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更新日:2025年12月23日

松本地域振興局

本年度の果実成熟状況調査が全て終了しました

県内10カ所の農業農村支援センターでは、その年の果実の成熟状況に合わせて生産者に適熟収穫を促す目的で果実の成熟状況調査を行っています。松本農業農村支援センターでは、令和7年度ぶどうとりんごの8品種10ほ場の調査を行いました。
美味しい果物を消費者まで届けるためには、果実を適熟で収穫することが大切ですが果実の成熟状況は年によって大きく異なります。近年は地球温暖化により成熟状況の振れ幅も大きくなってきています。果実の成熟状況はほ場や樹1本ずつ、1果ずつでも異なるため、収穫タイミングを生産者が総合的に判断するための、判断材料の一つとしてもらうために調査を行っています。
調査を行う項目は品目や品種によっても異なりますが、外部品質として、果実の着色や重量、地色の抜け具合、裂果の有無などを、内部品質として糖度、酸度、果肉硬度、デンプン含量、食味などの項目を調査しています。調査は各品種の収穫目安の約1か月前から毎週行います。
実際に調査を行っていると、平年と比べ2週間以上成熟が早まることもあれば、果実の着色に対して果肉のみが早く熟してしまう、果肉は熟しているのに酸味が落ちてこない、収穫時期が通常違う品種の収穫時期が重なってしまうなど様々な状況が分かります。また、単純に糖度が高ければ食味が高くなるものではなく、他にも酸味や香気、食感など複雑な要素のバランスで成り立っています。今後も地域の美味しい果物を最も美味しいタイミングで生産者が収穫出荷できるよう引き続き調査を行っていきます。
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ふじの熟度調査風景(内部品質調査)

お問い合わせ

所属課室:長野県松本地域振興局松本農業農村支援センター

松本市大字島立1020

電話番号:0263-40-1915

ファックス番号:0263-47-7822

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