しい雇用情勢や従来の世襲による就農に加えて、様々な年齢層の他産業経験者のUターンやIターン及び農業法人等への就業等これまで以上に就農形態の多様化が進んできています。そのため、県内外を問わず長野県内に新たに就農したいと志す方が1人でも多く増えますよう今回の意見交換会の内容により「新規就農里親前研修」をより充実していきたいと考えています。なお、新規就農里親前研修の詳しい内容につきましてはこちらをクリック願います。農業大学校研修部で1年間の新規就農里親前研修終了後は、長野県内に知り合いのいない方でも御指導いただける里親が栽培技術の習得から、農地・住宅の情報の提供、就農後の相談までをマンツーマンで支援するシステムとなっていますので、安心して就農することができます。
 

8月22日 百日草等の講義を行いました

 
 
   

 花の栽培で大切な事項は、花の咲かせたい時期に合わせて計画的に作業することです。そこで、8月下旬から開花するように栽培をしている百日草を中心に実際に現物を見ながら講義を行いました。
 百日草は、メキシコを中心に分布する植物で、初夏~晩秋にかけての長い期間花を咲かせ続けるところからその名が付けられ、親しまれています。日本には江戸時代末期に入ってきましたが、栽培や品種改良が盛んになったのは昭和20年以降になってからです。現在では豊富な花色と種類があり花壇などにも広く利用されています。種類は豊富で、葉が細いホソバヒャクニチソウ(細葉百日草)という和名を持つジニア・リネアリスやジニア・リネアリスとジニア・エレガンスの交配品種でジニア・プロフュージョンがあります。一般に親しまれているのは、ジニア・エレガンスが多く花色は赤、ピンク、黄色、白などがあり変わったところでは緑色の花を咲かせる「グリーン・エンビ」という品種もあります。

8月15日 スイートコーン収穫体験会を行いました

 
   

 研修部では、各種農業研修を行うためスイートコーンの糖度が高い品種「おひさまコーン」を20a栽培しています。そこで、収穫時期を迎えたため、スイートコーンの収穫体験を通じて食と農に関する理解を深めていただくことと安心・安全な野菜づくりについて考えてもらうことを目的に収穫体験会を開催したところ、お盆休みの親子連れなど7組20名の方が体験しました。
 初めてスイートコーンを収穫したという東京都からお越しの男子児童は、お家まで待ち切れず早速生のまま食べていました。

8月12日 就農相談で町村役場を訪問しました

 
   

 研修生は、長野県内への就農を希望する方を対象に栽培技術、経営管理を習得するための1年間の就農準備研修(里親研修前基礎研修)を行っています。農大研修部での研修終了後は、就農予定地で里親研修を行い就農します。 そのため、研修生の希望候補地である市町村へ訪問を行い、相談をしました。両村とも担い手不足による農業の衰退を食い止めるため、地域の実情に応じてIターン新規就農者の確保と育成に非常に熱心に取り組んでいました。
 今後は、研修生各自が十分検討し市町村(地域)を決めるため、随時長野県内希望先への就農相談を全研修生が行います。
【富士見町役場】
  新規就農パッケージ事業(里親研修支援、住宅紹介、農地・遊休施設紹介、助成金支給)、個別経営相談、普及センター等関係機関や地域農業者との連携、コミュニティー活動支援
【南相木村役場】
 村営住宅紹介、農地・遊休施設紹介、先進技術農家からの技術、大型トラクターの貸出、個別経営相談、普及センター等関係機関や地域農業者との連携、コミュニティー活動支援

8月12日 アグリターン農業研修入門コース第2回2日目

 
 
   
 午前中は、「長野県農業の紹介と農家になるために」という基礎的な講義を受け、県内の農業や研修制度等について理解を深めていただきました。続いて果樹の農作業体験で、モモ、プルーンの収穫と試食、りんごの葉摘み(着色管理)をしました。高所作業車にも乗り、3.5mの高さを体験しました。
 午後は、小諸市内で新規参入した2名のりんご農家の就農体験を、それぞれのりんご園でお聞きしました。就農の動機・過程、販売方法や加工、経費を抑える工夫、獣害対策など参考となる話をたくさん聞くことができました。暑い中での研修でしたが、体調を崩すことなく楽しく体験ができたり、就農へのステップを踏むことができた2日間でした。

8月11日 アグリターン農業研修入門コース第2回1日目

 

 午前中は、野菜花き試験場佐久支場の研究員を講師に、「ハーブの栽培と利用について」講義と実習を行いました。ハーブの利用法として実際にハーブティーを飲みながら説明を受けたり、ハーブを増やすための挿し木のやり方の実習をしました。ハーブ見本園では、さまざまな種類のハーブの香りを嗅いでさまざまな感想を言い合ったりしていました。
  午後は、野菜の農作業体験で、ジャガイモの堀取りとスイートコーンの収穫をしました。ジャガイモ掘りでは、大きい芋が出てきたり、たくさんのジャガイモが出てきたときには驚きと喜びを感じていたようです。もちろん夕方には味見のほうもしました。自身で掘った、新鮮なジャガイモの味は格別だったことでしょう。スイートコーンは生でも食べられる「おひさまコーン」を収穫しました。その場で食べて強い甘味に感動していました。非常に暑い中での作業となりましたが、こまめな休憩と水分補給により熱中症にもならずに元気に作業体験をしていました。その後、初めての参加者は就農コーディネーターによる就農相談を行いました。

8月8日 南佐久の野菜農家へ視察研修を行いました

 
 
   
【雨よけホウレンソウ農家 南牧村野辺山の株式会社アグレス代表土屋鋭氏】
 ホウレンソウを導入した背景は、(1)夏期の冷涼な気候が高温を嫌うホウレンソウに適する、(2)全国的に7月から9月の出荷は産地が限られ需要がある、(3)予冷体制が整備されていることが理由とのことです。
 現在、延べ栽培面積は18haと全国有数の規模ですが更に面積拡大をするとのことで、技術はもちろん、経営に対する向上心の高さに驚きを隠せませんでした。
【夏秋イチゴ農家 川上村大深山の中嶋治樹氏】
 夏秋イチゴは、ケーキ等の加工業務用で使用されていますが、海外からの輸入品が多いのが現状です。しかし、輸入品は食味や品質面で問題があり、業者からは「安全・安心」な国産品を利用したいとの要望があります。そのため、四季成りで食味が良く多収性の品種である「サマープリンセス」を利用し、レタス農家から転換しました。
 技術向上を図るためには、地域以外に県外からも積極的に情報を得ることが必要であるとのことで、夏秋イチゴに懸ける情熱が大変刺激になりました。

8月5日 アグリマーケティング研修を行いました

 
 
   

 農村マーケティング研究所の所長などを務められています二木季男氏が講師で「アグリマーケティング」についての研修を受けました。
 二木氏は、「地産地消」の活動は「農産物直売所」の推進以外に、「親と子どもの食農教育」、「食生活指針促進」、「スローフード」、日本版「5ADAY運動」などの諸活動が含められ、最近注目されている「農業の6次産業化」や「農・商・工・観光連携活動」も基本は「地産地消」の活動の一環とのことです。
 農業所得の向上を図るために大切なことは、この活動に農業者自らが多様な形で参加及び地域内で連携し、また販売、加工、交流ビジネスに取り組み、環境保全型農業や食品の安全・安心の問題を消費者と一体になって解決することが必要とのことでした。

8月5日 農地の取得方法についての研修を行いました

 
   

 今後農業経営を始めるには、農地を確保しなければなりません。そこで、小諸市農業委員会事務局の職員へ講師を依頼し研修を受けました。
 農地を農地として売買及び貸し借りする場合は、農地法3条の許可(県知事)を受けないとなりません。許可要因としまして取得後に耕作下限面積について保全管理を含め耕作を行うことや農地の管理できる距離内に住居する等の要因があります。
 他県から来られ長野県内に就農を計画している研修生からは、「農地の取得方法が大変勉強になった」との感想でした。

8月4日 野菜の収穫体験を受け入れました

 
 
   

 内容は、スイートコーン(イエロー系)とインゲンの収穫方法について説明後、各自収穫の体験をしていただきました。参加者は、スイートコーンの収穫適期が理解できたとのことで、早速収穫したスイートコーンをかじり「甘い」と喜んでいました。
 野菜の収穫体験会の今後の予定は、「スイートコーン収穫体験会」を8月15日の月曜日に行います。体験後、大変甘いスイートコーンが1本50円でお持ち帰りできますので、お盆休みの御家族や帰省された方等での御参加をお待ちしています。
 なお、スイートコーン収穫体験会の詳細につきましては、こちらをクリック願います。

8月3日 研修生のこだわり野菜の一部を紹介します

 
   
   

 研修生は、各自こだわりの野菜を栽培しています。ほんの一部ですが、紹介したいと思います。
 左上のピュアホワイトは、スイートコーンの果実が光沢のある純白であり、糖度が非常に高いスイートコーンです。近年、生食も可能であるため、非常に人気がある品種です。
 右上のキュウリは、全研修生が栽培しており、収穫最盛期です。この方は、選別を行い市場出荷しています。
 左下のトマトは、全研修生が栽培しており、キュウリ同様収穫最盛期です。毎日かん水や管理を行い、完熟で出荷しています。
 右下のニガウリは、沖縄本島では「ゴーヤ」と呼ぶのが一般的ですが、沖縄料理ブーム の影響もあり、全国的に見ると「ゴーヤ」を使用することが多くなっています。本年の7月は、非常に暑かったため生育が順調で大きな実になりました。
 これら新鮮野菜は、日曜市や農大近隣の直売所で販売しています。なお、日曜市の内容については、こちらをクリック願います。

8月2日 雇用就農者支援研修(スピードスプレーヤ操作)を行いました

 
   

雇用就農者支援研修は、長野県内の農業法人等で就農を希望する者(農家子弟、他産業従事者、離職者、学生)を対象に、より実践的な農業技術の習得ができることを目的に開催しています。
 今回は、将来果樹経営に新規就農を希望しています里親研修中の男性1名が研修を受けました。
 スピードスプレーヤは、風量の大きい送風機の送風口に多数のノズルを配置して大量の噴霧粒子を風のエネルギーで遠くへ送り移動しながら薬液を散布する送風式噴霧機ですが、操作方法についての研修を受けるのは初めてとのことであり、注意事項や散布技術等につきまして熱心に耳を傾けていました。

8月1日 研修生が水稲へ追肥を行いました

 
   

この時期の水稲への追肥は、稲体の窒素濃度を高め、籾数を十分確保しながら登熟歩合を高めること目的としています。そのため、安定した収量を確保するためには、大変重要な作業です。
 本日の追肥量は、10a当りの窒素成分で2kg施用しました。
 現在、稲体の色は黄緑色ですが、数日後には緑色に変化します。この作業で出穂の準備ができました

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所属課室:長野県農業大学校 

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