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更新日:2020年2月14日

第1059回長野県教育委員会定例会会議録

1日時

令和2年(2020年)1月16日(木曜日)

午後2時から午後3時25分まで

2場所

教育委員会室

3議題

 

○議題

議第1号職員の処分について

議第2号新たな入学者選抜制度導入に係る今後の対応について

議第3号学校医等の公務災害補償に関する規則の一部を改正する規則案について

議第4号長野県文化財保護審議会への諮問について

 

 

育長報告事項

(1)令和元年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査の結果について

 

4出席者

○教育長

原山隆一

 

○委員

教育長職務代理者伏木久始

委員矢島宏美

委員荻原健司

委員中澤眞弓

 

○その他

轟教育次長、三輪教育次長、内堀高校改革推進参与、尾島教育参事兼教育政策課長、

北村参事兼義務教育課長、塩野参事兼高校教育課長、坪井特別支援教育課長、

佐倉参事兼学びの改革支援課長、松村心の支援課長、小林文化財・生涯学習課長、

神田参事兼保健厚生課長、内山参事兼スポーツ課長、越国体準備室長

 

会議録

 

原山教育長

ただ今から、第1059回教育委員会定例会を開会いたします。

初めに、本日、塚田委員から所用のため欠席する旨の報告がございました。過半数の委員の出席を得ておりますので、「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」第14条第3項の規定によりまして、本会議は有効に成立していることを申し添えます。

本日の審議事項中、議第1号「職員の処分について」は、特定の個人に関する情報が含まれている案件でございます。つきましては、議第1号を非公開とすることが適当と思われますが、ご異議ございませんか。

 

全委員

議なし。

 

原山教育長

ご異議ございませんので、議第1号は非公開とすることに決定いたしました。

なお、非公開案件につきましては、本日の最後に審議することといたします。

それでは、議題に入ります。議第2号「新たな入学者選抜制度導入に係る今後の対応について」、塩野高校教育課長から説明をお願いいたします。

 

塩野高校教育課長

(資料説明)

 

原山教育長

ただ今の説明につきまして、ご意見、ご質問があればお願いいたします。

 

伏木教育長職務代理者

それでは私のほうからお願いします。まず、担当の事務局の皆さんが、私たち教育委員の意見を含めて広く県民の声を整理されて、今回の対応にまとめられたことに敬意を表したいと思います。

3点申し上げたいのですが、1点目、中学校3年間を新しい学習指導要領で学ぶことになる子どもたち、すなわち現小学校5年生が受検する2024年度選抜から、この新たな入試選抜制度を導入するとしたことは、大変良かったと思います。妥当だと思います。

2点目、不登校生などへの配慮内容についてです。ここはいろいろな県民からも意見をいただいていると思います。この方向性として、とても大事にしたいと思うことなのですが、誰がどんな情報をどんなふうに記載していくのかという具体的なレベルになったときに、この趣旨が生かされるように、ぜひお願いしたいと思います。

3点目です。9月を目途に公表されるということになっていますが、そこまでの間に、ぜひ中学校の進路指導主任クラスの方々と、高等学校の入学試験責任者クラスの実務者同士が顔を合わせ、実際に日常の教育現場の中で、この入試業務がいい方向で循環していけるように、お互いの意見を交換する会議もご検討ください。どういう資料が入試に必要で、どんなものが不必要なのかという議論をするいい機会になるかと思いますので、そんな場を設ける努力をしていただきたいというのが3点目です。

最後に全体的なことで、前回も申し上げましたが、これが入試制度のテクニカルな部分だけの議論にならないように、最後にご紹介がありました3の(4)の新しい時代の幼保小中高一貫した「学びの改革」という、県が取り組んでいるこの全般的な考え方をまず浸透させていきながら、この中に入試制度改革もあるんだという文脈に落とし込んでいっていただきたい。県民の声の中には、それぞれ利害関係もあり、一生懸命なんだけれども、学校教育に新しく求められている改革の方向性とは少し違うのではないかと言いたいところもあります。今、県の取り組みを真摯に訴えつつ、その一部の入試改革を説明するという方向を大事にしていただきたいと思います。以上です。

 

塩野高校教育課長

ありがとうございます。さまざまなご意見を頂戴して、現小5からの導入に向けてさまざまな準備を進めていきたいと考えています。

不登校生等への配慮に関しては、具体的に趣旨を生かす方向であるとか、それから現場の声を聞く方法であるとか、学びの改革支援課、義務教育課等とも相談をしながら、現場の声がきちんと反映できるような形の方策を考えていきたいと思います。ありがとうございます。

 

中澤委員

ありがとうございました。現5年生が受検するときということで、一つの時期としてはすごく納得できる時期が得られて、本当に良かったなと思っています。本当にあっという間だと思いますが、今、先生たちご自身も新しい学びが始まったところで、まだそこが授業改善にまでつながっていない状況の中で、これだけ時間があれば、少しずつ見えてくる形もできてくるんではないかなということが一つです。

それから、学習評価というところで、本当に子どもたちの得意や個性が生かされるような学習評価を見つけ出していただけたらと思いますし、一緒に考えていけたらと思います。ありきたりではない、今までが当たり前ではないところから、もう一回一緒に考え出していけたらいいと願っています。ありがとうございました。

 

塩野高校教育課長

ありがとうございます。先ほどの伏木委員のご意見にも重なるわけですけれども、学びの改革という現在進めている考え方をきちんと定着させ、あるいは進行させていくその中で、今のお話にもありましたが、授業改善もどういった得意な子どもたちをどんなふうに資質・能力を育てていくかという大きな観点の中で動くべきものでありますので、そういったご意見もぜひ大事にしながら、学びの改革の中で進めていければと思っています。ありがとうございます。

 

矢島委員

ありがとうございました。とても丁寧な内容になっているかと思います。いただいたご意見などは、これから丁寧に話されていく中で納得されていくと思います。これが2022年から2024年に延びたわけですけれども、この2年間の中で、日本や世界におけるという全体を見た中で、長野県の子どもが取り残されないようなところを、現場の中でもお願いしたいと思います。

私はこの延びた2年間の中で、大きな変化があると思います。特に不登校の子どもたちの学びの場というところで、新たなたくさんの学びの場が出てくると思いますので、その中での声やその変化をしっかりキャッチしながら、それにまた対応できるような、今決めたからといってそれをずっと4年間延ばすのではなくて、その時期における変化、それに対してのしっかりした対応などもしていただきたいというのを願っています。

 

塩野高校教育課長

ありがとうございます。入学者選抜制度についても、迅速な対応を求めるというご意見も一方でいただいているところであります。従って、今回こういう形で決めさせていただきましたけれども、流れていく中で変化に対しても当然必要な対応はできるように、その辺についても心をしっかり持ってやっていきたいと思います。ありがとうございます。

 

原山教育長

ほかにいかがでしょうか。よろしいでしょうか。

それでは、議第2号を原案どおり決定したいと思いますが、ご異議ございませんか。

 

全委員

議なし。

 

原山教育長

ご異議ございませんので、議第2号を原案どおり決定いたします。

次に、議第3号「学校医等の公務災害補償に関する規則の一部を改正する規則案について」、塩野高校教育課長から説明をお願いいたします。

 

塩野高校教育課長

資料説明)

 

原山教育長

ただ今の説明につきまして、ご質問、ご意見があれば発言をお願いいたします。

よろしいでしょうか。それでは、議第3号を原案どおり決定したいと思いますが、ご異議ございませんか。

 

全委員

異議なし。

 

原山教育長

ご異議ございませんので、議第3号を原案どおり決定いたします。

次に、議第4号「長野県文化財保護審議会への諮問について」、小林文化財・生涯学習課長から説明をお願いいたします。

 

小林文化財・生涯学習課長

(資料説明)

 

原山教育長

丁寧な説明ありがとうございました。ただ今の説明につきまして、ご質問、ご意見があれば発言をお願いいたします。

ろしいでしょうか。それでは、議第4号を原案どおり決定したいと思いますが、ご異議ございませんか。

 

全委員

議なし。

 

原山教育長

ご異議ございませんので、原案どおり決定いたします。

続いて、教育長報告事項に入ります。「令和元年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査の結果について」、内山スポーツ課長から説明をお願いいたします。

 

内山スポーツ課長

(資料説明)

 

原山教育長

ただ今の説明につきまして、ご質問、ご意見があれば発言をお願いいたします。

 

荻原委員

体力うんぬんは少し置いておいて、朝食を取らない生徒が増えているというのは、どうにかしたいなという気がします。やはり朝食を食べることで脳も働きますし、一言でいうと元気が出てくる。そうすれば結果的には体を動かそうという子も出てくるかもしれないし、やはり脳みそというのはかなりエネルギーを使いますので、ここは子どもたちにどうやって運動をさせるかということよりも、朝食はしっかり食べましょうというのを、まずは徹底させるということが必要ではないかと感じました。

 

内山スポーツ課長

ありがとうございます。朝食の重要性はこの後、保健厚生課長からお話があると思いますけれども、われわれが中学生期のスポーツ活動指針をつくるときにも、朝食を抜く生徒が多いといったようなことも踏まえて、朝部活の見直しを発信してきたところであります。ご指摘いただきました観点も含めて、また学校現場につなげてまいりたいと思っております。ありがとうございます。

 

神田保健厚生課長

今、委員さんからご指摘いただきましたように、朝食の重要性につきましては、栄養教諭を中心に学校現場でも指導をしております。特に今年は須坂市で食育の取組を行っており、受験期にある中学3年生に向けて、脳科学者の先生に朝食の充実と脳の発達等について講演いただきまして、そういったものを踏まえて指導しています。

また今後とも、欠食が少なくなるように努力していきたいと思います。

 

中澤委員

よろしくお願いします。今後の取組のところの2番に、遊びや運動を身近なものにという提案がありますが、本当に遊びを授業として意識していけないのだろうかと考えています。休み時間を利用するとかではなくて、授業として取り組むことはできないだろうかと思っていて、これはスポーツ課だけではなく、学びの改革支援課であったり、義務教育課であったり、遊びの授業というのは可能にならないかなと考えています。

保育指針のほうでも、今まではけがをすると危ないからという理由で、遊びや活動にどんどん消極的になっている現状を受けて、新保育指針では、上手にけがをさせよう、大きなけがをしないために存分に遊ばせようということがしっかり強調されてきていて、この辺りというのは、小中もかなり意味があるのではないかと思っています。

たっぷり遊ぶことで体力が勝ってきている、普通のいわゆる体操教室へ行くとかというよりもそういうデータも出ていますし、遊びというのは体力だけではなくて、主体性であったり、考える力であったり、協調性であったり、何よりも楽しい。不登校やいじめの問題とも関わってくるだろうし、何か実現していかないかということを、これを読みながら思いました。

 

原山教育長

学びの改革支援課長、いかがでしょうか。

 

佐倉学びの改革支援課長

まず、幼児期の遊びということは常にご指摘をいただいておりまして、非常に大事な視点だと思っています。その中で子どもたちの主体性、また今回のスポーツ課からの報告もあったように、体力の向上ということも図れると思い、幼児教育支援センターの中でも、しっかり遊びというものを今後も大事にしていきたいと思っております。

また、今ご指摘いただいたように、小中学校ということになるかと思いますが、授業の中での遊び、これも非常に大事な視点かと思っております。しかしながら一方で、どうしても教える授業時間といったものが決まっており、そういった中でなかなか先生方も意識はされていると思うんですが、実現できていないところがあるのが課題かと思っています。

そんな中で、各校様々な工夫をされておりまして、例えば毎日掃除をやっているような学校が、週何回か掃除をやめて、その中で浮いてきた時間を子どもたちの自由な時間、遊びの時間に取り組んでいるような、そんな取り組みをしている中学校もありますので、また好事例として共有していけたらと考えているところであります。

 

中澤委員

小学校以降になると、遊びという名前ではなくなるのかもしれませんが、実際に小中の子どもたちと過ごしていて、いわゆる遊び系のことを始めると、「もう一回やろう、もう一回やろう」と本当にみんな楽しめるんです。そこの中で、困ることやいろいろなことをみんな乗り越えたりすることも話し合いがあったりとかなので、本当に授業時間が限られているけれども、ぜひ体力向上の中にこの遊びというのを、何かしらの形でもっと広げていっていただけたらと願います。

 

伏木教育長職務代理者

今の議論に関連して、学校現場は今でもかなりきゅうきゅうとしている中で、先ほど佐倉課長のほうから、小学校では掃除の時間を削って遊ぶ時間にするという学校も幾つか出てきているということでした。

先日訪問した中学校では、一部の教員が「水曜日の掃除の時間を無しにしよう」と提案したら、やはり伝統的な考えの先生から「いや、掃除をさぼったら駄目だろう」という反論が出されたと伺いました。「掃除はきれいにする時間ではなくて、自分の心を磨く時間だ」という主張です。それも考え方としてはとても大事ですてきな考えだと思いますが、学校内で子どもたちがのびの走り回ることも大事だと思います。

子どもたちが学校に来てからずっと座って授業を受け続けるというのが日本では珍しくないですね。ヨーロッパでは、随分前から肥満が問題になっていて、次々に運動プログラムが正規の授業の時間の中に導入されるようになりました。フィンランドでは、1時間の授業中、ずっと同じ席に固定して座り続けさせてはいけないという指導理念があって、アクティブラーニング等も含めて子どもたちは授業中もいろいろと活動しながら授業をしているというのが、今の先進国の状況にあります。

長野の伝統を否定するつもりはさらさらありませんけれども、やはり子どもは遊びながらいろいろなことを学び、人間関係を学び、そして先生と子どもがそういう時間帯でまたつながるということも確実にあるので、何かいい方向に応援メッセージを出せるといいかなと思います。

一つ、可能であればということで私のほうから事務局にお願いがあります。私たち教育学者からすると、このデータはとても丁寧にまとめられていてありがたいと思うんですが、それぞれ小学校5年生と中学校2年生までの3年間のタイムラグがあります。同時期にそれぞれの結果がどうかというデータももちろん重要ですが、小学校5年生のときのその子たちが3年後どうなっているのかという観点からデータの経緯を見ると、学校現場や教育委員会の取り組みの成果と課題を読み取りやすくなります。無理のない範囲で、現状のデータとプラス3年間の推移が分かるような資料を今後作成していけるようご検討いただけたらと思います。

 

内山スポーツ課長

変貴重なご意見をありがとうございました。おっしゃるとおり、これまで取り組んできた成果や評価というのをどこで評価するかというのを悩んでいるところもございましたので、そういう意味では同じ子どもたちを追い掛けて、その成果がどうなったかということを評価して、また学校現場につないでいくことが重要だと思います。

本県のみならず、全国の状況も踏まえて、また調査してまいりたいと思います。ありがとうございます。

 

矢島委員

今のご説明を聞く中で、学校現場であったり、教育委員会であったり、危機感を感じていると思いますが、その危機感が家庭までは下りていないんだろうなというのを感じました。3ページのところで体力合計が低下した主な背景というところで、スクリーンタイムが増加したとか、肥満であるとか、朝食を食べない児童の増加、これは家庭での問題であって、学校ができることはもちろんあるんですけれども、主は家庭でやるべきことかなと思います。

ですから、運動量が少なかったり、体力がなかったりするとどういう問題が出て、今だけではなくて、今後その子たちが成長していく段階でどのような問題が実際に起きるのかという問題意識をもう少し丁寧に、お便りだけではなくて、朝食の問題とかはお便りだけではなかなか見てもらえなかったりすることがありますので、入学式とか結構保護者が集まるようなときに、そういう体力も全部含めた中での、家庭でもっとこういうことができるんではないかと、「体力がないとこういう困り感があるんですよ。だから家庭でもこういうことをしてください。」というようなアプローチの仕方、例えば送り迎えを暗に車でしてしまうようなところも、歩かせてくださいとか、そういう提案ができるかと思います。もっと家庭を巻き込んでいいのではないかと感じました。

それから、私はもっと子どもを活用したらいいかと思います。特にダンスなんかは大人よりも子どもたちのほうがバランス感覚も良い場合もあります。授業はどうしても先生がやらなければいけないというものではなくて、ダンスが得意な子どもたちもいると思いますので、そういう人たちがリードするとか、見本を見せるとか、そういう中で学んでいく。また、ストリートパフォーマンスではないですが、学校のある所で、この時間は踊って、みんなが見て、楽しそうだなとか、少し周りでやってみようかとか、何かもっと柔軟に、子どもたちが持っている体力的なもの、それから能力的なものを学校で披露できる場とかを、大げさにするのではなくて、当たり前のように休み時間になったらできるとか、もっと楽に子どもが表現できる場があったらいいかなと思いました。

 

内山スポーツ課長

ありがとうございました。それぞれしっかり検討してまいりたいと思います。

まず、1点目の家庭にもう少し生活上の困り感なども含めた形を下ろしたほうがいいんではないかというお話でございます。先ほど「体力向上プラン」というのは、学校だけではなくて地域や保護者にも下ろしていきたいという説明を申し上げましたが、その中で、どんな形でお見せするのがそれぞれ皆さんの心に響いてもらえるかということも考えながら、今後検討してまいりたいと思います。

2点目のダンスのお話でございますが、われわれも今回のダンス授業に関しては、中学1年生が対象ということでありますが、できればこの中学1年生が起点となって、ほかの学年や、あるいはそれがまた「ゆる部活」につながったり、あるいは地域でのダンスのこういった集まりがあれば、そこにまた小学生や高校生とかいろいろな方が交わるようなところにつながっていくといいなという希望を持っております。今いただきましたご意見をどんな形で実現できるのか、じっくり検討してまいりたいと思います。どうもありがとうございました。

 

原山教育長

ほかにいかがでしょうか。よろしいでしょうか。それでは、以上で教育長報告事項を終了いたします。

ここで公開による審議を終了いたします。これから非公開の審議に入りたいと思いますので、恐れ入りますが、傍聴人の方は退出をお願いいたします。

 

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