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更新日:2018年12月3日

(22)集中豪雨

(22)集中豪雨(平成14年8月4日)

被害地域
東信地域、県北部
被害状況
人的被害(人):死者1
住家被害(棟):床上浸水3/床下浸水43

道路も庭も一面、川と化した怒濤の数時間

小諸市K.Tさん(58歳・養殖業)

 

小諸は町全体が坂のようなもので、一度大雨が降ると道路も庭も川のようになってしまいます。平成12年8月の大雨でも市内で床上浸水や床下浸水の被害が出ましたが、先日の大雨はさらに想像を絶していました。私の家はここに住んで80年になります。家の前の道路と並行して流れる川は、年に2、3回は水があふれますが、床上浸水は初めてでした。後で聞いたのですが、あの時、小諸駅の雨量計は1時間に40mmを超える雨量を観測したそうです。

あの日、豪雨に心配はしましたが、いつものことと思い、普段どおりにすごしていました。しかし、午後4時をまわった頃です。家の裏口の少し開いていた窓のすき間から、なんと水が流れ込んでくるではありませんか。すぐに窓を閉めようとしましたが、水量があってびくともしませんでした。川の水はすでにあふれていましたが、さらに、家から30m程上の線路を横切るトンネルから、水があふれ出てきたのです。トンネルの向こうでは2つの川が合流しており、町中の水が一気に集まります。合流した2つの流れは川だけではおさまらず、あふれた水がトンネルを通って家に押し寄せてきたというわけです。数軒上流の家が、川の上に引いていた枕木も、すべて押し流されて来ました。まさか床上にまで達するとは思いもよらないことで、なすすべもなく、ただ呆然とするだけでした。雨がやむと、数時間で水は引けました。坂の多い町のよいところかもしれませんが、水があふれても溜まるということはありません。雨さえやめば、あっという間に水は引けていきます。私の家の1階はフローリングがほとんどなので、水拭きなどをしてとりあえずそのまま生活しています。秋になって湿度が下がってから床を張り替えようと思っています。

私の家は鯉の養殖をしているのですが、この時、鯉たちは池の底にじっとしていました。そのため、幸いにも鯉は流されることもなく無事でした。自然界の動物は、やはり私たち人間よりも賢いのかもしれませんね。

トンネルを工事した30年以上も前に川の工事も行われましたが、その頃と今では環境も大きく変わってきています。道はすべて鋪装され、田んぼは少なくなりました。新しい道路や開発などによって山の木々も少なくなりました。雨が降ると、どこにも吸収されることなく、町中の雨水がこの川に集まって来るのですから、町の中にもう1本用水路をつくるなど、何か対策を講じてほしいとも思います。坂になっているため水が溜ることはありませんが、土のうなどでは対処できないくらい一気に水が増すので、手のつけようがありません。この時床上浸水は私の家だけでしたが、ご近所でも床下までは水に浸かりました。今後も水害を覚悟しながら、その都度対処するしか仕方がありません。

 

教訓
伝えたいこと

地域の環境も時とともに大きく変わるので、河川改修など今を考えて整備した方がよい。
◆常に「覚悟」は必要。しかし「いざ」という時は柔軟な対処を。

 

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