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更新日:2017年1月4日

知事会見(平成29年(2017年)1月4日(水曜日)11時05分~11時29分 会場:県庁)

項目

阿部知事からの説明

  1. 新年を迎えて
  2. 来年度予算について

取材者からの質問

  1. 来年度予算について
  2. 浅川ダムが最高水位に到達したことについて
  3. コンプライアンスの取り組みについて
  4. 大北森林組合補助金不適正受給について
  5. 県立高校の通学区について

 

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本文

阿部知事からの説明

1 新年を迎えて

長野県知事 阿部守一
 皆さん、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。(手話で表現)
 それでは、1月4日の会見を始めさせていただきたいと思います。まずは、今日から仕事始めということで、2017年・平成29年も県民の皆さま方の思いにしっかり寄り添って、県政を進めていきたいと思います。どうか、メディアの皆さま方の引き続きのご協力をよろしくお願いします。冒頭、私の方からは先ほどの仕事始めの式でお話ししたことをもう1回かいつまんでお話を申し上げたいと思います。今年は酉(とり)年ということで、酉という漢字は果実が極限まで熟した状態をいうということで、まず「しあわせ信州創造プラン」の最終年度を迎えるわけですので、そういう意味で、成果をあげる、達成させる、年にしていきたいと思っています。
 それと同時に、酉年ですので、いろんなことを取り込んでいきたいということで、まず一つは世の中、世界も含めて、活力、勢い、こうしたものを県政、県に取り込んでいきたいと、特に産業面においては活力の取り込みが極めて重要だと思っています。それから二つ目は、新しい総合計画を策定する年にもなるわけですので、多くの県民の皆さま方と対話を行う中で県民の皆さま方の夢や希望、こうしたものを新しい計画、県政へしっかりと取り込む年にしていきたいと思っています。そして3点目としては、人口減少社会あるいは急速な技術革新の中で、世の中が大きく変化をしています。こうした大きな世の中の変化に適応する力を長野県に、そして長野県の組織にも取り込む年にしていきたいと思っています。そのためには、発想の枠組みというものを今一度見直していくことが大変重要だと思っています。

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2 来年度予算について

長野県知事 阿部守一
 
それから、今年の年明け早々に県全体で取り組むべき大きな課題は、来年度の予算編成であります。財政状況は昨年以上に厳しい状況だと認識しておりますが、しっかり成果をあげる予算にしなければいけないと思っております。そういう意味で、大きく五つの柱を中心に予算を組み立てていきたいと思っています。
 一つが、すべての課題の基礎と言っても過言ではない人口減少対策、結婚・子育て支援、あるいは郷学郷就(きょうがくきょうしゅう)県づくり、移住・二地域居住の推進、こうしたものにしっかりと向き合って具体的な成果をあげていきたいと思っています。特に移住については、年末にも申し上げましたけれども、田舎暮らしの本で11年連続「移住したい都道府県ナンバーワン」になりました。特にうれしいのは首都圏では、千葉県を抜いて本県が1位になったと、今まで全国では1位だったのですけれども、首都圏では千葉県が1位ということで、長野県は2位だったわけですけれども、これが1位になったということ、それから近畿圏でも長野県が今までベスト3に入っていなかったのがベスト3に入ったということで、いろんな成果があがってきていると思っています。まず、この人口減少対策をしっかりやっていきたいと思っています。
 二つ目が地域経済の活性化ということで、産業イノベーションの推進、航空機産業をはじめとして、さまざまな分野のイノベーションをしっかり進める予算にしていきたいと思っておりますし、海外の活力を取り込むという観点での農産物の輸出促進、あるいはインバウンドの促進、さらには地域内でお金を回す「地消地産」の推進、これを本格的に取り組む年にしていきたいと思っています。
 また、多様な働き方・暮らし方の創造ということでは、今年はライフスタイルデザイン国際会議も予定しておりますけれども、そうしたことと合わせて、年を取っても働き続けることができる「人生二毛作社会」の実現、あるいは障がい者、女性の雇用の促進など、これまでの発想の枠組みを超えた働き方や暮らし方の改革に取り組んでいきたいと思っています。
 さらに4点目としては、地域振興局を作る年でもありますので、個性豊かな地域づくりということで、地域の特色を生かした地域づくりを行うため、県としても地方事務所改め地域振興局にしっかりと財源と権限を付与して、地域の皆さんと一緒になって取り組める県にしていきたいと思っています。
 5点目としては、県土の強靭(きょうじん)化あるいは、医療福祉の充実をはじめとする安心安全な県づくりということで、特に貧困対策あるいは、日本財団と一緒に取り組んでいる自殺対策、こうしたものについてしっかりとした方向付けをしていく予算にしたいと思っています。
 こうしたものに加えて、大北森林組合の問題等も踏まえたコンプライアンスの推進、仕事改革は、引き続き長野県の大きなテーマとして取り組んでいきたいと思っています。これから予算編成の本格的な議論をしていきますけれども、県民の皆さま方の本当に期待に応えることができる予算となるように全力を尽くしていきたいと思っています。私の方からは以上でございます。

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取材者からの質問

1 来年度予算について

 

 

信濃毎日新聞 千野雅樹 氏
 冒頭、来年度予算編成の話をされていましたが、今挙げられた五つの柱を中心にというのは、その辺に財源を重点的に配分するようなイメージでおっしゃられたということになりますか。

長野県知事 阿部守一
 財源の多寡は、仕事始めの時も申し上げましたが、予算が多ければ仕事ができるという話ではなくて、分野によっては重点項目ではなくても予算が必要な部分もあるので、予算配分の多寡とは必ずしも直接リンクしない場合もあります。しかしながら、今申し上げたような五つの点を意識して、私だけではなくて、各部局にも意識してもらい、予算編成をしていきたいと思っています。そう意味で、われわれとして強く意識をして取り組むべき項目ということで申し上げています。

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2 浅川ダムが最高水位に到達したことについて

信濃毎日新聞 千野雅樹氏
 浅川ダムが昨日満水状態になったということで、これからだんだん水位が下がっていくことになると思うのですが、知事もいろいろな論点整理を経て建設の継続を決められたかと思うのですが、満水というのは一つの節目を迎えたかと思いますので、知事の受け止めをいただければと思うのですが。

長野県知事 阿部守一
 位置付けとか、受け止めとか、いろいろあり得ると思いますけれども、私とすれば、例えば断層の調査等も含めて、浅川ダムについては念には念を入れて安全性の確認を行いながら取り組んできています。その中で、今回の試験湛水ということで、現時点では特に異常なデータは確認されていないわけです。しかしながら引き続きしっかりと緊張感を持ちながら、安全性の確認に努めていきたいと思っています。一連のプロセスの一つですので、しっかりと試験湛水のプロセスの中でも安全性の確認を行いながら進めていきたいと思っています。

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3 コンプライアンスの取り組みについて

日本経済新聞 白岩ひおな 氏
 コンプライアンスの関係で伺いたいのですが、知事、昨年1年間、コンプライアンス元年ということでいろいろな取り組みについて、取り組まれてきたかと思うのですが、今年、不正であるとか不祥事の対策として、次の段階としてどのように進めていきたいかということを伺いたいのですけれども、政府でも、これから地方自治法を改正して、首長にそういった対策を義務付けるような強化ということも検討されているようですので、そうしたことも含めて、どのように今後、進めていきたいか伺えますでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 私の立場として、先ほど申し上げたように、いろいろな分野の政策を進めていくということと同様に、組織の仕事の仕方を本当に成果があがるように、そして不正、不祥事、こうしたものが起きにくい体質に変えていくことが重要な役割だと思っています。お話しいただいたように、昨年、コンプライアンス元年と位置付けて、各部局あるいは現地機関にコンプライアンス委員会を作って、それぞれ自分たちの視点での改革に努めてきたわけですけれども、今年はそうした中で、全庁的に取り組むべきこと、先ほど予算の話をしましたけれど、予算編成であったり、あるいは人事の問題であったり、各部局では対応できない課題がありますので、全庁的に取り組むべきものの見直しにもつなげていきたい、対応していきたいと思っていますし、そういう意味では、それぞれの現場から出てきている意見をしっかり整理して、全庁的な対応事項を定めていかなければいけないと思っています。お話があったように、地方制度調査会でも、いわゆる内部統制の議論がされておりますので、そうした動きを先んずることができるように、われわれとしても情報収集をしっかり行いながら、組織運営の新しい在り方について一歩前進させていきたいと思っています。

日本経済新聞 白岩ひおな 氏
 そうしますと、大北森林組合の関係で、林務の関係での対策作りは取り組まれてきたかと思うのですが、政府が今、検討されているような、県、自治体全体の内部統制の計画づくり等に今年取り組まれるお考えがあるということになりますでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 まず、いわゆるグリーンホイッスルの在り方についての検討をしてきています。そういうことも含めて、全庁的にどのような取り組みをするべきか、あるいはどのような課題があるかということについては、改めて把握をする中で、改善の方向性を定めていきたいと思っています。 

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4 大北森林組合補助金不適正受給について

信濃毎日新聞 須田充登 氏
 今朝、新聞にも書かせていただいて、読まれているか存じていないのですけれども、県内の10地方事務所の森林作業道整備の補助金の検査の結果を書いた書類、いわゆる検査野帳と呼ばれるものですけれども、それを情報公開請求して拝見したところ、少なく見ても50件、検査の結果が書かれていない書類があって、それを報じたわけですけれども、通常、事業者側が申請してきた通りに道が作られているのか検査して、そこに結果を書く。それを上司が見て、ちゃんと検査してできているなというのを確認して、補助金が払われるというものらしいのですけれども、そこに結果が書かれてないものが50個あるということを知事は率直にどのように思われますか。

長野県知事 阿部守一
 それは定められたことを行っていないので、率直に言って問題だと思います。今回の大北森林組合の問題も、私の認識は、県の職員がある意味業務に熱心すぎて、前のめりに仕事をやって、しかしながら他方で、行うべき検査を行っていなかったところに要因があるわけです。これは、林務部としては今回の大北森林組合の問題が発覚して、他の事案についてもどうなっているのかと、今回、情報公開請求があって調書が不十分だというものについても把握し、しかしながら、実際現地を調査したところ、適性に実施されていると整理されているわけですが、私とすれば、ちゃんと事業が実施されていたから良かったという認識ではいけないと思っています。そうした定められたプロセス自身をおろそかにすることが、今回のケースはそういうケースではないと考えて、ここはもう確認済みですけれども、こういうことを続けていると将来的にはまた別の形の問題事案に発展しかねないですので、そういう意味で、今回のこと自体は大きな問題があると思っています。ただ、大北森林組合のことを契機にコンプライアンスの推進ということで、さまざまな見直しをしてきています。現場の調査についても必ず2人体制で行うことにしてきておりますので、平成27年度分については、こうした事案はないと報告を受けておりますので、これから将来に向けてはこうしたことが起こることがないように、今も、事務の改善を行っていますけれども、これからも、引き続き気を引き締めて取り組んでいきたいと思っています。

信濃毎日新聞 須田充登 氏
 今おっしゃられた中で、その定められたプロセスをおろそかにするというのは、今回はそういうものではないというお話があったと思うのですけれども。

長野県知事 阿部守一
 今回というよりは、記事になった部分はおろそかにしていたから問題だと思っています。ただ、大北森林組合の問題が議論になる中で27年度以降についてはしっかり行われるように、実際、改善されてきていますので、こうしたことが将来に向けても起こらないように、気を引き締めて取り組んでいきたいと思っています。

信濃毎日新聞 須田充登 氏
 関連して北安曇地方事務所で行っていた検査の状況を、大北の事件を受けて県ではかなり詳細に調べて、最終報告書にも出ていますけれども、検証委員会の200件余り、203件だったと思いますけれども、調査したと書きながら調査していないという事例があったという結果が出ていますけれども、同様の調査は他の9地方事務所では行っていないと私は聞いておりますけれども、他の9地方事務所においてもそういう調査を適正に実施した上で、コンプライアンスを進めるべきというお考えはございますか。

長野県知事 阿部守一
 同様の調査というのは何の調査ですか。

信濃毎日新聞 須田充登 氏
 検査がきちっと行われていたかどうかという調査。あるいは、同じように嘘を書いた事例がないかということも含めて、他の9地方事務所において検査が適正に実施されていたかどうかの調査という意味です。

森林づくり推進課長 宮宣敏
 現地調査をこの事案発覚後の平成27年2月から5月に行いまして、問題があるところないところを確認いたしました。その中で、今回指摘されたような書類の不備の所も確認いたしまして、現地をしっかり調査したところ、問題なく実施されていることを確認しております。ご指摘された案件については書類の作成上不備があったということで、記載漏れあるいは書類の添付漏れ等がございましたけれども、それ以外については特に問題がないことを確認しておりますので、これ以上の調査を行ってもこれ以上の不正等が分かるということはないと考えているところでございます。

信濃毎日新聞 須田充登 氏
 質問の主旨は、その現場に道がちゃんとできているというのは、確認しているというのは今までの取材でもよく知っています。ただ、今、その現場に道があることと、検査が当時ちゃんと行われたかどうかは別の問題です。期ずれを容認していた可能性とか、他の可能性があるからなのですけれども、そのような意味で、現場に道があることにとどまらず、当時検査をしっかりとしていなかったのが北安曇だけの問題だったのか否かを調べる意味でも他の9地方事務所の検査状況を調べるお考えはありますか。

森林づくり推進課長 宮宣敏
 先ほどの発覚後の調査の中で関係書類および現地調査を確認しております。その中で書類の不備が一部あるものが発見されまして、それらについては現地調査を行っているということでございます。検査の書類については、それ以外についてはきちんと作成していることから、ご指摘のような期ずれがあったかどうか等につきましては、今から確認するのは非常に困難な状況であるということで、行うべきことはご指摘以外の部分については行われていたと確認しているところでございます。

信濃毎日新聞 須田充登 氏
 北安曇地方事務所の検査状況を調べたような調査は他の事務所でやってないと思うのですけれど。

森林づくり推進課長 宮宣敏
 北安曇地方事務所については作業道の現場ができていないということが確認されておりますので、それについてどのような形でそうなったかということを、それに補助金を交付してしまったのかということをすべて詳しく調査をしているところでございます。それ以外のところについては、調査の結果、現場がきちんとできている中で、今それ以上、時期がずれていたのかというところまで、追求するのは非常に難しいので、検査の内容、それから現場の状況等から総合的に判断いたしまして、問題がないことを確認しているところでございます。

長野県知事 阿部守一
 私も今の問題意識は共有するので、また確認しておきますので、次回以降聞いていただければ答えるようにいたします。

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5 県立高校の通学区について

朝日新聞 井口恵理 氏
 県立高校の通学区についてですが、県教育委員会で学びの改革基本構想の策定に向けて、現在の4通学区制の在り方についても検討することについて、知事はどのようにお考えになりますか。

長野県知事 阿部守一
 教育委員会から何も報告を受けていないので、それについては今の段階でコメントできないです。

朝日新聞 井口恵理 氏
 現在の制度について、子どもたちにとって適切だと思われるかどうかについてお願いします。

長野県知事 阿部守一
 そこは今、教育委員会がどうしようかと検討するので、私の立場とすれば、何がいいとか、今これが問題だというよりは、教育委員会の検討の方向性を受け止めていきたいと思っています。

長野県知事 阿部 守一
 ありがとうございました。

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