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更新日:2016年10月14日

知事会見(平成28年(2016年)10月14日(金曜日)11時00分~12時20分 会場:県庁)

項目

阿部知事からの説明(風さやかについて)

  1. 県オリジナル米「風さやか」のブランド戦略について

取材者からの質問(風さやかについて)

  1. 「風さやか」について(1)
  2. 「風さやか」について(2)
  3. 「風さやか」について(3)
  4. 「風さやか」について(4)
  5. 「風さやか」について(5)

 

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阿部知事からの説明(そのほか)

  1. ベトナム経済交流調査団派遣、「子どもを性被害から守るための条例」の周知、「信州ジビエフェア」の開催について

取材者からの質問(そのほか)

  1. 会議の公開について
  2. 参議院選挙における合区の解消に向けた議論について
  3. 「子どもを性被害から守るための条例」について(1)
  4. 信濃美術館に関する意見交換について
  5. 「子どもを性被害から守るための条例」について(2)
  6. 「子どもを性被害から守るための条例」について(3)
  7. ベトナム訪問について(1)
  8. プロフェッショナル人材戦略拠点について
  9. ベトナム訪問について(2)
  10. 県への爆破予告について

 

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本文

阿部知事からの説明(風さやかについて)

 1 県オリジナル米「風さやか」のブランド戦略について

長野県知事 阿部守一
 それはで今から会見を始めます。(※手話で表現)
 今日、私からは4点、お話を申し上げますけれども、まず1点目、お米の「風さやか」のブランド戦略についてお話を申し上げたいと思います。
 今年も新米の季節になったわけでありますが、県産米につきましては現在、県の農業試験場が開発致しました「風さやか」、こちらに並んでいますけれども、「風さやか」を柱に地消地産の促進、それからブランド化の推進を図っているところであります。今回、こうした取り組みの一環として、お手元のプレスリリース資料に記載をさせていただいた通り、高品質な「風さやか」を県民の皆さま方にご提供していく上で、統一米袋によります販売をスタートすることと致しました。本日はこの取り組みを一緒になって進めていただいておりますJAグループの豊田副会長はじめお米の卸会社、生産者、それから小売店の代表の皆さま方にお越しいただいています。今回の取り組みを弾みにして、ぜひ関係の皆さんと力を合わせて長野県産「風さやか」を多くの人たちに知っていただき、召し上がっていただくことができるようにブランド化を一層進めていきたいと思っておりますし、私自身もいろいろなところで積極的にアピールをしていきたいと思っています。今回の統一米袋、今月末の29日からスーパー等の店頭で並ぶことになります。県内農家の皆さま方が丹精込めて作っていただいた高品質な「風さやか」を、ぜひ長野県の多くの皆さまにこの機会に味わっていただきたいと思っています。まず今日は統一米袋の詳細について、伊藤農業技術課長からご説明申し上げます。

農業技術課長 伊藤洋人
 お手元に今日炊き立ての新米の「風さやか」お配りしておりますので、食べながらお聞きいただければと思います。初めに本日、共同記者会見にご出席いただきました関係団体、企業の皆さまをご紹介申し上げます。お手元の資料の1枚目のところの下にそれぞれ職と氏名記載してございますけれども、向かいまして右側から、生産者団体JAグループのお立場から長野県農業協同組合中央会の豊田副会長様でございます。米の卸売販売のお立場から株式会社マイパール長野の脇坂社長様でございます。同じくベイクックコーポレーション株式会社塩沢社長様でございます。お米の生産者の立場で信州水田農業経営者会議の丸山会長様でございます。お米の小売販売の立場で長野県米穀小売振興会の小宮山会長様でございます。それでは「風さやか」の統一米袋及び出荷基準について説明させていただきます。お配りをしましたプレスリリースに付いております資料を1枚おめくりいただきたいと思います。ただいま知事からご説明申し上げましたように、本年から「風さやか」の地産地消の促進、それからブランド化の取り組みと致しまして、県独自の品質基準をクリア致しました「風さやか」を統一したデザインのお米袋で販売することとなりました。統一米袋の出荷基準につきましては、玄米では県が定めました地域別の栽培基準に従って栽培致しまして、農産物検査で1等米となったものとしております。また精米の基準と致しましては(2)にございますように、水分16%以下、白度39%以上、粉状質粒6%以下、正常粒93%以上、砕粒4%以下という基準を設けているところでございます。この他、精米の機械などの備え付けの状況、また書類の整備、検査等についても規定を設けているところでございます。また(4)に記載のように、この基準をクリア致しましたお米の中で、長野県の原産地呼称管理制度の認定品ですとか、信州の環境にやさしい農産物認証認定品など生産者の方が特にこだわりを持って栽培したものについては「こだわりプレミアム」と表示できるようにしているところでございます。「風さやか」の販売展開と致しましては、まずは県内の消費を確実にするということで、県内のスーパーさん小売店さんをはじめ、そういった県内販売を中心に「風さやか」のおいしさをPRしながら販売を行ってまいりたいと考えております。今後はテレビ番組等とタイアップしたイベント、また各種媒体によりますPRを行いまして、11月1日にはお手元の一番下のチラシにございますように、各界の講師をお招き致しまして、県内のホテル、旅館、飲食店の皆さまを対象に「風さやか」の魅力、活用法、また「風さやか」を使った創作料理など紹介致します「風さやかフォーラム」を開催してまいりたいと考えているところでございます。さらに「風さやか」の全国展開に向けましては、銀座NAGANOあるいはインターネットサイトの活用によりまして、ブランド化に向けた取り組みを進めてまいりたいと考えております。知事を先頭と致しまして、本日お集まりいただきました関係の皆さまと一緒になって「風さやか」を長野県産米の主力品種として育てまして、地消地産の促進とブランド化、または農家所得向上につなげてまいりたいと考えております。

長野県知事 阿部守一
 続いて、本日お越しいただいている関係の皆さま方を代表して、JAグループの豊田副会長から少しコメントいただければと思います。よろしくお願い致します。

長野県農業協同組合中央会副会長 豊田実 氏
 昨年度の長野県の水稲うるち米の1等比率が96%ということでございまして、全国第1位でございました。加えて、穀物検定協会の食味のランキングでも、南信、北信がそれぞれ特Aの評価を得るなど品質、食味ともに大変全国的にも高い評価を得ているという情勢の中にあります。そのような中、先ほどそれぞれご紹介がありました通り、長野県育成のオリジナル品種として誕生したお米が「風さやか」であります。より多くの長野県民の皆さまに「風さやか」をお届けできることをJAグループとしても大変うれしく思っているところでございます。また本年は9月中旬から大変雨が多かったということでございまして、今年の収穫におきましては生産者も大変ご苦労なさった状況でございます。その中、一生懸命育て、収穫した「風さやか」をぜひご賞味いただきますようお願い申し上げまして、一言とさせていただきます。どうかよろしくお願いしたいと思います。

長野県知事 阿部守一
 私も県全体の農業振興に携わっていて、豊田副会長からもお話がありましたけれども、長野県は1等米比率が日本で最高だと、食味コンクール等でも入賞されている方々が大勢いらっしゃるという中で、全国的に見るとまだまだ長野県の米に対する認知度とか評価が実態より低いと感じていました。ぜひ「風さやか」、他にもコシヒカリはじめ県内で多くの農家の皆さんが額に汗して大変優れたおいしいお米を作っていただいていますけれども、まずは県としては「風さやか」をしっかりと県内外にアピールして、まず県民の皆さんにしっかり知っていただくということと、それから県外に向けても強力にアピールして、長野県は風景もいいし、人情もいいし、お米もいいよねと多くの皆さんに理解してもらえるように全力で取り組んでいきたいと思っています。私ども県だけではなくて、お米の関係の皆さま方、JAグループ、生産者、卸、小売りの皆さん、全ての皆さんと一体となって取り組んでいきたいと思っておりますので、どうかメディアの皆さま方にも、こうした私どもの思いをぜひおくみ取りいただいて、一緒になってアピールをしていただければありがたいと思っています。私どもの方からは以上でございます。よろしくお願い致します。

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取材者からの質問(風さやかについて)

 1 「風さやか」について(1)

食糧ジャーナル 鶴田裕 氏
 「風さやか」について3点ほどお伺いしたいと思います。まず今回、集荷基準、品位基準を定めてあるんですけれども、これまでの取り組みとして、長野の場合、こういう出荷基準、品位基準みたいなことに取り組んだことがこれまであるのかどうかということが1点目です。それから2点目、長野県の米の消費量、それから長野県における県産米の販売の比率というか大まかで結構なんですけれども、ある程度のことをちょっと教えていただきたいと思います。3点目、現段階での「風さやか」の今後の生産計画、ある程度、当然ながら長野の場合は評価の高いコシヒカリが中核なんだけれども、違うタイプで、また魅力のある、いろんな消費のニーズを取っていくという位置付けができると思うんですけれども、その場合の生産計画、その場合の価格、居所の大体の目安、それからコシヒカリと比べたときの収量の水準、その辺りについてちょっとお伺いしたいと思います。

農業技術課長 伊藤洋人
 まず1点ございますけども、出荷基準につきましては県全体で統一した基準というのは定めてことはございません。JAグループさんのお米につきましてはJAグループの独自の基準というのがあったかと思いますけれども、統一基準として定めることは初めてということでございます。それからニつ目でございますけども、県内のお米の消費量等ということでございます。県内に人口が大体200万人強ということでございまして、年間の消費量は統計では55.2キロというようなことになっておりますので、大体の計算致しますと11万6,000トンぐらいの消費量になるかなと計算をしているところでございます。県内への県内産のお米の供給量につきましては、それぞれの出荷団体さんを見る中では、おおむね長野県の主食用全体の5割が県内に供給されていると認識をしているところでございます。それから3点目の面積等についての今後の計画でございますけれども、現在関係者の中で話している数字につきましては平成29年の目標と致しまして、1,260ヘクタールというもので約8,200トンになるかと思いますけれども、一段的な目標としております。その後の販売の状況、それからさまざまな状況を勘案しながら、さらに拡大を図ってまいりたいと考えているところでございます。平成25年から生産を始めておりますけれども、25年が182ヘクタール、それから27年が913ヘクタール、本年は1,000ヘクタールを超えるものと考えているところでございます。販売の値ごろ的なところは販売のお立場からお答えいただければと思います。

ベイクックコーポレーション社長 塩沢均 氏
 価格帯というお話でありますけれども、昨今、県外産の新品種というのも大多数を発表され、発売されているというところがあります。そういったものを見ながらということになってくるかと思いますけれども、今ここでキロいくらということは申し上げづらいのですが、コシヒカリに次ぐ新しいポジションを取れていくような価格帯に落ち着いてくるものとそんなふうに考えております。

食糧ジャーナル 鶴田裕 氏
 あともう1点、収量の水準、「風さやか」の収量が、コシヒカリが大体どれぐらいで「風さやか」がどのくらいなのかということ。

農業技術課長 伊藤洋人
 例えば平成27年の実績ということで申し上げますと、コシヒカリが10アール当たり603キロでございます。「風さやか」が628キロでございます。昨年、天候等十分でなかったということで、「風さやか」の実力と致しましては640から650キロぐらいを狙えるお米ではないかなと考えているところでございます。

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 2 「風さやか」について(2)

信濃毎日新聞 須田充登 氏
 「風さやか」の栽培、販売の現状にどういう課題が今あって、この統一米袋について、課題がどういうふうに克服されていくことが期待しているのかというところを教えていただきたいんですが。

農業技術課長 伊藤洋人
 現状の課題でございます。「風さやか」は平成25年から本格的生産に入っていまして、米を作り始めてまだ4回しか長野県では栽培されておりません。そういうことで、やはりまだ生産者の方も十分慣れてないという部分もありますので、若干品質にばらつきがございます。その場合に、例えばばらついて下の方を買われた方は何かちょっとおいしくないねという感じで受けてしまう。いいものを食べられた方は大変おいしいねという評価になるんですけれども、最初に食べたときの印象が非常に大きいと考えております。その中で、消費者の方が当たり外れのない安心して買えるお米という形での商品というのが必要だということで、そういう中で、高品質な「風さやか」を統一の袋で、どの店に行っても、この袋の「風さやか」なら安心だねという形で使っていただけるのではないかと考えております。生産量についても、まだまだ伸ばしていきたいと考えておりますけれども、やはり消費者の方がしっかりとこのお米を評価していただいて、続けて買っていただけるという状況が発生することが生産拡大につながるということになりますので、そういった観点で、今回の統一米袋の意味というのは非常に大きいものがあるかなとわれわれの方では考えているとこでございます。

信濃毎日新聞 須田充登 氏
 生産者側から見たときのメリットというのは今回どういう効果が。

信州水田農業経営者会議会長 丸山秀子 氏
 やはりメリットというのは、今まで主流にしていたコシヒカリをほとんど作っていたわけですけれども、その後の後継品種なんですね。おくてな品種なものですから、作期分散ができるということと、作ったときに丈が短いわけでして、例えば今年のように長雨が降り続いても倒れないというところ、しっかりした稲であるという、そういう品種でございます。それから、また名前の通り風が爽やかに吹くということで、倒れていないところに風が吹きますので、素晴らしく品質のいいものが取れるということで、私たちは期待して作っているところでございます。

信濃毎日新聞 須田充登 氏
 統一米袋への期待というか、期待しているメリットってどんなことがありますか。

信州水田農業経営者会議会長 丸山秀子 氏
 統一米袋については私たちではないと思うのですが、販売者が作っていらっしゃるんですけれども、長野県全部でこういう新しい「風さやか」という袋を作って、売っていこうというのは一つ皆で士気が高まることでございますので、ぜひこれを目にしたときには長野県で作っているんだなということが分かるようにということだと思いますけれども、ぜひよろしくお願いします。

ベイクックコーポレーション社長 塩沢均 氏
 統一米袋ということに関しては、やはりなかなかコマーシャル等を大々的にできる、そういったジャンルの商品ではありませんので、消費者の方含めて認識を高めていくという意味でも、統一のデザインというのは非常に大きな意味があると思っております。

 

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 3 「風さやか」について(3)

日本農業新聞 染谷臨太郎 氏
 今回の統一米袋ができたことで、集荷や販売時点で価格差みたいなのは予定しているんでしょうか。

マイパール長野代表取締役社長 脇坂光洋 氏
 概算金もかなり28年産の集荷で上がっていますし、たぶんわれわれがこうやって統一米袋で販売して、県民の皆さんに安心して買っていただけることによって、ブランド化できて、先ほど塩沢社長の方から話がありました通り、お客さまがそれなりの評価のコシヒカリに準ずる価格で買っていただけるような1年になれば、また29年産の再生産にふさわしい値段になろうかと思います。いずれにしましても今年が試金石になるかと思いますので、われわれ販売業者は一生懸命、1年間頑張って販売したいと思います。

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 4 「風さやか」について(4)

テレビ信州(TSB) 加納将之 氏
 これまで統一じゃなかったということなんですが、どれだけのものがバラバラのデザインで販売されていて、今回のデザインでどんなものをコンセプトにしてデザインしたかというところを教えていただければ。

農業技術課長 伊藤洋人
 大手ではマイパールさん、ベイクックさん、特に長野県の大手量販店、小売さんでも販売されていますけれども、それぞれのデザインでされておりました。それ以外に個々の農家さんにおきましても、市販の袋をお買いになってそこへ印刷をかけるとか、そういうような形のものもいろいろあると聞いております。正確に何種類あるかということについては正確に把握はしていないところでございます。

テレビ信州(TSB) 加納将之 氏
 統一米袋のコンセプトというかデザインですね。

農業技術課長 伊藤洋人
 コンセプトにつきましては、「風さやか」という名称でございます。やはり爽やかな風、高原というイメージで、その風が吹き渡るようなイメージで、基調と致しましては、やはり空ということをイメージ致しまして青をベースにしております。その中で、この辺の模様ですけれども、風が動いているということをイメージしていただくということで、左側のところにありますが、「さわやかな風味 颯爽と」と勢いのある感じということを表現したいとうことで、米袋をデザインしているところでございます。

テレビ信州(TSB) 加納将之 氏
 知事、それに対してご感想はいかがでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 今、皆さんにも食べていただいていると思いますが、冷めてもおいしい、私の考え方で、いわゆる和食系のものにしっかり合う食味だなと思っています。デザインは、そうした軽やかさ、爽やかさ、そうしたものがしっかり表されていると思いますので、デザインと一緒に、私どもが農業試験場で頑張り、そして農家の皆さん、流通の皆さんが頑張って丹精込めて作った「風さやか」を消費者の皆さんにしっかりお届けしていきたいなとそういう思いであります。

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 5 「風さやか」について(5)

信濃毎日新聞 牧野容光 氏
 今回の「風さやか」のブランディングについては、ここにあるように地消地産の推進、先ほど農業ジャーナルの方も質問していらっしゃいましたが、県内の半分ぐらいのお米が県外産で並んでいるような状況の中で、地域で消費されているものを地域で作っていこうじゃないかという、知事が推進している施策の一環だと考えています。将来的に、これは今後の課題だと思うのですが、販売量が増えていった場合には県外への展開といったことも考えられるんでしょうか。

農業技術課長 伊藤洋人
 まず長野県のお米の生産量が18万トンぐらいございます。このうち先ほど申しました県内消費分は11万6,000トンぐらいということで、自給率みたいな感じで計算すると供給力としては157%ございます。長野県に目いっぱい供給しても外に出せるだけの実力があるということでございまして、そういった面で、長野米が県内で消費されている割合というのは、いわゆる個人消費以外の業務用も含めまして約8割という形になっておりまして、かなり浸透していると考えているところでございますが、まだ100%ではありませんので、まだまだ拡大の余地があると思っております。それから、そういったことで供給力と致しましては、県内に供給してもまだ57%余分があるということでございますので、その分は県外へしっかり打って出るという形で、今後も展開をしてまいりたいと考えているとこでございます。

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阿部知事からの説明(そのほか)

 1 ベトナム経済交流調査団派遣、「子どもを性被害から守るための条例」の周知、「信州ジビエフェア」の開催について

長野県知事 阿部守一
 会見を続けたいと思います。よろしくお願い致します。あと3点お話を申し上げたいと思います。
 まずプレスリリース資料をお配りしているかと思いますが、ベトナムに行ってまいります。経済界あるいは農業関係の皆さん、そして向山県議会議長とも一緒にベトナムに10月23日から27日にかけて訪問させていただきたいと考えております。ベトナムは1億人近い人口を有する国でありますし、近年目覚ましい経済成長を続けている国であります。県内から進出している企業も多くある中で、経済面、産業面あるいは農業面、観光面、こうした分野での連携交流を深めていきたいということで調査団、私が先頭に立って大勢の皆さま方と一緒に訪問する予定にしております。経済面では、まず県内企業のグローバルな海外展開を支援するという観点で、ベトナム政府の計画投資省を訪問する予定にしております。県内からベトナムに進出する企業あるいは進出している企業に対してのベトナム政府からの支援を要請していきたいと思っておりますし、また双方の経済交流を促進していく上での情報サポート窓口の設置あるいは諏訪の工業メッセにもベトナムからもお越しいただいておりましたけれども、展示会への出展等の強化、こうしたことについて意見交換を行っていきたいと思っております。現在調整中でありますけれども、経済交流を発展させるための覚書の締結についても調整中という状況でございます。また、産業班としては、長野県独自のIC設計開発技術の構築あるいは県内企業のグローバル展開に重要な役割を果たすサイゴン・ハイテクパーク、ここの研究教育センター等の視察も産業班では予定しています。私は本部班で、産業班、農業班ということで三つの班に分かれて、一緒に行動するところと、それぞれ別々に行動するところとがありますが、産業班においてはサイゴン・ハイテクパークの視察をしてくる予定になっております。また農業面でございますが、政府の農業農村開発省を訪問する予定にしております。農業の生産性向上のために、本県の持つ栽培、病害虫防除等の技術支援について意見交換をしていきたいと思っておりますし、また今後の農業面での相互交流のための覚書についても締結交渉を行ってきたいと思っております。特に農業の状況視察ということでタイグエン省を訪問して省長とも懇談する予定にしています。また将来的にはベトナムを本県農産物の輸出市場ということで位置付けて取り組んでいきたいと思っておりますので、ベトナムのマーケット調査等も行ってきたいと考えております。また観光面では、これからベトナムの所得水準が上昇することが期待されている中で、本県に対するインバウンド観光の有望なマーケットになり得ると考えております。そういう観点で、観光エージェントを訪問して長野県のアピールを行ってまいりたいと考えております。また東京オリンピック・パラリンピックが控えているわけでございますので、事前合宿の誘致についても行っていきたいと思っております。冒頭申し上げましたように、今回の調査団、長野県としては公式なベトナムへの初の調査団ということになります。私を団長に致しまして、向山議長をはじめ県議会の皆さま方にもご参加いただき、企業経営者、経済団体、農業団体等からも参加者を募って取り組む中で、今の時点では総勢で65名程度の大規模な調査団になる予定でございます。ベトナムとの交流提携関係が着実に推進するように取り組んでいきたいと思っております。
 それから大きな3点目でございますけれども、11月は「子ども・若者育成支援強調月間」ということになっております。長野県としては「長野県子どもを性被害から守るための条例」を制定したところでありますし、11月1日は、この条例のうち規制項目を施行する日でもございます。そういう意味で、「子ども・若者育成支援強調月間」のスタートに当たって、キックオフイベントとして県内各地域、今、集計中でありますけれども、約70カ所程度で条例の周知あるいは青少年育成県民運動への参画の呼び掛け、こうしたことを行ってまいりたいと考えています。11月1日にそうした行事を行ってまいりますし、また1カ月間の強調月間中には、青少年を健全に育成するための県民の皆さま方への支援の呼び掛け、あるいは今われわれが行っている取り組みに対する理解を深めていただくための周知活動、こうしたものを行ってまいりたいと考えています。条例については今後、リーフレット、ポスターこうしたものでさらにさまざまな方法で周知を図っていきたいと思っておりますので、ぜひ皆さま方にも、こうした点でのご協力をお願いしたいと思います。
 それから最後、大きな4点目でございますけれども、信州ジビエフェアの開催についてでございます。11月15日から来年の2月15日にかけまして、信州ジビエフェアをJR東日本と私ども長野県との協働の取り組みで行っていきたいと思っております。昨年度から、JR東日本とは信州ジビエの振興に向けてさまざまな協力を行ってきております。今回の取り組みに加えて来年、デスティネーションキャンペーンがございますので、DCに向けても信州ジビエをまともにアピールしていきたいと思っています。今回11月15日のフェアの初日にはキックオフイベントとして「信州ジビエとNAGANO WINEの夕べ」を開催致します。皆さんのところにもチラシをお配りしているかと思いますけれども、ホテルメトロポリタン長野において開催致します。また、その他にも信州ジビエの食べ歩きあるいはシカ革を使ったクラフトフェアなどさまざまなイベントを企画しているところでありまして、多くの方に信州ジビエをさらに知っていただき、味わって、楽しんでいただく機会にしていただければと思っております。「ジビエといえば信州」、「信州といえばジビエ」こうしたものがしっかり定着するように引き続き努力していきたいと思っています。私から以上でございます。

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取材者からの質問

 1 会議の公開について

信濃毎日新聞 千野雅樹 氏
 先週の知事会見でもちょっと少し出たんですが、会議の公開の関係で、知事のお考えを聞きたいと思っています。私の印象だと県が主催する会合とかが、最近、非公開のケースというのがちょっと目に付くんじゃないかなと思って、先週もお聞きしたリニアの関係の件、JR東海と市町村長さんたちの会合というのは市町村長さんたちの方で非公開を望む声もあったというのもあって、その辺は確かに理解もできるところかなと思うんですけれど、11日の地方事務所長会議などは所長さんの方のご了解を取れば、公開にしてもいいんじゃないかと思いますし。

長野県知事 阿部守一
 所長の了解はいらないです。私が決めればいい話だと思います。

信濃毎日新聞 千野雅樹 氏
ていうことになりますもんね。また、今日午後ホストタウンの委員会の方も、東京五輪に向けた、一部が非公開になるということで、率直な意見交換の場ということで、安易に非公開になっているケースが私の印象ではあるんですが、知事はその辺どんなふうにお考えになっていますか。

長野県知事 阿部守一
 私は公開にしていくべきものと、別に公開しなくてもいいのではないかというものと両方あり得ると思います。例えば中の打ち合せを、例えば意思形成過程のところで、例えば報道の皆さんに公開して、まだ全然意思決定されていないようなことが、あたかも誰かが意見を言ったことがそっちの方向になりそうだみたいな話で報道されると、県全体として統制がきかない、われわれ県として決定したこと、方向性が固まったことについては、もちろんいろいろな形で、例えば先ほどの性被害の条例についてアピールしていかなければいけないし、お知らせしていかなければいけないですけれども、例えば、私は毎日打ち合せをしていますけれども、私が毎日打ち合せをしているようなものを公開するべきかどうかと言われれば、それはそこまでやる必要ないだろうなと私は思っていますが、そうではないというご意見があれば今日の皆さんからお聞かせいただきたいと思いますし、地方事務所長との会合というのは、これからのわれわれが内部的にどういう動き方をしていくべきかということについて率直に語り合う場であります。私は批判的な意見もどんどん出してもらいたいと思っていますが、例えばどこかの地方事務所長が今のやり方にはこんな問題があるということを言ったときに、メディアの皆さんからすれば、「県の組織には、こんな問題がある」とおそらくそこを中心に報道されるだろうと思います。しかしながら、われわれが課題として受け止めて、どう改善しようかということを検討中の問題が、あたかも県全体の共通の課題で大きな問題だと報じられるようなことが仮にあるとすれば、やっぱり県の仕事の仕方としては、私はあまり適切にはならない、もちろん県民の皆さま方に知っていただくこと、あるいは県民の皆さま方から批判を受けるべきことについては、情報公開して意見を受けることについては全くやぶさかではないんですけれども。県庁の中でどういう議論をするかというところまですべて公開にするべきだという原則論は、ちょっとないのかなとは思いますが、もし他県でそういうことをやっているところが、もしあるのであれば逆に教えてもらえれば参考にしたいと思いますし、あとリニアの話は今も仰っていただいたように、私は担当部局に対しては県としては公開だと言っています。しかし、参加者の皆さんの考え方も聞かなければいけないので、それは首長の方の感覚を聞いてみたらということでお伺いしたところ、やはりちょっと率直な物言いをしたいという思いもあって、公開しないでほしいというご要請があったので公開しなかったということでありますので、事案の中身とかメンバーとかによってケースバイケースだと思います。部局長会議も全部公表してやっていますけれども、中にはやっぱり部局長会議が公表だと率直な意見が言いづらいなという感覚も職員にはあると思っています。対外的に言うべきことと、やっぱり中で、本音で、場合によっては知事のやり方が悪いとか、知事のこんな対応が世の中を混乱させているんだということも言ってもらわなければいけないので、そういうことが外向けにどんどん出て行くこと自体が組織的にはいいかというと、多分良くないんだろうなと思いますので、そういう意味ではやっぱり内と外、これは県民のための組織がありますので、基本的にいろいろな情報開示はしていきますし、積極的な情報提供していくことが重要でありますが、組織の内側と外側、そこのけじめというのは、おのずからどこかに引かなければいけないのだろうなと思います。いろいろな率直な会議の後でぶら下がっていただければ、どんなやりとりがあったかいくらでも私が説明させていただけると思いますし、担当部局だって取材いただければ、非公開だから話した内容は全く話しませんということばかりではないと思うので、ぜひそういう形で取材いただければいいのかなと思います。

信濃毎日新聞 千野雅樹 氏
 確かに私も全て公開することが果たしていいのかと言われるとそうでもないようなところは感じるところがあるんですが、例えばもちろん前の地方事務所長会議でも終わった後で担当課の方でどんな内容があったっていうのはご説明いただいて、ただ、どうしてもその場で、例えばこれから地域振興局も具体化されていくかと思うんですが、所長さんのこういった意見がこういう形で反映されたんだなっていうのが私の方でもそれは分かるんでですけれど、なかなかその直接じゃないところでのお話っていうとちょっとニュアンス的に分かりにくいところもあって、確かに内部のそういういろんな意思決定の日頃の打ち合わせから全て公開するかといったら、それはいろんな途中の段階もあるかと思うんで、どっかそういうのは線を引くところはあるかと思うんですけれど、もう少し私の印象だと、現場の担当課の方が市町村が嫌がるだろうということで、先回りで非公開にしているというようなそんな印象もあって、もう少し何か改善してもいいんじゃないかと思っているんですが、その辺は知事はどうお考えですかね。

長野県知事 阿部守一
 県から見て必要な情報だとかあるいはメディアの皆さんから見てこれはおかしいというものが具体的にあれば、それは検討するのもやぶさかではないんですが、一般的にまず原則公開してないのはおかしいという話でもないんだろうなと思いますので、かえって途中の情報が出ることが県民にとってマイナスのことというのもあるわけです。全く例えば、私が最終的に意思決定するべきことは私が知らないところで山ほど会議があるわけです。県はどういうふうにするか明確になってないのに、あんな意見、こんな意見、例えばある人の意見に対して担当者が消極的な意見を述べて、県は消極だと書かれても、それは県としての公式見解を申し上げればと、ちょっと率直な意見交換する場とでおのずと違ってくるので、そういう意味では、ここはやっぱり公開しないとおかしいのではないかということがあれば、それは個別に言っていただければ各部局でもしっかり考えろということで私が指示しておきますし、また全体的にやっぱりこれはいかにもおかしいのではないかということであれば、会見でも指摘いただければ、またそれは個別に考えるようにしていきたいと思います。

信濃毎日新聞 千野雅樹 氏
 確かに審議会の関係っていうのは指針があって、原則公開にするっていう形になっているかと思うんですけど、県が地方事務所長会議ですとかそういうなかなかそういったものに乗ってこないものが、なかなかちょっと判断が難しいのかなとは思うんですが、やっぱり日頃、知事は情報公開を積極的に進める姿勢かと思うんで、ちょっと今私の印象としては、その辺がちょっと逆行している。特に現場の方が少し先回りしちゃってるのかなっていうふうにちょっと少し印象を持ったもので。

長野県知事 阿部守一
 それは、もしかしたらそういう観点もあるかもしれないが、さっき言ったように、もう一回ちゃんと公開するべきものはしっかり公開するようにということは、またどこかの場で言うようにします。

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 2 参議院選挙における合区の解消に向けた議論について

信濃毎日新聞 千野雅樹 氏
 もう1点、全国知事会の方で、昨日参院選の合区解消に向けた最終報告案というのが出たそうで、都道府県ごとの代表制っていうのをしっかり明記するというような案が出たようなのですが、知事も7月の全国知事会議では、やっぱり合区には違和感を持っているっていうような発言もされていますが、改めて参院選の合区というか、知事会の最終報告案について、どんなお考えを持っているかっていうのをお聞かせいただきたいんですが。

長野県知事 阿部守一
 まだ具体的な中身を詳細に私、見ていないので、研究会で出されたものを最終報告書として、まだ取りまとめ前の段階ですよね。最終報告書でまとめて、また全国知事会の場で検討するというような段階のものだと思いますので、まだ中身の詳細を見ていないので、あんまり今回のものについてどうこうと申し上げられる状況ではないという前提の中で、この間の福岡で全国知事会議があって、合区の話についても検討されたわけで、今、質問の中にも引用していただいたように、実際に合区の対象になった県の知事とも話をすると、いろいろ問題があるなと思っていますし、私自身やはり47都道府県というものがいろいろな意味で定着しています。今日も消防操法大会全国大会ありましたけれど、あれも都道府県の代表という形で参加をされていますので、そういう意味で、いろいろな枠組みの在り方としてその都道府県ごとというのは、高校野球にしても何しても、あるいは国体にしても定着している中で、そこから代表が出せないということについては、当該地域の皆さんからすると大きな違和感があるだろうと思っています。そういう意味で、この状況はやっぱり、地方自治の在り方にも関係する話でもありますが、国民代表をどういう形で捉えるかという極めて重要な問題でもありますので、ぜひ国民的な議論をしっかり行っていくべき課題だと思っています。

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 3 「子どもを性被害から守るための条例」について(1)

信濃毎日新聞 牧野容光 氏
 性被害防止条例について1点お尋ねします。7月1日の記者会見でも、弊社の村澤記者が触れているのですが、11月に施行される処罰規定の運用状況の公開についてのお尋ねです。この件については、大きく捉えると、県警に対する子どもの性被害の相談が全体像としてありまして、その中で処罰規定によって、県警の捜査対象になるものがあると、さらに言えば、その中に処罰規定によって、逮捕、起訴されるに至るものという、そういった集合体ができるわけですが、県として条例では性被害の予防の施策も打ち出します。そういう意味では、県警にどれだけの性被害の相談件数があったかといった事件数自体は、施策が効果的にできているのかという検証の指標にもありますし、あるいは性被害の相談件数に対する処罰の対象になっているものとか捜査対象になっているものという件数については、処罰規定の議論とがありましたが、処罰の対象の範囲が適切かどうかということの検証にもなると考えられます。知事としては、県警の方にそういった運用状況の情報提供、公開について、今やりとりしていらっしゃるような段階だと思うんですけれども、11月の全面施行に向けて処罰規定の運用の公開に向けて、知事として今のところでどのような考えでいらっしゃるかをお聞かせください。

長野県知事 阿部守一
 われわれは条例を作った責任がありますので、そういう意味で、県警の持っている情報も極力共有していただいた上で、この条例の運用の適正な運用に努めていくということと同時に、本当に子どもたちが置かれている状況に、今回の条例では教育であったり被害者支援であったり県民運動であったり含めて、いろいろな措置を講ずることになっていますけれども、実態を踏まえて、さらにどういう部分に注力していくべきなのか、何が課題としてあるのか、そうしたものを検証していく、検討していく。そうしたことにも実態を共有していくということは重要だと思っています。そういう意味で、県警については逮捕事案等については積極的に、逮捕事案はこれまでも公表されていると思いますけれども、必ずしも公表されてないような、プライバシーに関わるような部分もあり得るわけでありますけれども、極力私どもとは共有していただいて、この条例のさらなる適正な運用につながるように取り組んでいきたいと思っています。

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 4 信濃美術館に関する意見交換について

信濃毎日新聞 牧野容光 氏
 別件で、信濃美術館の意見交換についての質問なんですが、先日、伊那と佐久で意見交換が行われました。伊那では25人で佐久では11人と。単なる数字で見ると非常に少ないなという印象もあるんですが、現場を取材した印象では、非常に盛んに意見が出ていて、関心の高さがあるんだなというか、そんな印象もありました。1点、課題として感じたんですが、出席した方々というのはどこも、例えば、何とか美術協会とか、華道協会とか美術団体の所属の方々が中心で、一般県民といいますか、美術館に日頃から触れていらっしゃる方というのはあまり来ていない印象だったんですけれども、今後、例えば鳥取県が美術館を移転新築する際には美術に関心のない方に向けて、県内全市町村で巡回展とかワークショップを開いたりとかっていう、移転新築を美術館を身近にしてもらう契機として捉えて施策を打ち出しているわけですが、県として来年度以降、そういった美術館を再整備するに当たって、県民にもっと親しまれるような存在になるような、そんな施策というのは考えられないのかなと。そんな点ではいかがでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 それは考えられるかどうかというよりは考えなければいけないと思います。長野県はやっぱり広い県土の中で、どこに立地しても、そこから遠いところの住民からするとなかなかあまり関心を持っていただけなかったり、関係ないと感じられてしまいがちであります。そういう意味で、今回の美術館の話も、私は長野市あるいは長野市周辺部だけではなくて、県民の皆さんにメリットを感じていただけるような取り組みを行っていかなければいけないだろうと思います。それは県内にも多くの美術館がありますので、そういうところともっと具体的に連携をしていくとか、あるいは信濃美術館が所蔵しているものを、時々巡回展のように他の地域でご覧いただけるような場をつくるとか、あるいは教育とか人材育成の拠点にもしていかなければいけませんけれども、そうした部分について、県内の多くの皆さんがメリットを感じていただけるようにしていくとか、こうした工夫や努力は当然していかなければいけないものだと思っていますので、今のご指摘はしっかり受け止めて対応を考えていきたいと思います。

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 5 「子どもを性被害から守るための条例」について(2)

日本放送協会(NHK) 小口佳伸 氏
 性被害防止条例の関係なんですけれども、11月から強調月間ということで、先ほどお話しありましたが、これを見ると街頭啓発とポスター、それからリーフレットというお話がありましたけども、他に何かもうちょっと月間で強調する上で検討されていることはないのかという点と、改めて、この条例の必要性について今どうお考えか、この2点お願い致します。啓発だけだとちょっと、これだけなのかなと思ってしまって、他に何か検討されているようなたことはないかと。

長野県知事 阿部守一
 それはちょっと誤解を生じるかもしれませんけれども、今申し上げたのは、「子ども・若者育成支援協調月間」のキックオフとしてこういうことをやってきますというのを皆さんのところにお配りしているわけでありまして、これだけだとまさに今ご指摘があったように、性被害の条例はこれだけで周知するのという話になってしまうんですけれども、そうではなくて、私ども、まずポスターを作っています。それから子ども向け、それから大人向けのパンフレットも作っています。

次世代サポート課長 青木隆
 知事が申し上げましたが、ポスター、それからリーフレットを現在作成中でございまして、ポスターについてはコンビニですとかゲームセンターの方に配布をお願いしますとともに、中高校生全員に行き渡るように、それから保護者につきましては小中高、全保護者に行き渡るように現在リーフレット印刷しておりまして、学校の方へ下旬までに送付するように致す予定でございます。その他、「広報ながのけん」でございますが10月23日発行予定でございますが、そこでも条例、それから子どもを性被害から守るための取り組み等について特集を組ませていただいておりますし、その他10月1日にSBCさんで知事と産婦人科医の渡邉先生との対談を放送致しましたが、その部分を少し編集致しまして、県のホームページ等でも動画で掲載予定でございます。その他市町村の広報紙等にも、ぜひ周知をお願いしたいということを依頼しておりまして、10月3日現在で、77市町村のうち47市町村でもう既に実施済みまたは予定というご回答いただいておりますけれども、未定の市町村にも引き続きご依頼してまいりたいと思っているところでございます。

長野県知事 阿部守一
 それで条例の意義ですけれども、繰り返しになりますけれど、長野県は長い間、条例によらずに青少年健全育成に取り組んできました。しかしながら、時代環境大きく変わる中で、やはり県民運動を長く担っていた皆さま方からも必要最小限の規制、罰則必要だというご意見いただく中で、県議会のご同意を得て、条例制定したわけであります。そういう意味で、青少年健全育成運動の長野県として新しい一歩を踏み出したわけであります。そういう意味で、今回の条例に基づく予防のための教育、それから県民運動の推進、さらに被害者支援、そして罰則を含む規制項目の的確な運用、こうした全体的な取り組みを通じて、子どもを性被害からしっかり守っていくことができる体制づくりに、条例ができたから良しということではなくて、それを実効あらしめるものとするための取り組みに力を注いでいきたいと思っています。

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 6 「子どもを性被害から守るための条例」について(3)

読売新聞 大木隆士 氏
 今の質問の関連ですけれども、規制項目については事前の周知期間が必要ということで、11月ということで4カ月ほど置いたわけですけれども、現段階での周知という状況について知事はどのように判断されていらっしゃいますでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 まずメディアの皆さんにこういう条例できて、特に罰則、私は、制定前は罰則のところだけでなく報道してくださいと申し上げてきましたが、いわば罰則のところ中心にかなり報道いただいていたと受け止めています。そういう意味では、長野県が今まで行っていなかった規制、性行為・わいせつ行為に対しての規制を作ったということについては一定の皆さんには伝わってきているのかなと思っています。ただ施行までにしっかりやっていかなければいけないので、先ほど申し上げたように、市町村を通じた取り組みとか、あるいは私もテレビ等にも出させていただいての周知とか、こうしたことを行ってきていますので、これからもしっかり取り組んでいきたいと思っています。

読売新聞 大木隆士 氏
 罰則規定については県内だけではなくて、県外にも長野県にもできたということを周知する必要があるように思うんですけれども、県外への周知ということもされてらっしゃいますか。

長野県知事 阿部守一
 それは県外から長野県に来られる方もいらっしゃるので、そういう人たちへの周知というのはもとより必要なのかもしれませんが、長野県以外は基本的に条例を作って、本県よりも罰則対象が広いと。他県の方は一定程度そういう前提のもとで行動されてきていると思いますし、特に今回の条例は全国的にも報道されて、長野県もちょっと私の本意とはやや違いますが、長野県も他の県と同じような条例を制定したということについては伝わってきていると思います。県外への周知の徹底というのはなかなか難しい部分もありますけれども、そうしたお越しいただく方にも伝わるように啓発の仕方は工夫していきたいと思いますし、そういう意味でも、先ほど申し上げたポスターの掲示とか、こういうのもしっかり行っていきたいと思います。

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 7 ベトナム訪問について(1)

読売新聞 大木隆士 氏
 別件でもう一つお聞きしたいんですが、ベトナムへの訪問の件ですが、なぜベトナムを訪問先として選ばれたのかという理由をもうちょっと説明していただけないかと。先ほど経済の発展が目覚しいというようなご説明がありましたけれども、東南アジアですと、他の国でも、そういう経済発展目覚ましいところがあると思うんですが、ベトナムを選ばれたのは、長野との何かしらの関係があるということでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 まず経済的には長野県の企業がかなり進出してきている。例えば中国のように、ある程度進出が成熟期に入っているようなところではなくて、ベトナムについてまだまだこれから経済的にも発展し、所得水準も向上していくだろうということが見込まれておりますので、将来を見据えて交流、連携する相手先としては重要な地域だと思っています。例えば農産物の関係であれば、川上村等は農業実習生との関係での交流もありますし、また先ほど申し上げましたように、工業メッセ等にもベトナムからもお越しいただいており、昨日も工業メッセでベトナムの方とも懇談させいただきましたけれども、長野県に対する期待もありますし、長野県から見たときに農産物の将来的な市場、ベトナムはTPP参加国でもありますので、将来的なことを考えたときにはしっかりとした連携関係を築いていくということが重要だと思っています。

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 8 プロフェッショナル人材戦略拠点について

日本経済新聞 白岩ひおな 氏
 プロフェッショナル人材戦略拠点事業について1点お伺いしたいんですけれども、長野県は昨年11月に拠点を開設しまして、既に15件成約をして今年度の目標を達成されているということなんですけれども、実際に成約をされている企業さん等にお話を伺うと、やはり人材派遣会社等から紹介される候補者の母数自体がまだまだ少ないというようなお話がありましたり、実際に成約をした例には、奥さんの実家があるとか長野出身であるというような、もともとゆかりがある方が多い印象があるんですけれども、恐らく今後こういった成約を増やして地方で仕事をする方を増やすというところでは、いかに長野での仕事の可能性であるとか職場環境、自然環境等を知ってもらうことができるかというところが鍵になってくるのかなと思うんですけれども、こういったところ、せっかくこういった制度ができた中で、どうやって長野県の環境、企業等をPRしていくかというところについて知事の考えを伺えますでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 県政全体に関わる話だと思います。そういう意味で、長野県はブランド戦略に取り組んできていますが、まだまだ弱いなと、せっかくいいものがあるのに、伝え切れていない、そして具体的なイメージとして多くの皆さんに理解していただけるところまで、まだまだ持っていけていないなと思っています。そういう意味で、ブランド戦略については、今度新しい総合計画の検討にも着手していかなければいけないと思っていますけども、そういう県全体の政策の方向性と軌を一にして、まず、よりしっかりとした戦略を考えていかなければいけないと思っています。加えて、先日も地方創生担当大臣の下に設置された、インターンシップ推進会議、私もメンバーになったので出てきましたけれども、やはりそこの場でも申し上げたんですが、地方の企業があまり若者に知られていない、若者だけではなくて一般的に知られていないんだと思いますけれども、われわれ地方の側も地方創生の観点では、地域にはこんな優れた企業があるよとか、こんな先進的な取り組みをやっている技術力の高い企業があるよというのをもっともっと知らしめていかなければいけないと思いますが、それと併せて、国全体の運動としてもやっていってもらう必要があると思っていますので、プロフェッショナル人材センターも大きな地方創生の枠組みの中で、国として方向付けをした制度でありますので、ぜひそうした取り組みが縦割りにならずに、今のプロフェッショナル人材の誘致も、それから学生たちのインターンシップも、私は根っこは同じだと思っていますので、そういう意味で、国と地方が一緒になって地方にある企業のアピールあるいは今度長野県エクスターンシップを始めていますけれども、やっぱり企業だけでなくて、そこの地域で暮らす豊かさ、素晴らしさ、そうしたものも併せて発信できるように取り組んでいきたいと思います。

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 9 ベトナム訪問について(2)

信濃毎日新聞 須田充登 氏
 先ほどもちょっと質問が出たベトナムの訪問の関係なんですけれども、これまで知事は大使と日本で懇談されたりもしていらっしゃると思いますが、今回訪問するに至った経緯をちょっと教えていただきたいのと、先ほどTPPの話もありましたけれども、現状こういった成果を目指していきたいというものを教えていただきたいです。

長野県知事 阿部守一
 まず大使に本県にお越しいただく機会があり、そして私もベトナム大使館を訪問し、ぜひベトナムにも長野県に目を向けていってもらいたいというお話がありました。そういう中で民間レベルでも、日本とベトナムの友好交流を長い間積み重ねていただいていらっしゃる方もいる中で、また企業もベトナムに多く進出している中で、長野県として、今までベトナムに対しては基本的にほとんどあまり政策的なアプローチをしてこなかったという反省に立って、しっかりと産業面、特にものづくり産業、農業、観光、こうした面での関係を構築していこうという観点で調査団を派遣するものであります。具体的には、まず農業の側面で申し上げれば、双方ウィン・ウィンの関係にならなければいけないわけですが、先般工業メッセでベトナム政府の方とお話をしたときにも、実は農業についての支援については大きな期待があります。私どもとすれば、その反面、長野県の農産物の輸出拡大を目標にしておりますので、そういう意味では、本県農産物の輸出拡大、それから本県にも今、農業の技術研修生でベトナムからもお越しいただいていますけども、そうした方々の安定的な活動を、双方にとってメリットがある話でありますので、そうしたことを具現化していきたいと思っています。それから、ものづくり産業の面では、双方ともやはり自分の自国に投資をしてもらいたいという感覚であるわけで、そこはベースとしながらも、長野県の企業でベトナムを拠点として活動されている企業もあるわけでありますので、そうした企業がより活動しやすいように、あるいは今後、ベトナムでの操業、営業を行いたいということを考えている企業の皆さまに対する支援、こうしたものを確実な形で行えるように取り組んでいきたいと思っています。それから、先ほども申し上げたものの繰り返しになりますが、インバウンド観光、まだまだベトナムからお越しいただく方はそう多くない状況でありますけれども、将来的には有望なマーケットだと考えておりますので、まずは観光面でもアプローチをしていきたいと思っています。

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 10 県への爆破予告について

信濃毎日新聞 竹越萌子 氏
 県の方に2日未明に爆破予告メールが来たという件についてなんですけれども、2日が日曜日だったということで、実際に確知をしたのが3日で、7日に各市町村に通達を出して注意喚起を呼び掛けたという経緯があったかと思うんですけれども、それほど大騒ぎをせずに冷静に対処をするというところもあると思うんですが、ちょっと時間が空いたということがあったかと思うんですが、これまでの県の対応についてお考えをお聞かせいただければと思います。

危機管理防災課長 竹内善彦
 今あった通り2日の未明に、うちの課と、もう一つの課に爆破予告メールが来ました。多分言われているのは、そこから実際に市町村への通達等を出したのが7日なので、その間に若干時間が空いたのではないかというお話かと思いますけれども、この予告は10月19日ということもあり、半月あったものですから、ちょっと確かに若干時間が空きましたが、その間は関係各課と調整したりしていたという経過がございました。7日に各市町村なり県庁各課の方にお話をして通達を出して、併せて昨日、ホームページにアップして、県内の民間の方々にもお呼び掛けをさせていただいたというような経過でございます。

信濃毎日新聞 竹越萌子 氏
 半月あって、具体的にその時刻ですとか場所とかも指定されていないという中だったと思うんですが、もしそのメールの内容が差し迫ったものであったりとか、何かそういうこともこの先考えられるのかなと思うんですが、そのときの対応ですとか、今後こうしていきたいというような対策として考えられているものがあればお願いします。

危機管理防災課長 竹内善彦
 今お話があった通り、時間場所等差し迫ったものであれば、それは即座に対応して、しっかりと今回のように関係各課なり機関あるいは県警等にもご連絡しながら対応していきたいと考えております。

長野県知事 阿部守一
 ありがとうございました。

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お問い合わせ

企画振興部広報県民課

電話番号:026-235-7054

ファックス:026-235-7026

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