初夏の季語の“麦秋”という言葉どおり、農業試験場育種部では6月上旬から7月にかけて試験用の小麦の収穫や脱穀作業が最盛期となります。今年も試験用の小麦を収穫し、乾燥を経て脱穀作業を実施しました。
農業試験場内のほ場では様々な小麦の試験を行っていますが、集団選抜(様々な個体が混在する集団の中から、ゆるく個体選抜を行い固定度を高める手法)は品種開発で最も重要です。このような試験区では、全ての小麦を収穫するのではなく、目で確認しながら優秀な形質を持つ個体を収獲し、混ざらないよう網に入れて乾燥します。


様々な穂の色や丈の長さが混在する 収穫後、網袋の中へ入れる。
集団の中から目的に沿う穂を摘み取る。

脱穀時は網袋からバケツへ入れて準備。

試験用の脱穀機を用いて穂から玄麦を取り出す。
脱穀したこれらの小麦(玄麦)は冬場に製粉し、小麦粉としての品質調査などを行います。信州の粉もの文化を支えるため、栽培しやすく美味しい品種を開発してまいります。
育種部