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更新日:2020年3月31日
平成30年(2018年)4月26日(木曜日)
午後1時45分から午後2時20分まで
県教育委員会室
○議題
議第1号白馬高等学校学校運営協議会委員の委嘱について
議第2号平成30年度長野県教科用図書選定審議会委員の委嘱について
報第1号平成29年度児童生徒教育委員会表彰被表彰者の追加について
○教育長報告事項
(1)創造的な2週間の実施について
(2)平成29年度特別支援学校高等部卒業者の進路状況について
(3)平成30年3月公立高等学校卒業者の就職内定状況について
○教育長
原山隆一
○委員
教育長職務代理者耳塚寛明
委員矢島宏美
委員荻原健司
委員塚田裕一
委員中澤眞弓
○その他
轟教育次長、三輪教育次長、内堀高校改革推進参与、尾島教育政策課長、
北村参事兼義務教育課長、塩野参事兼高校教育課長、永原特別支援教育課長、
佐倉参事兼教学指導課長、加藤全国高等学校総合文化祭推進室長、
小松参事兼心の支援課長、井上文化財・生涯学習課長、神田保健厚生課長、
内山スポーツ課長、越国体準備室長
原山教育長
たただいまから、第1037回教育委員会定例会を開会します。
それでは、議事に入ります。最初に、議題1号「白馬高等学校学校運営協議会委員の委嘱について」、塩野高校教育課長から説明をお願いします。
塩野高校教育課長
(資料説明)
原山教育長
ただ今の説明につきまして、ご質問、ご意見がありましたらお願いします。
よろしいでしょうか。それでは、議第1号を原案どおり決定したいと思いますが、ご異議ございませんか。
全委員
異議なし。
原山教育長
ご異議ございませんので、議第1号を原案どおり決定します。
次に、議題2号「平成30年度長野県教科用図書選定審議会委員の委嘱について」、佐倉教学指導課長から説明をお願いします。
佐倉教学指導課長
(資料説明)
原山教育長
ただ今の説明につきまして、ご質問、ご意見がありましたらお願いします。
よろしいでしょうか。それでは、議第2号を原案どおり決定したいと思いますが、ご異議ございませんか。
全委員
異議なし。
原山教育長
ご異議ございませんので、議題2号を原案どおり決定します。
次に、報題1号「平成29年度児童生徒教育委員会表彰被表彰者の追加について」、尾島教育政策課長から説明をお願いします。
尾島教育政策課長
(資料説明)
原山教育長
ただいまの説明につきまして、ご質問、ご意見がありましたらお願いします。
よろしいでしょうか。それでは、報第1号を原案どおり承認したいと思いますが、ご異議ございませんか。
全委員
異議なし。
原山教育長
ご異議ございませんので、報題1号を原案どおり承認します。
続いて、教育長報告事項に入ります。教育長報告事項(1)「創造的な2週間の実施について」、尾島教育政策課長から説明をお願いします。
尾島教育政策課長
(資料説明)
原山教育長
ただいまの説明につきまして、ご質問、ご意見がありましたらお願いします。
耳塚教育長職務代理者
単純なことから。対象職員のところにある、「学校以外の一般職の常勤職員」というのは、具体的にはどういう方々を指すのでしょうか。
尾島教育政策課長
教育委員会の中でも、高校・特別支援学校についてはやはり生徒がいますので、除いています。それ以外で、例えば臨時的任用の方で期間が決まっている方を除く、全ての職員です。
原山教育長
機関としては教育事務所等といったイメージです。
尾島教育政策課長
教育事務所もそうですし、図書館等も全て含んでいます。ですので、高校・特別支援学校を除く全てになります。
耳塚教育長職務代理者
通常の休暇とどういう点が違うのでしょうか。
尾島教育政策課長
趣旨の4行目にもありますように、一定期間仕事を離れるということで、基本的には2週間程度取っていただきます。創造的な2週間ということですので、通常ですと1日、2日という形がほとんどの年次休暇ですけれども、基本的には自分できちんと計画を立てて取得してもらうということです。
原山教育長
私から。そもそも、我々が学校教育をこれから大きく変革しようとしているのは、なんのためかというと、子ども達が創造的な学びを進めていく、つまり、いままでのように知識を単純に身に着けるということだけではなくて、自分達が自ら考え、新たな価値を創造できるような、創造的な教育を進めようとしているためです。それをバックアップする、あるいは進めていこうとする教育委員会が、そういうことを率先してやっていく必要があるのではないかと。常に毎日同じパターンで仕事をして、職場と家庭との往復だけをやっているような中で果たして本当に創造的な仕事は生まれるのだろうかという問題意識があります。実現するためには何が必要かと考えたときに、本当はそれぞれの職員が自分で20日から40日の年次有給休暇を自由にとれる環境がふさわしいと思いますが、現実的にそれは難しいです。
一方で、超過勤務があるという状況の中で、どうしたらその環境を整えられるかどうかということを現実的に考えたときに、少なくとも2週間程度、職員が自分の意思で、年次有給休暇をとれるという環境を作ってあげたらどうかというのが発想です。従って、そのためには、全ての課、係で本当にその人が休めるとしたらどこだろうということを、年間の業務計画の中でしっかり立てる必要があります。それを昨年度の3月に一生懸命考えてやってもらいました。4月に新たに入ってきた人もいますので、見直した上で、あなただったら、皆がカバーすることによって何月に2週間休める環境を整えられますね、というのがこの計画です。その計画の上に立って、では自分は休みを取るかどうか、それは自分の休暇をどうするか、ということですから、個人の判断です。私としては当然取ってもらうことを推奨したいですが、取るか取らないか、あるいは、年次有給休暇をもっと分けて取りたいという人もたくさんいるわけですから、それは当然自由です。ただし、2週間の連続休暇を取りたいという環境は少なくとも整えてあげたい。その上でその職員の自主的な判断のもとで2週間連続して休む、あるいは休まない、ということを自由に決めてもらいたいと思います。もちろん年次有給休暇ですから、その使い方は全く個人の自由です。そういうことをまずやってみたい、始めようとしています。
中澤委員
ワクワクしてしまいます。創造的なというテーマが書かれていますが、計画報告や、実際にやったことの報告というのはするのでしょうか。
原山教育長
全く求めません。年次有給休暇は個人の権利ですので、何に使おうと当然個人の自由です。
中澤委員
おそらく、創造的な2週間を過ごして、創造的な子ども達の日々を実感される方が出てくると思います。面白いことがあったらぜひ聞きたいなと思います。
原山教育長
誰しも、自分が経験したことに対して共有したいという気持ちが起こってくると思います。ですので、求めませんが、自然発生的に皆の中で話題になっていくのだろうな、ということを期待しています。
耳塚教育長職務代理者
考えてみますと、当たり前のことを、当たり前にできるように、組織として環境を整えましょうということですよね。そういってしまうとあまり面白くないとも言えますが、しかし結果として本当にクリエイティビティに結びついていくという捉え方をして、実際にそうなるといいなと思います。
塚田委員
フォートナイト、というのは造語なのですか。
原山教育長
2週間をどのように言うのかというと、通常はツーウィークですね。英語の先生に聞いてみました。塩野課長は、イギリスに1年間、教員になってから留学をしていまして、聞くとイギリスでは「フォートナイト」という言い方をしていて、シェイクスピアの時代から2週間単位で物事を決めたり考えたりするという習慣があるということです。アメリカでは使いませんが、イギリスではフォートナイトという言葉を今でも使うということです。クリエイティブフォートナイトは全くの造語ですが、フォートナイトは言語としてあります。
塚田委員
これは非常に参考になると思っていて、私も会社で使わせてもらおうと思います。有給消化を強制はできませんので。5、6月の実施初期について問題点があれば検証するとありますが、対象者が21名しかいないので、もう少し様子を見て考えてもいいと思います。
原山教育長
やってみないと分からないことはたくさんあると思います。現実に、業務が回るかどうかということもあります。しかし、誰かが一歩を踏み出さない限り、なにも変わっていかないのだろうという思いもあります。2週間も、実際に取ってみたら無意味だった、と思う人もいますでしょうし、すごく意味があると思う人もいるでしょう。私は、2週間を取ってもし意味がなかったなと思うのであれば、今までと同じ仕事、働き方を望むということだと、逆に思います。では働き方改革とは一体何なのだろう、と。改革したあとの自分はどういう働き方をしたいのか。今までと同じ働き方をしたいのか、それとももっと違う働き方をしたいのかということを考えてもらう契機にもなると思います。
矢島委員
私は本当に素敵だと思います。ぜひ、新しいことにチャレンジしていただきたいというところと、結果的に、報告とかは一切なしで、本当に休暇という形で、個人の権利として取得していただきたいと思います。結果的に質の高い仕事を実現するためということですが、やはりそうなるのかなと思います。普段の生活から離れるというところと、2週間取れるというワクワク感というか、今までにはなかったことをしたり、何をしようかということを考えたり、仕事のことを思ったり、いろいろとあると思いますが、大人が楽しんでいる姿を子ども達に見せたいということが重要だと思います。学校現場で先生たちが時間短縮等を行っている中で、県教育委員会事務局からまずは率先してやってみるということが、教育現場にも波及効果を及ぼして、結果子どもに還元されていけばいいかなと思いますので、ぜひやっていただきたいと思います。
原山教育長
私も、創造性を育み、新しい社会、未来を作るんだということを、これからの教育として掲げていく以上、子ども達に求めるのであれば、まず自分達がやるべきだと思っています。子ども達に、我々が作った新しい未来を見せてあげたいと思います。
耳塚教育長職務代理者
これは、教育委員会でなくてはできないということではないですよね。
原山教育長
もちろんです。
耳塚教育長職務代理者
他の県庁の部局や学校ではどうなのでしょうか。
原山教育長
知事部局等、教育委員会以外はどうなのかということですが、これに関しては今年の仕事始めの部局長会議で私が発言をして、その後知事会見の中で「いい取り組みで評価する」ということでしたが、知事部局に関してはいろいろと考えた上で提案があれば、という話もされていましたので、そういう方向であると思います。学校現場について言えば、学校における働き方改革の共同メッセージを昨年出させていただきましたが、方針の中の最後で、地域や保護者の理解を得た上で長期的に検討するべき事項として掲げているものに、長期休業中の一定期間、閉庁日を作るということで、一切先生方は出てこなくていいという期間を、ある程度長い期間取って、先生方も休めるようにということを考えています。方向性としては同じ方を向いて、ただし、学校に関してはいろいろと実現におけるハードルもありますので、それをクリアしながら進めていきたいと思います。
中澤委員
働き方についてもそうですが、改革するというのは、目先のことだけやっていてもなかなか変えられなくて、思い切って変えることで見えてくることがたくさんあると思います。これがなにかのきっかけになると面白いなと思いました。先生達自身の忙しさや、働き方について、どこを削っていくかという問題ですが、私自身が保育者として、忙しかったり辛かったりしても、ワクワクと悩む、ワクワクと苦しむという、やりたい気持ちがいっぱい、といったことがあります。そういう気持ちになれるような、忙しさをあえて受け入れていくような気持ち、状況になっていけばいいなと思います。
原山教育長
他にいかがでしょうか。それでは以上で、教育長報告事項(1)を終了します。
続いて、教育長報告事項(2)「平成29年度特別支援学校高等部卒業者の進路状況について」、永原特別支援教育課長から説明をお願いします。
永原特別支援教育課長
(資料説明)
原山教育長
ただいまの説明につきまして、ご質問、ご意見がありましたらお願いします。
矢島委員
だんだんと就職率が上がっており、良い傾向だと思います。昨年から技能検定が始まりましたが、その効果はまだ出ていないのでしょうか。
永原特別支援教育課長
技能検定について、3年生は現場実習等で手一杯になってきますので、モデル事業は1年生、2年生で行っております。今年度に期待したいと思います。
矢島委員
技能検定の種類がまだ少ないのですが、例えば接客等、分野を広げていく可能性はありますか。
永原特別支援教育課長
まずはベースとなる清掃についてしっかりと行うということだと思いますが、アビリンピックに挑戦している生徒もいますので、それに含まれている接客やフラワーアレンジメント等を参考にしながら増やしていきたいと思います。
原山教育長
他にいかがでしょうか。それでは以上で、教育長報告事項(2)を終了します。
続いて、教育長報告事項(3)「平成30年3月公立高等学校卒業者の就職内定状況について」、佐倉教学指導課長から説明をお願いします。
佐倉教学指導課長
(資料説明)
原山教育長
ただいまの説明につきまして、ご質問、ご意見がありましたらお願いします。
荻原委員
県内で就職したか、県外で就職したかはどこかで出されるのでしょうか。
原山教育長
1ページの1番に記載されています。
荻原委員
ありがとうございます。
原山教育長
他によろしいでしょうか。それでは以上で、教育長報告事項(3)を終了します。
その他なにかございますか。それでは以上をもちまして、第1037回長野県教育委員会定例会を閉会いたします。ありがとうございました。
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