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更新日:2025年12月19日
松本地域振興局
県内の10地域振興局内にそれぞれ設置されている「農業農村支援センター」では、地域の農業者が抱える様々な課題の解決や新たに就農を希望される方の支援など、幅広い分野の取り組みをしています。
農業農村支援センターには、農業改良助長法に基づく「普及指導員」という資格をもつ職員がいます。
本県の普及指導員の自主的組織として「長野県普及職員協議会」があり、会員の資質向上や普及活動の充実等に取り組み、毎年4つのブロック別に研修会を開催しています。
松本農業農村支援センターは、木曽及び北アルプス農業農村支援センターと3センターで中信ブロックに入り、本年度は松本農業農村支援センターが幹事となり、令和7年11月6日(木曜日)に研修会を開催しました。
当日は、午前中に安曇野市で現地の視察を、午後に各支援センターの代表者が日々の活動事例を発表しました。
現地研修では、安曇野生まれの夏秋いちご新品種「あまあづみ」と安曇野の特産品「わさび」栽培ほ場の視察を行いました。
夏秋いちご新品種「あまあづみ」については、育成者から育成の背景や品種の特性等を、安曇野市役所の担当者からブランド化の取組等を説明いただきました。
「わさび」については、日本最大級のわさび農場の「大王わさび農場」にて、安曇野市役所の担当者から「安曇野わさび産地強化プロジェクト」の取組ついて説明いただき、大王わさび農場の担当者に「わさび田」の中も案内していただきました。
いずれも安曇野市の特徴的な品目・取組であり、普段は入ることが出来ない貴重な視察になり、参加者一同大変刺激になりました。
午後の普及活動事例発表では、木曽、北アルプス、松本の3つの農業農村支援センターから合計4つの事例について、日々の普及活動の内容から、実態把握と問題の発見、課題・目標の設定、目標を達成するための計画や得られた成果などの発表がありました。
参加者からはそれぞれの取り組みに対して様々な意見が出され、良い意見交換の場となり、新たな知識を得る貴重な機会になりました。
松本農業農村支援センターでは、今回の研修会で得られた知識等を活かしつつ、地域の農業者やこれから農業の道を目指そうとされる方に対して、今後も寄り添った支援活動を行っていきたいと思います。

夏秋いちご新品種「あまあづみ」栽培ほ場視察の様子

わさび田見学の様子

普及活動事例発表の様子
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